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北海道02・・・「はこだてライナー」乗車記 [鉄道旅行記]

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2016.03.26~28 北海道02
北海道新幹線 開業!
新函館北斗から函館へ・・・
函館本線「はこだてライナー」乗車記(?)
 
  

3月26日に北海道の新函館北斗(しんはこだてほくと)まで開業した、北海道新幹線 (*゚▽゚)/゚・:*【祝・開業】*:・゚\(゚▽゚*)。ついに新幹線が津軽海峡を越えて、北海道へ上陸する時代になりました!w(*゚o゚*)wオオー!。乗り鉄の私はどーしてもその開業初日の北海道新幹線に乗ってみたくて、指定券の争奪戦に参戦 (`・ω・´)-3フンス!。残念ながら東京発の一番列車「はやぶさ1号」という希望は叶わなかったものの、なんとかその30分後の二番列車「はやぶさ47号」には乗ることができ、青函トンネルの通過や地元の方の歓迎を車窓で楽しみながら、新函館北斗まで乗り通してきました バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。今回はその続きです。

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横断幕を掲げて新幹線の乗客を歓迎!
白制服を着ている右の方は、
新函館北斗の駅長さんかな?
お出迎え、ありがとうございます!
ヽ(´▽`*)ノ アリガ㌧☆

東京からの新幹線で到着した、新函館北斗 (・ω・)トーチャコ。真新しいホームには開業したばかりの新幹線を一目見ようと、多くの人が見物に集まっていました w( ̄▽ ̄*)wワオッ!!。東京人の私は新幹線など見慣れていますが、函館の方にとっては今日初めて目にする方も多く、鮮やかなメタリックグリーンのE5系がきっと新鮮に感じることでしょう。新幹線を目の前にして大喜びで飛び跳ねる小さな男の子が、とくに印象的でした w(*゚o゚*)wオオーッ!スゲー!!。記憶には無いけれど、おそらく私が初めて東海道新幹線の0系を見たときも、こんな風に大興奮だったんじゃないかなぁ・・・+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。そんな新幹線ホームからエスカレータを上がって改札口へ向かおうとすると、改札前ではハッピ(法被)姿の方が乗客の一人一人に、何やら袋のようなものを手渡しています (=゚ω゚=*)ンン!?。

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「はやぶさ47号」が到着した新函館北斗。
多くの人でごった返すなか、
改札の前では何かを配っています。
ドゾー(*´∀`)つ□
あ!私にもくださいっ!!
(=゚ω゚)ノ クラサイッ!

実はこれが開業初日に訪れる楽しみのひとつとも言える、乗客への記念品配布です ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪。ちなみに私が乗った「はやぶさ47号」は、「はやぶさ1号」に次ぐ「東京発の」二番列車ではあるけれど、実際に新函館北斗に到着した下り列車のなかでは、新青森発の「はやて91号」(新函館北斗7時38分着)、盛岡発の「はやて93号」(同9時03分着)、仙台発の「はやぶさ95号」(同10時07分着)、そして東京発の「はやぶさ1号」(同10時58分着)に続く、同駅5番目の到着列車(同11時13分着)( ̄  ̄;)5バンメ…。さすがにこれでは頒布品など、すべて捌けてしまったのではないかと半ば諦めていたのですが、嬉しいことに5番目の列車でもまだ配られていました(この日は一日じゅう配っていたのかな?)ε-(´∀`*)ホッ。ぶっちゃけ、そんなにたいしたものではないけれど(失礼っ! ^^;)、マニアにはこういうものがたまらないんです ( ´_ゝ`)フーン。

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さて、気になる袋の中はこんな感じ
(旅行後に自宅で撮影)。
ほとんどが観光パンフレットの類ですが、
H5系新幹線が描かれたクリアファイルや、
「よく来たべ!」と書かれたポストカード、
そして何やら不思議なキャラクターの
ピンバッチなども入っていました。
(゚∀゚*)オオッ!!。

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北海道新幹線特任車掌という肩書の
鈴井貴之さんのポストカード。
この方、北海道出身のタレントさんでしたっけ?。
σ(゚ー゚*)ダレ?
カードは四枚セットで、
他の三枚は北海道の風景写真です。

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なんとも奇妙なゆるキャラのピンバッチ・・・。
(゚Д゚;ノ)ノ キモッ!
これは新函館北斗駅がある北斗市のゆるキャラで、
ご当地名物であるホッキ貝を使ったお寿司、
ホッキ寿司をモチーフにした、
その名も「ずーしーほっきー」。
(゚ー゚*)ズーシーホッキー…。
いちおう制帽をかぶった、
開業記念の駅長バージョンです(笑)。

頒布品をいただいて新幹線の改札口を出ると …((((o* ̄∀)o 、コンコースも多くの人で溢れかえっていますが、これも開業日ならではの光景だと思うと、混んでいても煩わしい気持ちはありません。むしろお祭り気分と言った感じ マツリダ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノマツリダ♪ そのなかで私の目に留ったのは、コンコースにできていたひとつの行列 (=゚ω゚=*)ンン!?。いったい何を配っているのか、もしくは売っているのかしらん・・・と覗いてみたところ (「゚ー゚)ドレドレ、そこで販売されていたのは北海道新幹線開業記念の入場券(いわゆる記念きっぷ)ではありませんか!(゚∀゚*)オオッ!!。これは私も欲しい!!(*°ω°)-3 ムフーッ!。 しかし、この行列に並んでいると、次に乗る予定の列車には間に合わなさそう・・・σ(・ω・`)ウーン…。というのも、実は今の私がいる新幹線の新函館北斗駅は函館市に無く、その北西部に隣接する北斗市に位置し、観光の拠点となる函館市内へ行くには、新幹線から在来線の函館本線に乗り換えなくてはならないのです (゚.゚*)ソーナノ?。そして私が乗って来た「はやぶさ47号」に接続する函館ゆきの快速がまもなく発車時刻となり、その次の列車は約一時間後。このあとの行動計画を考えると、ここで一時間のロスは決して小さくありません (゚ペ)ウーン…。でも・・・せっかく開業日の北海道新幹線に乗って新函館北斗までやってきたのだから、やはり鉄ちゃんとして今日の日付が入った記念入場券は手に入れるべきでしょう (`・ω・´)-3フンス!。私は列車を一本見送ることを決め、入場券の販売列へと並びました λλλλλλλλλλλλλλλ λ…。

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これが並んで購入することができた、
北海道新幹線開業記念の新函館北斗駅入場券
(上が大人用、下が小児用)。
券面には北海道新幹線のH5系や新函館北斗駅などが
描かれています。

列はスムーズに進み、20分ほどで記念入場券をゲット! (σ゚∀゚)σゲッツ!!。図柄は大人用(170円)と小児用(80円)の二種類で、大人用には北海道新幹線のH5系と函館本線の733系が、小児用には新函館北斗駅の新駅舎が描かれています (・∀・)イイネ! (個人的には小児用に新幹線が描かれていた方が、子供は喜ぶと思うけれど・・・^^;)。券種はD型硬券。全国的には今や貴重な存在になりつつある硬券きっぷ(厚紙のようなヤツね)ですが、JR北海道では記念用にちょくちょく発行されるようで、昨年の夏に私が北海道を訪れたときには同様の形態で「北斗星」の引退記念入場券を売られていたのが記憶に新しいところ (´ω`)アッタネ。この硬券記念きっぷは一枚170円と買い求めやすく、開業日のいい記念にもなりました。これは嬉しい収穫です (´¬`)ラキー♪。ただし、列へと並んでいる間に函館ゆきの列車を逃してしまったため、次の列車まで少し時間できてしまいました (・ε・`)シャーナイネ。そこでこの空き時間に、新函館北斗駅前の広場で開催されている新幹線開業イベントなどを覗いてみることにします イッテミヨ…((((o* ̄∀)o。でもそこには、キケンな誘惑が・・・(笑)。

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既存の函館本線の渡島大野(おしまおおの)を大幅に改築し
(以前は小さな無人駅でした)、
新たに新幹線駅へと生まれ変わった、新函館北斗。
こちらは表玄関と言える新幹線側の南口。
ガラス越しに見える白い大きな柱は、
名所トラピスト修道院のポプラ並木を
イメージしたものだそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲16.3.26 函館本線 新函館北斗

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駅舎二階の大きな窓ガラス越しには、
函館のシンボル、函館山の姿が臨めました。
(゚∀゚)オッ!
ちなみに駅前はまだまだ整備途中と言った感じで、
目立つ建物はレンタカー屋くらい。

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新函館北斗の駅前では、
北海道新幹線の開業にちなんだ記念イベント
「北斗おもてなし祭」が開催。
マツリダ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノマツリダ♪
道内各地(主に道南)の名物を扱うブースが建ち並んでいます。
ホッキ寿司、北斗和牛、いかめし、ザンギ(唐揚げ)、
焼きガニ、ヒメマス、函館ラーメン・・・(゚ー,゚*)ンマソ…

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そして、ホタテ焼き・・・(゚A゚;)ゴクリ…

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ホ、ホタテ・・・ (゚¬゚*)ジュルルル…

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ホタテのロッケンロー!!ヽ(≧∀≦)ノ キャーッ!
(なんのこっちゃ・・・^^;)

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ホタテっ!アワビっ!!ビールっ!!!
ε-(°ω°*)ムフーッ!
もう焼いている匂いがたまらなくって、
八雲産のホタテと熊石産のアワビを
いただいちゃいました!
あらためて、北海道新幹線の開業に乾杯っ!
カンペー♪ (〃゚∇゚)ノ凵☆

イベント会場の名産品ブースからは、たまらないほど美味しそうな匂いが漂っています (゚¬゚*)ジュルルル…。私は新幹線の中で駅弁(+BEER)を食べてきたことだし、このあとには函館でお昼ゴハン(+BEER)を食べるつもり。なので、このイベントでの飲食はガマンしようと思っていたのですが・・・ガマン〃(≧へ≦)〃ガマン、つい八雲(やくも)町のブースに吸い寄せられ フラフラ~ (~´ー`)~、ついついそこで焼かれていたホタテとアワビ(+BEER)を頼んでしまいました (*≡∀≡)ノ クラサイッ!。う~ん私ってば、誘惑に弱いなぁ (^^;)ゞポリポリ。でも、北海道の青空の下で食べたホタテとアワビは、最高にウマかった・・・チョー!(゚д゚)ウマー!!。そんなワケで、次の列車までの空き時間はあっという間に潰れ、むしろ発車時間ギリギリに駅へと戻る始末 ε=┌(;´∀`)┘アセアセ。すでにホームへ入線していた函館ゆきのアクセス列車「はこだてライナー」は、新幹線からの接続客と開業見物の方で、かなり混雑していました (´д`;)人大杉…。席に座ることなどできず、私は比較的空いている扉からなんとか乗車 ε-(´o`;)ホッ。

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新函館北斗のホームで待機していたのは、
真新しい733系1000番台の快速「はこだてライナー」。
(´▽`*)ピッカピカ☆
ヘッドマークには函館山や五稜郭公園などが描かれています
(タイトル写真参照)。
私が乗るこの列車はかなり混雑していました。
▲16.3.26 函館本線 新函館北斗

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「はこだてライナー」に乗ろうとしたら、
タイミングよく隣のホームに入ってきたのは、
函館と札幌をむすぶ、特急「スーパー北斗」。
(゚∀゚)オッ!
新幹線の開業により新函館北斗には、
すべての特急「北斗」・「スーパー北斗」が
停車するようになりました。
札幌方面へ向かうにはこの列車へ乗り継ぐことになります。
ちなみにこの編成は新たに投入された
リニューアル色のキハ261系。
▲16.3.26 函館本線 新函館北斗

ちょろっと先述したように、新幹線の新函館北斗は北斗市にあり、函館へ行くには在来線である函館本線の列車へと乗り継がねばなりません ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。その新函館北斗と函館の間をむすぶ新幹線接続のアクセス列車が、新幹線の開業と同時に運転が開始された新設の「はこだてライナー」です (゚∀゚*)オオッ!!。この「はこだてライナー」には速達タイプの快速列車と、各駅に停まる普通列車の二種別あり(どちらも使用車種は同じ)、新函館北斗~函館の17.9キロが概ね、快速で19分(最速列車で15分)、普通で22分 (・o・*)ホホゥ。私などは元々この区間(函館本線の旧・渡島大野~函館)の列車に何度か乗車した経験があるので、なんとなくの距離感や所要時間が分かっていますが、新幹線で初めて訪れる方にとっては、函館まで案外時間がかかるものだな・・・と感じるかもしれませんね σ(゚・゚*)ンー…。それでも速達性を向上させるために、元々は非電化でディーゼルカー(気動車)が使われていたこの区間を電化(交流電化)し、新型電車の733系1000番台を導入 (´▽`*)ピッカピカ☆。どうにか20分程度にまで所要時間を縮めたのです ( ̄。 ̄)ヘー(ちなみにディーゼルの普通列車だと、同区間は約30分)。

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パンフレットに載っていた、
新函館北斗と函館の位置関係。
新幹線を降りたら、そこが函館!
と、いうワケではないんですね・・・σ(゚・゚*)ンー…。
ちなみに「はこだてライナー」が走る函館本線上には
新函館北斗と函館の間に五稜郭しか記されていませんが、
実際はほかに、七重、大中山、桔梗の三駅が存在します。

私が乗った「はこだてライナー」は快速列車で、途中の七重(ななえ)、大中山(おおなかやま)、桔梗(ききょう)の三駅を通過し バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ、次の停車駅は五稜郭。この駅名を聞くと、観光名所・五稜郭公園の最寄駅かと思ってしまいますが、駅から公園までは約二キロの距離があり、あまりアクセスがいいとは言えません(いちおうJRの駅としては最寄りだけれど)σ(゚・゚*)ンー…。「はこだてライナー」の車内放送(自動放送)でも「五稜郭公園へお越しの方は終着の函館までご乗車になり、函館駅前から市電や路線バスをご利用いただくのが便利です」との案内が流されました ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。そんな五稜郭を出ると、次は終点の函館です。ところで、本来はこの「はこだてライナー」からの車窓風景などもお伝えしたかったところなのですが、車内がかなり混雑していたため、私はつり革につかまって立つのがやっとの状態。車窓の撮影はできませんでした (´Д⊂ムリポ。この区間の車窓は特に景色がいいわけではないけれど、新函館北斗を出てすぐに見える函館新幹線総合車両所(北海道新幹線の車両基地)や、七重での藤城線(函館本線・七重~大沼の短絡線)分岐、五稜郭機関区(JR貨物の車両基地)、そして函館運転所(JR北海道の車両基地)など、けっこう鉄的な見所が満載だっただけに、車窓がじっくり見られなかったのはちょっと残念 (・ε・`)ザンネン…。こんな簡素な乗車記では「タイトルに偽りあり」なのですが、他にいいタイトルが浮かびませんですた・・・人( ̄ω ̄;)スマヌ。

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新函館北斗から快速で20分ほど、
函館に到着 (・ω・)トーチャコ。
混んでいて座れはしなかったけれど、
新型車両733系の乗り心地は良かったです。
▲16.3.26 函館本線 函館

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「はこだてライナー」に使われる733系は
出入口が片側三扉、座席はロングシートという
都市圏仕様の近郊型電車です。
函館で全員下車したところで一枚。
(^_[◎]oパチリ。
(混雑で乗車中の景色が撮れなかったぶん、
このようなカットでお茶を濁させていただきます
 (^^;)スンマソン)

新函館北斗1234-(函館3340M はこだてライナー)-函館1249

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函館に着いて最初に私の目を引いたのが、
駅に隣接する函館運転所の構内に留置されていた、
大量の789系 w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。
この車両は北海道新幹線開業以前に
新青森と函館の間を津軽海峡線でむすんでいた、
特急「スーパー白鳥」に使われていたものです。
まだ車齢の若い同車は今後、
道内の特急列車(「スーパーカムイ」や「すずらん」?)に
コンバートされる予定なのだとか ( ̄。 ̄)ヘー。
(その玉突きで785系が危ういのかな?σ(゚・゚*)ンー…)
▲16.3.26 函館本線 函館

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新幹線から接続して到着した「はこだてライナー」を、
地元の学生さんが横断幕を持ってお出迎え。
ありがとうございます♪
ヽ(´▽`*)ノ アリガ㌧☆

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郷土芸能の函館巴太鼓の演奏が行なわれており、
迫力ある音色が函館駅の構内に響き渡ります。
その滑らかなバチさばきに、思わず見入っちゃいました!
オミゴト!(*´∀`ノノ゙パチパチパチパチ

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こちらは「ミスはこだて」さんと、
函館駅の駅長さん。
お三方とも、歓迎の笑顔が眩しいです(笑)

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こんなゆるキャラたちもいらっしゃいましたが、
失礼ながら、名前の知らないコばかりですた。
 σ(゚ー゚*)フーアーユー?
(ゆるキャラさん、わかります? 笑)

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さらに、函館駅前でポーズをとってくださったのは
函館のご当地ヒーローで、
その名も「函館”鮮”士・イカダベッサー」!
(゚ー゚*)イカダベサ?
あ、たしかにヘルメットがイカだ・・・。
くコ:彡
よく見ると後ろには仮面ライダーの姿も。
このよくわからないカオス感がいいねぇ~。
アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ

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函館駅名物(?)、orz 像のまわりも、
多くの人で賑わいを見せています。
それにしてもホント、いいお天気!
(´▽`*)キモチイイ~♪
▲16.3.26 函館本線 函館

新幹線の開業フィーバーは新函館北斗のみならず、もちろんこの函館でも盛り上がっていて、新幹線から接続した「はこだてライナー」の乗客たちを様々な形でもてなしています (*゚▽゚)/゚・:*【歓迎】*:・゚\(゚▽゚*)。ここ函館でも道内各地の名物を集めたイベントなどが行なわれていて、ちょっと覗いてみたくなりますが (゚¬゚*)ジュルリ、実は私にあまり時間はありません ( ̄△ ̄;)エ?。というのも、このあとさらに函館から列車で移動する予定を立てていて、函館に滞在できる時間は二時間ちょっと。ホントは三時間あったハズなのですが、前述したように新函館北斗の記念入場券を買ったことで、一時間削られてしまいました (・ε・`)シャーナイネ。せっかく函館まで来たのなら、港町・函館の名所をいろいろとまわってみたいし、美味しいご当地グルメも食べたい (*゚v゚*)ワクワク♪。鉄ちゃんとしては、函館の路面電車こと函館市電も、乗ったり撮ったりしたいところ (σ´∀`)σイイネ~♪。でも、この滞在時間で観光と食事の両立はちょっとキビシそう・・・σ(・ω・`)ウーン…。そしてさらにもうひとつ、私には函館で「とあるミッション」が架せられていたのです σ(゚ー゚*)ミッチョン?。そのミッションの事はのちほど説明するとして、時間が無いなかでまず優先すべき行動は・・・やはり、いちばん楽しみにしていたお食事! m9(`・ω・´)メシ!(先ほどホタテとアワビを食べたばかりなのですが・・・^^;)

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函館でのお昼ゴハンに選んだのは、
やはり海鮮丼(+BEER)!
ウニ、イクラ、イカ、サーモン、牡丹エビ!
丼のなかで新鮮な魚介類が輝いています!
☆.。.:*(´∀`)ホーセキバコヤ.。.:*☆

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その後の街なか散策で目に留ったのは、
函館名物のご当地バーガー店「ラッキーピエロ」。
(´▽`*)ラッピ♪
え?海鮮丼のあとにハンバーガーを食べるのかって?
( ̄△ ̄;)エッ…。
いやいや、お店の前を通りがかったら
「祝 北海道新幹線セット」なるメニューが張ってあったので、
ちょっと気になっただけ。
でも、セットの「祝 新幹線バッジ」欲しいなぁ・・・
σ(・∀・`)イイナァ…。

ところで、新幹線開業日に到着地での食事と言えば、昨年の北陸新幹線で金沢に着いた際、どこのお店も開業フィーバーによる大混雑で入れなかったという、ニガい経験が私にはあります ( ̄  ̄;)ウウム…。今回の函館でも、名物の海鮮丼を提供するお店などは、長い行列ができているのかな・・・σ(゚・゚*)ドーダロ…などと、ちょっとした不安を持ちながら、駅前市場の食堂街を覗いてみると (「゚ー゚)ドレドレ、たしかに混んでいるけれど思ったほどでは無く、私はおひとりさまという事もあって、意外にもすんなりとカウンター席に通していただけました (´¬`)ラキー♪。そこでお目当ての海鮮丼に舌鼓 (゚д゚)ウマー!。ベタなチョイスだけれど、函館と言えばコレというものが食べられて、お昼は大満足です ()´З`)=3 マンプク!。あとは記録程度に一枚くらいは、函館市電の路面電車を撮りたいな・・・と思い、ためしに函館駅にほど近いところにある函館駅前電停のあたりで待ってみると、そこへたまたま現れたのは・・・なんとこの電車!(*゚0゚)ハッ!!

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函館駅前で路面電車を待っていると、
まるでタイムスリップしたかのような、
こんなレトロな電車がやってきました。
w( ̄▽ ̄*)wワオッ!!
▲16.3.26 函館市電 市役所前-函館駅前

ハイカラ號、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
道路との併用軌道をゆっくりと走る、なんともレトロな雰囲気の可愛らしい路面電車 (≧∇≦)シブイッ!。もちろんこれが函館市電のスタンダードな車両というわけではなく、この電車は明治から昭和初期にかけて運行されていた当時の車両、30形・39号を現代基準にあわせて復元したもので(1993年に復元)、その名も「箱館ハイカラ號(はこだてハイカラごう)」(´▽`*)ハイカラサン♪。その容姿から、函館を訪れる観光客に人気の高い電車です。もちろん復元車はこの39号のみ一台の存在で、それに偶然出会えるとは鉄運づいていると言えるでしょう (´¬`)ラキー♪。もっとも、同車はホームページで運行時間が公表されているので、鉄ちゃんなら本来は事前に調べてくるべきなんですけれどね (^^;)ゞポリポリ。ちなみに本来の「ハイカラ號」は降雪期を避けて、例年4月中旬(今年は4/15の予定)から運行が開始されるのですが(運行終了は10月末)、この日は北海道新幹線の開業を祝して、特別に同車が運行されたようです。

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函館市電のマスコット的存在、
30形39号の「箱館ハイカラ號」。
一台しか無いこの電車が来るとはラッキーです。
ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
しかもこの日の同車をよく見ると、
車体側面には北海道新幹線のステッカーが貼られ、
運転台にもE5系新幹線のミニチュアが置かれているという、
新幹線開業祝いバージョン (゚∀゚*)オオッ!!。
▲16.3.26 函館市電 市役所前-函館駅前
(信号待ちの際に横断歩道から撮影)

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函館駅前の交差点を横切る「ハイカラ號」。
背景の左に写る円筒状の建物が函館駅です。
撮影の際に車体への日当りは意識しましたが、
運転士さんがシルエットで浮かび上がってくれたのは、
嬉しい偶然でした。
▲16.3.26 函館市電 函館駅前-松風町

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こちらは一般形の函館市電710形724号ですが、
車体広告が水産加工会社というのが、
いかにも函館らしくていいですね(笑)
函館市電は、温泉で有名な湯の川から、
五稜郭公園前、函館駅前などの市内中心部を経て、
谷地頭(第2系統)と函館どっく前(第5系統)までをむすぶ、
函館市民の足です。

お昼に名物の海鮮丼を食べ ≠( ̄~ ̄ )モグモグ、乗る事こそできなかったものの、偶然に「箱館ハイカラ號」が撮れた函館市電 (^_[◎]oパチリ と、短い時間ながらも個人的には函館を満喫 ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。その後、街なかでお土産などの買い物をしていたら、残された時間はあと15分ほどになっていました (゚o゚*)オッ!。そろそろ次に乗る列車が気になる頃ですが、私にはもうひとつだけ函館でやる事があります。それが先にちょこっと触れた「とあるミッション」σ(゚ー゚*)ミッチョン?。そのミッションとは・・・北海道新幹線の開業を記念して函館の空を飛ぶと言う、「ブルーインパルス」の撮影です (゚∀゚*)オオッ!!。

ブルーインパルスとは、航空自衛隊に所属するアクロバット飛行(演技飛行)の専門チームで、オリンピックや万博の開会式といった祝賀行事などでその華麗な演技を披露しています (・o・*)ホホゥ。それにしてもヒコーキに疎い私がそれを撮りたいとは、なんとも珍しい事なのですが σ(゚・゚*)ンー…、実は飛行機好きの友人に北海道新幹線の初乗りで函館へ行くという話をしたところ、このブルーインパルスの祝賀飛行が行なわれると教えられ、余裕があればぜひとも撮ってきてほしいと言われたのです (・∀・)トッテキテ。まあ私としても、その飛行理由が新幹線の開業祝いであるならば、記録しておきたいところだし、純粋にブルーインパルスの演技飛行というものを見てみたい σ(・∀・*)ミタイ…。ただし、問題はその時間。函館駅の上空で行なわれる祝賀飛行は、15時ちょうどから20分間の予定とされています (・o・*)ホホゥ。いっぽう、私が乗る列車の函館発の時刻は15時13分 ( ̄△ ̄;)エッ…。運転本数の多くない路線なので、乗り遅れるわけにはいきません。事前にきっぷは買っておくにせよ、駅前広場から発車ホームまでは少なくとも3分、いや、見物客でごった返していたら、5分はかかるかもしれない・・・。とすると、私がブルーインパルスを見られるのは、せいぜい10分弱と言ったところ。そんな短い時間でいい記録ができるのだろうか?(゚ペ)ウーン…。まあそれでも、ダメならダメでいいやくらいの軽い気持ちで、私は函館駅前の広場に集まった大勢の方々とともに快晴の空を見上げ、カメラを構えてみました (^_[◎]oパチリ。ブルーインパルスの祝賀飛行は、この北海道旅行記に先行した「ONE-shot」でも一枚ご紹介しましたが、ここではそれ以外のカットをご覧いただきたいと思います。

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ブルーインパルスと函館駅を、
組み合わせて撮ろうとフレーミングしたのですが、
駅の背後からいきなり飛び出してきた先導機(?)に
まったくタイミングが合わせられず、
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ、
まずは撃沈・・・ Σ(゚Д゚*)ハエー!!

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全6機で演技をするブルーインパルス、
先導の1機に続いて、5機が現れました。
は、函館駅が入らにゃい・・・。
(゚ロ゚;))オロオロ((;゚ロ゚)

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ブルーインパルスが旋回して戻って来るのを確認し、
もう一度、函館駅を入れてフレーミング。
【◎】]ω・´)パチッ
いい感じに収まったのですが・・・
ここではスモークを出さなかったよ orz。
ちなみに上空のゴマ粒みたいなのが
ブルーインパルスね。σ(゚ー゚*)ゴマ…?

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なんという演技かは解りませんが、
スモークを華麗になびかせて、
ブルーインパルスがまるで流れ星のようになりました。
(´▽`*)オミゴト♪
新幹線のカウントダウンボードが
かろうじて入った・・・。

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ぎゅーんと垂直に立ち上がるブルーインパルス。
w(*゚o゚*)wオオーッ!
ボードの新幹線の写真は見切れちゃったけれど、
まあまあのアングルかな? σ(゚・゚*)ンー…。

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後半は函館駅と組み合わせるのがツラくなり、
ブルーインパルスだけを追ってみました。
う~ん、カッコイイ!
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。

いや~、難しいっ! o(≧ω≦;)oムズイッ!。いちおう鉄ちゃんとしては、ブルーインパルスの祝賀飛行を函館駅と組み合わせて撮ろうなどと狙ってみたものの、撃沈写真を量産 (ノO`)アチャー。慣れないヒコーキ撮影、しかもブルーインパルスの速さにまったくついていけず、けっこう大変でした アワワヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノアワワ。そんななかでかろうじてウマく収まったのが先日の「ONE-shot」でご紹介した、空に円を描く「サクラ」の演技でした (´▽`*)サクラ♪(私は現地で見ていたとき、てっきり五輪を描いているのかと思っていましたが、旅行後に飛行機好きの友人に見せたところ、「サクラ」という演技だと教わりました)。あれが残せただけでも、記録としてはヨシとすべきかな・・・(^^;)ゞポリポリ。私がブルーインパルスの演技を見たのはこれが初めてだったのですが、その大空を舞台にした華麗なる演技は、とても見事でカッコよかった! 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。できる事ならば最後まで眺めていたかったけれど、私は「サクラ」の完成を見届けてから、列車の待つホームへと急ぎました ε=┌(;゚д゚)┘イソゲ!。

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函館のホームで発車を待つキハ40。
(´▽`*)キハキハ~♪
その上空にはブルーインパルスが飛び交っていました。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
▲16.3.26 函館本線 函館


さて、わずかな滞在で函館をあとにした私。次に向かうのは? σ(゚・゚*)ンー…

・・・続きます。
 
 
   

☆オマケ★

北海道新幹線の開業初日で街にあふれていた記念グッズ。本文中では新函館北斗駅で配られた頒布品の内容をお見せしましたが、ここではそのほかのモノをちょっとご紹介したいと思います。本文にも書きましたがこういうものを集めるのも、開業日ならではの楽しみなんですよね (´艸`*)ウフフ♪

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まずは北海道新幹線の開業が特集された地元紙や
駅前で配られていた号外。
口ヽ(´∀`*)ゴーガーイ!
これを家に帰ってから隅々までじっくりと読むのが、
また楽しいんですよね・・・“(。_。*)フムフム。

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本文で紹介した以外の頒布品。
パンフレットやクリアファイル、ステッカー、時刻表など、
けっこういろいろなものが集まりました。
ヽ(´▽`*)ノ アリガ㌧☆
歓迎で地元の方が振っていたフラッグ(いちばん左)には、
H5系新幹線とともに、北海道日本ハムファイターズの
大谷選手がプリントされています。
ちなみに下の小さな袋は新函館北斗駅前で配られていた、
八雲町熊石のお菓子で「塩もっち」。

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こちらは函館駅などで買い漁った、
北海道新幹線がデザインされた商品たち。
これでも販売されているなかの、ほんの一部です。
北海道新幹線弁当は前回紹介したように、
ソネブロ仲間sonicさんからの差し入れ。
開業記念ラベルのカップ酒は、
新十津川町にある金滴酒造さんのお酒です。
また、右手前にある細かいものはペットボトルのオマケで、
輪のようなものは、お茶に付いていた
H5系デザインのマスキングテープ。
オレンジ色のものは、ジュースに付いていた、
リボンちゃんとH5系のコラボマグネットです。



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北海道01・・・北海道新幹線 初乗車記 [鉄道旅行記]

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2016.03.26~28 北海道01
祝・開業!
行くべ!行っちゃうべ!函館!!
北海道新幹線 初乗車記
 
  

先月の26日に、青森県の新青森から北海道の新函館北斗まで、既存の東北新幹線を延伸するような形で新たに開業した「北海道新幹線」。ついに、新幹線が津軽海峡を越える日がやってきました! (*゚▽゚)/゚・:*【祝・開業】*:・゚\(゚▽゚*)。鉄道ファンはもちろんのこと、そうでない方もこのニュースはもうご存知のことと思います。「撮り鉄」だけでなく「乗り鉄」の趣味もある私にとって、新規路線の開業はとても楽しみ (*゚v゚*)ワクワク♪。しかもそれが構想43年という長年のビッグプロジェクトである北海道新幹線とくれば、一日でも・・・いや一時でも早く、実際に乗ってみたいものです (*゚∀゚)=3ハァハァ!。そこで私は開業初日の一ヶ月前となる指定席券の一斉発売日(2/26)に、早朝から某駅の窓口へと出向きました ε=┌(;゚д゚)┘イソゲ!。ここで狙うのはもちろん、東京を6時32分に出発する新函館北斗ゆきの一番列車*、「はやぶさ1号」の指定券です (☆∀☆)キラーン!!(*東京発の下り一番列車)。しかし当然ながら一番列車の人気は非常に高く、その「椅子取り合戦」はとても激しいものになりそう σ(・ω・`)ウーン…。それでも私は窓口がオープンする二時間前(朝5時)から並んで、とりあえず事前受付の「1」をゲット (σ゚∀゚)σゲッツ!!。これはこの某駅でいちばん最初に発券してもらえる権利を得たことを意味し、その期待度は決して低くありませんでした。あとは運を天に・・・いや、現実的には、発券する某駅窓口氏の手腕に託すのみ 八(゚- ゚) タノム!!。

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北海道新幹線の一番列車を狙う私、
某駅のみどりの窓口で事前受付の「1」をゲット!
さあ、どうなる!?

発券開始は午前10時。しかし発売日は平日の金曜日で(今年はうるう年だったからね)、私は退勤するまで結果が分からないと言う、なんとも落ち着かない一日を会社で過ごしていました (≡"≡;*)モヤモヤ…(ちゃんと仕事しろよ・・・´∀`;)。そして帰りがけに立ち寄った某駅の窓口、その店頭にはすでに結果が掲示されているハズです。まるで受験の合格発表を見るような心境・・・はたして希望どおりの指定券は取れたのか!? (°_°;)ドキドキ…

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窓口前のボードに掲示されていた予約状況。
「1」は・・・(;゚ロ゚)ハッ!

私の予約番号である「1」は、第一希望列車の欄にはなく、第二希望列車となっていました ( ̄△ ̄;)エッ…。先述したように第一希望はもちろん、一番列車の「はやぶさ1号」だったのですが、残念ながらその願いは叶わなかったようです・・・(´・ω・`)ショボーン。なんでも、ニュースによると「1号」の指定券は、発売開始からわずか30秒足らずで満席になったとのこと Σ(゚Д゚;ノ)ノ ハヤッ!。某駅の窓口氏、さすがにムリだったか・・・(・ε・`)シャーナイネ。んじゃ、私が取れた第二希望の列車はというと、一番列車「はやぶさ1号」の約30分後に発車する、東京発の二番列車「はやぶさ47号」。一番列車が「1号」なのに、二番列車は「47号」なの?(゚ー゚?)オヨ? と、不思議に思われる方もいらっしゃるかと思いますが、この「47号」は多客期に増発される臨時列車に充てられた号数で、開業日にも運転が設定されていました (´ε`)フーン。これを私は第二希望としていたのです。

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一番列車の願いは叶わず (_ _|||)ガクッ、
私が取れたのは30分後の「はやぶさ47号」。
券面に刷られた「新函館北斗」の駅名が新鮮です!
(゚∀゚*)オオッ!!

正直、一番列車のきっぷを取れなかった悔しさは少なくないけれど (#`皿´) クヤシイデツッ!!、それでもなんとか第二希望の指定券が取れて、開業初日の北海道新幹線に乗れることは、乗り鉄として大きな意義があると思います(半分ホンネ、半分負け惜しみ (^^;)ゞ)。二番列車の「47号」に一番列車のような華やかさはないけれど、午前中に函館まで到達できる利用価値の高い列車だし、座席は希望どおりの窓側(E席)が取れたのだから、これで満足すべきかもしれません (#`・д・)っ ニバンジャダメナンデツカ!?。

・・・と、いうわけで今旅は、生まれたばかりの北海道新幹線に乗って、開業に沸く函館などを訪れてみました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


3月26日(土)

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東京駅の列車案内表示板に羅列された、
東北・山形・秋田・北海道・上越・北陸の各新幹線。
いちばん下段に表示されているのが、
北海道新幹線の東京発下り一番列車となる
「はやぶさ1号」新函館北斗ゆき (゚∀゚*)オオッ!!
(盛岡までは秋田新幹線「こまち1号」を併結)。
その表示に多くの方がカメラを向けていました。
(^_[◎]oパチリ
▲16.3.26 東北新幹線 東京

気分が高揚するなかで迎えた、北海道新幹線開業当日の朝 (*゚∀゚)=3ハァハァ!。私は指定券を持つ「はやぶさ47号」の発車時刻より、30分以上も早く東京駅へとやってきました …((((o* ̄∀)o |トーキョー|。それはもちろん、一番列車「はやぶさ1号」の様子を一目でも見たかったため (「゚ー゚)ドレドレ。戦いに敗れて(指定券が取れなくて)乗れなかった列車を指をくわえて見送るとは、なんとも未練がましいことなのですが σ(・∀・`)イイナァ…、やはりこの「はやぶさ1号」は東京と北海道を新幹線で繋ぐ歴史的な下りの一番列車ですから、その出発シーンはぜひとも目に焼き付けたい。おそらく、発車する21番線のホーム上では、華やかな出発式なども行われているでしょうし (*゚v゚*)ワクワク♪。

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多くのファンや報道陣に迎えられて、
6時32分発の「はやぶさ1号」新函館北斗ゆきは
6時19分に東京駅の21番線へ入線。
(゚∀゚*)キタッ!!
E5系のメタリックグリーンが鮮やかです。
▲16.3.26 東北新幹線 東京

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列車の後方となる21番線ホームの西端では、
北海道新幹線の出発式が行われていました。
(゚∀゚)オッ!
式が行なわれているエリアは
関係者以外の立ち入りが制限されていましたが、
前のお兄さんと同様に私も人垣越しにウデを伸ばして、
なんとか記録の一枚をパチリ (^_[◎]oパチリ。
▲16.3.26 東北新幹線 東京

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発車時刻の6時32分を迎え、くす玉がぱっか~ん!!
(*゚▽゚)/゚・:*【祝・ホッカイドーシソカソセソ】*:・゚\(゚▽゚*)

出発ホームには報道陣の他、多くのファンが駆けつけていましたが、先日の「カシオペア」ラストランの上野駅の状況などと比べると、思ったほど人は多くない感じ σ(゚・゚*)ンー…。やはり「葬◯鉄」って言葉がよく聞かれるように、鉄ちゃんは去りゆく引退列車の方が関心度は高いみたいですね(かく言う私もそうですが・・・^^;)。ちなみに開業の一番列車と言っても、新幹線自体に記念ヘッドマークなどの特別な装飾が施されるわけではなく、車両も従来から走っている東北新幹線のE5系。なので、ここでは車両よりも出発式のくす玉などが一枚でも撮れたら、それでOK牧場です (*`д´)=b OK牧場!。人垣のスキマからなんとか撮る事ができたお祝いのくす玉は、記者席から報道陣が撮った新聞記事やニュース映像のようなキレイな写真ではないけれど、個人的にはいい記録となりました (*⌒∇⌒*)マンゾク♪。そして定刻の6時32分、「はやぶさ1号」は駅長の合図とともに高らかな警笛を鳴らして、東京駅を滑らかに発車 m9(`・ω・´)シュパーツ!。ああ、できることならばやっぱり、この一番列車に乗りたかったなぁ・・・ σ(・∀・`)イイナァ…。その「はやぶさ1号」と入れ替わるように、後続の「はやぶさ47号」が隣の22番線ホームに入線。こちらが私の乗る新幹線です (=゚ω゚)ノ ヨロシコ。

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出発式の余韻が残るなか
(というか、お片づけ中・・・^^;)、
隣のホームに入ってきた、E5系の「はやぶさ47号」。
かろうじてくす玉も残っているし、
これはこれでいい記録になったか?(笑)
▲16.3.26 東北新幹線 東京

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6時56分発の「はやぶさ47号」は
E6系「こまち」を併結しない、E5系の単独編成です。
ちなみに右端でカメラを構える皆さんは、
【新函館北斗】の行き先を記録しています。
▲16.3.26 東北新幹線 東京

ところで、ここでちょっとしたサプライズがありました エ?(゚Д゚≡゚∀゚)ナニナニ!?。私が入線の記録を後方の1号車付近で撮影したのち【◎】]ω・)パチッ!、指定された自席のある7号車へ向けてホームを進んでいると …((((o* ̄-)o 、不意に「あおたけさん!」と聞き覚えのある声に呼び止められたのです (=゚ω゚=*)ンン!?。その声の主とは、なんとソネブロ仲間の「sonicさん」!Σ(゚∇゚ノ)ノ エッ!?。わざわざ私のお見送りに来ていただけるなんて嬉しいなぁ ヒデキ(*ノ∀`*)カンゲキ!!・・・というわけではなく、実はsonicさんも歴史的な北海道新幹線の一番列車を一目見ようと、東京駅に訪れていたとのこと (⌒▽⌒*)ミニキタ♪。あくまでもその「ついで」に、後続列車の「47号」へ乗る私にも会いにきてくれたのでした (゚ー゚*)ナルヘソ(この日の「47号」に乗ることは、先日訪れたsonicさんの作品展で、私が自慢しまくっていた w)。しかも、駅弁とビールの差し入れまでいただいてしまい ドゾー(*'∀'*)つ□、これには恐縮してしまいます (^^;)ゞスンマソン…。ちなみに私も車中で食べる駅弁をすでに購入したあとだったのですが、せっかくなのでお互いに買った駅弁を交換しあい エキベソ(*´∀`)ノ■□ヽ(´∀`*)コーカーン、私はsonicさんからいただいた駅弁を携えて「47号」の車内へ。sonicさん、お見送りありがとうございました!<(_ _*)> アリガ㌧。「はやぶさ1号」に遅れること30分(正確には24分)、「はやぶさ47号」も定刻の6時56分に北の大地へ向けて東京駅を出発 m9(`・ω・´)シュパーツ!

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♪ちゃーんちゃちゃら、ちゃーんちゃちゃら、
ちゃららら、ららららら、ちゃらら~らららん・・・♪
(チャイムのつもり ^^;)
「本日も東北新幹線をご利用いただきまして
ありがとうございます。
この電車は、はやぶさ号、新函館北斗ゆきです。」
あんまり意味のないテロップのカットですが、
乗車感覚を少しでも共有できたらと思います(笑)

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そして「北海道新幹線 3月26日開業!」という
テロップもスクロールされました (゚∀゚)オッ!。
開業のお祭り気分がいっそう盛り上がるねぃ。
流し撮り、バッチリ!?(゚∀゚)アヒャ☆

東京駅発車後、いつもの聞き慣れた東北新幹線チャイムから始まる堺アナの案内放送ですが、「はやぶさ号、新函館北斗ゆきです」の案内が新鮮で、思わず鳥肌が立ってしまいました {{{(゚∀゚*)}}}ゾクゾクッ!。ちなみに、私が乗った「はやぶさ47号」はJR東日本所属のE5系でしたが、JR北海道所属のH5系はまた違うチャイムなのかな? σ(゚・゚*)ンー…。できれば、この北海道新幹線の開業にともなって新製された、ラベンダーカラー(青紫色)のラインが入ったH5系の方に乗ってみたかったところですが σ(・∀・`)H5ケー…(JR東日本のE5系はピンク色のライン)、H5系は運用数が少なく、東京発の新函館北斗ゆき「はやぶさ」に使われる定期列車は、夕方の17時20分に発車する「はやぶさ29号」のわずか一本だけ エッ…( ̄△ ̄;)スクナッ!(その他にH5系は、新青森止まりの「はやぶさ17号」や、仙台ゆきの「やまびこ223号」などにも使用)。いくらなんでもこれでは旅の効率が悪く、今回はH5系の乗車を見送らざるをえませんでした (・ε・`)シャーナイネ。

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スッキリとした晴天に恵まれた開業日、
宇都宮付近では日光連山の山々がキレイに見えました。
(´▽`*)キレイ♪
先月に撮影した日光連山バックの「カシオペア」
思い出されます。
▲16.3.26 東北新幹線 小山-宇都宮(車窓から)

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そんな車窓風景を眺めながらいただくのは、
sonicさんが差し入れしてくださった、
「北海道新幹線弁当(¥1350)」
H5系が描かれたお弁当箱の蓋を開けると、
ゴハンの上に、和牛焼肉、ほたて煮、かにのほぐし身、
数の子、いくらの醤油漬など、盛りだくさんな内容です♪
(゚д゚)ウマー!
さらに北海道新幹線ステッカーが付いているのも(右上)、
鉄ちゃんには嬉しいオマケ
(´▽`*) ワ~イ♪
☆☆☆・・
sonicさん、いいお弁当のチョイスを
ありがとうございます!

今回新たに開業した北海道新幹線の区間は新青森から新函館北斗で、東京から新青森までは既存の東北新幹線を走る「はやぶさ47号」。開業ムードにワクワクしつつも、しばらくはのんびりと東北新幹線の車窓を眺めて過ごします (´ー`)マターリ。考えてみたら私は東北新幹線に乗るのもかなり久しぶりで、郡山以北となると一昨年の8月に「はまなす」撮影で訪れた青森旅の往路以来のこと。その後にも北海道や仙台などに行っているけれど、鉄路は「青春18きっぷ」での鈍行列車(普通・快速列車)移動ばかりでした (´∀`;)セコイネ。鈍行乗り継ぎだと東京から丸一日かかる青森が、「はやぶさ」だとわずか三時間ちょっと。やっぱり新幹線は速いねぇ・・・バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。え?比べる方がおかしいって?(^^;)ゞポリポリ。

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盛岡もいいお天気ですが、岩手山は頂が雲隠れ。
私はどうもこの岩手山との相性が良くない気がします・・・。
σ(・ω・`)ウーン…
▲16.3.26 東北新幹線 北上-盛岡(車窓から)

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北上するにつれて徐々に雲が増えてきた感じですが、
かろうじてその山容を拝むことができた八甲田山。
列車は本州北端の青森県までやってきました。
▲16.3.26 東北新幹線 八戸-七戸十和田(車窓から)

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新青森へ到着した「はやぶさ47号」。
同駅ではJR東日本からJR北海道への乗務員交替で、
約二分間の停車時間がありました。
ちょっとだけホームに出て記録撮影。
(^_[◎]oパチリ
空気の冷たさに青森らしさを感じます。
▲16.3.26 東北新幹線 新青森

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おや?新青森のホームには、
こんな謎のゆるキャラがいました。
あんまりカワイイとは言えないこのコは、
いったい何者? (゚ー゚;)フーアーユー?
色とカタチ的にサメがモチーフなのかな?
(ゆるキャラさん、わかりますか?)
▲16.3.26 東北新幹線 新青森

さあ、東北新幹線という長いプロローグを経て、新青森からはいよいよ北海道新幹線へと入ります ドキドキ♪(*゚v゚*)ワクワク♪。新たに開業した新青森と新函館北斗の総距離は148.7キロ。その間には「奥津軽いまべつ」と「木古内(きこない)」、ふたつの中間駅が設けられましたが、私が乗っている「はやぶさ47号」は奥津軽いまべつを通過し、次の停車駅は北海道に位置する木古内 (゚ー゚*)キコナイ。でもその前にはもちろん、北海道新幹線のメインイベント(?)とも言える、青函トンネルの通過があります (゚∀゚*)オオッ!!。新青森を10時09分に発車した「はやぶさ47号」、車掌さんの案内放送によると青函トンネルに入るのは10時26分とのこと (・o・*)ホホゥ。ふだんの私は旅に出てもメモなどをいっさい取らないのですが、この青函トンネルの突入時刻は時刻表などでわからないため、スマホのメモ機能に打ち込んでいました(笑)[]o(・_・*)メモメモ。

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新青森を発車した新幹線は青森の市街地を抜けて、
津軽半島を北上します。
「進行方向の右手には陸奥湾がご覧いただけます」と、
車掌さんの案内放送が流れましたが、
私が座るE席からは左手の車窓しか臨めません。
▲16.3.26 北海道新幹線 新青森-奥津軽いまべつ
(車窓から)

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10時24分、奥津軽いまべつを通過。
奥津軽いまべつは青函トンネルの青森側に位置する
青森県東津軽郡今別町の駅で、
本州にありながらJR北海道の管轄駅です。
新幹線開業前の津軽海峡線時代には、
津軽今別という駅名でした。
個人的に同駅は昨年の夏に訪れたのが
記憶に新しいところ。
▲16.3.26 北海道新幹線 奥津軽いまべつ
(車窓から)

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奥津軽いまべつを通過する「はやぶさ47号」。
その際には車掌さんによる今別町の紹介放送が流れました。
今別町は農業、漁業とともに、
青森ヒバ(木材)の加工が盛んな町だそうです。
( ̄。 ̄)ヘー。

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奥津軽いまべつ付近の線路、
よく見るとレールが三本敷かれていますね・・・。
(=゚ω゚=*)ンン!?
▲16.3.26 北海道新幹線 奥津軽いまべつ-木古内
(車窓から)

ところで、奥津軽いまべつ付近の側線に目をやると、線路にレールが三本敷かれた、いわゆる「三線軌条」なのが解ります (=゚ω゚=*)ンン!?(ホントは下り列車の場合、A席側に座ったほうが上り本線の線路で三線軌条が確認できて、より解りやすいハズ)。実は、奥津軽いまべつ駅手前の新中小国(しんなかおぐに)信号場から、青函トンネルを経て、木古内駅手前までの82.5キロは、新幹線と在来線が同じ線路を共用する区間となっており、外側のレール(1,435mmの標準軌)を新幹線が、内側のレール(1,067mmの狭軌)を在来線が使用できる構造となっています(架線電圧は新幹線に合わせた、交流25,000ボルト)( ̄。 ̄)ヘー。そのため、青函トンネルを含むこの共用区間の新幹線は、在来線とすれ違い時の風圧などを考慮して、今のところ最高時速が140キロに制限。そして何を隠そうここが、東京~新函館北斗の最速列車でも到達時間が4時間を切れない、「4時間の壁」のネックとなっているのです (´~`;)ウーン。ちなみに、在来線の定期列車は本州と北海道をむすぶ貨物列車(同区間専用のEH800型機関車による牽引)のみですが、臨時列車として「カシオペア」などの入線も計画されているとのこと (・o・*)ホホゥ。そんな共用区間による速度制限を受けた「はやぶさ」は、大小7つのトンネルを抜けたのち、いよいよ長さ53.9キロの青函トンネルへと突入します! (゚∀゚*)オオッ!!。そのドキドキ、ワクワクの車窓風景は・・・ドキドキ♪(*゚v゚*)ワクワク♪。

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◆◆◆「青函トンネル」に入りました。◆◆◆ 

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ゴ━━━━━━(・ω・`)ゝ━━━━━━ッ!!

・・・そりゃ、トンネルだもの。車窓には真っ暗な壁と非常灯くらいしか見えないさ (´ω`)ソリャソーダ。入るまではドキドキ、入ってしまえば退屈・・・これは当たり前ながら、在来線時代と変わりません (^^;)ゞポリポリ。車内ではこの間に青函トンネルの構造的な概要や建設の歴史などの説明が車掌さんの案内放送によって行なわれました (* ̄0 ̄)θ<エー。青函トンネルの営業開始は1988年3月の津軽海峡線(在来線)開業によるもので、私も開業直後の同線を急行「はまなす」や、快速「海峡」で通り抜けたことを、放送を聞いて思い出していました (´ω`*)ナツカシス。あれから28年、はるか遠い未来に感じていた北海道新幹線が今日開業し、私は今まさに新幹線で青函トンネルを通っている・・・車窓が暗いこともあって、つい感慨にふけてしまいます (ノω・、)ジーン。

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一瞬トンネル内が明るくなり、
避難設備のある吉岡定点(旧・吉岡海底駅)を通過。
ま、写真では単にぶれた蛍光灯でしかないけれど・・・(^^;)。
▲16.3.26 北海道新幹線 奥津軽いまべつ-木古内
(車窓から)

10時26分に青函トンネルへ入った「はやぶさ47号」は、10時33分ごろに青森側の避難設備がある竜飛定点(旧・竜飛海底駅)を、10時36分ごろに青函トンネル最深部(海面下240メートル)を、10時40ごろに北海道側の避難設備がある吉岡定点(旧・吉岡海底駅)をそれぞれ通過、そしてトンネル突入から26分後の10時52分、新幹線はついに青空が広がる北の大地へと飛び出しました!バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ

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青函トンネルを抜け、北海道へ到達!
♪はて~し~ない、おお~ぞら~と、
ひろ~いだい~ちの、そのなかで~… (* ̄0 ̄)θ~♪
思わずチハルを口ずさみたくなるような青空が
「はやぶさ」を迎えてくれました。
▲16.3.26 北海道新幹線 奥津軽いまべつ-木古内
(車窓から)

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青函トンネルの北海道側にある上磯郡知内(しりうち)町
その町内を流れる知内川に架かる橋には
「祝 開業 北海道新幹線 ようこそ知内町へ」
の横断幕が掲げられています。
(゚∀゚)オッ!
ちなみに知内町は「サブちゃん」こと、
北島三郎さんの出身地です。
(´▽`*)サブチャソ♪
▲16.3.26 北海道新幹線 奥津軽いまべつ-木古内
(車窓から)

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湯の里知内信号場を通過。
かつてこの場所には津軽海峡線の知内駅がありましたが
北海道新幹線の工事にともない、2014年3月に廃止。
利用客が少ないことから新幹線開業後も駅は復活することなく
同所は三線軌条2線、狭軌4線の6線を持つ信号場となりました。
( ̄。 ̄)ヘー
▲16.3.26 北海道新幹線 奥津軽いまべつ-木古内
(湯の里知内信号場)
(車窓から)

トンネルを抜けたところで車内にはふたたび車掌さんからの放送が入り、「(* ̄0 ̄)θ< この先の車窓左手では、沿線のみなさまが新幹線をお迎えに集まり、手を振られていらっしゃいます」とのこと エッ!(゚∇゚*)マジ!?。こんな放送が流れるのも、開業初日ならではだなぁ・・・と喜びをかみしめながら車窓を注意深く見ていると <(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ、そこには本当にたくさんの人が集まっていて、北の大地へ到達した新幹線を出迎えてくれました ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪。東京からの一番列車である「はやぶさ1号」ならまだしも、その30分後に通過する「はやぶさ47号」までお出迎えしていただけるなんて、もう大感激です!こういう光景は嬉しいですよね :*:・感(*ノ∀`*)動・:*:・。ああ、一番列車じゃなくても、やっぱり開業初日の北海道新幹線に乗ることができて、ホントによかったよ・・・(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。そんな地元の方々に迎えられて、「はやぶさ47号」は11時ちょうどに北海道最初の駅、木古内へ到着。

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車窓に見えてきたのは、
新幹線をお出迎えする沿線の方々の姿。
w(*゚o゚*)wオオー!
決して大きな町ではないのに、多くの方が集まって、
大漁旗を掲げたり、大きく手を振ったりして
新幹線を歓迎してくださいました。
これには大感激です!
ありがとう!知内町、木古内町の皆さん!!
ヽ(´▽`*)ノ アリガ㌧☆
▲16.3.26 北海道新幹線 奥津軽いまべつ-木古内
(車窓から)

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11時00分、木古内に到着。
木古内は津軽海峡線の一部だった江差線を引き継いだ、
道南いさりび鉄道(五稜郭~木古内)との接続駅です。
そしてこの木古内のホームにも、
多くの方が新幹線のお出迎えに訪れていました。
ヽ(´▽`*)ノ アリガ㌧☆
▲16.3.26 北海道新幹線 木古内(車窓から)

木古内を出ると、次はもう終点の新函館北斗で、その間の所要時間は10分ちょっとです (゚ー゚*)アトチョット…。もうすぐ終着してしまうことにどこか名残惜しさを感じつつ、その最終区間の車窓風景を噛み締めながら眺めていると、東京から函館への新幹線旅を締めくくるかのように見えてきたのは、独特な山容で道南のシンボルと言われる名峰、駒ヶ岳!(*゚0゚)ハッ!!

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新函館北斗の到着前、
車窓に映し出されたのは駒ヶ岳の雄大な姿!
(゚∀゚*)オオッ!!
クリアな青空のもとでクッキリと見えています。
(´▽`*)キレイ♪
▲16.3.26 北海道新幹線 木古内-新函館北斗
(車窓から)

今までは、函館本線の普通列車や特急「北斗」くらいでしか見たことがなかった、車窓からの駒ヶ岳。それが新幹線の車窓から見られるなんて・・・w(*゚o゚*)wオオーッ!。このことを私は事前にまったく知らなかったので、ちょっとビックリしたのとともに、あらためて新幹線が北海道へ到達したことを実感しました :*:・感(*ノ∀`*)動・:*:・。ちなみに私の席からは見られませんでしたが反対側の車窓には、この木古内と新函館北斗の間で津軽海峡や函館山が見えるらしい (・o・*)ホホゥ。どちらの風景を眺めるべきか、迷っちゃいますね(笑)。最後に車窓からの駒ヶ岳を楽しんで、「はやぶさ47号」は定刻の11時13分に終点の新函館北斗へと到着しました (・ω・)トーチャコ。

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東京から4時間17分、やってきました新函館北斗!。
(≧∇≦*)ツイタッ!
たしかに青函トンネルを抜けたし、
車窓から駒ヶ岳も拝んだけれど・・・σ(゚・゚*)ンー…
でも、ホントに、ホントに、ここは北海道?
(;¬_¬)アヤシイ…
▲16.3.26 北海道新幹線 新函館北斗

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そんな疑わしい気持ちがどこかにあるなか、
在来線との連絡改札越しに見えたのは、
北海道色のキハ40(函館線普通列車)。
(゚∀゚*)オオッ!!
あ、ホントに北海道だ・・・(笑)
▲16.3.26 函館本線 新函館北斗

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そしてコンコースには、
歓迎の横断幕が掲げられていました。
「ようこそ 北の大地 北海道へ!!」
ヽ(´▽`*)ノ アリガ㌧☆

東京0656-(東北・北海道新幹線 はやぶさ47号)-新函館北斗1113

北海道新幹線を完乗しました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
東京から新函館北斗まで青函トンネルを経て4時間あまり。開業初日でいろいろと見所が多かったってこともあるけれど、まさにあっという間の乗車体験でした。北海道新幹線の車窓風景は青函トンネルを含む全体の約65%がトンネル区間ですが、それでも津軽半島の長閑ながらもどこか最果て感が漂う田園風景や、新函館北斗の到着前に見られた雄大な駒ヶ岳、そして新幹線で青函トンネルを通るというワクワク感など、北海道新幹線ならではの魅力を存分に満喫 マンゾク♪(*⌒∇⌒*)マンゾク♪。さらに開業初日という今回の列車では、沿線で新幹線を出迎えてくださった方々の姿にも感激いたしました :*:・(*ノ∀`*)ウレシス・:*:・。前回の「ONE-shot」でもちょっと触れたように、東京~新函館北斗の間は最速列車で4時間2分。巷ではこの4時間を切れない「4時間の壁」で、飛行機との競争に苦戦が強いられると言われていますが、あくまでも鉄道好きの趣味的な感想からすると到達時間が長かったとはあまり感じませんでした σ(゚・゚*)ンー…。というか、陸路(鉄路)で東京から北海道まで4時間なら、じゅうぶんに速いじゃん!・・・と思う、「18きっぱー」の私(笑)。料金の高さや利用客の見込み、さらには青函トンネルの維持費など、各所で開業直後からいろいろな課題や問題が指摘されている北海道新幹線。でも鉄道ファンの一人としてはここであまりネガティブ要素をつつかず、この北の大地へ繋がった新幹線が安全に運行され、日本の大動脈をになう一員として活躍してくれることを願っています。

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今は新函館北斗が終端の北海道新幹線。
はたしてこの先の延伸は順調に進むのだろうか。
計画だと札幌までの開業は14~5年後の
2030年度とのこと・・・( ̄  ̄;)2030ネソ…。
▲16.3.26 北海道新幹線 新函館北斗


さて、まさに「は~るばる、きったぜ、はーこだって~! (* ̄0 ̄)θ~♪」(今回は歌ネタが多いね・・・^^;)。念願の北海道新幹線を無事に乗り潰したからといって、このまま東京へトンボ帰りなんてことはもちろんありません (゚∀゚)アヒャ☆。とりあえず北海道新幹線とともに開業(正確には渡島大野からの駅名変更&駅舎改築)した、この新函館北斗駅の様子をちょろっと見学してから、函館の街へ向かうことにしましょう …((((o* ̄∀)o ハッコダテ~♪。
 
 
   

・・・次回に続きます♪



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冬の18旅 その5・・・大糸線189系団臨 撮影記 [鉄道旅行記]

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2015.12.28~30
冬の青春18きっぷ、グダグダ旅 (´д`;)
その5
見えるか?北アルプス!
大糸線 189系団臨 撮影記
 
  

前回からの続きです。
一枚で5回分、JR全線の普通・快速列車が一日じゅう乗り放題となる、「青春18きっぷ」(´艸`*)オットク~♪。その三回目を使って私は東京から東海道線を下り (/*´∀`)o レッツラゴー♪、静岡での撮り鉄を経て、最終的に大阪の天王寺へと到達。翌日は2016年1月末での廃止が決定している阪堺電車の住吉公園駅を朝に訪れたあと (´ω`*)オクリテツ…、天王寺で「18きっぷ」四回目の使用開始スタンプを押してもらい、大阪環状線とJR神戸線(東海道・山陽線)を乗り継いで向かったのは西明石  ε=┌(;゚д゚)┘ニシアカシッ!。そこでの目的は期間限定で一日に一往復だけ運行されている、山陽新幹線の「エヴァ新幹線」こと「500 TYPE EVA」の撮影です【◎】]ω・´)パチッ!。駅での停車時間を使ってじっくりと眺めた上り列車と、沿線での走行シーンを狙った下り列車、ともに満足のいく結果を残せて、私の関西遠征ミッションは終了 (´w`*)ドツカレサン。帰路も往路と同様に「18きっぷ」をフルに活用するため、在来線の東海道線を乗り継いで東京を目指すのでした カエロ...((((o* ̄-)o。順調ならば東京へはその日の夜10時半ごろに到着予定となっています。ところが名古屋で乗り継いだ列車は、本来のルートである太平洋側を進む東海道線ではなく、山あいをゆく中央西線。気が付けば私は岐阜の中津川へと来てしまいました Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?。これはホントに乗り間違いなのか?それとも・・・?

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名古屋から乗った211系の快速列車。
その終点は中央西線の中津川でした。
私はいったいドコへ向かうのか?
(゚ー゚?)ドコイクノ?
▲15.12.29 中央本線 中津川

・・・って、くだらない茶番につきあわせてスミマセン (。A。)アヒャ☆。読まれた方の大半がお察しのように、私が名古屋で東海道線と中央線の列車を乗り間違えるなんてことをするはずが無く(そもそも両線は基本的に、名古屋での発着ホームが違うし)、もちろん中央線の中津川ゆきであることを知った上で乗車しています (´ω`)ダロウネ。でも、実ははじめから名古屋で東海道線から中央線へ乗り換える計画を立ててきたわけではなく、少なくとも米原で大垣ゆきの列車へ乗り継いだ時点までは、素直に東海道線経由で東京へ帰るつもりでした ( ´_ゝ`)フーン。ところが、その乗り継いだ列車内で発車待ちをしていたとき、何気にスマホでウェブ上の臨時列車目撃情報サイトを閲覧してみると []o(・_・*)ドレドレ・・・なんと、国鉄特急色の189系(豊田のM51編成)が現在、中央東線を都内から松本方面に向けて下っていると言うではありませんか Σ(=゚ω゚=*)ナニュ!?。実はこの目撃情報にあがっている列車は、先日・・・というか、今回の「18きっぷグダグダ旅」の「その1」として取り上げた、大糸線・白馬(長野)への「スキー臨(スキー客を乗せた団体臨時列車)」、その復路に充当される編成の送り込み回送なのです ( ̄。 ̄)ヘー。この189系を使用したスキーツアーは、往路が12/26、復路が12/30という4泊5日の旅程となっており、私は往路の撮影に意気込んで出撃したものの ε=┌(`・ω・)┘スツゲキッ!、当初に撮影を予定していた大糸線沿線の天気予報は曇りのち雨、さらには充当された189系の編成も本命の国鉄特急色ではなく「グレードアップあずさ色(豊田のM52編成)」だったことで、私のテンションはイマイチ上がらず (-ω-`)ゞウーン…。結局は大糸線への遠征を中止し、山梨の新府(しんぷ)でお茶を濁すことにしてしまいました σ(・ω・`)マ、イッカ。しかしその新府では、189系の背景に八ヶ岳を入れて撮ろうとしたのに、山はご機嫌ナナメで雲隠れ。なんともしょっぱい結果になったのは、お伝えした通りです (´д`;)トホホ…(ちなみに往路で使われた「グレードアップあずさ色」編成は、その日のうちに都内の所属先(豊田車両センター)へ戻されています。ほうとうを食べるのに立ち寄った、甲府で見かけましたね)。

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記事が長引いてしまったため、
だいぶ前のことのように感じますが、
実際には三日前に中央線の新府で撮影した
「グレードアップあずさ色」189系のスキー臨。
晴天だったものの、背景の八ヶ岳は雲隠れ・・・
(´д`;)アウ…。
▲15.12.26 中央本線 穴山-新府(後追い)

そんな「スキー臨」の復路が、明日の30日に大糸線の白馬から都内(と神奈川県内)へ向けて運転され、その前日となる今日29日に松本まで送り込む回送列車が設定されているのです。それが目撃情報にあがっていた列車 (・o・*)ホホゥ。私はどうせ復路も往路と同じ「グレードアップあずさ色」編成だろうと思い込み、復路の撮影はスルーするつもりだったのですが、なんと情報によると充当されたのは予想外の国鉄特急色編成だとのこと Σ(゚∇゚*)マジ!?。それを受けて、すぐさま明日の大糸線沿線にある信濃大町の天気予報を調べてみると・・・曇りマークの無い「晴れ」で降水確率は10%!(゚∀゚*)オオッ!!。この条件ならば往路では叶わなかった、大糸線で北アルプスバックの国鉄色189系が撮れるかもしれません!(☆∀☆)キラーン☆ これは行くっきゃないでしょう!! ε-(°ω°*)ムフーッ!! 大垣から大糸線方面へ向かうのならば、名古屋で中央西線に乗り換える・・・というワケで、私は急きょルートを変更して中津川までやってきたのでした (´ω`*)ナルヘソ。その中津川でさらに乗り継いだのは、中央西線を東上する普通列車の松本ゆき。これで一気に信州へと到達することができます …((((*・o・)ノ Go!Go!。

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中津川で接続した松本ゆきの普通列車は、
嬉しいことに転換クロス仕様の313系。
ボックス(σ゚∀゚)σゲッツ!!
わずか二両編成でしたが、車内はガラっガラでした。
▲15.12.29 中央本線 中津川

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すっかり日も暮れたことだし、
列車も空いていることから、
気兼ねなく一杯。
口ヽ( ̄▽ ̄*) カンパーイ♪
たとえ豪華列車の食堂車でなくとも、
こういう瞬間は私にとって至福の一時です。
。゜+.(o´∀`o)シヤワセ♪゜+.゜。

いま私が乗っている中央西線という路線、この「西線(さいせん)」と言う呼び名は通称で、正式には東京と名古屋の間を甲府、塩尻、中津川経由で結ぶ中央本線を、その運行形態に合わせて東側(JR東日本管轄の東京~塩尻)と西側(JR東海管轄の塩尻~名古屋)に分けた時の後者にあたります (・o・*)ホホゥ。中山道の宿場町として知られる古い街並や、木曽川、奈良井川沿いの美しい渓谷美が眺められる同線の車窓ですが、残念ながら日が暮れた今の時間は真っ暗け ( ̄▼ ̄;)マックラ。それでも、山あいの素朴な小駅に一つ一つ停まってゆく普通列車にのんびりと揺られているだけで、深い旅情感が味わえます (´ー`)マターリ。この感覚は断続的に市街地が続く東海道本線ではあまり感じられない趣で、急きょ変更したルートとはいえ、ここで中央西線に乗れたのは旅に変化が付いて結果的によかったのかもしれません (・∀・)イイネ!。木曽山脈の深い山あいを抜けた列車はやがて、中央東線との接続駅である塩尻で篠ノ井線へと入り、中津川から二時間半で終点の松本に到着 (・ω・)トーチャコ。この日の移動はここまでとし、結果的に「18きっぷ」の4回目は天王寺~西明石~松本という行程になりました (´w`*)ドツカレサン。ちなみに松本の宿は、名古屋で乗り換える際にビジネスホテルを予約。年末休みと言う繁忙期でもあり、もし満室だったらこのルート変更は諦めようと思っていましたが、無事に宿が取れてひと安心です ε-(´∀`*)ホッ。暖冬と言われる今冬、信州の風は冷たいものの、松本の街に雪はほとんど見られませんでした。

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明石から列車を乗り継ぐこと7時間半、
信州の松本へとやってきました。
(・ω・)トーチャコ
ちなみに途中の塩尻で、
JRの管轄は東海から東日本へと変わっています。
▲15.12.29 篠ノ井線 松本

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松本に着いたのは夜の8時半で、気温は0度。
当初の予定では静岡や関西だけで、
長野へ来るつもりが無かった私は、
防寒装備がちょっとユルくて、寒い・・・。
ブルブル…{{{{(*+ω+*)}}}}サムイッチャ
▲15.12.29 篠ノ井線 松本

明石1251-(山陽 新快速3464M)-米原1453~1500-(東海道226F)-大垣1533~1541-(特別快速2100F)-名古屋1614~1624-(中央2737M)-中津川1739~1802-(1839M)-松本2022

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体を温めるために駅前の飲み屋へ飛び込み、
とりあえず頼んだのは、馬のモツ煮。
甘めの信州味噌で心が和らぎます。
合わせるお酒は定番の真澄。
Uヽ(>∀<*)クゥーッ!!
そしてもちろん信州と言えば、
シメにお蕎麦もいただきます (゚д゚)ウマー!。


12月30日(水)

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明けて翌朝、
松本駅のコンコースから北のほうを臨むと
大糸線ホームの向こうには、
モルゲンロートで鮮やかに染まった
北アルプスの山々が拝めました。
(´▽`*)キレ~♪
下写真左側に写るトンガリ山は、
標高2,857メートルの常念岳です。
▲15.12.30 篠ノ井線 松本

松本で迎えた「18旅」の三日目。「青春18きっぷ」に5回目の使用開始スタンプを捺してもらい、さっそく国鉄色189系の「スキー臨」を撮影しに、大糸線の沿線へと向かいます (/*´∀`)o レッツラゴー♪。空はスッキリとした冬晴れで、松本駅のコンコースから朝焼けで真っ赤に染まる北アルプスの常念岳(じょうねんだけ)がとてもキレイに見えました (゚∀゚*)オオッ!!。これは今日の撮影に大いなる期待を持たせ、私の気分は朝から早くも高揚気味です ε-(°ω°*)ムフーッ!。

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松本駅構内の西側、
篠ノ井線と少し離れた位置にある6番線が
大糸線のホームです。
信濃大町ゆき普通列車はE127系の二連。
セミクロスとロングがそれぞれ片側ずつという
ちょっと変わった座席配置の同車ですが、
私はボックスシートに座ることができました。
ボックス(σ゚∀゚)σゲッツ!!
▲15.12.30 篠ノ井線 松本

大糸線はここ松本から、信濃大町、白馬、南小谷(みなみおたり)を経て、日本海側の糸魚川(いといがわ・新潟)までを結ぶ、105.4キロのローカル線(地方交通線)(・o・*)ホホゥ。途中の南小谷で運行体系が大きく変わるのが同線の特徴で、JR東日本管轄の松本~南小谷は直流電化で電車による運行、JR西日本管轄の南小谷~糸魚川は非電化で気動車(ディーゼルカー)による運行となっており、両区間を跨ぐ全線直通の定期列車は現在一本もありません ( ̄。 ̄)ヘー。そして同線の沿線には、ヤナバや白馬、栂池(つがいけ)などといった数多くの有名なスキー場があり、かつてはシーズンになると首都圏や中京圏、関西圏からスキー客をターゲットにした臨時の夜行列車「シュプール号」などが運転され、冬場の同線はたくさんの「スキー臨」で賑わいを見せたものです シュプール(´ω`*)ナツカシス。しかし近年ではクルマでの移動が主流となったり、さらには格安のバスツアーに客を取られたりして、「スキー臨」は以前に比べると激減してしまいました (´・ω・`)ショボーン。そんななかで大糸線に入線する今回の189系は団体列車ながら、今や貴重な「スキー臨」と言えるでしょう (゚∀゚*)オオッ!!。この日の189系は松本から白馬までの下り回送列車(送り込み回送)と、白馬からお客さんを乗せて東京方面へ向かう上りの営業列車(団体臨時列車)の一往復。そこでまずは、白馬への送り込み回送から狙います。

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大糸線の車窓から臨む北アルプスの山々。
まん中の山が先ほど松本駅からも眺めた常念岳です。
それにしても12月末だと言うのに、
沿線には雪がまったく見られませんねぇ・・・。
σ(・ω・`)ウーン…。
▲15.12.30 大糸線 南豊科-豊科(車窓から)

私が乗った大糸線の信濃大町ゆき普通列車は松本の市街地を抜けて、安曇野(あずみの)と呼ばれるのどかな里山の地域に入ると、やがて左側の車窓に北アルプスの山々が臨めるようになりました (゚∀゚)オッ!。出発前に松本駅のコンコースで見たときと同様、今のところはその山容はクッキリと見える好条件 (゚∀゚*)オオッ!!。ならばもう、このあたりで189系を撮ろう m9(`・ω・´)ケテ…イ?・・・と、言いたいところなのですが、実は白馬へと向かう送り込みの回送列車はもう、日が昇る前の早朝5時に松本を発車して大糸線を北上し ( ̄△ ̄;)エ?、途中の有明(ありあけ)という駅にて待機(長時間停車)しているのです。なので、たとえ山がキレイに見えていても、有明よりも手前にあるこのあたりは既に通過済み (・ε・`)ナーンダ。送り込み回送を撮るには有明で長時間停車中の189系を追い越して、同駅よりも先の区間へ行かなくてはなりません ε=┌(;゚д゚)┘オイコシ!。この辺の駆け引きが、列車移動の徒歩鉄ならではのジレンマというか、楽しさというか・・・(^^;)ゞポリポリ。

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途中の有明で、側線に停車している
国鉄色189系(M51編成)を確認!
イタ━━━━m9( ゚∀゚)っ━━━━ッ!!
ここで私の乗っている普通列車が先行します。
ε=┌(=゚ω゚)ノ オサキ!
▲15.12.30 大糸線 有明

有明に停車中の国鉄色189系を実際に自分の目で確認し、私のテンションはさらにアップ ε-(°ω°*)ムフーッ!。189系を追い越した普通列車で目指すのは、有明から5駅ほど先へ進んだところにある、安曇沓掛(あずみくつかけ)(゚ー゚*)クツカケ?。この駅の北側に広がる田園地帯からは、大糸線を走る列車の背景に北アルプスの高峰、爺が岳や鹿島槍ヶ岳、五竜岳などが写し込め、同線随一のお立ち台的な有名撮影ポイントとして知られているのです (゚∀゚*)オオッ!!。もちろんこのポイントでベストショットを撮るには晴天が絶対条件ですが、今日のスッキリとした青空ならば、きっと雄大な山並みが出迎えてくれるハズ。私はそう信じて疑いませんでした (`・∀・´)ダイジョブ。ところが・・・( ̄△ ̄;)エ…

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順調に北上する大糸線の普通列車。
快晴の有明を出てから数駅ほど進むと、
あれ?なんだか先の方に黒い雲が・・・Σ(゚∇゚;)エッ!?
▲15.12.30 大糸線 北細野-信濃松川

松本から有明までは、ほとんど雲ひとつ見当たらないようなドっピーカンの快晴だったのに (つ▽≦*)マブシッ!、そこからわずか三駅ほど進んだ北細野(きたほその)のあたりで突如、車窓の前方になんだかいや~な感じの雲が立ち込めているのが、視界に入ってきたではありませんか! Σ(゚□゚(゚□゚*)ナ、ナニーッ!! それは一時的な流れ雲などではなく、まさに文字通りの「暗雲」と言った感じ・・・(´・д・`;)アンウン…。そして列車はその暗雲の方に向かって突き進み、やがて目的地の安曇沓掛へ・・・。

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松本から普通列車で50分、安曇沓掛に到着。
ホームで見送る列車に日は当たっているけれど、
その背景は真っ暗・・・(´Д`lll)ドヨーン。
▲15.12.30 大糸線 安曇沓掛

松本0715-(大糸3225M)-安曇沓掛0804

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大町市の南部に位置する安曇沓掛。
駅舎は無く、ホーム上に簡素な待合室があるだけの
小さな無人駅です。
▲15.12.30 大糸線 安曇沓掛

車窓から見たあまりの急激な空の変化に呆然としつつも ポヵ━━(lll゚ρ゚)━━ン...、「まもなく安曇沓掛です」と言う案内放送を聞いて我に返り (;`ロ´)ハッ!、とりあえずふらふらと列車を降りた私 フラフラ。。。(((;´△`)。ホーム上からあらためて見上げると、南側半分が青空、北側半分が曇り空という、なんとも不思議・・・と言うか、気持ちの悪い状況です (´д`;)ナンジャコリャ。そして北アルプスの雄大な山並みが写し込めるという、件のお立ち台から臨むのは北側の景色 (゚ー゚;)キタ…。すでに現地を見ずとも結果はわかっているようなものですが、とりあえず重~い足取りで駅から10分ほどの田園地帯へ向かうと ε~ε~ε~(((;-“-)ウググ、そこからは・・・(*゚ロ゚)ハッ!!

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北アルプス、見えませんでした~(T□T)
▲15.12.30 大糸線 信濃常盤-安曇沓掛

あ~あ、やっぱり北アルプスは雲隠れ・・・ il||li_| ̄|◯ il||li 。ちなみに、上写真で列車(211系)の背景に写っている山は北アルプスではなく、前衛の鍬ノ峰(くわのみね)という安曇野の里山で、本来ならその奥(画面の中央付近)にでーんと北アルプスの雄大な山々が連なっているはずなのです アルプス?(゚Д゚≡゚Д゚)ドコ?。しかしこの日はご覧の通り分厚い雲に阻まれて、その存在すらまったくわかりません (-"-;*)ミエナイ…。新府での八ヶ岳、薩埵峠での富士山に続き、安曇沓掛の北アルプスも撃沈。これで今旅の山バックは三連敗です (´д`;)トホホ。とくに今回は朝の松本での期待値が高かっただけに、ショックも大きいなぁ・・・(´・ω・`)ショボーン。もっとも、太平洋側の高気圧と日本海側の低気圧の境目にかかるこの地域の空模様はとても読みにくく、北アルプスをきれいに撮ることは、八ヶ岳や富士山よりもずっと難しい(と個人的には思う)んですけれどね。

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一つ前の写真と同じ位置から南の方を見ると、
こちらは晴れていて青空が広がっています。
まさに私のいるあたりがちょうど
晴れと曇りの境目って感じかな・・・σ(゚・゚*)ンー。

ただね、もうここまで来ちゃったワケだし、いつまでも己の力ではどうにもならない空模様を嘆いていたってしょうがない (´ω`)ソゥネ。何にしても、あと一時間ほどでお目当ての国鉄色189系はやってきてしまいますので、ここは気持ちを切り替えて撮影へ臨むことにしましょう (`・ω・´)-3フンス!。この状況でも不幸中の幸いというべきか、北アルプスには分厚い雲がかかっているものの、線路のあるこのあたり一帯はずっと陰ること無く日が照っています (つ▽≦*)マブシッ!。また、時間が経つに連れて徐々に暗雲と呼んでいた黒い雲は流れ始め、なんとか鍬ノ峰くらいはスッキリと山頂まで臨めるようになってきました (゚∀゚)オッ!。北アルプスの雄大さと比較しちゃうと、どうしてもショボく感じてしまう里山の鍬ノ峰ですが、よく見ればそのお姿はなかなか美しい山容をしているじゃありませんか (・∀・)イイネ!。そこで私はこの鍬ノ峰を大きく入れたアングルで、189系を狙ってみることにしました m9(`・ω・´)ケテイ!。そして迎えた通過時刻・・・ε-(°ω°*)キタッ!

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鍬ノ峰が見守るのどかな安曇野の里を、
国鉄特急形が軽やかなジョイント音を響かせて、
駆け抜けてゆきました。
▲15.12.30 大糸線 信濃常盤-安曇沓掛(後追い)

大糸線で国鉄色189系が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
アングルを模索して周囲を歩き回り、最終的に決めた跨線橋上から俯瞰気味に撮ってみた189系【◎】]ω・´)パチッ!。その背景には鍬ノ峰のなだらかな山容がしっくりと収まりました。のどかな安曇野の風景と昔ながらの国鉄特急色は、まさにベストマッチです 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。ちなみに背景に写ってくれた鍬ノ峰ですが、その名の由来は南峰から北峰に続く稜線が鍬の歯形に見えるところから付けられたとのこと。標高は1,623メートルで、津軽の名峰・岩木山(青森)の1,625メートルとほとんど変わらないと言うのは、あとから調べてみてちょっと意外なことでした ( ̄。 ̄)ヘー。そんな鍬ノ峰をバックにした189系、まあ、これはこれで悪くなく、北アルプスが見えない妥協案としては個人的に満足です (´ω`*)ヨカッタ。でも、この安曇沓掛の北アルプスバックは、いずれまたリベンジしに来なくちゃだなぁ・・・(・ε・`)チェ。

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同じ跨線橋上から撮ったE127系の普通列車。
晴れていればこの角度から列車の背景に、
北アルプスの鹿島槍ヶ岳や五竜岳が臨めたハズ・・・。
σ(・ω・`)ハズ…
またここにはリベンジしに来たいと思います。
▲15.12.30 大糸線 信濃常盤-安曇沓掛

さて、なんとか下りの送り込み回送を撮り終えた189系 ε-(´o`;)ホッ。ホントは北アルプスが見えていれば、白馬から折り返してくる上りの営業運転(団体臨時列車)も引き続きこの界隈で撮ろうと考えていたのですが、北アルプスが見えない現状で北アルプスバックのポイントに留まっていたって仕方ありません (・д・`)ダミダコリャ。そこで189系が白馬で折り返して来るまでの時間を利用して、私は撮影地を変えることにしました カエヨ…((((o* ̄-)o。安曇沓掛から列車に乗って向かうのは、往きの車窓からスッキリと常念岳などが見えていた、有明よりも南(松本寄り)にある撮影ポイントです (゚∀゚*)オオッ!!。日が高くなって朝方よりもだいぶ気温が上がったけれど、まだ雲が沸かずに山が見えているといいのですが・・・σ(・ω・`)ドーダロ…。

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送り込み回送を撮り終え、
上り列車で安曇沓掛をあとにします。
朝に同駅へ到着した時の暗雲からすると、
189系の通過時はまだマシになったほう
だったのかなぁ・・・σ(・ω・`)ウーン…。
▲15.12.30 大糸線 安曇沓掛

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松本ゆきの上り列車で、安曇沓掛から30分。
次に私が降りたのは、梓橋(あずさばし)。
(゚ー゚*)アズニャソ?
▲15.12.30 大糸線 梓橋

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梓橋は、松本市と安曇野市の境を流れる
梓川(あずさがわ)の北岸(安曇野市側)に位置し、
駅名はその梓川に架けられた鉄道橋が由来となっています。
( ̄。 ̄)ヘー
ちなみにこの真新しい駅舎は、私が訪れる数週間前の
12/11にリニューアルオープンしたばかり。
▲15.12.30 大糸線 梓橋

安曇沓掛1103-(大糸5326M)-梓橋1139

安曇沓掛から乗った上り列車で松本方面へと戻ってゆくと、やはりこちらのほうが天気は安定しています (゚∀゚)オッ!。ただ、往きに山頂までスッキリと見えていた常念岳のまわりには、分厚い雲ではないものの、ぽわぽわとした流れ雲がまとわりついていて、189系の通過時に山頂が見えるかどうかは微妙なところ (゚ペ)ウーン…。それでも山容が確認できるだけ、安曇沓掛の北アルプスバックよりはマシなように思います (´ω`)ソゥネ。私はそんな常念岳が駅近くの田園地帯から臨める、梓橋(あずさばし)で下車。 駅から撮影ポイントまでは歩いて10分程度のお手軽な距離ですが、実は189系の通過時刻まではあと20分ほどしか無く、少し急ぎ目の小走りで向かいます ε=ε=ε=┌(;゚д゚)┘イソゲ。このタイトな状況に対応できることも梓橋を撮影地に選んだ理由のひとつだったのですが、そこから見た情景は・・・(「゚ー゚)ドレドレ。

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撮影ポイントは梓橋の駅近くに広がる田園地帯。
ここからは大糸線の線路の奥に
北アルプスの南端が臨めます (゚∀゚*)オオッ!。

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そのなかでひときわ存在感を見せるのが、
トンガリ山の常念岳です/(´▽`*)\ トンガリ♪。

青空のもとにそびえる、雪をかぶった常念岳。まとわりつく雲がちょっと気になるけれど、かろうじて山頂は見えていて、なかなかいい感じです (゚∀゚*)オオッ!。常念岳は北アルプス南部の常念山脈にある標高2,857 mの山で、日本百名山のひとつにも数えられる名峰 (・o・*)ホホゥ。これを列車の背景に入れられれば、大糸線らしい情景となることでしょう (・∀・)イイネ!。通過時刻が迫るなかでカメラをセッティングすると、一息つく間もなく、すぐに近くの踏切が鳴りだしましたε-(°ω°*)キタッ!。

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安曇野のシンボル、常念岳を背にして、
大糸線を快走する189系の「スキー臨」。
冬晴れの青空に鮮やかな国鉄特急色が映えました!
▲15.12.30 大糸線 一日市場-梓橋

常念岳バックで189系が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
北アルプスの一角である常念岳を臨みて、単線の大糸線を走りゆく国鉄色189系。「団体」という味気ない表示ながらも、その姿にはかつて同形式が使われていた時代の大糸線直通「あずさ」や、スキー臨の代表格であった「シュプール白馬」を彷彿とさせるものがありました (´ω`*)ナツカシス。日の当たり具合も最高の光線状態で、やはりバリ順で見る国鉄特急色は美しいなぁ・・・。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。実はよく見ると常念岳の山頂にはちょっと流れ雲がかかっちゃっており、このあたりにも今旅の「山運」の無さが現れているようにも思いますが (ノO`)アチャー、それでもこの条件で撮れたことに大満足 マンゾク♪(*⌒∇⌒*)マンゾク♪。何よりも今回は国鉄色の189系が大糸線へ入線したという貴重な機会で、それを記録できただけでもここまで来た甲斐がありました・:*:・キテ(*ノ∀`*)ヨカッタ・:*:・。これで189系の「スキー臨」撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。さ~て、今度こそホントに東京へと帰るかな・・・カエロ...((((o* ̄-)o。

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梓橋から松本ゆきの上り列車に乗車。
梓橋のホーム上からもこのように常念岳を臨むことができます。
この時の方が山頂までキレイに見えていますね。
私ってばホント、山運ないなぁ・・・(^^;)ゞポリポリ
▲15.12.30 大糸線 梓橋

梓橋から東京へは、大糸線、篠ノ井線、中央東線を乗り継いで行くことになるのですが、その道中で私にはちょっと立ち寄りたいところが σ(゚ー゚)ドコ?・・・というか、「とある方」と待ち合わせをしていました σ(゚ー゚)ダレ?。その方とはソネブロ仲間で画家の「sonicさん」です (゚∀゚*)オオッ!。

実はこの旅の前週のこと、私が作品展へお邪魔してお会いしたときに「年末年始のお休みは、どこかへ絵の創作活動などに出かけられるのですか? σ(゚・゚*)ドコイクノ?」とお尋ねしたところ、「年末は創作も兼ねて、新島々駅に展示してある作品を架け替えに行く予定なんです (⌒▽⌒*)シンシマシマヨ」とおっしゃられていたのです σ(゚ー゚)シマシマ?。sonicさんのいう「新島々(しんしましま)」とは松本から出ているローカル私鉄、アルピコ交通松本電鉄・上高地線の終着駅で、この駅の待合室「えきなかギャラリー」にはsonicさんの作品が常設で展示されています。そしてそこを訪れる際には、松本を拠点とされることが多いとのこと  (・o・*)ホホゥ。そこで、私は急きょルートを変更してたどり着いた松本から前夜に、「予定を変更して松本に来ちゃいました。sonicさんも年末に訪れるとのことでしたが、もしスケジュールが合うようでしたら、松本でランチでもいかがですか?」と、メールを送ってみたのです ☆':.+゚メ-ル[\/]送信ヾ(´∀`*ヽ)゚+.:'☆。するとsonicさんからは「OK牧場!」との嬉しい返事をいただけました (*`д´)=bオケ!。

私が梓橋から乗った大糸線の上り列車が松本へ着くのは12時36分。一方、sonicさんが都内から乗り継いできた中央線の下り列車が松本へ着くのは、12時52分 (゚∀゚*)オオッ!。なかなかいいタイミングじゃありませんか ъ(゚Д゚)グッジョブ!!。あ、ちなみにsonicさんも「18きっぷ」を愛用する「18きっぱー」なので、もちろん普通列車での移動です ナカ━━( ゚∀゚)人(゚∀゚ ) ━━マ♪。とりあえず、私の方は撮影を終えて順調に松本へ向かっている旨をメールでお伝えしようとしたところ []o(・_・*)メール…、ふと考えてみると先ほど私が撮影した国鉄色189系は、松本へ向かっているsonicさんの列車と必ずどこかですれ違います。調べてみるとそれは塩尻付近になりそう σ(゚・゚*)ンー。私はその情報も書き入れてメールを送りました ☆':.+゚メ-ル[\/]送信ヾ(´∀`*ヽ)゚+.:'☆。

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梓橋からは10分ほどで
朝に出発した松本に帰ってきました。
(=゚ω゚)ノ タライマ!。
ちなみに写真の右手に写る
大糸線ホーム上(6番線)の駅そば屋さんは、
「日本一おいしい駅そば(生そばを使った特上)」
という呼び声が高い名店(名スタンド)なのですが、
(゚¬゚)ジュルリ…
今回はランチの約束があるのでスルー(笑)
▲15.12.30 篠ノ井線 松本

梓橋1227-(大糸 4232M)-松本1236

2025.jpg

大糸線ホームの反対側にある
7番線を発着するのが
アルピコ交通松本電鉄・上高地線(松本~新島々)。
同線のイメージキャラクター(萌えキャラ?)、
淵東なぎさ」が描かれた「なぎさTRAIN」に
子供たちも興味津々? (´▽`*)ナギサチャソ♪
▲15.12.30 アルピコ交通上高地線 松本

2026.jpg

そしてsonicさんが乗られている
篠ノ井線(中央線)の列車は
5分遅れで松本着 (・ω・)トーチャコ。
車両はロングシート仕様の211系でした。
これで甲府からの二時間はツラいですよね
(^^;)ドツカレサン
▲15.12.30 篠ノ井線 松本

松本へ先に着いた私が、sonicさんの乗った列車をホームにてお出迎え (=゚∇゚)ノ ヤァ♪。無事に合流することができました オヒサ(ノ ̄∇ ̄)人( ̄∇ ̄ )ノオヒサ。列車は5分ほど遅延していましたが、そのおかげで本来は塩尻と広丘の間ですれ違っちゃうハズの国鉄色189系を、塩尻駅できっちりと見ることができたそうです (゚∀゚*)オオッ!!。その様子はsonicさんのブログで・・・(笑)。

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松本でのランチに選んだのはお蕎麦屋さん。
大鱒のにぎりと蕎麦豆腐を注文し、
それに合わせるのは焼酎の蕎麦湯割り。
Uヽ(>∀<*)クゥーッ!!
ん?これはランチというより、昼飲み!?
(゚∀゚)アヒャ☆
ちなみにお酒が弱いsonicさんが飲むのは、
信州名産のリンゴジュース(奥)です♪

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ランチの後には少し時間があり、
せっかくなので松本城まで行ってみました。
テクテクε=ε=ε=┌(*・∀・)┘┌(*・∀・)┘
快晴のこの日は午後になっても、
北アルプスの山々がお城の向こうにクッキリ
・・・というか、私が梓橋で撮った時よりも
雲が取れてスッキリとしているじゃないですか!
Σ(=゚ω゚=*)ナニュ!?
さすがsonicさんは山運も持っていらっしゃるなぁ。
でも、私としてはなんだか複雑な気分です・・・。
(^^;)ゞポリポリ
sonic画伯はその場でこの情景を描き始めました。
その完成作品はsonicさんのブログで・・・。

sonicさんのお言葉を借りると、「自由気ままに見えて、実はそれなりの緻密さと臨機応変さが必要な18きっぷ」。私の旅に緻密さがあるかは疑問を感じるところですが σ(゚・゚*)ンー、臨機応変という点ではまさに、変化に富んだ今旅はその通りだったように思います。いや、臨機応変というよりは、ただ単にとりとめのない旅か?(´ω`)ソゥダネ いずれにしても、前日に加古川で「エヴァ新幹線」を撮っている時点で、まさか翌日に松本でsonicさんと会うことになっているとは、まったく思ってもみなかったなぁ・・・アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。sonicさんとはお互いのスケジュールを最優先するということで、与えられた時間は三時間弱。その時間を利用してランチ(昼飲み?)をし カンパーイ♪(*^0^)ノ口☆口ヾ(^-^;)カ、カンパイ…、その後に松本城などをちょろっと散策してから テクテクε=ε=ε=┌(*・∀・)┘┌(*・∀・)┘、作品の架け替えで新島々へ向かうsonicさんと、東京へ帰る私は駅のホームで別れました (=゚ω゚)ノ ンジャ!。sonicさん、急なお誘いにも関わらず、お付き合いいただきましてありがとうございました!(*'∀'*)アリガ㌧♪

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松本から乗るのは中央東線へ直通する、
小淵沢行きの普通列車・・・って、
ホントに小淵沢行きだよな!?
(;¬_¬) アヤシイ…
▲15.12.30 篠ノ井線 松本

sonicさんにホームで見送られて、松本から私が乗ったのは中央東線へ直通する上り普通列車の小淵沢ゆき (=゚ω゚)ノシ バイチャ!。車両はロングシート仕様の211系で、このシチュエーションはやけにリアルな既視感があるな σ(゚・゚*)デジャヴ?・・・と思ったら、二日前には静岡のホームで「hanamura師匠」にお見送りされたんだっけ ( ̄▽ ̄*)アア…。所属違いの色違いだけれど、どちらも211系に私が乗って見送られているというのが、なんとも奇遇です (゚ー゚;)タシカニ。あのときは東京方面の上り列車で帰ると見せかけて、浜松ゆきの下り列車に乗ったけれど・・・まさか今回も!? (;¬_¬) アヤシイ…。いや、安心してください、小淵沢ゆきですよ! <(`・∀・´)>ハイテマスヨ! さすがに「18きっぷ」もラストの5回目。もうあとは中央東線を乗り継いで東京へと帰るだけです カエロ...((((o* ̄-)o。

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小淵沢で接続したのは甲府ゆき。
こちらの211系もロングシート仕様でしたが、
トイレ脇の簡易ボックスシート(?)に座りました。
でも、この席って乗り心地(というか居心地)が
ちょっとビミョーなんですよね (^皿^;)シシ。
▲15.12.30 中央本線 小淵沢

中央線に始まり、中央線に終わる!? これで5回にわたってお届けしてきた「冬の青春18きっぷ、グダグダ旅 (´д`;)」は終了です (´w`*)ドツカレサン。「青春18きっぷ」を活用し、山梨、静岡、大阪、明石、松本と訪れた今旅、もちろんはじめから「グダグダ旅」にしようなんて思ってはおらず、八ヶ岳も、富士山も、そして北アルプスも、スッキリとキレイに見えているのがいちばんの理想でした (´∀`;)ソリャソーダ。ところが今回はどの山もそろって雲隠れ・・・(-"-;*)ミエナイ…。。ここで今一度振り返ってみると、今旅の撮影でお目当ての列車自体はほとんど陰られていないんです σ(゚・゚*)ソーイエバ…。つまり「晴れ運」は絶好調!でも、私には「山運」がなかった・・・orz。結果的には「山の見えない山巡り」というグダグダ旅になってしまいました (´д`;)トホホ。まあ今旅には、阪堺電車の住吉公園や「エヴァ新幹線」という収穫もあったけれど・・・。

2031.jpg

甲府で接続した高尾ゆきは
セミクロス仕様の211系でした。
やっとボックスシートに座れます。
ボックス(σ゚∀゚)σゲッツ!!
12月30日、夜の上り列車は、
ガラっガラに空いていました。
▲15.12.30 中央本線 甲府

それでも「18きっぷ」を活用した乗り鉄としてはなかなか充実した行程で、思う存分に鈍行旅を満喫しました。一枚で5回分、JR全線の普通・快速列車が一日じゅう乗り放題となる、「青春18きっぷ」。一回目が都内~仙台の往復、二回目が都内~小淵沢の往復、三回目が都内~静岡~天王寺、四回目が天王寺~明石~名古屋~松本、そして五回目が松本~安曇沓掛~松本~都内。11,850円でこれだけ乗ればじゅうぶんでしょう マンゾク♪(*⌒∇⌒*)マンゾク♪。もちろん「18きっぷ」は値段が安いってところも魅力なのですが、最近の私はこの制限のあるきっぷを使ってどんな旅ができるかを組み立てて行くことに、楽しさを見いだしているように思います ( ´_ゝ`)フーン。「18きっぷ」で無理なくまわれる範囲(?)で、撮りたいものを撮る! そういう意味で今回は、山運こそ恵まれなかったけれど、いい旅ができました (^^)。

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松本から三時間半で都内の高尾に到着。
二泊三日の「18旅」が終わりました。
(´w`*)ドツカレサン
▲15.12.30 中央本線 高尾

松本1555-(中央1536M)-小淵沢1704~1710-(344M)-甲府1748~1808-(562M)-高尾1938

2033.jpg

ちなみに高尾から自宅の最寄り駅まで帰る途中、
先ほど大糸線で撮った国鉄色189系が営業を終えて
所属車庫(豊田車両センター)へ回送される時間と、
ちょうどバッティングしました (´¬`*)ラキー♪。
せっかくなので武蔵小金井で迎え撃ちます。
(^_[◎]oパチリ
▲15.12.30 中央本線 武蔵小金井

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停車中の189系の横を走り抜けてゆくのは、
E351系の「スーパーあずさ」。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚Д゚)つ
189系はこれを退避するために
武蔵小金井で停車したのでした。
▲15.12.30 中央本線 武蔵小金井



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冬の18旅 その4・・・山陽新幹線「500 TYPE EVA」撮影記 [鉄道旅行記]

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2015.12.28~30
冬の青春18きっぷ、グダグダ旅 (´д`;)
その4
新世紀新幹線!?
山陽新幹線「500 TYPE EVA」撮影記
 
  

前回からの続きです。
一枚で5回分、JR全線の普通・快速列車が一日じゅう乗り放題となる、「青春18きっぷ」 (´艸`*)オットク~♪。その三回目を使って私は東京から東海道線を下り (/*´∀`)o レッツラゴー♪、静岡での撮り鉄(・・・っていうか、ディープな名所巡り?)を経て、最終的に大阪までやってきました (´▽`*)オオサカ~♪。 天王寺で一泊して迎えた翌日、大阪での最初の目的は、阪堺電気軌道・上町線の住吉公園駅 σ(゚・゚*)エキ?。同駅は朝の数本しか電車が運行されない「日本一終電の早い駅」として知られているものの、残念ながら2016年1月末での廃止が決定しており、私は無くなる前にもう一度だけ訪れておきたかったのです  (´ω`*)オクリテツ…。特異な運行時間ゆえ、撮影は朝方の低い日当りによる建物の影落ち(マンダーラ状態)に悩まされながらのものでしたが、消えゆく住吉公園の駅舎や住吉名物の平面交差などを存分に記録することができました 【◎】]ω・´)パチッ!。その後、住吉大社での参拝を済ませてから上町線で戻って来たのは、この日のスタート地点だった天王寺 (=゚ω゚)ノ タライマ!。ここであらためて「18きっぷ」四回目の使用開始スタンプを押してもらい、JRの改札を入ります。さて、次に向かうのは・・・? 実はこの時点で、あまり時間に余裕が無いんです ε=ε=ε=┌(;´∀`)┘アセアセ。

1000.jpg

奈良方面への関西本線(大和路線)や、
和歌山方面への阪和線が発着する天王寺。
でも私が乗るのは大阪方面へ向かう大阪環状線です。
 (゚ー゚*)))カンジョーセソ
ホームに入って来た今度の電車は
大和路線から直通して来た区間快速で、
車両は通勤形ではなく近郊形の221系でした。
▲15.12.29 関西本線(大阪環状線) 天王寺

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大阪で環状線からJR神戸線(東海道線)に乗り換え。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
新快速の姫路ゆきで、車両は223系です。
転換クロスシート装備の近郊形ですが、
混んでいて座れなかった・・・(´д`;)人大杉。
▲15.12.29 東海道本線 大阪

天王寺から大阪環状線で半周して大阪へ行き、そこでJR神戸線に乗り換えます ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。ちなみに、JR西日本の京阪神エリア(アーバンネットワーク)では路線を愛称名で呼ぶことが多く、東海道本線の京都~大阪はJR京都線、東海道・山陽本線の大阪~姫路はJR神戸線の呼び名が定着しています。ま、鉄じゃない一般の方には、そのほうが解りやすいやね (´ω`*)ソウネ。そんなJR神戸線の姫路ゆき新快速列車で、大阪から西の方へ (*・o・)ノ Go!。とりあえずこの列車に乗れたことで、次のターゲットには間に合うことができそうです。混んでいて座れなかったけれど、気分的にはホッと一息 ε-(´∀`;)ホッ。

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神戸の三ノ宮付近で並走する阪急電車。
9000系にはもうすでに「初詣」のヘッドマークが
掲げられていました (゚∀゚)オッ!。
▲15.12.29 東海道本線 灘-三ノ宮(車窓から)

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神戸を越えてさらにしばらく進むと、
車窓に見えてきたのは、明石海峡の海景色と
それを跨ぐ雄大な明石海峡大橋の姿。
(´▽`*)ウミ~♪
ちなみにこの車窓カット、
列車の進行とは逆向きの席に座って撮ったもので
(三ノ宮でドア脇の「補助イス」に座れた♪)、
後方を眺めるような形になっています。
▲15.12.29 山陽本線 舞子-朝霧(車窓から)

姫路ゆきの新快速は神戸で東海道本線から山陽本線へと入り(といってもJR神戸線であることには変わらず)、やがて車窓の左手に明石海峡の海景色が臨めるようになりました (゚∀゚)オッ!。このまま山陽路を突き進み、岡山、そして広島へ・・・と行っちゃいたいところですが (*・∀・)ノ Go!Go!、私が列車を降りたのは大阪近郊区間内にある西明石(にしあかし)(・ε・*)ナーンダ。西明石は明石の隣駅で、その名の通り兵庫県明石市主要部の西方に位置する、JR神戸線と山陽新幹線の接続駅です (・o・*)ホホゥ。

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大阪から新快速列車で40分、
私がやって来たのは
山陽新幹線との接続駅、西明石。
(・ω・)トーチャコ
下が在来線(JR神戸線)ホームで、
上の高架が新幹線ホームです。
▲15.12.29 山陽本線 西明石

天王寺914-(大阪環状2349Y)-大阪0933~0945-(東海道 新快速3427M)-西明石1027

西明石で下車したと言うことは、山陽本線を走る特急列車や貨物列車が狙い・・・ではありません。何を隠そう私の次なる目的は、上を走る山陽新幹線のほうにあります ( ̄△ ̄;)エ?。え?数多くの魅力的な路線がある関西圏で、あえて新幹線を撮るの? c(゚.゚*)シソカソセソ? と思われるかもしれませんが、JR東海と西日本で東京~博多が直通運転されている東海道・山陽新幹線のなかで、実はこの山陽新幹線区間(JR西日本エリア)でしか見られない車種がいくつかあるのです ( ̄。 ̄)ヘー。そして現在、そのうちの一本にちょっとした「スペシャルマーキング(特別塗装)」が施されており、それが西明石まで来た私の狙いでした (=゚ω゚=*)スペシャル!?。基本的に一日一往復の限定された列車にしか入らないスペシャル編成、その西明石到着時刻は10時39分。私が大阪から乗って来た新快速は同駅に10時27分に着いたので、なかなか絶妙なタイミングじゃありませんか (゚∀゚*)オオッ!!(間に合ってヨカッタ ε-(´∀`;)ホッ)。「18きっぷ」でいったん改札外へ出て入場券を買い、あらためて新幹線の改札を入ります (*・∀・)つ[入場]。お目当ての列車は上りの新大阪ゆき「こだま730号」、私はそれを二、三人の同業者さんとともに下りホームから狙うと、ターゲットはすぐに姿を現しました (゚∀゚)オッ!。

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西明石のホームから臨む直線上に見えて来たのは、
鮮やかな紫色の500系新幹線! (=゚ω゚=*)ムラサキ!?

1008.jpg

車体側面には何やら賑やかな塗装が施されています。
この新幹線はいったい何者!? Σ(゚∇゚ノ)ノ ナニコレ!
▲15.12.29 山陽新幹線 西明石

500系エヴァ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
西明石のホームに入って来たのは、東京で見かける東海道新幹線とはまったく異なる、一見すると「ゲテモノ」とも取れるような奇抜なカラーリングの新幹線 w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。いったいこれは何なのかと言うと、実はこのカラーリングは「エヴァンゲリオン(エヴァ)」と言うアニメに出てくる巨大な人型兵器、EVA初号機(ロボットのようなモノ)をモチーフにしたもので σ(゚ー゚*)エヴァ?、山陽新幹線の全線開業40周年と「エヴァンゲリオン」の放送開始20周年をコラボレーションした(新幹線:エヴァンゲリオンプロジェクト)、期間限定の記念塗装なのです。その名も「500 TYPE EVA」! (゚∀゚*)オオッ!!

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西明石に停車した「500 TYPE EVA」。
アニメ「エヴァンゲリオン」の劇中に出てくる
「EVA初号機」をモチーフにしたカラーリングは、
強烈なインパクトがあります w(゚o゚*)w オオー!。
ちなみにこの複雑な塗り分けですが、
高速運転での安全性を考えて
シールによるラッピングではなく塗装だそうです
 ( ̄。 ̄)ヘー。
▲15.12.29 山陽新幹線 西明石

1011.jpg

側面には「山陽新幹線 全線開業40周年」
の記念ステッカーが貼られています。
同車の塗装はこれを記念して企画されたもの。
(*゚▽゚)/゚・:*【祝・40周年】*:・゚\(゚▽゚*)

とはいえ、私にはなんで新幹線と「エヴァ」が記念のコラボをするのかよく解らないし(映画の宣伝を兼ねているとか?)σ(゚・゚*)ンー…、ぶっちゃけ私は「エヴァ」を最初のテレビシリーズをちょろっと見た程度で、同アニメのファンと言うほどのものでもないんです (。・ε・。)スンマソ-ン。んじゃ、なんでわざわざ西明石までコレを撮りに来たのかと言えば、もともと私はこの「500 TYPE EVA」の元になっている500系新幹線が好きで、同車に施されたこのインパクトある「エヴァカラー」のデザインを公式HPで見た時に、「なにこのムラサキの500系、超かっちょいいじゃん! (゚∇゚*)カコイイ!!」って、つい思っちゃったんですよね・・・。それで実際に一目、見てみたかったのでした (*゚∀゚)=3ハァハァ!。

091107.jpg

かつては東海道新幹線にも乗り入れて、
東京~博多の「のぞみ」を中心に使われていた500系。
極端にシャープなノーズを持つ端正なスタイルで
ファンの人気を博しましたが (o´∀`o)カコイイ!、
そのスタイルが故に他系列との定員の違いなどが問題となり、
2010年に東海道新幹線からは撤退 (・ε・`)ザンネン。
以降、16両から8両への短編成化が行なわれ、
現在では山陽新幹線の「こだま」運用に就いています。
本来のカラーリングはライトグレーとダークブルー。
▲09.11.7 東海道新幹線 掛川-静岡

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富士山をバックに走る、東海道乗り入れ時代の500系。
実はこのカットに写っている編成は、
離合試験時のセンサー窓(運転室下の小さな黒丸)が特徴だった、
当時のW2編成で(センサー窓があるのはW1とW2の二編成のみ)、
何を隠そう、現在のV2編成こと「500 TYPE EVA」です。
(゚∀゚*)オオッ!!
▲07.2.3 東海道新幹線 三島-新富士

ちなみに、この「500 TYPE EVA」の運転区間は新大阪~博多なので、もちろん新大阪や新神戸のホームでも見ることができますが、私がこの西明石を撮影場所に選んだのには二つの理由がありました (・o・*)ホホゥ。一つ目は、光線状態がよくてホーム屋根の影落ちなどもかからずにスッキリと撮れること (^_[◎]oパチリ。そして二つ目は、この「こだま730号」が西明石で「のぞみ」の通過待ちを行なうために10分以上もの停車時間(10:39~50)があること。これならば焦らずにじっくりと細部まで眺められます φ(゚ー゚*)フムフム。

1009.jpg

上り列車の最後部になる博多寄りの先頭車(1号車)は、
よく見ると側窓が埋められているのが解ります。
(=゚ω゚=;)ンン!?
この車内はふつうの座席ではなく、
「エヴァ」のコックピットなどが再現された、
展示・体験ルーム(事前予約制)」となっています。
 ( ̄。 ̄)ヘー
▲15.12.29 山陽新幹線 西明石

1012.jpg

11月の運転開始時には話題となった
「500 TYPE EVA」ですが、
この日は冬休みなのにギャラリーはまばら・・・(・・?)アリ?。
対向ホームの同業者も数人程度でした。
その人気は思ったほどではないのかな?
(^^;)ゞポリポリ
ちなみにこの「500 TYPE EVA」は2017年3月まで、
博多発「こだま730号」と新大阪発「こだま741号」で運転中
(検査等により運転しない日もあります)。

11分停車ののち、10時50分に西明石を発車する「500 TYPE EVA」の「こだま730号」ですが、私はその発車を見送らずに撮影を終了し、一足先に新幹線ホームをあとにします (=゚ω゚)ノ ンジャッ!。ふたたび「18きっぷ」で在来線ホームへ戻り、そこから乗ったのは同駅10時53分発のJR神戸線の上り普通列車。これに慌てず間に合わせるためには、「こだま730号」の発車を見送っている余裕が無かったのでした ( ´_ゝ`)フーン。この電車でひと駅だけ大阪方向に戻った明石で、今度は私鉄の山陽電車(山陽電鉄)に乗り換え ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。

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「500 TYPE EVA」を撮り終えて、
西明石から乗ったのはJR神戸線の上り普通列車。
車両は通勤形の207系です。
▲15.12.29 山陽本線 西明石

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明石でJRから山陽電車に乗り換え。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
接続よくホームに入って来たのは、
5000系の直通特急、山陽姫路ゆき。
いったい今度はドコ行くの? σ(゚・゚*)ドコ?
▲15.12.29 山陽電鉄本線 山陽明石

山陽電鉄本線は神戸(西代)と姫路(山陽姫路)を結ぶ私鉄路線で、特急列車は神戸高速鉄道を経て大阪の梅田まで阪神電鉄に乗り入れています (・o・*)ホホゥ。JRの普通列車が乗り放題の「18きっぷ」を持っているのに、あえて山陽と阪神を直通する特急電車で大阪の梅田へ戻る・・・のではなく、そもそも乗ったのは大阪とは逆方向へ進む姫路ゆき ( ̄△ ̄;)エ?。実は私が次に目指しているのは、先ほど西明石で見た「500 TYPE EVA」の走行シーンが撮れる、山陽新幹線の撮影地です。「こだま730号」で新大阪へ向かった「500 TYPE EVA」は、折り返しの博多ゆき「こだま741号」として約一時間後に明石へ戻ってくるので、それを沿線で迎え撃とうというワケ (゚∀゚*)オオッ!!。そして、あらかじめ調べて来た撮影ポイントへはJRよりも、この山陽電車を利用するほうが便利なのでした (´ω`*)ナルヘソ。久しぶりに乗った山陽電車で明石から揺られること15分、私が下車したのは高砂(たかさご)。

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特急停車駅の高砂で下車。
関東人の私は高砂と言う駅名を聞くと
京成と北総の分岐駅(東京・葛飾)を思い浮かべますが、
σ(゚ー゚*)タカサゴ…
あちらの正式駅名は「京成高砂」。
ちなみに高砂と言う駅名は
北海道の函館本線にも存在します。
 ( ̄。 ̄)ヘー
▲15.12.29 山陽電鉄本線 高砂

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兵庫県高砂市にある、山陽電鉄の高砂駅。
かつて同駅の南側には、
加古川と高砂を結んでいた国鉄高砂線の
高砂北口という駅ありましたが、
1984年に高砂線は廃止となり、
以前は国鉄の高砂と区別するために
電鉄高砂と言う駅名だった同駅は、
91年にシンプルな高砂へと改称。
▲15.12.29 山陽電鉄本線 高砂

西明石1053-(山陽162C)-明石1056…山陽明石1104-(山陽電鉄直通特急)-高砂1121

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駅から数分ほど歩くと ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、
すぐに加古川の土手へと出ることができました。
お!遠くの方に見える、あの白い筋は・・・(゚∀゚)オッ!!

高砂駅のすぐ東側には加古川(かこがわ)という河川が流れており、その土手上のサイクリングロードを上流のほうへ向かってしばらく進むと ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、やがて前方に川を跨ぐ新幹線のコンクリート橋が見えてきました (゚∀゚)オッ!!。そこが私の目指していた撮影ポイントで、駅から徒歩15分ほどのお手軽撮影地です (・ω・)トーチャコ。お手軽と言っても光線状態は良好だし、トラスなどが無いコンクリート橋は新幹線の姿もスッキリ。防音壁などに阻まれて撮影地が少ないとされる新幹線において、ここはなかなかの好ポイントと言えるでしょう (・∀・)イイネ!。

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トップスピードで加古川を渡りゆく新幹線、
青空に白いボディが映えます。
16両編成のN700系・・・「のぞみ」かな?
▲15.12.29 山陽新幹線 西明石-姫路

まずはアングルを模索しながら河川敷で一枚 (^_[◎]oパチリ。この日は気持ちのいい快晴で、つい青空とそれを写す川面を大きく入れたくなっちゃいます。引き画でも新幹線の白い車体は存在感がありますし (o´∀`o)カコイイ!。でも、例のムラサキ色の「500 TYPE EVA」はどうかなぁ・・・σ(゚・゚*)ンー…。それに、あの「ゲテモノくん」は引き画よりもグッと寄ったほうが面白い画になりそうなので、ここは一発、撮り方に少しリスクをかけてみることにしました (`・ω・´)-3フンス!。「リスクを冒さない写真(サッカー)は、塩とコショウの入っていないスープのようなものだ」って、御大もおっしゃっていたしね(笑)。まずは「500 TYPE EVA」の前に試し撮り。

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高架線上を疾走するのは、
九州新幹線直通の鹿児島中央ゆき「さくら」。
同列車に使われるのは青磁色(淡いブルー)の
N700系7000(8000)番台で、
これも現在の500系同様、
東海道区間では見ることができない車両です。
ああ、これに乗って、
鹿児島へ黒豚食べに行きたいなぁ・・・。
σ(・∀・`)イイナァ…。
▲15.12.29 山陽新幹線 西明石-姫路

そう、リスクのある撮り方と言うのは、サイドから先頭部を狙った流し撮りです【◎】]ω・´)パチッ!。個人的に流し撮りはちょくちょくやっているけれど、さすがにこのあたりのスピードに乗った新幹線はものすごく速くて バビューン-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ、カメラの振りを合わせるのが難しく、上写真の九州新幹線「さくら」もタイミングが若干甘い "o(-"-;*)ウーン…。もっと「シンクロ率」を上げなければ・・・ヽ(´∀`)ヽ(´∀`)シンクロ!。一日一往復で一発勝負の「500 TYPE EVA」、もし流し撮りの振りがウマく合わずに失敗したら、はるばる兵庫県まで来た苦労がすべて水の泡になっちゃいます (´д`;)アウウ…。そんなイヤ~な緊張感からは逃げ出して、手堅い編成写真にするべきではないかとの思いも頭をよぎりますが σ(・ω・`)ウーン…・・・いや、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ、逃げちゃダメだ (`・_・´;)ブツブツ…。目標をセンターに入れて、シャッター。目標をセンターに入れて、シャッター。目標をセンターに入れて、シャッター・・・本命の獲物が現れる前に何度もカメラを振って、シミュレーションを繰り返します【◎】]ω≡´)ブツブツ…。そして・・・キタッ!! ε-(°ω°*)キタ!

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風切り音とともに突っ走る、
EVA初号機・・・もとい、「500 TYPE EVA」。
500系のシャープなスタイルと、
エヴァの奇抜なカラーリングが相まって、
よりいっそうスピード感が高まって見えます。

撮れたけど、こういうときどうすればいいかわからないの (・_・`)。
喜べばいいと思うよ ヽ(´∀`*)。
「500 TYPE EVA」が撮れました~! ワーイ!ヽ(≧∇≦*)ノ三ヾ(*≧∇≦)ノワーイ!
あんた、バカぁ? (*¬_¬*)
・・・って、くだらない小芝居はこれくらいにして アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ、なんとかシンクロ率100%!(いや、実際には80パーくらい?)。サイドに描かれた「500 TYPE EVA」のロゴも、V2編成の特徴である離合試験時のセンサー窓も、しっかりと確認できるくらいに写し止めることができました ε-(´∀`*)ホッ。先ほどの九州新幹線N700系と比べてみてもわかるように、まるで戦闘機のような500系のサイドビューは秀逸なスタイルで、いつ見てもカッコイイ!。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。でも、これを撮って個人的に感じたのは・・・やっぱり500系は奇抜な「エヴァカラー」よりも、通常のライトグレー&ダークブルーのほうが上品でいいですね (^^;)ゞポリポリ。機会があったら今度はふつうの500系を撮りに、また訪れたいものです(ちなみに、次にここを通る500系は、夜までありません)。これで山陽新幹線「500 TYPE EVA」の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。さぁ~て、帰るとすっかな・・・カエロ...((((o* ̄-)o。

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新幹線を撮ったあたりから下流側を臨むと、
播磨灘に面した湾岸の工場地帯をバックにして走る、
山陽電車の姿が見えました (゚∀゚)オッ!。
今回の私は一時間程度の滞在時間でしたが、
ここは半日くらいかけて、
新幹線と山陽電車を撮り歩くのもいいかもしれませんね。
ちなみにJR神戸線の加古川橋梁(加古川~宝殿)は
新幹線の橋から三キロほど上流に架けられています。
▲15.12.29 山陽電鉄本線 尾上の松-高砂

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高砂から乗る帰りの直通特急は、
阪神の9300系でした (゚∀゚)オッ!。
行きと帰りで違う会社の電車に乗れたのは、
ちょっと嬉しい♪
▲15.12.29 山陽電鉄本線 高砂

高砂1219-(山陽電鉄直通特急)-山陽明石1235

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JR明石駅前にあり、その姿がホームからも臨めるのは、
江戸時代に築城し、明石藩の政庁と藩主の居所が置かれた、
平山城の明石城。
土台のみで天守は建設されず、
四隅に巽櫓、坤櫓、乾櫓、艮櫓が建てられ、
そのうちの坤櫓(ひつじさるやぐら・左)と
巽櫓(たつみやぐら・右)が現存しています。
 ( ̄。 ̄)ヘー。

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そしてもうひとつ、
明石と言えば日本標準時の町として知られ、
子午線上の明石市天文科学館には、
標準時を刻む大時計が設置されています。

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そんな明石から乗るのは、
JR神戸線の新快速、近江塩津ゆき。
車両は223系です。
この列車も混んでいましたが、
途中の三ノ宮で座ることができました。
(´¬`*)ラキー♪
▲15.12.29 山陽本線 明石

山陽電車で高砂から明石へと戻り、そこから乗ったのはJR神戸線上りの近江塩津ゆき新快速。この列車で神戸、大阪、さらには京都も通り越して、一気に米原まで乗り続けます バビューン-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。つまり、これにて関西遠征は終了 (゚ー゚*)オシマイ。わずか一日・・・いや、ほぼ半日だけの滞在でしたが、間もなく廃止されてしまう阪堺電車・上町線の住吉公園駅を訪れることができ、さらには期間限定のネタモノ(ゲテモノ?)、山陽新幹線の「エヴァ新幹線」こと「500 TYPE EVA」を撮る事もでき、個人的には存分に満喫することができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。それにしても路面電車と新幹線とは、我ながら両極端なネタを選んだものだなぁ・・・(^^;)ゞポリポリ。個人的に関西の鉄道は、新型への置き換えが決まっている大阪環状線の国鉄型車両(103系・201系)などが気になるところですし、今春の4月にオープン予定の「京都鉄道博物館」という楽しみもありますので、またぜひ機を見て訪れたいと思います (=゚ω゚)ノ マタネ!。

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米原方面へ向かう新快速は、
滋賀の大津を過ぎたあたりでだいぶ空いてきたので、
お昼ゴハンに駅弁をいただこうと思います (´ρ`)ハラヘター。
先ほどの西明石で買っておいたのは
「だし巻きと穴子のお弁当(¥1050)」。
ちりめん山椒ごはんの上に、
ほどよい甘さの煮穴子と
当地の名物である明石焼のような風味の
だし巻き玉子が乗っている、上品な味わいのお弁当。
個人的には穴子もだし巻き玉子も大好きなので、
とても美味しく感じました (゚д゚)ウマー!。
☆☆☆☆・

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往路の逆戻りで、
米原から先はJR東海管内になります。
接続した大垣ゆきの普通列車は、
セミクロスシート仕様の313系。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
ちなみに米原駅は大垣方に乗り換え階段があるので、
前寄りは混雑しますが、
後方(彦根方)の車両は比較的空いています。
▲15.12.29 東海道本線 米原

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大垣からは特別快速の豊橋ゆき。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
この列車は転換クロス仕様の313系でした。
名古屋地区の東海道線(豊橋~大垣)には、
特別快速、新快速、快速、区間快速と、
四つの快速が混在しますが、
そのなかでいちばん停車駅の少ない速達タイプが、
この特別快速です ( ̄。 ̄)ヘー。
▲15.12.29 東海道本線 大垣

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せっかくの特別快速ですが、
ずっと乗り続けているのも面白くないので、
名古屋でいったん下車 オリル...((((o* ̄-)o。
単なる気まぐれ・・・? σ(゚ー゚*)オレンジロード?
▲15.12.29 東海道本線 名古屋

明石を出た新快速の車窓から眺めた、明石天文科学館の時計塔が示す日本の標準時刻は12時52分。このまま山陽線と東海道線を乗り継いでひたすらに東上して行くと、東京には夜の10時半頃に着く予定となっています。9時間半もの長旅とは大変だなぁ・・・って声が聞こえてきそうですが (・∀・`)タイヘンネ、そもそも私は鉄ちゃんですし、この在来線の乗り継ぎも旅の楽しみのひとつ。なので、とくに苦はなく、辛いと感じることもあまりありません (*`д´)=bダイジョブ。むしろ、こんなにいっぱいの電車に乗れるのに、その運賃がわずか2,370円(青春18きっぷ一回分)とは、ホントにオトクだなぁ・・・とさえ感じます(笑)(´艸`*)オットク~♪。

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名古屋からは後続の快速列車に乗車。
お、今度は211系か・・・( ̄▽ ̄*)ニゲゲ。
▲15.12.29 東海道本線 名古屋

米原、大垣と順調に列車を乗り継いで、名古屋まで戻ってきました (´▽`*)ニャゴヤ~♪。ここでちょっとトイレ休憩(列車にも付いているけれど)とリフレッシュを兼ね、乗っていた列車をいったん降りて見送ります(ホントはホームのスタンドの「きしめん」を食べようかとも思ったけれど、さっき駅弁を食べたばっかだしなぁ・・・^^;)。用を済ませたのち、後続の快速列車で旅を再開  (*・o・)ノ Go!。暖房の効いた車内は温かくて居心地がよく、私はついウトウト・・・Oo。。(_ _)))ウトウト。しばらくして気が付くと、名古屋で混雑していた車内はいつの間にかガラガラ状態。車窓はすっかり日が暮れて真っ暗になっていました (*´O)ゞ.。oOフワァ~ア。はて、この列車は今どの辺を走っているのだろう、そろそろ豊橋に着くころか? 車内放送に耳を傾けると・・・( ̄- ̄ 3)ドコ? 「え~、ご乗車ありがとうございました。まもなく終点の中津川に到着です」。ほう、中津川まで来たか (´ω`)ホウ・・・って、ええっ?なかつがわ!?(゚゚;)エッ!? 東海道線じゃなく、岐阜にある中央西線の駅じゃん!Σ(゚□゚*)ナニーッ!! だぁ~!名古屋で乗り間違えた~~~・・・のか? (:D)| ̄|_

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名古屋から一時間ちょっと、
列車は終点の中津川に到着・・・。
すでに日は暮れて、あたりは真っ暗です。
(´д`;)ココドコ?
▲15.12.29 中央本線 中津川





スミマセン、この旅はもう少しだけ続きます m(。・ε・。)mスンマソ-ン。
次回も、サービス、サービスぅ♪
(↑このフレーズが前々回(静岡編)での「解る人にしか解らない」ヒントでした・・・^^;)



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冬の18旅 その3・・・阪堺上町線 住吉公園 訪駅記 [鉄道旅行記]

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2015.12.28~30
冬の青春18きっぷ、グダグダ旅 (´д`;)
その3
もうすぐ見納め、「日本一終電の早い駅」。
阪堺電気軌道上町線 住吉公園 訪駅
 
  

前回からの続きです。
一枚で5回分、JR全線の普通・快速列車が一日じゅう乗り放題となる、「青春18きっぷ」 (´艸`*)オットク~♪。その三回目を使って私が東京から目指したのは、富士山と駿河湾、そして東海道線の列車が一望できると言う絶景撮影地、静岡の薩埵峠でした (´▽`*)フジサン♪。ところが、この日の富士山はご機嫌ナナメで雲隠れ (≡"≡;*)ミエナイ…。富士山が見えてナンボの薩埵峠で、富士山の見えない景色を眺めると言う、なんともしょっぱい結果になってしまいました (´д`;)トホホ。しかし、静岡へ訪れた私を一日にわたってアテンドしてくださった、静岡在住のソネブロ仲間「hanamura師匠」の見事なリカバリーによって (*`д´)=b ダイジョブ!、名刹・清見寺を拝観したり (・o・*)ホホゥ、静岡鉄道の車両基地を覗き見したり (「゚ー゚)ドレドレ、さらには名物の「しぞ~かおでん」を食べたりと 串ヽ(゚д゚)ウマー!、薩埵峠以外のところで静岡の名所(?)めぐりを存分に楽しみ、私は大満足の気分で静岡をあとにしたのでした ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。ありがとうhanamura師匠!<(_ _*)> アリガ㌧・・・って、あれ?乗ったのは東京方面の上り列車ではなく、逆方向へ進む浜松ゆきの下り列車!?(゚ー゚?)アリ? いったい私はどこへ向かうのか・・・。

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hanamura師匠に見送られて静岡から私が乗ったのは、
東海道線の下り普通列車、浜松ゆき
(=゚ω゚=;)ハママツ!?
ロングシート(トイレ無し)の211系でした。
▲15.12.28 東海道本線 静岡

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浜松で乗り継いだ豊橋ゆきは313系。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
こちらもロングシートの編成でした。
わずか5分しか接続時間がない浜松での乗り換えで
私は駅のお手洗いに寄ってしまったところ、
座席は全て埋まってしまい、
この浜松~豊橋はずっと立ちっぱでした (´д`;)アウ…。
まあ30分程度だけどね。
▲15.12.28 東海道本線 豊橋

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豊橋でさらに快速の米原ゆきへと乗り継ぎます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
これも一本前と同形式の313系ですが、
こちらは乗り心地がいい転換クロスシートの編成でした。
ボックス(σ゚∀゚)σゲッツ!!
編成が長いこともあって、ここでは無事に座席を確保。
東海圏から中京圏へと入ってきた私。
目的地は名古屋か? σ(゚・゚*)ナゴヤ?
▲15.12.28 東海道本線 豊橋

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いや、名古屋では下車せずに
米原ゆきの列車を終点まで乗り通し、
同駅でさらに西の方へと向かう
新快速の姫路ゆきに乗り継ぎます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
車両は223系で、もちろん転換クロスシート。
ボックス(σ゚∀゚)σゲッツ!!。
▲15.12.28 東海道本線 米原

日が傾き始めた15時過ぎに静岡を出て (/*´∀`)o レッツラゴー♪、浜松、豊橋、そして米原で列車を乗り継ぎ ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!、東海道本線をひたすら西へと向かいます ニシヘ...((((o* ̄-)o。中京圏を通り越して関西圏へと入り、JRの管轄も米原を境にして東海から西日本へと変わりました。もうここまで来ると、目的地まではあと少し・・・そう、実は私が目指していたのは、大阪です (゚∀゚*)オオッ!!。静岡のついでに大阪まで足を延ばした? それとも大阪へ行く途中で静岡に立ち寄った? ぶっちゃけ、自分でもどっちなのかよく解らんのですが ヽ(゚д゚*)ドナイヤネン、とにかくこの日は大阪までたどり着きたかったのです (´▽`*)オオサカ~♪。ちなみに静岡でhanamura師匠にこのあとは大阪まで行くつもりであることを告げたところ、「18きっぷで大阪か・・・んじゃぁ、18時31分に静岡を出る普通列車に乗れば、0時22分に大阪へ着けるから、5時(17時)に開く飲み屋で一杯できますな! 都市圏の18きっぷは終電までOK牧場(終電まで使用可)だし!  (*`д´)=b ボクジョウ!?」って言う「静岡飲みプラン」を提案されたのですが、さすがに大阪到着の時間が午前様というのは翌日のことなどを考えるとちとツラいので、今回は「静岡飲み」を見送り 乂・∀・`)ノージョウ…、余裕を持ったスケジュールにさせていただきました。それでも静岡から大阪までは在来線(東海道線)で約6時間かかり ( ̄  ̄;)6ジカン…、そこからさらに大阪環状線へ乗り換えて、宿泊予約をしたホテルのある天王寺(てんのうじ)には21時過ぎに到着 (・ω・)トーチャコ。この日使用した「18きっぷ」の三回目は、東京~静岡~大阪(天王寺)という結果になりました  (´w`*)ドツカレサン。

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静岡から東海道線を乗り継ぐこと6時間。
ようやくたどり着いた目的地は大阪でした。
(゚∇゚;ノ)ノ オオサカッ!?
忘年会シーズンの大阪駅は夜9時でも賑やかです。
▲15.12.28 東海道本線 大阪

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大阪からは環状線に乗車。
たまたま入ってきた内回り電車は、
なんとも賑やかなラッピングが施された103系でした。
(゚∀゚)オッ!
ちょっぴりラッキーな鉄運♪
(´¬`)ラキー♪
▲15.12.28 東海道本線(大阪環状線) 大阪

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このラッピング103系は、
「TRAIN×ART OSAKA POWER LOOP」という
8両編成の電車に8名のアーティストがそれぞれ
大阪の魅力を描いたラッピングトレインなのだそうです。
 ( ̄。 ̄)ヘー
車体には見事なアート作品が描かれていました
(車内はふつうと変わらず)。

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そんなアート電車で大阪から20分ほど、
今宵の宿泊地、天王寺に到着です。
 (・ω・)トーチャコ
▲15.12.28 関西本線(大阪環状線) 天王寺

静岡1503-(東海道787M)-浜松1615~1620-(957M)-豊橋1656~1701-(快速2543F)-米原1910~1918-(新快速3527M)-大阪2042~2102-(大阪環状1549)-天王寺2123

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大阪市南部の天王寺区にある天王寺駅。
駅を出ると、なにわのシンボル「通天閣」が見えました。
(゚∀゚)オッ!
時刻は夜9時半・・・まだ一杯飲めるかな?
σ(゚・゚*)ンー…
▲15.12.28 関西本線 天王寺付近

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天王寺と言えば、
日本一高いビル「あべのハルカス」!
・・・の脇にある飲み屋さんで一杯。
10時のラストーダーに間に合いました。
ε-(´∀`;)ホッ
名物のどて焼きはもう終わっちゃったけれど、
串揚げが食べられたのは嬉しい♪ (゚д゚)ウマー!


12月29日(火)

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翌朝の天王寺。
大阪環状線のほか、大和路線や阪和線などが発着する、
このターミナル駅から二日目の旅はスタート?
▲15.12.29 関西本線 天王寺

天王寺で迎えた二日目の朝 (*´O)ゞ.。oOフワァ~ア…。天王寺駅は昨晩に乗ってきた大阪市内を回る環状線のほか、奈良方面への関西本線(大和路線)、和歌山方面への阪和線、地下鉄・御堂筋線と谷町線が乗り入れ、さらには近鉄南大阪線の大阪阿部野橋駅も至近に位置する、大阪市南部の一大ターミナル駅です (・o・*)ホホゥ。「18きっぷ」四回目となる二日目の旅は、この駅からスタート・・・ではありません ( ̄△ ̄;)エ?。実はこの日の私の目的となる路線はJR天王寺駅前の道路上にある、もうひとつの小さな駅から電車が発車するのです (=゚ω゚=;)ドウロ!?。

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天王寺駅前のペデストリアンデッキから南側を見下ろすと、
道路上に設けられた駅(停留場)と、
そこに停車している電車の姿がありました。
この路面電車が今回の目的路線です。
(゚∀゚*)オオッ!!
ちなみに現在このあたりでは道路の拡幅工事がまっただ中で、
いずれは同停留場も少しだけ位置を移動するようですね。
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 天王寺駅前

天王寺駅前の道路、あべの筋にあるホームでぽつんと佇んでいたのは、一両の路面電車 (・ω・)ポツン。そう、この天王寺駅前を発着する路面電車こそが大阪まで来た私のお目当て、阪堺(はんかい)電気軌道の上町(うえまち)線です (゚∀゚*)オオッ!!。おそらく勘のいい鉄仲間さんならばもう、私がこの天王寺という場所に泊まった時点で、その目的が同線であることがお解りだったでしょう ア( ̄∇ ̄*)ワカッタ。なぜなら・・・。

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以前(と言っても10年以上前)に訪れた時には、
たしか歩道橋から直接ホームへ降りられた気がするのですが、
今ではアクセスが地下道のみになっていて、
ちょっと迷っちゃいました・・・。
アリ?(゚Д゚≡゚Д゚)キョロキョロ
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 天王寺駅前

阪堺電気軌道(阪堺電車)は、大阪市浪速区のえびす町(恵比須町)と堺市西区の浜寺駅前を結ぶ阪堺線(14.1キロ)と、大阪市阿倍野区の天王寺駅前と同市住吉区の住吉公園を結ぶ上町線(4.6キロ)の二路線を持つ中小私鉄(親会社は大手私鉄の南海)で、道路上の併用軌道区間も存在する、いわゆる路面電車です (・o・*)ホホゥ。かつては発車時に警鐘を「チンチン」と鳴らしていたことから、地元の方は愛情を持って「チン電」とも呼ぶらしい (´▽`*)チンデン♪。

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ちょっと見づらいですが、これが阪堺電車の路線図
(写真をクリックすると少しだけ大きくなります)。
基本的には緑のラインが阪堺線系統(えびす町
~あびこ道)、
青のラインが上町線系統(天王寺駅前
~浜寺駅前・住吉公園)
表しています。

そんな阪堺電車、正式な路線区間としては、えびす町~浜寺駅前の阪堺線と、天王寺駅前~住吉公園の上町線に分けられていますが、実際の運転体系(運行系統)はそれとは異なっており、現在では基本的にえびす町を発着する阪堺線の電車は途中のあびこ道(我孫子道)までの運行、天王寺駅前を発着する上町線の電車が住吉から阪堺線へ乗り入れる形で、浜寺駅前まで運行されています(上写真の路線図を参照)( ̄。 ̄)ヘー。つまり、細かい区間運行などを除いて大雑把に分けると、えびす町~あびこ道(路線図の緑)、天王寺駅前~浜寺駅前(路線図の青)という二系統が現在の阪堺電車における主な運行体系です  (・ω・)ナルヘソ。でも、そこでちょっと気になるのが、上の路線図で住吉(路線図ナンバーの10)から左下のほうにちょろっと分かれている、正式な上町線の終点・住吉公園(路線図ナンバーの11)(=゚ω゚=*)ンン!?。実はこの駅(停留場)こそが今回の主役なのです。

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路線図上でちょっと気になる存在の住吉公園、
もともと同駅は上町線の終点です。
(よくみると、南海線には住吉公園のほうが近いのに、
住吉鳥居前がのりかえ駅に指定されとる・・・^^;)

路線図だと住吉で分岐する支線というか、盲腸線の終点のような扱いで表記されている住吉公園 σ(゚・゚*)シセン?。主系統から外れたこの短区間では独自にピストン運行が行なわれていて、住吉で乗り換えればいいのか (゚ー゚*)ノリカエ?・・・というと、そうではありません。乗り換えずとも、ちゃんと上町線の正式な区間と一致した、天王寺駅前~住吉公園という運転系統が存在します (´σД`)ナーンダ。ただし問題はその運行本数と運転時間。住吉公園ゆきの電車はなんと一日にわずか5本(土・休日は4本)∑(゚゚;)エッ、しかも朝方のみの運行となっているのです ∑(゚∇゚;ノ)ノ エエッ!? 。それ以外は区間運行も含めて、住吉公園ゆきはいっさいナシ w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。

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天王寺駅に掲げてある上町線の時刻表。
このうちの赤丸が住吉公園ゆきの時刻です。
平日は7時台に4本、8時台に1本。
土休日は7時台に3本、8時台に1本のみと
なっています Σ(゚□゚*)スクナッ!。

もともとはこんな極端な運転体系ではなかったのですが、一昨年にオープンした超高層が目玉の複合施設「あべのハルカス」の利用客需要に合わせたダイヤ改正で、住吉公園発着の電車は利用客の多い阪堺線直通系統(あびこ道発着)に振り向けられ、改正前の66本から一気に平日5本、土休日4本という、なんとも信じられない減便が実施(強行?)されたのです Σ(゚□゚*)ナニーッ!!。しかしそれでは住吉公園の利用者があまりにも不憫じゃないか・・・と思われるかもしれません (´・д・`)カワイソ…。でも実は、上町線の住吉公園と阪堺線の住吉鳥居前(路線図ナンバーの11)の間はわずか70メートルほどの距離で、歩いても数分程度 ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク。住吉公園の列車が無い時間帯は、そちらで列車を利用することができるのです ( ̄△ ̄ )ナルヘソ…。

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住吉公園付近の位置図。
上町線の住吉公園(下)と阪堺線の住吉鳥居前(中央)、
その間の距離はわずか70メートルほど。

しかしそうなると、もうこの駅自体の存在意味が問われることになります (゚ペ)ウーン…。さらには阪堺電軌によると、住吉~住吉公園の線路は敷設後60年近くが経過していて老朽化が進行。安全運行には抜本的な改修工事が不可欠なものの、その費用は数億円規模となり、会社の経営に大きな影響を及ぼすとのこと (-公- ;)ウーン。その結果・・・残念ながら住吉と住吉公園の間の200メートル、および住吉公園駅(停留場)は、2016年1月末をもっての廃止が決定してしまったのです (´・ω・`)ショボーン(1/30最終運行、1/31廃止)。そんな住吉公園を廃止前にもう一度訪れたいと思い、私は大阪までやってきたのでした (´ω`*)ナルホド。そして天王寺に前泊したのは、朝しか走らないこの住吉公園ゆきの電車に乗るためで、泊まらなければ東京からだと夜行バスでも使わないと間に合いません。

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天王寺駅前の電停に待機していた
住吉公園ゆきの初発電車は、
雲の塗り分けがカワイイ、501形のモ504号。
1957年製のベテラン電車です。
 (≧▽≦)シブイッ!
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 天王寺駅前

阪堺電車は車内清算方式の路面電車なので改札はありませんが、私は窓口で一日乗車券(600円)を購入してからホームへ入ります (*・∀・)つ[キップ]。するとそこにはすでに住吉公園ゆきの初発となる7時18分の電車が待機していました (゚∀゚)オッ!。今日(12/29)は平日の火曜日であるものの、年末の休日ダイヤで運行されていて、運転される住吉公園ゆきは平日より一本少ない4本。この電車そのうちの貴重な一本です (*゚∀゚)=3ハァハァ!。廃止まで残りひと月あまり(訪問時)、しかも冬休み期間中ということもあって、私と同じ目的(惜別乗車&訪駅のおくり鉄)の同業者さんがけっこう多いのではないかと思っていたのですが、一見して鉄ちゃんと分かる方は一般の乗客に混じってパラパラと見かける程度 σ(゚ー゚*)オヨ?。この住吉公園ゆきの電車は意外にも落ち着いていました (´ー`)マターリ。それでも、やはり運転席背後や後方の特等席は競争率が高く、地下道で迷ったり一日乗車券を買っていたりして出遅れた私は、普通席(?)です (・ε・`)シャーナイネ。

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住吉公園の行き先が表示された車内の電光案内板。
こんなのものもいちおう記録しておきます。
(^_[◎]oパチリ
ちなみに阪堺電車の運賃は一律210円(大人)。

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適度な混雑の住吉公園ゆき。
パッと見、鉄ちゃんの姿は目立ちませんね・・・。
σ(゚・゚*)ンー。

ロングシートにおとなしく腰掛けているため、沿線の車窓風景などはあまり記録しませんでしたが、天王寺駅前を出た上町線の電車はまず、あべの筋の併用軌道(道路との共用区間)を進み、二駅目の松虫の手前で専用軌道(ふつうの線路)へ。そこから二駅進んだ北畠の手前で再び併用軌道になり、さらに三駅進んだ帝塚山四丁目からは専用軌道・・・と、併用と専用の区間を繰り返しながら南下 ガタンゴトン…(((┃■■■・∀・┃。時間があれば併用軌道の区間で一枚くらい撮影をして行きたいところですが σ(゚・゚*)ンー…、運転本数の少ない住吉公園ゆきを途中で降りるわけにはいかず、とりあえず一番の目的である住吉公園まで乗り通すことにします…((((*・o・)ノ Go!Go!。帝塚山四丁目から続く専用軌道を進んだ電車はやがて、南海高野線と立体交差する神ノ木(かみのき)という神々しい名の電停(駅)に停車 八(゚- ゚)オオ、カミヨ…。

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神ノ木付近では南海高野線をオーバークロス。
お、タイミングよく南海の電車が見えました。
(゚∀゚)オッ!
南海の形式はよくわからないのですが、
ステンレスの6200系・・・かな?
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 神ノ木付近(車窓から)

ところで、この神ノ木から先の景色ですが、実は住吉公園に到着後の折り返し電車で私は最後部の座席が確保でき (σ゚∀゚)σゲッツ!!、そこからの後方展望を記録することができました (^_[◎]oパチリ。ここではそれを巻き戻すような形で前面展望としてご紹介し、住吉公園への到着を雰囲気だけでも味わっていただけたらと思います m(・∀・)m カブリツキ♪。ちなみに後方展望の巻き戻しなので、走っている線路がふつうとは逆の右側通行という不自然な画になっちゃっていますが、あくまでも雰囲気ということで・・・(^^;)ゞポリポリ

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神ノ木を出て、民家に挟まれた専用軌道を進む
住吉公園ゆきの電車
(ホントは天王寺駅前ゆき ^^;)。

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まもなく阪堺線との連絡駅・住吉に到着です。
ちなみに運賃が全線で一律210円の阪堺電車、
ここで上町線から阪堺線へ乗り継ぐ場合
(もしくはその逆)は、
車内で運賃を支払ったあとに乗り換え券を受け取れば、
その券で乗り換えた先の電車を利用することができます。
 ( ̄。 ̄)ヘー。

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住吉に停車中の下り電車から眺めた前方の分岐配線
(コレはホントの前面展望)。
Yの字に分かれるポイントの右が住吉公園方向で、
左があびこ道・浜寺公園方向。
そしてちょっと解りづらいですが、
画面を横断するように平面交差しているのが
阪堺線の線路です。
これぞ阪堺電車名物の住吉交差!
(゚∀゚*)オオッ!!

天王寺から揺られること15分ほどで、上町線の電車は阪堺線との接続駅である住吉までやってきました。ここから先、住吉公園までのひと駅が一月末で廃止となる区間です。おそらく私がここを電車で通るのは、これが最後の機会となるでしょう (´・ω・`)ショボーン。わずか200メートル、所要時間はほんの2分程度の短い距離ですが、その歩みをじっくりとかみしめるように味わいながら (´ω`)シミジミ、終点の住吉公園へ・・・。

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住吉を発車した住吉公園ゆきの電車は
(ここからまた実際には後方展望)、
横切る阪堺線の線路を渡って直進。
m9(`・ω・´)シンコー!
ここは現在ではとても珍しい、
併用軌道上における線路同士の平面交差点です。
w(゚o゚*)w オオー!

0026.jpg

平面交差を抜けて上町線の専用軌道へ。
右に見えるホームは住吉公園発の電車のみが使用する
住吉の上り(天王寺駅前方面)ホームです。
(左のホームは通常、使用されない様子)

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やがて前方に現れたのは、南海本線の高架線で、
左に見える屋根が南海の住吉大社駅です。
(・o・*)ホホゥ
上町線の線路はそれに沿ってカーブします。

0029.jpg

カーブの途中に設けられたシーサースクロッシング
(X状のポイント)の先に、
住吉公園のホームが見えてきました。
(゚∀゚)オッ!

0030.jpg

間もなく終点の住吉公園。
この電車は2番線に入ります。
お出口は左側です ヽ(´▽`*)デス。

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・・・ってな感じで、
終点の住吉公園に到着したモ504号。
 (・ω・)トーチャコ。
ホームに置かれている石造りの水槽は
戦時中に防火水槽として造られたものだとか。
 ( ̄。 ̄)ヘー。
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 住吉公園

天王寺駅前0718-(阪堺上町線27)-住吉公園0735

天王寺駅前で乗った時点では一般客に紛れてあまり目立たなかった鉄ちゃんの姿ですが、住吉で一般客の大半が下車(もしくは乗り継ぎ)してしまうと、車内はまるで"ふるい"にかけられたかのように、ほとんど鉄ちゃんだけが残りました w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。それでも思ったほどの数ではなく、住吉公園到着後の写真を見ても分かるように、まったりとしたもの (´ー`)マターリ。これなら私も気兼ねなく電車や駅の記録ができます【◎】]ω・´)パチッ!。

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1番線側に入った、
この日二本目となる住吉公園発は
赤い電車(広告ラッピング)でした。
手前に置かれているのは、
7時台と8時台、二時間分だけの時刻表。
今日は休日ダイヤなので、
この駅から発車する電車は全部で4本です。
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 住吉公園

0039.jpg

たとえ運転本数が少なくても、
それを器用に乗りこなす方々はいらっしゃいます。
毎日同じ時間の電車に乗るという日常。
でも、あとひと月で、
このホームから電車に乗ることは、
できなくなります・・・。
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 住吉公園

朝の爽やかな空気に包まれた住吉公園駅 キモチ(・∀・)イイ!。先に天王寺駅前発の住吉公園ゆきが、7時台と8時台のわずか数本しかないということを述べましたが、ウラを返せばその終点で折り返す住吉公園発の電車も同時間帯の同本数です ( ̄ω ̄ )フム。ただし、ほかの系統が頻繁に発着する天王寺駅前と違って、住吉公園を発着する電車はまさにその数本のみ (゚゚;)エッ。つまりは住吉公園発、平日5本目の8時24分、土休日4本目の8時32分が、それぞれ一日の「最終電車」となり、同駅は「日本一早い終電」が発車する駅としても鉄道ファンには有名なのです w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。しかし、私が以前に乗り潰しや出張ついでに同駅へ立ち寄った時には、まだ住吉公園発着の上町線は終日を通してふつうに運行されていて、こんな「珍記録」のある駅ではありませんでした (´∀`;)チンキロク…。そこでもう一度この現状での住吉公園を、廃止前にぜひ訪れてみたかったのです ( ´_ゝ`)フーン。頻繁に電車が運行されていたころに同駅を訪れた私は「古い駅舎(駅本屋)が、ちょっといい感じ」というくらいの印象しか持たなかったのですが、限られた少ない本数の電車しか発着しない今の同駅には、都会の中の秘境感のような趣が色濃く漂っているように思いました。同駅を存続させると経営を逼迫するという事情は分かるにせよ、こういう雰囲気の駅が廃止になってしまうのは、もったいないですね・・・ (´・ω・`)ショボーン。

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1913年(大正2年)に建てられた、
まるで民家のような味のある佇まいの住吉公園駅。
右から書かれた駅名が歴史の古さを感じさせます。
近畿の駅百選にも認定されているこの駅舎、
廃止後の処遇が気になるところ・・・。
σ(・ω・`)ウーン…
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 住吉公園

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住吉大社への参道へ通じている駅前の道には、
石灯籠が建ち並びます。
もっとも、住吉大社にはここから70メートル先にある
阪堺線の住吉鳥居前のほうが近いのですが・・・。

さて、実際の行動だと私は、最初の電車で住吉公園に到着したあとですぐ、前述したように後方からの展望を撮るために折り返しの天王寺駅前ゆきで神ノ木まで行き ε=┌(=゚ω゚)┘カミノキッ! 、さらに神ノ木から浜寺駅前ゆきで住吉へと戻ってきています ε=┌(=゚ω゚)┘スミヨシッ! 。

住吉公園0744-(阪堺上町線44)-神ノ木0746
神ノ木0747-(阪堺上町線35)-住吉0749

なんだか行ったり来たりしていて落ち着きませんが イッタリ(゚ロ゚*)三(*゚ロ゚)キタリ、これで廃止となる住吉と住吉公園の間は上下線で往復できたことになり、乗車の方はじゅうぶん満足 (o´∀`o)マンゾク♪。そこで今度は沿線での撮影の方に移ろうと思います【◎】]ω・´)パチッ!。やはりここでの記録撮影のポイントに選んだのは、先ほど車中からも眺めた住吉の名所、阪堺線と上町線の平面交差点です (゚∀゚*)オオッ!!。住吉公園が廃止されると、この平面交差を渡る電車の姿も過去のものとなるので、しっかりと記録を残したいところ (`・ω・´)-3 フンス。しかし、この日は雲一つない青空が広がる冬晴れで、しかも今の時間帯はまだ日が昇りきっていない朝方・・・ということは (゚o゚;)ハッ、街なかでビルなどの建物が密集するこの交差点は、影落ちだらけのかなりキビシ~い状態です ヒッジョーニ (≧ω≦;)ゞ キビシーーッ!!。

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路地裏から顔を覗かせるようにして、
 |∀・)チラッ
交差点脇にある住吉電停へ入ってきた
住吉公園ゆきの電車。
先に住吉公園で停車中のカットをお見せしましたが、
この日の二本目の住吉公園ゆきは
赤い広告ラッピングの501形、モ505号です。
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 住吉

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住吉を発車し、
阪堺線との平面交差に差し掛かった
住吉公園ゆきの電車を、
まぶしい朝日が照らします。
(つ▽≦;)マブシッ!
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 住吉

平面交差で住吉公園ゆきが撮れました~ ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
まあ~、見事なまでのマンダーラ(影落ち) マソダ~ラ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノマソダ~ラ♪。皮肉にも晴れ運は絶好調のようです。やっぱり今旅の撮り鉄はグダグダだなぁ・・・(´д`;)アウ…。でも、この苦しい状況の割には、電車を照らした朝日の反射がウマい具合に線路の分岐部を浮かび上がらせてくれて (゚∀゚)オッ!、列車写真としては撃沈でも、情景写真としては決して悪くない雰囲気になった・・・ように思います (´ω`)ソオカ?。それに、この朝方という時間帯にしか運転されない住吉公園ゆきの記録としては、このマンダーラな画が正直なところなのではないでしょうか (´ω`)ソオカ?(半分・・・いや、二割ホンネ、八割は苦し紛れの言い分 アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ!)。とはいえ、やっぱりかなり気になる影落ち、次の電車ならば日当たりがもう少しマシになるのかな・・・? σ(・ω・`)ドーダロ…。

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だいぶ日が当たるようになった交差点に現れたのは、
はじめに私が天王寺駅前から乗ってきた

雲塗装のモ504号。
複雑な平面交差ならではの轟音を響かせて、
住吉公園へと向かいます。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 住吉

休日に4本運転される住吉公園ゆきの3本目は、影落ちも日の当たり具合も中途半端なイマイチの出来だったので割愛(車両は新しめの700形でした)(つд`;)ダメダメダ…。そして上写真の504号は、ラストの4本目です【◎】]ω・´)パチッ!。だいぶ交差点にも日が当たるようになり、電車の影落ちもマシになった (゚∀゚*)オオッ!!・・・のですが、なんだか平面交差の線路があまりよく分からず、ただ路面電車が道路を渡っているだけって感じ σ(・ω・`)ウーン。これだったら個人的には、先ほどの赤い電車を撮ったカットの方が陰影がウマく活かせていて好みかな (´ω`)ソオネ。う~ん、難しいものですね・・・(-ω-;)ムジュカスイ…。

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折り返してきた4本目の上り電車は、
住吉公園側から交差点へ顔を出したところを撮影。
【◎】]ω・´)パチッ!
長い歴史を物語るごっつい架線柱と、
その傍らに立つ木造の小さな待合室を
上町線の電車と絡めてみました。
▲15.12.29 阪堺電気軌道上町線 住吉

4本目の折り返し、つまりこの日の住吉公園発の最終電車は、住吉公園からの上町線上り電車だけが使用する、交差点西側の住吉電停を入れて記録【◎】]ω・´)パチッ!。このシーンも住吉公園の廃止に伴ってまもなく見納めになります (・ω・`)ソーナンダ…。こちら側はきれいな順光で、路地裏から顔を出したオレンジ色の電車が、青空のもとで鮮やかに映えました 。゜+.(o´∀`o)イイカンジ!゜+.゜。どうせならこの「日本一早い終電」に乗って住吉公園をあとにしようかとも考えたのですが、せっかくここまで来たのならば住吉大社をお参りしていきたいと思い σ(゚・゚*)ンー、そんなことから終電は撮影という形で見送りました (^_[◎]oパチリ。これで阪堺電車・上町線の撮影は終了です。

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阪堺電車の撮影後は住吉大社にお参り。
チリーン ◎⌒ヽ(-_-*)三(*-人-)パンパン
商売繁盛の神さまとして有名な住吉大社、
地元では「すみよしさん」「すみよっさん」と呼ばれ、
初詣の参拝客が大阪でいちばんを誇る神社です。
全国約2300社余の住吉神社の総本宮であり、
創建は1800年前に遡ります。

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第一本宮から第四本宮にいたる四棟の御本殿は
「住吉造り」と呼ばれる様式。
本殿は全て1810年(文化7年)に造られ、
神社建築史上最古の様式といわれています。
いずれも国宝建造物に指定。
(・o・*)ホホゥ
上写真が第三、第四本宮で、
下写真がいちばん奥にある第一本宮。
年末のこの日はお正月準備の真っ最中でした。

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神社の境内にある太鼓橋の上からは、
鳥居越しに阪堺電車が見えました。
(゚∀゚*)オッ!。
ここが阪堺線の住吉鳥居前電停で、
その先を70メートルほど進むと、
上町線の住吉公園駅と
南海電車の住吉大社駅があります。
▲15.12.29 阪堺電気軌道阪堺線 住吉鳥居前

かつては住吉大社への参拝客や、南海電車との乗換客でにぎわいを見せていたという住吉公園駅。しかし時代の流れに翻弄されて、一日にわずか数本しか発着しない「日本一終電の早い駅」となり、そして間もなく廃止という形で迎える終焉・・・(´・ω・`)ショボーン。廃止間際という段階での今回の訪駅は典型的な葬式鉄ですが、やはり歴史的にも雰囲気的にも趣があるこの駅には、最後にもう一度訪れることができてよかったと思います・:*:・キテ(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。実はこの一週間前には、住吉公園駅に旧型車両の161形などが展示された有料イベントが開催され、その参加に私はかなり心を動かされたのですが σ(・∀・`)イコカナ…、でも、やはりこの駅はイベントなどで訪れるのではなく、「朝方しか電車が来ない秘境駅」という素の雰囲気を記録したくて、私はイベントの参加を見送りました(もっとも、人気の高いイベントなのですぐに満員御礼となり、参加できなかったかもしれませんが)。貴重な旧型車などは見られなかったけれど、まったりとした雰囲気の中での日常を記録できた今回の「日本一終電が早い駅」訪問は、個人的に大満足でした ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。ありがとう、住吉公園駅 サイナラ…(´;ω;)ノ~~~。

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さようなら住吉公園駅。
私は上町線の乗り潰しで初めて降り立った94年以降、
今回を含めて4回ほど、
同駅を利用させていただきました。
<(_ _*)> アリガ㌧。

さて、無事に目的の住吉公園駅や平面交差を記録でき、住吉大社さん(私は地元民ではないので「すみよっさん」とは恐れ多くて呼べない ^^;)の参拝も済ませました。これで住吉をあとにして、次の目的のために大阪駅の方へ戻りたいと思います モドロ...((((o* ̄-)。ならば乗り鉄としては、行きが天王寺駅前からの上町線で来たので、帰りは阪堺線の方に乗って大阪環状線の新今宮駅前へと出る、別ルートを選ぶべき (゚∀゚*)オオッ!!・・・なのですが、阪堺線の電車はちょうど出たばかりで、次は20分後「(゚ペ)アリャ。上町線よりも運転本数が少ない阪堺線、これでは私の次なる狙いに間に合わなくなる危険性があるので、私は仕方なく帰りも上町線で天王寺駅前に戻ることにしました (・ε・`)シャーナイネ。

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帰りの天王寺駅前ゆきは
超低床車両の新型電車
1001形「堺トラム」でした。
金色の車体がゴージャス!
ゴージャス(゚∀゚)マツノ!
▲15.12.29 阪堺電気軌道阪堺線 住吉

住吉0851-(阪堺上町線 74)-天王寺駅前0907

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今回利用した阪堺電車の一日乗車券、
てくてくきっぷ(¥600)」。
ε=ε=ε=┌(*・∀・)┘テクテク?
阪堺線も上町線も全線乗り降り自由ですが、
今回の私は上町線しか乗りませんでした。
でも、天王寺駅前→住吉公園、
住吉公園→神ノ木、神ノ木→住吉、
住吉→天王寺駅前と、
210円運賃を4回乗車しているので、
いちおうモトは取れています・・・(´∀`;)セコイネ…。

 
さて、上町線で天王寺へと戻ってきた私 (=゚ω゚)ノ タライマ!。ちょっと時間が気になるという、次なる狙いとは果たして・・・? σ(゚・゚*)ンー?
 

 

次回に続きます。



共通テーマ:趣味・カルチャー

冬の18旅 その2・・・東海道本線・薩埵峠 撮影記 [鉄道旅行記]

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2015.12.28~30
冬の青春18きっぷ、グダグダ旅 (´д`;)
その2
見えるか?富士山!
東海道本線 薩埵峠 撮影
 
  

一枚で5回分、JR全線の普通・快速列車が一日じゅう乗り放題となる、「青春18きっぷ (´艸`*)オットク~♪。今シーズンの私は、1回目を仙台市営地下鉄・東西線の乗り潰しで仙台を往復し ε=┌(=゚∇゚)┘ センダイ!、2回目は前記事でお伝えしたように、当初は長野の大糸線まで遠征しようとしたものの、曇り空という目的地の天気予報を懸念して、結果的には小淵沢(山梨)までの往復となりました ε=┌(=゚∇゚)┘ ヤマナシ!。ということで、手元に残った「18きっぷ」はあと三回分です。そのうちの一回を使うのにちょうど適した距離で、私にはかねてから一度は訪れてみたいと思っていた場所・・・と言うか、名所がありました (・o・*)ホホゥ。それは静岡の由比(ゆい)にある、「薩埵(さった)峠」σ(゚ー゚*)サッタ?。この峠から眺める富士山と駿河(するが)湾の景色は東海道屈指の絶景とも言われ、江戸時代の浮世絵師・歌川広重作の木版画「東海道五十三次」のなかの一作としても描かれています ( ̄。 ̄)ヘー。

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歌川広重作の東海道五十三次に描かれた、
薩埵嶺(由井宿)からの富士山と駿河湾。
この絶景を今でも拝むことができる!?
(説明板にあったものを撮影)

現代でも薩埵峠からは広重が見た当時を偲ばせるような絶景が眺められ、しかも眼下には東海道本線の線路も見下ろせることから、今では鉄道写真の撮影地としても知られている名所です (・o・*)ホホゥ。この薩埵峠を私は「18きっぷ」三回目の目的地として選びました m9(`・ω・´)ケテイ!。富士山が見えなきゃ意味がない薩埵峠からの景色ですが、前日に調べた静岡県の天気予報は「晴れ」(゚∀゚)オッ!!。ここ数日の関東・東海地方は穏やかな晴天が続いており、この旅の前々日にも私は山梨県側からスッキリとした富士山を撮影していることから【◎】]ω・´)パチッ!(前記事ね)、何の不安も持たずに出撃を決定 (/*´∀`)o レッツラゴー♪。さあ、初撮影となる念願の薩埵峠、はたして広重の名画のような絶景を私は拝むことができるのでしょうか? (*゚v゚*)ワクワク♪。そして静岡と言えば・・・年末でちょうど帰省中だった「アノお方」へ、もちろん連絡を入れさせていただきました モシモシ~>(´▽`[]ゝ


12月28日(月)

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上野東京ラインから直通してきた、
小田原ゆきの普通列車で旅をスタート。
 (/*´∀`)o レッツラゴー♪
ファーストランナーははE233系です。
▲15.12.28 東海道本線 東京

東京駅に入ってきた東海道線の下り普通列車は、高崎線の籠原(かごはら)始発で上野東京ラインを経由してきた小田原ゆき σ(゚・゚*)オダワラ…。上野東京ラインの開業によって東海道線の普通列車は大半が宇都宮線や高崎線との直通運転を行なうようになり、東海道線は東京始発で確実に座れる (´▽`*)ラクチン♪・・・というのは、過去の話になってしまいました (゚ペ)ウーン…(現在、東京始発の東海道線普通列車は、基本的に早朝と夜間の一部列車のみ)。ホントはこのあとの熱海ゆきに乗るつもりだったのですが、小田原ゆきに空席が見えたので、とりあえず座れる列車へと乗車します ε=┌(*´∀`)┘ノッチャエ!。そして小田原でその先へと進む熱海ゆきに乗り継いで、東海道をさらに西へ。車窓から眺める空模様は予報通りの晴天ですが、ちょっと雲が多いのが気になります・・・σ(・ω・`)ウーン…。

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小田原で乗り継いだ熱海ゆきは
海側のボックスシートに座れました

ボックス(σ゚∀゚)σゲッツ!
!
車窓から見る穏やかな相模湾の風景、
晴れてはいるものの、なんだか雲が多いなぁ・・

σ(・ω・`)ウーン…。
▲15.12.28 東海道本線 早川-根府川(車窓から)

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熱海での乗り継ぎの際に見かけた
伊豆急行の2100系「リゾート21」には、
こんなヘッドマークが掲げられていました。
(゚∀゚)オッ!
猫好きの「アノお方」が喜びそうだにゃ。
(=ΦωΦ=)ニャア
▲15.12.28 東海道本線 熱海

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その熱海でJRは東日本から東海へと管轄が変わります。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
乗り継いだショートリリーフの沼津ゆきは、
211系と313系の併結編成。
どちらもロングシートですが、
乗り心地のいい313系(手前)のほうを選びます。
▲15.12.28 東海道本線 熱海

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熱海からわずか4駅だけ進んだ沼津で、
さらに浜松ゆき(左)へ乗り継ぎ。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
こちらはオール211系(ロング)の編成でした。
▲15.12.28 東海道本線 沼津

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浜松ゆきの列車を降りたのは、
薩埵峠の最寄駅、興津(おきつ
)。
(・ω・)トーチャ

薩埵峠はひとつ手前の由比(ゆい)との間にある峠ですが、
駅は興津のほうが若干近いみたい。
▲15.12.28 東海道本線 興津

東京0623-(東海道1821E)-小田原0747~0748-(729M)-熱海0813~0823-(1425M)-沼津0841~0844-(745M)-興津0921

熱海と沼津で、さらに東海道線の普通列車を乗り継ぎ ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!、東京から三時間で薩埵峠の最寄駅、興津(おきつ)に到着 (・ω・)トーチャコ。「18きっぷ」を提示して(・・・って、駅員さんいなかったけど)改札を抜けると、そこには私を満面の笑顔でお出迎えしてくださる方がみえました (=゚∇゚)ノ ヤァ♪。そう、冒頭で触れた「アノお方」こと、拙ブログでお馴染みのソネ鉄仲間で、静岡在住(現在は神奈川に単身赴任中)の「hanamura師匠」です オヒサ(ノ ̄∇ ̄)人( ̄ ̄ )ノオヒサ 。私としては、薩埵峠で撮影をしたあとに静岡の市内で帰省中の師匠とお会いして、ちょろっとお茶(お酒?)の一杯でも飲めればいいな~ σ(・∀・`)ドーカナ? なんて思い連絡したところ、なんと師匠はわざわざ「愛車妹BP号」(おクルマ)で興津まで出向かれて、薩埵峠をご案内してくださると言うではありませんか!(゚∇゚;ノ)ノ エエッ!? このお心遣いには感謝、感激、感動 ・:*:・(゚ノ∀`゚)゚ウレシス・:*:・。・・・な~んて、しらじらしい書き方をしていますが、ホントは「師匠!あした薩埵峠に行こうと思ってます!(=゚ω゚)ノ」ってメールをした時点で、きっと師匠ならばここまで来てくださると思っていた、いやらしい確信犯なんですけれどね Ψ(`▽´)Ψウケケケケ。でも、興津駅から薩埵峠の展望台までは徒歩だと一時間近くもかかるので、おクルマを出していただけるのは本当にありがたいことです m(_ _)mアリガ㌧。挨拶もそこそこにして、さっそく目的地の薩埵峠へと向かうことにしましょう (*・o・)ノ Go!。でも・・・( ̄△ ̄;)エ…?。

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興津駅前に停められていた、
hanamura師匠の愛車「愛車妹BP号」!
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
これで一気に薩埵峠まで連れて行っていただきます。
わ~い!嬉しいなぁ♪ (´▽`*)ワ~イ♪
▲15.12.28 東海道本線 興津

クルマで駆けてこっ♪  キャラメル気分でっ♪ はじけるリズムでっ♪ σ(・∀・*)パヒー? 気になるラジオはBBC・・・ではなくNHK。そのラジオ番組のテーマが「駅」ってところがまた、「飲み鉄師弟」にとってはテンションの上がるいい流れじゃないですか (σ´∀`)σイイネ~♪。でも・・・でもね・・・( ̄△ ̄;)エ…?。峠というだけあって急な上り坂が続く道のりを、軽やかに駆け上がる「愛車妹BP号」。徒歩だと一時間もかかるところを、クルマだとわずか15分で薩埵峠の展望台へ到達です バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。やっぱりクルマは便利だねぇ・・・ありがとう師匠、ありがとう「愛車妹BP号」! <(_ _*)> アリガ㌧。 でも・・・でも・・・でもねぇ・・・(;゚ロ゚)ハッ!。

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興津駅からクルマで連れてきていただいた、
薩埵峠の展望台。
さあ、この上からはあの広重が描いた名画のような、
絶景が眺められる・・・ハズ!
この階段は「期待への扉(byキンシオ」です 。
ドキドキ(*゚v゚*)ワクワク♪
・・・が (;゚ロ゚)ハッ!、

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富士山、見えませんでした~(T□T)

なんとまぁ、興津は青空が広がって日が差しているのに、富士山はものの見事に雲隠れしていて裾野すらほとんど見えず、その存在がまったくわかりません il||li_| ̄|◯ il||li。よりによって富士山の見えない日に薩埵峠へ来てしまうなんて、何というグダグダっぷりなんだ・・・ (´д`;)トホホ。でも、実は薩埵峠に到達する前から、この状況はもう何となくわかっていました。だって、乗ってきた東海道線の車窓からも、富士山はまったくと言っていいほど見えなかったんですもの (´・ω・`)ショボーン

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小田原の手前、鴨宮(かものみや)付近の車窓・・・orz

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沼津の先、東田子の浦付近の車窓・・・orz orz

しかし、私がこの日に自宅の最寄駅を出発したのは、日が昇る前の早朝6時前のこと (*´O)ゞ.。oOフワァ~ア…。この時点で天気や富士山の状況はまだわからなかったけれど、「18きっぷ」に使用開始の入鋏スタンプを捺してしまったことから、もう後戻りはできない状況でした σ(・ω・`)ウーン…。それでも実は藤沢付近の車窓からは、かろうじて富士山が山頂まで見えていたんです (゚∀゚)オッ!。そして小田原付近でも(上写真)手前に雲がかかっているものの、山の向こう側は青空が見え、ひょっとすると箱根の山(峠)を越えたらスッキリと見えているかもしれないと言う、淡い期待感がありました σ(・∀・`)ドーカナ?。ただ・・・長い丹那(たんな)トンネルを抜けて三島付近から眺めた富士山は、先ほど(小田原)以上の厚い雲に包まれており Σ(′□`;)ハウッ!、駅のホーム上から富士山がきれいに眺められることで知られる東田子の浦で上写真のような状況  (-"-;*)ミエナイ…。この時点で、もう今日の富士山はダメだということを確信しました (´Д⊂ モウダメポ。師匠からは私が小田原を出たあたりで、「現在、しぞ~か市内から「山岳生命体Mt.FUJI」は確認できません。どうされますか?」とのメールをいただきましたが (=゚ω゚=)ドースル?、「ダメならダメでいいです」という半ば投げやりとも取れるメールで私は返信 (-ε-`)モウ、イイヨ…。師匠、あの時の無礼なメールと、さらには「富士山の見えない薩埵峠」というグダグダな撮影に付き合わせてしまって、スミマセン・・・m(_ _"m)ペコリ。

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富士山が見えず落胆する私に師匠は
静岡産のみかんと温かい静岡茶を
差し入れてくださいました (´・∀・)つ◯
ドゾー
ああ、できることならスッキリとした富士山を仰ぎながら、
いただきたかったところです
_(-ω-;)ドモ…。

「ああ、ここ数日の富士山はキレイに見えていたんですけれどね~。今日はダメだなぁ・・・(・∀・`) ダミダコリャ」と師匠。それに対して私も「そう、一昨日に訪れた中央線の小淵沢からは富士山がスッキリと見えていて、「スーパーあずさ」と絡めて撮ったんですよ・・・ σ(・ω・`)トッタノ」と返したところ、生粋のしぞ~か人である師匠の表情が一変! Σ(゚□゚*)ナニッ!!「ええっ!あおたけさん、先に山梨側から富士山を撮ってしまったのですか!? だから静岡側が機嫌を損ねてしまったのですよ! ヽ( )`ε´( )ノ ブーブー!!」と一喝! (||゚Д゚)ヒィィィ! (ちなみにこの一例のやり取りを、独特な表現の師匠のブログから引用すると・・・『A氏は、とんでもないミスを犯していたのだ。ズ・ガビーン!!・・・そのミスとは、「惑星しぞーか」からの観測前に、A氏は「惑星ヤマナシ」から、宇宙山岳生命体Mt.FUJIの観測をしてしまっていたのであった。これは痛恨の失敗である。宇宙山岳生命体Mt.FUJI・・・しかも、スルガ・サイド・フェイスは、ご機嫌が悪いと雲を発生させて、その中に隠れてしまうのだ。「なんで先にヤマナシ・サイドなのよぅ!?」』)。そうか、そうだったのか~ w( ̄□ ̄;)w オオォォ!!。まさか一昨日(前記事)に八ヶ岳が見えないからと言って、富士山バックで中央線の列車を撮ってしまったことが、この日の「富士山が見えない薩埵峠」という状況を招いてしまったとは、まったくもって思いもしませんでした・・・|||||/(=ω=。)\ガーン|||||(あくまでも師匠の説です www)。

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案内板によると本来の薩埵峠はこのような感じで
画面左奥にでーんと富士山のお姿が見えるはずでした・・・。
(・ε・`)チェ…

それでも、もうここまで来た以上は何も撮らないで帰るのはもったいないし、富士山は見えずとも天気自体は悪くなくて、線路のあたりはきれいな順光です(だから余計に空しい感じもあるのですが・・・(^^;)ゞポリポリ)。ならばせっかくなので、少し眼下を通過する東海道線の列車を、師匠とともに狙ってみることとしました【◎】]ω・´)パチッ!。

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急斜面と海に挟まれた地形から、
かつては交通の難所として知られていた薩埵峠。
現在ではここから日本の大動脈である
東名高速(海側)、国道1号線(真ん中)、
そして東海道本線(山側)が一望できます。
ちょうどやってきた列車は
静岡と甲府の間を結ぶ、特急「ふじかわ」の373系。
▲15.12.28 東海道本線 由比-興津(後追い)

線路へカメラを向けて最初に通過したのは、静岡から東海道・身延(みのぶ)線経由で山梨の甲府まで行く、特急「ふじかわ」(゚∀゚)オッ!。「ふじかわ」は現在この区間を日中に通る唯一の優等列車で、タイミングよく撮れたのはラッキーです (´¬`)ラキー。これで背景に富士山が見えていれば σ(・∀・`)ネー・・・は、もう言いっこ無しで、雲隠れした富士山の部分をカットし、駿河湾を大きく入れたアングルにしてみました【◎】]ω・´)パチッ!。こうやってみれば富士山抜きでも、フツーに海バックのいい俯瞰ポイントじゃないですか (´ω`)ソウ…ネエ…

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今度はタテ位置にし、
線路の奥に海が入るようなアングルで、
普通列車の211系を撮ってみました。
ここを通る普通列車は211系と313系の二種類です。

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展望台でカメラを構えるhanamura師匠。
(^_[◎]oパチリ
アタマのほっかむりはご自宅の大掃除を抜け出してきたから
・・・ではなく、防寒対策。
この日の薩埵峠は晴れているものの風が冷たくて、
列車を待っていると、とくに耳が痛くなるんです。
彡{{{+ω+;}}}彡ヒューヒュー

しかし、この雄大な俯瞰ポイントを日中に通る定期旅客列車は、特急も普通も3両編成か、長くてもせいぜい5~6両編成程度なのがちょっと残念なところ (・ε・`)ミジカイ…。「長い貨物列車でも来たら、いい絵になるんだけどな~。通らないかな~ σ(・∀・`)コナイカナ~」とは、師匠のお言葉。うっ、貨物列車に疎い私がその時刻を調べるのは、かなりのハードルの高い難題ですが、いちおう撮り鉄の端くれとして、ためしにスマホで検索をしてみます []o(・_・;)ドーダロ…。すると、沼津を10時02分発で静岡貨物ターミナルに10時50分着の5073レという列車が、とあるHPに掲載されているのを発見  (゚o゚*)オッ!。その情報は数年前のものなのですが、はたして今も変わらない時刻でやってきてくれるのでしょうか? しかも今日は休み明けの月曜日なので、運転されているかどうかも不安なところ σ(・ω・`)ウーン…。師匠には自信なさげに「来る・・・かもしれない」という曖昧なお答えをして、待つことしばし ク-ル…(゚∀゚;)キットクル…。やがて眼下の線路上に現れたのは・・・(*゚0゚)ハッ!!

0019.jpg

冬晴れの駿河湾沿いを悠々と走り行く、
EF210牽引のコンテナ貨物。
東海道本線は貨物列車の大動脈でもあります。
▲15.12.28 東海道本線 由比-興津

モモタロー、キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━ッ!!
HPに掲載されていた時刻通りにやってきたのは、その力強さと岡山に新製配置されたことから「ECO-POWER 桃太郎」の愛称が付けられた、EF210形電気機関車が牽引するコンテナ貨物 (´▽`*)モモタロージャーン♪。残念ながら月曜ということもあってか、コンテナの積載量はスッカスカでしたが、それでもここで貨物列車が撮れたことは嬉しい収穫だし (´¬`)ラキー、師匠の前でなんとか撮り鉄としての面目も保てました(笑)ε-(´∀`;)ホッ。このあとはもう普通列車くらいしか来ず、「富士山の見えない薩埵峠」に長居していてもしゃーないので、これにて撤収です (* ̄o ̄)シューリョー。薩埵峠はまた、富士山の見える日にリベンジしなくちゃだなぁ・・・(・ε・`)シャーナイネ。再び「愛車妹BP号」へ乗せていただき、薩埵峠をあとにします。師匠のアテンドで次に向かったのは、清水市内・・・もとい、静岡市清水区内にあるこの名所。

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立派な総門が出迎えてくれるのは、
清水にある名刹「清見寺(せいけんじ)」。
σ(゚・゚*)オテラ?
総門に掲げられている『東海名區』の扁額は
朝鮮人の通信士、錦谷居士の筆によるもので、
清見寺は朝鮮通信使遺跡として
国の史跡に指定されています。
( ̄。 ̄)ヘー

先ほど私が下車した興津駅近くにある名刹「清見寺(せいけんじ)」は、寺伝によると奈良時代の創建と伝えられ、鎌倉時代に禅寺として復興し、足利尊氏や今川義元の帰依を受けて繁栄したという、歴史の長い由緒あるお寺です (・o・*)ホホゥ。でも師匠、お寺に連れてきたということは、ここからは鉄分無しにフツーの名所巡りなの?σ(゚・゚*)ンー・・・かと思いきや、実はこの清見寺さんの境内は一風変わっていて、なんと国道に面した総門と山側にある本堂の間に、東海道本線の線路が横切っているのです w(*゚o゚*)wオオー!!。

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上写真の山門をくぐり抜けると、
そこに広がっているのはこんな情景。
お寺をかすめるように
東海道線の列車が行き交います。
(゚∀゚*)オオッ!!
▲15.12.28 東海道本線 興津-清水(後追い)

これは元々この地に古くからある清見寺が、東海道本線を敷設する際に地元住民が熱望していた興津駅を設置することとの交換条件として、境内の一部を鉄道敷地として差し出した(召し上げられた?)という経緯によるものらしい  ( ̄。 ̄)ヘー。ここではお寺をバックにして走る東海道線と言う、なかなか趣のある絵が撮れました (^_[◎]oパチリ。さすが師匠、素晴らしい鉄スポットのチョイスです ъ(゚Д゚)グッジョブ!!。

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こちらは慶安四年(1651年)に建築された山門。
設計は左甚五郎の弟子で、釘を一本も使ってないのが、
この山門の特徴なのだとか ( ̄。 ̄)ヘー。

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落ち着いた雰囲気の清見寺境内。
(´ー`)マターリ
左に見える大方丈は文政八年(1825年)の改築で、
内陣には十一面観世音菩薩の坐像を泰安。
正面に琉球王子筆の「永世孝亨」の額が、
両脇の壁面には朝鮮通信使の詩文が掲げられています。
また西の間の奥には家康が学んだ、
「手習いの間」の遺搆が保存されています。

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ちなみにhanamura師匠の目に留ったのは (゚∀゚)オッ!、
その大方丈の前にある、
家康が接ぎ木したという梅の木「
臥龍梅(がりゅうばい)」。
この名を取った
清水の地酒があるのだそうです(笑)。
(´∀`;)ナルヘソ

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そして東海道線の列車からも見える
清見寺のシンボルと言えば、この立派な鐘楼。
文久三年(1863年)の改築で、
麓鐘は正和三年(1314年)の鋳造。
天正十八年(1590年)豊臣秀吉公伊豆韮山城攻伐の際、
陣中において使用したと云われています。
(・o・*)ホホゥ

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興津を出た東海道線の下り列車は、
進行方向右手に清見寺の鐘楼を眺めながら、
清水、静岡方面へと向かいます。
▲15.12.28 東海道本線 興津-清水

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さらに、お庭の奥に立ち並ぶのは、
江戸時代中期に仏教の興隆を祈って彫刻された
釈迦如来の御弟子の石像、五百羅漢石像。
それぞれの表情に味があって癒され、
一体一体を眺めていると飽きません (´∀`)イイネ。

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でも、お寺の脇の踏切が鳴ると、
急いで線路際へ・・・ε=┌(;゚д゚)┘キタッ!。
境内から通過列車を眺めます(笑)。
(^_[◎]oパチリ

ホントは薩埵峠で午前中いっぱいくらいは撮影するつもりだったのですが、富士山がまったく見えずに予定が狂ってしまた今旅 σ(・ω・`)ウーン…。もしも私ひとりならばテンションだだ落ちで、もう興津か清水の駅前でヤケ酒をあおっていたかもしれません U_(=ω=。)ドヨ~ン。しかし、hanamura師匠はそんな私のために、薩埵峠以外の代替案をいっぱい考えていてくださいました (*`д´)=b ダイジョブ!。師匠がハンドルを握る「愛車妹BP号」は、清見寺をあとにすると清水の街中を抜け、やがて静岡のローカル私鉄・静岡鉄道の線路に沿って走るようになります (゚∀゚)オッ!。どうやら次なる目的はこの静鉄のようです。

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「右手に見えますのが、
静鉄の新清水駅でございま~す♪ ヽ(´▽`*)」。
▲15.12.28 静岡鉄道静岡清水線 新清水
(車窓・・・から?)

静鉄こと静岡鉄道・静岡清水線は、静岡市葵区の新静岡と同市清水区の新清水の間を結ぶ、全長11.0キロのローカル私鉄(中小私鉄)です (・o・*)ホホゥ。東海道本線の静岡~清水とはほぼ並行して線路が敷かれており、東海道線が停まらない地域を補足するような形で静鉄の駅が細かく設置されていますが、両端の起終点はともに東海道線の駅とは離れた位置に存在するのが面白い特徴(新静岡は静岡から徒歩7分ほど、新清水は清水から徒歩10分ほどの距離) ( ̄。 ̄)ヘー。私はこの静鉄を過去に乗り潰し目的での一度だけしか乗ったことがありませんが、静岡人の師匠からすると地域に密着した、地元でお馴染みの電車です (´▽`*) シズテツ~♪。師匠はそんな静鉄沿線にある中間駅のひとつ、長沼(ながぬま)の駅前でクルマを停めました (・ω・)トーチャコ

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続いてやってきたのは、
新静岡と新清水を結ぶ静鉄の中間駅、長沼。
小さな駅ですが、ここには何があるのでしょう?
σ(゚・゚*)ンー…
▲15.12.28 静岡鉄道静岡清水線 長沼

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長沼駅にちょうど電車が入ってきました (゚∀゚)オッ!。
静鉄は地方私鉄ながら、日中でも7分間隔という
高頻度ダイヤが組まれているので、
電車はすぐにやってきます。
現在の静鉄で使われているのは、
1973年から85年にかけて製造された、
同鉄道オリジナルのステンレス車、1000形。
同車は広告などのラッピングが施された編成が多く、
この電車はコーラの広告でした。
スカット(・∀・)サワヤカ!
▲15.12.28 静岡鉄道静岡清水線 長沼

静鉄の電車を眺めるのならば、先に通りかかった新清水の駅でもじゅうぶんなのに、あえて長沼という小駅に師匠が私を連れてきた理由・・・σ(゚・゚*)ンー…、それはここに静鉄の車両基地(長沼工場)があるからでした (゚∀゚*)オオッ!!。そして今、静鉄でホットな話題と言えば何といっても、実に同鉄道40年ぶりの導入となる新型車両、「A3000形」に他なりません (☆∀☆)シンガタ!。先日搬入されたばかりで、まだ営業運転に入っていないその新車を、師匠は私に見せたかったのです ε-(°ω°*)ミタイッ!。でも、はたして敷地外(一般道)からでも見えるような位置に、その新車とやらは停まっているのかしらん? 柵越しに車両基地の構内を覗き見してみると・・・(「゚ー゚)ドレドレ。

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長沼にある静鉄の車両基地、
その中央にある検修庫内に佇んでいたのは・・・
新型車両のA3000形、第一編成のA3001編成!(右)。
(゚∀゚*)オッ!!
▲15.12.28 静岡鉄道静岡清水線 長沼
(敷地外から撮影)

A3000形、イタ━━━━ヽ(´▽`*)ノ━━━━ッ!!
検修庫内のちょっと見にくい位置だけれど、たしかにブラックフェイスに水色のラインが入った新型車両が確認できました 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。ここからでは見えない、車両の側面がどうなっているのかなど気になるところではありますが、お顔がチラリと拝めただけでも嬉しい収穫です |∀・)チラッ。静かに佇むその姿をしばらく眺めたのち、続いて師匠がそこから歩いて案内してくださったのは コッチ((( ・∀・)σ、車両基地とは道路を挟んで反対側にある、この施設 (=゚ω゚=;)ンン!?。

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長沼の駅前にあり、
静鉄の車両基地とは道路を挟んだ位置にあるのは、
あの「ガンプラの聖地」こと、
バンダイホビーセンター」さん!
(゚∀゚*)オオッ!!。
よく見るとガラス窓にガンダムのイラストが見えます。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
ちなみにこの建物の外壁の高さは、
ガンダムの設定上の高さと同じなのだそうですよ。
 ( ̄。 ̄)ヘー

そこにそびえ立っていたのは、「ガンプラ(ガンダムのプラモデル)」の製造拠点である、「バンダイホビーセンター」さん! w(゚o゚*)w オオー!! そうか、あのザクやドムなどのモビルスーツは、ここで製造されているわけですね! (゚Д゚*)スゲー!!(ん?ちょっと違う?w)。もちろん内部の見学はできませんが、モロにファーストガンダム世代の私としては、当時のブームに乗って何体かのガンプラを組んだことがあり、その工場を外から眺められるだけでも感慨深いものがあります (*´ω`*)シミジミ(ちなみにバンダイホビーセンターさんの工場見学は、事前申し込みによる日時・人数制限制で受けて付けているそうです)。そんなガンプラファクトリーの前に立っていると突然、何やら背後から「マゼラアタック」のような、ガラガラとしたエンジン音が聞こえてくるではありませんか  ( ̄△ ̄;)エ…?。え?まさか敵隊の襲来か?? 振り返るとそこには・・・∑(゚ロ゚屮)屮 ヌヲッ!(ここからのキャプションにはしばらく、妄想の世界が含まれます (゚∀゚)アヒャ☆)

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いきなり車両基地の検修庫から出てきたのは、
クレーンの付いた軌道モーターカー!?
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!
「hanamura曹長、て、敵のモビルスーツが動きだしました!(゚д゚;)
「なにぃ?みんな留置車両ばかりだと思っていたが・・・(;`・д・´)」

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モーターカーはそのままこちらに向かってきて、
白昼堂々、踏切を通過!!
「く、来る・・・うああ・・・!(゚д゚;)
「当たらなければ、どうということはない!(;`・д・´)」

なんとエンジン音を高らかに響かせて庫内から出てきたのは、クレーンアームを携えた作業用の機動・・・もとい、軌道モーターカー w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。こんな作業車が白昼に堂々と動くことは珍しく(ひょっとして静鉄では日常茶飯事なの?)、作業車好きのhanamura師匠はもう大喜びです ワーイ♪ヾ(@^▽^@)ノ ワーイ♪。これだけでもじゅうぶんにサプライズな鉄運なのですが、このモーターカーは踏切を往復したのちに分岐器を経て転線すると、その先にいた例の新車と連結!(゚゚;)エッ。そして・・・

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転線したモーターカーは新車のA3000形と連結し、
なんと庫内から同車を引き出しはじめました!
Σ(゚□゚(゚□゚*)ナ、ナニーッ!!
「曹長、新型はまだよく動けんようです。やります!(゚д゚;) 」
「まて、我々は偵察が任務なんだぞ!退くんだ!(;`・д・´)」

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日の当たる位置まで引き出されたA3000形。
先ほどよりもスッキリと、そのお顔を拝むことができました。
「こ、これが静鉄の新型なのか・・・!(゚д゚;) 」

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ウデを伸ばして新型を偵察中の曹長・・・いや師匠。
「お前は撮れるだけの写真を撮って、
危険になったら引き上げろ!(;`・д・´)」
「は、はい!曹長!(゚д゚;) 」
   

なんとモーターカーは、A3000形を検修庫から屋外へ引き出してくれたではありませんか!(゚〇゚;)マ、マジカ!?。ひょっとしてこれは敷地外から指をくわえて眺めていた、我々へのサービス、サービスぅ!?(あ、違うのが入った)ヾノ・∀・`)チガウ、チガウ。何にしても、初めっから屋外に留置されていたのではなく、突如として目の前で繰り広げられたこの光景に、二人はもう大興奮です!ε-(°ω°*)ムフーッ!ε-(°ω°*)ムフーッ!!。何、この鉄運!!アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ!。結果的にA3000形は架線柱がちょっと邪魔っけな位置に留置されちゃったけれど、引き出してくれたおかげで新車の側面もバッチリと拝むことができました。う~ん、ラッキー (´¬`)ラキー♪

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ここまで引き出されたA3000形。
この場所に着いて最初に撮った一枚と見比べると、
その差がよくわかると思います。
(゚∀゚*)オオッ!!
ちなみにこのA3000形、
第一編成のカラーは「クリアブルー」ですが、
最終的には虹をイメージした7色が
出揃う計画となっています。
(´▽`*)レインボー♪

なんだか予想外のサプライズで、思った以上に盛り上がった静鉄車両基地の覗き見学 (*⌒∇⌒*)タノシカッタ♪。興奮しっぱなしだったせいか、だいぶオナカのほうが空いてきました (〃゚_゚〃)グルルルル…。そこで、長沼をあとにして次に師匠の案内で目指すのは、あの「静岡名物」が手軽に食べられるというお食事処 σ(゚ー゚*)メーブツ?。ちなみに我々の食事においてアルコールは欠かすことができないので、いったん「愛車妹BP号」を師匠のご自宅へ戻してからの徒歩移動です ε=ε=ε=┌(*・∀・)┘テクテク。

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師匠の案内で訪れたのは、
静岡の繁華街の路地裏にひっそりと佇む
こんなシブ~いお店。
一見すると民家かと思っちゃいましたが、
表には味のある看板が出されています。
(≧▽≦)シブイッ!

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ガラス戸に貼られた手書きメニューは・・・
「おでん、お肉・玉子 七十円、その他 五十円」
え!?おでん一品が50円!?
Σ(゚∇゚;ノ)ノ エエッ!??

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お店のなかに入ると、
四角いおでん鍋が中央にでーんと鎮座しており、
セルフサービスで好きなものを選びます。
チビ太がいたら大喜びですね(笑)
串ヽ(´▽`*)ワ~イ♪
まずは、しぞ~かおでんの定番、
黒はんぺんからいただきましょう。

入ったのは、静岡市民のソウルフード「しぞ~かおでん」が食べられるお店 (゚∀゚*)オオッ!!。観光客向けの小洒落たところではなく、師匠曰く「昔ながらの駄菓子屋スタイル」で、静岡訛のおっかさんが営んでいる、シブ~いお店です (≧▽≦)シブイッ!。さすが地元っ子の師匠ならではのチョイス!ъ(゚Д゚)グッジョブ!!。ヨソ者で訪れる側からすると、こういうディープなお店が嬉しいんですよね~ (´¬`)ウレシス♪。 しかも、我々がとくに鉄ちゃんだということを明かしていないのに、なぜが女将さんのハナシは若い頃に乗ったという清水の市電(静岡鉄道清水市内線・1975年に廃止)のお話に (*´ω`) ノッタノヨ。う~ん、これも鉄運かな?(笑)。

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おでんに青のりと出汁粉をふりかけて食べるのが、
しぞ~か流 (゚д゚)ウマー!。
左写真は黒はんぺん、右写真は20円高いお肉で、
左が牛すじ、右が牛モツです。
ビールが★でないけど、OK牧場!

「青春18きっぷ」で旅する私は、帰路やその先の行程を考えると、どうしても滞在時間が短いのがネック (・ε・`)ウーン。できれば、このおでん屋さんでもゆっくりとしたかったところですが、私に残された時間が刻一刻と減ってゆくなかで、師匠はおでん屋さんをそこそこにして切り上げ、さらなる名所を駆け足で案内してくださいました コッチ、コッチ(((*・∀・)σ。次は・・・え? 25階の高級レストラン!? ( ̄△ ̄;)エ?

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静岡駅前にある某ビルからの展望。
眼下にはちょうど静岡駅を高速で通過する、
N700系新幹線の「のぞみ」が見られました。
(゚∀゚*)オオッ!!
だいぶ日が傾いてきましたね・・・。
▲15.12.28 東海道新幹線 静岡付近

「ここのエレベーターホールからは新幹線や東海道線が一望できるので、俯瞰撮影好きのあおたけさんをぜひお連れしたかったんです ヽ(´▽`*)」・・・って、師匠はどこまでいい人なんだぁ~!もう、ホントに感激しまくりです ・:*:・(*ノ∀`*)カンゲキ・:*:・。。「なんならエレベーターホールではなく、ちゃんとレストランに入って、ちょっとお高いビール(笑)でも一杯飲みますか? (゚∀゚*)ノム?」とも言ってくださったのですが、残念ながらそろそろ私のタイムリミットが近づいてきてしまいました イヤ、(・д・`)ソロソロ…。でも、私としても名残惜しいし、もうちょっと飲みたいところではあります σ(・∀・`)ウーン。そこで今度は私のほうからお誘いして、最後にこんな場所で一杯・・・コッチ(((*・∀・)σ。

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缶ビールとサンドイッチ、
そして黒はんぺんフライなんぞを買い込み、
静岡駅のホーム端で乾杯!
イエ~♪(〃゚∇゚)ノ口☆口ヽ(゚∇゚*) カンパーイ♪
静岡地区の東海道線は列車によって
トイレが付いていない編成もあるので、
これから長距離移動が待っている私は
ショート缶です・・・。

私は「18きっぷ」、師匠は入場券を買って改札を通り、ホームのベンチでプチ宴会! イエ~♪(〃゚∇゚)ノ口☆口ヽ(゚∇゚*) カンパーイ♪。これならば私が乗る列車の発車時刻ギリギリまで飲んでいられます (´ω`*)ナルヘソ。ちなみに静岡駅は、もともと長い編成の長距離列車が発着していた名残りで、現在の短い列車に対してホームが無駄に長いため、端っこのほうのベンチならば飲んでいても他の利用者に白い目で見られるようなことはありません ε-(´∀`;)ホッ。これぞまさに飲み鉄らしい忘年会場と言えるのではないでしょうか (゚∀゚)アヒャ☆。

薩埵峠からの富士山という絶景を求めてやってきた静岡。しかし今回は富士山のご機嫌がナナメでお姿を拝むことができず、前回の八ヶ岳に続いて、またしてもしょっぱい結果となってしまいました (´・ω・`)ショボーン。しかし、hanamura師匠のツボを得た素晴らしいアテンドによって、薩埵峠でのモヤモヤ感をすっかり忘れてしまうような、とっても楽しい静岡巡りができました ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪。師匠にはあらためて感謝の言葉を申し上げます。本当にありがとうございました <(_ _*)> アリガ㌧ゴザイマスタ。薩埵峠をリベンジする際には、またお声をおかけいたします(笑)。

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私の乗る列車がホームへ入ってきたところで、
宴会はお開きです。
(・∀・`)オヒラキ…。
車両は危惧していた通り、
編成中にトイレが一カ所もない、
211系5000番台+6000番台の5両編成でした。
私は駅のお手洗いで用を済ませてから乗り込みます
(私がお手洗いへ行っている間に、
師匠は乗車列に並んでいてくださいました!)。
▲15.12.28 東海道本線 静岡

楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、まもなく私が乗る予定の列車が入線し、宴会はお開きに (・∀・`)オヒラキ…。ホームで手を振る師匠に見送られて、私は静岡をあとにするのでした サイナラ…(´;ω;)ノ~~~・・・って、あれ?浜松ゆき!? 東京方面とは逆の下り列車じゃん!Σ(゚□゚*)ナニーッ!!。ああ、乗り間違えた~・・・のか? (:D)| ̄|_


次回へ・・・続く!?
(今記事のどこかに、わかるヒトにしかわからない、このあとの行程のちょっとしたヒントが・・・!?)



共通テーマ:趣味・カルチャー

冬の18旅 その1・・・中央線189系団臨 撮影記 [鉄道旅行記]

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2015.12.26
冬の青春18きっぷ、グダグダ旅 (´д`;)
その1
見えるか?八ヶ岳!
中央本線 189系団臨 撮影
 
  

年末年始は一週間ほどの休みが取れました (´▽`*) ワ~イ♪。年越しの慌ただしい時期ではありますが、ちょっとはどこかへ鉄道旅に出かけたいところ σ(゚・゚*)ンー。そして私の手元には、先日の仙台地下鉄・東西線の乗り潰しで仙台を往復するために購入した「青春18きっぷ」が、あと4回分も残っています(青春18きっぷは一枚で、5回分の使用が可能) (゚∀゚*)オオッ!。ならば、これを使わないテはありません (´ω`*)ソウネ。まず今回は、そのうちの一回分を使ったショートトリップです。

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JR全線の普通・快速列車が乗り放題の
「青春18きっぷ」は
一枚の発売額が11,850円で5回分の使用が可能。
今シーズンの有効期限は1月10日までです
(発売は12/31で終了)。
仙台の往復で一回使った私は、
あと四回分が残っています。

「18きっぷ」を"無理せず"に使って行けるような適度な範囲で、なにか個人的に写欲が沸くような列車が走らないかと、鉄道趣味誌の臨時列車情報欄などを眺めていたところ σ(゚・゚*)ンー、私の好きな国鉄特急型の189系(豊田車)がスキー客を乗せた団体臨時列車(団臨)として、都心(神奈川・東京)から中央線を経て大糸線の白馬(長野)まで運転されると言う情報に目が留まりました (゚∀゚)オッ!。いまの時期の大糸線、スッキリとした快晴に恵まれれば、沿線から見える真っ白な北アルプスの山並みがキレイだろうなぁ・・・モーソー (* ̄▽ ̄).。oO ポヤヤ~ン。大糸線ならば都内から「18きっぷ」一回分、つまり日帰りでも往復が可能ですが、運賃的には片道だけで一回分のモト(2,370円)がじゅうぶんに取れる距離なので、なんだったら二回分を使って松本あたりで一泊するのもいいかもしれません ソレ (σ´∀`)σ イイネ~♪。そこで私はいちおう宿泊する用意も携えて、189系が入線する大糸線を目指すことにしました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。ところが実際は・・・( ̄△ ̄;)エ…?。


12月26日(土)

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八王子から普通列車の松本ゆきに乗車。
乗り換え無しで松本まで行けるのはラクなのですが、
車両はロングシートの211系でした (・ε・`)チェ。
▲15.12.26 中央本線 八王子

夜が明けきらぬ早朝 (*´O)ゞ.。oOフワァ~ア…、八王子から乗ったのは普通列車の松本ゆき。学生さんは冬休みに入っている時期だと思われますが、年末の帰省ラッシュにはまだ早く、列車は立ち客がほとんど目立たないくらいの乗車率で、私も余裕で座席を確保できました ε-(´∀`*)ホッ。ただし、乗車した211系はオールロングシート仕様で、コレに松本までの三時間半を揺られるのはちょっとキツいものがありますね・・・σ(・ω・`)ロング…。

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勝沼ぶどう郷付近の高台から眺める甲府盆地は
中央線屈指のビューポイント (゚∀゚*)オオッ!!。
穏やかな冬晴れとなったこの日ですが、
山の方にかかる雲がちょっと気になります・・・。
▲15.12.26 中央本線 勝沼ぶどう郷-塩山(車窓から)

列車が八王子を出てしばらくすると、やがて日の出の時刻を迎えました (つ▽≦)マブシッ!。車窓が明るくなって気になるのは、やはり空模様 σ(゚・゚*)ンー。山間部の大月付近は雲に覆われていたものの、勝沼ぶどう郷付近から眺めた甲府盆地では青空が広がっています (゚∀゚)オッ!。この日、太平洋高気圧に覆われた関東地方はおおむね晴れの予報。でも、私が目指している大糸線は長野県の松本と新潟県の糸魚川(いといがわ)を山沿いに結ぶ路線で(今回の189系が入線するのは途中の白馬まで)、ちょうど太平洋高気圧と日本海低気圧の狭間に位置し、天気を読むのが非常に難しい地域です (゚ペ)ウーン…。前日に調べた天気予報だと大糸線沿線の信濃大町は「晴れ時々曇り、降水確率30%」だったので私は出撃を決めたのですが σ(・∀・`)マアマアカナ…、ためしに今一度、列車に乗りながらスマホで同地の天気をチェックしてみると []o(・_・*)ドレドレ、今日になって「曇り一時雨、降水確率60%」という予報に暗転しているではありませんか Σ(′□`;)ハウッ!。残念ながら期待していた北アルプスなども沿線からはまったく臨めないようです (´・ω・`)ショボーン。こうなると私のテンションは一気にだだ落ち・・・(_ _lll)ドヨーン。曇り空で山が見えないと分かっているのに、はるばる大糸線まで行く必要があるのだろうか?それならばまだ、晴れている甲府付近で189系を撮影した方が賢明なのではなかろうか?そんな考えが私のなかで強くなってきました "o(-"-;*) ウゥム…。さらにこの時点でSNSの目撃情報板により、今回のターゲットとなる団臨に使われる189系の編成が判明。三編成三色ある189系豊田車のうち、個人的に期待していたのはもちろん国鉄特急色(M51編成)でしたが、実際にその運用に就いたのは「グレードアップあずさ色」(M52編成)だとのこと ( ̄  ̄ )M52カ…。大糸線沿線は曇り、車両も大本命の国鉄色では無かった・・・σ(・ω・`)ウーン…それらの結果を受けて、私は急きょ予定を変更。松本ゆきを終点まで乗らずに、甲府から四つ目の新府(しんぷ)で列車を降りました ε=(=゚ω゚)ノ オリマツ!

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終点まで乗る予定だった松本ゆきを、
途中の新府で下車して見送ります。
これでよかった・・・のかな?
σ(・ω・`)ウーン…
▲15.12.26 中央本線 新府

八王子0635-(中央429M)-新府0832

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もうすでに何度かご紹介していますが、
新府は上下線のホームが改札内で繋がっておらず、
一般道からそれぞれのホームに
階段が備え付けられています。
こちらは下車した下り線ホーム側。
▲15.12.26 中央本線 新府

私がこの新府で下車するのは、記憶にも新しい三ヶ月前の9月以来のこと 。その時の私の狙いは、やはり今回のターゲットと同じ189系で運転されていた臨時特急「甲信エクスプレス」を、新府駅からほど近い八ヶ岳が一望できる丘の上から撮ることだったのですが、当日の八ヶ岳は雲に包まれていて山容がほとんど見えず、仕方なく「甲信エクスプレス」の撮影は新府のホームでお茶を濁した形となりました (・ε・`)シャーナイネ。そこで今回は、大糸線での北アルプスバックは諦めたものの、せめて八ヶ岳バックの189系はリベンジしたいと思ったのです (`・ω・´)-3 リベンジ!。今日の新府はほぼ快晴で、これならばきっと八ヶ岳もスッキリと・・・(゚∀゚*)オオッ!!

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新府の駅前から続く坂道を登り切る
ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、
そこからは八ヶ岳の山並みが一望できるハズ。
この坂道は「期待への扉(byキンシオ」です 。
ドキドキ(*゚v゚*)ワクワク♪

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そしてたどり着いた丘の上からは、
雄大な八ヶ岳が・・・(;゚ロ゚)ハッ

・・・見えませんでした il||li_| ̄|◯ il||li。
こんなにいいお天気なのに、八ヶ岳には雲がまとわりついていて、その姿がほとんど見えないではありませんか il||li(つд-。)ドボジデil||li 。三ヶ月前のリベンジを果たそうとしたのに、これでは返り討ちにあったようなものです (´д`;)トホホ。「18きっぷ」一回分を損したかなぁ・・・ (´・ω・`)ショボーン。それでも、もう一度列車に乗り直してほかの撮影地へと移動している時間的な余裕はなく、テンションが上がらないままにここでカメラを構えます (・ε・`)シャーナイネ

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まずやってきたのは中央東線のエース、
E351系「スーパーあずさ」。
ちなみに手前に広がっているのは一面の桃畑で、
今はまだ枯れ木ですが、
春になると桃の花が鮮やかに彩ります
▲15.12.26 中央本線 穴山-新府

せっかくここまで来たからには撮影するけれど、山が見えない山バックほど撮っていて空しいものはありません ε-(-ω-;)フゥ…。後継となるE353系への置き換えが迫っているE351系の「スーパーあずさ」も、機会があればキッチリと記録しておこうと思っていますが、この情景ではあまり意味のないものになりそうです ( ̄д ̄;)ナンダカナァ…。そんな雲隠れした八ヶ岳を苦々しく眺めていると、やがて上り線に現れたのはこの列車 (゚o゚*)オッ!

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雲に包まれた八ヶ岳を背にして
桃畑を走りゆく、189系「あさま色」。
同車は北陸新幹線開業後も生き残った、
長野に所属する最後の189系です。

189系「あさま色」キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
これが狙いの団体臨時列車・・・ではなく、この列車は前夜発で新宿と白馬の間に夜行で運転された「ムーンライト信州」の回送で、同じ189系でもこちらは長野の「あさま色」(N102編成)が使用されています 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。実はお目当てとなる下りの189系団臨(グレードアップあずさ色)と、この上りの「ムーンライト信州」回送列車(あさま色)の通過時刻は新府付近で近接しており、わずか30分の間に二本の色違い189系が撮れるという効率の良さもあって (゚∀゚*)オオッ!!、私は大糸線の代替え撮影地にこの新府を選んだのです (´ω`)ナルヘソ。これで背景の八ヶ岳がスッキリと見えていれば、グッジョブ ъ(゚Д゚) なスケジューリングだったのになぁ・・・σ(・∀・`)ザンネン。そんな「あさま色」の回送列車が通過した30分後、今度は逆方向から白い189系が姿を見せました ε-(°ω°*)キタッ!。

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白馬を目指して中央本線を西下する
189系の団体臨時列車。
白い「グレードアップあずさ色」189系は
冬枯れの風景にも鮮やかに映えます。
▲15.12.26 中央本線 穴山-新府(後追い)

189系団臨が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
高原を走り行く「グレードアップあずさ色」の189系は、まるでJR発足直後の特急「あずさ」を彷彿とさせるような情景です 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。・・・が、やっぱり山の見えない山バックは空しい。しかも列車自体はバリ順の好条件なだけに、なおさら切ない ε-(-ω-;)フゥ…。撮影開始の時よりは若干雲が流れて、手前にそびえる三ツ頭の山頂くらいはかろうじて見えてきましたが、主峰の赤岳などはその存在すらわからないような状態です (「 ̄  ̄)ミエナイ…。八ヶ岳バックの189系は、またまたリベンジに来なくちゃだなぁ・・・(・ε・`)チェ。まさに今日の八ヶ岳のようなモヤモヤした気持ちのまま、189系の撮影は終了です (≡"≡;*)モヤモヤ…。でも時刻はまだ10時過ぎ、これでもう帰っちゃうのはもったいない σ(゚・゚*)ンー。ふと八ヶ岳とは逆方向に首を振ると、丘の上からは富士山がきれいに見えています (゚o゚*)オッ!。ならばもう八ヶ岳には見切りをつけて、今度は富士山をバックにして列車が撮れるポイントへと移動することにしました イドウ...((((o* ̄-)o。新府から再び下り列車へと乗り込みます。

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桃畑の丘の上から東の方向を臨むと、
そこには雄大な富士山のお姿が・・・(゚∀゚)オッ!。
少し雲がまとわりついているけれど、
八ヶ岳よりは眺望が期待できるかな?
 σ(゚・゚*)ドーダロ

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新府に入って来た211系の普通列車。
パッと見の外観だと見分けがつきませんが、
今度の編成はロングシートではなく、
セミクロスシート(ボックス席)仕様でした
(゚∀゚)オッ!
ちょっとしか乗らないけどね・・・。
▲15.12.26 中央本線 新府

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新府から四駅目の小淵沢で下車。
なんだか最近この駅によく来ている気がします

 
(´ω`)ソーダネ
▲15.12.26 中央本線 小淵沢

新府1042-(中央529M)-小淵沢1104

私が次に下車したのは小海線との接続駅である小淵沢(こぶちざわ)(・ω・)ト-チャコ。今年(2015年)は個人的に小海線を撮る機会が多かった(・・・って言っても、7月9月の二回だけれど)こともあり、最近ちょくちょく訪れている同駅。でも今回の目的は小海線ではなく中央線の撮影地です (・o・*)ホホゥ。高原の寒風に吹かれながら線路に沿って歩くこと30分 彡(+ω+;))))彡ヒューヒュー、私がやって来たのは「三峰の丘(さんぽうのおか)」の名がついた休憩所のようなところ (゚ー゚*)サンポー?。

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駅から撮影地へと向かう道すがらに見た
デジタル寒暖計が示した気温は6℃。
暖冬と言えども、やはり高原の風は冷たく、
体感温度はさらに低く感じました。
{{{(>_<)}}}サブッ!

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小淵沢駅から東へ歩いて30
ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク

目的地の「三峰の丘」へやってきました。
休憩所のようなこの場所には
屋外にテーブルとイスが設置されていて、
柵の向こうには富士山の姿が見えます。

三峰の丘は条件が良ければ東に富士山、南に南アルプスの北岳、西に北アルプスの奥穂高岳という、日本の三大巨峰が一望できることから名付けられたもので、そのなかでも富士山は中央線の列車と一緒に写し込むことができる有名な鉄道撮影ポイントです ( ̄。 ̄)ヘー。残念ながら今日は北岳も穂高岳も雲隠れしていてその姿は拝めないけれど (・ε・`)ザンネン、富士山は先ほどの新府で見たとき以上にクッキリとその姿を見せています (゚∀゚*)オオッ!!。もう189系は通過しちゃったけれど、ここでは後継車両・E353系への置き換えが決まっている、E351系の「スーパーあずさ」をメインに狙ってみることにしました。引退がウワサされるこういう車両は、なるべく撮れるときに撮っておいたほうがいい (´ω`)ソーダネ。そして時刻表を確認すると実は次の通過列車が「スーパーあずさ11号」で、タイミングがいいのか悪いのかわかりませんが、いきなりのぶっつけ本番です Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?。カメラを構えてアングルを調整すると、すぐに通過を知らせる踏切が鳴りだしました ε-(°ω°*)キタッ!

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振り子形の特徴を活かし、
車体を傾かせてカーブを横切る
E351系「スーパーあずさ」。
その向こうには雄大な富士山の姿がありました。
▲15.12.26 中央本線 長坂-小淵沢

富士山バックで「スーパーあずさ」が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
・・・が、う~ん、なんだか先頭車の側面に落ちた架線柱とビームの影が、ちょっとウザいなぁ・・・σ(・ω・`)ウーン…。光線状態的に列車の顔へ日が当たらないのはわかっていましたが、側面の影がこんなにもゴチャゴチャしちゃうのは予想外でした (´д`;)アウ…。時間帯がちょっと悪かったかな? どうも今日はクリーンヒットが出ませんね・・・"o(-"-;*) ウゥム…。次に通過する下りの「スーパーあずさ」は二時間後の「15号」。二時間もあれば少しは影の形がマシになるかもしれません σ(゚・゚*)ドーダロ。吹き付ける風が冷たくて待ち時間がツラいけど {{{(>_<;)}}}サブイッ!、やっぱり一本くらいはヒットを打ちたくて、このまま延長戦に突入です (`・ω・´)-3 フンス!

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三峰の丘の南側に連なる南アルプス。
甲斐駒ケ岳は見えますが、北岳は雲隠れで見えず…。
(ここからの北岳は、見えたとしても山頂の先っぽだけだけれど)。

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こちらは北側に連なる八ヶ岳。
先ほどと変わらず雲がまとわりついています。
今日の八ヶ岳さんはご機嫌ナナメ・・・
( ̄ヘ ̄ )彡プイッ。

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長年活躍した115系が秋に引退し、
現在このあたりの普通列車はすべて211系。
ちょっと趣味的な面白さが減ってしまいました。
σ(・ω・`)ウーン…

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ここを通過する定期の特急列車は二種類。
先ほどのE351系「スーパーあずさ」と、
このE257系「あずさ」です。
新型のE353系が運転を開始すると、
このE257系にも変動があるのでしょうか・・・?

見晴らしのいい休憩所といっても、ここは国道や県道沿いにあるわけではないため、立ち寄るクルマなどはいっさいなく、さらには私のような撮り鉄目的の同業者さんも現れない (・ω・)ポツネン。ヒマつぶし相手のスマホは寒さのせいか電池の消耗が激しくて、すぐにレッドゾーンで使えず・・・乂`・д・´)ダメッ!。そんな孤独感が漂うなか、時おり通過する列車に向かってシャッターを切ることで、どうにか気力を保ち続けます【◎】]ω・´)パチッ!。こんな時、何か変わった列車が突然やってくるようなサプライズでもあればテンションも上がるのですが、とくにそんなことはないままに流れた二時間。そろそろ「スーパーあずさ15号」の通過時刻です (´∀`;)ナガカッタ…。

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富士を臨む名所に再び姿を現した
E351系「スーパーあずさ」。
近い将来の引退が囁かれるなか、
「スーパー」の名に恥じない俊足で
信濃路を颯爽と駆け抜けます。

富士山バックで「スーパーあずにゃん」が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
車体にかかった架線柱の影が完全に取れることはないけれど、先ほど(二時間前ね…^^;)よりはビームの影落ちがないだけ、幾分スッキリとしたように思います (´ω`)ソーネ。そして背景の富士山も時間が経つにつれて少しずつ日がまわるようになってきて、いい感じになりました 。゜+.(o´∀`o)イイカンジ!゜+.゜。これならばホームランとはいかなくとも、まあヒットくらいの及第点にはなったのではないでしょうか ヒットエンド♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノラーン♪。この一枚が残せただけでも「18きっぷ」は無駄にならなかった・・・かな? (^皿^;) ドーダロネ。これで富士山バックの「スーパーあずさ」撮影は終了ですが、駅への帰りがけにもう一カ所だけ、私にはちょっと立ち寄って行きたいところがありました (゚ー゚*)ドコ?。それはこんなところ。

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石造りの鳥居越しに見えるのは、
中央線の普通列車211系。
なかなか味のある一枚が撮れました。
(^_[◎]oパチリ
▲15.12.26 中央本線 長坂-小淵沢

富士山バックの撮影地へ行く道すがらで目に留ったこの神社、なんと参道に中央線の線路が横切っていて(お社は奥に見えるトンネルの向こう)、鳥居と列車を面白い具合に絡めることができるのです (゚∀゚*)オオッ!!。行きはまだ光線状態があまり良くなかったのですが、帰りがけのこの時間はちょうどいい感じになっており、まずは211系の普通列車を鳥居のなかに収めて撮ってみました (^_[◎]oパチリ。ここではもう一本、ぜひ特急列車を狙ってみたいところ (・∀・)イイネ!。E351系の「スーパーあずさ」はまた二時間くらい待たないとやってこないのですが、E257系の「あずさ」ならば間もなく通過します (゚∀゚)キタ!

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真っ青な冬空のもとに堂々とそびえる立派な鳥居。
その向こうをE257系の特急「あずさ」が横切ってゆきます。
年明けにはこの参道も地元の参拝客でにぎわうことでしょう。

鳥居越しに「あずさ」が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
今度は鳥居のなかに収めるのではなく、画面全体を横切るような形でまとめてみました 【◎】]ω・´)パチッ!。好みによると思いますが、個人的にはこのほうがバランスが良いように思います σ(゚・゚*)ドーダロ。縁起がいいとされる鳥居と列車のコラボ、来年の「お年始ONE-shot」はこれで決まりかな!?(笑)。

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撮影を終えて小淵沢駅へ戻ってきました。
「18きっぷ」の私は、帰りももちろん普通列車です。
▲15.12.26 中央本線 小淵沢

当初の計画では大糸線まで遠征し、ひょっとしたら松本で一泊・・・なんて考えて出かけた今旅でしたが、曇りという天気予報を懸念して急きょ予定を変更 m9(`・ω・´)ヘンコー!。しかし山の神様は微笑んでくれず、八ヶ岳バックを狙った189系はなんともしょっぱい結果となってしまいました (´・ω・`)ショボーン。でも、捨てる神あれば拾う神あり。八ヶ岳とは対照的にこの日の富士山は山梨側から一日中スッキリと見え、引退のウワサがあるE351系を富士山バックで記録することができました 【◎】]ω・´)パチッ!。これはこれで大きな収穫だったと思います (´ω`)ソウ…ネエ。それに、お話自体は年末のことですが、拙ブログ新年一発目の撮影記で富士山や神社の鳥居といった縁起物をお見せできたのも良かった気がします(笑)。ちなみに行程的には当初の大糸線計画よりだいぶ短縮されてしまいましたが、都内から小淵沢までの往復でも、ちゃんと(?)「18きっぷ」一回分のモトは取れました (´∀`;)セコイ…。

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東京への帰りがけにちょこっと寄り道し、
甲府で途中下車 σ(゚ー゚*)コーフ?。
今や松本までが東京近郊区間に含まれてしまい、
気軽に途中下車できなくなってしまった中央東線ですが、
「18きっぷ」ならば乗り降り自由です。
▲15.12.26 中央本線 甲府

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甲府に立ち寄った理由はコレ、
甲州名物の「ほうとう」です (゚∀゚*)オオッ!!。
いつもならば遅い昼食を
小淵沢の駅そばなどで済ませてしまう私ですが、
先日テレビでこのほうとうが紹介されていて
(ケン〇ンショーね ^^;)
久しぶりに食べたくなったんですよね〜
(゚¬゚)ジュルリ。
ほうとうとたくさんの具材が味噌で煮込まれていて、
体があったまります
(゚д゚)ウマー!

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ほうとうを食べ終えて甲府駅に戻ると、
乗る予定の普通列車の脇に停まっていたのは・・・
先ほど新府で撮った「グレードアップあずさ色」189系!
 (゚∀゚*)オオッ!!
白馬から豊田へと戻す回送列車に、
たまたま遭遇したんですね
(´¬`)ラキー♪。
▲15.12.26 中央本線 甲府

小淵沢1512-(中央556M)-甲府1551
甲府1653-(中央558M)-立川1902


それにしても・・・まさかこのとき富士山を撮ったことが、次回の更なる"グダグダ旅"の伏線(?)になろうとは、この時は思いもしませんでした ( ̄△ ̄;)エ…?。

 

次回へ・・・続く?

 
  
 
  

☆オマケ★

今回の八ヶ岳が見えない八ヶ岳バック(笑)で撮った、「あさま色」と「グレードアップあずさ色」という二種の189系。ちょっと記事にしそびれちゃってお蔵入りとなっていましたが、昨年11月に行なわれた中央線・豊田車両センターの一般公開では、この二種の189系が並べられて展示されました (゚∀゚*)オオッ!!。ここではその様子をほかの展示車両と会わせて、ちょっとご紹介したいと思います。

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豊田車両センターまつりで顔を合わせた

189系豊田車「グレードアップあずさ色(M52)」(左)と、
189系長野車「あさま色(N102)」。
それぞれに特急で活躍していた頃の絵幕が掲げられました
(189系「あずさ」は現在も臨時列車として運行)。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
▲15.11.7 中央本線 豊田車両センター

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189系のほかに注目を集めたのは、
山手線から総武線(中央・総武緩行線)へ転属してきた
E231系500番台、A520編成(右手前)。
転属から一年が経って、だいぶ見慣れて来たでしょうか?
▲15.11.7 中央本線 豊田車両センター

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快速「ぶらり高尾散策号」に使われた、
元「スーパーひたち」の651系(勝田車)もゲスト展示され、
「あずさ・かいじ」用のE257系との並びも見られました。
▲15.11.7 中央本線 豊田車両センター

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そして豊田の公開で忘れてならないのが、
先頭車一両だけが保存されている、
元・中央快速線用の201系、クハ201-1。
(=゚∇゚)ノ オヒサ!
今年も撮影に行列ができるほどの人気ぶりでした。
▲15.11.7 中央本線 豊田車両センター




 



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山口02・・・山陰本線 トワイライトエクスプレス撮影記 [鉄道旅行記]

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2015.10.24・25 山口遠征
02
山陰の青い海を背に行く寝台列車!
山陰本線 「特別なトワイライトエクスプレス
撮影
 
  

抱えていた仕事のピークが一段落し、さらには期限切れ間近の航空マイレージがあったことから、思いきって飛行機を使っての遠征に出かけた秋の旅 ε=┌(*´∀`)┘イッチャエ!。その目的地に私が選んだのは、本州の西端にあって山陰と山陽の二つの顔を併せ持つ中国地方の県、山口でした c(゚.゚*)ヤマグチ?。山陽側に位置する山口宇部空港へと降り立った初日は、宇部市近郊の小野田線を走る単行型電車123系(クモハ123)を半日かけて撮影【◎】]ω・´)パチッ!。少ない列車の本数や徒歩鉄という機動力の制限もあって、撮影地は厚東(ことう)川に架かる橋梁の一カ所のみでしたが、それでもお目当ての黄色いクモハ123を気持ちのよい秋晴れのもとで記録することができ、自分なりに満足のいく成果を残すことができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。小野田線の撮影後は宇部から新山口へ出て、そこからさらに陰陽連絡線の山口線を山陰へ向けて北上 (*・o・)ノ Go!。この日は日本海に面した島根県西部の街、益田(ますだ)での宿泊となりました。そんな前回からの続きです。


10月25日(日)

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山口旅の二日目は
益田から山陰線の普通列車でスタート。
乗るのは下りの長門市ゆきで、
なんとも賑やかなラッピングが施された
単行のキハ120でした。
(´▽`*)キハキハ~♪
▲15.10.25 山陰本線 益田

宿泊地となった益田は、前日に乗ってきた山口線と山陰地方の大動脈である山陰本線(京都~鳥取~松江~下関)の接続駅で、二日目の朝から乗るのは山陰本線の方 コッチ...((((o* ̄-)o。長門市(ながとし)ゆきの下り普通列車に揺られてしばらくすると、列車は県境を越えて山口県へと入りました。宿泊地は島根県の益田でしたが、二日目の今日も私の目的地は山口県内にあります。

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明け方の山陰本線の車窓から。
益田を出た列車は市街地を抜けると、
すぐに日本海沿いを走るようになります (゚∀゚)オッ!。
沖の方に少し雲が浮かんでいますが、
どうやら今日も晴れのようです (´▽`*)イイテンキ~♪。
▲15.10.25 山陰本線 益田-戸田小浜(車窓から)

それにしても同じ山口県とはいえ、周防灘に面した山陽地方の宇部から山陰地方の日本海側へ、一気に縦断という大胆な移動が組まれた今旅 バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。前記事のラストにちょっと含みを持たせましたが、その目的とは、日本海の新鮮な海の幸がどうしても食べたかったから (゚¬゚)ジュルリ・・・ではなく、実は日曜日となる旅の二日目には日本海側の山陰本線で、この機会に私がぜひとも撮りたいと思っていた、特別な列車の運転があるのです (・o・*)ホホゥ。その列車の名もズバリ、「特別なトワイライトエクスプレス」 σ(゚ー゚*)トクベツ?。

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大阪と札幌の間を24時間以上もかけて走っていた、
寝台特急「トワイライトエクスプレス」。
「スイート」などの豪華な個室が人気を博しましたが、
惜しまれつつも今年の三月に運転を終了。
▲11.6.5 室蘭本線 白老-社台

ご存知「トワイライトエクスプレス」と言えば、大阪と札幌の間を日本海縦貫線(北陸本線・信越本線・羽越本線・奥羽本線)経由で結び、A個室寝台の「スイート」や「ロイヤル」に、食堂車、サロンカーなど豪華な編成を連ねた、人気の高い寝台特急列車でしたが、記憶にも新しい今年の三月、北陸新幹線開業により北陸本線が部分的に経営分離・第三セクター化、北海道新幹線工事の本格化に伴う運転の困難、さらには車両の老朽化など数々の理由により、惜しまれつつ運転を終了 (・ω・`)ザンネン…。その引退した「トワイライトエクスプレス」用の豪華な客車(24系)を使い、半定期運行だった大阪と札幌の間を走る寝台特急ではなく、西日本各地の名所を巡るようなクルージング形式で設定されたのが、「特別なトワイライトエクスプレス」です(旅行会社が企画した団体臨時列車扱い)(゚∀゚*)オオッ!。いわば、前々回に拙ブログで撮影記を紹介した「カシオペア クルーズ」の「トワイライト」版と言ったところでしょうか。

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「トワイライト」用の客車を用いた特別列車、
「特別なトワイライトエクスプレス」。
客室はA個室寝台の「スイート」と「ロイヤル」のみで、
これに食堂車とサロンカーが編成に組み込まれます。
ルートは山陽と山陰を通る二つのコースがあり、
それぞれ二泊三日(うち、トワイライトは一泊二日)の行程で、
旅行代金は、おひとりさま27万円から(一室二人使用)、
ちなみに「スイート」の展望車タイプは、32万円からでつ。
Σ( ̄ロ ̄lll)タカッ!。

そんな「特別なトワ」の運転区間は、大阪と下関の間。しかし運転日によって、山陽本線経由の「山陽コース」と、山陽本線・伯備(はくび)線・山陰本線経由の「山陰コース」の二通りが設定されており、乗客は選択によってそれぞれ違った旅を味わえるのですが、撮り鉄的に・・・いや、少なくとも私的に魅力なのは、日本海沿いの風光明媚な撮影ポイントが多い「山陰コース」の方 (・o・*)ホホゥ。さらに撮影地の風景だけでなく列車の方にも注目してみると、電化されている山陽本線(山陽コース)での牽引機が電気機関車のEF65形なのに対し、大半が非電化の山陰本線(山陰コース)での牽引機は、ディーゼル機関車のDD51形となります ( ̄。 ̄)ヘー。DD51+「トワイライト」という組み合わせ自体は寝台特急時代に北海道でも見られたのですが、JR北海道のDD51は青い「北斗星」色(前出の写真参照)。しかし今回の「特別なトワ」に使われるJR西日本のDD51は国鉄時代から変わらない、いわゆる国鉄色の朱色 (゚∀゚*)オオッ!。国鉄色のDD51が「トワイライト」を牽いて山陰本線の日本海沿いを行くなんて、これは想像しただけでもヨダレが止まりません! (*゚∀゚)=3ハァハァ! 関東から山陰地方は遠くて、決して手軽に行ける距離ではないけれど、機会があればこの列車は撮ってみたかった σ(・∀・`)トリタイ…・・・というワケで私は今、「特別なトワ」の撮影地へ向けて早朝の山陰本線を下っているのです (´ω`)ナルヘソ。

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山陰本線の車窓に流れるのは、石見(いわみ)の名物である、
赤い瓦屋根の石州瓦(せきしゅうがわら)。
この地方で採れる来待石(きまちいし)を釉薬にすることで、
独特な赤褐色となるという石州瓦は、
水の浸透が極めて少なく、塩害や凍害に強いことが
特徴だそうです ( ̄。 ̄)ヘー。
▲15.10.25 山陰本線 戸田小浜-飯浦(車窓から)

益田から乗った初発列車の乗客は私のほかに三名のみ。いずれも一見して同業者(撮り鉄)とわかる方たちで(カメラバックや三脚を持っているからね ^^;) 、目的はもちろん私と一緒でしょう ( ´∀`)人(´∀` )ナカーマ 。そのターゲットとなる「特別なトワ」は、前日に大阪を出発して山陽本線を倉敷まで西下、伯備線、山陰本線での夜行運転を経て、朝の8時過ぎに途中の立ち寄り地に指定されている、観光地の萩(はぎ)に着きます(停車駅は東萩)。乗客は萩での観光を昼近くまで楽しみ、その後は再び「トワ」に乗って最終目的地の下関へ向かいます (・o・*)ホホゥ。このスケジュールだと「トワ」は東萩の駅で約三時間半ものバカ停(長時間停車)があるので、ウマくすると朝方に東萩よりも手前の区間で一発撮ってから【◎】]ω・´)パチッ!、後続の普通列車(もしくはクルマ)で東萩にバカ停中の「トワ」を追い越して ε=┌(;゚д゚)┘オッカケ!、さらにその先でも午後にもう一発撮ることが可能なんです【◎】]ω・´)パチッ!。この東萩でのバカ停を利用した二発撮りは、山陰での「特別なトワ」を狙う上でのセオリーともいえるオトクな行動で (´艸`*)オットク~♪、やはり同じ列車に乗っていた同業者のみなさんも、東萩の手前でいちばん有名な撮影地のある宇田郷(うだごう)で下車しました …((( ・ω・) オリマツ。

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日本海をバックにして撮ることができる有名撮影地、
須佐~宇田郷の惣郷川(そうごうがわ)橋梁を列車は通過中。
車窓からの眺めも雄大です (゚∀゚*)オオッ!。
▲15.10.25 山陰本線 須佐-宇田郷(車窓から)

でも、私は宇田郷では降りません ( ̄△ ̄;)エ?。というのも、当然ながら撮影地へは列車でなく、クルマでアプローチする方も多く(・・・と言うか、それが大半を占める)、私のような徒歩鉄はたとえ朝イチの初発列車を利用しても、そのクルマ組より先に撮影地へ着くことは難しい (゚ペ)ウーン…。「トワ」の通過までは一時間ほどしか時間的な余裕が無いこともあり、キレイに撮影できるような立ち位置が残っているかどうか微妙なところです σ(・ω・`)キビシイカモ…。それは宇田郷のお立ち台に限らず、午前の列車を狙える撮影地はドコもそんな感じ。

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車窓から眺めていると、
宇田郷のお立ち台付近にはクルマの列が・・・。
凸凸凸凸凸凸凸  w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!
コレ、もちろん渋滞しているワケではなく、
「トワ」を待つ撮り鉄のクルマです。

そこで私はもう、思いきって東萩の手前で撮れる午前中の一発を捨て (・ω・`)ノ ⌒ ゚ ポィッ、お昼過ぎに通過する東萩よりも先の撮影地へ直接向かうことにしました ε=┌(`・ω・)┘チョッコー!!。それならば二発撮りを考えている方たちよりも先に、午後の撮影地へと着くことができます σ(・∀・*)ナルヘソ!。すでにそこでも場所取りは始まっているかも知れませんが、少なくとも宇田郷よりはまだマシでしょう σ(゚・゚*)ドーダロ。東萩、そして萩を過ぎ、私が下車したのは玉江(たまえ)。

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同乗していた同業者さんが宇田郷でみんな降りてしまい、
私ひとりの「貸切列車」となった車内 (・ω・)ポツン。
長いロングシートがいっそう長く感じます(笑)
ちなみに、閑散としたローカル線の車内を見ると
ちょっと寂しいと言う意見もよくありますが、
この列車はこのあと、部活へ向かう学生さんなどが乗り込み、
萩へ着く頃には立ち客も出るくらいになりました。
おそらく平日はもっと混むのでしょうね。

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益田から一時間強、
私が降りたのは萩の次駅、玉江。
 (・ω・)トーチャコ
▲15.10.25 山陰本線 玉江

益田0557-(山陰1516D)-玉江0716

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萩市中心部の西側に位置する玉江。
石州瓦では無くトタン製ですが、
赤い屋根が特徴的な駅舎です。
▲15.10.25 山陰本線 玉江

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駅舎の柱には同地の出身である、
井上勝のレリーフが掲げられています (゚ー゚?)ダレ?。
井上勝は渡英中に同国の鉄道を視察し、
帰国後は日本初の鉄道開業に大きく貢献
(新橋〜横浜の工事責任者)。
「鉄道の父」と呼ばれる偉人です ( ̄。 ̄)ヘー。
今こうやって私が鉄道趣味を楽しめるのも、
この方のおかげかも知れませんね。
手を合わせていきましょか・・・ (-人- )パンパン☆。

細い路地に味のある木造住宅が軒を連ねる玉江の集落。このあたりにも歴史ある城下町・萩の趣をちょっとだけ垣間みることができます (・∀・)イイネ。その集落を抜けて西の方へしばらく道なりに進み、林に囲まれた坂道を上がってゆくと ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、やがてその道沿いから海が臨めるようになってきました (゚∀゚)オッ!。この海をバックにして山陰本線の列車を高台から撮ることができるのが、お目当ての撮影ポイントです。駅から30分ほど歩いたところで見えてきた、高台の撮影ポイント・・・と言うか、お立ち台。その様子はというと・・・(;゚ロ゚)ハッ!

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駅から西の方へ歩き続けると、
ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、
やがて道から海が一望できるようになりました。
(´▽`*)ウミ~♪
お目当ての撮影地まではもう少し。

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この踏切を渡った先が、目指すお立ち台です。
ここから目をこらしてみると・・・(=゚ω゚=;)ンン!?

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高台のてっぺん付近には
すでにたくさんの同業者が確認できます。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!
みなさん気合いが入っていますね〜!
(`・ω・´)-3フンス!。

「トワ」の通過までは、まだ四時間以上もあると言うのに、なんとすでに多くの同業者が視界に確認できるではありませんか! Σ(゚□゚*)ナニーッ!! もちろん、ここに居るのは私と同様に、午前の一発目を捨ててきている方達です。午後の一発だけに集中するという同じ考えの堅実派(?)って、思ったよりもけっこういたのね・・・(^^;)ゞポリポリ。それでも私が着いた時点では撮影地にまだ若干の余裕があり σ(゚ー゚*)コンペー?、どうにか無事に立ち位置を確保することができました ε-(´∀`;)ホッ。午前の一発目を捨てたのはちょっともったいなかったけれど、どうやらここへ直行したのは正解だったようです。ちなみにお隣にいらっしゃった先客さんは、朝の3時にクルマで来たってさ・・・Σ( ̄ω ̄;)マジ!?。

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先客に続いて、斜面をよじ登って到達したお立ち台。
どうにかいい場所を確保できました (σ゚∀゚)σゲッツ!!。
青い空、青い海が気持ちいい~♪ (´▽`*)キモチイイ~♪

ホッと一息つき、あらためて見下ろしたそこからの景色はというと (「゚ー゚)ドレドレ、快晴の青空のもとで雄大な日本海と山陰本線の線路を一望できる、まさに鉄道絶景です (*゚▽゚)オオ~ッ!。ここは昔からの名撮影地で、かねてから私も一度は撮影に訪れたいと思っていたポイントでした ( ̄。 ̄)ヘー。ここで「トワイライトエクスプレス」を撮ることができるなんて、今からもうワクワクしちゃいます (*゚v゚*)ワクワク♪。でも上写真を見る限りでは、列車の姿はおろか線路もどこにあるのか判りませんよね σ(゚.゚*)ドコ?。実はこの時間だとまだ線路の部分は山影に入っていて、上の写真では黒く潰れてしまっているのです ( ̄  ̄;)マックロクロスケ…。そんななかで、まずは私がこの場所に着いて最初の一本目となる、普通列車がやって来ました (゚∀゚)オッ!。

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日本海沿いをに緩やかなカーブを描く山陰本線。
その線路上を行くのはタラコ色のキハ40です。
せっかくの国鉄型キハ、
できれば日が当たった状態で撮りたかったな・・・σ(・∀・`)ネー。
▲15.10.25 山陰本線 玉江-三見(後追い)

ためしに撮ってはみたものの【◎】]ω・´)パチッ!、ご覧のように列車と海は日当り具合の違いにより、かなり明暗の差があります (´д`;)アウ。でも、本命となる「トワ」の通過時刻は日の高い正午過ぎ。その頃には線路全体に日が当たるようになるハズなので、海を眺めながら気長に待つこととしましょう。何せあと四時間もあるのですから・・・( ̄  ̄;)ヨジカン…。吹き付ける海風は強いけれど、日が照っているぶん寒さはまったく感じず、気温的に過ごしやすいのはありがたい (´ー`)マターリ。

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最初の列車から一時間後、
先ほどのキハ40が折り返してきました。
(=゚ω゚)ノ オカヘリ!
この頃にはちょうど単行列車一両分だけ、
日が当たるようになりました (゚∀゚*)オオッ!。
やっぱり日が当たるのと当たらないのでは、
発色が全然違いますね。
▲15.10.25 山陰本線 玉江-三見

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さらに次の普通列車は派手なラッピングのキハ120。
( ̄ω ̄;)ハデハデ…。
タテ位置にしたことで判りづらいかも知れませんが、
時間の経過とともに少しずつ日なたの部分が広がっています。
▲15.10.25 山陰本線 玉江-三見(後追い)

このあたりの山陰本線は線内のなかでも閑散とした区間で、現在は特急などの優等列車や貨物列車の設定が無く、日中の定期列車は二~三時間に一本程度の普通列車のみ (・ω・`)スクナイ…。でも今日は行楽シーズンの日曜日であることから、萩を訪れる観光客に対応した臨時の快速列車が運転されます (゚∀゚)オッ!。その普通列車や臨時快速に使われるのは、国鉄型のキハ40系列(キハ40・キハ47)と、JR型のキハ120形の二種 v(゚ー゚*)フタツ。もちろん私としては国鉄型のキハ40(国鉄型キハ)が来てくれると嬉しい (´▽`*)キハキハ~♪。長い待ち時間の間に、まずは単行のキハ40をかろうじて一両分の日が当たった状態でゲットできました (σ゚∀゚)σゲッツ!!。本命はもちろん「トワイライト」ですが、この絶景ポイントで副産物的に国鉄型キハの記録もできると言うのは、なんとも贅沢なことですよね (*´ω`*)ウレシス。そして時間が経つにつれて線路に落ちていた山影は完全に抜け、きれいに日が当たった状態でもう一本 (^_[◎]oパチリ。

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土休日運転の臨時快速はキハ47の二連。
タラコ色と黄色い広島色のコンビが、
青い海を背にして鮮やかに映えました。
▲15.10.25 山陰本線 玉江-三見

日本海バックで国鉄型キハが撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
やってきた快速はキハ47の二連で、先頭がタラコ、後ろが広島色と呼ばれる黄色と白のツートンでした (゚∀゚*)オオッ!!。塗装費削減による単色化で、国鉄時代を思わせるようなタラコ色への変更が進むJR西日本の国鉄型キハ (・o・*)タ~ラコ、タ~ラコ~♪。それはそれで国鉄色好きの私としては嬉しいことなのですが、地域ごとのオリジナル色が消滅しつつあるのもちょっと寂しいものがあります σ(・∀・`)ウーン…。そんな過渡期に日本海バックで撮る事ができたタラコと広島色のコンビ、本来ならばこの列車を本命と位置づけてもいいくらいの嬉しい収穫でした(*´ω`*)ウレシス。やっぱり国鉄型キハは絵になるなぁ・・・。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。そしてさらにもう一本、「トワイライト」の通過前に臨時快速が通過するのですが、そちらはこんな車両 (=゚ω゚=;)ンン!?。

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次に現れたのは、
萩へと向かう臨時快速「幕末ISHIN号」。
淡いピンク色のキハ120でした。
高台から目を凝らしてよく見ると、
何やら人物のようなものが、
ラッピングに描かれていますが・・・(@_@*)ンン?
▲15.10.25 山陰本線 玉江-三見(後追い)

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列車だけを拡大してみると、
どうやら車体に描かれていたのは、
NHK大河ドラマ「花燃ゆ」の主演女優
井上真央さんのようです (´▽`*)マオチャソ♪。
「花燃ゆ」の舞台は萩なのだそうですね。

なんともカワイらしい、ピンクのキハ120 ( ̄△ ̄;)ナンジャコリャ。この列車は山陽側の厚狭(あさ)から美祢(みね)線を経由して山陰本線の東萩まで運転されている、臨時の快速列車「幕末ISHIN号」で、その車体には萩を舞台にした大河ドラマ「花燃ゆ」をイメージしたラッピングが施されていました (゚ー゚*)ハナモュ?。ちなみに大河ドラマの放送時間(日曜よる8時)は、J2リーグの試合時間とほぼ重なっているので、私はこのドラマを一度も見たことがありません・・・(^^;)ゞポリポリ。それにしても、朝に益田から乗ってきたヤツといい、先ほどタテ位置で撮ったヤツといい、今の「幕末ISHIN号」に使われていたヤツといい、このあたりのキハ120はみんな何かしらのラッピングが施されているのか? σ(゚・゚*)ンー… と思って、ちょいと調べてみたら、どうやら今はこの「花燃ゆ」のほかに、「乗ろうよ!美祢線」という乗車促進キャンペーンのようなものが美祢線(厚狭~長門市)で行なわれているらしく、同線を走るキハ120のうちの何本かが特別なラッピング仕様になっているとのだとか ( ̄。 ̄)ヘー。それがたまたまこの日のラッピング車は、山陰本線での運用に固まっていたってことなのね。そんなラッピングキハの「幕末ISHIN号」ですが、これが本命の「トワイライト」前、最後のアングル調整となりました。

朝から待ち続けること実に四時間半 w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。でも、国鉄型キハの収穫などもあったおかげで、それほど長くは感じませんでした (´ω`)ソオカ?。空を見上げれば、時おり流れ雲はあるものの、朝からほぼ快晴状態が続く最高のコンディション (゚∀゚*)オオッ!!。これなら相当に運が悪くなければ、日差しが遮られることは無さそうです ε-(´∀`*)ホッ。そして撮影地の状況はと言うと、「トワ」を東萩よりも手前で一発撮ってからここへ移動して来た追っかけ組のなかには、どうにかかろうじて場所を確保できた方もいれば 、状況を見てここでの撮影を諦めた方も見られました。私の立ち位置からでは木々に隠れて撮影地全体の様子は把握できませんが、いわゆる激パと言われるくらい多くの方が集結したようです(100人以上?)(゚ー゚;)スゴイネ…。そんな多くの撮り鉄たちが固唾をのんで見守るなか、いよいよ「トワイライト」の通過時刻を迎えます (°_°;)ドキドキ…。定時に麓の踏切が鳴りだすと、ビデオを回している方への配慮もあって、水を打ったように静まり返ったお立ち台 シーー( ̄  ̄;)ーーン。独特の緊張感に包まれるなか、やがてディーゼルのエンジン音があたりに響き、汽笛一声とともに現れた朱色の機関車・・・ε-(°ω°*)キタッ!

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トンネルを抜けて姿を見せた国鉄色のDD51。
景色の良いこの区間は乗客サービスの徐行で、
ゆっくりとした足どりで進みます。

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白波立つ山陰の青い海を横目に見て、
朱色のディーゼル機関車に牽かれた濃緑の客車が、
海辺を優雅に走り抜けました。
これぞまさに「特別なトワイライトエクスプレス」です!
▲15.10.25 山陰本線 玉江-三見

山陰でトワが撮れました~!! ワ━━\(≧▽≦)/━━イ!!!!!
青い空!青い海!朱色の機関車!濃緑の客車!(」゚ロ゚)」オオオオオッッッ!!!!!!! この最高の舞台で、この特別な列車を撮ることができるなんてもう、感動!感激!!感無量!!!海沿いを行く原色DDの「トワイライト」、カッコイイなぁ・・・。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。 今旅の冒頭(前記事)に書いた最近のフラストレーションが、これで一気に吹き飛んだ気分です ヽ(*´v`*)ノスッキリ。この瞬間があるからこそ鉄道写真はやめられないのよね (゚∀゚)アヒャ☆。もう少しカメラを右に振ると木の枝が、下に振ると同業者のアタマが入るという、かなりギリギリのアングルではありましたが、これだけの絵が撮れればもう大満足です。期限切れ間近のマイルが背中を押した今旅、思いきって山口県まで、山陰地方まで来て、ホンっトにヨカッタよ・・・ ・:*:・キテ(*ノ∀`*)ヨカッタ・:*:・。まわりにいる同業者さんも、もうみんな笑顔、笑顔。気分よくお立ち台を降りることができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。これで「特別なトワイライトエクスプレス」の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


さて、お目当ての「特別なトワ」が撮れ、あとはもう東京へと帰るだけ カエロ...((((o* ̄-)o・・・なのですが、帰りの飛行機までにはまだ時間があるし、せっかく城下町などが世界遺産に登録された観光地の萩まで来たのですから、ここで少し散策や観光をしていきたいと思います (・∀・)イイネ。予定では12時過ぎに通過する「トワイライト」を撮影地で撮ったあと、再び玉江駅に戻って、13時26分発の普通列車で隣駅の萩へ移動するつもりでした。でも、「トワ」の待ち時間中にスマホで萩の町の観光ガイドなどを眺めていたところ []o(・_・*)ドレドレ、萩観光の見所のなかでも昔ながらの町並みが残された重要伝統的建造物群保存地区の平安古(ひやこ)町は萩市内の西側に位置していて、玉江駅から歩いてもたかだか15分程度 σ(゚・゚*)ンー。これならば列車を待って萩へ行くよりも、歩いちゃった方が早く到達できそうです ε=┌(*´∀`)┘イッチャエ!。撮影地からのトータルだと約3.5キロの距離で、50分くらいの歩きになりましたが、撮影の成果が上々だと疲れが残らずに、足取りも軽い ♪~( ̄、 ̄ )===3 スイスイ~。

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玉江駅の東側を流れる橋本川を渡ると、
萩の市街地はすぐそこです。
とくに伝統的建造物群の平安古町へは、
萩よりも玉江の方が近いくらい。

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萩城三の丸を囲む外堀の南に位置する平安古町には、
開墾が進むのに並行して、数多くの武士が屋敷を構えました。
江戸時代の地割りをよく残し、
現在でも武家屋敷の母屋や長屋門、土蔵などが、
長い土塀とともに残っており、藩政期の姿をよく留めています。
伝統的建造物に特定された建築物は11件、
土塀や門は39件だそうです ( ̄。 ̄)ヘー。

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萩市のマンホールには白壁の塀と
萩の名産品である夏ミカンがデザインされています。
最近、マンホールを撮ることが多い?

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そのままさらに、萩観光の中心である、
城下町の方まで歩いてきました。
平安古町からは20分くらいの距離です。
ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク。
碁盤の目状に区画された町筋に、
中・下級の武家屋敷が軒を連ねる萩の城下町。
現在でも町筋はそのままに残り、
なまこ壁や黒板塀の美しい町並みが
往時の面影をとどめています (・o・*)ホホゥ。
また、このあたりには維新の志士ゆかりの地が点在。
上から四枚目は、西郷隆盛、大久保利通と並び
「維新の三傑」と詠われた、木戸孝允の旧宅。
続く五枚目は藩医であった青木周弼の旧宅です。

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同じく城下町にある、
幕末の風雲児・高杉晋作の誕生地 (゚∀゚*)オオッ!。
敷地内には晋作ゆかりの品や東行と号した句碑、
産湯の井戸などがあるのだそうです。
時間が無かったので中には入らなかったけれど・・・(^^;)。
誕生地近くにある広場には、晋作の立志像が建っていました。

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こちらは城下町から歩いて10分ほどのところにある、
旧萩藩校明倫館。
明倫館は、毛利吉元が子弟教育のために萩城三の丸に建てた藩校で、
城下の中心地(現在地)へと移転後に規模を拡大。
広大な敷地内には学舎や武芸修練場、練兵場などがあり、
吉田松陰はここで兵学を教えていました。
慶応3年の廃館に至るまで約150年の長期にわたって
藩校としての教育が行われ、
幕末の長州藩の中で大きな役割を果たしました。
・・・って、パンフレット丸写しです (゚∀゚)アヒャ☆。

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そんな萩の町中にあるお店でいただいた昼食は、
「花燃ゆ ふみ御膳」(゚ー゚*)フミ?。
どうやら「ふみ」っていうのが
大河ドラマ「花燃ゆ」の主人公のようですね。
それをイメージし、萩沖で獲れた魚をはじめ、
地元・山口の食材をふんだんに使った、
ちょっと豪勢な御膳です (゚д゚)ウマー!。
ちなみにこれで1600円(もちろんビール代は除く)。
なかなか良心的なお値段ではないでしょうか(^^)。

散策の途中でいただいた観光マップを片手に、結局は平安古町から観光の中心である城下町の方まで歩いてしまいました ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク。散策時間は食事を含めて二時間半ほど。武家屋敷や記念館などの中までは入ることをしませんでしたが、歴史の知識が浅い私にはこのくらいの軽い散策がちょうど良く、個人的にはじゅうぶんに趣のある萩の町並みを堪能 (*´ω`*)マンゾク。それにしても、あの日本海バックの撮影地から歩いて町中の名所巡りまでしちゃうなんて、我ながらなんとも効率のいい萩の楽しみ方ができました(笑)。そして、私が萩散策の最後に訪れたのはココ、「花燃ゆ 大河ドラマ館」( ̄△ ̄;)エ?。

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明倫館のすぐ脇に期間限定で開館している
「花燃ゆ 大河ドラマ館」。
ストーリーやキャストの紹介、
ドラマで実際に使用された小道具や衣装の展示、
ロケメイキング映像の上映などが行なわれているそうですよ。
( ´_ゝ`)フーン

え?大河ドラマにまったく興味のない私が、なぜココに来たのかって? σ(゚・゚*)ンー… 実は井上真央ちゃんのファンでして・・・ってワケではなく(いや、もちろんキライじゃないですよ ^^;)、実は帰りの空港へ行くバスの出発地が、この「大河ドラマ館」の前なのです ( ̄。 ̄)ヘー。駅前やバスターミナルではなく、なんでこんなところから空港ゆきのバスが発車するのかと言うと・・・まずその前に、この萩にもっとも近い空港は、隣県の島根県益田市(昨夜の宿泊地ね)にある、萩・石見空港 (・o・*)ホホゥ。空港名に「萩」の文字が入っているくらいだから、さぞかしアクセスが良いのだろうと思っていたら、なんと萩と空港を結ぶ定期の公共交通機関はいっさい無し ( ̄△ ̄;)エ? マジ!?。スマホのルート案内で検索すると、萩から空港へは山陰本線の列車でいったん益田へ出て、そこから定期の空港連絡バスへ乗り継げというルートが出ます。しかし、これは乗り継ぎなどが悪くてあまりにも時間がかかりすぎる・・・(゚ペ)ウーン…。ちなみに検索結果のルートで萩・石見空港17時45分発の羽田行きに乗ろうとすると、萩を13時30分に出る列車へ乗らねばならず、萩での観光はいっさいできませんでした (´・д・`)エェーッ。ところがよ~く観光案内のHPなどを調べてみると (=゚ω゚=*)ンン!?、なんと「花燃ゆ 大河ドラマ館」が開設されている期間(来年1月10日まで)に限り、萩・石見空港の羽田便に合わせた連絡バスが臨時運行されると言うではありませんか!(゚∀゚)オッ! その名も「花燃ゆ号」!(゚∀゚*)オオッ!!。それでバスの出発地が、この「大河ドラマ館」前なのでした (´ω`*)ナルヘソ。そしてその「花燃ゆ号」の発車時刻は15時40分で、これにより二時間の観光時間が捻出できたというワケです ヽ(´¬`)ノ ワ~イ♪。「花燃ゆ」は一度も見たことが無いけれど、このバスの運行には助けられました(笑)。それにしても、この「花燃ゆ号」といい、先ほどの撮影地で撮ったキハ120の「花燃ゆ」ラッピング(幕末ISHIN号)といい、大河ドラマの影響力ってスゴいんだなぁ・・・。

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「花燃ゆ 大河ドラマ館」前に発着する、
萩・石見空港への連絡バス「花燃ゆ号」(゚∀゚*)オオッ!。
その運行日は来年1月10日までの金・土・日・祝日で、
乗車料金は片道2000円(往復割引だと3000円)です。

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空港までの道のりは、海沿いの国道を走る「花燃ゆ号」。
車窓からの眺めが気持ちいい (´▽`*)ウミ~♪。
まるで気分は「バス旅」の太川さん?
いや、私のキャラ的には蛭子さんか・・・(^^;)

そんな「花燃ゆ号」。立派な大型のバスですが、この日の乗客は片手で数えられるほど・・・( ̄  ̄;)スクナイ…。期間限定運行終了後の定期化も期待したいところではありますが、この乗車率を考えると難しいのかな? (゚ペ)ウーン…。バスは海沿いの国道をひた走り、萩の市内から一時間20分ほどで萩・石見空港に到着 (・ω・)トーチャコ。

萩・大河ドラマ館1540-(石見交通バス 花燃ゆ号)-萩・石見空港1700

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島根県益田市にある萩・石見空港へ定時に到着。
初日に降り立った山口宇部空港よりも、
さらにひとまわり小さな感じの空港です。
今回の私は萩から臨時のバスを利用しましたが、
定期の空港連絡バスは益田駅までを結んでいます (・o・*)ホホゥ。
ちなみに空港から北へ1.5キロほどのところには
山陰本線が走っているものの、近隣に駅はなく、
鉄道でのアクセスは現実的ではありません。

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空港では、しまねSuper大使の「吉田くん」がお出迎え
(ゆるキャラさんが好きなキャラだっけ?)。
現在の萩・石見空港を発着する定期便は、
ANAの東京・羽田線が一日に二往復のみです。


期限切れ間近の航空マイレージを使って訪れた、一泊二日の山口旅。現地への往復が飛行機で、列車は宇部から萩までの移動で山口線などを乗ったに過ぎず、乗り鉄的にはちょっと物足りないところではありましたが(新山口で駅弁が買えなかったしね)σ(・∀・`)ウーン… 、撮り鉄的には初日の小野田線クモハ123、そして二日目の山陰本線「トワイライト」と、どちらの撮影でも個人的に満足のいく成果が得られ (*`д´)=b OK牧場!、さらには現地の美味しいモノや萩の観光までも満喫できた、いい旅となりました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。何よりもこの二日間、絶好の秋晴れというお天気に恵まれたことが、旅を楽しめたいちばんの要因だと思います。最近はなかなかスッキリと晴れずに自信喪失気味だった自称・晴れ男も、これで完全復活・・・かな? σ(゚・゚*)ドーダロ。

夕刻の萩・石見空港を飛び立って一時間半、飛行機は夜の東京・羽田空港へと着陸。山口の遠征旅が終わりました (´w`*)ドツカレサン。飛行機はたしかに速くて便利だけれど、やはり鉄ちゃんとしては次に山陰地方へ行く機会があるならば、東京と出雲市を結ぶ寝台特急「サンライズ出雲」に乗りたいところですね。

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萩・石見空港から東京の羽田までは一眠りで到着。
やっぱり飛行機は速いねぃ・・・。
飛行機の種類はよー解りませんが、こんな飛行機に乗りますた。
⊂ニニニ(^ω^)ニニ⊃ ブーン
▲15.10.25 羽田空港

萩・石見1745-(ANA1104)-東京羽田1915



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山口01・・・小野田線 クモハ123撮影記 [鉄道旅行記]

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2015.10.24・25 山口遠征
01
秋晴れのもとを行く、黄色い単行電車!
小野田線 クモハ123 撮影
 
  

10月14日に「鉄道の日*」があることから、各地で車両基地公開や特別なイベント列車が設定され、さらに晴天日が比較的多くて気候的にも過ごしやすい秋は、撮り鉄をするのにベストシーズン (゚∀゚*)オオッ!!。芸術の秋や食欲の秋と並び、まさに「鉄道の秋」と言ってもいいでしょう ヽヾノ・∀・`)イヤイヤ…(*1872年のこの日に日本で初めての鉄道が開業したことに由来する)。ところが私にとって今年の秋は、ちょうど仕事が多忙になるピークと重なってしまい(定年退職で一人減っちゃったしね・・・) アワアワヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノアワアワ、9月末のシルバーウィークも、体育の日の三連休も、あまり遠出をすることができませんでした σ(・ω・`)ウーン…。しかも、忙しい合間を縫って出撃すれば、天気に恵まれないという最近の私(京葉線の189系団臨前回の「カシクル」」など)(・ε・`)チェ。もう、フラストレーションが溜まりまくりです ε-(≡"≡;*)モヤモヤ…。そんななか、ようやく仕事のピークに先が見えかけたとき、機を見計らってというワケではないのでしょうが、会員登録している飛行機会社からマイレージの有効期限が迫っているという通知が送られてきました メールダヨ(゚_ゝ゚)ノノ(((([\/]。ああ、そう言えば10月末で有効期限が切れちゃうマイルがけっこう残っていたんだけ・・・ σ(゚・゚*)ソーイエバ…。仕事ではちょくちょく飛行機に乗る機会があっても、プライベートの旅ではあまり活用しない私(鉄だからね ^^;)。今夏に北海道の旅をした時も、羽田から稚内までの往路にあたる片道分しかマイルを使いませんでした(復路は鉄道利用で帰京)。告知された10月末で失効してしまう分のマイルは大した数ではありませんが、使わないで消えちゃうのはもったいない (゚ペ)ウーン…。ここは思いきって期限間近の分だけでなく、残ったマイルの大半を使ってどこかへ飛んでしまおうと、急きょ旅の計画を立てることにしました (゚∀゚*)オオッ!!。北海道?九州?久しぶりに四国もいいなぁ・・・などと、ずっと放置していたマイルなのに、いざ旅へ出ようとするといろいろなところが思い浮かんで迷っちゃいます σ(・∀・*)ドコイク?。でも、やはり私は鉄ちゃんなので、その旅先では何かしらの乗り鉄、もしくは撮り鉄的な要素が欲しいところ σ(゚・゚*)ンー…。そこで選んだ旅先は、本州の最西端に位置する山陰と山陽の二つの顔を持つ県で、私にとってはかなり久しぶりの訪問となる、山口県に決めました m9(`・ω・´)ケテイ!!。山口とはまたシブい・・・と思われるかも知れませんが c(゚.゚*)ヤマグチ?、この地で私の目的とする路線、列車とはいったい何なのか? そして最近は晴れ運が下降気味の私に、お天道様は微笑んでくれるのか? 飛行機で行く秋の山口、撮り鉄旅のスタートです! (/*´∀`)o レッツラゴー♪

(例のごとく今回も長めの記事となっていますので、時間のあるときにゆっくりとお読みいただくか、本文をすっ飛ばして写真とキャプションで流れを掴んでいただけたらと思いますm(_ _)m)


10月24日(土)

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目的地を山口に決めた秋の遠征、
まず羽田から向かうのは山口県南部にある山口宇部空港。
飛行機の種類はよー解りませんが、こんな飛行機に乗りますた。
⊂ニニニ(^ω^)ニニ⊃ ブーン
▲15.10.24 羽田空港

今旅の目的地である山口県へ飛行機で行くには、県内東部・岩国市の岩国錦帯橋空港(岩国飛行場)、西部・宇部市の山口宇部空港、そして近接県にある島根県益田市の萩・石見空港、福岡県北九州市の北九州空港などを利用するのがポピュラーなところではないでしょうか (・o・*)ホホゥ。そのなかで私が今回選んだ便の行き先は、山口宇部空港 σ(゚ー゚)ウベ?。山口には何度か訪れたことがある私ですが、過去はすべて鉄道でのアクセスだったので、この空港を利用するのは初めてです (=゚ω゚)ノ オハツ!。ちなみに新幹線で東京から山口県主要部の新山口まで行くと、最速の「のぞみ」でも四時間以上かかりますが、飛行機だと羽田~宇部はわずかに一時間半の飛行時間。やっぱり飛行機は速いねぇ・・・ ⊂ニニニ(^ω^)ニニ⊃ ブーン。今回、出発日ギリギリの数日前にマイル枠で搭乗予約を検索したところ \_ヘヘ(- ̄*)カタカタ、羽田発の宇部行きは7時半の朝イチ便がすでに満席だったため、仕方なく私は10時半の二便目に搭乗 (・ε・`)シャーナイネ。それでもお昼の12時過ぎには宇部へと着くことができます。ホントは第一便に乗って現地での時間を少しでも有効に使いたかったところなのですが、仕事疲れが溜まっていたことを考えると、むしろ家をゆっくりと出られたぶん、第二便でヨカッタのかも (´ω`)ソウネ。列車では車窓を眺めていて眠ることが少ない私ですが、飛行機ではいつも爆睡 ZZZzz…(_ _*)。山口までの空旅はあっという間でした (*゚ロ゚)ハッ!!。

東京・羽田1020-(ANA693)-山口宇部1205

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山口宇部空港の到着ロビーでは、
下関の名物、ふく(フグ)がお出迎え ∈( ゜◎ ゜)∋。
そろそろ旬の季節ですねぃ。。。(゚¬゚)ジュルリ

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初めて降り立った山口宇部空港。
立地している宇部市の他、山口市や下関市へのアクセスもよい、
山口県西部の空の玄関口です (・o・*)ホホゥ。
モロにド逆光の写真ですが、天気は上々のよう。
(´▽`*)イイテンキ
~♪
▲15.10.24 山口宇部空港

さて、大都市ではなく比較的小さな地方空港から近隣都市へのアクセス方法はと言うと、仙台の空港アクセス線や宮崎の宮崎空港線のように、空港のターミナルビルへ鉄道路線が直結している例は稀で、たいていの場合は連絡バスが主な移動手段 (゚ー゚)バス…。この山口宇部空港からも、宇部や山口、下関の市内とを結ぶ連絡バスが発着し、東京からの到着便に合わせるような運行ダイヤが組まれています (・o・*)ホホゥ。しかし私はバスに乗らず、空港の到着ロビーを出ると徒歩で移動を開始 ( ̄△ ̄;)エ?。実は山口宇部空港のすぐ北側には、宇部線というローカル線が走っていて、空港に直結こそしていないものの徒歩で数分程度のところに駅があるのです (゚∀゚*)オオッ!。私の計画ではバスで市内へ向かうよりも、この宇部線に乗った方が効率いい・・・ハズでした (゚ー゚)ハズ?

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空港ロビーを出て空港利用者の駐車場脇を抜け、
県道を横断すると、すぐに宇部線の線路に突き当たり、
左手には駅が見えてきました (゚∀゚)オッ!。

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空港のターミナルビルから北へ600メートル、
徒歩10分弱のところにある、宇部線の草江駅。
一面一線の単式ホームに簡易的な待合室があるだけ

小さな無人駅です。
▲15.10.24 宇部線 草江

空港から歩くこと8分ほどで着いたのは ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、山口宇部空港前駅・・・ではなく、草江(くさえ)という名の小さな無人駅。空港へ便利な立地にあるものの、とくに空港連絡駅であるような注釈は見られず σ(゚・゚*)ンー…そして少なくとも先ほど着いた東京からの便でこの駅を利用するのは、私だけみたいです (・ω・)ボツン。空港連絡バスのように飛行機の到着に合わせたダイヤが組まれているワケではなく、一時間~一時間半に一本程度とけっして運転本数の多くない宇部線ですが、次の宇部新川行き下り列車は私が駅に到着してから15分後の12時42分発と、なかなか接続がよろしい (゚∀゚)オッ!。ただ、列車は定刻よりも3分ほど遅れて草江駅に入ってきました。その理由とは・・・(=゚ω゚=;)ンン!?。

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草江駅に入ってきた宇部線の宇部新川行き。
二両編成の105系だと思いきや、
単行の123系でした (゚∀゚)オッ!。
▲15.10.24 宇部線 草江

私はてっきり同線の主力車両である、二両編成で三扉車の105系がやって来るものだと思っていましたが、現れたのは単行(一両)で変則的な二扉車(後述)の123系でした (゚o゚*)オッ!。それを見て、日中の宇部線は一両でもまかないきれる程の少ない輸送量なんだ・・・σ(゚・゚*)ンー…と思いきや、なんと車内は下校時の学生などで超満員! ∑(`□´;ノ)ノ ナニーッ!! まるでラッシュ時の山手線並みの激混みです [iiiiiiiiiiiii]ギュウギュウ (´д`;)人大杉…。しかも、山手線ならば片側に両開きの扉が四つあるので乗降もスムーズですが、この123系には車両の両端に片開きの一枚扉が二カ所あるだけ。整理券方式のワンマン列車ということもあり、車内の奥に入っている人が駅で降りようとすると、かなりの時間を要します。 ハイハイ…(((((((( ・ω・)⊃ オリマツヨ…。そして降車客がなんとか済んだところで乗車開始 ε=(;゚д゚)ノ ノリマツ!。どうにか私は乗り込んだものの、これでは大型キャリーバックを持った空港利用者などはとても乗ることができず、たしかに空港アクセス路線としての役目はキビシいものがありますね・・・ "o(-"-;*) ウゥム…。列車の遅延はこの乗降にかかる時間が招いたもので、その後も駅へ着くたびに遅れは増してゆき、終着の宇部新川には7分遅れで到着。たかが7分、されど7分 (゚ー゚;)ナナフン…。この程度の遅れでも、私にとっては致命傷になりかねない誤算でした ( ̄△ ̄;)エ…

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宇部線の主要駅である宇部新川。
同駅には宇部線のほかに、
隣駅の居能(いのう)から分岐する、
小野田線の列車も発着します
(・o・*)ホホゥ
右は宇部行きの宇部線で105系。
そして左が小野田行きの小野田線で123系。
▲15.10.24 宇部線 宇部新川

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非鉄の方にはちょっとややこしいと思われる
宇部線と小野田線の位置関係
σ(゚・゚*)ンー…。
地図で示すとこのような形になります。
赤が宇部線(新山口~宇部新川~宇部)、
紫が小野田線(宇部新川・居能~小野田、雀田~長門本山)、
そして青が山陽本線です。

実は、いきなりのターゲット登場で面を食らってしまったのですが Σ(・ω・ノ)ノ ヌヲッ!、山口旅の初日であるこの日の狙いは何を隠そう、新山口と宇部の間を宇部新川経由で結ぶ宇部線と、宇部線の居能(いのう)から分岐して雀田経由で小野田までを結ぶ小野田線(上の地図を参照)、その両線で使われている単行電車の123系。そう、まさに今乗ってきたこの形の電車こそが、私のターゲットだったのです (゚∀゚)アヒャ☆。そして事前にざっくりと調べてきたところによると \_ヘヘ(- ̄*)ドレドレ、日中の宇部線は123系ではなく105系が主に使われているらしく、123系を確実に捕らえるのならば小野田線の方へ向かうべき・・・と判断 (・∀・*)ナルヘソ!。ところが草江で現れた宇部線は、なんとターゲットの123系だったわけで・・・w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。まあ、そのこと自体は単なる私の下調べ不足による予想外に過ぎません (^^;)ゞポリポリ。でも問題はこの先。私が草江から乗っ宇部線1843M列車は、定時だと終点の宇部新川へ12時51分に着き、わずか2分の接続で12時53分同駅始発の宇部線宇部行き1431M列車に乗り継ぐことができます。いっぽう、お目当ての123系が使われていて、撮影のターゲットとなる小野田線の小野田行き1231M列車は、宇部新川を13時11分発。両線とも定時運行ならば、宇部行き1431M小野田行き1231Mの間には18分の余裕があることになり、私はこの時間を利用して宇部線と小野田線の両列車が共用で通る宇部新川のひとつ先、居能へ宇部線1431Mで先回りし、そこから徒歩15分程度(小走りなら10分くらい?)と見込んでいた沿線の撮影ポイントで、後続の小野田線1231Mを迎え撃つ計画でした (・o・*)ホホゥ(説明がややこしくてスミマセン。いちおう列車ごとに色分けしてみましたが、よく解らないようでしたらすっ飛ばしてくださいね ^^;)。ところが実際は件の混雑により、草江から乗った1843Mは7分の遅延で宇部新川に到着 (´д`;)アウ…。接続する宇部行きの1431Mは同じホームの反対側で発車待ちをしていましたが、こちらの列車もすでにこの時点で定刻よりも5分の遅れ。しかし後続の小野田線1231Mの方は1843Mからの接続時間に余裕があることから、遅れること無く定時に発車するでしょう。つまり、宇部行き小野田行きの間にあった18分間の余裕は、宇部線のみの遅れにより12~3分に短縮・・・これでは小野田線の通過前に駅から徒歩15分、小走り10分の撮影地へたどり着けるかどうか、微妙なところです。地図を見て近そうだとはいえ、初めて行く撮影地は意外なところで道に迷うかもしれないし・・・ (゚ペ)ウーン…。小野田線の運転本数が多ければ一本くらい撮り逃しても構わないのですが、計画だと撮影地での滞在時間内に撮れるのは1231Mを含めてもわずか三本のみ。できれば貴重な一本を逃したくはありません σ(・ω・`)ウーン…。さてどうするか、ここで私が下した判断は・・・宇部行き1431Mに乗り継がず、急いで駅の改札を出ます ε=┌(;゚д゚)┘イソゲッ!。宇部新川は宇部市の中心に位置する駅で、駅前には数台のタクシーが待機していました (=゚ω゚)ノ ヘイ!タクシー!。そう、ここから撮影地へ一気にタクシーで向かっちゃおうというワケ (´∀`;)ナルヘソ…。ケチな私にとっては奥の手とも言えるタクシー利用ですが、スマホの地図アプリによると宇部新川の駅から目的の撮影地まで、順調に行けばクルマで7~8分程度とのこと (゚∀゚)オッ!。これならばなんとか、小野田線の列車に間に合いそうです ε-(´o`;)ホッ。

草江1241-(宇部1843M)-宇部新川1251

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宇部市の中心市街地にある宇部新川。
大正三年に宇部軽便鉄道の駅として開業した同駅は、
かつて宇部を名乗っていた時代もある

歴史の深い駅です
(・o・*)ホホゥ
▲15.10.24 宇部線 宇部新川

9001.jpg

スマホの地図アプリによると
目的の撮影地までは3.4キロで、
宇部新川からクルマだと7~8分。
小野田線にはなんとか間に合いそうですね。
ε-(´o`;)ホッ

運ちゃんには「厚東(ことう)川に架かる小野田線の鉄橋、このあたりに行きたい・・・(*゚ー゚)σ ココイキタイ!」と言ってスマホの地図を見せると、すぐに了解 (-ω-ゞ ラジャ。タクシー代はちょっともったいないけれど、距離でざっと見積もった料金は1000円そこそこだと思われ、このくらいの出費で確実に小野田線を撮れるのならば、無駄ではないでしょう (´ω`)マァネ。

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しばらくクルマを走らせると、
宇部市内を流れる厚東(ことう)川を渡ります。
中央に見えるのが川に架かる小野田線の橋

・・・って、あれ?(・・?)アリ?

運ちゃんへ伝えたように、私が目指す撮影地は宇部市内を流れる厚東川という河川に架かる、小野田線の厚東川橋梁 (・o・*)ホホゥ。運ちゃんには鉄橋と言ったけれど、実際はコンクリート橋です ( ´_ゝ`)コマケェナ。私が指示したのはそのコンクリ橋のたもとで、時間的に宇部新川からの移動距離が極力少なくて済む、川を渡る手前の東岸でした (´ε`)フーン(当初の計画で居能から歩いてきた場合でも、橋の東側に来るつもりだった)。ところが、いつの間にかクルマは川を渡っているじゃありませんか! (゚∇゚;)エッ!? え?どゆこと?ちゃんと目的地が伝わっているのか!? ヾ(´o`;)モ、モシモシ? どうやら運ちゃんは、小野田線の橋のたもとということだけで行き先を判断し、殺伐とした工場地帯の東側ではなく、住宅の多い西側へと向かってしまったらしい σ(・∀・*)チガウノ?。スマホの地図まで見せたのになぁ・・・(^^;)ゞポリポリ。でも実をいうと、次の列車の運転方向、そして午後の光線具合を考えたら、東岸よりも西岸の方がベストなんです (゚∀゚)アヒャ☆。時間的には間に合いそうだし、これは怪我の功名? 棚からボタモチ? いずれにせよ結果オーライだったかも ъ(゚Д゚)グッジョブ!!。結局、料金は1300円になっちゃったけれど、私は橋の西側でタクシーを降りました (・ω・)トーチャコ。列車の通過10分前、さっそくカメラのセッティングに取りかかります。

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厚東川に架かる小野田線のコンクリート橋
(厚東川橋梁)。
予定していた東側ではなく、
西側のたもとへとやってきました。
でも、結果オーライ!(*`д´)=b OK牧場!

ちょっと慌ただしい撮影地入りとなりましたが、ようやく落ち着いて空を見上げれば、この日の宇部は雲ひとつ無い、まさにドッピーカンの秋晴れ キモチ(・∀・)イイ!。私は自称・晴れ男だったハズなのに、こんな気持ちの良い条件で撮影できるのは久しぶりのような気がします(って言っている時点で、もう晴れ男ぢゃないよね ^^;)。そんな真っ青な空のもと、やがて全長350メートルもある長~いコンクリート橋の向こうから、小さな黄色い単行電車の姿が見えてきました (゚∀゚)オッ!。やはり小野田線1231Mは定時運行です。

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厚東川に架かる立派な橋をのんびりと渡り行く
小野田線のクモハ123。
真っ青な空を背にした真っ黄色の電車が
鮮やかに映えます。
▲15.10.24 小野田線 居能-妻崎

小野田線のクモハ123が撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
前パンを高々とかざし、床下機器がゴッチャリと詰まった単行電車のクモハ123、う~んこの重厚感がたまらん! (*゚∀゚)=3ハァハァ!。しかも個人的に撮りたいと思っていた、独特な窓配置の元・阪和支線タイプ(クモハ123-6)がやって来てくれたのは、さらに嬉しい!(´¬`)ラキー♪  絵的に見ても、長くて立派なコンクリ橋にちんまりとした単行電車というミスマッチな組み合わせが、なかなか面白いじゃないですか (・∀・)イイネ!。ああ、これこれ、私はこれが撮りたかったのよ・・・。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。って、いったい何をそんなに興奮しているのかと言うと、ここであらためて今回のターゲットである123系電車こと、クモハ123を紹介いたしましょう σ(゚ー゚)クモハ?

クモハ123は国鉄時代の末期に、手荷物・郵便輸送の廃止や縮小に伴って余剰となった荷物用電車クモニ143やクモユニ147などに旅客化改造を施し、利用者の少ないローカル線や支線などへ投入された単行型電車。元・荷物電車の同形式は車両の両端に運転台があり、一両単位で使用できるのが最大の特徴です(客室内はオールロングシート) (・o・*)ホホゥ。最盛期には国鉄からの継承車とその後に加わった改造車が、JR東日本の中央本線・辰野支線、JR東海の身延線南部、そしてJR西日本の可部線、阪和線・羽衣支線などで、合計13両が活躍していました ( ̄。 ̄)ヘー。しかし、種車(荷物電車)時代から長年使われ続けてきたことによる車両の老朽化、さらには単行であってもエネルギーコストが新型電車の数両編成分よりも高いということから、2007年までにJR東海に所属する全車が、一昨年の2013年にはJR東日本に唯一所属していた一両(「ミニエコー」ね)が、それぞれ引退 (´・ω・`)ショボーン。そして残るJR西日本の所属車も、当初投入された可部線や阪和支線から撤退・・・(´д`;)アア…。

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乗り鉄をメインにしていた頃、
一度だけ撮影機会のあった
阪和線・羽衣支線時代のクモハ123。
当時はスカイブルーに塗られ、
103系と併結して使用されていました。
▲93.8 阪和線(羽衣支線) 東羽衣

しかし、ここですんなりとお払い箱とならないのが、JR西日本のセコ・・・いや、「モノを大切にする精神」(゚∀゚)アヒャ☆。まずは可部線で使用されていた3両が宇部・小野田線に転属 イドウ...(((o*・ω・)o。そして阪和線用の2両は宇野線での活躍を経て、さらに宇部・小野田線へと転属 イドウ...(((o*・ω・)o。その結果、JR西日本車は一両も廃車されることなく、5両すべてがこの宇部・小野田線(下関総合車両所運用検修センター)に集約したのです (゚∀゚*)オオッ!!。ただ、旧型電車好きの方からしてみると同地区に転属してきたクモハ123、最後まで小野田線を走っていた旧型国電の生き残りである、クモハ42を置き換えたという憎きイメージがあるかも知れませんね (#`皿´)キライダ!。でも、今となってはこのクモハ123も貴重な存在になりつつあるように思います ソウ…(´ω`)ネェ…。今のところ残った同車に対する引退や置き換えと言った話は出ていませんが、こういう決して両数の多くない異端車は撮れるときに撮っておきたいもの。個人的に機会があれば一度じっくりと記録に訪れたいと思っていたのが、この宇部・小野田線のクモハ123だったのです ( ´_ゝ`)フーン。

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荷物車クモニ143を改造したクモハ123。
極端に窓の少ない独特なスタイルに、
種車の面影を感じさせます。
▲15.10.24 小野田線 居能-妻崎

日中は一編成が宇部新川と小野田の間を単純にピストン運転するだけの小野田線 イッタリ(゚д゚≡゚д゚)キタリ。次に狙うのは、今の列車が小野田で折り返して来る宇部新川行きの上り列車(1232M)で、約一時間後の通過です ( ̄  ̄;)イチジカン…。その待ち時間の間に今度は橋を渡った対岸、当初撮る予定だった橋の東側へと行ってみましょう アッチヘ...((((o* ̄-)o。運転本数が少なく、列車に乗って別の駅間へと移動する余裕はないので、徒歩鉄としてはこのくらいで絵に変化をつけるしかありません (・ε・`)シャーナイネ。

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待ち時間の間に対岸へと移動。
時間的には20分ほどで到着です。
ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク。
こちらの方が岸のすれすれまで水が流れています。

小野田線の橋よりも600メートルほど上流に架かる厚東大橋を渡り ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク、先ほど撮影したポイントのちょうど対岸に位置する場所へとやってきました。光線状態はバリ順だった西側の方がいいのですが、東側では岸の近くまで川の水が流れており、先ほどとはまた違った絵が撮れそうです (゚∀゚)オッ!。ちなみに前述したとおり、今のところ引退するという話は無く、とくに大きなネタでもない小野田線のクモハ123。言ってしまえば、ここを同車が走るのは珍しくも何ともない日常的なものなので、当然ながら同業者は誰もいません (・ω・)ボツン。ひとりで岸に腰掛けて川面を眺めていると、時間がゆっくりと流れているように感じます (´ー`)マターリ。

0015.jpg

晴天ですが風が強かったこの日、
波打つ川面の上を悠々と進むクモハ123。
秋吉台北部の桂木山に発し、宇部で周防灘へと注ぐ厚東川。
この付近は河口が近く、川幅も広い。
▲15.10.24 小野田線 妻崎-居能

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ズームリングを広角側に回してもう一枚。
【◎】]ω・´)パチッ!
JR西日本が進める塗装費削減計画の単色化によって、
近年に黄色一色となったクモハ123。
個人的にこの色は同車によく似合っていると思います。
今はなき東日本の同形式には「ミニエコー」、
東海の方には「富士ポニー」の愛称がありましたが、
この黄色いコにも何か愛称を付けたくなりますね。

お!コッチもなかなか悪くないじゃん (・∀・)イイジャン!。川幅が広いこのあたりの厚東川とそれを跨ぐ長い鉄道橋を表すには、こちらの方が雄大に感じられるかも知れません。同じ川のほぼ同じ位置なのに、東岸と西岸でこうも表情が変わるものなのか・・・( ̄。 ̄)ホォー。そして列車の顔(正面)に日は当たらないけれど、サイド光(半逆光)の雰囲気もまた良しだと思います。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。

さて、行程的に残された時間で撮れる小野田線の列車は、あと一本。次はまた一時間半後に宇部新川から戻ってくる、下りの小野田行き(1233M)です ( ̄  ̄;)イチジカンハン…。ここでは上下の列車を約一時間~一時間半の間隔で効率よく(?)撮っているように見えますが、これを方向別のダイヤで考えると、日中は二時間~三時間に一本の運転間隔 ( ̄  ̄;)サンジカン…。そして小野田線には途中の雀田から長門本山へ分岐する支線もあり(先出の地図を参照)、これがまた一日にわずか三往復のみの運転と言う極端に少ない本数で w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!、JRの全線完乗を目指していた頃には、この小野田線を潰すのに苦労させられた覚えがあります (。-`ω´-)ンー。ちなみに私が宇部線や小野田線を訪れるのは、その乗り潰しのときの96年以来、今回は19年ぶりのこと。

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19年前に乗り潰し目的で訪れたときの小野田線。
この頃の本山支線にはまだ、旧型国電最後の生き残りである
クモハ42形が現役で活躍していました。
(*´ω`*)ナツカシス。
同車は今回の私が撮影のターゲットにしている
クモハ123に置き換えられ、2003年に惜しまれつつ引退。
▲96.12 小野田線(本山支線) 長門本山

閑話休題、撮影の方に話を戻しましょう。ここまでのクモハ123は、一本目が西岸南側のバリ順、二本目が東岸南側の半逆光の立ち位置で撮影してきました【◎】]ω・´)パチッ!。では次の三本目はどうするかと言うと σ(゚・゚*)ンー…、今度は西岸の北側から狙ってみたいと思います コッチ...((((o* ̄-)o。同じ橋のまわりをぐるぐる、ウロウロ・・・。でも、大きく場所を移動できない徒歩鉄としては、このくらいで絵に変化をつけるしかありません (・ε・`)シャーナイネ(二度目の同じ言い訳 ^^;)。しかし、東岸南側がバリ順なのですから、その真逆の西岸北側はド逆光となり、ふつうに撮れば列車の姿は黒く潰れてしまいます (゚ペ)ウーン…。撮影条件としては良く無さそうですが、実はそれが狙い ( ̄△ ̄;)エ?。ラストの一本はこのような感じで撮ってみました。

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傾きかけた西日が、
大河を渡りゆく単行電車の姿を
クッキリと浮かび上がらせました。
そのシルエットはまさに荷物電車時代そのものです。
▲15.10.24 小野田線 妻崎-居能(後追い)

クモハ123のシルエットが撮れました~!ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
一本目と二本目のカットで車両の特徴がよく解るように撮れていたので、記録としてはそれでじゅうぶん。そこで三本目はクモハ123の種車である荷物電車時代の姿に思いを馳せて、少し遊び心のある絵を狙ってみました (^_[◎]oパチリ。被写体が真っ黒に潰れて何がなんだかよく解らないかも知れませんが ( ̄  ̄;)マックロクロスケ、ひとつのハコにパンタがのっかったシルエット・・・それで単行電車だということが解れば、個人的にはOK牧場 (*`д´)=b OK牧場!。ホントはシルエットを狙うのなら、このあとさらに一時間後に通過する1234M(居能16時39分着)や、一時間半後の1235M(同17時02分発)のほうが、いい色の夕空になりそうではありますが、私は時間的にここでタイムリミット ( ̄0 ̄*)シューリョー。それでも、三本の列車をいろいろな角度から撮る事ができて(単に橋の周りを回っただけだけれどね ^^;)、満足のいく成果を残すことができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。これで小野田線のクモハ123撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。来るときは列車が遅れたために宇部新川からタクシーを使っちゃいましたが、帰りはもちろん徒歩で最寄駅の居能に向かいます ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク。実際に歩いてみるとかかった時間は、最後に撮った東岸のポイントから駅まで10分ちょっと。これだったら接続が遅れた宇部線に乗って居能から歩いても、一本目の小野田線には間に合ったかな?

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撮影地となった厚東川橋梁から
居能駅までは、歩いて10分ほどでした

ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク

西日に照らされたラッチ(改札)の影が長く伸びていますが、
ここは駅員のいない無人駅です。
▲15.10.24 宇部線 居能

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居能は先述したように、宇部線と小野田線の分岐駅。
これは駅の北側にある踏切から臨んだ両線の分岐点で、
ポイントの左へ進むと小野田線の小野田方向、
右へ進むと宇部線の宇部方向です。
▲15.10.24 宇部線 居能付近

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上写真を撮った同じ踏切から反対を振り返ると
そこにあるのが居能駅。
このあたりは宇部興産関連の工場が多く建ち並ぶ地帯で
駅の向こうに見える工場の高い煙突や、
使われなくなった引き込み線や留置線跡など、
どことなく雰囲気が鶴見線(川崎・横浜)の安善駅っぽい。
そういえば鶴見線もかつては黄色い電車(101・103系)が走っていたり、
支線に近年まで単行旧型電車のクモハ12が使われていたりして、
小野田線との共通点が多いように思います。
σ(゚・゚*)タシカニ…
▲15.10.24 宇部線 居能付近

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居能から乗るのは宇部線の新山口ゆき。
今度は二連の105系でした。
▲15.10.24 宇部線 居能

撮影を終えて居能から乗ったのは、宇部線の上り新山口ゆき。結局、今回は撮影こそしたものの、時間的な都合で小野田線自体に乗ることはありませんでした。できれば本山支線の終点で周防灘に面した駅、長門本山なども再訪したかったところですが、それはまた次の機会に見送りましょう (=゚ω゚)ノ マタネ!。事前に立ててきた旅程だとこのあとは、いま乗っている宇部線の列車で終点の新山口へと向かう・・・ハズでした (゚ー゚)ハズ?。しかし列車が居能の次駅で、先ほど一度下車した宇部新川に到着すると私の目に留ったのは、ホーム脇の側線に留置されている一両のクモハ123。私はそれを見て撮りたくなり、再び宇部新川で乗っていた列車を降りてしまいました ε=┌(;゚д゚)┘オリルッ!。クモハ123は厚東川の橋で撮ったから、もういいじゃないかって? (´∀`;)モウ、イイジャン。 いやいや、この宇部新川に留置されていたクモハ123はちょっと違うんです (=゚ω゚=;)ンン!?

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宇部新川の側線に留置されていたクモハ123-2。
先ほどの厚東川で撮ったクモハ123と同じ形式ですが、
よく見ると側窓や扉の配置が違います (゚∀゚)オッ!。
▲15.10.24 宇部線 宇部新川

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参考までに、先ほどの厚東川で撮った写真を再掲。
こちらは小野田線を往復していたクモハ123-6。

よく見ると、先ほどのクモハ123とは側窓や側扉の配置が異なります (゚∀゚*)オオッ!。そう、前述したように現在は全5両が宇部・小野田線用に集約されているクモハ123ですが、元々は可部線用と阪和支線用の二種類があり v(゚ー゚)フタツ、いま宇部新川の側線に留置されている片開き一枚扉のタイプが元・可部線用でクモハ123-2・3・4の3両。そして先ほど厚東川の撮影地で撮った両開き二枚扉のタイプが元・阪和支線用のクモハ123-5・6の2両です ( ̄。 ̄)ヘー。どちらかというと個人的には、種車となった荷物車・クモニ143の面影を色濃く残している後者タイプが撮りたかったので、今日の小野田線は当たりでした (´¬`)ラキー♪。ちなみに草江駅から乗った激混みの電車は前者の片開き扉タイプ。これじゃあ乗り降りに時間がかかるよね・・・(´`;)タシカニ…。私はこの二種の違いをブログの記事で説明したいというだけで、宇部新川で降りてしまったのでした (´∀`;)ブロガー魂?

居能1602-(宇部1848M)-宇部新川1606

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途中下車してしまった宇部新川から
再び宇部線に・・・って、
あれ? 乗るのは居能方向へ戻る、
下り列車の宇部行き!?
(゚ー゚?)アリ?
▲15.10.24 宇部線 宇部新川

では、あらためて新山口へ向かうのに、一時間後となる次の上り列車を待つのかと言うと、そうではありません。今度私が乗るのは逆方向の下り列車、宇部行き ( ̄△ ̄;)エ?。なんだか行ったり来たりしていてややこしいのですが、再び前出の地図を参照していただくと解るように、宇部新川から新山口へ行くには海沿いを走る宇部線ルート(降りてしまった新山口ゆきの上り電車が通る経路)の他に、宇部線の下り列車と山陽本線の上り列車を宇部で乗り継ぐ、内陸ルートという方法もあるのです ( ̄。 ̄)ヘー。さらにちょっと面白いのが、たとえ先ほどの新山口ゆき(1848M)を下車せずに乗り続けていたとしても、そしてこれから宇部線(1849M)と山陽線(3382M)を乗り継いで向かったとしても、新山口の到着時刻はともに17時ちょうどで、驚くことにぴったり同時刻 w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。なんだかこれは鉄道推理小説のトリックに使えそうなお話ですよね(笑)。というワケで宇部線の新山口ゆきを降りちゃった私は、宇部新川から宇部に出て、山陽線経由の内陸ルートで新山口へ (*・o・)ノ Go!。ただ、ホントのところは、個人的に山陽線よりも乗る機会が少ない、宇部線ルートで向かいたかったんですけれどね・・・(^^;)ゞポリポリ

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宇部線と山陽本線の接続駅、宇部。
乗ってきた宇部線は南端の0番線ホームに着きました。
0番線って響きが、なんだか特別でいいやね。
▲15.10.24 山陽本線 宇部

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宇部で山陽線に乗り換え ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
わずか5分の接続でホームに入ってきたのは、
岩国ゆきの普通列車で、
転換クロスシートが装備された115系でした。

師匠、懐かしいですか?
15.10.24 山陽本線 宇部

新山口は山陽本線、宇部線の他に、山口線、そして山陽新幹線も乗り入れる交通の要衝で、鉄道における山口県の玄関口です (・o・*)ホホゥ。では、無事に小野田線のクモハ123を撮影し終えた私は、ここから上りの新幹線「のぞみ」で一気に東京へと帰る (*゚ー゚)ノ ンジャッ!・・・のではなく、せっかく山口までやってきたのですから、もちろん日帰りではもったいない (´∀`;)ダヨネ。これから今日の宿泊地へと向かいます。そこでさらに新山口で乗り継いだのはこの列車 ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。

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新山口から乗るのは
山口線の特急「スーパーおき6号」米子ゆき。
ディーゼル(気動車)のキハ187系が使われています

(´▽`*)キハキハ~

▲15.10.24 山陽本線 新山口

新山口から山口線を経由して、山陰本線の米子、鳥取までを結ぶ、特急「スーパーおき」(゚∀゚)オッ!。私にとって久しぶりとなる在来線特急への乗車、そして同列車に使用されているキハ187系に乗るのはこれが初めてです (*゚v゚*)ワクワク♪。しかも嬉しいことに、運転席背後から前面展望が楽しめる、自由席の最前列をゲット! (σ゚∀゚)σゲッツ!! 17時12分という発車時刻も相まって、まさに絶好の「飲み鉄」条件が揃いました ヽ(´¬`*)ノ ワ~イ !!。ところが、なんと、なんと、新山口の在来線のホームには・・・駅弁屋が見当たらないー!Σ(゚□゚*)ナニーッ!! コンコースに上がっても見当たらないー!Σ(゚□゚*)ナニーッ!! 時間的に入場券を買って新幹線ホームまで行っている時間はないー!Σ(゚□゚*)ナニーッ!!  「スーパーおき」に車内販売員は乗ってないー!Σ(゚□゚*)ナニーッ!! 駅弁が手に入らないのよ・・・orz。落ち着いて改札の駅員さんに尋ねてみたところ、新山口の駅弁は最近になって廃止されてしまったとのこと・・・ ・゚・(ノД`;)・゚・オロロ~ン(涙) 。そして構内にある唯一の売店は、駅弁屋でなければキオスクでもなく、コンビニ大手のナナコさん(セ◯ンイレブンね) ( ̄△ ̄;)エ…。まあ、ここで缶ビールは買えるけれど、お供がコンビニ弁当というのはちょっと侘しいよね・・・(・ω・`)ウーン…。発車時刻の三分前、私は仕方なく缶ビールと乾きものを手に、キープしていた座席へと戻りました (´д`;)トホホ。「スーパーおき」の前面展望を眺めながら、新山口の駅弁で飲み鉄というのを、計画段階から楽しみにしていたのに・・・う~ん、残念 (´・ω・`)ショボーン

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わずか二両という短い編成の特急「スーパーおき」。
下り列車(益田方面ゆき)は2号車の自由席が先頭となります。
運転室かぶり付きの最前列席をゲット!
(σ゚∀゚)σゲッツ!!
・・・というより、列車自体がけっこう空いていました。

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でも・・・
せっかく飲み鉄ができる環境が揃ったのに、
肝心の駅弁が新山口にはありませんでした。
オロロ~ン
・゚・(ノД`;)・゚・。
仕方なくビールのお供は乾きものでガマンです。

ちなみにこの「焼きほたて貝ひも」というオツマミ、
製造元の所在地は上石神井(ウチの近所)だってさ。
(´・ω・`)ショボーン。

駅弁ショックを抱えた私を乗せて、特急「スーパーおき」は定刻に新山口を発車 (・ω・`)エキベン…。それにしても「スーパーおき」とは、なんだか掴みどころのない愛称名に感じるかも知れませんが σ(゚ー゚*)オキ?、「おき」は島根県の日本海に浮かぶ隠岐島(おきのしま)に由来し、山陰本線高速化事業の一環として新型の特急形気動車・キハ187系が投入された際に、速達性をイメージする「スーパー」を冠したものです (´ω`)ナルヘソ。

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新山口から四つ目の大歳(おおとし)では、
C57 1が牽引するSL列車、「やまぐち号」と交換。
(゚∀゚*)オオッ!!
ビールを片手に前面展望でこの交換風景が味わえるなんて、
贅沢だなぁ
(´▽`*)ポッポ~♪
▲15.10.24 山口線 大歳(前方の車窓から)

山口線は山陽本線の新山口から、山口県の県庁所在地である山口や、山陰の小京都と呼ばれる津和野(つわの)などを経て、日本海側にある山陰本線の益田(ますだ)までを結ぶ、93.9キロの非電化ローカル線(地方交通線)で、中国地方の山陽と山陰を繋ぐ、いわゆる陰陽連絡線の一翼を担っています (・o・*)ホホゥ。また、同線は国鉄時代から動態保存の蒸気機関車を使った観光列車の運転に力を入れており、C57 1が牽引して新山口と津和野の間で運転される「SLやまぐち号」はSL観光列車のパイオニアと言える存在。山口線はSLが走る線としての知名度も高い路線です (´▽`*)ポッポ~♪。私も過去に一度だけ「SLやまぐち号」の撮影に訪れ、乗車の方では三回ほど全線を乗り通しています。

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沿線の主要駅である山口では、普通列車のキハ47と交換
(´▽`*)キハキハ~

時刻は17時26分で、だいぶ暗くなってきました

▲15.10.24 山口線 山口(前方の車窓から)

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どんどん暗くなってゆくなかでの前面展望
m(・∀・)m カブリツキ

山あいを進む篠目(しのめ)のあたりま

撮影を粘ってみましたが、
車内の反射や暗さによるブレがヒドくて

そろそろ限界かな・・・ 。
▲15.10.24 山口線 仁保-篠目(前方の車窓から)

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島根県へ入って津和野へ着く頃には、外がもう真っ暗。
こうなると目の前の窓ガラスは

車内の反射を映すだけの
単なる鏡になってしまいましたとさ。

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でも、この日は車窓からは月がとてもキレイに見え、
夜景もじゅうぶんに楽しめました (゚∀゚*)オオッ!。
明日も晴れるかな?(^^)

特急「スーパーおき」に揺られ、すっかり日が暮れた山口線を北上し続けている私。列車は県境を越えて山口県から島根県へと入りました。さて目的地はいったいドコなのかと言うと σ(゚ー゚*)ドコ?、山口線と山陰本線の接続駅で、島根県西部に位置する益田です。周防灘に面した宇部から、日本海側の益田まで一気に縦断 バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。実はこの大味な移動は翌日の目的に備えたものなのですが、勘のいい撮り鉄の方ならばもう、翌日に控えた私の今旅におけるいちばんの狙いが、ピンと来たのではないでしょうか? (*゚ロ゚)ハッ!!(わかっても、コメント欄などによるネタバラシは厳禁ですよ(笑))。そんなワケで、山口旅と謳っておきながら、この日は島根の益田で泊まります (´w`*)ドツカレサン

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新山口から山口線を北上し続け、
列車は山口線の終点で山陰本線との接続駅、
益田に到着
(・ω・)トーチャコ。
駅弁は食べられなかったけれど、
特急「スーパーおき」の旅は快適でした。
▲15.10.24 山陰本線 益田

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山陰地方の島根県西部に位置する益田市。
益田駅はその中心駅です。
今日はこの益田に泊まります。
▲15.10.24 山陰本線 益田

宇部新川1620-(宇部1849M)-宇部1631~1636-(山陽3382M)-新山口1700~1712-(山口線 スーパーおき6号)-益田1848

  
 
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そして旅の楽しみは、やっぱりコレ!
新山口で駅弁にフラれた私、
益田でようやくこの日の打ち上げとなりました。
ロD\( ̄∇ ̄*)カンパーイ♪
日本海に面した益田の街

この日のおススメを大将に聞くと、
鯖の刺身だとのこと (=゚ω゚=*)サバ!?。
関東では馴染みが薄い鯖刺しですが、
脂がのっていて甘みがあり、超美味でした!
(゚д゚)ウマー!
それと広島産の牡蠣を使った、大好物のカキフライ~♪
(゚д゚)ウママー!

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島根との名物言えば
なんといってもノドグロ!(゚∀゚*)オオッ!!
・・・なのですが
ちょっとお値段的に手が出なかったので、
代わりに地元で獲れたカワハギの煮付けを注文。
(^^;)ゞポリポリ。
でも、これも身がぷりっぷりで、美味しかったです。
合わせるお酒の方はちょっと奮発して、
山口の名酒、獺祭(だっさい)の二割三分。
ほのかな甘い香りとコクのある旨味が感じられて、
とても飲みやすいお酒でした (゚д゚)ウマー!
薄味で煮付けたカワハギくんとの相性もバッチリ☆

 
  
 

・・・続きます♪
 



共通テーマ:趣味・カルチャー

夏休み04・・・「東北仙石ライン」乗車記 [鉄道旅行記]

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2015.07.26~29 夏休み04
北海道帰りにちょっと寄り道を…
「東北仙石ライン」乗車
 
  

夏の休暇を利用した鉄道旅、前回からの続きです(今回も長めの記事となっていますので、時間のあるときにゆっくりとお読みいただくか、本文をすっ飛ばして写真とキャプションで大体の流れを掴んでいただけたらと思いますm(_ _)m 飯テロ注意報は・・・もう解除かな ^^;)。

北海道北端の稚内(わっかない)をスタート地点とした「青春18きっぷ」の鈍行旅は、宗谷本線などの「乗り鉄」や、終焉迫る寝台特急「北斗星」の「撮り鉄」を楽しみ、さらには沿線の各地でご当地の美味しいモノに舌鼓を打ちながら、二日間かけて北海道を縦断。南端の函館までやってきました  ハ~ルバル キタゼθ(´▽`*)ハ~コダテ~♪。そして函館で迎えた三日目は、寝台特急「カシオペア」を撮影するために早朝から行動を開始 (`・ω・´)-3フンス!。しかし朝からあいにくの雨模様で ザアアァァ…:il!:il|(´д`;)!l|il:|;、せっかく景色のキレイな大沼公園の撮影地まで出向くも、土砂降りの中で「カシオペア」を迎える結果となってしまいました (´・ω・`)ショボーン。その後は江差線と海峡線を乗り継いで北海道に別れを告げ アバヨ!(*`Д´)ノシ、青函トンネルを経て本州に上陸。北海道新幹線の工事が佳境を迎えている津軽今別駅を見学してから津軽線へと乗り、15時過ぎに青森へと到達しました アオモリ(・ω・)ト-チャコ。

今さらながら今旅における私の目的は、1.日本最北端の宗谷岬に立つこと <( ̄^ ̄)>フン!。2.宗谷本線に乗って、音威子府の黒い蕎麦を食べること (゚д゚)ウマー!。3.DD51が牽引する「北斗星」・「カシオペア」を沿線で撮ること 【◎】]ω・´)パチッ!。4.青函トンネルを通って津軽今別を見学すること (「゚ー゚)ドレドレ・・・という、この四つでした ( ´_ゝ`)フーン。とすると、青森に到着した時点ですべての目的を達成したこととなり、あとはもう東京に帰るだけ σ(゚・゚*)オワリ?。今から新青森へ出て東北新幹線に乗り継げば、19時過ぎには東京へ着くことが出来ます バビューン-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。でも、せっかく東北の方へ来たのならば、私にはこの機会にもう一カ所だけ寄りたいところ・・・というか、寄りたい路線がありました (・o・*)ホホゥ。そのお目当ての路線が発着する都市は、同じ東北地方といえども青森からは決して近くないのですが、今から列車を乗り継いで行けばなんとか本日中にはたどり着くことができます (゚ー゚*)ドコ?(あ、ここで言う「列車を乗り継ぐ」とは、もちろん鈍行列車(普通列車)ね ^^;)。そこへ向かうために私がまず青森から乗り込んだのは昨年と同様に、八戸(はちのへ)方面へと進む「青い森鉄道(旧・東北本線)」(゚∀゚*)オオッ!!(ゆるキャラさん、今年も弘前方面じゃなくてスミマセン・・・)。鈍行列車の乗り継ぎ旅は、まだまだ続きます (/*´∀`)o レッツラゴー♪。

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青森から乗るのは、青い森鉄道の八戸行き。
ロングシート仕様の青い森701系でした。
ホントは青森で30分の接続時間があったはずなので、
駅そばでも食べようと思っていたのですが、
津軽線の列車が遅れたため乗り換え時間がギリギリに。
お昼を食べる余裕はありませんでした・・・(・ε・`)チェ。
ちなみに青い森鉄道はJRではない第三セクター路線ですが、
青森~八戸は特例により「青春18きっぷ」で乗ることができます

【18】ヽ(´▽`*)))ワ~イ♪
▲15.7.28 青い森鉄道 青森

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青森から一時間半で八戸着
(乗ってきたのは真ん中の電車)。
昨年はここで左の八戸線に乗り換えましたが
(お!タラコだ!(゚∀゚)オッ!)
今年は右側に停車中の
青い森鉄道からIGRいわて銀河鉄道へ直通する
二戸行きに乗り継ぎます ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。
そしてここから先は「18きっぷ」の使用圏外。
乂`・д・´)ダメッ!
▲15.7.28 青い森鉄道 八戸

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青森県の第三セクター・青い森鉄道と
岩手県の第三セクター・IGRいわて銀河鉄道の境界は、
両県境の駅、目時(めとき)。
目時を出てすぐの馬淵川を渡ると、
列車は青森から岩手に入ります。
(´▽`*)イワテ~♪
▲15.7.28 青い森鉄道 目時(車窓から)

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二戸(にのへ)で乗り継いだ盛岡行きは、
IGRいわて銀河鉄道のIGR7000系。
 ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。
車内はやはりロングシート仕様でした。
▲15.7.28 IGRいわて銀河鉄道 二戸

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八戸から盛岡まで、
青い森とIGRの運賃は3040円・・・Σ(゚Д゚ノ)ノ タカッ!。
この区間だけで「18きっぷ」一回分の金額を
上回ってしまいました (・ε・`)シャーナイネ。

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IGRの終点(起点)で東北本線との接続駅、
盛岡に到着
(・ω・)ト-チャコ。
IGRの改札で「18きっぷ」を提示し、
八戸から当駅までの乗り越し運賃を清算します。
▲15.7.28 IGRいわて銀河鉄道 盛岡

青森から元・東北本線だった第三セクター路線の青い森鉄道とIGRいわて銀河鉄道を乗り継いで、岩手の盛岡までやってきました モリオカ(・ω・)ト-チャコ。昨年に青い森鉄道へ乗ったときにもちょろっと説明しましたが、青森と八戸の間にはJRの飛び地路線(他のJR線と接続しない、野辺地からの大湊線、八戸からの八戸線)が存在するため、この区間は特例により「青春18きっぷ」で通過することができますが、八戸と盛岡の間は特例が通用しない「18きっぷ」の使用圏外。同区間を通過するにはあらためて乗車券が必要です (・ε・`)シャーナイネ。そしてやはり昨年にも触れたように、岩手の三セク路線であるIGRいわて銀河鉄道の運賃設定はとくに高く、八戸~盛岡の107.9キロで3040円 Σ(゚Д゚ノ)ノ タカッ!。参考までに同距離でのJR運賃(幹線)は1940円です。いっぽう、同区間の東北新幹線は特急料金込みで3500円(乗車券1660円・特急券1840円)と、その差はわずか500円未満なのに、所要時間は新幹線の30分に対してIGRは二時間もかかります ( ̄  ̄;)ニジカン…。ならばここは昨年のように、この区間だけでも新幹線に乗ろうかとも思ったのですが・・・今旅は稚内からず~っと鈍行列車のみを乗り継いできたこともあり、ここで新幹線を使ってしまうのはなんだか惜しい気がします σ(・ω・`)ウーン…。時間的には新幹線の方がずっと早く着けるけれど、在来線(IGR)を使っても今日中に目的地へ着けないことはない。今回の私はできるだけ在来線での旅にこだわることとし、あえてIGRの方を選びました コッチ...((((o* ̄-)o ┃IGR┃。そして盛岡に着いたのは19時、一杯やるにはちょうどいい頃合いです エーンカイ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノエーンカイ♪。冷麺、じゃじゃ麺、前沢牛、炉端焼き、南部美人・・・(゚ー,゚*)ジュルルル 美味しい名物料理の多い盛岡は私の大好きな街。でも・・・残念ながら今日の行程はここで終わりじゃありません (・Д・`)エ━━。そう、目的の都市は盛岡ではないのです (・Д・`)エ━━。数々の盛岡名物に後ろ髪を引かれながらも、私はさらに列車を乗り継ぎます イクゾ(# ̄∀ ̄)----C<o≧ロ≦)oイヤー )))) ズリズリ。

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盛岡からは再びJRの路線となり、
「18きっぷ」の使用圏内です (*`д´)=b OK牧場!。
乗るのは東北本線の一ノ関行き

 ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ
!
ちょうど帰宅ラッシュ時と重なったこともあって
この列車が今旅で一番混雑していましたが、
前の方に空席を見つけ、なんとか座ることができました。
ε-
(´o`)ホッ。
▲15.7.28 東北本線 盛岡

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残念ながら三大麺(冷麺、じゃじゃ麺、わんこそば)などの
名物を味わうことはできませんでしたが
(・ε・`)チェ
盛岡のわずかな乗り換え時間で私が買ってきたのは
以前にも紹介した有名お店のコッペパン σ(・ω・`)パン…。
最近は駅ビルでも買うことができるようになりました。
このパンはいろいろな中身を楽しめるのですが、
さて今回の私が選んだのは・・・

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じゃじゃ麺の具材である肉味噌とキュウリを
コッペパンに挟んだという、その名も「じゃじゃパン」。
( ̄△ ̄;)ジャジャパソ…。
このお店自慢の弾力があるコッペパンに
肉味噌の旨味がウマくマッチし、
さらにキュウリのシャキシャキ感も良く、
意外とイケるじゃありませんか (゚д゚)ウマー!。
ちなみに、タイミングを逸したこともあり、
函館の海鮮丼以来の食事です・・・。

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一ノ関でさらに乗り継いだのは、仙台行き。
 ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。
これが本日上りの最終列車です。
クロスシートの719系を期待するも、
待機していたのはロングシートの701系。
北海道ではボックスシートばかりだったのに、
JR東日本管内に入った途端、
蟹田からここまでずっとロングシート続きでした。
ε-(ーωー;)フゥ…。
▲15.7.28 東北本線 一ノ関

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青森から7時間、盛岡から3時間、
ようやく到着したのは杜の都・仙台 (・ω・)ト-チャコ。
ちなみに速達タイプの新幹線「はやぶさ」ならば
新青森~仙台はわずか一時間半です・・・(^^;)。
▲15.7.28 東北本線 仙台

青森1522-(青い森578M)-八戸1653~1658-(2564M)-二戸1736~1753-(IGR4536M)-盛岡1901~1921-(東北1552M)-一ノ関2054~2100-(550M)-仙台2238

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仙台では七夕飾りがお出迎えです (゚∀゚)オッ!。
でも時刻はもう22時半で、
仙台名物の牛タン屋さんはすでに閉店。
仕方なくこの日の打ち上げは
駅近くのチェーン店系居酒屋で軽く済ませました
(・ε・`)シャーナイネ。

青森から普通列車を乗り継ぐこと実に7時間、ようやくこの日の目的地である宮城の仙台に到着しました センダイ(・ω・)ト-チャコ。鈍行の乗り継ぎ旅は好きでやっていることとはいえ、途中から日が暮れて車窓風景が楽しめなくなり、また座席がロングシートの電車ばっかりだったこともあって、後半の盛岡~仙台はさすがにツラかったなぁ・・・ε-(ーωー;)フゥ…。では、この頑張った成果はというと・・・

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三日目の行程を地図で表すとこんな感じ。
函館~大沼の往復と函館~仙台の片道です。
そのうちの八戸~盛岡は「18きっぷ」の圏外。
函館~仙台のみでも移動距離は約548キロで、
これは初日の稚内~東室蘭の約490キロを
上回っています w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。

函館から仙台まで乗り継いできた三日目、その距離は約548キロで、普通乗車券だと11640円(JR+青い森+IGR)  w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。それを「青春18きっぷ」一回分の2370円と、八戸~盛岡の青い森鉄道+IGRいわて銀河鉄道の3040円、合計5410円で移動できたことになります。稚内からのトータルだと約1237キロ、普通運賃が18760円のところを、「18きっぷ」三回+IGR運賃の10150円・・・。あり?こうやって数字だけで見ると、苦労した割にあまりおトクっぽさが感じられませんね・・・(・・∂)アリ?。やはりどうしてもIGR運賃の高さが目を引きます。三セク路線なので仕方ないけれど、「18きっぱー」にとってIGR区間はネックだなぁ・・・(゚ペ)ウーン…。でもこの経路でなければ、大沼で「カシオペア」を撮ってから今日中に普通列車だけで仙台にたどり着くことはできませんでした (・ε・`)シャーナイネ。そうまでして私がこの仙台にやってきた目的はいったい何なのかというと、実は今年の5月に仙台を発着する新たな路線が誕生したのです。その名も「東北仙石(とうほくせんせき)ライン」(・o・*)ホホゥ。旅の四日目となる翌日は、個人的にまだのたことが無かったこの新線を乗り潰したいと思います (゚∀゚*)オオッ!!。


7月29日(水)

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夏休み旅の最終日は仙台で迎えました。
仕事の出張で来ることはあるものの、
プライベートで訪れるのは久しぶりです。
▲15.7.29 東北本線 仙台

今旅は稚内でも、東室蘭でも、函館でも、朝起きて部屋のカーテンを開けると曇り空ばかりでしたが ε-(≡"≡;*)モヤモヤ…、この仙台では久しぶりに眩しい朝日を拝むことができました (つ▽≦)マブシッ!。旅の最終日にしてようやくいい天気に恵まれたようです。ただし今日は外で撮り鉄をせず、一日を通してずっと乗り鉄の予定なのがなんとも皮肉なところ・・・(^^;)ゞポリポリ。そんな青空を仰ぎながら駅へ向かい、「青春18きっぷ」に入鋏して改札を抜けると、お目当ての東北仙石ラインの列車はすでにホームへ入線していました (゚∀゚)オッ!。車両は東北本線で一般的に使われている701系のような交流形電車ではなく、HB-E210系という最新型のハイブリッド気動車です コレモ(゚ー゚*)キハキハ~?。

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仙台の東北本線ホームに待機していた、
東北仙石ラインの石巻行き。
車両は同線専用のハイブリッド気動車、
HB-E210系です (゚∀゚*)オオッ!!。
▲15.7.29 東北本線 仙台

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平日早朝の下り列車ということもあり、
車内はガラガラに空いていましたが、
私は席に座らずhanamura師匠ゆずりの”戦闘先頭体勢”!
ベストポジションをキープです

m(・∀・)m カブリツキ♪

東北仙石ラインの石巻(いしのまき)行きは定刻の6時26分に仙台を発車し、まずは東北本線を下ります (/*´∀`)o レッツラゴー♪。ハイブリッド車とはいえ、ディーゼルカー(気動車)の鼓動を聞きながら東北本線を走るのは、なんだか新鮮な気分です。あれ?東北本線?新路線じゃないの? (゚ー゚?)オヨ? と、思われるかも知れませんが、実は今年新たに誕生した東北仙石ラインは、東北本線の仙台と仙石(せんせき)線の石巻の間を、松島付近に新設された両線を繋ぐ渡り線(接続線)を経て、ダイレクトに結ぶ直通の路線・・・というか運転系統の愛称で、その運転区間を正式な路線名称で示すと、仙台から松島*までを東北本線、松島から高城町までが新設された接続線(東北本線の支線扱い)、そして高城町から石巻までは仙石線を走行するルートになっています (・o・*)ホホゥ。JRの全線を完乗している私は東北本線も仙石線も過去に全区間を乗車済みなのですが、今回新規に作られた両線の渡り線は未乗で、完乗のタイトル防衛にはここを潰さねばなりません ( ´_ゝ`)フーン。ちなみにその渡り線の距離は、わずかに0.3キロ(笑)(*東北本線と接続線の分岐点は松島駅手前にあり、実際に東北仙石ラインの列車は同駅を通りませんが、分岐点は松島駅構内とされています)。では、その未乗区間を乗り潰す様子を前面展望でご覧ください。

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今年の5月30日に開業した「東北仙石ライン」。
駅に貼ってあったポスターを使って説明すると、
同線は、海側に敷かれている仙石線(青い線)と、
内陸をまっすぐ進む東北本線(緑の線)を
松島付近に新設した渡り線を経て直通させ(オレンジの線)、
仙台と石巻の間の時間短縮につなげるというもの (・o・*)ホホゥ。
上の図の「新規開業区間」って書いてあるところが、
私の未乗区間ね。

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仙台から20分弱、
列車は東北本線の塩釜に停車。
東北本線と接続線の分岐点は、
この塩釜と隣駅・松島の間にあるため、
運行上は同駅が分岐駅となり、
当列車が行かない小牛田や一ノ関方面へ向かう場合には
ここで東北本線の列車に乗り換えねばなりません。
▲15.7.29 東北本線 塩釜(前方の車窓から)

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塩釜発車後もしばらくは東北本線上を進み、
断続するいくつかのトンネルを抜けて5分ほどが経ったとき、
左側に分岐を知らせる信号機が見えてきました (゚∀゚)オッ!。
左の東北本線が赤になっているのに対して、
右の仙石接続線の第一場内は黄色が点灯しています。
▲15.7.29 東北本線 塩釜-松島(前方の車窓から)

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そしていよいよ東北本線と接続線の分岐点にさしかかります。
(*゚v゚*)ワクワク♪
まずは東北本線の下り線(左)から上り線(右)の方へ・・・
▲15.7.29 東北本線 塩釜-松島(前方の車窓から)

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東北本線の上り線を経て、
さらに右の方へ分岐する単線の接続線へと入ります。
▲15.7.29 東北本線 塩釜-松島(前方の車窓から)

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接続線へ入って進むと、
右奥からは別の単線が見えてきます
(゚∀゚)オッ!
これが直通する仙石線の線路です。
▲15.7.29 東北本線 松島-高城町(前方の車窓から)

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仙石線進入前に接続線内で一時停止。
(・ω・)ストッピ
ここでちょっと上の方を見てみると、
電気を供給する架線が張られていないのが解ります。
σ(゚・゚*)タシカニ…
そう、接続線は非電化なのです。
▲15.7.29 東北本線 松島-高城町(前方の車窓から)

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信号が変わり、仙石線へ進入。
…((((*・o・)ノ Go!
これで未乗だった接続線は完乗です。
東北本線は交流電化の複線でしたが、
仙石線は直流電化の単線。
▲15.7.29 仙石線 松島海岸-高城町(前方の車窓から)

東北本線の塩釜を出た列車は、松島の手前で接続線に入り、仙石線へと至ります…((((*・o・)ノ Go!Go!。ぶっちゃけ、新線の乗車と言っても構内にあるいくつかの分岐器(ポイント)を通過するだけにすぎないのですが、こういう別路線同士の短絡線を通過するシーンというものはマニア的に見てなかなか面白いものがあります (゚∀゚*)オオッ!!。とくにこの東北仙石ラインの注目点は、東北本線が交流電化なのに対して仙石線が直流電化とそれぞれの電化方式が異なるため、その間にある接続線が非電化になっているところ (・o・*)ホホゥ。交流と直流の路線を直通させるには交直両用の電車を走らせる方法もありますが、万能な両用電車は高価で製造コストがかかるし、短い接続線に電流を変換させる地上設備(デッドセクション)を設けるのも難しい。そこで東北仙石ラインでは接続線部分を非電化とし、電化方式に拘らず直通運転が行なえるハイブリッド方式*の気動車が採用されているのです ( ̄。 ̄)ナルヘソ(*エンジンからの発電による電力と蓄電池からの電力を用いてモーターを駆動する)。そんなところに着目しながら接続線の0.3キロを通過。これで未乗区間を乗り潰すことができました ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ

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高城町で205系の上り列車と交換 (゚∀゚)オッ!。
間違いなく仙石線へ入線したことを
対向の車両を見て実感しました。
▲15.7.29 仙石線 松島海岸-高城町(前方の車窓から)

接続線を潰したあとも、引き続き石巻行きの同列車に乗り続けます。直通して入ってきた仙石線は、仙台の市街地中心部にあるあおば通りから、仙台、陸前原ノ町、多賀城、本塩釜、松島海岸、野蒜(のびる)、矢本などを経て、石巻までを結ぶ49.0キロの直流電化路線で、交流電化が主流の東北地区では珍しく、直流電車の通勤形車両・205系が使用されています ( ̄。 ̄)ヘー。私がこの仙石線に乗るのは、仙台市内の陸前原ノ町付近までが地下化された2000年以来15年ぶりで、あの忌まわしき東日本大震災よりも前のこと。2011年に発生した大地震とそれに伴う大津波は、松島湾に沿って線路が敷かれていた仙石線にも甚大な被害をもたらし、とくに野蒜(のびる)付近で津波に襲われた電車を伝えたニュース映像などは、今も衝撃的なもののひとつとして私の記憶に残っています。あれから四年、津波によって線路や駅舎が損壊した仙石線の陸前大塚と陸前小野の5.2キロ間は、湾岸に沿っていたもともとのルートではなく、津波対策を考慮した高台への移設によって復旧がなされました。そんな移設された新ルートを私が通るのはもちろん今回が初めて。でも、そこには先ほどの接続線のような新鮮な気分は無く、むしろ海沿いの旧線跡が右手の方に離れていく姿などを見ると震災によるいろいろなことがあらためて思い出され、なんとも複雑な気持ちになりました。

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引き続き同列車で仙石線の車窓を眺めます。
陸前富山のあたりから右手に広がるのは、
松島湾の海景色。
お、ウミネコが飛んだ!
▲15.7.29 仙石線 陸前富山-陸前大塚(車窓から)

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陸前大塚では上りの東北仙石ラインと交換。
右側に見える線路と海を隔てる堤防も、
復旧工事によって以前よりも高さが増しました。
▲15.7.29 仙石線 陸前大塚(前方の車窓から)

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陸前大塚を出ると、
高台に移設された新ルートへ入ります。
この移設ルートを含む高城町と陸前小野の区間が復旧し、
仙石線の全線で運転が再開されたのは、
東北仙石ラインの運転開始と同じ今年5月のこと。
▲15.7.29 仙石線 陸前大塚-東名(前方の車窓から)

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新線の車窓から、右の方へと離れていく海・・・。
震災前の仙石線は堤防の真横を走っていました。
▲15.7.29 仙石線 陸前大塚-東名(車窓から)

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津波被害を受けた東名と野蒜の駅は内陸の高台に移転。
▲15.7.29 仙石線 野蒜(前方の車窓から)

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吉田川と鳴瀬川を渡るコンクリート橋(鳴瀬川橋梁)の手前で、
代替新線は既存のルートと合流します。
▲15.7.29 仙石線 野蒜-陸前大塚(前方の車窓から)

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東矢本は一見すると
何の変哲もない一面一線の小駅ですが σ(゚・゚*)ンー、
実は同駅の開業日は国鉄最後の日である1987年3月31日。
東矢本は国鉄時代最後に誕生した駅なのです。
( ̄。 ̄)ヘー。
▲15.7.29 仙石線 東矢本(前方の車窓から)

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石巻が近づくと、
左から近づいてきたのは非電化路線の石巻線。
▲15.7.29 仙石線 陸前山下-石巻(前方の車窓から)

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仙台から東北仙石ライン経由で一時間、
終点の石巻に到着です
(・ω・)ト-チャコ
▲15.7.29 仙石線 石巻

仙石線に入って快速運転となった東北仙石ラインのハイブリッド気動車は、仙北平野の田園地帯を快調に飛ばし、仙台から一時間ほどで終点の石巻に到着 (・ω・)ト-チャコ。これで接続線だけでなく、いちおう東北仙石ラインと言う愛称が付けられた区間は全線を完乗したことになります (´w`*)ドツカレサン。結局私は始発の仙台から終点の石巻まで、ずっと前面展望を楽しんでしまいました m(・∀・)m カブリツキ♪。

仙台0626-(東北仙石ライン5521D)-石巻0730

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漫画家の石ノ森章太郎氏ゆかりの地である石巻は、
仮面ライダーやサイボーグ009など、
同氏の描くキャラクターたちが多く見られます。
よく見ると駅の上にもキャラクターが・・・(゚∀゚)オッ!。
▲15.7.29 石巻線 石巻

さて、せっかく石巻まで来たのならばついでにもう一線、ここで接続する石巻線の方にも寄って行きたいと思います (゚∀゚*)オオッ!!。運転頻度が一時間から二時間に一本程度の石巻線ですが、ちょうど朝の通学時間帯と言うこともあって、東北仙石ラインからの接続は良好でした。私が乗ったのは下り列車の女川(おながわ)行き。

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東北仙石ラインのHB-E210系を横目に、
石巻のホームへ入線してきた石巻線のキハ110。
もちろんこちらは純粋なディーゼルカーです

(´▽`*)キハキハ~

▲15.7.29 石巻線 石巻

石巻線はこの石巻が起点ではなく、仙台から東北本線で北へ40キロほどのところにある小牛田(こごた)から、前谷地(まえやち)、石巻を経て、女川湾に面した港町の女川までを結ぶ、44.7キロの非電化ローカル線(地方交通線(・o・*)ホホゥ。個人的にこの石巻線は先ほどの仙石線とセットで訪れることが多く、石巻線へ乗るのも先述した仙石線の地下化に合わせて訪れた2000年以来、15年ぶり。ただしそのときは、石巻から小牛田行きの上り列車に乗って東北本線へと抜けてしまったために終点の女川へは行っておらず、石巻と女川の間を乗るのは同線に初乗車した89年以来、実に26年ぶりのこととなります w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。JRも私鉄も、全線完乗を目指していた頃はしゃかりきに乗り潰していたけれど、その後はとんとご無沙汰になっている路線や終着駅って、けっこうあるものなんですよね (゚ペ)ウーン…。

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石巻の次の陸前稲井で
乗っていた学生さんが一気に全員下車してしまったため、
私が乗っている車両は貸切状態となってしまいました。

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石巻を出て女川へ向かう下り列車、
このあたりの車窓でいちばんの見所と言えば、
カキの養殖で有名な海跡湖の万石浦(まんごくうら)

(´▽`*)イイネ~♪

少しの間、列車はその湖畔を走ります。
▲15.7.29 石巻線 沢田-浦宿(車窓から)

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万石浦の湖畔からトンネルをひとつくぐると、
列車は終点の女川に到着です。
先の震災では大きな被害を受けた女川町、
これは津波で流失した駅舎に変わって
新しく再建された新駅舎の三階から眺めたものですが、
ご覧のように駅のまわりはまだ更地状態です・・・。
▲15.7.29 石巻線 女川

石巻0803-(石巻1625D)-女川0828

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今年の3月から使用を開始した新しい女川駅は、
震災前よりも200メートルほど内地に再建。
ウミネコが羽を広げた姿をイメージした白い屋根と、
県産のスギ材を使った外壁が特徴となっています。
構内には温泉入浴施設も併設。
▲15.7.29 石巻線 女川

列車は海跡湖の万石浦(まんごくうら)沿いなどを走り抜け、石巻から30分弱で終点の女川に到着 (・ω・)ト-チャコ。実はこの女川駅のある女川町も大地震に伴う大津波で甚大な被害を受けた町で、女川駅の駅舎や停車していた車両などは津波に流されて損壊してしまいました。駅には私が前回に訪れた26年前の面影など、まったくと言っていいほどありません。それでもあの震災から四年後のいま、鉄道での復旧を断念した路線もあるなかで、こうやって再び列車でこの女川へ到達できたことに、鉄道好きとしては感慨深いものがありました。今年の3月に全線での運転を再開した石巻線、この鉄路の復活が復興の推進に繋がり、女川の町に活気が戻ることを願っています。

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女川で折り返し、石巻を経て小牛田方面へ上ると、
車窓に映るのは仙北平野の広大な田園風景。
このあたりはまさに宮城を代表するお米、
ササニシキやひとめぼれの産地です。
ただし最近のササニシキは生産量が少なく、
幻のお米とも言われているとか・・・。
▲15.7.29 石巻線 佳景山-前谷地(車窓から)

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前谷地は気仙沼線との分岐駅。
気仙沼線はこの前谷地と気仙沼を結ぶ路線でしたが、
震災の被害を受け、現在は前谷地~柳津間が鉄道、
柳津〜気仙沼はバス(BRT)によって運行されています。
先日にこの気仙沼線を訪れた
ソネ鉄仲間のやまびこさんレポートによると、
BRTの運転区間が前谷地まで延長されたらしく、
残された鉄道区間の存続が心配されるところ・・・ (゚ペ)ウーン…。
▲15.7.29 石巻線 前谷地(車窓から)

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女川から走り続けて一時間強、
列車は終点の小牛田に到着
(・ω・)ト-チャコ
小牛田は石巻線、東北本線の他、
鳴子温泉、新庄方面へと向かう陸羽東線も
当駅から分岐しています。
▲15.7.29 東北本線 小牛田

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小牛田で接続した東北本線はE721系
 ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ
!
この上り列車で出発地の仙台へ戻ります。
▲15.7.29 東北本線 小牛田

女川からは乗ってきた列車で折り返し、再び石巻を通って、東北本線との接続駅である小牛田まで上ってきました …((((*・o・)ノ Go!Go!。そこからさらに東北本線の上り列車へと乗り継いで仙台まで戻ると、東北仙石ライン、石巻線、東北本線を使った一周旅は完了です (=゚ω゚)ノ タライマ!。いちばんの目的だった東北仙石ラインの初乗りに加え、久しぶりとなった石巻線の乗車。いまだ車窓からは震災の爪痕が生々しく残るところも多く見られましたが、苦難を乗り越えて復旧した仙石線、石巻線に乗ったことで、あらためて鉄道旅ができる喜びをかみしめました (´ω`)シミジミ。

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ここまでのルートを地図で見るとこんな感じ。
緑が東北本線、青が仙石線、赤が石巻線で、
東北仙石ラインは仙台と石巻の間を
東北本線と仙石線を直通して結びます。
それを反時計回り(左回り)で一周してきました。

女川0834-(石巻1628D)-小牛田0947~0952-(東北2536M)-仙台1038

さて、冒頭に挙げた本来の四つの目的に加え、東北仙石ラインの完乗も果たし、今旅でもうやり残したことはありません (・o・*)シューリョー!。あとはホントに仙台から東京へと帰るだけ・・・ですが、稚内からず~っと続けてきた「青春18きっぷ」による鈍行列車乗り継ぎの旅、もうここまで来たのならば、やはりそれを最後まで貫き通しましょう! まさにラストスパートです (`・ω・´)-3フンス!。

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鈍行列車乗り継ぎ旅もラストスパート。
でもその前にちょっと腹ごしらえ。
仙台で機会があれば食べてみたかったのが、
駅構内の「からあげ蕎麦」c(゚.゚*)ソパ?。
からあげ蕎麦と言うと私のなかでは
常磐線・我孫子駅のものが思い浮かぶのですが、
駅そば通の間で仙台のからあげ蕎麦は
我孫子と双璧をなすものだと聞いています (・o・*)ホホゥ。
その気になるお味は・・・
豪快な我孫子の唐揚げに比べると
見た目も味も、ちょっと上品な印象。
でも、蕎麦は仙台の方が美味しいかな (゚д゚)ウマー!

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東北本線鈍行旅を再開
仙台から乗るのは、
福島行きの快速「仙台シティラビット」。
実は寄り道した東北仙石ラインの列車を除くと、
稚内からここまでで、これが初の快速列車です。
(゚∀゚*)オオッ!!
車両はクロスシートの719系。
▲15.7.29 東北本線 仙台

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福島で接続した郡山行きはE721系
 ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ
!
これもボックスシートに座ることができました。
▲15.7.29 東北本線 福島

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過去の経験で、郡山から先は
ロングシートの701系を覚悟していました
が、
 ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ
!
待機していた黒磯行きは
クロスシートの719系という嬉しい結果 (゚∀゚)オッ!。
これで仙台から黒磯まで
ボックスシートで車窓を楽しむことができました

ヽ(
´¬`)ノ ワ~イ♪
▲15.7.29 東北本線 郡山

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白河の関を越えて、関東へ・・・
黒磯で乗り継いだのは通勤形の205系で、
これはもちろんロングシートです

 ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ
!
▲15.7.29 東北本線 黒磯

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そしてついに宇都宮で最後の乗り換え
 ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ
!
 
今旅のラストランナーは、
宇都宮始発の湘南新宿ライン逗子行き

 
車両はおなじみのE231系で、
先頭車のボックスシートに座ります。
この電車を見ると、
東京へ帰ってきたって感じがしますね・・・。
 (=゚ω゚)ノ タライマ!
▲15.7.29 東北本線 宇都宮

「日本最北端の宗谷岬に立ってみたかった」と言うのが目的で、あとは東京へ帰るだけ・・・と言う体で稚内をスタートした今夏の旅 (゚ー゚*)テイ…。行きの飛行機が羽田から稚内までわずか二時間弱だったのに対して、帰りの鉄道乗り継ぎ旅は実に四日間もかかってしまいました(笑)。せっかくの北海道なのにお天気があまり良くなく、真の目的だった道内での寝台特急撮影は「北斗星」が曇り空「カシオペア」にいたっては土砂降りとなってしまい、撮り鉄的にはあまりパッとした成果が残せなかった今旅ですが (´・ω・`)ショボーン、そのぶん乗り鉄の方はかなり充実していたように思います (´ω`)ソーネ。実ははじめから鈍行(在来線の普通・快速列車)だけを乗り継ぐ旅にするつもりだったわけではなく、函館か青森あたりからはふつうに特急や新幹線を使おうと考えていたのですが、稚内からずっと鈍行旅を続けていると、なんだかこれを中途半端で終えるのがもったいなくなってしまい σ(・∀・`)ウーン、最終的には東京まで続けてしまうこととなりました (゚∀゚)アヒャ☆。我ながら酔狂だと思いますが、でも久しぶりに何かの達成感を味わえたような気がしています。この結果、単純に稚内から東京までの移動距離は約1588キロ* w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!、普通乗車券だと21460円もかかるところを、「青春18きっぷ」四回分の9480円+青い森&IGRの八戸~盛岡間3040円の、合計12520円で済ますことができました w(゚0゚*)w オォー!!(*礼文~北舟岡、函館~大沼の往復、東北仙石ライン・石巻線の寄り道を含まず)。最後に仙台から東京まで使い通したことで、前日(仙台に着いた時点)よりも少しだけおトク感がアップしたかな? (^皿^;)セコイネ… もちろん普通乗車券の他に特急券などが加われば、その差額はもっと大きなものになるでしょう (´艸`*)オットク~♪。ただし私の旅はエンゲル係数が高く、交通費で浮いた分はすべて飲食費で消えてしまうんですけれどね(笑)。その食の方に目を移すと、北海道旅では王道の新鮮な魚介類から、各地のご当地駅弁、そして駅そばや総菜パン、ハンバーガーなど、これもなかなかバラエティに富んでいて (゚д゚)ウマー!、ピークは東室蘭のやきとりや函館の海鮮丼あたりでしたが、旅のはじめが稚内のちくわパンと音威子府の黒い蕎麦で、旅の終わりが盛岡のじゃじゃパンと仙台のからあげ蕎麦ってところも、狙ったわけじゃないのになんだか面白い結果になりました(後半に食の水準が極端に落ちたのは、資金が底をついたってこともあるけれど・・・^^;)。
人の価値観はそれぞれだけれど、「青春18きっぷ」を使った鈍行列車の旅は決して特別なものではなく、時間と体力があれば誰にでもできるものだと思います。でも、時間に追われることが多い現代社会においては、このムダに時間を費やす鈍行スタイルこそが贅沢と言えるのかも知れませんね。四日間の夏休み、個人的にはのんびりとしたいい過ごし方ができたように思います(^^)。んじゃ、来年は・・・目指せ「18きっぷ」で西大山(JR最南端の駅)ってか!? ヾノ・∀・`)イヤイヤ…

稚内から乗り継ぐこと、ちょうど30本目の列車となった宇都宮発の湘南新宿ラインは、定刻の17時44分に帰宅ラッシュでごった返す新宿駅へと到着しました (´w`*)ドツカレサン

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仙台から6時間半で新宿着 (・ω・)ト-チャコ
普段と変わらない湘南新宿ラインからの下車ですが、
この瞬間に稚内からの乗り継ぎ旅が終わりました。
▲15.7.29 山手線(湘南新宿ライン) 新宿

仙台1104-(東北3582M)-福島1216~1226-(1142M)-郡山1313~1350-(2140M)-黒磯1453~1457-(654M)-宇都宮1547~1555-(2553Y)-新宿1744



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