ONE-shot 124 ふ、不覚っ・・・orz。 [PICK UP ONE-shot]
PICK UP ONE-shot 124 ふ、不覚っ・・・orz。
いちばんビシッと止めたい部分を
ファインダー越しにひたすら目で追いながら、
カメラを列車の速度に合わせて振り、
先日リバイバル運転された、国鉄色183系の「あずさ」。
この場合、ビシッと止めたい部分といえば
セオリー通りに、カメラを振るときは
ところが私ときたら、
と、不覚にも左のタイフォン(警笛)カバーの方に
「ハッ、イ、イカン! Σ (゚Д゚;) 」
パックリと開いた左のタイフォンカバーに
振りが合っていたのでした。orz
流し撮り、まだまだ修行が足りませぬ・・・(´・ω・`)。
13.6.22 中央本線 中野-高円寺
ONE-shot 123 E6系 甲種輸送 [PICK UP ONE-shot]
PICK UP ONE-shot 123 E6系 甲種輸送
普段は通らない在来線を経由して行われる、
秋田新幹線用 E6系の甲種輸送。
この特異な形の列車は、
できれば引き画で編成全体の構成を見せたいもの。
しかし、
「赤い新幹線」というイメージが強いE6系ですが、
実際の車体側面は白を基調としていて、
梅雨空のどんよりとした空の下で引き画を撮ると、
あまり目立たなくなってしまいそうです。
何かいい手は無いかなぁ・・・と考えながら
武蔵野線の高架に沿って歩いていると、
ちょうどウマい具合にピンポイントで、
新幹線の背景にだけ森の木々が重なる場所を発見! (゚∀゚)オッ!
タイミング的にシャッターチャンスは一回だけで、
手に汗握る緊張感でしたが、なんとか狙い通り位置に
13.6.22 武蔵野線 北朝霞-西浦和
私は過去に先代のE3系も撮影していました。
ちょっと懐かしいものの、これは今からわずか8年前のことで、
最終増備から10年足らずで、次世代の車両が出てくるとは・・・
あらためて、昨今の世代交代の早さには驚かされてしまいます
05.6.25 武蔵野線 北朝霞-西浦和
何よりもお二方の心遣いが嬉しかったです(^^)。
カンボジア・・・プノンペン駅 訪問記 [鉄道旅行記]
今週、私の仕事にしては珍しく、東南アジアへの出張が入りました。渡航先はインドシナ半島のほぼ中央に位置するカンボジア。私にとって初めて訪れる国です。
鉄である以上、まず真っ先に気になるのは、やはりその国の鉄道事情。東南アジアの鉄道というと、ソネブロ仲間のtwingo583さんが仕事でよく訪れていらっしゃるタイなどは路線や車両が充実しているようだし、インドネシアのジャカルタでは日本の中古車(東京メトロや東急の車両)が走ることで、ファンには有名。ではカンボジアはというと、事前に調べたところでは(と言ってもwikiだけどね)、国の運輸省が管轄しているカンボジア国鉄(カンボジア王立鉄道)の二路線(北線・南線)が存在していますが、70年代のカンボジア内戦で施設に大きな被害を受けた上、線路の敷石に地雷が埋設されていたり、さらに沿線がスラム化したりして立ち入りが危険な場所もあることから放置されて荒廃してしまい、長年に渡って列車の運転は行われていなかったとのこと。ようやく近年になって本格的な修復作業が進められて、一部の区間では貨物列車を中心に運転が再開し、旅客列車も週に一本程度の設定がされたものの、車両の老朽化が激しく、また、山賊に襲撃されるなどの治安問題で旅客・貨物ともに利用者は僅少。平行する国道が整備されていることから、輸送手段は鉄道よりもバスやトラックなどのクルマが主体で、鉄道は再び運休状態にあるという。そんなわけで、残念ながら現在のカンボジアで動いている列車の姿を見るのはかなり難しい様子 (´・ω・`)ショボーン。
それでも、私が訪れる首都のプノンペン(Phnom Penh)には地図を見るかぎり、今も街の中心部に駅が存在しています。たとえ営業列車はやって来なくても、駅へ行けば何かしらの鉄道にまつわるものがあるハズ。せっかく与えられた海外渡航の機会、鉄道ブロガーとしては一つでも鉄ネタを拾ってきたいものです。今回の出張は現地二泊三日の強行スケジュールで、プノンペンの滞在は一日。仕事の合間に与えられたわずかな自由時間で、同行者がお土産を求めてマーケットなどへ向かうなか、ひとり私はプノンペン駅を目指してみることにしました。
6月18日(火)
カンボジア滞在二日目のこの日は、午前中に二時間程度の余裕があります。はたしてこの時間内でホテルから駅へ往復できるのか、とりあえずスマホの地図アプリで調べてみると、宿泊しているホテルからプノンペン駅までは意外と近くて、約一キロといったところ。これならば徒歩で片道20分もあれば到達できそうです。さっそくスマホを片手にホテルをスタート (/*´∀`)o レッツラゴー♪。
街角で地図を広げて悩まなくても、
スマホで目的地の場所が容易に検索できます。
う~ん、便利になったものだなぁ・・・。
熱帯気候のカンボジアは、常に30度を超える気温と高い湿度で、かなりムシ暑い。歩きはじめて10分も経たないうちに、もう汗だくだく 。゚(;´д`A)アヂィ・・・。それでも雨期にあたる今の時期に雨が降っていないだけ、まだマシです。噴き出る汗を拭いながらも順調に歩みを進め、目的地の駅まではあと少し。ところがここへきて、交通量の激しい大きな幹線道路が横切り、行く手を阻まれてしまいました。さらに先へ行くにはこの道路を渡らなくてはならないのですが・・・困ったことに、あたりには歩行者信号が見当たらない。<(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ
交通量の多いカンボジアの幹線道路。
ラッシュ時などではなく、常にこんな感じで、
クルマよりもバイクの多さに驚かされます。
仕方なく、ここを渡れる歩行者信号か歩道橋などを求めて、しばらく駅へ向かうルートから外れて幹線道路沿いを歩いてみるも、安全に渡れそうな箇所がいっこうにありません。それどころか、やがてこの道には歩道すらなくなってきてしまい、何台ものバイクが私の肩をかすめるように飛ばしてゆきます。これはスリリングで、かなり怖い ヒイイィィィ((((((((lll゚Д゚)))))))) 。そんななか、ようやく見つけたのは・・・なんと、信号機の無い横断歩道 Σ(゚Д゚;)エエッ!? 。 この片側三車線で環七並みの交通量がある道路で手を挙げて渡れってか!? こんなの松崎真だって絶対無理だろ!オーダンホドーハo( ´ ∇ ` )ノ テヲアゲテ~♪ ためしに渡る意志を示しつつ横断歩道脇へ立ってみますが、当然のごとくクルマやバイクが止まってくれる気配などまるでナシ ━─━─━ゼッタイ、ムリポ_| ̄|○━─━─━。渡りたくても渡れない道路を目の前に、ボー然と立ち尽くしていると、そこへ一台のトゥクトゥク(バイクの簡易タクシー)が停まり、「どこへ行くんだ? 乗らないか?」と声をかけてきました。このままずっと渡れなくては埒があかないし、暑さによる疲労もあるので、ここは素直にトゥクトゥクを利用することにしましょう。でもその前に料金交渉を。タイやベトナムなどの近隣国と同様に、ここカンボジアでもタクシーや、このトゥクトゥクを利用する際にはあらかじめ料金を交渉して決めておかなくてはなりません。そうでないと、降りるときになって高い料金をふっかけられる恐れがあるからです。そこで、「駅まで行きたいんだけど、いくら?」と尋ねると、運転手のにーちゃんは二本指を立てて「ちゅーだらー(2ドル)」とのこと。カンボジアには独自の「リエル」という通貨が存在しますが、外国人の多い観光地やプノンペンのような大都市ではUSドルも流通していて、旅行者はそちらを使うのが一般的。駅まで一キロ弱の距離で2ドルという料金は、はたして現地の感覚で高いのか安いのか解りませんが、現在(6/18)の1ドルは98円なので2ドルでも200円以下。考えてみたら都バスの料金(210円)より安いのか・・・。私はうなずいて交渉成立。
トゥクトゥクに乗って、プノンペンの街を走ります。
ちょっと生暖かいけれど、風が気持ちいい~ヽ(〃'▽'〃)ノ♪
やがて道の先に、瀟洒な白亜の建物が見えてきました。
乗車からわずか5分足らず。道路を渡れずにしばらく立ち尽くしていたのがアホらしくなるくらい、あっけなく私を乗せたトゥクトゥクは目的のプノンペン駅に到着。こんなことならホテルから直接トゥクトゥクに乗ってくればよかったよ・・・(´∀`;)ヤレヤレ。
立派な西洋建築のプノンペン駅。
駅の詳しい歴史は解りませんが、
カンボジアの鉄道はフランス植民地である仏領インドシナ時代の
1932年にこのプノンペンからプルサトまでが開業しており、
おそらくこの駅舎も、その開業時に建てられたものではないかと思われます。
カンボジア国鉄 プノンペン
トゥクトゥクを降りて、さっそく駅舎へと向かおうとすると、突然、何人かのゴツい男たちに呼び止められます。実は休止状態となっているプノンペン駅はホームレスの巣窟と化していて、あまり治安がよくないらしい。そんな情報を得ていたことから、男たちに声をかけられたことで一瞬たじろいでしまいます ((゚ω゚;))ビクビク 。でも、「バタンパン」とか「プルサト」などと街の名前を連呼する彼らは、ホームレスではなくタクシーの運転手。走っていない列車の代わりにオレのクルマを利用しろとのことなのですが、もちろん私の目的は駅の訪問だけなので、手や首を横に振って拒否します。そんな彼らを振り切って駅舎へ近づくと、今度は視界に真の(?)ホームレスの姿が飛び込んできました。これにはさすがに近づくのを躊躇してしまいますが、カメラを持ってウロウロしている私を見ても向こうは特に興味を示す様子はないし、直接彼らを写真に撮るなどといった挑発的な態度を取らなければ、おそらく大丈夫だろうと判断。勇気を持って駅の撮影へ臨みます。(結果から言うと、恐れていたようなことは何も起こりませんでしたが、カンボジアだけでなく海外では予想外のことも起こりえますので、常に細心の注意を払う必要があります)。
大きな袋を担ぐ女性の向こうに、
駅舎にたむろするホームレスらしき人たちの姿が見えます。
しかし駅舎の入り口はシャッターが閉められており、簡単に構内へは入れない状況で、改札やプラットホームの様子などはそのシャッター越しにしか眺めることができません。ホームレスたちも駅舎内ではなく、その手前にある軒下を寝床にしています。その閉じられたシャッターの隙間から覗くと・・・おや?駅舎のなかにも寝ている人がいるぞ?
現在は列車の運転がなく、ガランとした駅舎内。
待合室と思わしき場所のベンチには、
男性がハンモックを吊るして眠っていました。
彼もホームレスの一人かと思いきや、よく見ると身なりがしっかりとしていて、明らかに軒下のホームレスとは違います。同様に駅舎内で寝ていた何人かも含め、おそらく彼らはこの駅を管理している軍の者か、もしくは今も進められている鉄道再生事業の労働関係者あたりだと思われます(推測ですが)。そして寝ている彼の先に目をやると、シャッター越しに黄色い鉄道車両の姿が見えるではありませんか!(゚∀゚)オッ!
シャッターで閉ざされたかつての改札口の向こうにはプラットホームがあり、
その構内の側線には黄色いDLが同色の貨車を連ねて留置されていました。
機関車をクローズアップしてみると、
「BB1060」のナンバープレートが読み取れます。
(トリミング済み)
ホーム脇に留置されていたのは、BB1060形という中国製のディーゼル機関車。しばらく運転が行えずに車両の老朽化が伝えられていたカンボジアの鉄道にしては、まさに予想外とも言うべき、新しくてモダンな形をした車両です。実はこのBB1060は2005年に製造された最新型にもかかわらず、現在はほとんど運転されていない「宝の持ち腐れ」状態。しかし近い将来にカンボジアの鉄路は国内の再生のみならず、隣国タイとの連結計画、さらにベトナムまで路線を延長する計画もあり、それが完成した場合には各国を経て、中国・タイ・ベトナム・マレーシア・シンガポールの鉄道とも連絡が取れることとなり、「東南アジア横断鉄道」といった夢も膨らみます。その暁には、この中国製のBB1060に活躍の場が与えられるのではないでしょうか。そしてこのプノンペン駅にも、活気が戻ってくることを期待したいものです。
せっかくなら、もう少しスッキリとBB1060が
撮れるところは無いかと移動してみるも、
敷地外からだと、やはりこの程度が限界か・・・。
それにしても、なにか鉄道にまつわるものがあればいいな・・・・といった程度の期待で訪れたプノンペン駅ですが、留置中のディーゼル機関車が見られるとは、思わぬ収穫でした。ただ、この機関車はちょっと新しすぎて、私が勝手に思い描いていた「運休により朽ち果てて、味の出たカンボジアの車両」というイメージとは、だいぶかけ離れていました(そんなのを期待するのは失礼なんですけれどね・・・^^;)。 そこで、もう少し面白いものは見つけられないかと、さらに駅の周囲を回ってみることに。すると・・・
柵の向こうに見えるのは・・・SL!?
近づいて見ると、たしかに蒸気機関車でした。
wikiによるとこれは136-106という形式の機関車で、
軸配置は日本式で言うところの1-C-1、プレーリー形。
秩父鉄道で活躍しているC58形に似ています。
敷地内の南側には、静態保存の蒸気機関車・136-106が鎮座していました。赤錆なのか、それとも元々こんな色なのかはわかりませんが、野ざらしの割には状態がよく、テンダーの補強柵(?)などが独特で、なかなかいい感じ。静態の保存機関車ではあるものの、少なくても先ほどの黄色いBB1060よりは、私のカンボジアのイメージに近い気がします。一般道に近い場所にあるSLは、上写真のように低い柵の外側からでもじゅうぶんきれいに撮影できるのですが、できればもっと近づいて、運転室まわりやテンダーなどをよく見てみたい。厳重なシャッターで閉ざされていた駅舎には入ることができなかったけれど、見たところこのSLは半ば公開展示的な保存状態だし、理由を説明すれば近くで見せてもらえそうな気がします。しかし、このSL近くで警備していた門番に交渉してみるも、答えはピシャリと「NO!」 (乂・д・´)ダメッ! 。 撮影したければ敷地外からしろとのこと。考えてみればそれは当然のことで、たとえ現在は休止中であっても、ここは国鉄という国が管理する敷地のひとつで、少なくとも外国人がそうたやすく入れる場所ではないのです。門番なんて軽々しく呼んでしまった彼も実は国を守る軍の兵士であって、敷地外のアングルを模索して右往左往するワケノワカラナイ日本人に対し、自動小銃を片手に目を光らせているのでした (`・ω・´)ゝ キリッ 。
SLと門番・・・いや、警備の兵士をギリギリ敷地外から撮影。
「一歩でも門の中に入ったら、自動小銃を構えるぞ!」
って、そんなことはありません。
・・・たぶん。
時間的にそろそろ戻らなくてはならず、これにて駅散策は終了。駅舎やSLなど、敷地外からではあったものの、鉄的なカンボジア観光のいい記録ができました。しかし、閉ざされた駅に留置されているDLや静態展示のSLなどはいくら撮ったところで、満足というよりも虚しさが募るのみです。やはり動いている列車、そしてそれを利用するための旅客が行きかう駅の姿。そんなシーンが見てみたい。復旧工事が進められているカンボジアの鉄道には、その活気を取り戻す可能性がじゅうぶんに見えています。何年後かに再びこの場所を訪れたとき、今度はホームレスではなく、楽しげな旅客の姿で賑わっていることを願っています。
散策していたらノドがカラカラになってしまったので、
駅前にいたジュース売りのにーちゃんから一杯買い求めます。
せっかくなら、コーラやファンタじゃ面白くないので、
現地のクメール語が書かれた毒々しい色の飲み物を選択。
にーちゃんは「オレンジジュース」だと言っていたけれど、
果汁0%、合成着色料・甘味料100%のような、
とてもケミカルな味のジュースでした。
こういうのキライじゃないけれどね・・・(^^;)
さて、駅前でジュースを飲んだ後にホテルへと戻り(もちろんトゥクトゥクで)、汗だくとなった洋服を着替えて午後の仕事に臨みます。何人かの同行者とともに迎えのマイクロバスで移動すると、走ってゆくのは先ほどのプノンペン駅方向。なんと仕事で訪れた会議室はプノンペン駅の真ん前だったのです。しかもそのビルからはこんな眺望が広がっているではありませんか!w(゚∀゚)wオオッ!
プノンペン駅に留置されている、
BB1060を先頭にした黄色い貨物列車編成が一望!
道路にトゥクトゥクが走ってくるタイミングを見計らって、
シャッターを切ってみました。
カンボジア国鉄 プノンペン
実は会議が行われたのは、あまり眺望の利かない二階の部屋だったのですが、仕事後に無理を言って、五階の空き部屋からこのカットを撮らせてもらっちゃいました。でも、こんなところでカンボジア鉄道の俯瞰撮影ができるなんて、これも鉄運があると言っていいのかもしれません (^^)。
☆おまけのカンボジア・ダイジェスト☆
鉄道に特化したこのブログ。本編ではプノンペン駅を中心にお伝えしましたが、前日には世界遺産で有名なシェムリアップのアンコールワットなどを観光してきました。ここではその様子をちょこっとだけご紹介したいと思います。
6月16日(日)
東京・成田(NRT)1100-(JL717)-タイ・バンコク(BKK)1540
タイ・バンコク(BKK)1720-(PG907)-カンボジア・シェムリアップ(REP)1815
バンコクからシェムリアップまで乗った飛行機は、
魚のイラストが描かれた、小型のプロペラ機でした。
上は12世紀前半のアンコール王朝時代に
ヒンドゥー教寺院として建立されたアンコールワット。
下は12世紀後半に建設されたといわれているアンコールトム。
どちらもそのスケールの大きさと緻密な壁画(回廊レリーフ)などに
圧倒されてしまいました。
私はあまり信仰心などないけれど、
石仏や壁画などに囲まれた空間に身を置くと、
なんだか心が落ち着くように感じます。
ただし、まわりを熱帯雨林に囲まれているので蒸し暑く、
アンコールワットの塔の上まで上がるのはキツかった~(^^;)
シェムリアップでの食事処はよく解らなかったので、
トゥクトゥクの運ちゃんに「美味しいところに行きたい」というと、
連れて行ってくれたのが、飾り気のない大衆食堂。
メニューが読めず、とりあえず店のおススメを注文しましたが、
ここで食べた麺(クイティウ)や炒飯(バーイチャー)は絶品でした。
また、それがカンボジアビールに合うんだなぁ・・・。
チョー(゚д゚)ウマー
6月17日(月)
シェムリアップ(REP)1640-(K6108)-プノンペン(PNH)1725
6月18日(火)~19(水)
カンボジア・プノンペン(PNH)1910-(PG936)-タイ・バンコク(BKK)2020
タイ・バンコク(BKK)2320-(JL718)-東京・成田(NRT)0735
ONE-shot 122 あじさい [PICK UP ONE-shot]
PICK UP ONE-shot 122 あじさい
梅雨時といえば、やはり紫陽花は欠かせません。
しかし、写真を見てお気づきの方も多いと思いますが、
この撮影場所は前回の「ONE-shot 121」で
都電と「みどりの山手線」のコラボを撮った大塚の駅前。
狙いは異なれども、同じ場所では芸が無いと思い、
車窓からこまめにチェックしたり、
沿線を少し歩いたりしてみたものの、
線路脇に紫陽花はあっても、
フェンスなどに阻まれたりしてウマく撮れず、
結局、この大塚駅前に落ち着いてしまいました。
鮮やかに色づいた紫陽花と「みどりの山手線」。
どんよりとした梅雨空に彩を演出する、
今年限定のコラボです。
13.6.14 山手線 大塚
ところで、
この「紫陽花コラボ」の撮影地を探している最中、
(;´д`)「あ〜、山手線のどこかに紫陽花が無いかな〜」
と、私が思わずつぶやくと、
それを何気なく聞いた同僚からは、
「え?山手線にアジサイなんていくらでもあるじゃん」ヾ(・∀・)
などという、驚くべき返しが。
( =゚ω゚=)-3 「なぬ!? どこどこ? どこにあるのよ!?」
「ん〜そうねえ、例えば近場だと、目黒とか、渋谷とか」(´ω`*)
(;゚□゚)「目黒?渋谷?? 原宿じゃなくて!?」
普段は立ち入れない原宿の臨時ホーム(明治神宮側)の花壇に
紫陽花があるのは知っていましたが (あまり絵にならなかった)、
目黒や渋谷などは、まったく思い当たりません。
そこで、さらに問いただしてみると・・・
「オレ、今週忙しくて二回もそこで昼メシ食ったよ」(・∀・)ニヤニヤ
とのこと。
(;・ω・)ンン?? 「昼メシ? あじさい・・・( ゚д゚)ハッ!
それって立ち食いそば屋じゃねーか!」ヽ(# `Д´)ノ ムキーッ!
「”あじさい” に間違いないじゃ〜ん」(゚∀゚)アヒャヒャヒャヒャ
彼が言う「あじさい」とは、
首都圏を中心とした駅の構内で営業している、
NRE系列の駅そばスタンドのことでした
(正式には「あじさい茶屋」)。
スミマセン、
関東人にしか解らないようなネタで・・・(^^;)
13.6.14 山手線 渋谷
いすみ鉄道・・・キハ52+28 撮影記 [鉄道写真撮影記]
千葉の房総半島を走る、第三セクター路線「いすみ鉄道」。この鉄道では2011年から集客の目玉として、懐かしい元・国鉄型気動車(ディーゼルカー)である「キハ52」を観光列車として導入し、週末を中心に運転しています。この奇抜な戦略は功を奏し、単なるローカル線のひとつに過ぎなかったいすみ鉄道が、今では一躍ファンが注目する人気路線へと変貌。私も何度かそのキハ52を目当てにいすみ鉄道を訪れて、このブログでもご紹介しています。そんないすみ鉄道の観光列車(急行)に、今春から新たな仲間が加わりました。それはキハ52と同じ元・国鉄型気動車の「キハ28」。ただし同じ国鉄型といっても、今までのキハ52が「一般形」と呼ばれる普通列車タイプの車両だったのに対し、今回導入されたキハ28はかつて急行などの優等列車に使用されていた「急行形」で、こちらもキハ52同様・・・いや、もしかしたらそれ以上に、ファンの人気を博した名車でした。
北は北海道から、南は九州まで。
仕様を変えながら各地で活躍したキハ58グループ。
キハ28はキハ58の駆動用搭載エンジンが一基のタイプで、
通常はエンジンが二基のキハ58とペアで組まれることが多かったのですが、
晩年の普通列車格下げでは、一般型のキハ52などと組まれたことも。
上 キハ53-500 90.12 深名線 朱鞠内
下 キハ58+28 06.10 花輪線 八幡平-湯瀬温泉
しかし国鉄を引き継いだJRでは、特急列車の多様化や快速列車の高速化などにより、急行という種別自体が衰退。本来は急行形であるキハ28を含めた、いわゆる「キハ58グループ」は、ローカル線での普通列車運用などに格下げされて細々と活躍を続けてきましたが、今から二年前の2011年3月、高山線北部の普通列車運用を最後に全車が運転を終了。その最後まで現役で残った四両のうちの一台が、今回いすみ鉄道へやってきたキハ28 2346です。もう見ることは叶わないと思われたキハ28の勇姿が、房総の地で復活するなんて・・・これがファンに歓迎されないはずがありません。
( ・ω・)ノ【大】【歓】【迎】ヽ(・ω・ )
高山線で活躍していたキハ28 2346(右側の車両)。
このときはワインレッドに白帯の
通称「高岡色」に塗られていました。
同車はいすみ鉄道へ移籍する際に、
国鉄急行色への復刻が施されています。
10.8.2 高山本線 婦中鵜坂(当時)-西富山(再掲)
これにより、今まではキハ52一両の単行運転だったいすみ鉄道の観光急行はキハ52+キハ28の二両編成となり、魅力も倍増。さっそく私も3月のキハ28デビューとともに撮影へ訪れたかったところですが、春のいすみ鉄道といえば、桜や菜の花が咲き乱れる観光のトップシーズン。そこへキハ28のデビューとくれば沿線撮影地の混雑は必至です。まあ、焦らずに少し混雑が落ち着くまで待とう・・・そう考えているうちに、早くもキハ28の運転開始から三ヶ月が過ぎてしまいました。
そんな、もうそろそろファンの熱も落ち着いたかな? と、思っていた矢先、某社長さんのブログ情報によると、6月のキハによる観光急行はヘッドマークを取り付けずに運転するとのこと。ファン心理とは実にワガママ複雑なもので、マークなど付いていない普通の車両に特別なマークが掲げられると喜ぶのに、常にマークが付いている観光急行になると、マーク無しの方がシンプルでいいとほざきます。今月のマーク無しは、まさにそのファンの要望に答えたような形で実現。それにしても、前回お伝えした秩父鉄道の「JNRデフ」も6月限定の装備で、あまり集客が見込めない梅雨時をいかにして乗り切るか、各社あれこれいろんな策を考えるものですね・・・(^^;)。かくいう私もその策にハマってしまった一人で、前週の秩父鉄道に続き、今回はいすみ鉄道にマーク無しのキハ28狙いで、繰り出すことにしました。
6月9日(日)
国鉄型キハの観光急行が運転されるようになってから、私がいすみ鉄道を訪れるのはこれで三度目。最初は高速バスでいすみ鉄道沿線の中心地である大多喜へダイレクトに入り、二度目はJR外房線の大原からいすみ鉄道へと乗り継ぐルートでしたが、今回は初回と同様に東京駅からの高速バスで大多喜までやってきました。実は鉄である以上、やはり列車を乗り継いで行くべきと考えていたのですが、列車利用で観光急行通過前の9時半までに大多喜へ着こうとすると、ウチの最寄り駅を5時過ぎに出なくてはなりません。それでもはじめは列車で行くつもりでした。しかし、前夜の飲み会での深酒が祟って見事に寝坊(気付いたら6時だった・・・Σ(・ω・´;)ハッ! )。いっぽうの高速バスは東京駅7時45分発で、ウチを一時間前の6時45分に出れば余裕で間に合います。
今回は時間的な都合から高速バスを利用しました。
京成バス 大多喜停留所
ところが、梅雨時のわりには薄曇りで比較的お出かけ日和となった日曜日は、東京湾横断道路のアクアラインが混雑気味。高速バスルートは便利で早いのですが、渋滞などにハマると時間が読めないのが最大の欠点です。案の定、海ほたるパーキングエリア付近でのノロノロ運転が響いて、大多喜バス停には定刻の15分延の9時20分着。
東京駅八重洲口前0745-(京成バス)-大多喜0920(定刻0906)
わずか15分、されど15分。寝坊した自分が言えた義理ではありませんが、この15分遅れはけっこう大きい。というのも、次の国鉄型キハが使用される下り101Dの大多喜発車時刻は10時03分。大多喜バス停から大多喜駅までは徒歩で15分ほどの距離があり、そこからさらに撮影地まで行くことを考えると、もうギリギリです。大多喜城の城下町として栄えた趣ある大多喜の町を小走りで抜け、早くも汗だくになった私が飛び込んだのは、大多喜駅・・・の前にある観光案内所(観光本陣)。実はこの案内所では、一日300円ほどで自転車を貸してくれるのです。しかしその自転車の保有台数は僅か8台。案内所のオープンは9時で、私が焦っていた理由はここにもありました。幸い、残り4台のうちの一台を無事にゲット。しかも嬉しいことに電動アシスト付き自転車です ( ̄∀ ̄ )ラッキィ 。
大多喜駅前の観光案内所でお借りすることができる、
レンタサイクルは大人用8台(うち2台は電動アシスト付き)、
子供用2台が用意されており、一日300円です。
手続きを終えて自転車をお借りし、大多喜駅前を出発できたのは9時45分。キハの大多喜発車までは、あと20分もありません。ここからわずかな時間で撮影地を目指し、自転車を走らせます ε=ε=ε=┏(# ゚Д゚)┛ウオオォォォォー!(さすがに一行AAで自転車の表現はムズイね ^^;)。
そうだ、こんなときは電動アシストがきっと力になってくれるハズ。ためしにスイッチオン!m9(・∀・)ポチットナ ・・・あれ?全然軽くならないし、なんだか赤いランプが点滅しているぞ (・ω・;)ンン?? これって、ひょっとして・・・充電されていないじゃん il||li_| ̄|○il||li 。 なんだよー!充電されていない電チャなんて、逆にバッテリーのぶん重いだけじゃないか!ヽ(`Д´#)ノ ムキーッ! とはいえ、観光案内所に戻って交換してくる時間的な余裕はないし、多少重くたって徒歩よりはずっと楽。とりあえず、このまま電動のスイッチをオフに戻して、撮影地へ向かうこととしました。お目当てのポイントまでは10分ほどで到着。先客への挨拶もそこそこにカメラをセッティングすると、程なくして傍らの踏切が鳴りだしました。
小さな祠をかすめて
初夏の田園を行く、国鉄色キハ二連。
いすみ鉄道 大多喜-小谷松
ホッ、間に合った・・・ε-(´ο`*)ホッ 。そう、私がまず目指していたのは線路脇に小さな祠があることから「祠ポイント」などと呼ばれる、有名な撮影地です。キハ28導入前、つまり昨年度までの観光急行の運転範囲は、路線全体の東側にあたる大原と大多喜の間が主体で、大多喜より西にあるこの祠ポイントでは臨時列車としての運転でないと、国鉄型キハを見ることができませんでした。しかし今年3月に行われたダイヤ改正以降は国鉄型キハの運用範囲が大原から上総中野までのいすみ鉄道全線にまで広げられ(観光急行は今まで通り大原~大多喜での運転で、大多喜~上総中野は普通列車扱い)、今まではなかなか撮影機会のなかった大多喜~上総中野で国鉄型キハの撮影が、容易にできるようになったのです。そこで今回は大多喜より西側で撮ることに集中し、その手はじめにまずはこの祠ポイントを選んでみました。それにしても初撮影のこの場所、意外と二両をウマく納めるのって難しいものですね・・・(-"-;)ウーム 。割り切って画面右側の二両目は祠やイチョウの木と重ねてしまいましたが、考えてみたら今回の主役はその二両目のキハ28の方だったっけ・・・(^^;)。でも、何となくのどかさが伝わる一枚になったから、まあ、いいか。これで祠ポイントは撤収。せっかくいい撮影ポイントへ来たのに、わずか一列車、ワンカットだけ・・・?とお思いの方もいらっしゃるでしょうが、この大多喜以西の区間は運転本数が少なく、次は一時間以上も列車はありません。そして徒歩鉄にとって、この閑散区間での移動に大きく役立つのが、私が今回利用したレンタサイクルなのです。その自転車にまたがって、次の撮影地へと向かいます。
周囲に紫陽花が咲き乱れる駅、小谷松。
いすみ鉄道 小谷松
次に考えていた撮影地へ行く前に、ちょっと気になって立ち寄ってみたのが、小さな無人駅の小谷松。ここはこの季節、ホーム脇に紫陽花が咲くことで有名な駅です。時期的には少し早いかなと思い、もし咲いていなかったら先へ進もうと考えていたのですが、実際に見てみるとまずまずの咲きっぷり。残念ながら肝心の線路際が少し寂しいものの、咲いているだけでもありがたいと思うことにし、ここで先ほどの折り返しで戻ってくるキハと、この紫陽花を絡めて撮ってゆくことにしました。
ところで、こういう風に花の咲きがまちまちの場合には、いっそのこと形のよい花に思いっきり寄って、花ボケ(手前の花をボカして、奥の列車にピントを合わせる)か、花ピン(逆に花にピントを合わせて奥の列車をボカす)で撮り、なるべく寂しいところを目立たせないという方法もあります。しかし、ここは自分以外にも多くの同業者(といっても10人程度)が集まり、なかには広角レンズで構えていらっしゃる方もおられます。そこで一人だけ前へ出て花に寄って撮影・・・なんてことは慎むべきで、ここは潔く花ボケなど諦め、与えられた条件の範囲で楽しむことが第一です (^^)。
天気は晴れたり曇ったりを繰り返すなか、やはり紫陽花は晴天よりも曇天の方がサマになるので、今回ばかりは曇ってくれる方に祈りながら待つことしばし、やがて新緑の木々の向こうからツートンカラーの国鉄急行色が見えてきました。
小さな小谷松駅にキハ28がすべり込みました。
わずか二両でも、ホームの有効長ギリギリ。
鮮やかな紫陽花を横目に見ながら、
小谷松を発車してゆく国鉄形キハの普通列車。
力強いエンジン音が響き渡ります。
ああ、ホントに生きている急行色キハ58(28)を、また撮れる機会に恵まれるなんて・・・もう、感動モノです!☆。*゚+.*.。ヒデキ(´∀`)カンゲキィ+..。*゚+☆ 。空もウマい具合に曇り、しっとりとした紫陽花と新緑が、いい感じに国鉄色を引き立ててくれました。
すぐに振り返って、キハ52側も。
咄嗟とはいえ、もう少し、右側に入った住宅の処理を
なんとかしたかったところ・・・。
ちなみに、いすみでマーク無しのキハ52を撮るのは
これが初めてです。
いすみ鉄道 小谷松(後追い)
先ほどの祠ポイント同様、ここでも一列車のみを撮影して移動します。次に向かう場所が、今回いちばん行ってみたいと思っていた撮影地になるのですが、そこはこの小谷松から3.5駅分(三駅目と四駅目の間にあるため)も進まなくてはなりません。距離的には6キロ弱とたいしたことはないけれど、実際に走ってみるとけっこうアップダウンが激しくて意外とキツい。上り坂の傾斜はそれほど急ではなく、ゆるーい坂が長々と続く感じで、むしろボディブローのようにじわじわと疲れが蓄積されてきます。ああ、ちゃんと電動アシストが使えれば、もっと楽に上れたんだろうになぁ・・・(´д`;)ハアア…。本来はここで道路に沿った夷隅川の渓谷美などをご紹介するべきなのですが、体力は失われ、さらに列車の時刻が迫ってきているという焦りもあり、途中で自転車を停めて写真を撮っているような余裕など無くなっていました。う~む、東富山での徒歩鉄といい、なんだか最近はこんなんばっかのような気がする・・・。キハがお目当ての撮影地を通過するまで残り10分を切った頃、ようやく最後の上り坂へとさしかかります。はたして間に合うのか!?
緑に包まれた深い谷を慎重に進む、二両の国鉄型キハ。
いすみ鉄道 総元-西畑
なんとか辿り着くことができました~\(T▽T)/ヤターッ! カメラを出した数分後には、もうキハのタイフォン(警笛)が聞こえてくるという、まさにギリギリセーフ。このポイントには小谷松でもご一緒された同業者さんがクルマで先着されていて、自転車で駆けつけた私を見ると、とても驚かれていました w(゚o゚)wウワォ! 。 でも苦労した甲斐があり、キハを山深い雄大な俯瞰ポイントで撮ることができて、大満足です v(^^) 。その後、同業者さんは上総中野での国鉄型キハと小湊キハの並びを撮るのだと言い、颯爽とクルマで去ってゆきました。では私はというと、計画ではすぐに大多喜へ戻って自転車を返却し、今度はキハ28の乗り鉄を楽しもう・・・などと考えていたのですが、思ったよりもチャリ鉄はハードですぐには体力が復活せず、とてもキハの発車時刻までに大多喜へ戻れる自信がありません。ここは無理をせずに乗車の方は諦め、30分後に戻ってくる同編成をもう一発、この俯瞰ポイントから撮ることにしました。でもその前に、失った体力を復活させるための、腹ごしらえを・・・。
この日のランチは撮影地で、うなぎ弁当~♪
カバンから取り出したのは、パックに入ったウナギ弁当。一体、これはどこで手に入れたのかというと、実は先ほどの小谷松駅で「いすみ鉄道応援団」という黄色いシャツを着た方々が、出張販売に来られていたのでした。お話を聞くと、休日の有名撮影ポイントなどで撮り鉄向けに弁当や菓子類などを販売して回っているのだとか。日によって出没場所はまちまちで、出会えるかどうかはそのとき次第ですが、このウナギ弁当自体は通常、国吉駅で売られているモノと同じだそうで、ひとつ500円という良心的なお値段。掛紙を見ると地元のお魚屋さんが作られているらしく、とても美味しくいただきました。あ、もちろん、このあとも自転車を運転するので、お弁当のお供にビールなどは飲んでいませんよ~(というか、山深いこのあたりに、アルコール類を売っているお店などありませんし・・・)。
景色を眺めながら弁当を食べていると適度に時間は潰れ、まもなく先ほどの列車が戻ってくる時間となりました。同じポイントから同じように撮ってもツマラナイので、少しだけアングルを変えて臨みます。山間で姿は見えず、ディーゼルの唸り音だけが頼りです。
山の谷間に架けられたガーダー橋上に
キハ28が顔を出しました。
これは房総半島というより、
まるで只見線か米坂線のような情景です。
いすみ鉄道 西畑-総元
ヨコ位置にしてもう一枚。
ゆっくりと走るキハは、アングルを変える余裕があります。
原風景にベストマッチした国鉄色凸凹コンビ。
やはりこの配色は秀逸だと思わずにはいられません。
山のなかを行くキハの感動が再び!ヤッパ(´∀`)イイネ~♪ 同じような感想になりますが、これが現代の房総半島で見られるシーンとは、本当に驚かされてしまいます。紫陽花のときとは逆に今度は曇り空なのが残念ですが、やはり空を入れた方が絵に奥行きが出てくれるように思います。次に訪れるときは真っ青な晴天下で撮影してみたいものですね。
これで国鉄型キハの撮影は終了です。行きと同じ道を通って大多喜へ戻ることになりますが、心なしか帰りの方が、上り坂でもペダルが軽く感じられました。ウナギ弁当パワーかな?(o≧▽^)┘ガッツ!
出発地点の大多喜駅へと戻ってきました。
俯瞰撮影地からの所要時間は約45分。
いすみ鉄道 デンタルサポート大多喜
往路はバスで大多喜まで来てしまい、
今回はまったくいすみ鉄道に貢献していないので、
少しお土産を買って帰りましょう。
キハ52がパッケージに描かれた「キハカレー」、
そしていすみ鉄道名物の「い鐵揚げ」。
この「い鉄揚げ」はホントにやみつきにあるお味で、
私は訪れるたびに買って帰ります。
新作のソース味はビールのお供にピッタリ!
もう一袋買ってくればよかった・・・。
帰りはもちろん鉄道利用。
大多喜のホームに入ってきた大原行きは、キハ350。
なんとコイツは新型なのに、
あえてデザインを国鉄形のキハ52に似せて作ったという、
ちょっと遊び心のある車両です (^▽^)オモロイ 。
いすみ鉄道 大多喜
そんなキハ350ですが、
室内はボックスシートのキハ52とは異なり、
青いモケットのロングシート仕様です。
国鉄型キハは、このあともう一往復の運転が残っています(大原~上総中野~大多喜)。しかし私は夕方から都内で別件の所用があるため、撮影はここで終了。半日程度の短い撮影時間でしたが、祠ポイントに始まり、小谷松の紫陽花、そして総元の俯瞰ポイントと、いろいろなアングルでキハの撮影を楽しむことができました。小谷松同様に紫陽花の咲く駅として有名な国吉などでも降りてみたかったところですが、ここはまた来年にでも訪れることにしましょう。それにしても、この日撮ったキハの写真でしっかりと顔が写っているのは小谷松でのカットだけ。ヘッドマークの有無、あまり意味ないじゃん・・・(´∀`;)
国吉駅に保存されているのは
昨年まで久留里線で活躍していたキハ30。
こちらも保存状態で見るのは今回が初めてです。
ちなみに左のホーム上にちょろっと見える白い花は紫陽花です。
いすみ鉄道 国吉(後方の車窓から)
終点の大原では、国鉄形キハの観光急行が待機中。
私が乗っている列車が到着すると同時に
発車するダイヤとなっています。
いすみ鉄道 大原(前方の車窓から)
先ほど小谷松で見たときとは異なり、
「急行」幕を掲出したキハ28。
やはり急行型キハには、この急行表示が合います。
いすみ鉄道 大原
大多喜1324-(いすみ62D)-大原1352~1439-(外房270M)-蘇我1541~1549-(京葉1522A)-東京1630
秩父鉄道・・・「JNRデフ」のC58 363 撮影記 [鉄道写真撮影記]
「首都圏からもっとも近い、SLの走る鉄道路線」として知られる埼玉の地方私鉄、秩父鉄道。しかし私はといえば、幾度となく訪れているにもかかわらず、SL(蒸気機関車)をメインに撮ることはほとんどありませんでした。というのも、以前にも書いたように私は蒸気機関車の現役時代をほとんど知らない世代で、決してキライというわけではないけれど、どちらかといえば蒸気機関車よりも電気機関車や電車、気動車の方に心が惹かれます。なので、私が秩父鉄道を訪れる目的は、元・国鉄通勤型電車の101系(現・秩父鉄道1000系)か、SLの不具合などで代走となる電気機関車の撮影ばかり。最近では沿線の桜を求めて4月に訪ねていますが、そのときもSL列車の運転日だったことすら知らなかったほど。ところが先日、秩父鉄道の公開イベントでお披露目となったSLことC58 363には、そんな私でさえ思わず心動かされるような、驚きの装備が施されていました。それが「JNRデフ(正式には「JNRマーク」入りの後藤工場タイプ)」。「デフ」というのは、蒸気機関車の前方両サイドに取り付けられている除煙板「デフレクター」のことで、走行中の煙の流れを上向きに誘導し、運転室からの前方視界を保つ役割があります。普段は無地で真っ黒な鉄板であるこの部分に今回のC58 363が特別仕様で入れたのは、なんと日本国有鉄道、つまり国鉄を表す「JNR(Japanese National Railwaysの略)」マークだったのです w(゚o゚)wオオッ!!
4月に訪れたときには、標準のデフレクターを装備で
SL列車「パレオエクスプレス」を牽引していた
秩父のC58 363。
13.4.5 秩父鉄道 ひろせ野鳥の森-大麻生 (再掲)
「JNRマーク」は国鉄時代、485系や583系の先頭車側面などにも入れられていて、私としてはSLのデフよりも、そっちの印象が強くて懐かしい。しかし近年のリバイバルブームで国鉄特急色が各地で復活するものの、このJNRマークまで忠実に再現されていたのはJR九州の485系とJR北海道のキハ183系(すでに廃車)くらいでした。
昨年5月に撮影したJR九州の485系。
JRの現役車両でJNRマークが入っているのは
このDo32編成くらいかな?
上・12.4.28 日豊本線 大神-杵築
下・12.4.30 鹿児島本線 小倉
(ともに再掲)
シャープでスピード感のあったJNRマークは国鉄時代当時からとても好きなデザインで、それだけに丸みの帯びたJRマークへ差し替えられたときには、少なからずショックを受けたものでした。そんなJNRマークが現代に復活。しかもJRの特急車両ではなく、まさか秩父鉄道のSLで見られるなんて・・・。SLに疎い私には、この「JNRデフ」に関する謂われや、現役時代にこの装備を施していたカマ(機関車)などの詳細はよく解りませんが(どうやら秩父のSLと同型機で、かつて北海道で活躍していたC58 33を模して復刻したものらしい)、写真を見る限りこれはとてもカッコイイ (・∀・)! 前述したように私は秩父鉄道を4月に撮影したばかりで、訪れるにはかなり短いスパンになるけれど、この「JNRデフ」は6月いっぱいの限定装備。では、いつ撮るかって・・・щ(゚д゚щ)今でしょ!(って、このフレーズも、もうすでに古くなってきたような・・・^^;)
んなわけで、今回は二ヶ月ぶりの秩父へ。
6月1日(土)
今回は西武池袋・秩父線経由で秩父へ向かいます。
乗るのは10000系ニューレッドアローの特急「ちちぶ」。
西武池袋線 所沢
だいたい私が秩父鉄道を訪れるときのパターンとしては、東武東上線で寄居か、4月のように高崎線で熊谷へ出て、寄居や長瀞周辺で撮影し、秩父から西武秩父線で帰るという反時計回りが今までの定番。しかし今回は少し撮影地に変化をつけてみようと、目的地をいつもよりも西側(三峰口方向)にある白久あたりを考えています。となると、東上線や高崎線よりも、いちばん西にアクセスする西武線で入る方が効率いい。でも、都心の池袋からダイレクトに秩父へ行くことができる西武線の快速急行は、ハイキング客でけっこう混雑するんだよなぁ・・・(´~`;)ウーン。私のように途中の所沢から乗りこむ場合は座れないことも大いに考えられます。そこでちょっと贅沢だけれど、今回は途中駅からでも確実に座れる、全席指定の有料特急「ちちぶ」をチョイス。ちなみに贅沢といっても、特急券は乗車券にプラス500円(所沢~西武秩父)程度で、ウチの最寄り駅からだとJRの普通乗車券で熊谷へ出るよりも、ずっと安く済みます。特急ならではの快適なリクライニングシートに身を委ね、所沢から約一時間で西武秩父着。
国分寺0719-(西武国分寺線)-東村山0730~0732-(西武新宿線)-所沢0736~0753-(ちちぶ5号)-西武秩父0852
西武秩父は秩父鉄道との接続駅ですが、秩父鉄道側は御花畑(おはなばたけ)の駅名で、この西武秩父とは少し離れており、本来はいったん西武の改札を出て一般道を渡らなくてはなりません(乗換所要時間は5分程度)。しかし、私が乗った特急「ちちぶ」に接続する三峰口行きは、西武の車両を使用した西武秩父を経由する直通電車で、御花畑まで歩かずに乗り換えを容易に済ますことができました。( ̄∀ ̄ )ラッキ
特急の乗り継ぎで待機していたのは、
西武線から直通する、秩父鉄道の三峰口行き。
もともとこの列車の始発駅は西武池袋線の池袋で、
私が初めに乗ろうと考えていた快速急行の末端部分にあたります。
使用車両はボックスシート装備の西武4000系。
西武秩父線 西武秩父
西武線からの連絡線(渡り線)を通り、秩父鉄道へと入った三峰口行き。この電車に乗り続けていると、目的の撮影地がある白久に着くのは9時15分。昼過ぎに通過するSL「パレオエクスプレス」までには、まだ三時間以上もの時間があり、いくらなんでも早すぎます。ならば、もっとゆっくりと家を出てきてもよかったのですが、せっかく秩父鉄道の撮影へ行くのに、お目当てが「パレオ」だけではもったいない。そう、もちろん私のもう一つの狙いは、引退危機にある1000系。「パレオ」の通過前に一本でも撮れればめっけもんです。そう考えて私が下車したのは、白久の一駅手前にある武州日野。
西武秩父0957-(秩父鉄道S1)-武州日野0911
立派な木造駅舎の武州日野。
基本的に全てが有人駅(業務委託含む)の秩父鉄道では、
山間の小さな駅でも駅長室の看板が見られます。
秩父鉄道 武州日野
この武州日野駅の裏山には小さな神社があって、ホーム脇(改札外)にあるその参道・・・というか、獣道のような細い山道には幾重にも鳥居が建てられています。その鳥居と列車を絡めた写真を以前にソネブロ仲間のgardenwalkerさんが撮られており、私もかねてから一度は行ってみたいと思っていた撮影ポイントでした。
武州日野駅脇の細い道に連なる鳥居。
そこをあがってゆくと、とても小さな風穴神社があります。
初夏の緑に囲まれた細い参道は、なかなかいい雰囲気。ここでしばらく1000系を待ってみたいと思います。ただし一つ不安材料となるのが、この区間は秩父鉄道でも末端の部分にあたるため、手前にある影森止まりなどの途中駅で折り返す運用に1000系が入ってしまうと、ここには現れません。そういえば4月に1000系を撮りに来た時は、大半が影森止まりの運用だったよなぁ・・・。でも、先週の「ONE-shot」で紹介したラッキーコラボのように、自分で言うのもなんですが、何となく最近は鉄運があるような気がします ( ´_ゝ`)フーン 。何の根拠もないけれど、きっと一本くらいは1000系が来てくれるさ・・・と、楽観的に思っていると、そこへ現れたのは! Σ(゚∀゚)オッ! ・・・もう、おなじみの「東急さん(元・東急車)」 (´д`)ナーンダ…。ま、そんなもんだよね。
緑深い参道の鳥居をかすめて走りゆくのは、
元・東急8090系の7500系。
秩父鉄道 武州日野付近
続く上り列車も、東急さん。
今度はヨコ位置で撮ってみましたが、
覆いかぶさるように木々の緑が入るタテ位置の方が
個人的には好みかな・・・。
次に見えてきた下り列車は木々の隙間から
白い屋根がチラッと見えたので、
思わず「白1000か!?」と期待するも、
現れたのは先ほど私が乗ったのと同じ、直通列車の「西武さん」。
少し森に入って、参道を見下ろすようなアングルにしてみました。
4連の西武4000系はホームの有効長ギリギリに停まるため、
後部は参道のすぐ真横になります。
武州日野には止まらずに通過してゆく、急行「秩父路」。
この6000系は元・西武101系を改造して誕生した車両で、
言ってみれば、これも「西武さん」(^^;)。
う~む、東急さんや西武さんばかりで、いっこうにお目当ての国電さんが来ない。数を減らして、今や三編成のみとなった1000系、やはり捕まえるのはそう簡単なものではないか・・・(・ω・`)。でもそんな状況で、実は確実に1000系が運用に就くという列車がこの日は存在するのです (=゚ω゚=)ナヌ!? 。それは今月(6月)の土休日に全線(羽生~三峰口)を通して運転される「俳句展示列車」。その名の通り、俳句コンテストで入賞した句を車内に展示する企画列車(運用上はただの普通列車)で、この列車には嬉しいことにスカイブルーの1000系(1001F)がヘッドマーク付きで限定使用され、運転時刻も秩父鉄道のHPで公表されています。な~んだ、それならばこの列車を鳥居アングルで撮れれば・・・と言いたいところなのですが、問題はその運転時刻。よく調べてみると、この「俳句列車」こと1523列車はSL「パレオエクスプレス」の前走り運用にあたり、その差はわずか15分しかありません。もしも「俳句列車」をこの神社で撮るとすると、徒歩鉄の私には他への移動時間が無くなり、続く「パレオ」もこの撮影地で撮ることになってしまいます。鳥居アングルはたしかにいいポイントではあるけれど、ここで「パレオ」を撮ったら肝心の「JNRデフ」が鳥居の柱とカブってしまいそう・・・(-"-;)ウーム…。やはり今回の本命はあくまでも「パレオ」の方なので、それはデフが解るようにスッキリとしたところで撮りたい。となると、残念ながら鳥居アングルでの青1000は諦めざるを得ないという結論になりました。でもそれならば、もう割り切って神社からは撤収し、「俳句列車」も「パレオ」と同じ場所で撮ったほうがよさそうです。そこで私は少し余裕をもって「俳句列車」の二本前の電車に乗り、白久へ移動することを決めました。ところが、撤収して武州日野のホームで下り列車を待っていると、入ってきたのは・・・この電車。Σ(゚Д゚;)ナニッ!
ホーム脇の鳥居を横目に、
白1000こと、秩鉄色1000系(1010F)が登場!
秩父鉄道 武州日野
あああ、白1000・・・ (´Д`;)。あと一本粘っていれば、鳥居アングルでコイツが撮れたのね・・・orz。でも情弱の私からすると、1000系がどの運用に入るのかなど把握できず、いつ来るかはまさに時の運のようなもの。こればかりは仕方ないか・・・。ここは気持ちを切り替えて、残り少なくなったこの1000系に乗れることを喜びましょう(たった一駅だけどね ^^;)。
青いモケットのロングシートが並ぶ1000系の室内。
その様相は国鉄101系時代から、
ほとんど手が加えられていません。
そして天井でぶんぶん回っていた扇風機の中央には、
あの「JNR」マークが。
C58のデフを見る前に、早くもマークと対面しちゃいました(^^)。
武州日野1127-(1519)-白久1131
奥秩父の山里にある白久駅。
近くには温泉(白久温泉)があるとのこと。
秩父鉄道 白久
1000系に揺られてやってきたのは白久。この駅の下り方には大きくカーブを描く築堤があり、秩父鉄道のなかでも超ド定番といわれる撮影地のひとつです。ここは当然ながら同業者で混み合うことも予想される場所なので、もし立ち位置に余裕が無ければ、少し離れたサイドから「JNRデフ」が解るように撮れればイイや・・・と思いながらも、まずは定番ポイントの踏切へ行ってみると、意外にも先客は少なめ。あっさりといい場所を確保できちゃいましたヽ(・∀・)ノワーイ 。近くで待機していた方とお話ししてみると、どうやらこの日は高崎線で秋田新幹線用E6系の甲種輸送という大ネタがあり、けっこうそっちに流れたのではないかとのこと。ちなみに私はその輸送情報すら知らなかったよ・・・(^д^;)(ソネブロ仲間では、ゆるキャラさんやtwingo583さんが、しっかりとこのE6系甲種を記録されています。う~ん、さすがだなぁ・・・)。あと、鈍足の「パレオ」の場合はクルマでの追っかけが利くので、終点に近いこの場所は通過直前で一気に撮影者が増えるとも言っておられました。なるほどね・・・。
そんなお話を伺いながら、私は列車の通過時刻を再確認。予定では二本後の下り列車に例の「俳句列車」、そして三本後が本命のSL「パレオエクスプレス」なので、まずは次に来る一本目の列車で、ある程度のアングル調整をしておく必要があります。どうせ東急さんだろうと思いつつ、試し撮りのつもりでカメラを構えていると、カーブの向こうから見えてきたのは・・・あっ!
初夏の秩父路を行く、国電復刻色の1000系(1003F)。
緑濃い山に鮮やかなオレンジ色が映えます。
秩父鉄道 白久-三峰口
チューオーセン、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
鳥居アングルで見放されていた1000系、ここにきて、まさか白とオレンジが連続で来るなんて・・・って、あれ?ちょっと待てよ σ(゚・゚*)ンート…、たしかこのあとの上りはさっきの白が折り返して来るハズで、さらに次の下りは「俳句列車」だぞ!? と、いうことは・・・
今度は逆方向から白1000が走り去ってゆきます。
秩父鉄道 白久-三峰口(後追い)
チチブノシロイヤツが、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
さらに・・・
そして予定通り
「俳句列車」のヘッドマークを掲げて現れたのは、
スカイブルーの1000系(1001F)。
秩父鉄道 白久-三峰口
ケーヒントーホクセンも、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
オレンジ、白、青の現役1000系が立て続けに三連チャン。これぞまさしく、秩父鉄道版「ジェットストリームアタック」! アヒャヒャヒャ(゚∀゚≡(゚∀゚)≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ (・・・なんのこっちゃ)。このうち一本でも鳥居アングルで撮れていれば・・・は、言いっこなしで、これは素直に嬉しいラッキーサプライズでした。そんな思わず本命が霞んでしまうほどの1000系による華麗な連続攻撃(?)を受けたのち、一息ついたところで、山あいに汽笛が響いてきました。もう一度気を引き締め直してファインダーに集中。いよいよ今度は、ラスボスとも言うべき「黒いヤツ」を仕留めます(もう、意味解らん)。
築堤上に姿を現した、
C58 363牽引のSL「パレオエクスプレス」。
ドラフト音を響かせて、力強い走りを見せるC58 363。
もう少し煙を期待したいところでしたが、
まわりの民家に配慮して、あまり煙をはかないとされる
秩父鉄道では、こんなものなのかな・・・。
おお~スゴい迫力!やはり間近で見る蒸気機関車の重厚感は、電車とはひと味もふた味も違います!ε=(°ω° ) ムフーッ! 私の場合、ふだんあまりSLを撮らないだけに、余計に新鮮味を覚えます。でも肝心の「JNRデフ」はといえば・・・少しでもサイドを目立たせようと、1000系よりちょっと引き気味のアングルで構えてみたのですが、反射もあって思ったよりも解りづらい。う~ん、さすがラスボス、一筋縄ではいかない・・・。ならば、これならどうだっ! ε-(`・ω・´)フンス!
C58 363のデフに燦然と輝く、JNRマーク!
ズームリングを広角側に回して、目一杯引き付けてみました。これならば「JNRマーク」もバッチリ~ヽ(´▽`)ノワーイ♪ ・・・ですが、ちょっと引き付けすぎたかな?(ギリギリ、フレームには収まっていますけどね・・・^^;)。実ははじめから狙っていたのは、この広角で引き付けた方だったので、カッツカツながらも個人的にはほぼ思い描いていたとおりの絵が撮れて大満足です (^^)。去り行くSLの残り香を嗅ぎながら余韻に浸って、ホッと一息・・・している余裕はなく、急いで撤収して築堤の反対側へ ε=ε=ε=┏(; ゚Д゚)┛アセアセ 。そう、今の「パレオ」と交換して次にやって来る上り列車は、先ほど下った「俳句列車」の青1000なのです。
三峰口から戻ってきた青1000「俳句列車」。
こちらの上り方先頭車にはパンタグラフがなく、
尾灯脇にはジャンパ栓受けの跡が残っているなど、
さらに国鉄101系っぽさが色濃く残ります。
ちなみに写真を見ると中間車の側窓が開いているのが
お解りいただけると思いますが、
これは中間車のみが非冷房であるため。
秩父鉄道 三峰口-白久
「俳句列車」の運用は前述したようにHPで公表されていたので、この時刻に戻って来るのはあらかじめ解っていましたが、それにしても先に下ったオレンジではなく、あとから下った青の方が先に戻って来るあたりは、さすが難解な秩父鉄道の運用といったところ (^^;)。
開いた踏切から停車中の正面をでーんと撮ってみました。
引退危機にある1000系のうち、
この青が熊谷の側線に留置されている姿を
やなぼーさんのブログで見て心配していましたが、
どうやらこの「俳句列車」の準備をしていたようですね。
(やなぼーさん、早とちりしてしまってスミマセン^^;)
秩父鉄道 白久
さて、ここ白久は秩父鉄道の終点である三峰口のひとつ手前にある駅。せっかくここまで来たのならば、三峰口まで行ってみることにしました。いま下った「パレオ」は三峰口で折り返し運転に備えて待機しているハズで、ウマくすると「JNRデフ」を装備したC58 363をじっくりと眺めることができるかもしれません。さっきはファインダーに集中していて、よく見られなかったし・・・。
白久に入ってきた下り列車は、東急さん。
もちろん1000系が来るはずは無いのですが、
そういや、最近「三田線(現・5000系)」を
見かけない気がするなぁ・・・。
秩父鉄道 白久
白久1321-(1525)-三峰口1328
秩父三社の一社、三峯神社の玄関口である三峰口。
木造平屋の駅舎は「関東の駅百選」に認定されています。
秩父鉄道 三峰口
構内を見渡すと、
ちょうどC58 363が入換作業の真っ最中。
「JNRデフ」がなかなかお似合いじゃないですか。
オオ!(゚∀゚)カコイイ!!
秩父鉄道 三峰口
一瞬、こんなコラボも見られました。
これぞまさに国鉄時代!?
私が三峰口に着いたときには、すでに転車台による「回転ショー」(方向転換)は終わっていましたが、なんとか入換中のC58 363を記録することができました。わずか15分の滞在時間内で、これが撮れれば上出来です。慌ただしくも、すぐに乗ってきた東急さんの折り返しで、再び白久へと戻ります。
三峰口1343-(38)-白久1346
次に狙うのは「パレオエクスプレス」の復路。何も往復を同じ白久で撮らなくても良さそうなものですが、もうひとつ「JNRデフ」のC58で撮りたいと思っていた撮り方に、この築堤ポイントは打ってつけだったのです。その撮り方というのはズバリ、サイドからの流し撮り。この撮り方は秩父鉄道沿線にお住まいでソネブロ仲間のやなぼーさんが先にチャレンジしておられ、私はそれを見て大いに刺激を受けてしまいました。ただし、往路で確認したところ「パレオ」の通過速度はとても遅く、せいぜい30~40キロ程度。走る列車に合わせてカメラを振る流し撮りは、列車の速度が遅い方が撮りやすいように思われがちですが、実は遅すぎると背景があまり流れてくれずに効果が出にくい。そこで列車の速度に合わせてカメラ側のシャッタースピード設定も遅くする必要があるのですが、シャッタースピードを遅くすればそれだけブレるリスクが大きくなり、成功率も低くなってしまいます。流し撮りは新幹線のような高速列車を追うのも難しいけれど、SLのような遅い列車を写し止めるのも、案外難しいものなのです。そして私個人的には「一桁の壁」というものがあって、流し撮りでシャッタースピードが一桁(分の一秒)になると、格段に成功率が低くなってしまいます。1/8sec位まで落とせると背景がきれいに流れてくれそうですが、ブレずに止める自信がない・・・。そこで今回は1/8secから一段上げた1/15secに設定。練習する列車は一本もなく、ぶっつけ本番で臨みます。でも、あまり気合いを入れすぎて肩に力が入ると、滑らかにカメラを振れずに失敗するので、リラックス、リラックス・・・ε-(*´ο`*)フウゥゥ…。さあ、結果やいかに!?
新緑に包まれて、軽やかに駆け抜けるC58 363。
秩父鉄道 三峰口-白久
「JNRデフ」をメインに、先頭部を引き付けます。
煙が無いのが惜しい・・・。
なんとかブレずに止まってくれました~\(≧∇≦)/イエイ♪ 。SLをサイドから撮る場合、はたして車体のどこまでを入れるべきなのか悩みましたが、テンダー(炭水車)まで入れると間延びして迫力に欠けそうだったので、一枚目は機関車本体を、二枚目は引き付けて「JNRデフ」のある先頭部を狙ってみました。でも、これってひょっとすると蒸気機関車を撮り慣れている方からしたら、変な切り取り方だと思われるかもしれませんね (^^;)。そして残念なのは、やはり煙がまったく無かったこと。まあ、もともと秩父のSLは煙を出す量が少ないといわれているし、そもそもここは下り坂なので煙が出るはずも無いのですが、私のなかでは他に流し撮りに適した引きが取れる、上りの撮影地が思い浮かびませんでした・・・。それでも第一目的の「JNRデフ」はしっかりと記録できたのでヨシとしましょう。今度は上越線の後閑あたりで、煙モクモクのC61 20などを流してみたいものですね。
これで白久での撮影は終了。すぐに駅へ戻って続行の上り電車へと乗りこみます。実は次に目指す所へ行くにはあまり時間がないのです。この普通列車は途中の長瀞で先行する「パレオエクスプレス」を追い抜くため、もう一発撮影ができる「追っかけ」が可能なハズ。となると、次に私が目指すのは長瀞以東の撮影地・・・かと思いきや、私のお目当てはコレでした。
秩父名物の「豚みそ丼」!
備長炭で香ばしく焼いた豚ロースの味噌漬けが、
豪快に盛られた、ボリューム満点の丼です。
(゚д゚)ウマー
ああ~、間に合ってよかった。実はここ、ランチタイムは三時までなんですよね~(´▽`*) ・・・って、「パレオ」を追っかけんじゃないんかい!ヽ(`Д´#)コラッ! というツッコミが入りそうですが、秩父へ行ったならば、ぜひこの「豚みそ丼」を食べてみたかったのです。実は以前の秩父鉄道撮影で「秩父名物・豚ロース味噌漬け あります」という幟を街中で見かけたものの、それは飲食店ではなくお肉屋さんで売られていたお土産品でした。そこで、この名物が地元で食べられるお店は無いのかと、先出のやなぼーさんに伺ったところ、西武秩父駅前にある、この「野さか」さんをおススメされたのです。さすがに地元の方が進めてくださるだけあって、とても美味しくて大満足。SLの追っかけよりも「豚みそ丼」を優先するとは、なんともユルい撮り鉄ですが、これが私のスタイルなんです(^^)。
満腹状態でお店を出る頃には、営業終了の看板が・・・。
「野さか」さんの営業時間は11:00~15:00。
乗ってきた電車は御花畑14:43着だったので、
まさにギリギリでした。
ところで、ちょっと時間は前後しますが、白久から乗った上り列車は午前中に三峰口へ下って行ったオレンジの折り返し。撮り鉄的には「パレオ」の追っかけだけでなく、このオレンジを白久周辺の撮影地でキッチリと撮るという選択肢も別にあったわけですが、やはり「豚みそ丼」の誘惑には勝てず、コレに乗ってお店のある御花畑(西武秩父)へと向かってしまいました。
カーブを切って白久のホームへ入って来た
オレンジ1000こと、1000系1003F。
お手軽な駅撮りですが、
小さな第四種踏切との組み合わせは、意外といいかも。
秩父鉄道 白久
先ほど乗った白1000の時とは異なり、
適度に座席が埋まっていたオレンジの車内。
やはり通勤形電車はこのくらい賑やかな方がしっくりきます。
乗ったのは前述した「非冷房」の中間車 (天井にも注目)。
元・国電101系の車内には、
思わずカメラを向けたくなるような
懐かしいアイテムがいっぱいです。
子供の頃、連結部の妻面にある窓を開けて、
下を眺めるのが結構好きでした。
考えてみたらいま、妻面に窓のある電車って、
少なくなったように思います・・・。
御花畑で下車し、オレンジ1000を見送ります。
これが最後の乗車機会なんてことに
ならなければいいけれど・・・。
秩父鉄道 御花畑(開いた踏切から撮影)
白久1321-(1540)-御花畑1443
どちらかというとSLは門外漢な私が、「JNRマーク」見たさに訪れた今回の秩父鉄道。言ってみれば秩父鉄道の「客寄せ策略」にまんまとハマってしまったような形ですが、やはり直に見た「JNRデフ」装備のC58はカッコイイと思ったし、さらに1000系の三連チャンというオマケまで付いてきて、大いに実りある秩父鉄道訪問となりました。武州日野の鳥居アングルで1000系を撮れなかったのが、ちょっと心残りですが、それはまた次への課題とすることにしましょう(う~ん、秩父に課題を残すと、やなぼーさんが喜んじゃうなぁ・・・^^;)。
今回は往復ともに同じ西武秩父線ルート。
行きは特急「ちちぶ」を使いましたが、
帰りはもちろん、普通列車を利用します。
西武秩父線 西武秩父
途中の横瀬で交換した特急「ちちぶ」は、
特別塗装の「レッドアロー・クラシック」。
これは、私が今年のGWに富山地鉄で会ってきた
先代「レッドアロー」こと、5000系の塗装を復刻したものです。
西武秩父線 横瀬
西武秩父1538-(西武秩父線)-飯能1624~1625-(西武池袋線)-所沢1648~1650-(西武新宿線)-東村山1653~1656-(西武国分寺線)-国分寺1708
☆6/7追加☆
いつもお世話になっているソネブロ仲間のまー坊さんより、「C58の写真を壁紙にしたい」というご要望をいただきましたので、一般的な壁紙サイズ(2048×1536)の写真をご用意いたしました(私の使用しているカメラと壁紙の縦横比率を調整するため、上下に黒枠を入れています。何せ一枚目などは、まったくトリミングの余地がないほどのカツカツ写真なので・・・^^;)。このような拙い写真でよろしければ、個人的にお使いになるぶんには、どなた様でもご自由にダウンロードしてくださって結構です(写真をクリックすると拡大画像が表示されます)。ただし、弊ブログの画像データファイルにはあまり空き容量に余裕がないので、これは数日間限定の掲載とし、その後はブログ上から削除させていただきます。ダウンロードはお早めに。。。