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ONE-shot 125 五反田のひまわり [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 125 五反田のひまわり

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暑中お見舞い申し上げます。
西日本は猛暑、北日本は大雨、
そして関東はと言えばここ数日、
戻り梅雨なんて言われるような、
すっきりしない天気が続いています。
天気の激しい移り変わりに、
体調など崩されていませんでしょうか?
 
 
 今回の「みどりの山手線」と季節の風物詩シリーズは、
五反田駅前に咲いたヒマワリの花。
都心を走る山手線沿線で
ヒマワリなどを探すのは難しいかと思いきや、
意外にも五反田駅前の花壇に植えられているのを
内回り電車の車窓から発見し、思わず飛び降りてしまいました。
 
それにしても、五反田には外勤などでよく訪れていたけれど、
こんなところにヒマワリの花壇があったとは知らなかったなぁ・・・
なんて思いながら、お目当ての「みどり」が来るのを待っていると、
すぐ目の前にある交番のおまわりさんが近づいてきて、
「ひまわりを撮っているのですか?」と話しかけられます。
アングルを模索して、ずっと周囲をウロウロとしていたものだから、
ひょっとして不審者に見られたのかな・・・?
と、一瞬、焦ってしまいましたが、
(おまわりさんに声をかけられると、何も悪い事をしていなくても
ついドキッとしちゃいますよね・・・^^;)
そうではなく、
おまわりさんはヒマワリを眺めながら、
「このひまわりはね、地元の小学生たちが春に種を蒔いたものなんです。
先日には花が咲いたのを見に来て、みんな喜んでいましたよ。」
と親切に教えてくださいました。
補足的に後日、ネットなどでちょっと調べてみると、
どうやらここ数年の間に地元ボランティアの方が主体となって、
五反田駅前の緑化運動などに励んでいるらしく、
このヒマワリが花を咲かせるのは、今年で二年目なのだとか。 
  
「ぜひ、きれいに撮ってやってくださいね。」
と言い残して、持場へ戻っていったおまわりさん。
きっと、種を植えた小学生と同様、地域密着勤務のおまわりさんも、
交番から見えるそのヒマワリが花咲くのを
心待ちにしていたのでしょうね (^^)。
 
 
見事に大輪の花を咲かせた、五反田のひまわり。
その向こうを「みどりの山手線」が走り去ってゆきました。
   
13.7.14 山手線 五反田


共通テーマ:趣味・カルチャー

八高線・・・DD51訓練運転 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2013.07.21
八高線
すくらんぶる出撃っ!
DD51+旧客 訓練運転 撮影記

 

熊本県の「くまモン」や滋賀県彦根市の「ひこにゃん」などに代表されるように、いまや日本中が空前の「ゆるキャラ」ブーム。私も鉄道写真撮影という趣味柄、休みのたびに各地へ出かけると、所々でご当地をPRするゆるキャラの存在に気づかされることがあります。そんななか、前々回にお伝えした外房線撮影へ行った際には、千葉県勝浦市の「カッピーくん」や御宿町の「エビアミーゴ」を。そして前回の上越線撮影で訪れた群馬県みなかみ町では群馬県の「ぐんまちゃん」を見かけました。ただし見かけたと言っても本格的な着ぐるみのキャラクター本体ではなく、ポスターや立て看板に描かれていたイラスト程度のもの。それでも、いつも鉄道情報などでお世話になっていて、大のゆるキャラ好きである、同じソネブロ仲間の「ゆるキャラさん」が少しでも喜んでくれたらと思い、その写真を前回は本編外のオマケに「ゆるキャラさんへのオミヤゲ」として載せてみました。すると後日、ゆるキャラさんからは「ぐんまちゃんのお礼です」と題したメッセージが届きました。お礼状とは律儀だなぁ・・・(・∀・`) と思いつつ開いてみると、なんとそこにはお礼の言葉のみならず、ふだんの私なら絶対に知り得ないような、業務列車の運転情報が書かれているではありませんか! w(● ̄0 ̄●)wワォッ!!

業務列車とは読んで字のごとく、試運転や回送、レール輸送などの工事関係(工臨)といった、営業運転外の業務的な運用を持つ列車のことで、市販の時刻表はもちろんのこと、私が撮影の参考にしているような鉄道趣味誌にも、ほとんど掲載されません。ではその情報を知る者はどうやって仕入れているのか・・・というのは、ある意味、タブーとされていますので、ここでは深く追求しませんが、とにかく今の私などには撮影がとても困難な列車です(実は学生時代にはその業務ネタに詳しい友人がいて、私もよくいろんな業務列車を撮ったものですが、その友人が鉄をやめて以来、私は業務ネタがさっぱり疎くなってしまいました)。そして今回、情報をいただいた業務列車というのは、八高線で実施されるDD51ディーゼル機関車のハンドル訓練列車。いわゆるクルマで言うところの教習運転のようなもので、DD51が実際に客車を牽いて本線を走行します。しかもこの列車、今やDD51が客車を牽いて走るだけでも貴重なことなのに、なんと今回の訓練に使用されるのは茶色い旧型客車(旧客)が5両、さらに折り返し設備の関係から後ろにもDD51が連結される(プッシュプル(PP)状態)という豪華版で、まさにファン垂涎の編成と言えるでしょう。これはぐんまちゃんの見返りにしてはあまりに大きすぎて、逆にこちらの方が恐縮してしまいますが、とてもうれしいのは確かです マンモス(*´∀`*)ウレピィ!! 。 そこで今回はありがたくこの情報を頂戴し、その訓練列車の撮影へと出かけることにしました。


7月21日(日)

ゆるキャラさんからのメッセージに記されていた訓練列車の運転日は、土日に各一往復ずつ。しかし、私がそのメッセージに気付いたのは土曜日の朝遅くのことで、関東近郊とはいえウチからはちょっと距離がある八高線へは時間的に間に合わず、出撃は日曜日に持ち越し(二日間の運転でヨカッタ (´∀`;)ホッ )。当日は朝に参議院選挙の投票を済ませてから、その足で駅へと急ぎ、中央線、武蔵野線、東武東上線経由で八高線の小川町に向かいます。とくにルートのこだわりがあった訳ではなく、スマホで検索したらこのルートがいちばん早く小川町に着くとの結果でした。

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朝霞台からの東武東上線。
スマホで指示された快速・小川町行きを待っていると、
一本前に入ってきたのは、この電車。
お、「TJライナー」用の50090系じゃん。(゚∀゚)オッ!
小川町まで行かない途中駅どまり(森林公園行き)だけど、
思わず乗車しちゃいました。
東武東上線 朝霞台

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この50090系の室内はクロスシートとロングシートに転換できる
マルチシートを装備した変わり者。
座席定員制の「TJライナー」運用時以外はロングシートですが、
座席は普通のものよりも大型で、座り心地が良さそうに見えます。
でも実際に座ってみると・・・なんだか落ち着かず、
意外にもそれほど良いってワケではないのね・・・(^^;)

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森林公園からは予定していた、快速の小川町行きに乗り継ぎ。
ところで、東上線に「快速」なんて種別があったっけ? (・ω・ )ハテ?
・・・って調べてみたら、今年の3月に新設されたものらしい。
利便性向上との事ですが、種別が多いとややこしくて迷いますよね・・・。
ちなみに東上線の「快速」と「急行」と「快速急行」、
いちばん速いのはいったいどれなんだ・・・!? (-"-;)ウウム
(正解は快急>快速>急行)
東武東上線 森林公園

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東武東上線とJR八高線の接続駅、小川町。
改札は共用なのですが、
駅舎の看板には東武のみでJRの表記はありません。
東武東上線 小川町

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小川町に入ってきた、八高線の高崎行き。
八高線は高麗川以北が非電化区間なので、
使用されているのは電車ではなく
ディーゼルカーのキハ110です。
八高線 小川町

八高線は八王子と高崎を結ぶ、東京近郊区間に属する路線(正式な路線区間は八王子から、高崎の一つ手前の倉賀野まで)で、途中の高麗川を境に南部の電化区間(八王子~高麗川)と北部の非電化区間(高麗川~倉賀野)に分けられます。今回の訓練列車は、その北部の非電化区間である、高崎と小川町の間で実施される予定。非電化で運転本数も一時間に一本程度と比較的少ないこの区間は、DD51の訓練運転に適しているのかもしれません(・・・詳しい事は解らないけれど ^^; )。そんな八高線北部ですが、通常は短編成のキハ110が走るだけの単調な路線であまり面白みがないため、私はほとんど撮影に訪れた事がなく、撮影地情報にも乏しい。今回の撮影地選びも完全なネット情報頼りの有名な「お立ち台」を目指す事となりました。小川町からわずか一駅の竹沢で下車。

西国分寺0913-(武蔵野973E)-北朝霞0932…朝霞台0943-(東上線急行)-森林公園1022~1025-(東上線快速)-小川町1038~1048-(八高235D)-竹沢1052

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無人駅の竹沢。簡素な作りの駅舎ですが、
待合室内の本棚には、かなりたくさんの本が並んでいました。
地元の方々が持ち寄ったものでしょうか。
八高線 竹沢

同じ列車から降りた同業者は四~五人ほど(他に下車客はいなかった・・・)。しかしDD51+旧客5両という大ネタにしては少ない気がします。やはり一般には情報が回りにくい業務列車では、こんなものなのかな・・・と思いきや、たどり着いた撮影地では、既に多数の方が集まっていて、まさに三脚の林状態 ナニ━━ΣΣ(゚Д゚;)━━ッ!!。なかには関西から駆けつけたと思われるクルマのナンバーもいくつか見受けられます。業務列車とはいえ、知っている人は知っているものなのね・・・。う~ん鉄の情報網、恐るべし ( ̄□ ̄;)スゴイネ 。かろうじて私は大きな脚立に乗っていた方の前へ入れてもらって場所を確保。ε-(;-ω-`A) フゥ…

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一時間に一本程度の八高線。
二時間前に現地入りした私にとって、
これは本番前唯一の試し撮り列車になりました。
八高線 折原-竹沢

今回の訓練運転は八高線では異例の長さとも言える、全7連の編成。架線柱などが無い非電化区間ではイマイチ編成長の目安が掴みにくく、後部まできっちりと入ってくれるかどうか不安になります。数少ない普通列車を参考にして、慎重にアングルを調整。天気は時折薄日が差すものの、おおむね曇り。背景に青空が入らないのは残念ですが、光線状態を考えなくて済むのは気が楽かもしれません(隣人によると、晴れると顔が陰っちゃうらしい)。やがて森の向こうからは、DD51のエグゾーストノイズとともに、長編成が奏でるジョイント音が鳴り響いてきました。キ、キタ…(・∀・;)ドキドキ

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森のなかから顔を覗かせた、朱色のDD51。

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編成がすべて収まるように引きつけてシャッターを切ります。
深い緑を背景に進む、DD51+旧客のシブい編成。
牽引機はゾロ目の888号機。

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ゆっくりとした速度だったので、
広角側にズームリングをまわして、もう一丁。
迫力あるDD51のカットが撮れました!

DD51+旧客の訓練列車が撮れました~ヽ(▽`)ノワーイ♪ヽ(´▽`)ノワーイ♪ヽ( ´▽)ノ  旧客5連(+DD51)を引き連れて、力強く走るDD51の迫力に大感動! ☆。*゚+.*.。(´∀`*)゚+..。*゚+☆ これがイベント列車などでなく、訓練列車だというから、本当に驚きです。こんなスペシャルトレインが撮れたのも、すべては情報をくれたゆるキャラさんのおかげ。もう、ホントに感謝、感謝です。アリガタヤ.アリガタヤ…(-人- )

ところで、まさに本番のDD51が見えてきて、ファインダーを覗きながら慎重に引きつけているそのとき、私の左腕に何かが「ぐわしっ」っと飛来!  エッ!?(゚□゚;)≡(;゚□゚)ナニナニ!?。気になりつつも撮影を続け、通過後に見てみると・・・悪戯したのはこのコでした。

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撮影中に飛んできたのは「ゴマダラカミキリ」くん。
カブトやクワガタほど派手さはないけれど、
個人的にはけっこうカミキリって、スキな昆虫です。
撮影しようとカメラを構えたら、羽を広げて飛んでっちゃいました。
⊂=⊂=⊂二( ^ω^)二⊃ブーン


さて、今度は折り返しとなる逆方向(下り列車)の撮影へと向かいます。しかし今度の撮影にはちょっとした制限があって、私は夕方から都内での外せない用事が控えているために、どうしても撮影直後の列車へ間に合わせなければならず、撮影地を今の場所よりも駅寄りで探さなくてはなりません。果たして駅の近くで7両もの編成が抜けるようなスッキリとした撮影地はあるのか?今思えば、この7両という編成にこだわりすぎてしまった感が否めない結果となってしまいました ( ̄△ ̄;) エ…。 しばらく周辺を歩き回って落ち着いたのは、駅から15分ほどのところにあるところにある築堤。

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築堤上を軽やかに駆け抜ける、二連のキハ110。
八高線 竹沢-折原

先ほどはインカーブを寄りで撮っていたので、サイドからの引き画は変化がでていいか・・・と思うも、このアングルで入るのはせいぜいDD51+旧客3両がいいところ。7両の編成全部を入れるのはとても無理。ならばもっと築堤に近づいて、奥まで入るような角度で撮るか・・・と移動してアングルを変更。そこで本番の訓練列車を迎えます。

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まるで国鉄時代の客車列車を思わせるような、
DD51牽引の旧客編成。
主にSL列車などに使用される高崎の旧客ですが、
DD51にもじゅうぶんに似合います(^^)
ちなみに下り方の牽引機は895号機

凸□□□□□凸 キタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ッ!
後部はブッシュに阻まれてしまっているものの、かろうじて編成は入りました。でも、なんだか中途半端でイマイチな結果に・・・。これならば編成は入らなくても、引き画で撮った方がよかったかな?・・・ (・ω・`ゞウ─ン。 とはいえ、DD51+旧客という貴重な編成を撮れただけでも私としてはじゅうぶんすぎるほど贅沢な収穫で、一日を通して大満足の撮影となりました。

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後補機のDD51 888は低速の流しで。
かなり苦し紛れですが、案外面白い絵になったかも?

八高線でのDD51訓練運転は過去にも何度か行われた事があり、その「事後報告」を鉄道雑誌やネットニュースなどで眺めながら、一度は撮ってみたいなぁ・・・などと思うものの、運転日や時刻を把握する事ができない私には撮るのは難しいと、半ば諦めていた列車でした。それがこんな形で実現しようとは・・・情報を教えていただいたゆるキャラさんには大・大感謝です。本当にありがとうございました m(_ _)m 。今回の八高線沿線では見かけませんでしたが、またどこかでゆるキャラを見つけた際には撮影してきて、ご紹介できたらと思っています(あ、もちろん、もう見返りなどは結構ですよ~(^^;) 訪問してコメントを残していただけるだけでじゅうぶん嬉しいです^^ )。

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駅からすぐのポイントだったので、
無事に予定通りの列車に間に合う事ができました。
高麗川行きの上り列車に乗って、竹沢をあとにします。
八高線 竹沢

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往路は東武東上線経由でしたが、
復路は八高線で拝島へ出る事にします。
高麗川で非電化区間用のキハ110と電化区間用の205系が並びました。
八高線 高麗川

竹沢1419-(八高236D)-高麗川1449~1452-(1476E)-拝島1521~1523-(青梅特快)-新宿1600



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上越線・・・485系「一村一山」号 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2013.07.13
上越線
485系「一村一山」号 撮影

モグラ駅(?)訪問

 

うだるような暑い日が続き、はやくも夏まっ盛り。海開きとともに山開きも行われ、世界遺産に登録されたばかりの富士山など、連日多くの登山客で賑わっているそうですね。このブログでは前回、かつての海水浴臨時列車をリバイバルした、外房線の「白い砂」号の撮影記をお伝えしましたが、今回の撮影ターゲットは山へと向かう臨時列車です。その名も快速「一村一山」号。

この『いっそんいちやま』と読む、ちょっと変わった列車名は、上越線観光のキャッチフレーズ「一村一山 上越線」に由来したもので、JR東日本が主催するウォーキングイベント(「駅からハイキング」)に合わせ、年に数回だけ首都圏の上野から上越線の土合(どあい)へ向けて運転される臨時快速です。土合という行先も気になるところですが、そもそも「一村一山」とはなんぞや? (゚-゚*)ハテ?   ホントに上越線沿線の町や村には、山がひとつずつあるのかいな? ・・・と、調べたところ、とくにそういうことではなく、どうもこのキャッチフレーズにあまり深い意味はないらしい (´д`;)ソーナンダ… 。とにかく、上越線を使って山歩きを楽しんでもらい、沿線地域の活性化にもつなげて欲しいとの思いが込められているのだとか(大分県の「一村一品運動」が語源とも??)。

そんな「一村一山」、例年は大宮の183系で運転されてきましたが、今年から新潟に所属する485系が担当することになりました。結局のところ、イマイチ意味がよく解らない列車名ではあるものの、ファンにとっては国鉄色485系が白昼の上越線を往復するという点で、なかなかオイシイ列車です (゚¬゚*)ジュル 。上野発着なので首都圏近郊でも撮影できるけれど、やはりここは盛夏を迎えて山々の緑が深くなった、上越線での撮影に臨みたい。遠征というほど遠い距離ではありませんが、ちょっとだけ気合を入れて、群馬県の北部まで行ってみることとしました。上越線の撮影は、今年の一月に583系「あけぼの」(回送)を岩本で撮って以来になります。


7月13日(土)

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今回は時間の都合から、上越新幹線でのスタートです。
乗るのはE4系の「Maxたにがわ401号」。
東北新幹線 東京

三連休初日とあって、多くの旅行者でごった返している東京駅の新幹線ホーム。ざっと見たところ、東北新幹線や長野新幹線の乗車率が高いように感じます。そんななかで私が乗るのは、比較的空いている上越新幹線の「たにがわ」。たかだか上越線の撮影へ向かうのに新幹線利用とは、ちょっと贅沢な気もしますが、中央線沿線のウチからだと、上野を6時52分に発車する「一村一山」を上越線沿線へ先回りして狙うには、どうしても新幹線を使わないと間に合わないのです。今回の目的地(撮影地)へは、まず上越新幹線で上毛高原に行き、そこから水上方面への路線バスで向かう計画。高崎で上越線へ乗り継いでも「一村一山」より先行することはできますが、お目当ての撮影地は駅から遠く、徒歩鉄としては近くまで運んでくれるバスの方が楽で効率が良いのです。実はこのバスを使うルートは以前、同じく上越線の臨時列車で冬季に運転される「シーハイル上越」号を撮ろうとして考えていたものの、いざ撮影地へと向かっている上越新幹線の車内で、その「シーハイル」が大雪のために運休してしまったことを知り、やむなく予定を変更したという過去があります。あれから一年半、季節はあの時と違って夏ですが、ようやく念願の有名撮影地へ出向くことになりました。

東京0636-(Maxたにがわ401号)-上毛高原0754

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小雨が降る上毛高原駅に待機していた、
水上方面への路線バス
(関越バス・水上駅経由 谷川岳ロープウェイゆき)。
上越新幹線 上毛高原

新幹線と接続するように発車した路線バスは、高台にある上毛高原駅から一気に坂を下り、やがて上越線に沿った道路を走るようになります。途中の上牧駅を経てしばらくすると、車窓には立派な斜張橋が姿を現しました。この利根川上流に架かる諏訪峡大橋こそが第一候補の撮影地で、私はここで降車ボタンを押します。停留所名は諏訪神社前。

上毛高原駅0800-(関越バス)-諏訪神社前0811

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バス停から歩いてすぐのところに架かる諏訪峡大橋。
SL撮影では人気のスポットですが、
SLの運転日ではないこの日は誰もおらず・・・。

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諏訪峡大橋の中腹付近からは、その名の通り、
景勝地である諏訪峡の渓谷と、
その奥を走る上越線の下り線が一望できます。
(写真に列車は写っていませんが、
奥に架線柱が並んでいるのがお解りいただけるかと思います)。
上越線 上牧-水上

初めて訪れた諏訪峡大橋。さすが上越線屈指のお立ち台ポイントというだけあって、なかなか壮観な眺めです。あいにくこの日は、上毛高原に着いた時から小雨が降ったりやんだりの微妙な天気ですが、しっとりとした雰囲気も決して悪くない感じ。しかし・・・ここで「一村一山」を撮るのに、私にはちょっとした迷いがあります。というのも、今年から「一村一山」に使用される新潟の国鉄色485系は全部で三編成あり(K1.K2.T18)、そのうちの一本であるT18編成の下り方先頭車は、四ツ目(四灯のヘッドライト)が特徴で北海道型485系唯一の生き残りとして貴重な、クハ485-1508 。現時点では三本のうちどの編成が「一村一山」に入るのか解っていませんが、もし四ツ目のT18編成だった場合、この諏訪峡大橋からの遠景で撮ってしまうのは、ちょっともったいないような気がしているのです。この橋を渡って少し線路沿いを歩いたところには列車主体で撮れるポイントもあり、遠景の情景写真か、それとも近景の列車写真か、そのどちらで撮るか迷うところ (。-`ω´-)ンーム…。とりあえず「一村一山」の通過までは少し余裕があることだし、どちらも私にとっては初めての撮影地でもあることから、まずは両方の撮影地を見比べて判断することとしました。今は第一候補の諏訪峡大橋にいますので、今度は列車主体で撮れる第二候補の線路際ポイントへと向かいます ((((((o・ω・)oアッチニイッテミヨ 。しかし、この判断がのちに「思わぬ結果」を生むことになろうとは・・・( ̄△ ̄;) エ…。

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諏訪峡大橋を渡り終えようとしたとき、
なにやら重々しいブロア音が響いてきたので、思わず振り返ると、
遠くにはゆっくりと向かってくる貨物列車の姿が・・・Σ(゚Д゚;)ナニッ!?
慌てて戻ったものの

定番ポイント(ひとつ前の写真)には間に合わず、
なんとか苦し紛れに撮ったのがこのカット。
残念ながら架線柱が機関車に掛ってしまいましたが、
編成の長さはよく解って、意外と悪くないかも?
ちなみに単線のように見えますが、
この付近は上下線がセパレートしている区間で、
写真の下り線に対して、上り線はトンネルのなかを走っています。
つまり諏訪峡大橋は、下り線限定の撮影地。
上越線 上牧-水上

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橋を渡ってしばらく進んだところにある、もう一つの撮影地。
このあたりではトンネルから出た上り線が合流しています。
上越線 上牧-水上

諏訪峡大橋から歩くこと10分ほどで、第二候補の撮影地へ到着。「一村一山」の通過まで一時間を切っているのにもかかわらず、ここも同業者はゼロ・・・かと思いきや、よく見ると、ちょっと離れたところに数人の姿があります。しかもなぜか皆さんは「一村一山」とは逆の上り線を狙っている様子 (・ω・ )ハテ…? 。 はじめは上り線に貨物でも来るのかな?と、思うも (相変わらず貨物の時刻を把握していないワタクシ)、やはりちょっと気になるので、挨拶がてらに尋ねてみると・・・なんと「あけぼの」を待っているという、驚きの答えが返ってきました Σ(゚□゚(゚□゚*)ナ、ナニーッ!! 。「あけぼの」とはご存じ、青森と上野の間を羽越線・上越線経由で結ぶ寝台特急(ブルートレイン)のこと。しかしその「あけぼの」は上野着が早朝の6時58分で、定刻ならとっくに終着しているハズ。ところがこの日はどうも、前夜に東北地方で大雨による運転規制がかかり、「あけぼの」も抑止。実に5時間近い遅れが出ているらしい (=゚ω゚=;)マジ!? 。災害を引き起こしかねない大雨という状況や、抑止中の列車に長時間も閉じ込められている乗客の方のことを思うと、決して喜ぶべきではないかもしれません。でも、これは早朝運転で徒歩鉄には沿線撮りがしにくい「あけぼの」を、しかもこの諏訪峡で撮れるという、千載一遇のチャンスです (゚0゚*)オオッ! 。 では、その「あけぼの」の現況はといえば、おそらく乗客の方が発信したと思われるSNSの情報によると、8時半頃に越後湯沢を発車したとのこと。越後湯沢から水上までの所要時間は時刻表を参考に目安を立ててみると、だいたい40分前後。ということは、この場所は9時10~15分頃に通過か・・・って、あれ? たしか「一村一山」の水上着は9時15分で、ココの通過はそのちょい前だぞ・・・ σ(゚・゚*)ンート  えっ、じゃあここでは、上りの「あけぼの」と下りの「一村一山」、いったいどっちが先に通過するのだ!? (゚∇゚ ;)エッ!? 。 この撮影地では上りと下り、両方をスッキリと撮ることはできず、どちらかに絞らなくてはなりません。 ノボリ?ヽ(´Д`;≡;´Д`)ノ クダリ?

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こちらは「あけぼの」が通過する上り線を狙った構図。
107系の高崎行き普通列車です。
ためしにタテ位置で正面気味に構えてみましたが、
もう少し背景の緑を多く入れたいところか・・・。
上越線 水上-上牧

とにかく解っているのは、「あけぼの」の通過時刻は目安でしかないのに対して、「一村一山」は定刻ならば時刻がハッキリしているということ。「あけぼの」は予想より早く来るかもしれないけれど、「一村一山」が時刻表に載っている定刻より早く来ることはありません。そこで、とりあえずは「あけぼの」狙いで上りポイントに構えておき、ギリギリ9時10分頃をメドに「一村一山」狙いで下りポイントへ移動する手段を取ることにしました。まわりの方たちはどちらかというと「あけぼの」一本狙いで、あまり「一村一山」には重点を置いておらず、上り側に落ち着いてドンと構えています(隣の方は「あけぼの」の遅延情報を知って、急きょ首都圏から深夜の関越道を飛ばしてきたとのこと ∑( ̄ロ ̄;)スゴイッ! )。私はそもそもの狙いが「一村一山」だったこともあって「あけぼの」だけには絞れず、ソワソワ、ソワソワ・・・。こういう場合、得てして二兎追うものは一兎をも得ずになりがちですが、果たして結果はというと・・・9時08分、そろそろ焦りが出始めたころ、ようやく上り線上にヘッドライトの明かりが見えてきました!(゚∀゚)オッ!

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深い緑に包まれた上越線をゆく、EF64牽引の「あけぼの」。
大雨による非常事態で、皮肉にも貴重なシーンが展開されました、
上越線 水上-上牧

「あけぼの」、キタ━━━━。゚+.ヽ(´∀`*)ノ ゚+.゚━━━━ッ!!
予想よりも早めの通過で助かりました。それにしても、まさか上越線に「一村一山」を撮りに来て、「あけぼの」が撮れるとは思っていなかったなぁ・・・。そして前述した思わぬ結果とはまさにこのことで、もしあのまま移動せずに第一候補の諏訪峡大橋で撮影地を決定していたならば、セパレート区間でトンネル内を走行する上り線の「あけぼの」は撮ることができませんでした。これって、鉄神降臨!? いや、何度も言うように、鉄としては遅延を喜んじゃいけないんだけれどね・・・(^^;)。107系での試し撮りはタテ位置で正面気味に構えていましたが、背景に自然の木々を多く入れたくて、最終的にはヨコ位置に決めました。

さて、無事に「あけぼの」を撮れたことで、安心して下り線の撮影ポイントへと移動します。ひょっとしたら「あけぼの」と「一村一山」はここですれ違って、カブるのではなかろうか・・・と、最悪のケースも頭をよぎっていましたが、実際には両列車の通過には5分ほどの余裕がありました。定刻の9時13分、国鉄色485系による「一村一山」が通過。

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S字カーブで車体をくねらせて、快走する国鉄特急色485系。
上越線をゆく485系の昼行特急というと、
かつては「はくたか」や「いなほ」、「鳥海」などがありました。
上越線 上牧-水上

485系も、キタ━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━ッ! ・・・って、これは予定通り。
残念ながら専用マークではなく「快速」表示だったし、期待した四ツ目のT18編成でもなかったけれど(K2編成でした)、この自然豊かな撮影地で国鉄色485系を撮れただけで、もう満足 (^^)。とくに新潟の485系は、元「フレッシュひたち」用のE653系が編入したことにより、今後に大きな変動も考えられるので、こういうシーンは撮れるときにキッチリと撮っておきたかったのです。

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後追いはちょっと流し気味に。
でも手前の葉っぱが中途半端に入っちゃいました。

予定撮りに上越線で「一村一山」が撮れ、さらに「あけぼの」というサプライズもありました。でも、せっかく新幹線を使ってここまで来たのですから、もう少し撮影を続けたい。できれば午後に戻ってくる「一村一山」の折り返し(上り列車)まで撮りたいところ。しかし今はまだ10時前で、「一村一山」の上りが水上を発車する14時半までは、四時間以上も間が空きます。さて、どうすっかな・・・。
とりあえずは、最初に立ち寄った諏訪峡大橋へと戻ることにしました。第一候補の撮影地だったものの、結果的に見送ってしまった諏訪峡大橋からの俯瞰撮影。もう485系は行ってしまったけれど、普通列車くらいは撮って行きましょう。

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雄大な諏訪峡の渓谷沿いを走る湘南色の115系。
いかにも上越線らしい情景です。
上越線 上牧-水上

先ほど「あけぼの」の前に撮った107系と、湘南色の115系で運転されている上越線の普通列車ですが、今度はウマい具合に115系の運用に当たりました~ヽ(´▽`)ノラッキー♪ 。こうやってみると、やっぱり絵的にはこっちの撮影地の方が、諏訪峡らしい雄大さが出てよかったかなぁ・・・。「シーハイル上越」など、またの機会に国鉄特急色が撮れるチャンスがあれば、今度はこっちで狙ってみたいものですね(波動用183系の行く末が不安視されているので、ひょっとしたら「シーハイル」も車種変更される可能性があるけれど・・・)。

ところで、この諏訪峡大橋。実は撮り鉄のお立ち台としてだけでなく、ちょっとしたユニークな名所としても知られています。この高さを活かした驚きのアクティビティというのがコチラ。

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42m高さを利用した、ブリッジ・バンジージャンプ!
絶叫とともに橋の上から川をめがけてダイビングしてゆきます。
ヒイイィィィ((((((((lll゚Д゚))))))))ガクガクブルブル
ちなみに背景に見える線路は、もちろん上越線(下り線)。

橋の中腹付近に設置されているのは、なんとバンジージャンプ台。橋の上からダイブするバンジー(ブリッジ・バンジー)で正式な認可を受けているのは、日本でもここだけなのだとか。そのせいか人気は高いらしく、見ていると若い人を中心に次々と挑戦しています。しかもバンジーというと、よくテレビで芸人さんなどが「怖い、怖い」と言って、かなりじらしてから飛びますが、ここの挑戦者はほとんど躊躇せずに勢いよくダイビング。その様子を脇から「スゲーなぁ・・・(; ゚д゚)ポカーン」と眺めていると、係のおねーさんからは「どうですか? 鳥になれますよ~♪」とのお誘いが。私は高所恐怖症ではないし、崖の上などからの俯瞰撮影なども大丈夫だけれど・・・ソレとコレとは別で、やっぱり飛ぶのは怖いよね (^^;)。おねーさんには丁重にお断りし、私はもう一本だけ普通列車を撮影してから、諏訪峡大橋をあとにしました。

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バンジージャンプを見たあとだったので、
なんだかこの諏訪峡大橋からの高さ

よくわかるようなカットを撮りたくなり、
先ほどよりも下を見下ろすように引き画で撮影。
この高さを飛ぶって・・・ありえません(^^;)
上越線 上牧-水上

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前述したように諏訪峡大橋からは下り線しか撮れないので、
先ほどの「あけぼの」ポイントへ移動して、上りの115系を。
先週のスカ色「白い砂」に続き、
二週連続での国鉄色115系の撮影となりました

そういや御宿でもこんなアングルで撮ったな・・・

上越線 水上-上牧

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撮影後は歩いて水上駅へ。
撮影地から駅までは30分ほどかかったので、
往復歩くのはちょっとシンドイかも。ε=( ̄。 ̄;A フゥ…
上越線 水上

さて、ひととおり午前の部の撮影を終えて、水上駅へとやってきました。それでもまだ上りの「一村一山」までは三時間もあります。ならばこの時間を利用して、今度はちょっとだけ乗り鉄を楽しむことにしました。水上から上越線の下り列車で向かうのは、「一村一山」の終点でもある土合。ここは駅自体が訪ねる価値のある、ちょっとしたおもしろ駅のひとつです。

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水上に待機していた下りの長岡行きは、新潟色二連の115系(左)。
ちなみに、この水上11時41分発の8737Mは運転日注意の臨時列車
(7/13~9/1 運転)。
水上~越後中里は上越線のなかでもとくに運転本数が少ない区間で、
本来なら水上発9時47分の次は、13時42分まで下り列車はありません。
上越線 水上

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水上から二駅、10分で土合に到着。
ご覧のように、ここの下りホームはトンネル内に設けられています。
上越線 土合

水上1141-(上越8737M)-土合1150

冷房の利いた車内から降りても、それ以上にひんやりとする感覚。それがこのトンネル内に設けられた駅、土合の第一印象ですが、この駅が変わっているのはトンネル内に設けられているということだけでなく、その最大の特徴は上り線と下り線のホームが大きく離れていることにあります。今、私が降りた下り線のホームは地底のトンネル内に、一方の上り線のホームと改札口は地上にあり、その標高差は70.7メートル。今回のように下り線で列車を降りた場合は、改札口にたどり着くまで、実に486段(連絡通路分含む)もの階段を上がらなくてはならないのです ヒイイィィィ((((((((lll゚Д゚)))))))) 。

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下り線から地上へと続く、長大な連絡階段。
見上げても、地上の明かりなど見えません・・・。
さて・・・上る、いや、登るとしますか (´∀`;)
ちなみに私は某氏のように、
軽量化が必要な体形ではないんだけれどなぁ・・・(笑)

なぜ、このような不思議な構造の駅ができたのかというと、現在の上り線ができたのは大正時代で当時は上下線が走る単線でした。その後、昭和40年代に複線化する際、新たな下り線は技術の進化によって深い位置に直線の長いトンネル(新清水トンネル)を通すことができ、効率を考えてそのトンネル内に設けてしまったのが、現在の下り線ホームというわけ。利用者にとって不便な構造ではありますが、もともと地元客は少なく、大半は谷川岳への登山客ということから、この長い階段は登山へのウォーミングアップとして親しまれているのだとか・・・(;´з`)ホンマカイナ。また、土合は駅の周囲にハイキングコースなどがあることから、先ほど撮った「一村一山」の終着駅にもなっています(土合には折り返しや留置設備が無いので、使用車両は石打まで回送されます)。

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徒歩鉄で慣らした足なら、こんな階段は全然余裕さ♪
・・・な~んて思っていましたが、
一気に上がると、意外とキツイものですね。
ひと休みがてら、200段目あたりから後ろを振り返ってみました。
あとまだ倍以上もあるのか・・・ ε- (´Д`;)ハアァァ…。

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462段をクリアし、ようやくそと地上へと出ました。
上には「ようこそ土合駅へ」の文字が見えますが・・・

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実は改札口まで、あと143メートル、
さらに24段の階段が残されています

、ラストスパート ε-(
・ω・´)フンス!

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ようやくラストの486段目っ!
おつかれさまでした・・・(´▽`;) ホッ。

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山小屋をモチーフにした三角屋根が特徴の土合駅舎。
ふだんはひっそりとしていますが、
谷川岳の山開きなどが行われるときには、多くの登山客で賑わいます。
上越線 土合

所々で写真を撮りつつ、10分ほどかけて地上の改札口に到達。せっかく下りホームの天然クーラーで涼んだのに、486段の階段を上がり終えたころには汗だくになっていましたε-(´o`;Aアヂィ…。待合室で一息ついたところで、今度は上りホームから列車に乗って、水上へと戻ります。次の上り列車は12時26分。臨時を含めても一日6往復しかないこの区間、滞在約30分で折り返せるのは効率がいいと言えるでしょう。

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上りホームは地上の改札脇にあり、下りホームに比べると単純な構造。
上越線 土合

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駅舎から上りホームへの通路では、
こんなにスッキリとした編成写真が撮れました。
先日には新潟地区の普通列車

新たにE129系の投入が発表され、
新潟色の115系も今後は要チェックとなりそうです。
上越線 土合

土合1226-(1734M)-水上1239

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水上は上越線で運転されるSL「みなかみ号」の終着駅で、
構内にはSLの向きを変える転車台が設置されているほか、
D51 745も静態保存として展示されています。

土合を往復したことで適度に時間がつぶれ、再び水上周辺での撮影に臨みます。午前中に撮った下りの撮影ポイントは駅から離れていましたが、次に向かう上りの撮影ポイントは駅に近くて、徒歩鉄には助かる手軽なお立ち台です。水上駅からSLが展示してある広場を抜けて、歩くこと10分。利根川に架かるガーダー橋が撮影地。お一方の先客がいらっしゃったので、挨拶して隣へ加えていただきます。本命の「一村一山」が来るまではあと一時間ほどあるものの、前述したように運転本数の少ない水上以北。時刻表上では「一村一山」まで他に通過列車はなく、ぶっつけ本番かと思いきや、嬉しいことに貨物列車がやってきてくれました。(゚∀゚)オッ!

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轟音を立てて、ガーダー橋を渡るEH200-4牽引の貨物列車。
上越線 湯桧曽-水上

やはり本番前に一本でも通過列車があると、列車の写しとめる位置や空間の感覚などが掴めて助かります(^^)。長い貨物列車は全編成が収まりきらなかったけれど、6連の485系ならば編成が鉄橋上に乗りきるかな? そんなことを思いながらアングルを調整。最終的にはもう一方だけ加わった三人で「一村一山」を迎えます。有名なお立ち台を国鉄色の485系が通過するには少ない気がする人数ですが、貴重な485系でも「快速」幕じゃ、あまり人気が無いのでしょうか・・・。

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山々の緑が濃い、盛夏の上越線。
鉄橋上に躍り出た国鉄特急色がよく映えます。

素晴らしいロケーションで、485系をゲット~\(⌒∇⌒*)/ワーイ ♪
往路に続き、復路も夏らしい情景のなかで撮ることができた国鉄色485系。たとえ「快速」幕であっても、私にとってはじゅうぶんに魅力的な「一村一山」でした (´▽`*)カコイイ! 。 これですべての撮影が終了です。はじめの計画段階では往復の「一村一山」を撮るくらいしか考えておらず、新幹線を使ってまで上越線へ行くのはもったいないかな・・・との思いもありましたが、結果的には本命の「一村一山」に加えて、「あけぼの」というサプライズや、この機会に何本かの115系が撮れたこと。さらに土合駅の訪問など、案外収穫が多くて楽しいプチ遠征となりました。あとは・・・前回の外房線で果たせなかった、「車中ひとり打ち上げ(反省会)」をしつつ、在来線で東京へと戻りま~す(^^)。

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帰路に水上から乗るのは107系。
三月の改正で日光線からは引退した107系ですが、
高崎地区の上越・信越・両毛線では、まだまだ元気に活躍中。
上越線 水上

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残念ながら水上駅では駅弁が無かったので、
乗換駅の高崎まで我慢。
高崎で購入したのは、「だるま弁当」に次ぐ定番ともいうべき、
「鶏めし弁当」(¥900)。
鶏肉のうまみを、そぼろと照り焼きに活かした逸品。
オーソドックスながらも外さないウマさがあります。
☆☆☆・・
そして今、JR東日本の駅ナカコンビニ「NEWDAYS」では、
北海道フェアを開催中(~8/5)で

なんと北海道限定の「サッポロ★クラシック」が購入できます!
プハー! (*≧∇≦)ノdロ ウマイッ!!

水上1456-(上越744M)-高崎1559~1612-(高崎2240Y)-新宿1802


☆オマケ(・・・というか、ゆるキャラさんへのオミヤゲ♪ )
群馬のゆるキャラ「ぐんまちゃん」。
群馬県のPRマスコットなので、山登りや温泉に入っているイラストはよく見かけますが、水上の町にはこんな、ちょっとレア(?)なイラストがありました。

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左は側溝工事の注意看板で、右は自衛隊募集のポスターです(^^)。



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外房線・・・115系「白い砂」撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2013.07.06
外房線
「房総夏ダイヤ」の名物列車が復活!
115系「快速 白い砂」 撮影記

 

関東地方では梅雨が明け、いよいよ夏本番 ε-(´o`;Aアヂィ… 。 もうこの暑さで、海開きとなった海水浴場も多いのではないでしょうか。海水浴への足といえば、今はクルマ派が主流で、鉄道利用はどちらかというと少数派なのが現状。しかし一昔前までは、夏になると海水浴客をターゲットにした臨時列車が多数運転されていて、なかでも千葉の房総半島を走る内房線と外房線には「夏ダイヤ」と呼ばれる海水浴シーズンに対応した特別ダイヤが設定されていたほどでした(時刻表では色分けされて、巻頭に特別編集で掲載されていましたっけ)。その「夏ダイヤ」で、特急列車や急行列車を補完する形で運転されていた、夏の定番ともいうべき快速列車が、内房線の「青い海」と外房線の「白い砂」。どちらも近郊形普通列車用の113系(もしくは急行形の165系)が使用され、車内設備などは特急に及ばないものの、特別料金不要という設定で人気の臨時列車でした。

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113系で運転されていた、外房線の臨時快速「白い砂」。
この写真は、かつての「夏ダイヤ」全盛期のものではなく、
今から三年前の夏臨で、一時的に復活運転された時のもの。
10.08.07 外房線 上総一ノ宮-東浪見(再掲)

そんなかつての名物快速が今夏、それぞれ一日限りで復活運転されることになりました。もちろん運転線区は当時と同じように、「青い海」が内房線、「白い砂」が外房線です。とはいえ、これは両列車名を使った事前募集制の団体列車で、現役当時のように誰もが乗れるような、本当の快速列車ではありません。しかも、113系や165系がすでに引退してしまっていることから、今回使用されるのは同じ色(スカ色)をした115系(豊田区のM40編成)。113系と115系は似て非なるもので、厳密にいえば山スカと呼ばれる山岳線区用の115系を「青い海」や「白い砂」に使うのはおかしなことなのですが、113系が引退してしまった今となっては、そんな贅沢も言っていられないか・・・(´・∀・`)ソーヨネ 。

今回のリバイバル列車は、初日の土曜日(7/6)に外房線の「白い砂」(両国~勝浦経由~安房鴨川 往復)、二日目の日曜日(7/7)が内房線の「青い海」(両国~木更津経由~舘山 往復)というスケジュール。「白い砂」の方は上写真にも載せたように、三年前の夏にも一度撮影しているし、個人的には内房線の「青い海」のほうが現役時代によく利用していた馴染みもあるので(ウチの家族は、内房線で行く岩井海岸が海水浴の定番でした)、できれば「白い砂」より「青い海」の方を撮りたかったのですが、日曜日は半日しか都合がつかずに遠出はムリ (-"-;)ヴーン。悩んだ末に、私は土曜日に運転される外房線の「白い砂」の撮影を選択しました。やっぱり撮影に出かけるならば、のんびりと余裕を持って楽しみたい。

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今回は撮影を見送った内房線の「青い海」。
これはまさに「房総夏ダイヤ」で運転されていた当時のもので、
急行形の165系が使用されていました。
87.8 総武本線 船橋


7月6日(土)

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千葉から乗る外房線の普通列車は、おなじみの209系。
総武本線 千葉

山スカ115系で運転される快速「白い砂」。やはりその列車名のとおり、海をバックに走るような撮影地を選びたいところ。しかし、実際に乗ってみると解りますが、意外とこの外房線や内房線は車窓から海が見えるところが少なく、海バックの撮影地もかなり限られます。外房線の海バックでパッと思い浮かぶのは、安房天津と安房鴨川の間にある陸橋上から見下ろす有名ポイントくらいで、おそらくそこには同じ考えの同業者が集結することでしょう。イチかバチかその撮影地を目指してみるってテもありますが、もしキャパオーバーで撮る場所が無いとなると、私のような徒歩鉄の場合は他に代替の撮影地を探すのがかなりキビシい(しかもその撮影地は最寄り駅からかなり遠いしね)。そう考えると、数少ない海バックポイントへ行くのはリスクが大きく、さらにこの日は青空があまり期待できないような曇天であったことから、ここは海バックをスッパリと諦め、無難に正面のヘッドマークが解るように撮れるポイントへと向かうことにしました。千葉から普通列車で一時間半、私が降りたのは御宿(おんじゅく)。

新宿0746-(中央線)-御茶ノ水0756~0757-(総武線)-錦糸町0807~0813-(総武快速)-千葉0843~0853-(外房241M)-御宿1007

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白壁に赤い瓦屋根、きれいで清潔感のある御宿駅。
かつては御宿というと、
房総の海水浴場のなかでも、とくに若者の人気が高く、
オシャレなスポットに例えられていた頃がありました。
外房線 御宿

御宿の駅から、あらかじめ調べてきた撮影地までは直線距離にして約1.5キロ。道に沿って歩くと30分弱といったところです。すごく遠いワケはないけれど、決して近くもないなぁ・・・ε-(‐ω‐;)フゥ… などと思いながら、いざ歩き始めようとしたとき、ふと目に留まったのは駅舎脇にある観光案内所。よく見るとそこには「レンタサイクル」の張り紙が掲げてあるではありませんか!(゚∀゚)オオッ! はたして台数に余裕があるのか尋ねてみたところ、すぐにでも貸し出しOKとのこと。これは思わぬラッキーで、体力的にも時間的にも助かるだけでなく、行動範囲も格段に広がります。ワァイヾ(゚д゚*三*゚д゚)ノワァイ

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徒歩鉄の強い味方、レンタサイクル(エコバイク)。
ここ御宿観光案内所での貸し出し料金は、一日1200円。
時間制だと2時間400円で、
以降30分ごとに100円の超過料金がかかります。

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自転車のカゴに掲げられているイラストは、
御宿のゆるキャラで、その名も「エビアミーゴ」!
(ゆるキャラさん、情報ありがとうございます ^^)。

しかも、貸し出された自転車は、電動アシスト付き(電チャ)。電チャといえば、先月にいすみ鉄道の大多喜で借りた際にはバッテリーが充電されておらず、電チャの性能がまったく活かされなかったという、苦い経験がありました。もちろん今回は真っ先にバッテリーをチェック。しっかりとFULLになっているのを確認して、出発進行。充電された電チャ(・・・って、本来はそれがふつうなんですけれど)は、快適そのもので、徒歩30分を見込んでいた撮影地まではわずか10分。汗ひとつかかずに到着です (・∀・)ラックチーン♪ 。 さっそく撮影地では数人の先客に挨拶して、私も横へと加えていただきます。

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まずはE257系の特急「わかしお」が通過。
国鉄時代からの183系を置き換えて、
すっかり房総特急の顔となった同車ですが、
個人的にはあまり好きな顔立ちではありません・・・(^^;)
外房線 浪花-御宿

このあたりは単線となる外房線。トンネルを出てカーブしてきたところを、跨線橋上から正面気味に狙います。この角度ならば「白い砂」のヘッドマークが解りやすいはず。海は見えないけれど、なかなかいい撮影地です。
前述したように今回の「白い砂」は団体列車で、詳細な途中駅の通過時刻などは公表されておらず(少なくとも私が知るかぎりでは)、解っているのは千葉10時50分発、安房鴨川12時35分着という大雑把なものだけ。それでも市販の時刻表と照らし合わせて見ると、今私がいる御宿から安房鴨川までの所要時間は、普通列車で約30分ということがわかりますので、ある程度の目安は立てやすい。ここの通過はだいたい正午過ぎくらいかな・・・と踏んでいたところ、まさに正午を知らせる役場のチャイムが鳴り終えたと同時に、トンネルからヘッドマークを掲げたスカ色の電車が飛び出してきました。

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同じスカ色でも、現役時代とはちょっと塗り分けが異なる!?
山スカ115系で運転された快速「白い砂」。
でも雰囲気は損なわれておらず、
なかなかいい感じのリバイバル列車じゃないですか (^^)。

外房線に快速「白い砂」が復活~ヽ(´▽`)ノワーイ♪! たとえそれが113系ではなく、115系であっても、そして乗客の大半が海水浴客ではなく、鉄ちゃんばかりであっても(笑)、やはりこの「房総夏ダイヤ」時代を思い起こさせる懐かしい列車の運転は嬉しいものがあります。スカ色に爽やかな白いマークが似合いますね~(^^)。

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すぐに振り返って、後追いも狙ってみました。
真ん中に線路を置く構図が何となくイヤで、
左の緑を多めに入れてみましたが・・・
ちょっと中途半端だったかな? (^^;ゞ
外房線 御宿-浪花(後追い)

後追いを撮りつつ、去り行く姿を見送って、往路(下り)の撮影は終了。今度は二時間後に戻ってくる復路(上り)の撮影に備えます。実は徒歩移動だった場合には、周囲にこれといった撮影地が見当たらないことから、今の後追いを撮ったアングルで、復路の正向きも狙っちゃおうかと考えていたのですが、今の私には電チャという素晴らしい移動手段があります。せっかくならば、これで少し線路沿いを走ってみて、どこか他の撮影地を探してみることにしました。(/*´∀`)o電チャでGO!

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上り方向へしばらく走ると、
御宿の隣駅である浪花に着いてしまいました。
浪花は簡素な造りの無人駅です。
外房線 浪花

先ほどの撮影地から20分程走ったところで、上り方隣駅の浪花に到達。もちろん自転車を漕ぎ続ければ、もっとその先へ行くことだって可能なのですが、レンタサイクルである以上は返却のために御宿へ戻って来なくてはならず、勢い余ってあまり遠くへ行き過ぎると帰ってくるのが大変になります。一駅とはいえ、すでに御宿から浪花の間だけでも、駅間距離にして4.9キロもありますし・・・。そこであまり深追いはせず、この御宿と浪花の間で撮影することに決めました。実はこの浪花へ来る途中に一カ所、良さそうだと思って目星をつけておいた場所があるのです。やってきたのは浪花から御宿方向へ少し戻ったところにある跨線橋。

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その跨線橋上からのカット。
まずは車体に架線柱が掛からない、東側から撮影。
なかなかいい感じだけれど、
左側にある木々のボリュームがスゴいなぁ・・・( ̄△ ̄;)。
外房線 御宿-浪花(後追い)

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続いて跨線橋の西側から撮影。
手前に架線柱が入るものの、午後はこちら側が順光。
こちらの方がスッキリとしているかな?
外房線 御宿-浪花

往路を撮った撮影地に続き、またも跨線橋上からの俯瞰になりますが、この時期は線路際の雑草が生い茂って列車の足回りを隠してしまうため、どうしても高いところから撮る形を選んでしまいます。ここでは上に連ねた写真二枚のように、跨線橋の立ち位置で撮れる画が変わり、本命の「白い砂」をどちらで撮るか悩むところ。でも、先ほどの往路は正面重視で撮影しているので、今度はサイドからスカ色のツートンカラーを際立たせたい。そこで後者(西側)の方を選択して、「白い砂」の通過を待ちます。はじめは私ひとりだったこの場所、マイナーな撮影地なのかと思っていましたが、通過の30分前になると、徐々にクルマで駆けつけた同業者が集結(追っかけかな?)。最終的には10人くらいが集まったので、けっこう知られたポイントだったのかも知れません。やはり皆さんも私と同じように跨線橋のどちら側から撮るかを悩み、しばらくして各々の場所に落ち着いた頃、再び線路上にスカ色の電車が姿を現しました。

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房総の里山に、甲高いモーター音が響かせて快走する、
スカ色の快速「白い砂」。
113系の撤退から早二年が経ちますが、
今でも房総ローカルというと、
このスカ色の電車が真っ先に思い浮かびます。

う~ん、やっぱりこういう素朴な情景には昔ながらの国鉄色がよく似合うなぁ・・・゚+。*・(´∀`*)・*。+゚。順光側から撮ったにもかかわらず、結局は曇られちゃったけれど、私的にはじゅうぶんに満足の行く結果が得られました。これにてリバイバル運転された「白い砂」の撮影は終了です。ちなみに隣で撮影されていた方はこのあと、いすみ鉄道の国鉄形キハを撮りに行くとのこと。クルマで走ると、ここから国吉までは20分ほどなのだそうな。やっぱりクルマだと効率的に動けますね・・・。私はもちろん自転車を返却するために御宿へと戻ります。

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今回私が走った御宿と浪花の間は
ちょうど市境(御宿町といすみ市)で、
途中にはちょっとした峠も越えるのですが、
電チャならば全然ラクチンでした。

さて、「白い砂」の撮影を終えて、あとは外房線の上り列車に乗って東京へと帰るわけですが、やはりここは駅弁とビールでも買って、列車内での反省会(?)を兼ねた、ひとり打ち上げを楽しみたいところ ヽ(´¬`)ノイエ~イ。房総半島といえば、言わずと知れた海の幸の宝庫で、さぞかし名物駅弁も多いハズ・・・と思いきや、御宿の駅には駅弁どころか、キオスクのひとつもありません ( ̄□ ̄;)マジ!? 。 まあ、御宿は特急停車駅ではあるけれど、町の規模はそれほど大きくないからな・・・。それならば下り方の隣駅である、勝浦まで行ってみることにしました。勝浦は全国屈指の港町で、温泉や海中公園など観光施設も充実した、外房線沿線では比較的大きな街。ここなら駅弁も期待が持てます。

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下りの普通列車で勝浦へ向かいます。
御宿のホームには、あまちゃん・・・もとい、
海女さんの像がありました。
外房線 御宿

御宿1437-(255M)-勝浦1443

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勝浦市の中心にある勝浦駅。
駅構内の配線は二面三線、当駅で折り返す列車なども多く、
外房線の運行上の拠点ともなる主要駅です。
外房線 勝浦

しかし、その期待はもろくも崩れることに・・・Σ(゚□゚*)ナニッ!! 勝浦駅構内のキオスクにはシャッターが閉じられ、駅前を見渡しても弁当などが売っていそうな商店は見当たらない。駅の窓口で尋ねてみると、この辺で弁当を扱っているのは、大通りのコンビニだけだという。いくらなんでも、ここまできてコンビニ弁当じゃ味気なさすぎます・・・(´・ω・`)ショボーン。いっそのこと、特急列車に乗れば車内販売で駅弁が手に入るかな? とも考えましたが、たしか今の房総特急って、いっさいの車内販売をやめちゃった覚えがあります。(´Д`;)マヂデスカ…

こうなったら仕方なく駅弁は諦めて、街中で食事を摂ることにしましょう。サザエにアワビ、カツオ、伊勢エビと、目移りしそうなほど名物が多い勝浦(タイトル写真にあるように、街のゆるキャラもカツオがモチーフのカッピーくんだし ^^; )。商店街のお店にもたくさんの魅力的なメニューが掲げられています・・・が、どこも準備中 (ノ_ _)ノズベッ 。さすがに三時じゃどこもやっていないかぁ・・・すっかり昼食難民になってしまいましたε-(‐ω‐;)フゥ…。そんななかで唯一、営業中の札を出していたのが「名物・勝浦タンタンメン」の幟を店先に掲げていた中華料理屋さん。漁港の町なのに担々麺が名物なの・・・(・A・)ハニャ? と思いつつも、他にめぼしいお店は見当たらないし、空腹ももう限界。「( # `∀´)ノ おっちゃん、タンタンメンひとつ!(あと生中っ!)」

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これが勝浦名物の「勝浦タンタンメン」。
一般的な担々麺と違って芝麻醤やゴマみそなどは使わず、
醤油ベースの透き通った汁にラー油が大量に加わり、
具材として炒めたタマネギや豚ひき肉が載せられているのが特徴。
漁師さんや海女さんの冷えた体を温めるために生まれた、
漁師町・勝浦ならではのソウルフード
・・・だそうです。

ためしにすすってみると・・・(°ω°)! ウマい!ウマいじゃないか「勝浦タンタンメ~ン」ヽ( ´ ∇ ` )ノ! 具材になっている炒めタマネギの甘さもあって、はじめはあまり辛さを感じなかったのですが、ラー油の入ったスープを絡めた麺を食べていると、そのうちジワジワと辛さがにじみ出てくるような感じ。私はグルメリポータではないので上手く伝えられませんが、とにかくこれは想像以上の美味しさでした。結局、駅弁は手に入らなかったし、新鮮な海の幸にもありつけなかったけれど、意外な名物で存分にオナカを満たすことができました。でもホンネを言えば・・・やっぱり、海の幸を味わいたかったなぁ・・・(^^;)

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海の幸に比べると、タンタンメンはずっと安く済んだので、
帰りはちょっと贅沢に特急「わかしお」に乗っちゃいました。
といっても、東京までではなく途中の蘇我まで (´A`;)セコッ
(東京までの特急料金は1300円ですが、蘇我までなら900円)。
ちなみに、やはり車内販売はありませんでした・・・。
外房線 勝浦

勝浦1559-(わかしお22号)-蘇我1659~1700-(総武快速)-東京1754


今回の「白い砂」撮影、海バックの撮影地にこだわらないのであれば、何も御宿や勝浦まで行かなくても撮れたはず。ではなぜ、わざわざ遠出したのかといえば、実は撮影ついでに房総のおいしいものを食べたいという目論見があったからでした。しかし、その「白い砂」自体がお昼を挟んだ運転時刻で設定され、撮影後にはどこのお店も閉まっていたというのが今回の結末。やっぱり撮り鉄を優先すると、観光や食事などはウマい具合にはまわれないものですね~(^^;)



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千代田線・・・北綾瀬支線 5000系 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2013.06.29
千代田
置き換え間近!?
北綾瀬支線 5000系 撮影
  

 

引退する列車や車両を直前になって記録する、いわゆる「葬式鉄」。葬式って言葉にはあまりいい印象を受けず、当ブログでは代わりに「おくり鉄」と称することにしていますが、いずれにしろ今回のネタは、当ブログのおくり鉄史上において、もっとも地味な路線の車両だといっても過言ではないでしょう。それは東京メトロ千代田線・北綾瀬支線の5000系と6000系 。
(今回の記事はいつも以上にマニアックな内容だと思われますので、読んでいてつまらないと思われた方は、文章をすっ飛ばして、写真だけでも見ていただけたら嬉しいです ^^; )

地下鉄千代田線といえば、大手町、霞ヶ関、国会議事堂前、赤坂、表参道など、東京のほぼ中心を貫く重要路線のひとつ。さらに路線の東側ではJR常磐(緩行)線と、西側では小田急線との相互直通運転が行われており、当路線を走る車両は自社の車両のみならず実に様々で、なんと地下鉄なのにロマンスカーだって乗り入れてきちゃいます(小田急60000形「MSE」使用の「メトロはこね」など」)。そんな賑やかな千代田線の末端部に、ひっそりと(?)存在しているのが、今回のおくり鉄の舞台となる、通称「北綾瀬支線」です。

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まさに網の目のように張り巡らされた東京の地下鉄路線図。
北千住や大手町、表参道などを通る緑色のラインが千代田線ですが、
北綾瀬支線はその末端部、この地図の右上端に位置します(赤枠内)。

北綾瀬支線は、綾瀬と北綾瀬のわずか一駅間2.1キロを結ぶ、千代田線の枝線。もともとは綾瀬から千代田線の車庫(綾瀬車両基地)へ伸びる回送線を地域住民の要望を受けて旅客化したもので、その需要に合わせた短い3両編成の電車で運転されているのが特徴です(同様の経緯を持つ路線としては、山陽新幹線の回送線を旅客化した博多南線に近いものがあります)。現在の北綾瀬支線で使用されている車両は、67年製の5000系が二本(5951F・5952F)と、68年製の6000系が一本(6000-1F)で、5000系の方は数ある東京メトロの車両のなかでも現役最古参の形式。そして6000系の方は千代田線の本線でも使われているメジャーな形式ですが、北綾瀬支線で使用されているのはその第一次試作車にあたる6000-1編成で、東京メトロの車両としては珍しく車両番号に "-(ハイフン)" が付くことから、通称「ハイフン車」と呼ばれている、ちょっと貴重な車両です。しかし、どちらもすでに製造から40年を越える大ベテランで、ファンの間では常に引退の噂が絶えなかったところ、ついに今月(7月)、東西線で余剰となった05系(3両編成×2)が綾瀬へと輸送される計画が鉄道誌に掲載され、北綾瀬支線用車両の置き換えが現実味を帯びてきました。常磐緩行線の沿線で育ち、直通してくる千代田線の車両には人一倍の愛着がある私。支線といえども引退となるとやはり放ってはおけません。置き換えられる前にしっかりと現状を記録しておきたいところです ε-(・ω・´)フンス! 。


6月29日(土)

上の路線図を見ていただくと解るように、盲腸線である北綾瀬支線へアクセスするには、本線との接続駅である綾瀬から入るのが手っ取り早い。綾瀬は千代田線と常磐緩行線との乗り入れ境界駅で、本線用のホームは二面三線の広さがあります。しかし件の北綾瀬支線はというと、その構内の端っこに設けられた「切欠きホーム(本線用のホームを切り取った形でできた、半人前のホームをこう呼びます)」から発着し、いかにも支線という雰囲気が漂っています。そんな専用ホームで待つことしばし、やがて北綾瀬方向からゆっくりと姿を現したのは、箱形スタイルの5000系。日中の北綾瀬支線は、基本的に一本の編成が綾瀬と北綾瀬の間をピストン運行する単純なダイヤが組まれているので、この日の北綾瀬支線撮影はすべて、この5000系5951Fとお付き合いすることとなります。本音を言えば6000系試作車の「ハイフン車」が撮りたかったのですが、確率的には三分の二で5000系に当たる方が高いんですよね・・・ (´・∀・`)マ、イイカ…。

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ホームドアが設置されている、
北綾瀬支線専用ホームへ入線して来たのは5000系。
かつてこの車両は、千代田線よりも東西線で主に使われており、
東西線利用者の方が懐かしく感じるかもしれません。
東京メトロ千代田線 綾瀬

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綾瀬の北綾瀬支線用ホームは「0番線」。
都内ではこの綾瀬と京成の日暮里(上りホーム)でしか見られない、
ちょっと珍しい番線です。

東京メトロ・・・というより、その前身の営団地下鉄に馴染みのある方にとって、5000系は東西線の車両で、千代田線は6000系というイメージが強いのではないかと思われます。でも実は千代田線の初開業(北千住~大手町)となった69年の時点では、まだ6000系が試験段階にあり、営業運転は先に投入された5000系で行われたという歴史があるのです。その後、6000系の増備によって本線の5000系は東西線へと転属しましたが、北綾瀬支線の5000系は据え置かれ、以来、細かい改造や同形式間での移籍を行いつつも、形式的には千代田線の開業からずっと絶えること無く活躍を続けてきました。まさに5000系は千代田線の生き字引と言えるでしょう(ちなみに東西線の5000系は07年までに全車が引退し、現役の5000系はこの北綾瀬支線に残る二本のみ)。

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5000系5151号の車端部にある、
メーカーズプレート(製造銘板)には、ちょっと見にくいのですが、
「日本車輌 昭和42年 東京」の文字が読み取れます。
日車の東京というと、おそらく東京支店・蕨工場のことで、
72年頃まで現在の京浜東北線・蕨駅付近にありました。

そんな古くて貴重な車両が走る北綾瀬支線なのですが、実はファンの注目度はイマイチ。というのも、この路線は全線が高架で沿線の撮影地が乏しく、車両がキッチリと撮れるのは駅のホームくらい。しかもそのホームにはホームドアが設置されていて、撮影アングルも限られています。これではいくら貴重な車両でも、撮り鉄的にはあまり面白味がありません (-"-;)ウーン… 。今までは私も、北綾瀬支線は片手間に綾瀬の発着を撮ったことがあるのみでした。でも今回はせっかく撮影主体で北綾瀬支線を訪れていることだし、少しは画に変化を持たせたいところ。そこで、とりあえず北綾瀬まで列車に乗り、ためしに沿線を眺めてみることにします。ひょっとしたらどこかに穴場の撮影スポットなどがあるのかもしれない。期待は薄いけれど・・・。

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もちろん5000系の運転台は昔ながらのツーハンドル。
ブレーキを緩めて、出発進行!

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複雑な分岐器を渡る北綾瀬支線の列車。
こういうところを前方から眺めていると、
ちょっと萌えますよね~(^▽^)
ちなみに線路を左から見ると、
一段高い、高架になっているのが、本線(常磐緩行線)の下り。
二番目は綾瀬止まりなどが折り返す、留置線。
三・四番目(真ん中二本)が北綾瀬・綾瀬車両基地へ続く支線で、
今乗っている電車はそこ(三番目)を進みます。
五番目(写真右側)は本線の上り。
さらにその右奥には常磐快速線の複線が見えます。
東京メトロ千代田線 綾瀬付近(前方の車窓から)

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ひたすら高架区間を突き進む北綾瀬支線。
ピストン輸送の単純なダイヤだけに単線だと思われがちですが、
この区間は前述したように車庫への回送線も兼ねているために
ラッシュ時などはけっこう運転本数が多く、
しっかりと複線が敷かれています。
東京メトロ千代田線 綾瀬-北綾瀬(前方の車窓から)

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ただし駅間は複線でも、北綾瀬支線が使用する駅のホームは、
綾瀬・北綾瀬ともに単式ホーム一面一線という面白い配線。
北綾瀬駅の先にあるのが綾瀬車両基地で、
ホームの無い右の線路は、ダイレクトに基地へと続いています。
東京メトロ千代田線 北綾瀬付近(前方の車窓から)

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北綾瀬に到着した5000系。
綾瀬と同様に、この北綾瀬もホームドアが設置されています。
現在は北綾瀬支線の列車のみが発着しているため、
ホームも3両分の長さしかありませんが、
近い将来には10両編成へ対応した延長工事が施され、
本線からの列車が直通する計画もあるそうです
東京メトロプラン2015 *PDF注意)。
東京メトロ千代田線 北綾瀬

綾瀬から一駅、4分ほどで北綾瀬着。ずっと前方を眺めていると、複雑な分岐器(ポイント)を渡ったり、留置線を眺めることができたりして、鉄的にはなかなか面白いものがありましたが・・・やはり車窓から見るかぎりは、高架上を走る列車が撮れそうな場所は沿線に見当たりませんでした ε-(‐ω‐;)ハァ…。北綾瀬まで乗ってきて得られた収穫といえそうなものは、思っていたよりも北綾瀬のホーム先端がスッキリとしていて、入線が撮りやすかったということくらいか。

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北綾瀬へ入線してくる5000系をホーム先端から狙ってみました。
「マッコウクジラ」の愛称で有名な3000系(日比谷線用)と、
ローレル賞を獲得した独特なデザインの6000系、
その狭間に誕生したのが、この5000系でした。
でも、派手さはないものの、飾り気のないシンプルなスタイルは
もっとも地下鉄らしい車両だと思っています。
東京メトロ千代田線 北綾瀬

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折り返してくる北綾瀬支線の5000系を待つ間には、
車両基地へ入庫する本線用の6000系が回送線を通過。
やはり千代田線と言うとこの6000系を思い浮かべる方が
多いのではないでしょうか。

綾瀬、北綾瀬の違いはあるにせよ、いずれにしてもホームへの入線を正面気味にしか撮れないということで、画的にはあまり代わり映えがしません。このままでは今回のブログもまた、入線シーン一枚のみの「ONE-shot」になりかねないなぁ・・・との思いがアタマを過ります (^^;)ゞポリポリ 。
とりあえず、他路線へ接続していない終端駅へ来てしまった以上は、折り返すにしてもいったん改札を出なくてはならず、せっかく運賃を払って下車するのならば、少しこの北綾瀬の周辺を散策してみることにしました(・・・といっても、鉄的な散策ですが)。

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北綾瀬支線の終点、北綾瀬。
他の鉄道路線との接続が無い単独終端駅は
東京メトロとしては珍しく、
ココ以外には丸ノ内線・方南町支線の方南町があるのみ。
東京メトロ千代田線 北綾瀬

千代田線ファンにとって北綾瀬散策といえば、まずはここを覗かずにはいられません。そう、千代田線の車庫である綾瀬車両基地。もちろん、一般公開時のように中へ入ることはできませんが、構内には跨線橋が架けられており、そこから中の様子を眺めることができるのです。

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車庫機能の綾瀬検車区と、車両工場の綾瀬工場で構成される
綾瀬車両基地は、東京メトロ最大の車両基地(141.810㎡)。
所属するのは千代田線の車両のみですが、
検査・修繕等は千代田線の他、有楽町線、南北線、副都心線、
さらには埼玉高速鉄道の車両に対しても行われています。
東京メトロ 綾瀬車両基地

そのなかで今回の主旨に沿った気になる車両といえば、やはり北綾瀬支線用の6000系試作車である「ハイフン車」。この日運用に就いていない同車は、広い構内のどこかで昼寝しているはずなので、跨線橋上から目を凝らして見渡してみると・・・お!いたっ!(゚∀゚)オッ!

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車両基地に留置されている「ハイフン車」(左)。
でも、この角度からだと試作車ならではの特徴が解りづらく、
他の6000系と大差がありませんね・・・(^^;)。
奇遇にも隣には、一編成しか存在しない虎の子の
06系が肩を並べていました。
東京メトロ 綾瀬車両基地

世界初のサイリスタチョッパ制御搭載の実績、そして何といっても誕生時には前例がなく、強烈なインパクトを与えた、左右非対称で大型窓を採用した前面デザイン。まさに営団地下鉄の顔として一時代を築いた名車6000系の歴史は、すべてこの試作車から始まっているのです。本来なら地下鉄博物館などに収蔵されていてもおかしくないほどの貴重な車両なのですが、今年で「キョーシセーカツ25年」をはるかに上回る、現役生活45年! 試作車という生い立ちを考えると、まさに驚異的な活躍とも言えるでしょう。しかし前述したように、その現役生活にも暗雲が立ちこめてきました。さらに二本の5000系と比べると、最近は稼働率が低いといわれている「ハイフン車」。はたして同車に、あとどのくらいの時間が残されているのかは解りませんが、できることなら引退までにもう一度くらい、営業中の撮影と乗車を楽しみたいところです。

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以前に綾瀬で撮影した営業運転中の「ハイフン車」(左)。
まだ正式に引退が発表されたわけではないけれど、
一日も長い活躍を願うばかりです。
11.11.27 東京メトロ千代田線 綾瀬 (再掲)

さて、「ハイフン車」の姿を確認したところで綾瀬車両基地を後にして、今度は北綾瀬支線の沿線を歩いてみることにします。狙いはもちろん、駅間を走る北綾瀬支線の姿なのですが・・・

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延々と続く高架橋は、
まるで万里の長城か、はたまたベルリンの壁か。
これではまったく車両の姿が見えません。
東京メトロ千代田線 綾瀬-北綾瀬

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かろうじて高さを稼げる
道路の歩道橋から撮ったカットはこんな感じ。
う~ん、キビシいなぁ・・・(´・ω・`)
東京メトロ千代田線 綾瀬-北綾瀬

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ならば、壁がスリット状になっている
幹線道路との交差部分ではどうかというと・・・
う~ん、う~ん、やっぱりキビシいなぁ・・・(´д`;)トホホ…。
東京メトロ千代田線 綾瀬-北綾瀬

やはり全線高架というところがネックとなり、列車主体の編成写真などがスッキリと撮れるところは見当たりません。まわりに建つ高層マンションの踊り場などからはきれいに撮れそうなのですが、当然ながら私有地へ勝手に入るわけにはいかず、できれば合法的に俯瞰撮影ができるような商業施設の屋上や公共施設などを探してみたものの、北綾瀬支線沿いにそのような出入り自由の建物は存在しない様子。こうなれば、もう列車主体のアングルは諦めて、広く沿線風景を入れて撮影を試みることにしました。幸い、この北綾瀬支線のまわりには公園などが多く、意外と自然の花などを絡めることができそうです。

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青空の下、花畑の向こうを行く北綾瀬支線の5000系。
とても都区内とは思えない、のどかな情景が広がります (´▽`*) 。
東京メトロ千代田線 綾瀬-北綾瀬

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公園の花壇に咲いていたラベンダーは、今がちょうど花盛り。
無機質な都会の路線に彩を添えてくれました。
でも、ラベンダーを眺めていると、北海道へ行きたくなっちゃうね。
東京メトロ千代田線 綾瀬-北綾瀬

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紫陽花はもう見頃を過ぎて、ちょっとお疲れ気味?
寄りにはちょっと耐えられないので、引き画でごまかしてみました(^^;)。
もっと花が元気なころに訪れたかったところ。
東京メトロ千代田線 綾瀬-北綾瀬

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いっぽう、日の光を浴びて
元気な姿を見せてくれたのが、夏の花・ヒマワリ。
もう梅雨明けも間近なのでしょうか (^^)。
東京メトロ千代田線 綾瀬-北綾瀬

たしかに細かいことを言えば、車両の足回りが隠れちゃったり、列車よりも高架橋の方が目立ったりしているけれど、苦し紛れの沿線撮りにしては案外悪くないカットが撮れたのではないかと思っています。とくに、歩いていて見つけたヒマワリ畑のなかに、一輪だけ線路へ背を向けている花があったときには、思わず小躍りしたくなるほどの嬉しさがありました。冒頭にも述べたように、正直言うとまったく期待していなかった北綾瀬支線の沿線撮り。でも、このラベンダーやヒマワリのカットは予想以上の収穫で、あらためて「沿線には撮影地が無い」などの固定観念にとらわれず、歩いてみるものだなぁ・・・と実感した、北綾瀬支線散策でした。

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所々で撮影しながら歩いているうちに、
一駅間を進んでしまい、本線との分岐駅である綾瀬に到達。
いい運動になりました(^^)
東京メトロ千代田線 綾瀬


北綾瀬支線の車両置き換えは、鉄道誌に掲載されていた05系の輸送情報をもとに私が想定したもので、正式な発表があったわけではありません。しかし、車齢が高くてサービス面で劣る5000系や「ハイフン車」の活躍がそう長く続くものではないと思われ、この機会に車両交代が行われると考えるのが妥当なところでしょう。わずか2.1キロ、全線高架の地下鉄路線 (矛盾した言い方だね ^^; )。撮影地は乏しいけれど皆無ではなく、探せばもっと面白い絵が得られるかもしれません。車両が置き変わってしまう前にもう一度、千代田線を支え続けてきた名車たちに会いに行ってみたいと思っています。



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