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ONE-shot 128 平日鉄。 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 128 平日鉄。

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以前にも書きましたが、
私の鉄道情報は雑誌頼りで、
試運転や配給列車などの業務関係には、
とんと疎い。
情弱、情弱ゥ~(゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚∀゚)URYYYYYY
そんな私を見兼ねて(?)、
先日の秩父鉄道撮影でご一緒した
ソネブロ仲間のtwingo583さんは、
私にたくさんの情報を教えてくださいました。
アリガトォ<(_ _*)> ゴザイマス
 
しかし、
レアな業務列車が運転されるのは、そのほとんどが平日。
週末休みの会社員である私は、なかなか撮影機会に恵まれず、
せっかくの貴重な情報も無駄にしがちで、
もったいないったら、ありゃしない・・・ε-(‐ω‐;)。

そんななか、教えてもらった情報の一つにあったのが、
今回のEF65 501牽引による、旧型客車の回送列車。
これは来月に山形で運転されるSL列車に使用されるもので、
まずは所属区の高崎から、首都圏の尾久まで運ばれるのだという。
もちろん、この回送列車の運転日も平日でしたが、
たまたま・・・いや、
ちょろ~っと、仕事のスケジュールを調整して、
ウマく埼玉方面への外勤と日程をあわせることができました。
(´∀`;;)チョロット…ネ…。

この日は朝から青空が広がる、絶好の撮影日和。
本来ならばオカポン(岡部~本庄)やオカフカ(岡部~深谷)など、
スッキリとした撮影地で撮りたかったところですが、
残念ながら私は、"いちおう" 勤務中の身なので、
そんな贅沢は言えません。
でも、駅撮りではなんだかツマラナイので、
かろうじてビルの向こうに青空が広がるポイントで、
このシブい編成を出迎えてみました。
ちなみにココ、
「さいたまスーパーアリーナ」の踊り場です (^^;)。

13.8.28 東北本線 大宮-さいたま新都心


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東京総合車両センター・・・夏休みフェア2013 見学記 [鉄道写真撮影記]

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2013.08.24 東京総合車両センター
大人の社会科見学!?
 夏休みフェア2013 見学記

 

背中痛はほぼ完治し、天気が良かったら余っている「青春18きっぷ」を使ってどこかへ撮影に行こうかと考えていたものの、あいにく、あまり天気に恵まれなかった先週末。そこで沿線での撮り鉄はせずに、毎年夏休みの恒例行事となっている「東日本・東京総合車両センター(TK)」の一般公開イベントを覗いてみる事にしました。TKは主に首都圏を走る一般形(通勤形)電車の車両整備工場で、私がこの公開イベントを訪れるのは一昨年の2011年以来、二年ぶり(昨年は同日に内房線で運転された「リバイバル・さざなみ」の撮影を優先したんだっけ・・・)。ぶっちゃけ、今年は事前に公表されていた展示車両のなかに、あまりそそられるものは無かったのですが、TKの公開は公式な展示車両よりも入場中の検査車両を眺める方がずっと興味深い。とくに今は、個人的に気になる「アノ車両」が、たしか臨時入場しているはずだし・・・(・ω・*)アノ? 。さらに今年はこのTK公開に合わせて、「みどりの山手線」を使用した団体臨時列車も大崎駅と会場の間で運転されるとの事なので、「みどり好き」としてはそちらのほうも記録したいところです。


8月24日(土)

イベントの開場は10時。しかし私は所用を済ませてから来たので、会場最寄りの大井町駅に着いたのはお昼前でした。この一般公開イベントは毎年とても人気が高くて、今年も例年通り、入場するには駅から続く大行列に並ばなくてはなりません。暑いなかで長時間待つのは辛いなぁ・・・ ε-(´Д`;)ハアァ… と、憂鬱に思いながら最後尾へ並ぶも、工場の構内が広いためか意外にも列はスムーズに流れて、わずか15分ほどで正門に到達できました。 C= C= C= ┌( ・∀・)┘スム~ズ!

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一般公開される東京総合車両センターの工場棟正門。
今でも国鉄時代の「大井工場」という呼び名の方が
ピンと来るファンが多いかもしれませんね。

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正門脇に鎮座する209系試作車・クハ901-1
今年は「時刻表50周年」のマークを掲げて、
来場者をお出迎え。

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車体つり上げ実演に使用されたのは、
松戸に所属する常磐快速線用のクハE231。
スカート(排障器)のない姿は何だか新鮮です。
でも、今年はつり上げの実演時間には
間に合わなかった・・・(´ω`;)ザンネン

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検修庫内に留置されているのは、
湘南新宿ラインなどでおなじみ、近郊タイプのE231系。
現在、TKが修繕・整備を担当するのは
特殊な場合を除き、すべてステンレス製の車両です。

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こちらは「水道橋」表示を出した総武線用のE231系。
ふだんは見られないような珍しい行き先表示が掲出されるのも、
公開イベントならでは (^▽^)。

順路に沿って、はじめの検修庫エリアを抜けると、イベントのメインコーナーとも言える車両展示エリアへ。冒頭で個人的にそそられるものは、あまり無いと言いましたが、あえて今年の目玉とするならば、E233系への置き換えで引退が決まっている埼京線と南武線の205系かな? 同形式ながらふだんは顔を合わせる事が無いこの二種、できれば隣同士に並べてほしかったところですが・・・残念ながら展示はこのような配置でした。

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メイン会場に展示されていたのは公式発表どおり、左から
埼京線用205系、EF65 501、115系訓練車、南武線用205系。
二種の205系が離れているのは、ちょっと残念・・・(一ω一;)ウーン。

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東日本で唯一、大型ヘッドライトの面影を残す、
115系訓練車の顔を正面から撮影。

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E233系の増備で、置き換えが進む埼京線の205系。
このような角度で撮れるのは貴重な機会かもしれません。

さらにTKの車両展示というと、三年前(2010年)の同イベントにサプライズで展示されたスーパースター電気機関車、「ロクイチ」ことEF58 61の姿をつい期待してしまうのですが・・・残念ながら、今年はそのお姿を拝む事はできませんでした。それどころか、以前にロクイチが展示されていた場所に今年あったのは、なんとモーターカー(保守作業用の小型車で、法規上は鉄道車両ではなく車籍の無い機械扱い)。公開イベントに贅沢は言っちゃいけないけれど、正直、何だかショボいなぁ・・・(´・ω・`)(ちなみに一昨年の同場所に展示されていたのは、事業車のクモヤ143)。

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スッキリと撮れるベストボジションに置かれていたのは・・・
わあい♪ モーターカーの重連だぁ~! (。A。*)アヒャヒャヒャヒャ

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その他では、
体験乗車に鶴見線用の205系が使用されていましたが、
こちらはスッキリと撮る事ができず・・・。

とりあえず展示車両をひと通り撮り終え、次は各種の細かい部品が並ぶ、パーツエリアへと進みます。私はどちらかというと、完成された車両本体にしかあまり興味は無く、以前ならばこのエリアはチラ見程度の素通り状態でした。でもこういうパーツ類に興味をお持ちの方って、けっこういらっしゃるんですよね。とくに模型派の方にとっては重要な資料となるらしい。そこで今回は私なりに少し、目に留まったパーツを撮影してみました。だいたいはどこの部品か見当がつくモノですが、ひょっとしたら間違っているかもしれません・・・(^^;)。

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コンベアーに載せられていたのは、
電車の心臓部とも言える主電動機(モーター)。
これは、E231系のもの・・・かな?

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今の暑い時期には欠かせない、冷房装置(クーラーね)。
JRの主な通勤電車に使用されているのは、
大型のものを車両中央部に搭載する集中式と呼ばれるもの。
貼付けられた紙に「AU720A」と型番が書いてあったけれど、
209系か、E217系用・・・か?

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ワゴンに並べられた客室用側扉(いわゆるドア)。
裾部がフラットなので、209系0番台用か?
それともE231系800番台用??
こうやって部品を見て、使用車両を考えるのも
クイズみたいで面白い。
ハイッ! ( ゚Д゚)∩コタエハ209!!  乂(´゚ε゚` *)ブーッ!

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これも同じく側扉ですが、手前のオレンジ帯が見えるのは、
中央線などで使われる豊田区のE233系用。
ワイドボディなので、裾部にRが付けられています。
そして奥に見える緑色のものは、先ほど紹介した
常磐快速線用E231系の乗務員室用扉。

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続いて車両の足になる台車部門。
まずはその基礎となる台車枠。
チョークで書かれた文字によると、
「トタ Tc233-39」とありますので、
これは豊田に所属する中央線用の
クハE233のものだということがわかります。

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これは軸はり(車輪と台車枠の関係を正しい位置に保持するもの)
・・・かな?
台車枠同様にチョークで記されていた形式によると、
これは「T231-902」というE231系試作車のもの。(゚∀゚)オオ!

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この箱に入っているのは・・・なんと空気バネ!
空気バネって、こんな箱に入れられて送られてくるものなんですね~。
ちなみにメーカーはタイヤで有名な「石橋さん」(笑)。

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んで、このルンバみたいなのが空気バネ。
(上の箱に入っているのは、おそらくゴム部だけだと思われます)。
読んで字のごとく、電車のエアサスペンションです。

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そして車輪と車軸を組み合わせた輪軸。
内側に動力を伝えるギヤが付いています。

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それらを組み合わせると、一つの台車となります。
上部の左右に一つずつ、空気バネも見えますね。

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クレーンに吊り上げられて、上空を移動する台車。
おそらく、これは車体つり上げに使われた
E231系のものだと思われます。

う~ん、部品も一つ一つをじっくり眺めているのは面白いけれど、これをブログ上で説明するのが疲れた・・・(^^;)。完成した台車のつり上げ実演などを眺めてからさらに先へ進むと、再び車両本体の整備が行われる検修庫へ。そして見学コースの最終エリアとなるこちらの庫内にいたのが、今回私のなかでいちばんのお目当てだったこの車両。

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台車を抜かれた状態の常磐緩行線用E233系2000番台。

チヨダセン、イタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ッ!!
そう、私が今回のTK公開で撮りたかったのは、この常磐緩行・東京メトロ千代田線直通用のE233系2000番台が入場している姿。元・常磐緩行沿線民で、さらに地下直(地下鉄直通用車両)好きの私として、このシーンはとても萌えるものがあります (*゚∀゚)=3ハァハァ!。ちなみに今回入場していたのは、2011年3月に新製されたばかりのマト12編成。通常、TKに入場する重要部検査は四年周期のハズなのに、なぜこの車両が今ここにいるのかというと、実は近い将来に計画されている常磐緩行線、千代田線、小田急線の三社相互直通運転に向けた、乗り入れ対応機器の搭載工事を施しているのです(現在、三社を直通できるのは東京メトロの車両のみ)。ちょうどその工期とTK公開が重なり、狙い通りに入場中の2000番台を記録する事ができました~ヽ(´▽`)ノワーイ ♪。三社相互の直通運転が開始されれば、小田急線でJRのE233系が、逆に常磐緩行線で小田急4000形が見られる事となり、今からちょっと楽しみです。(^^)

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2000番台の奥には、近郊タイプE231系の姿も。
ふだんは地下鉄直通運用に従事している同車にとって、
このようなシーンは貴重なものと言えます。

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乗り入れ機器の搭載工事は先頭車にのみ行われるため、
このように中間車は台車を履いたまま待機。

この千代田線用E233系が撮れた事で、今年のTK訪問は大満足・・・って、あれ? そういえば、もう一つのお目当てだった「みどりの山手線」を見かけなかったぞ?σ(゚ー゚*)アレ? たしか事前に公表されたリリースによると、山手線の大崎駅からこのTKのイベント会場まで「みどりの山手線」を使った事前募集制の団体臨時列車が走ると書かれていたので、私はてっきり会場内でその列車が見られるものだとばかり思っていたのですが、どうやらこれは勘違い。「みどりの山手線」は団体客の単なる移動手段(+山手線を一周するプラン)で、展示はされないようです。ならば「みどりの山手線」は、大崎からの団体客を乗せてTKの工場棟に隣接された山手線の車両基地(旧・山手電車区)へ発着するはず。そこで、ためしに会場をあとにして私が向かったのは、その車両基地が見下ろせる大井町駅前の商業施設屋上。

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山手線用のE231系が所属する、
東京総合車両センターの車両基地エリア。
右端には東海道本線と京浜東北線が走っており、
ちょうど本線上には伊豆急2100系を使用した
「リゾート踊り子」が通過してゆきました。
山手線 東京総合車両センター

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車庫内を見回すと・・・<(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ
お!「みどりの山手線」発見! Σ(゚∀゚)オッ!
隣にはTKで検査を受けて、編成が組まれていた
横須賀・総武快速線用E217系の姿も見えます。
その左に広がるのが、先ほどまでいたTKの工場棟。

「みどりの山手線」、イタ━━━━━━(´∀`)━━━━━━ッ!!
まあ、TKの車両基地にたたずむ「みどりの山手線」なんて、この日のイベントに関係なく、運用に就いていなければ日常的に見られる光景とも言えるのですが、この車両基地は地下にも同様の配線が広がる二層式の構造で、たとえ「みどりの山手線」が車庫に入っているからと言っても、確実にこのようなカットが撮れるとは限りません。そう考えるとこの機会に車両基地での留置シーンが撮れたのは、いい収穫だったと言えるか・・・。でも、欲を言えばもう少しまわりを多くの車両に囲まれた、車両基地っぽい雰囲気で撮りたかったところですね (^^;)。

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留置中は車両の顔に架線ビームがかかってしまうので、
団体客を乗せて出発してゆくところを撮影。
ふだんの営業運転では撮りにくいカットが押さえられました。

高いところから出庫してゆく「みどりの山手線」を見送って、この日の撮影は終了。
二年ぶりに訪れたTKの一般公開。やはりふだんはなかなか見られない現場の公開はファンにとってとてもありがたく、夏休みの恒例行事になっているこのイベントをいつまでも続けてほしいと願うばかりです。そして、そそられないなどと贅沢な事を言いながらも撮った今年の展示車両たち、きっと205系など数年後には姿を消してしまって、貴重なカットとなっているのでしょうね・・・。

 

★オマケ★

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この日のランチは久しぶりに、
大井町駅前の飲屋街にある、洋食の名店へ。
ここへ行くのも、TK公開の楽しみのひとつだったりします。

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ここの名物は何と言っても特大のメンチカツ定食。
その大きさたるやハンパではなく、
運ばれてくると度肝を抜かれます。w(゚ロ゚)wワオッ!
でもインパクトは大きさだけでなく、もちろん味も絶品。
サックサクの衣に箸を入れると、肉汁が溢れ出すほどジューシー!
チョー(゚д゚)ウマー ・・・でも、クルヒイ~(;´3`)-з 。



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秩父鉄道・・・さよなら国電リバイバル 1000系 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2013.08.17
秩父鉄道
オレンジの混色編成!
 「さよなら国電リバイバル 1000系」 撮影記

 

前記事でお伝えしたように、突然の背中痛に襲われてしまった私。コメント欄に気遣いのお言葉をたくさんいただき、本当にありがとうございます m(_ _)m 。おかげさまで、まだ若干の違和感はあるものの、だいぶ痛みは引いてきました。実を言うと今は、日常生活で歩いたり電車に乗ったりするぶんには全く問題なのですが、いちばん大変なのは長い時間に同じ体勢で座っていること。つまり、デスクワークや長文となるブログ記事を書くのが、ちょっとツラいのです・・・(それって、単に仕事をしたくないだけの口実じゃないかって? いやいや、そんなことは・・・ヾ(´∀`;A アセアセ )。なので、今回は路線情報などの細かい説明は省略して、さっそく撮影記へと進みましょう。といっても、先週末に私が訪れたのは、このブログで何度も紹介していて、もう説明など不要な秩父鉄道なのですが・・・。

秩父鉄道に今も残る、新性能通勤形電車(いわゆる国電)のパイオニア、元・国鉄101系の現・秩父鉄道1000系。いよいよその活躍にも終焉が近づき、今回はそのラストラン・イベントの一環として、国電復刻色のスカイブルー編成(1001F)とバーミリオン・オレンジ編成(1003F)が、なんと併結運転されることになりました w(゚0゚*)w オォー 。路線ごとに色分けされていた国電、かつてはダイヤ改正などで車両の配置転換が行われると、色の塗り替えが追いつかずに、混色で運用に就く編成がよく見られたものです(水色の京浜東北線に二両だけ中央線からやってきたオレンジが混ざっていたり、黄色い総武線の先頭車のみが山手線カラーの黄緑色だったり)。最近でもJR西日本の大阪環状線などでは、たまに見られるようですが(西日本って、スゲーよなぁ・・・( ̄△ ̄;))、関東での国電混色編成は実に懐かしく、今回のイベントを私はとても楽しみにしていました。これを撮るためには背中がイタイなどとは、言っていられません (`・ω・´)シャキーン・・・三(つД`;)イツツ… 。もちろんムリは禁物ですが、前日も当日朝も痛みは感じず、なんとか出撃には問題はなさそう。

 

8月17日(土)

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今回は上野から高崎線で秩父鉄道との接続駅、
熊谷へ向かいます。
真夏の熊谷か・・・暑そうだなぁ (´∀`;)。
東北本線 上野

上野0602-(高崎825M)-熊谷0711

いつもは秩父鉄道へ行くのに、東武東上線か西武秩父線を経由することが多い私ですが、今回は余っている「青春18きっぷ」を使い、JR高崎線で熊谷へ出ることにしました。するとこのルートが幸いし、熊谷の秩父鉄道留置線では、併結状態で留置されていた二色の1000系をさっそく拝むことができました。ただし撮影にはちょっと厳しい状態でしたが・・・。

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熊谷の留置線に併結状態でたたずむ
1001F+1003Fの1000系6連。
でも下り方の先頭車はちょうど跨線橋の下で顔が真っ暗・・・(´д`;)。
奥には白1000(秩父オリジナル色)こと1010Fの姿もあり、
一応、現役1000系の三編成が集っています。
秩父鉄道 熊谷

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いっぽう上り方からは、
その白1000がブラインドとなるため、
なんとか広角レンズで撮るのが精一杯。
でもここでは、下り方が青、上り方がオレンジという、
この編成が確認できただけでも大きな収穫です。
秩父鉄道 熊谷

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そろそろ私が乗る下り電車の入線時刻なので、
駅の方へと戻ります。
ホームへ入ってきたのは、
もうおなじみの「東急さん(元・東急車)」
秩父鉄道 熊谷

しばらく留置線ウォッチングを楽しんだのち、下り列車へ乗って移動開始。今回の撮影でもっとも重視すべきポイントは、もちろん6両という併結編成。ふだんは三両や二両編成での運転が中心の秩父鉄道にしては、異例の長さです(もっとも昨年には、電気機関車五重連+客車四両という、ムチャクチャな列車も走らせたけれど・・・^^;)。この編成がスッキリと入る撮影地は意外と少なく、大麻生~明戸の田園地帯か、以前に撮った桜沢の直線あたりが無難な候補か。しかし私にはひとつ、この機会に行ってみたいと思っていたポイントがありました。そこは、ひょっとしたら撮れないかもしれないというリスクがあるものの、ウマくいけば面白い写真が撮れそうな場所。明戸や桜沢で降りようかと、一瞬は腰を浮かせつつも思いとどまり、私はためしにその場所を目指してみることにしました。やはり「リスクを冒さないサッカーは、塩とコショウのないスープのようなもの(Byオシム語録)」。これは鉄道写真にも言えることだと思います(くれぐれも、危険な場所で撮影するっていう意味ではないですよ!)。

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熊谷から30分。寄居の次駅である波久礼で下車。
訪れるたび、毎回のように言うことですが、
ホントに秩父鉄道の駅舎は味のあるものが多いです(^^)。
秩父鉄道 波久礼

熊谷0741-(秩父1509)-波久礼0815

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まずは駅前に流れる荒川を橋で渡って、
撮影地を目指します。
川の流れを見ると涼しげですが、実際は暑いです。
。゚p(;′□`A)アチィィ

その撮影地となるのは、波久礼駅の西方にある「金尾山」という名の小高い山で、晩春から初夏にかけてはツツジの花が山いっぱいに咲き誇ることから、別名をつつじ山公園。この山のてっぺんにある展望台が目指すポイントになります。山といってもそれほど高くはないし、公園と言われるくらいだから遊歩道だって完備されている(この日は工事中で少し苦労したけれど)。ではいったい何がリスクなのかというと、山などから俯瞰撮影を試みる場合、どうしても気になるのが木の生長具合。とくに夏場は葉も生い茂り、視界が利かない場合も少なくありません。駅から片道30分も要して登ったはいいけれど、展望台からはまったく線路が見えない |||||/(=ω=。)\ガーン|||||・・・と、なるとお手上げで、もう一度下山して新たに撮影地を探さなくてはならなくなります。それは体力的にも精神的にもキツすぎる。ならば、そんなリスクを冒すよりも線路端の方がずっと堅実なのですが、逆にスッキリと視界が抜けていれば、こんなに気持ちのよいものはありません。はたして、展望台から線路は見えるのか・・・?

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あれ?工事のため通行止!?
いや、よく読むと・・・
「つつじ山頂上へは行けます」とあります。
迂回路はコッチか・・・テクテク(((((o*・ω・)o 。

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さらに細くなる迂回路。
通常のコースよりもショートカットしているようなのですが、
そのぶん傾斜もキツい・・・(;´Д`)'`ァ'`ァ
(やなぼーさん、こんなに近所で軽量化への
トレーニングコースがあるじゃないですか! ^^;)

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斜面を登りきると、そこには小さな神社(愛宕神社)が。
賽銭箱が見当たらなかったので、とりあえず柏手だけ打って、
展望台からの視界が利くことを願います。
(。-人-)パンパン

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その神社の裏手にあるのが、立派な展望台。
ここがお目当ての撮影地です。

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展望台からの眺めはこんな感じで、
波久礼駅周辺の集落や荒川が一望できます。
でも、線路はどこ・・・? (゚ー゚*?)エート…

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目を凝らすと、カーブを切って走ってくる列車の姿が。
車両は東急さん(7500系)なのですが、
ステンレス車はあまり目立ちませんね・・・(´Д`;)。
秩父鉄道 寄居-波久礼

暑さと急斜面で、もう全身が汗だく ε-('A`υ)ヒィヒィ…。息を切らせながら、やっと辿り着いた展望台からの眺めはといえば・・・列車がやってくる上りの熊谷方向を臨むと、木々がきれいに伐採されていて眺めは良好。でも光線状態は最悪で、まさにド逆光です Σ(|||▽||| )ガビーン。これじゃいくら視界が開けていても、肝心の列車が黒く潰れてしまうので、完全な撮影地の選択ミス・・・かと思われますが、ド逆光の反対側はもちろんバリ順(バリバリの順光)。展望台上で180度反対を向くと、そこからは・・・

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きれいな光に照らされて、
眼下を走り抜けるのは6000系の急行「秩父路」。
秩父鉄道 樋口-波久礼(後追い)

思い描いていた景色が広がっていました~\(≧∇≦)/ワーイ♪ そう、私が狙っていたのは前向きになる熊谷方向ではなく、往路では後追いとなる三峰口方向。単線の秩父鉄道ならば線路による進行方向の見分けは付かないし、遠景でテールランプも目立たない。ならば光線状態を優先して、後追いでもまったく問題はありません。ただし上り方に対して、下り方の木々は伐採されておらず、撮影アングルはかなり限られるのが欠点。この日は私の前に先客がお一方、さらに後から数名が加わり、最終的には五人ほどとなったのですが、キャパ的にはこれくらいが限界。でも前述したように、苦労してここまで上がってきたのにキャパオーバーで撮れないというのでは切ないので、なんとかお互いに譲り合って立ち位置を決めます。スツレイ(o*。_。)oシマツ…ヽ(・∀・`)ドゾォ

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展望台から見た下り方の全景はこんな感じ。
手前の木々がちょっと気になりますが、
なんとか線路方向の視界は抜けていてくれました。
いちおう、線路上にいるのは東急さん。
秩父鉄道 樋口-波久礼

それにしても、てっぺんにある展望台は当然ながら日を遮るものが何も無く、その暑さときたらハンパじゃありません。まさにフライパンの上で、炒められているような気分 アツクテ(´д:;.:...トロケル… 。雲はほとんど湧いていないのでマンダーラになる危険は無さそうだけれど、私の方が熱中症になる危険性があります。お目当ては団体臨時列車なので詳しい通過時刻はわからないけれど、一刻も早く来てほしい・・・そう願いながら、逆光となる上り方を凝視していると、やがて遠くに秩父鉄道らしからぬ長い編成(・・・といっても6両だけれどね)の列車が見えてきました。フライパン上・・・いや、展望台上に緊張が走ります キ、キタ…(゚∀゚;)ドキドキ…。

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寄居方向のカーブから姿を現した、
青+オレンジの1000系。
でも逆光で、色すらほとんど解らず・・・(^^;)
秩父鉄道 寄居-波久礼

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北向きを見ると、全編成は収まらないものの、
直線を行くシーンも眺めることができました。
手前の材木屋に積んである木が、意外と面白いかも。
秩父鉄道 波久礼-樋口

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そしてメインカット。
きれいに弧を描いて、緑深い秩父路を行く二色の国電。
まるで鉄道模型のような情景が繰り広げられました。
秩父鉄道 樋口-波久礼(後追い)

バリ順で混色国電が撮れました~ヽ(*´∀`*)ノ キャッホーイ!!
しかも朝の熊谷駅で確認したように、この日の編成は前が青で後ろがオレンジ。個人的にはオレンジの方が好きな私にとって、この条件は願ってもない最高の形です。もし眺望が利かなかったら、どうしよう・・・との迷いもあったけれど、やっぱりオシムの教えを守って(?)リスクを顧みず、ここまで上って来てヨカッタ (´▽`) 。

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未練がましく、最後に去り行くオレンジをもう一枚。
青の1001Fは9月で引退してしまいますが、
オレンジの方は来年3月まで走り続ける予定なので、
このようなシーンはまだまだ拝むことができそうです。
秩父鉄道 樋口-波久礼(後追い)

これで気分良く撤収・・・のハズが、本命を撮り終えて気が抜けてしまい、撤収中に手を滑らせてレンズキャップを展望台下へ落っことしてしまいました コロコロ~ ●⌒Y⌒Y⌒Σ(°Д°;アッ! 。お隣で撤収作業をされていた方は気づかなかったらしく、何事も無かったように 「よろしかったら、波久礼駅までクルマでお送りしますよ」と、とても親切なことを言ってくださったのですが、私はレンズキャップを探すため、残念ながらお断りするハメに・・・(レンズキャップを落としたというと余計な心配をさせてしまうし、そもそもカッコ悪いので、もう少しここで撮影を続けると理由づけしました ^^; )。全員が撤収した後も必死になって探したけれど見当たらない キョロ(・ω・`三′・ω・)キョロ 。運悪く崖下にでも転がっていっちゃったのかなぁ・・・。77ミリ径のレンズキャップって、けっこう高いのに・・・(´・ω・`)ショボーン 。20分くらい探し続けたけれど見つからず、結局諦めて下山。せっかくいい写真が撮れても、なんだか締まらない結果となってしまいました ε-(‐ω‐;)アーア…。

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下山して、波久礼の駅前から見上げた展望台
(山上中央の木々が割れたところ)。
こうやってみると、けっこう高いところまで上ったんだなぁ・・・。

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波久礼からは再び下り列車に乗って移動します。
ちょっぴり白1000を期待したけれど、来たのはやっぱり東急さん。
秩父鉄道 波久礼

そんなレンズキャップを探していて、まったく気づきませんでしたが、その頃私のスマホは「とある方」からの着信を受けていました。実は今回の秩父鉄道撮影へ行くにあたって、いつもブログ上でお世話になっている「青空鉄道日記」のtwingo583さんと連絡を取り合い、できればお会いしたいと思っていたのです。すると、メールで私が波久礼付近で撮っている事をお伝えしたところ、1000系の通過後にわざわざ波久礼までクルマで来てくださったのだとか。ところが私はレンズキャップ探しに没頭していて着信に気づかず、いっぽうのtwinigo583さんは私がもう移動してしまったのだと思われて、波久礼を離れていたのでした。ようやく着信に気づいた私は波久礼で列車へ乗る前に連絡を取ると、波久礼から下り方に二駅先の野上で下車してくださいとの指示を受けました。どうやらそこで待っていてくださるご様子。このブログを始めて、ブログ仲間の展覧会などへお邪魔することは何度かありましたが、撮影中にお会いするのは初めての経験で、ちょっと緊張・・・(*゚∀゚)ドキドキ。←こんなブログのノリから、軽いヤツなんて思われていないかな?(笑)

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ボス(?)の指示通り、野上で下車。
秩父鉄道 野上(開いた構内踏切から撮影)

波久礼1033-(1519)-野上1047

野上駅の脇で待っておられたのは、twingo583さんとその息子さん二人、そして鉄仲間のYさん。twingo583さんとYさんはもちろんのこと、二人の息子さんも筋金入りの撮り鉄で、次男坊くんなどは小学生にも関わらず、流し撮りを成功させるほどの腕前です。親子でおなじ趣味とはいいですね~など、ほのぼのとしたお話をしていると、「あおたけさん、とりあえずクルマに乗ってください! まずはもうすぐ通過するパレオ(SLパレオエクスプレス)を撮りにいきましょう!」とのこと。私は今日の本命が1000系であることで、もう「パレオ」の存在などは忘れていましたが、さすがに百戦錬磨のtwingo583さんは抜かりがありません。いったいどんなところで撮るのかな~と、ワクワクしながらYさんの運転するクルマに便乗していると、停まったのは予想外とも言える竹林の雑木林。え?ココ? (〃゜△゜〃)エッ? もっと抜けのよい畑とかなのかと思っていた私は、正直ビックリです。でも、着いたと同時にみなさんパッと散って、思い思いの場所でカメラを構えます。え~っと、私はどおしようかにゃぁ・・・σ(・ω・;)ンート… 。アングルが決まらずウロウロしている間に、早くも汽笛が聞こえてきてしまいました。え~い、もう苦し紛れの流し撮りっっっ!

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竹林のなかを颯爽と駆け抜ける、C58 363。
秩父鉄道 樋口-野上

「あおたけさん、撮れましたか?」と撮影後に寄ってくる息子さんたち。なんとか許容範囲で止まっていてくれたので、面目は保てた・・・かな?(^^;)ゞポリポリ 。さらに「パレオ」の撮影はこれだけでは終わりません。いつも徒歩鉄の私は一発撮るとそれでおしまいですが、クルマだと「パレオ」が長瀞で長時間停車している最中に追い抜くことができ、もう一度撮影ができるのです(いわゆる追っかけ)。急いでクルマに乗り込んで次に向かったのは、春に私が桜を撮りに来た上長瀞の小径。ここは以前から何度か撮影に訪れているポイントなので、迷うこと無くアングルが決定。

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まずはカーブから直線へ
姿を見せたところでシャッターを切ります。
でもこの時期の望遠撮影は陽炎が酷くて、
このカットも拡大すると、
ナンバープレートが歪んで見えます(^^;)
秩父鉄道 長瀞-上長瀞

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さらに引きつけて、
機関助士さんが身を乗り出したところを狙ってみました。
このくらいならば陽炎も目立ちません。

望遠レンズを用いた力技的なアングルですが、SLの迫力が出てくれて悪くはないか。そういえば最近の「パレオエクスプレス」はヘッドマークが付かないのですね。個人的にSLはノーマルな姿がいちばんカッコいいと思うので、これは嬉しい誤算 (^^)。今度は逆に「ウマく撮れた?」と、次男坊くんに聞いてみるも、画像は見せてくれなかった・・・ヽ(ヽ・∀・)アリ? 。長男くんに言わせると、次男くんは失敗した写真は見せたがらないらしい。ま、誰でもそうだけれどね・・・(^^;)。このあと昼食を挟んで、午後はいよいよ1000系の復路撮影となります。私は当初、いつものように復路は定番中の定番である荒川橋梁のサイドから狙おうかと考えていました。あそこは6連の編成全部は入らないけれど、混色の連結部まで入ればそれでもイイかと。ところがその荒川河川敷は夏休みということもあって、水遊びやバーベキューの家族連れ、さらに同業者の鉄が入り交じっていてカオス状態。とてもアングルを選ぶ余地などありません。そこでみんなで話し合った結果、本命である1000系とオマケの貨物列車が効率よく撮ることができて、編成がきれいに抜ける親鼻駅構内が撮影地に決定。

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屋根が大きく、ちょっとモダンな形をした親鼻の駅舎。
構内は二面三線構造で、1・2番線が上下の本線。
3番線は主に貨物列車が旅客列車の退避用に使います。
秩父鉄道 親鼻

基本的に有人駅である親鼻駅の構内で撮影する場合、私は朝に熊谷で購入した一日乗車券があるので出入り自由ですが、twingoさんたちは入場券が必要となります。その入場券はなんと今では貴重な硬券で、ちょっと羨ましくなっちゃいました。私も買えばよかったかな・・・(´・∀・`*)イイネ。

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まずは私的にはオマケと位置づけていた、
デキ牽引の貨物列車。
線路端にはコスモスが咲いていて、
気温は高いものの、早くも秋の気配が感じられます。
秩父鉄道 親鼻

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今度はタテ位置で、手前のコスモスをボカしてみました。
やってきたのは、このブログではお久しぶりになる、
「家政婦のミタさん(元・都営三田線6000系)」。
(´д`;)クダラネ…

親鼻構内の線路端には色鮮やかなコスモスが咲いていて、なかなかいいアクセントになってくれます。しかし、デキの貨物、そして元・都営三田線こと「ミタさん」でコスモスを入れてみましたが、イマイチ絵に安定感が無いように思います ケケケΨ(`▽´ )Ψウデガワルイノヨ~。そこで本命の1000系ではもう割り切ってコスモスを外し、オーソドックスな編成写真を狙うこととしました。でも実は編成撮りって、緊張感が高くてあまり得意じゃないんですよね・・・(^_^;)。落ち着いて、慎重に置きピン位置まで引きつけます。

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往路と同様にスカイブルーの1001Fを前にした、
1000系6連の混色編成。
元・国鉄101系が今でも現役なのも驚きですが、
まさかここにきて、混色が実現するとは思ってもみませんでした。

今度はスカイブルー側で混色国電が撮れました~ヽ(´▽`)ノワーイ ♪
9月での引退が決定している青1000こと1001F。往路の俯瞰ではオレンジをメインに撮っていたので、復路では青1000の方をキッチリと撮れてよかった。惜別のヘッドマークなどは掲げられませんでしたが、6連の先頭に立つ堂々とした姿は、同車にとって最高の花道だったと言えるのではないでしょうか。青1000、国鉄101系時代から数えて実に50年もの長きにわたる活躍、お疲れさまでした。

これでこの日の撮影はすべて終了です。twingo583さんたちは、もう一度追っかけをなさるのか、それとも「パレオ」の復路などを撮られるのかはわかりませんが、私はもうじゅうぶんに満足する撮影ができたので、ここでお別れすることにしました。

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twingo583さん親子を後ろから隠し撮り~(笑)。
twingo583さん、そしてYさん、
短い時間ではありましたが、楽しい撮影ができました。
また機会があればご一緒したいと思っています(^^)
秩父鉄道 親鼻

0030.jpg

さて、私はこの列車に乗って・・・あ、違った。ミ(ノ;_ _)ノズベッ

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・・・コッチの電車に乗って、帰ることとしましょう(^^;) 。

親鼻1433-(秩父鉄道38)-熊谷1529
熊谷1535-(高崎936M)-上野1640

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帰りに熊谷で購入した、「さよなら国電」記念入場券。
前述したように青が9月、オレンジは来春の引退が予定されています
(今のところ白1000こと1010Fは、公式発表なし)。

青が引退し、これで秩父に残る1000系は二本になってしまいました。でも、まだ私の好きなオレンジは残されているので、近いうちにまた秩父路へ国電を狙いに訪れてみたいと思います。おっと、その前にしっかりと背中痛を治さなきゃね・・・(^^;)



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ONE-shot 127 戸袋窓? [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 127 戸袋窓?

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二週間の期間限定で施されている、
「みどりの山手線」×「リラックマ」のコラボレーション。
純粋な「みどりの山手線」ファンとして、
これはいかがなものかと問われれば、
もちろん、車体全体にべたべたと大きなイラストが貼られるのは
勘弁してほしいところですが、
今回の装飾(外装)は、まるでかつての103系を思い起こさせる、
「戸袋窓」を模したようなシャレの利いたデザインで、
個人的にはなかなか好感が持てます (^^)。
むしろ、いっそう昔のスタイルに近づいたかも!?
イヤイヤ(ヾノ・∀・`)ナイナイ

そこで今回は、この「戸袋窓風」ステッカーがよく解るように、
サイドからの流し撮りにチャレンジしてみました。

鉄としては、できれば車両の顔も入れたいと考えると、
なるべく先頭部に近いところにあるステッカーに狙いを定めるのがベスト。
現物はまだ見たことが無いけれど、
たぶん乗務員室扉背後の空きスペースにも貼ってあるよな・・・
と、安易な思い込みだけで、本番を迎えます。
ところが思惑は外れ、ファインダー越しに見たそのスペースには、
ステッカーが貼られていないではありませんか。(≧Д≦;)アチャ~

あ、そっか、
山手線はATC仕様だから、
運転席背後に戸袋窓は無いんだっけ・・・(゚∀゚)アヒャ☆
(解る人にしか解らないオチで、スミマセン)。

13.8.11 山手線 田端-駒込



ところで先週、
一足早く夏休みを終えて、仕事を再開した私ですが、
思わずハリキリすぎた(?)のか、
無理な体勢をとった際に背筋を痛めてしまい、
一時は呼吸をするだけでも痛みが走るほどに・・・。
il||li(つД`;)イツツツツ…il||li
本来なら先週末は、まだ余っている「青春18」を使って、
いすみ鉄道や烏山線あたりへプチ遠征に出かけたかったところですが、
近場で山手線を撮るのが精一杯でした。。。

0812.jpg
今ではだいぶ楽になりましたが、
背中の痛みにも、そして厳しい暑さにも、
あまり無理はせずに、リラックマ・・・もとい、
リラックスして乗り切りたいものです(^^;)


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夏休み2013 その2・・・篠ノ井線・姨捨俯瞰 撮影記 [鉄道旅行記]

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2013.08.02・03
夏休み
02
「日本三大車窓」でハラハラ・・・?
篠ノ井線 姨捨俯瞰 撮影記

 

夏休みの鉄道旅行記、前回からの続きです。
いろいろと行きたいところはあったものの、残念ながら今年は天気に恵まれなかった、私の夏休み ε-(-ω-`;)フゥ…。そこで天気予報と相談しながら決めた旅程は、「青春18きっぷ」を使って、のんびりと甲州、信州の鉄道撮影地を巡るというものになりました。初日は都内から中央線を西下し、小淵沢で高原を走る小海線を、富士見で山あいに架かる橋を渡る中央線の特急を、そして夕方には松本までやってきて、ヒマワリ畑のなかで松本電鉄(アルピコ交通)上高地線を撮影。天気はまずまずで、夏らしい写真も何枚か撮る事ができました。そして二日目の朝は、松本で迎えます。


8月3日(土)

1001.jpg

長野県第二の都市で、
北アルプスや安曇野への玄関口となる松本は、
駅ビルが併設された大きな駅です。
13.8.3 篠ノ井線 松本

この日も前日に続き、撮影地巡り。ここ松本を起点とすると、長野方面へ向かう篠ノ井線か、信濃大町・白馬方面へ向かう大糸線、もしくは奈良井や木曽福島方面への中央西線などが考えられます(前日に訪れた、中央東線と松本電鉄はとりあえず除外)。中央西線を走るEF64の貨物列車などは魅力的な被写体ですが、相変わらず貨物オンチの私は正確な貨物列車の通過時刻を把握しておらず、あえなく却下。大糸線には北アルプスを背景にできるきれいな撮影地が点在しているものの、やはり北アルプスバックを撮るならば、夏よりも冬に訪れたい。こう書くとまるで消去法で決定したようにも見えますが、実ははじめから撮影に行こうと決めていたのは、篠ノ井線でした。

1002.jpg

松本駅に待機していた篠ノ井線の長野行き。
てっきり、いつもの115系だろうと思っていたら、
二両編成のE127系でした。
13.8.3 篠ノ井線 松本

篠ノ井線は中央本線の塩尻から松本を経て、信越本線の篠ノ井までを結ぶ、全長66.7キロの直流電化幹線。路線上は篠ノ井までとなっていますが実際の列車は長野へ乗り入れており、松本と長野の二都市を直通で連絡する役割を担っています。その篠ノ井線を代表する車窓風景といえば、なんといっても途中の姨捨(おばすて)駅付近から見下ろす善光寺平の眺望で、旧・根室本線の狩勝峠(現在は路線変更により該当区間は廃止)、肥薩線の矢岳越えとともに、「日本三大車窓」のひとつに数えられるほどの絶景です(ところで日本三大車窓って、どれも山上からの俯瞰眺望ばかりですよね。個人的には海景色(釧網本線や五能線、山陰本線など)や、川風景(高山本線や土讃線など)があってもいいように思うのですが・・・σ(゚・゚*)ンー…)。そして今回の目的は、まさにその姨捨からの眺望を背景に走る篠ノ井線の列車が狙い。日本三大車窓に挙げられる場所で撮影できるなんて、なかなか贅沢な事ではないですか(´∀`*)。それにしても気になるのは、やはりお天気。上写真を見ても解るように松本出発時点では青空の見えない曇り空でした。できれば姨捨では晴れてスッキリとした眺望を期待したいところですが・・・。

二両編成のE127系で運転された長野行きは、超満員で松本を発車。かろうじて私はロングシート部の一角に座る事ができましたが、せっかくの車窓風景も立ち客に遮られてほとんど見える事がないまま、約一時間で目的地の姨捨に到着。ちなみにこのE127系は大糸線での運転を考慮して、北アルプス側のみがクロスシート装備となっていますが(松本発基準で進行左側)、姨捨からの眺望は残念ながら逆のロングシート側になります・・・(^^;)

松本0937-(篠ノ井1227M)-姨捨1035

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姨捨駅で並ぶ115系とE127系。
E127系は今まで大糸線のイメージが強かった車両ですが、
今春のダイヤ改正から運用範囲が拡大されて、
篠ノ井線でも運転されるようになりました。
13.8.3 篠ノ井線 姨捨

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もうご存知の方も多いと思いますが、
本線が勾配上にある姨捨駅はスイッチバック構造。
左が姨捨駅のホームで、先は行き止まり。
右に伸びてカーブしてゆくのが長野方面への本線です。

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特急列車は姨捨駅には停車しないため、
スイッチバックすることなく、一段下にある本線を通過。
走ってゆくのは名古屋と長野の間を
中央西線・篠ノ井線経由で結ぶ、383系の特急「しなの」で、
姨捨のホームからこんなアングルで撮影することができます。
13.8.3 篠ノ井線 姨捨

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続いて、特急の通過を退避していた長野行き普通列車が
スイッチバックを経て姨捨を発車。
自分が乗ってきた電車の走行写真を撮れるのは、
なんだか面白いものです(^^)。

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山の中腹にある姨捨駅ホームから見下ろす善光寺平の眺望。
この景色が「日本三大車窓」のひとつに挙げられています。
13.8.3 篠ノ井線 姨捨

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そんな姨捨駅の駅舎は、昭和初期に建てられた瀟洒な洋館風。
一昨年にリニューアルされて、きれいな状態になりました。
13.8.3 篠ノ井線 姨捨

降り立った姨捨のホームから眺める景色は、いつ見ても雄大で気持ちがいい (゚∀゚)イイ! 。 車窓風景のみならず、鉄道撮影地としても有名なこの姨捨には、実は私も過去に一度だけ撮影へ訪れたことがあります。それは今から四年前になる09年の2月、その時の目的は169系急行型電車で運転されるリバイバルの急行「ちくま」で、やはり姨捨からの景色と169系を絡めたいと考えたのでした。ところが、日帰りの行程で朝に東京を出てきた私は撮影地の争奪戦に出遅れ、着いた時に景色の良いところはどこもいっぱいの満員御礼 Σ( ̄ロ ̄lll)ガビーン 。アングルに邪魔な草木や枝が入ってしまうようなキビシイ ところしか残されておらず、けっきょく私は姨捨の景色を諦めて、近くの踏切から「ちくま」のヘッドマーク重視で正面気味に撮ってしまったのでした。

0928.jpg

四年前に姨捨付近で撮影した、
169系(しなの鉄道車)のリバイバル急行「ちくま」。
光線状態は良好だったものの、
姨捨らしさがまったくない写真になってしまいました・・・(´Д`;)
09.2.8 篠ノ井線 稲荷山-姨捨

その後、姨捨は一年半前にも長野から松本へ向かう際に列車で通過していますが、撮影に降り立つのは「ちくま」以来。今回はぜひとも、あの時撮れなかった姨捨の景色が見渡せる撮影地で列車を撮りたい。実はこの日も、とある臨時列車が設定されてはいるものの、「ちくま」ほどの大ネタではなく、件の撮影地に同業者の姿はありませんでした。

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姨捨駅のホーム同様、雄大な眺望が望める撮影地を
信州色の211系が走り抜けてゆきます。
13.8.3 篠ノ井線 稲荷山-姨捨

念願の撮影地を最初に通過したのは、信州色の211系。この211系は千葉の房総から転属してきて帯色を変えたもので、先ほどのE127系同様に篠ノ井線では今春から運転が開始されました。今まで115系ばかりで運転されていた篠ノ井線の普通列車も、ずいぶんとバラエティ豊かになったものです (でもこの211系も景色が見にくい、ロングシート車なんですよね・・・)。

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続いてはおなじみの信州色115系。
E127系や211系には、まだ目新しさがあって楽しいけれど、
やはり見慣れた115系がくると、なんだかホッとします。

心配していた天気は、相変わらず雲が多くてスッキリしないものの、ときおり日も差すようなコンディション。写真を見ると、晴れたら日は列車の顔にしか当たらずに手前サイドは陰っていますが、この後は徐々に日が手前側にまわってきて、昼すぎには順光になるハズです。そしてちょうどその頃に通過する予定なのが、さきほどちょこっと触れた臨時列車。この日の篠ノ井線で設定されているのは、松本から長野を経由して新潟県の長岡へと向かう団体列車で、使用されるのはなんと国鉄色の183系 (゚∀゚)オオッ!  。 これはぜひとも、この姨捨の景色と絡めて撮りたい。

1014.jpg

手前サイドまで日がまわり始めたころに通過した、特急「しなの」。
383系は、先ほど姨捨駅のホームから撮った
下り方(長野寄り)の先頭車がパノラマタイプなのに対して、
こちらの上り方(名古屋寄り)は貫通型になっています。

しかし、本命の183系は団体列車なので当然時刻表などには載っておらず、私が解っている時刻は鉄道情報誌に掲載されていた「松本発11時30分」という大雑把なものだけ。松本から姨捨までの所要時間は各駅に停車する普通列車でもだいたい一時間ほどなので、おおよその目安としてはここを12時半くらいの通過か? いや、途中駅に止まらない特急列車なみのスジならば、もっと早くやってくるかも・・・(。-`ω´-)ンー…。このように、いつ通過するか解らない列車を撮る場合、時刻表に載っていない時間に近くの踏切が鳴り出せば、それが臨時列車通過の合図となります(この撮影地から踏切は見えませんが、音だけは聞こえる)。あとはその通過するタイミングに雲が抜けているかどうかが勝負の分かれ目。なので、晴れて日が差しているときには、「今だっ!踏切よ、鳴ってくれっ!щ(゚Д゚щ)カモォォォン!」と、雲が日を遮れば、「頼む、今は鳴るなよ・・・ クルナヨ(・д・`;)クルナヨ…」と、なぜか踏切に対して祈ってしまいます。しかし無情にも大きな雲が日を遮ったと同時に、踏切が鳴りだしてしまいましたΣ(゚皿゚;)ゲゲッ!? 。 時刻表を見る限り、この時間に該当する列車はありません。残念ながら、晴れてほしいという願いは通じないのか・・・ ((((゚д゚; )))アワワワワ と、思いきや・・・

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大きな轟音とともに現れたのは、EH200が牽引する貨物列車。
もちろん貨物の時刻は市販の旅客時刻表に掲載されていません。

通過したのは183系ではなく、EH200の貨物列車でした。貨物列車もこの撮影地では数少なくて貴重ではあるけれど、私の本命はあくまで183系。そう考えると、まさに命拾いしたと言えるかも・・・ ε=( ̄。 ̄;)フゥ…。でも、まだ危機が去ったワケではありません。雲の流れが早くて、目まぐるしく変わる状況が続くなか、貨物の通過から10分後に再び鳴りだす踏切。これも時刻表にはなく、今度こそ183系で間違いないでしょう。さあ、晴れるのか!?(゚∀゚) それとも、曇られるのか!?(´д`;)  はたしてその結果は・・・ ドキドキo(°_°;)o ハラハラ

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姨捨からの善光寺平を眺めながら走る、国鉄色183系。
「日本三大車窓」のひとつという舞台で捕えた国鉄特急形は、
最高に贅沢な一枚となりました。
そういえば、かつて一往復だけ篠ノ井線経由で長野に直通する
183系「あずさ」がありましたっけ・・・。
13.8.3 篠ノ井線 稲荷山-姨捨(後追い)

183系、ハレタ━━ヽ(ヽ(゚ヽ(゚∀ヽ(゚∀゚ヽ(゚∀゚)ノ゚∀゚)ノ∀゚)ノ゚)ノ)ノ━━ッ!!
ウマい具合に雲が抜けてくれて、バッチリとバリ順で国鉄色183系を撮ることができました~\(≧▽≦)/ワーイ♪。やや善光寺平のほうには雲による明暗差が出ていますが、列車がきれいに照らされていれば無問題。車種は違えども、四年越しで姨捨の風景をゆく国鉄色のリベンジができました。ちなみにこの列車に充当されたのは、先日に大宮から長野へ移動してきたばかりのN104編成(元・OM103編成)。OM103が長野へ回送されたと聞いたときは、てっきり廃車されるのだと思ってしまいましたが、正式に転属となったようで、これからの活躍にも期待したいところです(^^)。

それにしても今回は、久しぶりにマンダーラの恐怖を味わった撮影となりました。これも雲が湧きやすい夏場ならではの醍醐味(?)ですかね~。心臓には悪いけれど・・・(´∀`;)。これで姨捨での撮影は終了です。

1017.jpg

姨捨駅に戻って列車を待っていると、
坂道を駆け上がってきたのは115系 (゚∀゚)オッ!。
この列車はスイッチバックしてホームへ入ってきます。
13.8.3 篠ノ井線 姨捨

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115系の車窓越しにみた姨捨の眺望。
やっぱり景色を眺めるならばボックスシートがイイね♪
13.8.3 篠ノ井線 姨捨-冠着(車窓から)

この日は姨捨での撮影がメインで、あとの行程はとくに何も考えていませんでした。姨捨から東京へ戻るには、長野へ出て長野新幹線やしなの鉄道を経由するルートもあるけれど、今旅で私が使用しているのはJRの普通(快速)列車のみに有効な「青春18きっぷ」。長野新幹線やしなの鉄道には乗ることはできません。なので、往復が同じルートになるのはあまり面白くないけれど、再び松本へ戻って、往路と同じ中央線経由の普通列車を乗り継いで東京を目指すことにしました。でもまだ日が高く、少しだけ時間に余裕があります。そこで私が帰りに立ち寄ったのはココ。

姨捨1302-(1532M)-松本1359

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松本から乗り換えてやってきたのは、
松本電鉄・上高地線の北新・松本大学前駅。
13.8.3 アルピコ交通上高地線 北新・松本大学前

松本1407-(上高地線25列車)-北新・松本大学前1418

そう、前日にも訪れた松本電鉄・上高地線のヒマワリ畑。やはり日没間際でギリギリになってしまったのが心残りで、もう一度リベンジしたいと思ったのです。北新・松本大学前と新村のほぼ中間にあるこのヒマワリ畑。どちらの駅から歩いても10分程度でたどり着くことができますが、今回は北新側から歩いてみました(実は松本からの運賃は、北新の方が50円安い (´д`;)セコイ…)。

1031.jpg

逆光気味ではあるものの、
明るいときに再訪することができたヒマワリ畑。
あらためて、そのボリュームに圧倒されます。

土曜日のこの日は、松本大学の学生さんが主催する「ひまわり祭り」が開催されており、多くの人が集まると鉄道と絡ませて撮るのはちょっと難しいかな・・・と、少し心配していましたが、会場は何組かの親子連れが訪れている程度で、まったりとした雰囲気。同業者の姿も見かけませんでした(ここを紹介していただいた信州在住の「ドラもん」さんは、同日の午前中に訪れていたご様子)。ところで、ここは一見すると広大なヒマワリ畑に見えますが、実は線路側には建物が立ち並んでいてスッキリせず、列車とヒマワリだけを目立たせるのはなかなか難しい c(゚^ ゚ ;)ウーン 。列車が来るまでにあれこれアングルを模索するものの、これといった解決策は見いだせず、なるべく背景の建物を削って、手前のヒマワリ畑の面積を多くすることくらいしか思い浮かびませんでした。

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ヒマワリ畑をかすめて走る、上高地線の3000系。
敷地内には実に15万本ものヒマワリが咲きほこります!
13.8.3 アルピコ交通上高地線 新村-北新・松本大学前

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今度は少し、電車を遠目に置いて・・・。
この方がヒマワリ畑のボリュームが活きるかも。

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ラストの一本はタテ位置で。
ほかの花と違い、ヒマワリは花の向きを
考慮しなくてはならないのが難しいところです。

40分に一本の運転間隔である上高地線。一時間程度の滞在では上下一本ずつの列車しか撮ることはできませんでしたが、それでも日没間際に訪れた前日よりは、ヒマワリが元気な夏らしいカットを撮ることができて、じゅうぶんに満足です(^^)。ヒマワリ祭りの実行委員会である学生さんに、ぜひ来年もたくさんのヒマワリを育ててくださいと挨拶してから、私はヒマワリ畑を後にしました。

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時刻表に書かれた次の列車までは、
まだ時間があるので、のんびりと歩いていたところ、
突然駅の近くの踏切が鳴りだしました。∑(゚Д゚;)ナニーッ!
時刻を見間違えたのかと思いきや、
これはこの日に松本で開催されていた
「松本ぼんぼん」というお祭りに合わせた、増発の臨時列車。
走ってなんとか間に合ったけれど、
思いっきりフレームアウト構図になってしまった・・・(^^;)
13.8.3 アルピコ交通上高地線 北新・松本大学前

北新・松本大学前1522-(臨時電車)-松本1534

以上で今年の夏休みに訪れた甲州・信州旅の撮影は終了です。前回の冒頭にも書いたように、今年の夏休みは天気に恵まれず、なかなか撮影旅行へ出る踏ん切りがつきませんでした。そんななかで最終的に決めた今回の旅。夏らしい絵を求めて、特定の車両狙いではなく撮影地がメイン・・・なんて考えたものの、あまり成果は期待できなかったのが正直なところでした。しかし、いざ旅に出てしまえば距離や被写体に関係なく、撮影しながら巡る鉄道旅行は楽しいもので、じゅうぶんにその魅力を満喫できたと思っています。ただし、結果的には単純に中央線を往復しただけに過ぎない今旅。もう少しルートに変化を付けるべきだったというのが、最大の反省点・・・かな?

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今旅の締めに松本で買ったのは、
「信州 和風牛肉弁当」(¥950)。
全国的によく見かける、すき焼き風の牛肉弁当ですが、
ここは新鮮な生野菜が豊富に入っているのが嬉しい。
牛肉がふんだんに盛られた牛肉弁当を想像する方には
ちょっと物足りないかもしれませんが、
個人的にはバランスの取れた内容に高評価です。
☆☆☆☆・
私も、もう肉ばかりではなく
野菜も食べたくなるような歳なんです・・・(^^;)

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今旅のラストランナーは、甲府から乗り継いだ高尾行で、
スカ色の115系でした。
今までは115系ばかりだった中央線普通列車の旅も、
近い将来には大きく変わってくるのかもしれないですね。
13.8.3 中央本線 甲府

松本1555-(中央1536M)-小淵沢1704~1712-(346M)-甲府1757~1808-(564M)-高尾1938

 



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夏休み2013 その1・・・小海線・高原列車 撮影記 [鉄道旅行記]

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2013.08.02・03
夏休み
01
夏空を求めて、ぶらり旅~♪
小海線 高原列車 撮影記

 

はじめに、先月末の集中豪雨災害に遭われた地域の皆様に、心よりお見舞いを申し上げます。

毎年の事ですが、私は仕事の関係上お盆の時期に休む事ができないため、皆さんよりも少し早めに夏休みを取るようにしています。今年は先週がその夏休みだったのですが・・・前回の記事でも愚痴をこぼしているように、とにかく先週は天気が悪かった。中国地方や北陸、新潟などは集中豪雨に見舞われ、東北地方はいまだ梅雨明けならず(東北地方は8/2に、ようやく梅雨明け宣言)。私が夏休みを利用して撮影旅行へ行きたいと思っていた地域の天気予報は、軒並み傘マークが並びました (´-ω-`;)コマッタモンダ 。

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先月30日の天気図。
太平洋高気圧の勢力が弱く、
日本列島には前線が停滞しています
・・・って、私はヨシズミかっ (´Д`;) 。

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駅の運行情報では大雨の影響による
運休や遅延の情報が、
毎日のように流されていました。

旅に出てしまってから天気が崩れるのは致し方ないとしても、はじめっから天気が悪いと解っているのに、無理して出かけるのはどうも気が乗りません。もちろん、鉄道写真は常に晴れていればいいというものではなく、雨や曇りの情景だって絵になる事は多々あります。しかし徒歩鉄である私の場合、できれば雨は避けたいところ。私の鉄道写真という趣味に対する最大のモットーは「無理せずに、心から楽しむこと」。たとえ貴重な列車が近場で走ろうとも、天候が悪くて楽しめないと思えば出撃はしないし、ネタ列車の走らないような日でもスッキリとした晴れ予報ならば、どこかへ出かけてみたくなります。そんなワケで毎日毎日、翌日の天気予報とにらめっこしながら悶々と過ごしていた夏休み (-A-#)モンモン… 。ようやく前線の活動が弱まり、晴れ予報が出始めたのは、週末になっての事でした。もうあまり遠くへは行けないけれど、ちょっとでも・・・いや、一枚でも夏らしい情景が撮れるところを求めて、遅まきながら残り三日となった金曜日に夏休み旅のスタートです。


8月2日(金)

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今旅は中央線のE233系がファーストランナー。
大月行きに乗って、中央線を下ります。
13.8.2 中央本線 立川

今回私が計画した撮影旅は、特定の車両狙いではなく撮影地がメイン。つまり、貴重な列車など来ないけれど、景色がきれいで、かねてから一度は行ってみたいと思っていた、有名な撮影ポイントを訪ねるというものです。まずは地元駅で青春18切符に入鋏してもらい(スタンプでも入鋏とはこれいかに?)、中央線の下り列車で進路を西へとります。最初の目的地は遠征というほど遠くはないのですが、今までは意外と行く機会が無かった場所で、晴れれば夏らしい絵が期待できるところ。何よりも天気予報の「降水確率10%、穏やかな晴れ」が、いちばんの決め手になったのですが・・・。

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この日の山梨県は晴れ予報だったはずなのに、
雲が低く立ちこめています・・・(´Д`;)。
13.8.2 中央本線 鳥沢-猿橋(車窓から)

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大月で乗り継いだのはスカ色115系。
ボックスシートの115系に乗ると、やっと旅気分を実感します。
13.8.2 中央本線 大月

道中の車窓に映る景色は、雨こそ降っていないものの、ドン曇り状態。この時点でのテンションは、だだ下がりです。はぁ~・・・ホントに今夏の天気は読みにくいなぁ・・・(´・ω・`)ショボーン 。しかし手持ちのスマホで再検索した山梨の天気は、変わらずに晴れ予報のまま。本当にこれから晴れるのかいな・・・と思っていると、列車が笹子トンネルを抜けたところで天気は一気に好転 (゚∀゚)オッ! 。眩しい日差しが車内に降り注ぐようになりました。天気とともに私のテンションも回復し、期待に胸を躍らせながら下車したのは、高原の駅・小淵沢。

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青空が広がる小淵沢に到着。
甲府からは長野色115系へと乗り継ぎました。
13.8.2 中央本線 小淵沢

立川0524-(中央1361M)-大月0619~0623-(327M)-甲府0712~0725-(425M)-小淵沢0804

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中央線と小海線の接続駅で、
清里や八ヶ岳への玄関口となる小淵沢駅。
特急「あずさ」や「スーパーあずさ」も大半が停車します。
13.8.2 中央本線 小淵沢

小淵沢は中央線と小海線(小淵沢~小諸)の接続駅で、今回の撮影ターゲットは特急や貨物など多種多様な列車が見られる中央線ではなく、ディーゼルカーの普通列車のみが走るローカルな小海線の方。清里方面へ向かう小海線の列車は小淵沢を出て中央線と分岐すると、大きく右にカーブをしつつ徐々に高台の築堤へ上ってゆきます。その大カーブの内側から撮るのが今回の撮影地で、条件が良ければ列車の背景に雄大な南アルプス(赤石山脈)の山並みを写し込む事ができる、昔からのメジャーポイント。小海線には過去に何度か乗っており、車窓からはその雄大な景色を眺めていましたが、走っている車両がJR型のキハ110という事であまり面白みが無く、今まではなかなか沿線から列車を撮影する事はありませんでした。しかし今回は夏らしい情景を求め、高原列車の代表格である小海線の列車をこの有名な撮影地で撮ってみたいと考えたのです。

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撮影地までの道のりは、木々に囲まれた素敵な散歩道。
日差しは強いものの、高原の空気は爽やかです。

ところが、確かに天気は上々で真っ青な夏空は広がっているのですが、夏特有の雲が多いのも事実で、標高の高い南アルプスの山並みがスッキリと見えるかどうかはちょっと微妙なところ。はたして、たどり着いた撮影地から見た景色はというと・・・

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夏空の下、
ゆっくりと高原への坂道を駆け上がってゆく、
小海線の普通列車。
13.8.2 小海線 小淵沢-甲斐小泉

う~ん、やはり山頂付近は雲が多めで、南アルプスのシンボルと言われる甲斐駒ケ岳などはまったく見えませんでした。それでも、青空に入道雲、そして緑の絨毯のような田圃がいかにも夏らしさを演出してくれて、決して悪くはないかな・・・と、個人的には満足の一枚。何よりもここ数日の悪天候で溜まっていたフラストレーションを吹き飛ばすには、じゅうぶんの結果です (^^) 。もし、ここまで来てドン曇りだったら、撮影せずに白州のウィスキー工場へでも見学に行こうかと考えていたところでした(笑)。

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今度は比較的近距離にあって、雲の影響を受けにくい
入笠山方向を狙ってみました。
飾り気の無い、シンプルな塗装のキハ110ですが、
こういう情景には意外とマッチします。

通常のダイヤでは二時間に一本程度の小海線ですが、夏休みシーズンには小淵沢と野辺山の間に臨時列車が増発されていて、この日もほぼ一時間ごとに列車がやってきます。といっても、車種は同じキハ110ばかりなので、少しでも撮り方に変化をつけたいところ。一本目は築堤下から広角気味に、そして二本目は高台の田圃越しに望遠で狙ってみました。続く三本目はどうしようかな・・・と周囲の農道をウロウロしていると、突然、軽トラに乗った農家のお母さんが近づいてこられ、熱中症にならないようにって、冷たい飲物を差し出してきました! Σ(°▽°ノ)ノエエッ!?

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農家のお母さんからいただいた「冷梅」ジュース。
「水分と塩分が取れるから、これはいいのよ~」(^o^*)ホホホ
・・・って、手渡してくれました。

見ず知らずの私のために、なんと親切なのでしょうか・・・゚+。*・。゚(゚ノ∀`゚)カンゲキ。・*。+゚。ひじょうに恐縮しつつも、とてもありがたい事なので、お礼を言っていただきます アリガトウm(_ _)mゴザイマス。さらに少しばかりお話をさせていただいた流れで、田圃の一角にあるヒマワリ畑での撮影をお願いしてみると、快く許可していただけました。そこで、三本目と四本目はヒマワリを絡ませて撮影。

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真夏に彩りを添える、元気の花・ヒマワリ。
その向こうを小海線の列車が走ってゆきます。

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次の列車はタテ位置で。
花の形がいいものは背が高くて届かなかったけれど、
不格好な形のヒマワリも自然らしさが出ていて、また良しです(^^)

ヒマワリ畑と線路がちょっと離れていて・・・というより、ウマく構図をまとめる構成力が無くて、列車が解りづらくなってしまったのは残念ですが、夏空の下でヒマワリと列車のコラボカットが撮れたのは嬉しい収穫。飲み物の件といい、重ね重ね、お母さんにはお礼を言いたいところです。

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昼近くになるとだいぶ雲が広がってきてしまったので、
今度は山よりも空を大きく入れて撮ってみました。
障害物が無いローカル線の空は、とても広く感じます。

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この撮影地は振り返ると八ヶ岳も見える・・・ハズなのですが、
この日はずっと雲に覆われていて、山容はハッキリしませんでした。
13.8.2 小海線 甲斐小泉-小淵沢

さて、ここまでキハ110ばかり見てきた小海線の列車ですが、実は次にやってくる上り列車(228D)はディーゼルエンジンと蓄電池を組み合わせた次世代の動力、いわゆる「ハイブリッドシステム」を搭載したキハE200形の運用で、車両的な変化の乏しい小海線ではいちばん狙い目の列車と言えるでしょう。しかし残念ながら私が立てた予定では、この列車をこの撮影地で撮る事はできず、そろそろ次の場所へ移動するために駅へと戻らねばなりません。理由は後述しますが、どうしても次の中央線下り列車には間に合わせたいのです。キハE200の事を思うとちょっと後ろ髪を引かれるような思いですが、キハ110のみでもじゅうぶんに夏らしい情景が撮れた事だし、私は満足して小海線の撮影地を後にしました。今度は冬に訪れて、冠雪した南アルプスや八ヶ岳を背景に撮ってみたいものですね。

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この日のお昼ゴハンは、
小淵沢の名物駅弁「元気甲斐」(¥1300)。
ちょっとお値段は張りますが、上下二つに分かれたお重は
上(栗としめじのおこわや、アスパラ豚肉巻きなど)を東京の味処が、
下(くるみごはんや、やまめの甲州煮など)を京都の料亭が
考案したという豪華駅弁です。☆☆☆・・
正直、テレビの企画から誕生したという経緯や、
語呂合わせ的なネーミングはあまり好みではないのですが、
何より私が尊敬する、故・宮脇修三氏が愛した駅弁というところに
つい惹かれてしまいます・・・。

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ホームの待合室で駅弁を食べていると、
独特な走行音とともに入線してきたのは、
例の「ハイブリッドディーゼルカー」キハE200。
実はキハE200は今回の撮影のみならず、
乗車の方でも巡り合わせが悪くて乗った事が無く、
どうも相性が悪いみたい・・・(^^;)
13.8.2 中央本線 小淵沢

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私が乗る中央線の普通列車は、おなじみの長野色115系。
小海線よりは比較的運転本数がありそうなイメージの
中央線普通列車ですが、この時間帯は意外と少なくて、
これを逃すと次は一時間半後になってしまいます。
13.8.2 中央本線 小淵沢

撮影地から小淵沢駅へ戻って、昼食の駅弁を購入。駅弁とは本来、列車に乗って流れる車窓を眺めながら食べるのがベストなものですが、次に乗る列車の乗車時間はわずか8分。二段重ねの豪華駅弁「元気甲斐」をゆっくり食べている余裕など、とてもありません。そこで、列車が来るまで30分の待ち時間を利用して駅の待合室で駅弁を開き、食後に予定通りの列車へと乗車。中央線の下りに揺られて、小淵沢から二駅目の富士見で下車します (´・∀・`)アワタダシイネ 。

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富士見の下りホームには、ヒマワリが植えられていて、
ここでも列車と絡めて撮る事ができました~(^^)
今年は例年以上にヒマワリを撮る機会に恵まれている気がします。
13.8.2 中央本線 富士見

小淵沢1240-(437M)-富士見1248

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富士見は標高955.2メートルで、JR線の標高第10位。
ちなみに9位までは先ほど撮った小海線の沿線にある駅で、
富士見は幹線、電化路線、特急停車駅としては
日本で最も標高が高い駅になります
(かなりムリクリなランキングやね・・・^^;)。
13.8.2 中央本線 富士見

入笠山の登山口など多くの高原リゾートが点在する富士見ですが、撮り鉄にとっての富士見と言えば、有名な撮影地がある事で知られる場所。富士見から上り方向へ少し戻ったところにある新立場川橋梁は、谷間に架かるコンクリート橋を丘の上から見下ろす事ができる撮影地で、中央東線随一の雄大さを誇ると言っても過言ではありません。しかし恥ずかしながら私が訪れるのは今回が初めて。ここへは中央線に臨時列車などが走るたびに訪れてみようと考えていたものの、やはり富士見は距離的にちょっと遠くて、同じ橋梁俯瞰ならば手前(東京寄り)にある新桂川橋梁(鳥沢~猿橋)あたりで済ませてしまう事が多かったのです。そこで今回は、小海線の小淵沢ポイントからの流れで、距離的に近いこちらの撮影地にも立ち寄ってみる事にしました。それにしても、有名な撮影地なので地図などなくとも線路沿いに歩いてゆけばすぐに辿り着くだろうと思いきや、ここって意外と解りづらい場所だったのね・・・。入り口となる農道(?)がよく解らなくて、駅から30分以上も要してしまいました キョロ <(・・ )三( ・・)> キョロ 。迷わなければ、徒歩20分と言ったところか。

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木々の合間に見えてきたのは、
谷間に架かる中央線のコンクリート橋。
緑に囲まれた雄大な撮影ポイントです。
13.8.2 中央本線 信濃境-富士見

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まずはその橋脚の高さが強調されるように、
タテ位置で撮影してみました。
走ってゆくのは普通列車の長野色115系。
13.8.2 中央本線 信濃境-富士見(後追い)

撮影地に着いて待つ事しばし、まずは115系の普通列車が通過してゆきました。確かにいい撮影ポイントなのですが、ここでの悩みは光線状態。写真を見ても解るように北側の斜面から撮るこの場所は、手前サイドまで日がまわらずに陰ってしまいます。ならばいっそのこと、日が当たらない曇りの状態がベストかな・・・? などと思いながら空を見上げれば、晴れたり曇ったりを繰り返しています。そんななか、次に現れたのはこの列車。

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深い緑を背景に橋上へと躍り出たのは
あずさ色の183系(幕張車)。
一世代前の特急「あずさ」を思い起こさせるシーンです。
13.8.2 中央本線 信濃境-富士見

あずさ色183系が、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
そう、ここでの本命と位置づけていたのはこの183系を使用した団体臨時列車で、これに間に合わせるために小海線でのキハE200を蹴って、富士見へと移動してきたのでした。光線は直前に雲で遮られた状態での通過。編成がギリギリでマンダーラにならなかったのはよかったけれど、個人的にはたとえ手前サイドまで日がまわらなくても、日差しはあった方が明るくて好みかな・・・。

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振り子機能を生かし、カーブでも速度を落とさずに快走する
中央東線のエース、E351系「スーパーあずさ」。

再び強い日差しが戻ったところで、今度はE351系「スーパーあずさ」が通過。やはりこの中央線を代表する特急も、この名撮影地ではしっかり押さえておきたい列車のひとつです。183系とE351系の新旧「あずさ」が撮れたところで、ここでのミッションはコンプリート。このあとは富士見駅へ戻って、さらに移動したいところ・・・ですが、次の普通列車(1541M)は「スーパーあずさ」の18分後。撮影地から駅まではだいたい20分と見積もっていますから、急いでもギリギリ間に合うかどうか。どうしようかな、暑い中での急ぎ足は嫌だなぁ・・・σ(´-ε-`)ウーン…。などと悩んでいるうちにも時計の針は進み、残り15分を切った時点で次の列車に乗る事は諦めました。どうせ間に合わないのならば、撮影地でその列車を迎えます。

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ここでのラストカットは、乗る事も考えていた下りの普通列車。
まあ、115系も撮れるときに撮っておくってことで・・・(^^;)ゞ。

結局、一本逃した事で次の下り普通列車(439M)はさらに一時間半後。いかにも青春18切符を使った鈍行列車の旅らしい、のんびりとした行程ですが、後々になってこの待ち時間が大きなロスになろうとは・・・( ̄△ ̄;) エッ…。冷房はなくとも高原の風が涼しい富士見駅の待合室で読書をしながら時間をつぶし、次の普通列車でさらに中央線を西へ。塩尻から篠ノ井線へと直通してやってきたのは、長野県第二の都市・松本。

富士見1541-(439M)-松本1657

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久しぶりに大勢の乗降客がある都市部の駅、松本に到着。
ちなみにこの439Mは篠ノ井線の長野ゆきですが、
松本では37分間もの停車時間があります(16:57~17:34)。
13.8.2 篠ノ井線 松本

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信州と言えば、ソネブロ仲間「ゆるキャラさん」の
推しキャラである「アルクマ」がお出迎え。
ガラス窓越しに大糸線E127系と絡ませてみました~(^^)
13.8.2 篠ノ井線 松本

午後5時に松本着。もうかなり日は傾いていますが、夏の日は長く、日没までにはまだ少し時間がありそうです。それならばもう一カ所だけ撮影へ行ってみる事にしましょう。実はソネブロ仲間で信州にお住まいの「ドラもんさん」がブログでタイムリーに松本電鉄(アルピコ交通)上高地線の沿線にあるヒマワリ畑を紹介されていて、時間的に間に合えばそこへも寄ってみたいと思っていたのです。

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松本電鉄・上高地線で使われている電車は、
元・京王井の頭線の3000系。
私が上高地線に乗るのは一昨年の12月以来、一年半ぶり。
13.8.2 アルピコ交通上高地線 松本

しかし、あいにく私が乗ってきた中央線(篠ノ井線)の列車と上高地線の接続は悪く、次の発車は30分後。その間にも見る見るうちに日が落ちてしまい、目的のヒマワリ畑がある新村に着いた時には、かなり撮影が厳しい状況になってしまいました。しかも、自分が乗ってきた列車は沿線のヒマワリ畑で撮影できないため、次の撮影列車はさらに40分後(上高地線は基本的に下車駅の新村で上下列車が交換するため、いずれにしても次の列車は40分後になります)。そう考えると、先ほどの富士見では無理をしてでも一本早い列車に間に合わせるべきだったかな・・・ ┐( ̄ヘ ̄)┌ ヤレヤレ…。

松本1726-(上高地線35列車)-新村1740

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新村から歩いて10分ほどのところに広がる、
上高地線沿線のヒマワリ畑。
息をのむような見事な情景ですが、
すでに日暮れ間近、さらに雲が出てきてしまい、
残念ながらもう日は当たりませんでした・・・。

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そんなキビシイ条件のなか、
一本だけ上高地線の電車を撮ってみました。
ヒマワリ畑のなかを行くレインボーカラーの3000系。
できる事なら日が当たっているときに撮りたかったものです。
13.8.2 アルピコ交通上高地線 新村-北新・松本大学前

結果はご覧の通り。せっかくのヒマワリ畑も日が当たらずに、なんだか寒々しい絵になってしまいました (´・ω・`)ショボーン 。でも写真以上に肉眼で見た15万本ものヒマワリ畑は本当に見事で、これを見に来ただけでも、ここまで足を運んだ甲斐はあったかな・・・。これで初日の撮影はすべて終了です。ちょっとだけ寄り道をしてから、本日の宿泊先である松本へと戻る事にしました。

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ヒマワリ畑は、北新・松本大学前とこの新村の間にありますが、
鉄的には新村の方が興味深いものが多いので、そちらを利用しました。
以前に訪れたときは現役だった新村の木造駅舎は閉鎖され、
今では向かって右隣の新駅舎で営業中。
13.8.2 アルピコ交通上高地線 新村

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新村と言えば、松本電鉄の車庫があり、
構内には元・東急5000系「青ガエル」が静態保存されています。
現在は外板にパテが盛られていて、修復中のご様子。
13.8.2 アルピコ交通上高地線 新村

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せっかく上高地線へ来たのならば、終点の新島々へ。
やはりソネ鉄ブロガーとしては、ここへ寄らない訳には行きません(笑)。

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えきなかギャラリー(新島々駅待合室)に展示されている
sonicさんの作品を眺めていたら、外はすっかり暗闇に。
さ、この電車に乗って、松本へ戻ろう。(´▽`*)
13.8.2 アルピコ交通上高地線 新島々

新村1859-(39列車)-新島々1915
新島々2010-(46列車)-松本2039

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今宵は信州名物の馬刺しと信州サーモンで一杯。
合わせるお酒は「佐久の花 純吟密閉活性にごり」という限定酒で、
まあ~、これが香りと口当たりが良くて、ひじょーにウマかった。
今旅は日帰りでもじゅうぶんな行程ですが、
せっかく夏休みを利用して旅へ出たのならば一泊して、
地の美味しいモノをゆっくりと味わいたいものです。(^^)

 

・・・続きます。 バサシ(゚д゚)ウマー!



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ONE-shot 126 きょう、ロマンスカーと・・・。 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 126 きょう、ロマンスカーと・・・。

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遊び半分に新宿駅で狙ってみた、
小田急ロマンスカーLSEと「みどりの山手線」の
リバイバルカラーコラボ。
かなり苦し紛れのアングルではありますが、
うまくタイミングが合うと、けっこう嬉しいものです。
さらにこの日は思いがけず、
ステキなキャストも加わってくれました。(^▽^)
坊やを撮っていたお母さんが、柱の陰だったのがちょっと残念。
 
 13.7.20 小田急小田原線 新宿
 
 
ところで、
今週、私は少し早めの夏休みを 取らされ 取りました。
休暇ともなれば、どこかへ泊りがけで遠征に出かけたいところ。
しかしご存じのように、今週はどこもかしこも天気が悪すぎるっ!
いくら時間があるとはいえ、
条件の良くない場所へ無理に撮影遠征するのは、正直気乗りがしません。
旅費だってバカにならないし・・・。ε=(‐ω‐;)ハァ…
ならば、もう遠征はまたの機会にして、
今夏の休暇はロマンスカーで箱根あたりにでも行ってみようかな・・・
遠くへ行くってことだけが、鉄旅じゃないよね。
 
 


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