夏休み04・・・「東北仙石ライン」乗車記 [鉄道旅行記]
夏の休暇を利用した鉄道旅、前回からの続きです(今回も長めの記事となっていますので、時間のあるときにゆっくりとお読みいただくか、本文をすっ飛ばして写真とキャプションで大体の流れを掴んでいただけたらと思いますm(_ _)m 飯テロ注意報は・・・もう解除かな ^^;)。
北海道北端の稚内(わっかない)をスタート地点とした「青春18きっぷ」の鈍行旅は、宗谷本線などの「乗り鉄」や、終焉迫る寝台特急「北斗星」の「撮り鉄」を楽しみ、さらには沿線の各地でご当地の美味しいモノに舌鼓を打ちながら、二日間かけて北海道を縦断。南端の函館までやってきました ハ~ルバル キタゼθ(´▽`*)ハ~コダテ~♪。そして函館で迎えた三日目は、寝台特急「カシオペア」を撮影するために早朝から行動を開始 (`・ω・´)-3フンス!。しかし朝からあいにくの雨模様で ザアアァァ…:il!:il|(´д`;)!l|il:|;、せっかく景色のキレイな大沼公園の撮影地まで出向くも、土砂降りの中で「カシオペア」を迎える結果となってしまいました (´・ω・`)ショボーン。その後は江差線と海峡線を乗り継いで北海道に別れを告げ アバヨ!(*`Д´)ノシ、青函トンネルを経て本州に上陸。北海道新幹線の工事が佳境を迎えている津軽今別駅を見学してから津軽線へと乗り、15時過ぎに青森へと到達しました アオモリ(・ω・)ト-チャコ。
今さらながら今旅における私の目的は、1.日本最北端の宗谷岬に立つこと <( ̄^ ̄)>フン!。2.宗谷本線に乗って、音威子府の黒い蕎麦を食べること (゚д゚)ウマー!。3.DD51が牽引する「北斗星」・「カシオペア」を沿線で撮ること 【◎】]ω・´)パチッ!。4.青函トンネルを通って津軽今別を見学すること (「゚ー゚)ドレドレ・・・という、この四つでした ( ´_ゝ`)フーン。とすると、青森に到着した時点ですべての目的を達成したこととなり、あとはもう東京に帰るだけ σ(゚・゚*)オワリ?。今から新青森へ出て東北新幹線に乗り継げば、19時過ぎには東京へ着くことが出来ます バビューン-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。でも、せっかく東北の方へ来たのならば、私にはこの機会にもう一カ所だけ寄りたいところ・・・というか、寄りたい路線がありました (・o・*)ホホゥ。そのお目当ての路線が発着する都市は、同じ東北地方といえども青森からは決して近くないのですが、今から列車を乗り継いで行けばなんとか本日中にはたどり着くことができます (゚ー゚*)ドコ?(あ、ここで言う「列車を乗り継ぐ」とは、もちろん鈍行列車(普通列車)ね ^^;)。そこへ向かうために私がまず青森から乗り込んだのは昨年と同様に、八戸(はちのへ)方面へと進む「青い森鉄道(旧・東北本線)」(゚∀゚*)オオッ!!(ゆるキャラさん、今年も弘前方面じゃなくてスミマセン・・・)。鈍行列車の乗り継ぎ旅は、まだまだ続きます (/*´∀`)o レッツラゴー♪。
青森から乗るのは、青い森鉄道の八戸行き。
ロングシート仕様の青い森701系でした。
ホントは青森で30分の接続時間があったはずなので、
駅そばでも食べようと思っていたのですが、
津軽線の列車が遅れたため乗り換え時間がギリギリに。
お昼を食べる余裕はありませんでした・・・(・ε・`)チェ。
ちなみに青い森鉄道はJRではない第三セクター路線ですが、
青森~八戸は特例により「青春18きっぷ」で乗ることができます。
【18】ヽ(´▽`*)))ワ~イ♪
▲15.7.28 青い森鉄道 青森
青森から一時間半で八戸着
(乗ってきたのは真ん中の電車)。
昨年はここで左の八戸線に乗り換えましたが
(お!タラコだ!(゚∀゚)オッ!)
今年は右側に停車中の
青い森鉄道からIGRいわて銀河鉄道へ直通する
二戸行きに乗り継ぎます ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。
そしてここから先は「18きっぷ」の使用圏外。
乂`・д・´)ダメッ!
▲15.7.28 青い森鉄道 八戸
青森県の第三セクター・青い森鉄道と
岩手県の第三セクター・IGRいわて銀河鉄道の境界は、
両県境の駅、目時(めとき)。
目時を出てすぐの馬淵川を渡ると、
列車は青森から岩手に入ります。
(´▽`*)イワテ~♪
▲15.7.28 青い森鉄道 目時(車窓から)
二戸(にのへ)で乗り継いだ盛岡行きは、
IGRいわて銀河鉄道のIGR7000系。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。
車内はやはりロングシート仕様でした。
▲15.7.28 IGRいわて銀河鉄道 二戸
八戸から盛岡まで、
青い森とIGRの運賃は3040円・・・Σ(゚Д゚ノ)ノ タカッ!。
この区間だけで「18きっぷ」一回分の金額を
上回ってしまいました (・ε・`)シャーナイネ。
IGRの終点(起点)で東北本線との接続駅、
盛岡に到着 (・ω・)ト-チャコ。
IGRの改札で「18きっぷ」を提示し、
八戸から当駅までの乗り越し運賃を清算します。
▲15.7.28 IGRいわて銀河鉄道 盛岡
青森から元・東北本線だった第三セクター路線の青い森鉄道とIGRいわて銀河鉄道を乗り継いで、岩手の盛岡までやってきました モリオカ(・ω・)ト-チャコ。昨年に青い森鉄道へ乗ったときにもちょろっと説明しましたが、青森と八戸の間にはJRの飛び地路線(他のJR線と接続しない、野辺地からの大湊線、八戸からの八戸線)が存在するため、この区間は特例により「青春18きっぷ」で通過することができますが、八戸と盛岡の間は特例が通用しない「18きっぷ」の使用圏外。同区間を通過するにはあらためて乗車券が必要です (・ε・`)シャーナイネ。そしてやはり昨年にも触れたように、岩手の三セク路線であるIGRいわて銀河鉄道の運賃設定はとくに高く、八戸~盛岡の107.9キロで3040円 Σ(゚Д゚ノ)ノ タカッ!。参考までに同距離でのJR運賃(幹線)は1940円です。いっぽう、同区間の東北新幹線は特急料金込みで3500円(乗車券1660円・特急券1840円)と、その差はわずか500円未満なのに、所要時間は新幹線の30分に対してIGRは二時間もかかります ( ̄  ̄;)ニジカン…。ならばここは昨年のように、この区間だけでも新幹線に乗ろうかとも思ったのですが・・・今旅は稚内からず~っと鈍行列車のみを乗り継いできたこともあり、ここで新幹線を使ってしまうのはなんだか惜しい気がします σ(・ω・`)ウーン…。時間的には新幹線の方がずっと早く着けるけれど、在来線(IGR)を使っても今日中に目的地へ着けないことはない。今回の私はできるだけ在来線での旅にこだわることとし、あえてIGRの方を選びました コッチ...((((o* ̄-)o ┃IGR┃。そして盛岡に着いたのは19時、一杯やるにはちょうどいい頃合いです エーンカイ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノエーンカイ♪。冷麺、じゃじゃ麺、前沢牛、炉端焼き、南部美人・・・(゚ー,゚*)ジュルルル 美味しい名物料理の多い盛岡は私の大好きな街。でも・・・残念ながら今日の行程はここで終わりじゃありません (・Д・`)エ━━。そう、目的の都市は盛岡ではないのです (・Д・`)エ━━。数々の盛岡名物に後ろ髪を引かれながらも、私はさらに列車を乗り継ぎます イクゾ(# ̄∀ ̄)----C<o≧ロ≦)oイヤー )))) ズリズリ。
盛岡からは再びJRの路線となり、
「18きっぷ」の使用圏内です (*`д´)=b OK牧場!。
乗るのは東北本線の一ノ関行き。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
ちょうど帰宅ラッシュ時と重なったこともあって
この列車が今旅で一番混雑していましたが、
前の方に空席を見つけ、なんとか座ることができました。
ε-(´o`)ホッ。
▲15.7.28 東北本線 盛岡
残念ながら三大麺(冷麺、じゃじゃ麺、わんこそば)などの
名物を味わうことはできませんでしたが (・ε・`)チェ、
盛岡のわずかな乗り換え時間で私が買ってきたのは
以前にも紹介した有名お店のコッペパン σ(・ω・`)パン…。
最近は駅ビルでも買うことができるようになりました。
このパンはいろいろな中身を楽しめるのですが、
さて今回の私が選んだのは・・・
じゃじゃ麺の具材である肉味噌とキュウリを
コッペパンに挟んだという、その名も「じゃじゃパン」。
( ̄△ ̄;)ジャジャパソ…。
このお店自慢の弾力があるコッペパンに
肉味噌の旨味がウマくマッチし、
さらにキュウリのシャキシャキ感も良く、
意外とイケるじゃありませんか (゚д゚)ウマー!。
ちなみに、タイミングを逸したこともあり、
函館の海鮮丼以来の食事です・・・。
一ノ関でさらに乗り継いだのは、仙台行き。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。
これが本日上りの最終列車です。
クロスシートの719系を期待するも、
待機していたのはロングシートの701系。
北海道ではボックスシートばかりだったのに、
JR東日本管内に入った途端、
蟹田からここまでずっとロングシート続きでした。
ε-(ーωー;)フゥ…。
▲15.7.28 東北本線 一ノ関
青森から7時間、盛岡から3時間、
ようやく到着したのは杜の都・仙台 (・ω・)ト-チャコ。
ちなみに速達タイプの新幹線「はやぶさ」ならば
新青森~仙台はわずか一時間半です・・・(^^;)。
▲15.7.28 東北本線 仙台
青森1522-(青い森578M)-八戸1653~1658-(2564M)-二戸1736~1753-(IGR4536M)-盛岡1901~1921-(東北1552M)-一ノ関2054~2100-(550M)-仙台2238
仙台では七夕飾りがお出迎えです (゚∀゚)オッ!。
でも時刻はもう22時半で、
仙台名物の牛タン屋さんはすでに閉店。
仕方なくこの日の打ち上げは
駅近くのチェーン店系居酒屋で軽く済ませました
(・ε・`)シャーナイネ。
青森から普通列車を乗り継ぐこと実に7時間、ようやくこの日の目的地である宮城の仙台に到着しました センダイ(・ω・)ト-チャコ。鈍行の乗り継ぎ旅は好きでやっていることとはいえ、途中から日が暮れて車窓風景が楽しめなくなり、また座席がロングシートの電車ばっかりだったこともあって、後半の盛岡~仙台はさすがにツラかったなぁ・・・ε-(ーωー;)フゥ…。では、この頑張った成果はというと・・・
三日目の行程を地図で表すとこんな感じ。
函館~大沼の往復と函館~仙台の片道です。
そのうちの八戸~盛岡は「18きっぷ」の圏外。
函館~仙台のみでも移動距離は約548キロで、
これは初日の稚内~東室蘭の約490キロを
上回っています w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。
函館から仙台まで乗り継いできた三日目、その距離は約548キロで、普通乗車券だと11640円(JR+青い森+IGR) w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。それを「青春18きっぷ」一回分の2370円と、八戸~盛岡の青い森鉄道+IGRいわて銀河鉄道の3040円、合計5410円で移動できたことになります。稚内からのトータルだと約1237キロ、普通運賃が18760円のところを、「18きっぷ」三回+IGR運賃の10150円・・・。あり?こうやって数字だけで見ると、苦労した割にあまりおトクっぽさが感じられませんね・・・(・・∂)アリ?。やはりどうしてもIGR運賃の高さが目を引きます。三セク路線なので仕方ないけれど、「18きっぱー」にとってIGR区間はネックだなぁ・・・(゚ペ)ウーン…。でもこの経路でなければ、大沼で「カシオペア」を撮ってから今日中に普通列車だけで仙台にたどり着くことはできませんでした (・ε・`)シャーナイネ。そうまでして私がこの仙台にやってきた目的はいったい何なのかというと、実は今年の5月に仙台を発着する新たな路線が誕生したのです。その名も「東北仙石(とうほくせんせき)ライン」(・o・*)ホホゥ。旅の四日目となる翌日は、個人的にまだのたことが無かったこの新線を乗り潰したいと思います (゚∀゚*)オオッ!!。
7月29日(水)
夏休み旅の最終日は仙台で迎えました。
仕事の出張で来ることはあるものの、
プライベートで訪れるのは久しぶりです。
▲15.7.29 東北本線 仙台
今旅は稚内でも、東室蘭でも、函館でも、朝起きて部屋のカーテンを開けると曇り空ばかりでしたが ε-(≡"≡;*)モヤモヤ…、この仙台では久しぶりに眩しい朝日を拝むことができました (つ▽≦)マブシッ!。旅の最終日にしてようやくいい天気に恵まれたようです。ただし今日は外で撮り鉄をせず、一日を通してずっと乗り鉄の予定なのがなんとも皮肉なところ・・・(^^;)ゞポリポリ。そんな青空を仰ぎながら駅へ向かい、「青春18きっぷ」に入鋏して改札を抜けると、お目当ての東北仙石ラインの列車はすでにホームへ入線していました (゚∀゚)オッ!。車両は東北本線で一般的に使われている701系のような交流形電車ではなく、HB-E210系という最新型のハイブリッド気動車です コレモ(゚ー゚*)キハキハ~?。
仙台の東北本線ホームに待機していた、
東北仙石ラインの石巻行き。
車両は同線専用のハイブリッド気動車、
HB-E210系です (゚∀゚*)オオッ!!。
▲15.7.29 東北本線 仙台
平日早朝の下り列車ということもあり、
車内はガラガラに空いていましたが、
私は席に座らずhanamura師匠ゆずりの”戦闘先頭体勢”!
ベストポジションをキープです!
m(・∀・)m カブリツキ♪
東北仙石ラインの石巻(いしのまき)行きは定刻の6時26分に仙台を発車し、まずは東北本線を下ります (/*´∀`)o レッツラゴー♪。ハイブリッド車とはいえ、ディーゼルカー(気動車)の鼓動を聞きながら東北本線を走るのは、なんだか新鮮な気分です。あれ?東北本線?新路線じゃないの? (゚ー゚?)オヨ? と、思われるかも知れませんが、実は今年新たに誕生した東北仙石ラインは、東北本線の仙台と仙石(せんせき)線の石巻の間を、松島付近に新設された両線を繋ぐ渡り線(接続線)を経て、ダイレクトに結ぶ直通の路線・・・というか運転系統の愛称で、その運転区間を正式な路線名称で示すと、仙台から松島*までを東北本線、松島から高城町までが新設された接続線(東北本線の支線扱い)、そして高城町から石巻までは仙石線を走行するルートになっています (・o・*)ホホゥ。JRの全線を完乗している私は東北本線も仙石線も過去に全区間を乗車済みなのですが、今回新規に作られた両線の渡り線は未乗で、完乗のタイトル防衛にはここを潰さねばなりません ( ´_ゝ`)フーン。ちなみにその渡り線の距離は、わずかに0.3キロ(笑)(*東北本線と接続線の分岐点は松島駅手前にあり、実際に東北仙石ラインの列車は同駅を通りませんが、分岐点は松島駅構内とされています)。では、その未乗区間を乗り潰す様子を前面展望でご覧ください。
今年の5月30日に開業した「東北仙石ライン」。
駅に貼ってあったポスターを使って説明すると、
同線は、海側に敷かれている仙石線(青い線)と、
内陸をまっすぐ進む東北本線(緑の線)を
松島付近に新設した渡り線を経て直通させ(オレンジの線)、
仙台と石巻の間の時間短縮につなげるというもの (・o・*)ホホゥ。
上の図の「新規開業区間」って書いてあるところが、
私の未乗区間ね。
仙台から20分弱、
列車は東北本線の塩釜に停車。
東北本線と接続線の分岐点は、
この塩釜と隣駅・松島の間にあるため、
運行上は同駅が分岐駅となり、
当列車が行かない小牛田や一ノ関方面へ向かう場合には
ここで東北本線の列車に乗り換えねばなりません。
▲15.7.29 東北本線 塩釜(前方の車窓から)
塩釜発車後もしばらくは東北本線上を進み、
断続するいくつかのトンネルを抜けて5分ほどが経ったとき、
左側に分岐を知らせる信号機が見えてきました (゚∀゚)オッ!。
左の東北本線が赤になっているのに対して、
右の仙石接続線の第一場内は黄色が点灯しています。
▲15.7.29 東北本線 塩釜-松島(前方の車窓から)
そしていよいよ東北本線と接続線の分岐点にさしかかります。
(*゚v゚*)ワクワク♪
まずは東北本線の下り線(左)から上り線(右)の方へ・・・
▲15.7.29 東北本線 塩釜-松島(前方の車窓から)
東北本線の上り線を経て、
さらに右の方へ分岐する単線の接続線へと入ります。
▲15.7.29 東北本線 塩釜-松島(前方の車窓から)
接続線へ入って進むと、
右奥からは別の単線が見えてきます (゚∀゚)オッ!。
これが直通する仙石線の線路です。
▲15.7.29 東北本線 松島-高城町(前方の車窓から)
仙石線進入前に接続線内で一時停止。
(・ω・)ストッピ
ここでちょっと上の方を見てみると、
電気を供給する架線が張られていないのが解ります。
σ(゚・゚*)タシカニ…
そう、接続線は非電化なのです。
▲15.7.29 東北本線 松島-高城町(前方の車窓から)
信号が変わり、仙石線へ進入。
…((((*・o・)ノ Go!
これで未乗だった接続線は完乗です。
東北本線は交流電化の複線でしたが、
仙石線は直流電化の単線。
▲15.7.29 仙石線 松島海岸-高城町(前方の車窓から)
東北本線の塩釜を出た列車は、松島の手前で接続線に入り、仙石線へと至ります…((((*・o・)ノ Go!Go!。ぶっちゃけ、新線の乗車と言っても構内にあるいくつかの分岐器(ポイント)を通過するだけにすぎないのですが、こういう別路線同士の短絡線を通過するシーンというものはマニア的に見てなかなか面白いものがあります (゚∀゚*)オオッ!!。とくにこの東北仙石ラインの注目点は、東北本線が交流電化なのに対して仙石線が直流電化とそれぞれの電化方式が異なるため、その間にある接続線が非電化になっているところ (・o・*)ホホゥ。交流と直流の路線を直通させるには交直両用の電車を走らせる方法もありますが、万能な両用電車は高価で製造コストがかかるし、短い接続線に電流を変換させる地上設備(デッドセクション)を設けるのも難しい。そこで東北仙石ラインでは接続線部分を非電化とし、電化方式に拘らず直通運転が行なえるハイブリッド方式*の気動車が採用されているのです ( ̄。 ̄)ナルヘソ(*エンジンからの発電による電力と蓄電池からの電力を用いてモーターを駆動する)。そんなところに着目しながら接続線の0.3キロを通過。これで未乗区間を乗り潰すことができました ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪。
高城町で205系の上り列車と交換 (゚∀゚)オッ!。
間違いなく仙石線へ入線したことを
対向の車両を見て実感しました。
▲15.7.29 仙石線 松島海岸-高城町(前方の車窓から)
接続線を潰したあとも、引き続き石巻行きの同列車に乗り続けます。直通して入ってきた仙石線は、仙台の市街地中心部にあるあおば通りから、仙台、陸前原ノ町、多賀城、本塩釜、松島海岸、野蒜(のびる)、矢本などを経て、石巻までを結ぶ49.0キロの直流電化路線で、交流電化が主流の東北地区では珍しく、直流電車の通勤形車両・205系が使用されています ( ̄。 ̄)ヘー。私がこの仙石線に乗るのは、仙台市内の陸前原ノ町付近までが地下化された2000年以来15年ぶりで、あの忌まわしき東日本大震災よりも前のこと。2011年に発生した大地震とそれに伴う大津波は、松島湾に沿って線路が敷かれていた仙石線にも甚大な被害をもたらし、とくに野蒜(のびる)付近で津波に襲われた電車を伝えたニュース映像などは、今も衝撃的なもののひとつとして私の記憶に残っています。あれから四年、津波によって線路や駅舎が損壊した仙石線の陸前大塚と陸前小野の5.2キロ間は、湾岸に沿っていたもともとのルートではなく、津波対策を考慮した高台への移設によって復旧がなされました。そんな移設された新ルートを私が通るのはもちろん今回が初めて。でも、そこには先ほどの接続線のような新鮮な気分は無く、むしろ海沿いの旧線跡が右手の方に離れていく姿などを見ると震災によるいろいろなことがあらためて思い出され、なんとも複雑な気持ちになりました。
引き続き同列車で仙石線の車窓を眺めます。
陸前富山のあたりから右手に広がるのは、
松島湾の海景色。
お、ウミネコが飛んだ!
▲15.7.29 仙石線 陸前富山-陸前大塚(車窓から)
陸前大塚では上りの東北仙石ラインと交換。
右側に見える線路と海を隔てる堤防も、
復旧工事によって以前よりも高さが増しました。
▲15.7.29 仙石線 陸前大塚(前方の車窓から)
陸前大塚を出ると、
高台に移設された新ルートへ入ります。
この移設ルートを含む高城町と陸前小野の区間が復旧し、
仙石線の全線で運転が再開されたのは、
東北仙石ラインの運転開始と同じ今年5月のこと。
▲15.7.29 仙石線 陸前大塚-東名(前方の車窓から)
新線の車窓から、右の方へと離れていく海・・・。
震災前の仙石線は堤防の真横を走っていました。
▲15.7.29 仙石線 陸前大塚-東名(車窓から)
津波被害を受けた東名と野蒜の駅は内陸の高台に移転。
▲15.7.29 仙石線 野蒜(前方の車窓から)
吉田川と鳴瀬川を渡るコンクリート橋(鳴瀬川橋梁)の手前で、
代替新線は既存のルートと合流します。
▲15.7.29 仙石線 野蒜-陸前大塚(前方の車窓から)
東矢本は一見すると
何の変哲もない一面一線の小駅ですが σ(゚・゚*)ンー、
実は同駅の開業日は国鉄最後の日である1987年3月31日。
東矢本は国鉄時代最後に誕生した駅なのです。
( ̄。 ̄)ヘー。
▲15.7.29 仙石線 東矢本(前方の車窓から)
石巻が近づくと、
左から近づいてきたのは非電化路線の石巻線。
▲15.7.29 仙石線 陸前山下-石巻(前方の車窓から)
仙台から東北仙石ライン経由で一時間、
終点の石巻に到着です (・ω・)ト-チャコ。
▲15.7.29 仙石線 石巻
仙石線に入って快速運転となった東北仙石ラインのハイブリッド気動車は、仙北平野の田園地帯を快調に飛ばし、仙台から一時間ほどで終点の石巻に到着 (・ω・)ト-チャコ。これで接続線だけでなく、いちおう東北仙石ラインと言う愛称が付けられた区間は全線を完乗したことになります (´w`*)ドツカレサン。結局私は始発の仙台から終点の石巻まで、ずっと前面展望を楽しんでしまいました m(・∀・)m カブリツキ♪。
仙台0626-(東北仙石ライン5521D)-石巻0730
漫画家の石ノ森章太郎氏ゆかりの地である石巻は、
仮面ライダーやサイボーグ009など、
同氏の描くキャラクターたちが多く見られます。
よく見ると駅の上にもキャラクターが・・・(゚∀゚)オッ!。
▲15.7.29 石巻線 石巻
さて、せっかく石巻まで来たのならばついでにもう一線、ここで接続する石巻線の方にも寄って行きたいと思います (゚∀゚*)オオッ!!。運転頻度が一時間から二時間に一本程度の石巻線ですが、ちょうど朝の通学時間帯と言うこともあって、東北仙石ラインからの接続は良好でした。私が乗ったのは下り列車の女川(おながわ)行き。
東北仙石ラインのHB-E210系を横目に、
石巻のホームへ入線してきた石巻線のキハ110。
もちろんこちらは純粋なディーゼルカーです。
(´▽`*)キハキハ~♪
▲15.7.29 石巻線 石巻
石巻線はこの石巻が起点ではなく、仙台から東北本線で北へ40キロほどのところにある小牛田(こごた)から、前谷地(まえやち)、石巻を経て、女川湾に面した港町の女川までを結ぶ、44.7キロの非電化ローカル線(地方交通線)(・o・*)ホホゥ。個人的にこの石巻線は先ほどの仙石線とセットで訪れることが多く、石巻線へ乗るのも先述した仙石線の地下化に合わせて訪れた2000年以来、15年ぶり。ただしそのときは、石巻から小牛田行きの上り列車に乗って東北本線へと抜けてしまったために終点の女川へは行っておらず、石巻と女川の間を乗るのは同線に初乗車した89年以来、実に26年ぶりのこととなります w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。JRも私鉄も、全線完乗を目指していた頃はしゃかりきに乗り潰していたけれど、その後はとんとご無沙汰になっている路線や終着駅って、けっこうあるものなんですよね (゚ペ)ウーン…。
石巻の次の陸前稲井で
乗っていた学生さんが一気に全員下車してしまったため、
私が乗っている車両は貸切状態となってしまいました。
石巻を出て女川へ向かう下り列車、
このあたりの車窓でいちばんの見所と言えば、
カキの養殖で有名な海跡湖の万石浦(まんごくうら)。
(´▽`*)イイネ~♪。
少しの間、列車はその湖畔を走ります。
▲15.7.29 石巻線 沢田-浦宿(車窓から)
万石浦の湖畔からトンネルをひとつくぐると、
列車は終点の女川に到着です。
先の震災では大きな被害を受けた女川町、
これは津波で流失した駅舎に変わって
新しく再建された新駅舎の三階から眺めたものですが、
ご覧のように駅のまわりはまだ更地状態です・・・。
▲15.7.29 石巻線 女川
石巻0803-(石巻1625D)-女川0828
今年の3月から使用を開始した新しい女川駅は、
震災前よりも200メートルほど内地に再建。
ウミネコが羽を広げた姿をイメージした白い屋根と、
県産のスギ材を使った外壁が特徴となっています。
構内には温泉入浴施設も併設。
▲15.7.29 石巻線 女川
列車は海跡湖の万石浦(まんごくうら)沿いなどを走り抜け、石巻から30分弱で終点の女川に到着 (・ω・)ト-チャコ。実はこの女川駅のある女川町も大地震に伴う大津波で甚大な被害を受けた町で、女川駅の駅舎や停車していた車両などは津波に流されて損壊してしまいました。駅には私が前回に訪れた26年前の面影など、まったくと言っていいほどありません。それでもあの震災から四年後のいま、鉄道での復旧を断念した路線もあるなかで、こうやって再び列車でこの女川へ到達できたことに、鉄道好きとしては感慨深いものがありました。今年の3月に全線での運転を再開した石巻線、この鉄路の復活が復興の推進に繋がり、女川の町に活気が戻ることを願っています。
女川で折り返し、石巻を経て小牛田方面へ上ると、
車窓に映るのは仙北平野の広大な田園風景。
このあたりはまさに宮城を代表するお米、
ササニシキやひとめぼれの産地です。
ただし最近のササニシキは生産量が少なく、
幻のお米とも言われているとか・・・。
▲15.7.29 石巻線 佳景山-前谷地(車窓から)
前谷地は気仙沼線との分岐駅。
気仙沼線はこの前谷地と気仙沼を結ぶ路線でしたが、
震災の被害を受け、現在は前谷地~柳津間が鉄道、
柳津〜気仙沼はバス(BRT)によって運行されています。
先日にこの気仙沼線を訪れた
ソネ鉄仲間のやまびこさんのレポートによると、
BRTの運転区間が前谷地まで延長されたらしく、
残された鉄道区間の存続が心配されるところ・・・ (゚ペ)ウーン…。
▲15.7.29 石巻線 前谷地(車窓から)
女川から走り続けて一時間強、
列車は終点の小牛田に到着 (・ω・)ト-チャコ。
小牛田は石巻線、東北本線の他、
鳴子温泉、新庄方面へと向かう陸羽東線も
当駅から分岐しています。
▲15.7.29 東北本線 小牛田
小牛田で接続した東北本線はE721系。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
この上り列車で出発地の仙台へ戻ります。
▲15.7.29 東北本線 小牛田
女川からは乗ってきた列車で折り返し、再び石巻を通って、東北本線との接続駅である小牛田まで上ってきました …((((*・o・)ノ Go!Go!。そこからさらに東北本線の上り列車へと乗り継いで仙台まで戻ると、東北仙石ライン、石巻線、東北本線を使った一周旅は完了です (=゚ω゚)ノ タライマ!。いちばんの目的だった東北仙石ラインの初乗りに加え、久しぶりとなった石巻線の乗車。いまだ車窓からは震災の爪痕が生々しく残るところも多く見られましたが、苦難を乗り越えて復旧した仙石線、石巻線に乗ったことで、あらためて鉄道旅ができる喜びをかみしめました (´ω`)シミジミ。
ここまでのルートを地図で見るとこんな感じ。
緑が東北本線、青が仙石線、赤が石巻線で、
東北仙石ラインは仙台と石巻の間を
東北本線と仙石線を直通して結びます。
それを反時計回り(左回り)で一周してきました。
女川0834-(石巻1628D)-小牛田0947~0952-(東北2536M)-仙台1038
さて、冒頭に挙げた本来の四つの目的に加え、東北仙石ラインの完乗も果たし、今旅でもうやり残したことはありません (・o・*)シューリョー!。あとはホントに仙台から東京へと帰るだけ・・・ですが、稚内からず~っと続けてきた「青春18きっぷ」による鈍行列車乗り継ぎの旅、もうここまで来たのならば、やはりそれを最後まで貫き通しましょう! まさにラストスパートです (`・ω・´)-3フンス!。
鈍行列車乗り継ぎ旅もラストスパート。
でもその前にちょっと腹ごしらえ。
仙台で機会があれば食べてみたかったのが、
駅構内の「からあげ蕎麦」c(゚.゚*)ソパ?。
からあげ蕎麦と言うと私のなかでは
常磐線・我孫子駅のものが思い浮かぶのですが、
駅そば通の間で仙台のからあげ蕎麦は
我孫子と双璧をなすものだと聞いています (・o・*)ホホゥ。
その気になるお味は・・・
豪快な我孫子の唐揚げに比べると
見た目も味も、ちょっと上品な印象。
でも、蕎麦は仙台の方が美味しいかな (゚д゚)ウマー!
東北本線鈍行旅を再開。
仙台から乗るのは、
福島行きの快速「仙台シティラビット」。
実は寄り道した東北仙石ラインの列車を除くと、
稚内からここまでで、これが初の快速列車です。
(゚∀゚*)オオッ!!
車両はクロスシートの719系。
▲15.7.29 東北本線 仙台
福島で接続した郡山行きはE721系。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
これもボックスシートに座ることができました。
▲15.7.29 東北本線 福島
過去の経験で、郡山から先は
ロングシートの701系を覚悟していましたが、
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
待機していた黒磯行きは
クロスシートの719系という嬉しい結果 (゚∀゚)オッ!。
これで仙台から黒磯まで
ボックスシートで車窓を楽しむことができました。
ヽ(´¬`)ノ ワ~イ♪
▲15.7.29 東北本線 郡山
白河の関を越えて、関東へ・・・
黒磯で乗り継いだのは通勤形の205系で、
これはもちろんロングシートです。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
▲15.7.29 東北本線 黒磯
そしてついに宇都宮で最後の乗り換え。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
今旅のラストランナーは、
宇都宮始発の湘南新宿ライン逗子行き。
車両はおなじみのE231系で、
先頭車のボックスシートに座ります。
この電車を見ると、
東京へ帰ってきたって感じがしますね・・・。
(=゚ω゚)ノ タライマ!
▲15.7.29 東北本線 宇都宮
「日本最北端の宗谷岬に立ってみたかった」と言うのが目的で、あとは東京へ帰るだけ・・・と言う体で稚内をスタートした今夏の旅 (゚ー゚*)テイ…。行きの飛行機が羽田から稚内までわずか二時間弱だったのに対して、帰りの鉄道乗り継ぎ旅は実に四日間もかかってしまいました(笑)。せっかくの北海道なのにお天気があまり良くなく、真の目的だった道内での寝台特急撮影は「北斗星」が曇り空、「カシオペア」にいたっては土砂降りとなってしまい、撮り鉄的にはあまりパッとした成果が残せなかった今旅ですが (´・ω・`)ショボーン、そのぶん乗り鉄の方はかなり充実していたように思います (´ω`)ソーネ。実ははじめから鈍行(在来線の普通・快速列車)だけを乗り継ぐ旅にするつもりだったわけではなく、函館か青森あたりからはふつうに特急や新幹線を使おうと考えていたのですが、稚内からずっと鈍行旅を続けていると、なんだかこれを中途半端で終えるのがもったいなくなってしまい σ(・∀・`)ウーン、最終的には東京まで続けてしまうこととなりました (゚∀゚)アヒャ☆。我ながら酔狂だと思いますが、でも久しぶりに何かの達成感を味わえたような気がしています。この結果、単純に稚内から東京までの移動距離は約1588キロ* w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!、普通乗車券だと21460円もかかるところを、「青春18きっぷ」四回分の9480円+青い森&IGRの八戸~盛岡間3040円の、合計12520円で済ますことができました w(゚0゚*)w オォー!!(*礼文~北舟岡、函館~大沼の往復、東北仙石ライン・石巻線の寄り道を含まず)。最後に仙台から東京まで使い通したことで、前日(仙台に着いた時点)よりも少しだけおトク感がアップしたかな? (^皿^;)セコイネ… もちろん普通乗車券の他に特急券などが加われば、その差額はもっと大きなものになるでしょう (´艸`*)オットク~♪。ただし私の旅はエンゲル係数が高く、交通費で浮いた分はすべて飲食費で消えてしまうんですけれどね(笑)。その食の方に目を移すと、北海道旅では王道の新鮮な魚介類から、各地のご当地駅弁、そして駅そばや総菜パン、ハンバーガーなど、これもなかなかバラエティに富んでいて (゚д゚)ウマー!、ピークは東室蘭のやきとりや函館の海鮮丼あたりでしたが、旅のはじめが稚内のちくわパンと音威子府の黒い蕎麦で、旅の終わりが盛岡のじゃじゃパンと仙台のからあげ蕎麦ってところも、狙ったわけじゃないのになんだか面白い結果になりました(後半に食の水準が極端に落ちたのは、資金が底をついたってこともあるけれど・・・^^;)。
人の価値観はそれぞれだけれど、「青春18きっぷ」を使った鈍行列車の旅は決して特別なものではなく、時間と体力があれば誰にでもできるものだと思います。でも、時間に追われることが多い現代社会においては、このムダに時間を費やす鈍行スタイルこそが贅沢と言えるのかも知れませんね。四日間の夏休み、個人的にはのんびりとしたいい過ごし方ができたように思います(^^)。んじゃ、来年は・・・目指せ「18きっぷ」で西大山(JR最南端の駅)ってか!? ヾノ・∀・`)イヤイヤ… 。
稚内から乗り継ぐこと、ちょうど30本目の列車となった宇都宮発の湘南新宿ラインは、定刻の17時44分に帰宅ラッシュでごった返す新宿駅へと到着しました (´w`*)ドツカレサン。
仙台から6時間半で新宿着 (・ω・)ト-チャコ。
普段と変わらない湘南新宿ラインからの下車ですが、
この瞬間に稚内からの乗り継ぎ旅が終わりました。
▲15.7.29 山手線(湘南新宿ライン) 新宿
仙台1104-(東北3582M)-福島1216~1226-(1142M)-郡山1313~1350-(2140M)-黒磯1453~1457-(654M)-宇都宮1547~1555-(2553Y)-新宿1744
ONE-shot 189 ラストセイ ☆彡 [PICK UP ONE-shot]
PICK UP ONE-shot 189 ラストセイ ☆彡
夏休み03・・・土砂降りの「カシオペア」撮影記 [鉄道旅行記]
夏の休暇を利用した北海道の旅、前回からの続きです(今回も長めの記事となっていますので、時間のあるときにゆっくりとお読みいただくか、本文をすっ飛ばして写真とキャプションで流れを掴んでいただけたらと思いますm(_ _)m)。
北端の稚内をスタートした初日は宗谷本線(稚内~旭川)の乗り鉄がメインで、同線が醸し出す旅情感をのんびりとした鈍行列車(普通列車)で存分に堪能 (´ー`*)マターリ。さらに函館本線と室蘭本線を乗り継いで南下し、この日は東室蘭で一泊しました 串(゚д゚)ヤキトリ ウマー!。翌二日目は間もなく終焉を迎えてしまう寝台特急「北斗星」の撮影がメイン。残念ながらスッキリとした晴天には恵まれなかったものの、迫力ある重連のDD51が牽引する「北斗星」の勇姿をしっかりとカメラに収め 【◎】]ω・´)パチッ!、そしてたまたま途中駅で売られていた「北斗星引退記念入場券」などを買い求めながら函館本線を乗り進み、最終的には鈍行列車で二日かけて稚内から函館まで到達しました ハ~ルバル キタゼθ(´▽`*)ハ~コダテ~。
二日目を終えた時点でのここまでの行程。
青い線(稚内~東室蘭)が初日で、
緑の線(東室蘭~函館)が二日目です。
こうして地図で見ると、二日目は礼文での「北斗星」撮影などもあって移動距離が少ないように感じますが σ(゚・゚*)ンー、東室蘭から函館までの距離は202キロで、普通乗車券だと3670円。礼文~北舟岡の往復分1280円も含めると、「青春18きっぷ」一回分の2370円はじゅうぶんにモトが取れています (´艸`*)オットク~♪。ちなみに二日間の通しで考えると、稚内から函館までの総距離は692キロで、普通乗車券だと10470円。それを「18きっぷ」二回分の4740円で移動できたことになります (゚∀゚*)オオッ!!。なんともセコい話ですが、こういう計算は正規料金との差額が大きいと素直に嬉しくなるもの (^皿^;)セコイネ。
さて、続く三日目ですが、この日の予定は旅行の出発直前まで二つの案で迷っていました v(゚ー゚*)フタツ…。ひとつは函館に宿泊せず、函館と青森の間を航路で結ぶ青函フェリーの深夜便(函館港を23時半に出港)へ乗船。午前3時過ぎに青森港へ到着後、港から約3キロほどの位置にある津軽線の油川(あぶらかわ)駅を徒歩で目指し(徒歩30分くらい)、その付近で早朝に青森へ到着する上りの夜行急行「はまなす」を撮るという案 (・o・*)ホホゥ。たしかに今夏で姿を消す「北斗星」同様、「はまなす」も正式な発表こそ無いものの北海道新幹線が開業する今年度末には廃止される公算が高く、撮影できる機会は大事にしたいところ (゚ペ)ウーン…。しかし思い返せば、私は昨年の夏休みにも油川で「はまなす」を撮っています (´ω`)トッタネ。しかも二度。もちろん同じ場所でもその時の天候状態や撮影地の状況、アングルを変えるなどで違った絵が撮れることもあるけれど、正直、私の感性や技量ではそれほど大きな変化が望めるとも思えず、終わってみれば昨年と同じ時期の同じ場所で同じ列車を撮った、同じような写真が残るだけに思います ドッチモ(・ω・; = ;・ω・)オンナジ。かといって、港から徒歩で移動できる「はまなす」の撮影地は、油川くらいしか思い浮かばないし・・・ σ(・ω・`)ウーン…。いっぽう、もうひとつの案は「はまなす案」に比べるといたって単純で、函館に一泊して翌朝に道内で下りの札幌行き寝台特急「カシオペア」を撮るというもの (・o・*)ホホゥ。撮り鉄として比較的ベタな定番プランです (´∀`;)ベタベタ…。とはいえ「カシオペア」も、北海道新幹線開業後の存廃が今のところは不透明で(とりあえず9月末までの運転は確定)、やはり道内を走るシーンは撮れるときに一枚でも多く抑えておきたい (゚ペ)ウーン…。私が道内で「カシオペア」を撮れるのは、四年前ぶりの機会になります (=゚ω゚)ノ オヒサ!。プラン的には船を使った「はまなす案」の方が面白みがあるけれど、「カシオペア案」には他に後述する「とある理由」もあったことから、私は後者を選択 m9(`・ω・´)ケテイ! 。函館で一泊して、翌朝の「カシオペア」に備えることとしました (づω-*)オヤスミ☆。
それにしても、気になるのはお天気。函館を散策しているときには夜空に月が見えていたので翌日の晴れを期待したのですが (゚∀゚)オッ!、テレビで見た天気予報は雨 (ノ_ _)ノ ズルッ。しかも、かなりまとまった量が降ると言うではありませんか エ…( ̄△ ̄;)マヂ!?。はたして「カシオペア」の撮影はどうなるのでしょうか・・・(´~`;)ウーン。
テレビで見た三日目の天気予報。
台風崩れの温帯低気圧が津軽海峡付近に停滞し、
朝から一日を通して雨だとのこと ( ̄△ ̄;)マヂカ…。
降水確率は90%だってさ・・・(´д`;)トホホ。
この予報図を見る限り、
青森での「はまなす」撮影を選んでいたら、
港から撮影地まで歩くのがキビシかったかも・・・。
7月28日(火)
函館で迎えた三日目。朝起きた時点で雨はまだ降っていませんでしたが、歩いて函館駅へ向かっている途中でポツリと降り出したかと思うと ヽ`、┐( ̄o ̄;)アメ…、駅までの数百メートルを進む間で一気に本降りとなってしまいました ザアアァァ…:il!:il|(´д`;)!l|il:|;。天気予報通りとはいえ、参ったなぁ・・・(・ε・`)チェ。撮影地までの移動、さらには現地での待機時間などを考えると、徒歩鉄にとって雨という条件はキビシく、ふだんの私だったら間違いなく出撃を取りやめるところでしょう ヽ(○`Д´)ノ ヤーメタ!。正直、函館まで来ている今回でも、撮影を諦めてホテルに引き返そうかと思ったくらいです ( ̄~ ̄;)ドーシヨ…。でも、個人的にそう機会があるわけではない道内での「カシオペア」撮影は、やはり捨てがたい σ(・ω・`)ウーン…。私は雨天決行に踏み切り、持参してきた折り畳み傘のほかに大きめのビニール傘をコンビニで新たに調達して、函館駅の改札を入りました ...((((o* ̄-)o。もちろんこの日も「18きっぷ」に入鋏。
函館から乗るのは、
朝イチ(初発)の函館本線・長万部行き。
(´▽`*)キハキハ~♪
キハ40の三連ですが、
後部二両は途中の大沼で切り離されます。
▲15.7.28 函館本線 函館
そして、予報通りに・・・雨。
ザアアァァ…:il!:il|(´д`;)!l|il:|;
狙いとなる「カシオペア」は、上野と札幌の間を結ぶ、オールA個室の豪華寝台特急としておなじみの列車 (゚∀゚*)オオッ!!。現在は臨時化された「北斗星」と同ダイヤで交互にほぼ隔日運行されており、前日が「北斗星」の運転日だったので、今日は「カシオペア」の日です (・o・*)ホホゥ。「カシオペア」もしくは「北斗星」は函館駅で牽引する機関車(牽引機)が交換されるため、函館より手前の津軽海峡線(江差線)ではED79形電気機関車が、函館より先の函館本線ではディーゼル機関車のDD51が先頭に立つ姿を、それぞれに見る事ができます (゚∀゚*)オオッ!!。しかし、移動に列車を利用する徒歩鉄がその両者を撮ろうとすると、どうしても函館や五稜郭(ごりょうかく)の駅構内か、住宅が密集する函館の市街地近辺に限られてしまい、ロケーション的にはあまり良くありません (゚ペ)ウーン…。そこで今回の私は、DD51が牽く函館本線の方に絞って撮影することとし、函館から長万部行きの普通列車に乗って撮影地を目指します (/*´∀`)o レッツラゴー♪。
先頭の長万部行きには何人かの乗客がいましたが、
大沼止まりの後部二両には誰もいない貸切状態。
(゚∀゚)オッ!
前日早朝の室蘭本線に続く、今旅二度目の貸切です(笑)
ななえ・・・NANAE・・・σ(゚・゚*)ンー
MCが同じ名前の某番組に写真を投稿したら、
"ピロリ枠"などで採用されるかな? (^^;)
▲15.7.28 函館本線 七重(車窓から)
そんな七重で函館本線はふた手に分かれます。(゚ー゚*)オヨ?
車窓の左手に分岐してゆくのは、
前日の函館へ向かう際に通った渡島大野経由の本線。
新函館北斗(現・渡島大野)で接続する北海道新幹線の開業に伴い、
現在は電化工事が進められています。(・o・*)ホホゥ。
そして今の私が乗っている列車が通っているのは、
七重と大沼の間をショートカットするような形で
下り線のみが敷かれている、通称・藤城支線。
ちなみに藤城支線には営業キロが設定されておらず、
運賃は渡島大野経由で算出されます。
( ̄。 ̄)ヘー
▲15.7.28 函館本線 七重-大沼(車窓から)
藤城支線を通り、
いくつかのトンネルを抜けると、
やがて車窓の左手に見えてきたのは、
大沼国定公園の湖、小沼。
▲15.7.28 函館本線 七重-大沼(車窓から)
函館を発車して市街地を抜けた列車は、七重(ななえ)と大沼の間をショートカットする藤城(ふじしろ)支線の方を経由し、函館から30分ほどで自然豊かな大沼国定公園*にある湖、小沼に沿って走るようになります (゚∀゚)オッ!!。「カシオペア」を狙うのに私が目指す撮影地はこの小沼湖畔にあり、間もなく到着する最寄駅の大沼で下車 。小沼へ行くのに大沼で降りるとは、なんだかちょっとややこしいですが σ(゚・゚*)ンー、もちろん大沼という湖も近くに存在し、大沼国定公園内の東側にあるのが大沼、西側にあるのがこの小沼です (´ε`)フーン (*一般には大沼公園と呼ばれていますが、ここでは近隣にある同名の駅と区別するため、あえて大沼国定公園と書かせていただきます)。
函館0554-(函館2841D)-大沼0629
小沼の湖畔にある駅、大沼に到着。
平べったい造りの木造駅舎は、
いかにも北国らしい味が感じられます。
ちなみに大沼国定公園の最寄駅は隣の大沼公園ですが、
大沼と大沼公園の駅間はわずかに一キロ程度。
大沼公園を通らない渡島砂原経由に乗ってしまった場合など、
この大沼から歩いて国定公園へ向かっても、
さほど遠くはありません。
▲15.7.28 函館本線 大沼
列車を降りて駅を出ると、この時点で雨は止んでいました (゚∀゚*)オッ!!。実は私にはひとつのジンクスみたいなものがあり (゚ー゚*)ジンクス?、カバンに常備している折り畳み傘ではなく、わざわざ長傘を持ってきたときに限って、意外と雨に降られないなんてことが多いのです (´ι _` )アッソ。そして先述したように、今回も函館でビニールの長傘を買ってきました。もちろんこれはジンクスを信じてと言うよりも、素直に雨中撮影対策のつもりで調達したのですが、これはひょっとすると「長傘を持つと降らないジンクス」が発動か?(´σД`)ハイハイ 厚い雲に覆われた空模様からして、まず晴れること無さそうだけれど、徒歩鉄にとっては雨が降っていないだけでもだいぶ助かります (´ω`)ソーネ。先ほど車窓から見た小沼湖畔の撮影ポイントまでは、駅から歩いて15分ほど ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク。「北斗星」を撮った前日の礼文に比べると、だいぶ楽に到達できますが、歩道がなく交通量の多い国道の端を歩くことになるので、安全には細心の注意を払わなくてはなりません ...(((;`・ω・)キーツケテ…。
大沼駅前から国道を函館方向へ進むと、
ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク
函館本線の線路と小沼が一望できるところに出ました。
(゚∀゚)オッ!
ちなみにこの区間、一見すると複線に見えますが、
向かって右奥の線路は先ほど説明した藤城支線の単線で、
基本的には下り列車しか通りません。
そして左手前の線路は渡島大野を経由する本線の単線で、
こちらには上下の列車が通ります。
つまりは二本の単線が並行して敷かれている形。
( ̄。 ̄)ヘー
▲15.7.28 函館本線 仁山-大沼
クルマと、それが跳ね上げる水はねに気をつけながら進み バシャ!ヽ`、(`□´;/)/ ヌヲッ!!、小沼湖畔の撮影ポイントへとやってきました ε-( ̄、 ̄;A)フゥ。立ち位置によっていくつかのアングルが選べるこのポイント、晴れていれば広角~標準系レンズで列車の背景に小沼を大きく入れようと考えていたのですが、ドン曇りのこの日は湖も鉛色 (≡"≡;*)ウウム…。さらに光量不足でシャッタースピードがまったく上がらず、ファインダー内の移動速度が高い広角レンズを使用すると、走っている列車は被写体ブレをおこしてしまいます σ(・ω・`)ウーン…。となると、ここでも前日の「北斗星」と同様に、線路端から列車主体のアングルで狙う方が良さそうです (・ε・`)シャーナイネ。それにしても、ホンっトに今旅の撮影では天気に恵まれないよなぁ・・・ヾ(*`ε´*)ノブーッ なんて、愚痴をこぼしていると、天気の神さまがお怒りになったのか、再びポツリポツリと雨が降り出してきて ヽ`、┐( ̄o ̄;)ア…、またしても先ほどみたく一気に雨脚が強くなってしまいました ザアアァァ…:il!:il|(´д`;)!l|il:|;。ああ、長傘ジンクス崩壊・・・ (_ _lll)ガクッ。もちろん私はその長傘を開いて使います。傘が役には立ったけれど、できればジンクスを信じたかったな・・・(´・ω・`)ショボーン。
列車主体に撮れる直線のポイントに移動し、
まずやってきたのは、キハ40の上り普通列車。
写真でも解るように、かなり激しい雨が降っています。
傘をさしながらの撮影。
ザアアァァ…:il!:il|T_(´д`;)!l|il:|;
▲15.7.28 函館本線 仁山-大沼(後追い)
こんな悪天候にも関わらず、直線のポイントにはお二方の先客がいらっしゃいました ヾ(´∀`;)ドツカレサン。でも、これを物好きだと思うなかれ。私も一緒ですが、たとえ天気が悪くともせっかく北海道まで来たのだから、せめて「カシオペア」だけは撮って帰りたい・・・って気持ちが強いのです (`・ω・´)-3フンス!。そんな先客の方が既に前方で傘をさして待機しているので、私はそれがアングル内に入らぬよう、定番よりも少し後方でカメラを構えます【◎】]ω・´)パチッ!。実はこの立ち位置からだと、背景の小沼は「カシオペア」の車体で隠れてしまうのですが σ(・ω・`)ウーン…、ぶっちゃけ、激しい雨のなかで傘をさしながら他のアングルを模索するのがもう面倒となり、ここは「カシオペア」の編成がしっかりと写ってくれさえすれば、それでOK牧場としました (*`д´)=b OK牧場!。妥協したようにも見えますが、それだけ雨で余裕がなかったんです (-"-;*)ウググ…。雨がさらに激しさを増す土砂降りのなか、とにかく遅れずに「カシオペア」が通過してくれることだけを願いながら待ち続けていると 八(゚- ゚)タノム、やがて定刻に雨煙の向こうから、ぼんやりとした二つのヘッドライトが見えてきました (゚∀゚*)キタッ!。
激しい雨に打たれながらも、
優雅に走り行く寝台特急「カシオペア」。
悪天候のもとで見る重連のDD51は、
いっそう力強さを感じます。
北海道で見る「カシオペア」、
個人的にコレが最後のカットとならぬことを
願いたい・・・。
▲15.7.28 函館本線 仁山-大沼
凸凸のカシオペアが撮れました~!!ワ━━\(≧▽≦)/━━イ♪
激しい雨を突いて進む重連のDD51、ファインダー越しに見たその迫力には思わず指が震えるほどシビレました! ε-(°ω°*)ムフー!! もっと長めの望遠レンズで圧縮した方が、雨の激しさを伝えられたようにも思うのですが、個人的にDD51はこのくらいの見え方が好きなんです 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。小沼はやっぱり車体に隠れて見えなくなっちゃったけれど、背景に写り込んだ雨に煙る緑の木々がいい感じになってくれて、この状況のなかでは満足のいく結果が得られたと思います :*:・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。撮影に苦労はしたけれど、雰囲気的には単なるドン曇りよりも雨降りでよかったのかな? σ(゚・゚*)ドーダロ でもね、正直なところは・・・ああ~!もう!せっかく北海道まで遠征したのだから、せめて「北斗星」か「カシオペア」のどちらかだけでも、スッキリとした晴れカットが撮りたかったよ━━!!!ヾ(`Д´*)ノムキャー!!・・・って言うのがホンネ ε-(ー。ー;)フゥ。もう私は「自称・晴れ男」どころか、自他ともに認める「雨男」になっちゃったのかも・・・(´・ω・`)ショボーン。まあ、何はともあれ、「カシオペア」の撮影はこれで終了です。撮影地での滞在は一時間にも満たないものでしたが、足元などはすっかりずぶずぶになってしまいました (-ω-`;)グッショリ。
撮影後、大沼駅へ戻って列車に乗ります。
前日は車窓からキレイに姿を見せていた駒ヶ岳ですが、
この日はこんな感じ・・・(≡"≡;*)モヤモヤ…。
でも雲の上から山頂だけ見えているっていう状態は、
むしろ面白いかも。
▲15.7.28 函館本線 大沼
大沼からは上り列車に乗り、
朝に出発した函館へと帰ってきました。
(=゚ω゚)ノ タライマ!
▲15.7.28 函館本線 函館
大沼813-(函館4852D)-函館0848
お天気に見放された今旅の撮影・・・
気分はまさに ◯| ̄|_ orz
「カシオペア」の撮影後、大沼から函館本線の先(下り方向)へはもう進まず、上り列車に乗って函館へと帰ってきました (=゚ω゚)ノ タライマ!。実は「カシオペア」を大沼で撮影しても、9時前には函館に戻ってこられるので、私は宿泊していたホテルをチェックアウトせずに必要最小限の機材のみを持って撮影に出かけたのですが、土砂降りに見舞われたことを考えると、それは大正解でした (´ω`)ヨカッタ…ノカ?。雨で濡れた服を部屋で着替えて、チェックアウト。再び函館駅へと向かいます。でも、その前に朝食を・・・(´ρ`)ハラヘター
函館での朝食と言えば、やっぱり朝市です!(゚∀゚*)オオッ!!
ウニ!イクラ!ホタテ!サーモン!甘エビ!
見た目にも鮮やかな海鮮丼が運ばれてきました。
(*゚∀゚)=3ハァハァ!
う~ん、一仕事(撮影)したあとのコレはたまりません!
(゚д゚)ウ-(゚Д゚)マー(゚A゚)イ-…ヽ(゚∀゚)ノ…ゾォォォォォ!!
朝っぱらからお供に一本、失礼いたします・・・m(_ _)m。
函館名物の駅前朝市に立ち寄って、新鮮な海鮮丼をいただき (゚д゚)ウマー!、さらには市場をちょっと物色 ウロウロ...((((o* ̄-)o。昨晩に着いた時はどのお店もすっかり閉まっていましたが、今朝は活気に満ちています。やっぱり朝市の名の通り、函館は朝に訪れるべきですね(やなぼーさん、北の大地が呼んでいますよ~(笑))。
再び函館から乗るのはキハ40の普通列車。
なんだか朝と同じデジャヴみたいな光景ですが、
(゚.゚*)デジャヴ?
向かう路線と行先は異なります。
▲15.7.28 函館本線 函館
函館のホームに待機していたのは、今旅でもうすっかりおなじみとなった単行のキハ40 (´▽`*)キハキハ~♪。でも、この列車は朝に乗った函館本線ではなく、江差(えさし)線の木古内(きこない)行き。コレに乗ってしまうということは、北海道の旅も終わりに近づいてきたことを意味します (゚ー゚*)ソーナノ?。
すべての列車が函館発着となっている江差線ですが、
正式には五稜郭が函館本線との分岐駅。
同駅を発車すると、函館本線が右のほうへ・・・
サイナラ…(´;ω;)ノ~~~。
▲15.7.28 江差線 五稜郭-七重浜(車窓から)
江差線は函館の隣駅、五稜郭で函館本線と分岐して、渡島(おしま)半島の南端に位置する松前半島を津軽海峡沿いに進み、海峡線との接続駅である木古内までを結ぶ、全長37.8キロのローカル線(地方交通線) (・o・*)ホホゥ。ただし同線は、地域輸送を担うだけのローカル線ではなく、本州と北海道の間を青函トンネルを経て結んでいる津軽海峡線(通称*)の一部を成しており、本州へ直通する特急「スーパー白鳥」や「白鳥」、今旅で私が撮影した寝台特急「カシオペア」や「北斗星」、さらには頻繁に貨物列車なども通過します ( ̄。 ̄)ヘー (*津軽海峡線と言う線名は、青森~中小国の津軽線、中小国~木古内の海峡線、木古内~五稜郭の江差線、五稜郭~函館の函館本線を合わせた、青森~函館を総称したもの)。もともと江差線は松前半島の日本海側にある港町の江差が終点で、その名に合ったローカル線でしたが、利用者の減少を理由に木古内と江差の端部が昨年の夏に廃止されてしまいました (´・ω・`)ショボーン。そして現在残されているこの五稜郭と木古内の間は、来春の北海道新幹線開業に伴い、お決まりのような並行在来線の経営分離化で、JRから第三セクター路線への移行が決定しています (・_・*)ソーナンダ… 。私が江差線をJRの路線として乗るのは、これが最後になるのかもしれません。
津軽海峡を車窓に見ながら進む江差線の旅。
晴れていれば函館湾越しに函館山なども見えるのですが
あいにくのこの天気・・・ε-(ーωー;)フゥ…。
激しい雨が列車の窓をたたきます。
▲15.7.28 江差線 渡島当別-釜谷(車窓から)
函館を発車した時点では全座席の半分程度が埋まるくらいの乗客がいましたが、途中の上磯までに三分の二くらいが降りてしまい、以降は10人程度。車内にはローカル線らしいまったりとした空気が流れています。同線を一気に通過してしまう特急「スーパー白鳥」などだと味わえない、真の江差線に乗っているって感じ (´ー`*)マターリ。朝から降り続いている雨はいっこうにやまず ザアアァァ…:il!:il|(´д`;)!l|il:|;、雨に煙る津軽海峡を車窓からぼんやりと眺めて過ごしていると、函館から一時間ほどで列車は終点の木古内に到着。
見づらくてスミマセンが (≡"≡;*)モヤモヤ…、
木古内の到着前には、
車窓の右手から新幹線の高架が近づいてきました。
▲15.7.28 江差線 札苅-木古内(車窓から)
江差線の終点、木古内。
現在は江差線と海峡線の接続駅ですが、
同駅には新たに新幹線の駅が建設中で、
来春に開業が予定されている
北海道新幹線の停車駅となります。
( ̄。 ̄)ヘー
とりあえず第一期で北海道内にできる新幹線駅は、
この木古内と前回で紹介した新函館北斗の二駅。
▲15.7.28 江差線 木古内
木古内は江差線の終点であるとともに、青函トンネルを抜けてきた海峡線の北海道側にある最初の駅*で、言わば鉄路における北海道の玄関口 (・o・*)ホホゥ。そして北海道最南端の駅**でもあります(* ** 知内、渡島鶴岡が廃止となった現在における)。これで今旅の私は、道内最北端の稚内から道内最南端の木古内まで、鈍行列車のみで到達したことになります ヽ(´¬`)ノ ワ~イ !。まあ、チャレンジしたというよりは、単に安く乗れる「青春18きっぷ」を使って移動してきただけに過ぎないんですけれどね (^^;)ゞポリポリ。さて、ここから先はいよいよ青函トンネルを通って本州へと渡るわけですが、次に私が木古内から乗る列車は、新青森行きの特急「白鳥22号」(゚ー゚)オヨ?。おや? ここまでは鈍行列車を乗り継いできたけれど、道内最南端に到達した時点で「18きっぷ」の鈍行旅はもう終わり!? ( ̄△ ̄;)オワリ?
青函トンネルを通って本州へ渡る、
特急「白鳥」が木古内のホームに入ってきました。
使用されているのは485系3000番台です。
リニューアル車とはいえ485系に乗れるのは嬉しい。
∩(´∀`)∩ワァイ♪
ちなみに現在、485系の定期特急列車は、
この「白鳥」のみ。
▲15.7.28 江差線 木古内
いやいや、セコい私がここで「18きっぷ」を切り捨てるわけがありません (^皿^;)ヤッパシ…。実は、乗り鉄にはもう常識ともいえるお話なのですが、この木古内から青函トンネルを経た先にある本州側の蟹田(かにた)までの区間には現在、特別料金を必要としない普通列車や快速列車が一本も設定されておらず、運転されているのは特急列車だけ。そこでこの両駅間の移動に限っては特急料金がかからず、普通乗車券のみで特急列車の自由席を利用することができるという特例があるのです (・o・*)ホホゥ。そしてその特例は普通列車のみに乗車が可能な「青春18きっぷ」にも適用され、海峡線は「18きっぷ」で特急列車に乗れちゃう、ちょっと珍しい・・・というか、おトクな区間なのです (゚∀゚*)オオッ!!。ただし特例が通用するのは、あくまでも木古内と蟹田の間のみで、特急「白鳥」を函館から青森まで乗り通した場合には全区間の特急料金と普通乗車券が、また木古内から青森までの場合でも木古内から青森までの特急料金と普通乗車券が必要となります σ(゚・゚*)ンー…。説明が拙いので非鉄の方にはちょっと解りづらいかも知れませんが、とにかくそれを踏まえた上でこの特例を「18きっぱー(18きっぷ利用者)」が遵守すると、函館から木古内までを江差線の普通列車、木古内から蟹田までを海峡線の特急列車、蟹田から青森までを津軽線の普通列車・・・というように、それぞれを乗り継がねばならないのです (゚ー゚;)ナ、ナルヘソ。それでも、特例が効いた短区間とはいえ特急列車に乗れるのは嬉しい ( ̄▽ ̄*)ヤタッ!。
雨でぼんやりとしているけれど (≡"≡;*)モヤモヤ…、
特急「白鳥」から眺める北海道最後の風景。
さらば北の大地! アバヨ!(*`Д´)ノシ
▲15.7.28 海峡線 木古内-津軽今別(車窓から)
木古内に入線してきた特急「白鳥」は、6両編成中の二両(3・4号車)が自由席。函館始発のこの列車を途中の木古内からで座れるか、ちょっと気がかりでしたが、私が乗った3号車は適度に空いていて、難なく窓側席を確保することができました。久しぶりのリクライニングシートはやっぱり座り心地がいいなぁ・・・(´▽`*)ラクチンチン~♪。木古内を出て青函トンネルへのアプローチとなる高架線に上がると、ぐんぐんスピードを上げる特急「白鳥」。今旅はずっとキハの鈍行列車ばかりに揺られていたこともあり、特急の走りがいつも以上に速く感じられます (゚Д゚*)ハエー!!。列車はその速度を保ったまま、やがて青函トンネルへと突入 バビューン-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。さらば、北海道! アバヨ!(*`Д´)ノシ 今度来る時は、晴れることを願っています(苦笑)
いくつかの短いトンネルを経て、
いよいよ列車は青函トンネルへと入ります (゚∀゚)オッ!。
車内にもそれを知らせるテロップが流れました。
青函トンネルに入る時はいつもワクワクしちゃいます。
o(*゚▽゚*)oワクワク♪
青函トンネルへ突入っ!
バビューン-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
・・・って、車窓は当然真っ暗なんですけれどね。
▲15.7.28 海峡線 木古内-津軽今別(車窓から)
現在はこうやって在来線の特急列車で走り抜けている青函トンネルですが、北海道新幹線が開業すると基本的に日中の旅客列車は新幹線のみが通る予定になっています (・o・*)ホホゥ。なので、在来線の車両で青函トンネルを通るという経験ができるのもあとわずか。実は今朝の撮影で私がフェリーを使った「はまなす案」を選ばなかったのは、この機会に過渡期を迎えている青函トンネルを在来線で通っておきたかったというのも、理由のひとつでした ( ´_ゝ`)フーン。ちなみに、先述した特急料金免除の特例が新幹線開業後も継続されるかは微妙なところで、おそらく「18きっぷ」で青函トンネルを通過することはできなくなるんだろうなぁ・・・σ(・ω・`)ウーン…(今のところは未定ですが)。そしてこの北海道新幹線への移行がらみで、私にはもう一カ所だけ寄りたいところがありました (・o・*)ホホゥ。全長53.9キロの青函トンネルを約30分で走り抜け、再び地上に顔を出した列車は、まもなく本州側の最初の駅へ停車します。その駅こそ私の次なる目的である、津軽今別(つがるいまべつ)。
青函トンネルを抜けて、本州の青森県へ (゚∀゚)デタッ!。
通った経験のある方ならご存知だと思いますが、
青函トンネルを抜けた直後はたいてい湿気で窓がくもっています。
(≡"≡;*)モヤモヤ…
とくに夏場は外側が結露するので、拭くことができません。
▲15.7.28 海峡線 木古内-津軽今別(車窓から)
木古内から青函トンネルを経て、ひと駅。
本州側最初の駅は津軽半島にある津軽今別です。
(・ω・)ト-チャコ
同駅は本州にありながらJR北海道の管轄駅で、
道外も含めるとJR北海道最南端の駅はココになります。
(・o・*)ホホゥ
ちなみに駅名標の次駅には会社間の境界駅になっている
「なかおぐに」の表記が見えますが、
海峡線の列車は中小国には停まらず、
中小国の駅は後述する津軽線だけが停車。
▲15.7.28 海峡線 津軽今別
函館1027-(江差122D)-木古内1131~1159-(特急 白鳥22号)-津軽今別1252
列車を降りると、雨は止んでいました ┐(゚o゚*)オッ!。津軽今別は現在、海峡線内で唯一下車することができる中間駅 ( ̄。 ̄)ヘー。ここに私が降り立った理由は、旅の流れ的に本州最初の駅を訪れたかった・・・というわけではなく、実は今この駅は鉄的にちょっと面白いことになっているのです エッ!?(゚ー゚≡゚∀゚)ナニナニ?。明らかに仮設されたプラットホームに列車から降りて、出口の方へと向かうと ...((((o* ̄-)o、そこにはちょっと驚きの光景が広がっていました (*゚ロ゚)ハッ!!。
仮設された上りホームを端っこまで進むと、
木古内方にはやはり同様に仮設された
掘っ建て小屋のような待合室がありました。
いちおう「津軽今別駅」の駅名板が掲げられています。
▲15.7.28 海峡線 津軽今別
その待合室を背にして180度振り返ると クルッ三(=゚ω゚)
そこにあったのは、このように敷かれた何本もの線路。
(゚∇゚;)エッ?
駅の出口へは線路を横断する仮設の渡り板を歩くのですが、
いったいこの線路は何なのかと言うと・・・(゚.゚*)ナニコレ
▲15.7.28 海峡線 津軽今別
実はコレ、建設中の北海道新幹線なのです!
w(゚0゚*)w オォー!!
津軽今別の出口へと続く渡り板から眺めることができるのは、
ほぼ完成状態にある北海道新幹線「奥津軽いまべつ駅」のホーム。
津軽今別のホームや待合室が仮設状態なのは、件の新幹線工事によるもの (・o・*)ホホゥ。そして、そこから出口の方へはさらに仮設の通路が伸びているのですが、その途中にはなんと建設中の北海道新幹線の線路を横断しなければならない箇所があるのです!w(゚0゚*)w オォー!! 新在直通のミニ新幹線(山形や秋田新幹線ね)の在来線区間や、車庫への回送線にある踏切などではなく、営業前とはいえフル規格の新幹線の線路を堂々と渡れるなんて、これはとても貴重な経験ではありませんか!スッゲ━━ヾ(*゚Д゚*)ノ゙━━ェェ♪☆ 当然ながら新幹線が開業すると、この仮設通路が撤去されるのはもちろん、現在の津軽今別駅は新幹線の奥津軽いまべつ駅へと移行されるため、ここには在来線の駅自体が無くなる予定になっています。つまり、海峡線の駅で降りて新幹線の線路を横断するという体験できるのは、今だけの期間限定 (゚∀゚*)オオッ!。それで私はわざわざ津軽今別で下車したのでした (´ω`)ナルヘソ。
線路の中央に立って北海道方向を眺めます。(「゚ー゚)ドレドレ
こんなアングル、新幹線が開業したら絶対に撮れません(笑)。
(´∀`;)ソリャソーダ
ちなみに設備はすでに整っており、
夜間には実際に新幹線の車両が試運転を
行なっているのだそうです。
渡り終えたところで振り返り クルッ三(=゚ω゚)
今一度、津軽今別の待合室(上り線)と渡り板、
新幹線の線路、奥津軽いまべつのホームの
位置関係を見てみましょう。
奥津軽いまべつに敷かれている線路は三本で、
二面三線のうち真ん中の一線は下りの通過線です。
そして渡り板を進んだ先、出口側にあるのは
津軽今別の海峡線下り線ホーム。
新たに生まれ変わる奥津軽いまべつ駅はこのように、
新幹線の駅を在来線の線路が挟む形になっています。
ちなみに同駅へ停まる旅客列車は新幹線のみとなる予定のため、
新幹線開業までには在来線のホームが撤去され、
貨物列車の通過線となる計画。
そんなちょっと変わった津軽今別ですが、今後は新幹線の工事が佳境を迎え、さらには高速での試運転も頻繁に行なわれるようになることから、この形態で駅が営業できるのも実は8月9日まで ( ̄△ ̄;)エッ…。その後は新たに新幹線の奥津軽いまべつ駅として開業(リニューアル?)するまでの間、しばらくは休止されることとなっています (・ω・`)ソーナンダ…。私が訪れたのは7月28日ですから、これはまさに最後の機会。この駅に停車する列車は一日に上下わずか二本ずつと極端に少ないのですが、なんとかスケジュールに組み込むことができてよかった・・・ ъ(゚Д゚)グッジョブ。
津軽今別に停車するのは上下列車とも
一日にわずか二本だけ。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!
しかもすべて特急と言うのが面白いですね。
こんな駅はココと石勝線の占冠、トマムくらいでしょうか。
津軽今別の全列車通過を知らせる張り紙。
期間は8月10日から当面の間とされていますが、
津軽今別として再営業することは無さそうで、
来年3月の奥津軽いまべつの開業を
待つことになるようです。
ん!?ちょっと待て (=゚ω゚=;)ンン!?、一日に列車が・・・二本だと!? Σ(゚□゚(゚□゚*)ナ、ナニーッ!! 先ほど私が乗ってきた上り列車は12時39分の「白鳥22号」ですから、次の上り列車は19時37分の「白鳥96号」まで、実に7時間も列車がきません ( ̄  ̄;)ナナジカン…。それとも、次の下り列車へ乗って青函トンネルを通り、北海道へまさかの再上陸!? (゚∇゚;ノ)ノ エッ!? それでも15時45分の「白鳥17号」までは三時間以上もあります ( ̄  ̄;)サンジカン…。こんな辺鄙な駅で降りちゃって、いったいどーすんの!? ヽ(′□`;)ドドドドースルノ!?・・・と、思われるかも知れませんが、ご心配なく (・ω・;)エッ?。実はこの駅には、もうひとつの変わった特徴があるのです。
津軽今別を脱出するヒミツは、
このタイムトンネルのような(?)謎めいた階段の先にあります。
(¬_¬)アヤシイ…
って、ただの出口へ続く通路なんですけれどね。
(^^;)ゞポリポリ
その通路を抜けると …((((`・ω・)
そこにはもうひとつの駅がありました (゚o゚;)ハッ
駅名は津軽今別ではなく・・・津軽二股? (゚ー゚?)オヨ?
スノーシェッドに覆われた通路を抜けて、駅の出口へ向かうと・・・...((((o* ̄-)o あら不思議、そこにはもうひとつの駅があるじゃありませんか! w(゚0゚*)w オォー! ・・・な〜んて、わざとらしい茶番を失礼しました (^^;)ゞポリポリ。もうご存知の方も多いと思いますが、これは津軽線の津軽二股(つがるふたまた)駅 σ(゚ー゚*)フタマタ…。そう、津軽線と言えば昨年に私が竜飛岬を目指した際に乗った、青森と津軽半島の三厩(みんまや)の間を結ぶローカル線で、津軽二股はその途中駅のひとつ (・o・*)ホホゥ。海峡線の津軽今別と津軽線の津軽二股は駅名こそ異なるものの、両駅は併設された位置関係にあるのです(昨年の記事では津軽線からの目線で、この津軽今別を見ています)。そんな津軽線も一日に五往復と、決して運転本数の多い路線ではありませんが、次の蟹田行き上り列車は13時01分発。なんとも絶妙なタイミングで列車がやってきます (゚∀゚*)オオッ!!。こうして私は滞在時間20分ほどで駅の構内を見学し、津軽今別(津軽二股)を後にするのでした。
津軽今別と津軽二股、両駅の位置関係はこんな感じ。
上の白いハコが新幹線の奥津軽いまべつ駅で、
その手前に見える緑色の柵があるホームが海峡線の津軽今別。
写真の右側には駅名表記も確認できます。
そして左に写る連絡通路を降りたところにあるのが
津軽線の津軽二股。
新幹線の駅はまだ開業していませんが、
同地には駅名が三つも並んでいます。
(´∀`*)オモロイネ
ちなみに以前にも書きましたが、
新幹線開業後に津軽二股が改名されるのかは不明。
個人的には変えないでほしいなぁ・・・。
▲15.7.28 津軽線 津軽二股
そんな津軽二股に蟹田行きの上り列車が入ってきました。
北海道でさんざん乗りまくったキハ40ですが、
東北カラーになると新鮮に感じます。
(´▽`*)キハキハ~♪
▲15.7.28 津軽線 津軽二股
JR東日本とJR北海道の境界駅、中小国。
いちおうここが境界駅とはなっていますが、
東日本の津軽線と北海道の海峡線が分岐するのは
駅から2.3キロ北海道寄りにある新中小国信号場です。
▲15.7.28 津軽線 中小国(車窓から)
蟹田で当駅止まりのキハから、
青森行きの701系電車へ乗り継ぎます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
今回は太宰の看板じゃない方を入れてみました(笑)
▲15.7.28 津軽線 蟹田
ロングシートが並ぶ701系の車内。
実はロングシートの車両に当たるのは、
今旅でこれが初めてです σ(゚・゚*)ソーイエバ…。
なんだか新鮮にも感じたけれど、
やっぱり鉄旅にはボックスシートの方がいいやね・・・
σ(・∀・`)ネ。
蟹田から乗った電車は途中で異音を感知して、
蓬田(よもぎだ)駅手前で緊急停止。
( ̄△ ̄;)エッ…
調べた結果、異常はなかったみたいですが、
終点の青森には30分ほどの遅れで到着しました。
津軽二股1301-(津軽336D)-蟹田1326~1405-(338M)-青森1510(定刻1442)
津軽線の乗車記は昨年にお伝えしているので、今回は省略。函館を出発して木古内、津軽今別、津軽二股、蟹田と乗り継ぎ、四時間半かけてようやく青森に到着しました (・ω・)ト-チャコ。函館〜青森は特急「スーパー白鳥」ならば直通でわずか二時間弱ですが、江差線で北海道の景色を名残惜しみ、特急が使える特例区間の恩恵を受けて青函トンネルを通り、北海道新幹線の工事中にしか味わえない津軽今別の現状を見ることができたという、特急で一気に通過してしまっては味わうことができないような、鉄道好きならではのマニアックな旅が楽しめたと思います (´艸`*)マニアック~♪。
さて、青森まで戻ってきた私。このあとは、素直に新青森から新幹線で東京へ帰るのか? それとも昨年のように青い森鉄道で八戸方面? いや、今年は奥羽本線で弘前方面? ドコ(゚Д゚≡゚Д゚)イクノ? ひょっとして、青森泊で翌朝に油川で「はまなす」撮影か!? ヾノ・∀・`)ナイナイ… ・・・って、あんまり期待はしないでくださいね(笑)
・・・もうちょっとだけ、続きます。
ONE-shot 188 復刻色×花火 [PICK UP ONE-shot]
PICK UP ONE-shot 188 復刻色×花火
ここでちょっとブレイク (^^;)ゞ。
夏の夜の楽しみと言えば、やっぱり花火大会。
今年も私は茨城県取手市で開催された
利根川河川敷の花火大会へ行ってきました。
昨年も撮影に訪れた、
ここで私には二年越しとなる、ひとつの狙いがありました。
それは同線に一本だけ存在する復刻色のキハ310形、
313+314編成と花火の組み合わせ。
通常時は二両編成での運転が基本の常総線ですが、
花火大会の日は見物客の混雑に対応して、
二両編成を二本連ねた、四両編成となります。
昨年のこの「花火増結」では、お目当ての復刻色編成が
花火と組み合わせることができない、上り方に連結されてしまい、
狙いの「復刻色×花火」の画を撮ることができませんでした。
σ(・∀・`)ザンネン。
そこで今年、再チャレンジ (`・ω・´)-3フンス!。
はたして復刻色の連結位置はというと・・・
時間的にも花火大会の開始から15分後に駅へ入ってくるという、
絶妙のタイミングです (゚∀゚*)オオッ!!。
あとはこの列車が停車している最中に、
いい形の花火が背後で打ち上がってくれることを祈るのみ・・・
結果を見ると、ちょっと花火が小さくて、
正直、昨年のカットよりインパクトに欠けるけれど、
私としては念願の復刻色との組み合わせが撮れたというところに
じゅうぶん満足することができた、
今年の花火大会でした。
「た~まや~っ!」
ド━━゚+.\(*⌒∇⌒*)/.+゚━━ ンッ !!
15.8.8 関東鉄道常総線 取手
夏休み02・・・惜別!DD51牽引「北斗星」撮影記 [鉄道旅行記]
夏の休暇を利用した北海道の旅、前回からの続きです(今回も長めの記事になっていますので、時間のあるときにゆっくりとお読みいただくか、本文をすっ飛ばして写真とキャプションで流れを掴んでいただけたらと思いますm(_ _)m。また、引き続き「飯テロ」注意報が発令中(笑))。
ふと、日本最北端の地である北海道・稚内(わっかない)の宗谷岬に行ってみたいと思い立ち σ(゚・゚*)ンー、飛行機(と路線バス)で一気に目的地へと到達してしまった私 ε=┌(*´∀`)┘イッチャエ!。岬の突端に建つ記念碑の前で念願の「最北端なう」ができたのはよかったけれど、列車を使わないここまでの行程は鉄道好きとして、決して面白いものではありませんでした σ(・ω・`)ウーン…。そこで、東京への帰り道には飛行機でなく鉄道を使うこととし、あらためて稚内からの列車旅をスタート (/*´∀`)o レッツラゴー♪。まずは日本最北の鉄道路線である宗谷本線を鈍行列車(普通列車)で6時間44分もかけて乗り通し、道央の主要都市・旭川までやってきました (・ω・)トウチャコ。旭川は稚内から乗ってきた宗谷本線のほかに、札幌方面への函館本線、網走方面への石北本線、富良野方面への富良野線が集結する鉄路の要衝 (゚∀゚*)オオッ!。そこで私が乗り継いだのは・・・もっともつまらない選択肢と言える、函館本線の岩見沢行き普通列車です ( ̄△ ̄;)エ?。
旭川のホームへ入線してきた、
函館本線の岩見沢行き普通列車。
電化されている同線を走るのは
交流電車の721系です。
▲15.7.26 函館本線 旭川
前記事の終わりを旭川にして、次はいったいどの方向へ進むのだろう・・・ σ(゚・゚*)ンー…などと、ちょっとした期待を持たせてしまいましたが 人( ̄ω ̄;)スマヌ、この先は正直なところ、期待に応えられるほどの面白い行程ではありません (・ε・`)ソーナノ?。では、なぜ前記事を一日の終わりでなく旭川で区切ったのかといえば、この日の宿泊地を前記事で先に伝えてしまうと鉄分が濃いこのブログの賢明なる読者様ならば、翌日の私の目的がバレバレになると思ったからでした (¬_¬;)バレバレ…(いわゆるネタバレ回避・・・^^;)。それほどまでにベタな宿泊地とは・・・札幌か? m9(・∀・)デショ!
旭川から乗った函館本線を、
岩見沢で室蘭本線の苫小牧行きに乗り換え。
ノリカエ...((((o* ̄-)o
旅客列車は一日にわずか7~8本という
決して運転本数が多くない室蘭本線の岩見沢~苫小牧ですが、
今回は一時間ほどの待ち時間で接続してくれました。
ここで運転されているのは単行のキハ40形。
(´▽`*)キハキハ~♪
▲15.7.26 函館本線 岩見沢
そして苫小牧からは、さらに先へと進む
同線の室蘭行き上り列車へ乗り継ぎます。
ノリカエ...((((o* ̄-)o
それに使われていたキハ141系は、
もともと無動力だった51系客車を気動車化改造したという、
ちょっとした変わり種車両です (゚∀゚)オッ!。
▲15.7.26 室蘭本線 苫小牧
いや、私は函館本線でそのまま札幌へは向かわず r(・_・*)アリ?、むしろ避けるようなカタチで途中の岩見沢から室蘭本線に乗り換えて道央を南下。さらに苫小牧(とまこまい)を経由して最終的にたどり着いたのは、鉄鋼業が盛んなことから「鉄のまち」と呼ばれる工業都市、室蘭市にある東室蘭 (゚ー゚*)ムロランラン?。何を隠そう、ここがこの日の宿泊地です ( ´_ゝ`)フーン。
旭川から三本の普通列車を乗り継ぎ、
約6時間かけてやってきたのは、室蘭本線の東室蘭。
一日じゅう乗り続けたこの日の鈍行旅はここまでです。
(・ω・)ト-チャコ
▲15.7.26 室蘭本線 東室蘭
旭川1338-(函館2220M)-岩見沢1519~1629-(室蘭1472D)-苫小牧1753~1828-(446D)-東室蘭1948
観光よりもビジネスで訪れる人の方が多く、正直、あまり面白くはなさそうな街、東室蘭。ここで泊まることのどこがいったいベタなのかと言うと σ(゚・゚*)ンー、その理由はこの東室蘭を通る室蘭本線にあります (・o・*)ホホゥ。というのも、今この時期に北海道へ渡った撮り鉄、おそらくその大半の方たちの目的は、まもなく8月22日の出発列車でついに完全廃止を迎えてしまう、寝台特急「北斗星」(上野と札幌の間を結ぶブルートレイン)の撮影に他ならないでしょう (゚∀゚*)オオッ!!。かく言う私もその一人で、宗谷岬への到達や宗谷本線の乗り鉄も大きな目的ではあったけれど、個人的にはこれが最後の機会になると思われる道内での「北斗星」撮影は、今旅における最重要事項として考えていました (`・ω・´)-3フンス!(早々に「北斗星」の”おくり鉄”と読んだゆるキャラさん、まさに正解!(笑))。そんな「北斗星」の札幌行き下り列車が室蘭本線を通過するのは午前の朝日が昇り切った時間帯で、東室蘭や伊達紋別あたりで前泊すると撮影地への移動効率がよく、私は四年前に渡道した時も「北斗星」などを撮るためにこの東室蘭で一泊しています ( ̄。 ̄)ヘー。今年の3月で定期運転が終了し、その後は週に数日の臨時運転が設定されている「北斗星」。今旅のスケジュール的には翌日の二日目が「北斗星」の運転日とちょうど重なったため、初日に多少のムリをしてでも一気に稚内から東室蘭までたどり着きたかったのでした (´ω`)ナルヘソ。んなワケで、撮り鉄的には「東室蘭泊=翌朝の「北斗星」撮影」が簡単に結びつくほどのベタな行動。「鉄のまち・室蘭」は今、別の意味で「(撮り)鉄のまち」とも言える・・・のか!? ヾノ・∀・`)イヤイヤ
東室蘭で泊まったからには、
やはり室蘭名物の「室蘭やきとり」で一杯。
口\( ̄∇ ̄*)カンパイ♪
やきとりとは言うものの、鶏肉のみならず、
どちらかというと豚肉(豚精肉)がメインで使われており、
正しくは「やきトン」なのかも知れませんが、
このような串焼きを総称して「やきとり」と呼ぶのが、
室蘭やきとりの特徴だそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
ちなみにこの日、朝6時に出発した稚内から20時前に到着した東室蘭まで、その移動距離は約490キロ w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!(宗谷本線、函館本線、室蘭本線・栗山経由)。本来の普通乗車券だと8530円もかかる計算ですが、今回は「青春18きっぷ」を使っているので、一回分の2370円でこの距離を移動することができました (゚∀゚*)オオッ!!。やっぱり「18きっぷ」はありがたいなぁ・・・ (´艸`*)オットク~♪。
初日の行程を地図で示すとこんな感じ。
まさに北海道を縦断ですね (゚∀゚*)オオッ!!
7月27日(月)
早朝の東室蘭駅。
海沿いにある室蘭は霧や靄が発生しやすい地域で、
この日も出発時点では景色が白みがかっています。
( ̄△ ̄;)マッシロ…。
撮影に影響がないといいけれど・・・。
▲15.7.27 室蘭本線 東室蘭
東室蘭で迎えた二日目の朝。前日はずっと雨降りの一日でしたが、残念ながらこの日も曇り時々雨のスッキリとしない予報 σ(・ω・`)ウーン…。しかも出発時点では朝モヤが発生していて、なんだか景色が白っぽい ε-(≡"≡;*)モヤモヤ…。このままでは「北斗星」の撮影に一抹の不安を感じます。う~ん、曇りという天気は仕方がないけれど、せめてモヤで視界が遮られるようなことだけは勘弁して欲しいなぁ・・・ ( ̄ω ̄;)カンベンシテ…。でも、朝方にキリやモヤが発生するのは、お天気がよくなる傾向だとも聞いたことがあります(あくまでうろ覚えですが)。はたして、この日のお天気はどうなんでしょ・・・σ(゚・゚*)ドーダロ。
東室蘭から乗るのは、
初発の長万部行きの普通列車。
キハ150+キハ40×2の三両編成ですが、
先頭のキハ150のみが長万部行きで、
二・三両目は途中の洞爺(とうや)で切り離し。
三両目は回送扱いでした。
▲15.7.27 室蘭本線 東室蘭
室蘭本線は函館本線と分岐する長万部(おしゃまんべ)を起点に、伊達紋別(だてもんべつ)、東室蘭、苫小牧などを経て、再び函館本線と接続する岩見沢までを結ぶ全長211.0キロの本線と、東室蘭で本線から分岐して室蘭へと至る全長7.0キロの支線からなる幹線 (・o・*)ホホゥ。なかでも本線の長万部と沼ノ端(苫小牧の隣駅)の間は、函館本線、千歳線とともに、本州や函館と札幌圏を結ぶ大動脈の一翼を担っており、函館と札幌の間で運転されている特急「スーパー北斗」・「北斗」の他、寝台特急「北斗星」や「カシオペア」、さらには長距離の貨物列車なども通ります ( ̄。 ̄)ヘー。そんな室蘭本線は東室蘭を境にして函館方がディーゼルの走る非電化区間、札幌方が電車の走る交流電化区間に分けられており、やはり個人的にはディーゼル機関車のDD51が牽引する「北斗星」は非電化区間で撮りたいところ ( ´_ゝ`)フーン。なので、私が東室蘭から乗ったのは函館方向へと進む、上りの長万部行き普通列車です。
国鉄型好きの私は二両目のキハ40に乗車。
(´▽`*)キハキハ~♪
国鉄時代から変わらぬ青いシートモケットがいいですね~。
ちなみに東室蘭発車時点では何人かの乗客がいましたが、
途中からは私一人の貸切状態となりました (゚∀゚)オッ!。
黄金(こがね)の手前あたりから、
車窓に映し出されるのは内浦湾の海景色。
(´▽`*)ウミ~♪
北海道の普通列車は非冷房の車両が少なくなく
こうやって窓を開けて潮風を楽しむことができます。
でも、天気があんまりよくないやね・・・(´~`;)ウーン。
▲15.7.27 室蘭本線 北舟岡-伊達紋別(車窓から)
室蘭の市街地を抜けた列車は、やがて車窓から内浦湾の海景色が臨めるようになります (´▽`*)ウミ~♪。この頃にはモヤは晴れてくれたものの、やはり天気は予報通りの曇り空で、せっかくの海景色もパッとしません (・ε・`)チェ。「北斗星」を撮るのに適した撮影地がいくつか点在するこのあたり、天気がよければ遠景や俯瞰などの撮影地も候補に考えていたのですが、このお天気では情景的に撮っても列車があまり映えなさそう (゚ペ)ウーン…。そこで今回は、私にとっておそらく最後の撮影となるDD51牽引の「北斗星」をキッチリ記録することを優先し、列車の編成を主体にした画(編成写真)が撮れる撮影地を目指すこととしました m9 (`・ω・´)ケテイ!。東室蘭から1時間15分、私が列車を降りたのは礼文(れぶん)。
小さな無人駅の礼文で下車したのは私一人。
(・ω・)ポツン
三つ手前の洞爺で後ろが切り離された列車は、
単行の身軽な姿になっていました。
▲15.7.27 室蘭本線 礼文
東室蘭0550-(室蘭470D)-礼文0704
豊浦町にある礼文駅 。
(゚ー゚*)レブン?
礼文というと道北の日本海側に浮かぶ島
礼文島と何か関連があるのかと思ってしまいますが、
とくにそういうわけではなく、
駅名にもなっているこの地名、礼文華(れぶんげ)の由来は
アイヌ語で「沖の方へ流れるように突き出た岬」を意味する
「レプン・ケプ」から来ているとのこと。
( ̄。 ̄)ヘー
▲15.7.27 室蘭本線 礼文
海に沿っていた線路が少し山側に入ったところにある礼文。この駅を擁する礼文華(れぶんげ)集落の西側には、かつて「蝦夷三嶮 (えぞさんけん)」の一つに数えられた難所の礼文華峠があり、西に連なる静狩(しずかり)峠とともに、ここは道央と道南の境として位置づけられています ( ̄。 ̄)ヘー。ただし現在は国道(37号線)、そして鉄道(室蘭本線)とも、峠に掘られた長いトンネルで一気に通り抜けてしまい、特別な難所という雰囲気はあまり感じられません (´C_`)フーン。そんな礼文華峠にあるトンネル(礼文華峠トンネル)の出口付近が、今回の私が目指す撮影地です。地図アプリによると駅からの距離は2.3キロ、徒歩約30分。近くはないけれど歩けない距離でなく、お目当ての「北斗星」が通過するまではまだ一時間以上あるので、焦らずにマイペースで行きましょう ε=ε=ε=┌(*・_・)┘テクテク。
駅周辺の集落を抜けると、
撮影地までは何もないまっすぐの一本道。
( ̄△ ̄;)マッツグ…
ちなみに、当然ながら途中に自販機などは一切ないので、
水分は駅前で確保しておく必要があります \_( ゚ロ゚)重要!!。
撮影地までの道のりはほぼ一本道で、いかにも北海道らしい感じ w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!。これならば道に迷うことはないけれど、途中に目印などがないまっすぐな道は距離感がマヒして、逆に疲れるような気がします ε~ε~ε~(((;´・д・)トオイ… 。この日は曇り空で日差しはないものの、けっこう湿度が高くて汗だく。同じ北海道でも前日に歩いた道北の音威子府の方が涼しくて快適だったな・・・ アヂィ(A;´з`)-3。なんてことを思いながらてろてろと歩き続けていると、ようやく直進してきた道がカーブに差し掛かり、その先に目指す撮影地が見えてきました (゚∀゚)オッ!。
ところで、撮影地へ向かう徒歩鉄にとっていちばん気がかりなのは、そこにまだ立ち位置の余裕があるかどうかということ σ(・ω・`)ドーダロ…。「北斗星」廃止間際の夏休みというこの時期、有名撮影地ともなればある程度の賑わいはあるでしょう。実際に来る途中の車窓から眺めた大岸(おおきし)のあたりでは、すでに多くの同業者が待機しているのを見かけました ( ̄  ̄;)イルネ…。初発列車を礼文で下り、ここまで徒歩で来たのは私だけでしたが、北海道の鉄道撮影ともなればふつうはクルマでの移動が基本になります。たどり着いた撮影地、はたしてクルマで訪れている先客の数はどのくらいかというと・・・(「゚ー゚)ドレドレ 思っていたよりも少なく、わずかに二人だけ (゚∀゚)オッ!。つまり私は三人目で、撮影場所は余裕で確保することができました (σ゚∀゚)σ ゲッツ!!。私のような徒歩鉄は第一希望の撮影地がダメだった場合に、そこからほかの場所へと移動するのが簡単なことではないので、まずはホッと一安心です ε-(´∇`;)ホッ。
礼文駅から歩いて30分、
やってきた撮影地はこんなところ。
線路端から直線上を行く下り列車を
スッキリと撮ることができます。
上写真ではちょっとわかりづらいですが、
線路の奥の方には礼文華トンネルの出口が見えます。
山あいの礼文華トンネルを抜けて姿を現したのは、
キハ281系の特急「スーパー北斗」。
函館と札幌の間を約三時間半で結んでいる
函館・室蘭本線のエースです。
バヒューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
▲15.7.27 室蘭本線 小幌-礼文
まずは「北斗星」の50分前を先行する、特急「スーパー北斗1号」で試し撮り【◎】]ω・´)パチッ!。50分も前とはいえ、ここは普通列車などの運転本数が少なく、この「スーパー北斗」が本命・「北斗星」の前に通過する唯一の列車となるので、慎重にアングルを調整します (`・_・´)キリッ!。「北斗星」の先頭に立つDD51は凸型が特徴の機関車で、個人的にはあまり圧縮せずに標準~中望遠程度のレンズで撮るのが好み。それを踏まえて、私はこのくらいの立ち位置を選びました ( ̄、 ̄ )コンナモンカ…。そして空のほうに目をやると、相変わらず曇っているものの、雲間からは青空がチラ見えし |∀・)チラッ、時おり日が差すようにもなりました (゚∀゚)オッ!。ただしアングルの全体にまんべんなく日が当たるのは数分間も無く、状況的には「曇り時々マンダーラ」って感じ ( ̄△ ̄;)マソダーラ…。情景写真ならばまだしも、編成写真がマンダーラになるほど醜いものなく、それならばいっそのこと日差しは雲に遮られた方がいいかな・・・ σ(・ω・`)ウーン…。
雲間から青空が覗きはじめた空模様。
スッキリと晴れてくれるのに越したことはないけれど、
マンダーラになっちゃうくらいなら、
曇り空を望みます・・・。
やがて「北斗星」通過の20分くらい前になると、二台のクルマがやってきて、三名の同業者が同ポイントに加わりました (*・ω・)ノ゙チワッス♪。挨拶がてらのお話によると、この方たちはすでに函館手前の海峡線(津軽海峡線)で「北斗星」を一発撮ってきており、その後に高速道路を使って先回りしてきたとのこと ( ̄ω ̄;)スゴイネ…。「北斗星」は機関車の交換などで函館に長時間停車するので(と言っても、15分程度の停車時間ですが)、このようなクルマでの「追っかけ」も余裕で可能になるのだそうです σ(・∀・`)ヘー。一発しか撮れない徒歩鉄の私からするとちょっと羨ましい気もしますが、なんだか慌ただしいようにも思えます。一カ所で落ち着いてのんびり待ち構えている方が、自分には合っているかな・・・(^^;)ゞポリポリ。そんな追っかけ組の方が各々の立ち位置に落ち着いたとき、トンネルの奥からヘッドライトの光が見えてきました ε-(°ω°*)キタッ!。
重連のDD51を先頭にして、
北の大地を踏みしめるように進む、
ブルートレイン「北斗星」。
緑が深まった夏の礼文華峠に、
鮮やかな青い車体が映えました。
凸凸の北斗星が撮れました~!! ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪
地鳴りをあげる重連のDD51に牽かれたド迫力! (゚∀゚*)オオッ!! そして「ブルートレイン」の名にふさわしい青で統一された編成美! (゚∀゚*)オオオッ!!! これこそが寝台特急「北斗星」の魅力です!! 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。 廃止間際のこの時期に撮影へ訪れるなんて、まさに典型的な葬〇鉄ですが、それでも最後にもう一度この北海道ならではの力強い雄姿を自分の目で見ておきたかった。その思いが叶っただけで、もう大満足です。ああ、北海道まで来て、ホントにヨカッタよ・・・:*:・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。ベストとして思い描いていたようなスッキリとした晴れカットにはならなかったけれど、最悪のマンダーラは回避できたし、明るめの曇り空だっただけでもヨシとしましょう (*´ω`*)ヨカヨカ。これでおそらく・・・いや間違いなく、私にとっては最後となる、道内での「北斗星」撮影は終了です。見送る後ろ姿には、一抹の寂しさを覚えました (´・ω・`)サミシ…。
礼文駅から再び列車で移動します。
ホームに入ってきたのは単行のキハ150。
よく見ると車両番号は102で、
これは朝に乗ってきたのと同じ車両でした 。
(゚∀゚)オッ!
長万部で折り返してきたのですね。
▲15.7.27 室蘭本線 礼文
「北斗星」の撮影後、来た道を通って礼文駅へと戻ってきました。ここからは再び、室蘭本線の上り方向へ進もうと思っているのですが、次の上り長万部行き普通列車は11時27分発で、今から約二時間後 ( ̄  ̄;)ニジカン…。いっぽう、下りの東室蘭行き普通列車は9時22分発で、すぐにやってきます (゚∀゚*)オッ!。そこで私はいったん下り列車へ乗り、時間つぶしのつもりでこんなところへと立ち寄ってみました ヨリミチ...((((o* ̄∀)o。
礼文から下り列車で約一時間、私がやってきたのは
ホームの目の前に海が広がるこんな駅です。
(゚∀゚*)オオッ!!
▲15.7.27 室蘭本線 北舟岡
礼文0922-(室蘭479D)-北舟岡1016
私が乗ってきた普通列車は、
ちょうどここで上りの特急「北斗6号」と交換。
内浦湾を横目にキハ183系が走り抜けてゆきました。
▲15.7.27 室蘭本線 北舟岡
礼文から乗った下り列車を降りたのは、海辺にホームがある駅、北舟岡(きたふなおか)(゚∀゚*)オオッ!!。海が臨めるココならば、列車の長い待ち時間もさほど苦にならず、優雅な時間つぶしができそうです (´▽`*)ウミ~♪。でも、実は礼文からここまで来るだけで既に一時間を要しているので、礼文で二時間あった待ち時間は北舟岡だとわずか18分 ( ̄▽ ̄;)アラ?。適度・・・というか、ちょっぴり短いような海辺駅での滞在で、ホームからぼーっと沖合を行く貨物船などを眺めていたら、ほどなくして長万部行きの列車が入ってきました (・∀・`)モウキタ。ここからあらためて上り方向へと進みます。一見、意味がないような上下列車の往復による時間つぶし、でもこのユルさこそが「青春18きっぷ」を使った鈍行旅の醍醐味だと思います ソウ…(´ω`)ネエ…。
キハ40の普通列車が、
海辺をのんびりとやってきました。
ホームの端に架かる跨線橋から入線シーンを撮っても、
(^_[◎]oパチリ
乗車にはじゅうぶん間に合います。
ε=(=゚ω゚)ノ ノリマツ!
▲15.7.27 室蘭本線 北舟岡
礼文を通り過ぎたところで、
先ほど歩いたまっすぐ道が車窓から見えました。
こうやって見るとホント、まわりに何もないね(笑)
▲15.7.27 室蘭本線 礼文-小幌(車窓から)
長い礼文華トンネルを抜けると、
そこにあるのが鉄には有名な駅、小幌(こぼろ)。
同駅は三方が山、一方が海という
自然に囲まれた立地条件で、
周辺に民家はおろか、駅へ通ずる道すらなく、
一日に数本の普通列車でしか訪れることができない
まさに秘境のなかにあるような駅です。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!!
そんな個性的な小幌駅ですが、
残念ながら今秋にも廃止が見込まれているとのこと・・・。
(・ω・`)ザンネンダネ…
▲15.7.27 室蘭本線 小幌(車窓から)
9時前に「北斗星」を撮ったあと、
普通列車で行ったり来たりしながら、
お昼前にようやく長万部へ到着 (・ω・)トウチャコ。
▲15.7.27 函館本線 長万部
内浦湾の海景色を眺め、かつては難所と言われた礼文華峠をトンネルで抜け、秘境駅と呼ばれる小幌に停車し、さらに静狩峠をトンネルで抜け、北舟岡から走ること1時間20分、列車は道南に位置する町、長万部に到着 (・ω・)トウチャコ。長万部は函館本線との接続駅で、今まで乗ってきた室蘭本線の起点。ルート上でたまたま通ったに過ぎないのですが、前日の岩見沢から苫小牧、東室蘭、礼文を経て長万部へ、これで室蘭本線を端から端(終点から起点)まで乗り通したことになりました ( ´_ゝ`)フーン。
北舟岡1034-(室蘭474D)-長万部1153
長万部町の中心にある長万部駅は
函館本線と室蘭本線が分岐する鉄道の要衝。
また、将来の開業が予定されている
北海道新幹線の停車駅にも選ばれています。
( ̄。 ̄)ヘー
▲15.7.27 函館本線 長万部
長万部の駅前には、こんなパネルが・・・(=゚ω゚=;)ンン!?
これは「まんべくん」という名のゆるキャラで、
外見は長万部町の名産品であるカニ(体)、
ホタテ(耳)、アヤメの花(頭)がモチーフになっています。
( ̄▽ ̄;)マンベクン…
でも、その見た目のユルさに似合わぬ
かなりの毒舌キャラなのだとか・・・(^^;)ソーナノ?
そんな「まんべくん」が体で表しているように、
長万部の名物と言えば、なんといっても
元祖・かなやの「かにめし」弁当(¥1080)。
≧[゚∀゚]≦ カニ~♪
カニのほぐし身とタケノコを炒って、
ご飯の上に敷き詰めたその味はまさに絶品!
ほお張れば口いっぱいにカニの風味が広がります。
≧[゚д゚]≦ウマー
☆☆☆☆・
長万部から先へ乗り継ぐ列車までは少し時間があるので、いったん改札を出てみることにします ...((((o* ̄-)o 。ちょうどお昼時ということもあり、ここでのお目当てはなんといっても名物駅弁の「かにめし」に他ならないのですが ≧[゚∀゚]≦ カニ~♪、実はこの長万部ではかにめし以外にも、ちょっと嬉しいもうひとつの収穫があったのです エッ!?(゚ー゚≡゚∀゚)ナニナニ?。それは、たまたま駅の窓口で見かけた、こんなポスター・・・(=゚ω゚=*)ンン!?
長万部駅に貼ってあったのは、
「北斗星引退記念、特別デザイン硬券入場券発売中」
というポスター (*゚0゚)ハッ!!。
先述したように、間もなく引退の日を迎えてしまう寝台特急「北斗星」ですが、なんと長万部駅では、その引退を記念した特別デザインの硬券入場券(きっぷの一種ね)が発売されているというではありませんか! ∑(゚∇゚*)エッ!?! 鉄ならば知っていて当然の情報なのかもしれないけれど、恥ずかしながら私はこのポスターを見るまで、そんな記念券があるとはまったく知りませんでした (゚ー゚;)シラナカッタ…。さっそく窓口で求めてみると・・・
「北斗星」引退記念の硬券入場券。
長万部駅で売られていのはDD51のデザインで、
裏面には同機の簡単な説明が書かれています。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
おお~、DD51だ!w(*゚o゚*)wオオー!! まさに先ほど撮影した重連のDD51が券面にプリントされている、D型の硬券入場券が手に入りました。これは現地に「北斗星」を撮りに来た者にとって、なかなか嬉しい記念品です ヽ(´▽`*)ノ ワ~イ♪(ホントは日付を入れてほしかったけれど、もう硬券用の印字機がないんだって・・・(・∀・`)シャーナイネ )。そのポスターによると記念券は全部で5種類あり、それぞれが函館、森(もり)、八雲(やくも)、長万部、そして札幌の5駅で限定販売されているとのこと (・o・*)ホホゥ。つまり全種類を集めようとすると、この5駅をまわらなくてはならないのですが、残念ながら今旅は札幌を通らなかったし(知っていれば岩見沢~苫小牧を室蘭本線経由ではなく、千歳線経由にしたかな?)、ほかの駅も立ち寄れるかビミョーなところ (゚ペ)ウーン…。コンプリートするのはムリそうだけれど、この長万部の一枚が手に入れられただけでもヨカッタ (´¬`)ヨカッタ。
長万部から乗るのは函館本線の普通列車で、
その行き先は函館(渡島砂原経由)。
稚内からの鈍行乗り継ぎ旅も、
ついに函館まで一本というところまでやってきました。
▲15.7.27 函館本線 長万部
前日の宗谷本線でちょくちょく見かけた貨車駅ですが、
この函館本線にもいくつか存在します。
(゚∀゚)オッ!
これは長万部の隣駅、中ノ沢。
▲15.7.27 函館本線 中ノ沢(車窓から)
いっぽう、こちらは同じ無人駅でも
立派なたたずまいの山越(やまこし)。
この地にはかつて日本最北の関門・山越内関所があり、
同駅の待合室はそれをモチーフにしたものだそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲15.7.27 函館本線 山越(車窓から)
内浦湾沿いを進む函館本線の普通列車。
(´▽`*)ウミ~♪
この野田生と落部の海岸線を行くロケーションは、
函館本線で屈指の海景色とされ、
お立ち台的な撮影ポイントにもなっています。
私も以前に一度、撮影に訪れたことがあります。
▲15.7.27 函館本線 野田生-落部(車窓から)
長万部を発車した函館本線の函館行き上り列車は、内浦湾の海景色を左手に臨みながら渡島(おしま)半島を南下してゆきます。予定ではこの列車を終点まで乗り通し、夕方の16時11分に函館着。ちょろっと港町を観光をして、一杯やるにはちょうどいい頃合いです エーンカイ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノエーンカイ♪。でも、函館へ向かいながらも私がちょっと気になっているのは、やはりさっきの「北斗星 記念入場券」。発売5駅のうち、八雲、森、函館の各駅はこのあとに通ります σ(゚・゚*)ンー。函館は到着地なので簡単に買えそうですが、問題は途中駅の八雲と森。いま乗っている列車を八雲でいったん降りてしまうと、次の上り普通列車は約二時間半後で、さらにそのあとで森にも立ち寄るとなると、さすがにツラい "o(-"-;*) ウゥム…。では、せめて森だけならばどうかというと・・・σ(゚・゚*)ンー 森から先(函館方面)には同駅発着の区間列車が何本か設定されていて、少しだけ運転本数が増えるのです。ためしに時刻表で調べてみると、いま乗っている列車を森で降りても、その一時間半後には始発の函館行きがあります (゚∀゚)オッ!。このくらいの時間ならば入場券の購入のために割いてもいいかな・・・σ(・∀・`)イイカナ…。ぶっちゃけ、わざわざ途中下車して森の記念入場券を買ったってコンプリートにはならないし、ネットオークションなどを利用すれば簡単に全種類が揃いそうなものですが、やはりこういうモノは自分でその場に訪れて買うことが楽しいのです (`・ω・´)-3フンス!。たとえコンプリートできなくとも、あとでそれを見て、ああ、このときは三枚しか揃えられなかったんだよな ・・・(*´ω`*)シミジミ っていうのも、ひとつの思い出になるのではないでしょうか。それに、森と言えばもう一つの「美味しいお楽しみ」もありますしね アア( ̄▽ ̄*)アレネ。そんなわけで、私は森で下車。
長万部1328-(函館2844D)-森1445
内浦湾に面した港町、森町にある森。
同駅に乗り入れるのは函館本線のみですが、
ここから上り方の大沼までは大沼公園経由の本線と、
渡島砂原経由の支線に分かれます。
▲15.7.27 函館本線 森
お目当ての「記念入場券」。
森は24系客車がデザインされたものでした。
後ろ姿とはなかなかシブいね (≧∇≦)シブイッ!。
そして森の名物と言えば、
この「いかめし」(¥650)。
くコ:彡 イカ?
駅弁フェアなどでもおなじみの超有名駅弁ですが、
せっかくなので本場の味を堪能 イカ(゚д゚)ウマー!。
昔から変わらぬ、安定した美味しさがあります 。
☆☆☆・・
森からは当駅始発の函館行きに乗車。
跨線橋上からは待機していたキハ40の向こうに、
雄大な駒ヶ岳の姿が拝めました (゚∀゚*)オッ!。
▲15.7.27 函館本線 森
24系が描かれた森の記念入場券、さらには同駅名物の「いかめし」を無事にゲット! (σ゚∀゚)σ ゲッツ!! 一時間半後の列車で再び函館本線を上ります。あとは途中に寄るところもなく、この列車で函館へと向かうだけ。ガラガラに空いているキハに揺られながら、いかめしとビールを片手に内浦湾の海景色や雄大な駒ヶ岳の山容を車窓から楽しめるのは、まさに乗り鉄冥利に尽きる至福のひと時です :*:.。.:*(人´ω`*)シヤワセ*:.。.:*:。
午後になると天気が良くなり、
車窓には青い海が広がります。
やっぱり晴れた風景は気持ちがいい♪ (・∀・)イイ!
▲15.7.27 函館本線 森-東森(車窓から)
尾白内駅はちょっと珍しい、
有蓋貨車のワム8000を再利用した貨車駅でした。
しかも色が国鉄コンテナっぽい。
(゚∀゚)オッ!
▲15.7.27 函館本線 尾白内
海が離れると、
今度は車窓に駒ヶ岳が映しだされます。
私が乗っている渡島砂原経由の支線は
駒ヶ岳の裾野を大きく迂回するルート。
▲15.7.27 函館本線 尾白内-掛澗(車窓から)
このころになると空はすっかり晴れ渡り、ここにきてようやく北海道らしい爽やかさを感じた気がします キモチ(・∀・)イイ!。ちなみにバリ鉄派(硬派なバリバリの撮り鉄)の方からすると、夕方の上り「北斗星」は撮らないの? c(゚.゚*)トラナイノ? と思われることしょう。もちろん私も上り「北斗星」の撮影を旅程に組み込もうと考えはしたのですが、北舟岡などの日が当たる場所で「北斗星」撮り終えてから移動すると、普通列車だけではその日じゅうに函館へは着くことができなくなります。たとえ途中から特急を使っても、函館着は22時過ぎ・・・ (゚ペ)ウーン…。ここでユルい鉄ちゃんの私は「北斗星」の撮影よりも、函館の夜を楽しむ方に気持ちが傾いちゃいました (゚∀゚)アヒャ☆。道内「北斗星」のラストショットは、朝に撮った下り列車でもうじゅうぶんに満足です。それに、このユルい鈍行旅だったからこそ、たまたま途中駅で「北斗星」の記念入場券を買うことができ、長万部のかにめしや森のいかめしで飲み鉄ができたのですから、私の鉄旅スタイルとしてはこれでOK牧場 (*`д´)=b OK牧場!。終わってみれば、礼文での「北斗星」撮影と「北斗星」入場券を買うことがメインになったような、「北斗星メモリアル」の二日目でした (´w`*)ドツカレサン。車窓から湖が眺められる大沼を過ぎると、列車はまもなく終点の函館に到着です。
駒ヶ岳の裾野を時計回りに半周すると、
車窓には大沼公園の小沼が眺められます。
海、山、湖、次々に移り変わる函館本線の風景を
ゆっくりと走る鈍行列車で存分に味わうことができました。
(´▽`*)マンキツ♪
▲15.7.27 函館本線 大沼-仁山(車窓から)
そして函館近郊の北斗市にある
渡島大野(おしまおおの)に近づくと、
右手に見えてきたのは建設中の北海道新幹線の新駅。
開業後は「新函館北斗」の駅名となる予定で、
函館の、さらには北海道の新たな玄関口となります。
( ̄。 ̄)ヘー
でも、新幹線でここに到着して函館と言われても、
はじめはあまりピンと来ないかもしれませんね・・・。
ちなみに新駅と函館の間にはアクセス列車が運行される計画。
▲15.7.27 函館本線 渡島大野(車窓から)
森から一時間半、終点の函館に到着。
東室蘭から始まった二日目の旅はここで終了です。
(・ω・)ト-チャコ
▲15.7.27 函館本線 函館
森1611-(函館5886D)-函館1739
最北端の稚内から鈍行列車を乗り継ぎ、
二日がかりで南端の函館まで到達しました。
向かってきた方向は違うけれど、
まさに気分は
「は~るばるきたぜ、は~っこだって~♪」って感じ(笑)。
ところでこの函館駅前にあるオブジェ、
orz の絵文字に見えるのは私だけ?
▲15.7.27 函館本線 函館
もちろん函館でも記念入場券をゲット (σ゚∀゚)σ ゲッツ!! 。
券面には青函トンネル用の電気機関車ED79と
函館山が描かれていました。
そして函館と言えばやっぱり
新鮮な魚介類でカンパ~イ!!
口\( ̄∇ ̄*)カンパイ♪
活イカ刺しに、
ツブ、ホタテ、ホッキの貝づくし~♪
う~ん、たまりません!!
(゚д゚)ウ-(゚Д゚)マー(゚A゚)イ-…ヽ(゚∀゚)ノ…ゾォォォォォ!!
函館駅前から十字街まで乗った函館市電は、
どーもくんのラッピング電車でした。
(゚∀゚)オッ!
乗降扉の窓がどーもくんのお口だ・・・。
o|°口°|o ドーモクン
▲15.7.27 函館市電 十字街付近
有名な赤煉瓦倉庫街をちょっぴり散策。
...((((o* ̄∀)o
奥に見えるのは函館山で、
これぞ典型的な「函館らしい」風景ですね(笑)
一杯飲んでから街をぶらりと散策し、
その後のシメに選んだのは・・・コレ。
エ?( ̄△ ̄;)バーガー??
そう、これぞ知る人ぞ知る函館のソウルフード、
ラッキーピエロの「チャイニーズチキンバーガー」!
全国ご当地バーガーNo.1の栄誉も獲得した人気メニューで、
甘辛いタレを絡めた鶏から揚げとレタスが挟まっています。
函館へ来たからには、どうしてもこの「チャイチキ」を
食べたかった・・・チョー(゚д゚)ウマー!。
この日は東室蘭以上にベタな、函館で一泊します (´∀`;)ベタベタ…。さて翌日は、このまま素直に津軽海峡線で本州へと渡ってしまうのか? それともさらに道内へ留まって撮影を続けるのか? ホンシュー?(゚Д゚≡゚Д゚)ホッカイドー? いや、意表をついて、五稜郭観光とか!? ヾノ・∀・`)ナイナイ…
・・・続きます。
夏休み01・・・最北の鉄路・宗谷本線乗車記 [鉄道旅行記]
暑中お見舞い申し上げます (=゚∇゚)ノ。
毎年の事ですが、仕事の都合でお盆の時期には休む事ができない私。今年も例年のごとく皆さんよりもちょっと早め、7月末の先週に夏休みを取りました(・・・というより、半ば強制的に取らされた)。せっかくまとまった休みがあるのなら、やはり泊りがけで旅行に出たいところ σ(゚・゚*)ンー。そこで・・・
まずは羽田から飛行機に乗って飛び立ちます ⊂ニニニ(^ω^)ニニ⊃ ブーン。向かうのは北?南?国内?海外? ドコ(゚Д゚≡゚Д゚)イクノ?
降り立った空港から市内へ。さらにそこから路線バスを乗り継いでしばらく進むと、車窓には荒涼とした風景が広がるようになりました (=゚ω゚=;)ンン!?。ここはいったいドコなのかというと・・・
やがて、バスの案内放送がその目的地を告げます。「次は宗谷岬(そうやみさき)」・・・( ̄△ ̄;)エッ…
はい、私が飛行機と路線バスを乗り継いでやってきたのは、北海道の稚内(わっかない)にある日本最北端の地*、宗谷岬です! w( ̄▽ ̄;)wワオッ!! (*一般人が立ち入れない北方領土を除く)
羽田空港1315-(ANA573)-稚内空港1505
稚内空港1530-(空港連絡バス)-稚内駅前ターミナル1610~1620-(宗谷バス 天北宗谷岬線)-宗谷岬1710
思い起こせば昨年の夏休みの最終目的地は、本州北端の青森県津軽半島にある竜飛岬でした (´ω`)ソーダッタネ(ちなみに本州の最北端は下北半島の大間岬ね)。ならば今回はそれよりもさらに北へ・・・というワケではなく、たまたま見たテレビの旅番組にこの宗谷岬が出ていたのがキッカケ (゚ー゚*)テレビッコ…。私は過去に二度ほど稚内の街に列車で訪れているのですが、実はこの宗谷岬へは行ったことがなかったんです ( ´_ゝ`)フーン。旅行好きとして日本最北端の地であるこの場所に一度は立ってみたいという気持ちと σ(・∀・`)イキタイ…、さらには飛行機のマイレージもある程度溜まっていたことから (゚∀゚)オッ!、思いきって一気に稚内まで飛んでしまいました ε=┌(*´∀`)┘イッチャエ!。初到達した念願の宗谷岬は小雨まじりの曇天というあいにくのお天気で、海越しのサハリン(ロシア)などはまったく見えなかったけれど σ(・ω・`)ウーン…、ここに立っている今現在は、国内にいる全日本人のなかでもっとも北にいる人物が自分であるという、どこか征服者のような優越感(?)みたいなものは味わうことができました Ψ(*`▽´)Ψ ウケケケケケ。ぶっちゃけ「最北端なう」がやりたかった私、それだけで満足です (゚∀゚)アヒャ☆ 。
んじゃ、東京へ帰るとするか・・・カエロ...((((o* ̄-)o。
宗谷岬1746-(宗谷バス 天北宗谷岬線)-稚内駅前ターミナル1840
念願の宗谷岬到達を祝し、稚内の夜は利尻沖で獲れたソイやヒラメで一杯。やなぼーさん、キャペリンではない本場の柳葉魚(シシャモ)もちゃんと食べましたよ! (゚д゚)ウマー!
おちまい。
・・・って、今年の夏旅はこれで終わり!? ( ̄△ ̄;)エ… ヒコーキでびゅーんと羽田から稚内まで一気に飛び、路線バスでぶーんと目的地の宗谷岬に到着 (=゚ω゚)ノ トウチャコ!。たしかに効率のいい旅ではあるけれど、これでは拙ブログのメインテーマ(鉄道ブログ)に合っていませんよね。そもそも一度も列車が出てきていないし・・・ σ(゚・゚*)ンー。そう、実をいうと今回の旅は目的地の宗谷岬を目指すのではなく、そこから東京への「帰り道」が旅のメイン (゚ー゚*)カエリ?。もちろん今度は飛行機ではなく列車を利用し、個人的に気になるいくつかの場所へと立ち寄りながら、この稚内から東京へ帰ろうという計画を立ててみました (・o・*)ホホゥ。いったいどのようなルートで進み、途中でどんなものが撮れるのか。ではあらためて・・・今年の夏旅、スタートです! (/*´∀`)o レッツラゴー♪ 目指せ!東京!? ( ̄▽ ̄;)エッ!?
7月26日(日)
日本最北端の駅・稚内が乗り鉄旅のスタート地点。
駅舎の前には最北端の線路を表すモニュメント
(旧駅時代の終端部)が見られます。
私が稚内を訪れるのは20年ぶりのことでしたが、
駅舎やその周囲は大幅にリニューアルされて、
すっかり様変わりしていました。
▲15.7.25 宗谷本線 稚内
そしてホームの端にもこのような記念碑。
「北へ繋がる線路はここが終点です」って書いてありますが、
やはり最北端のここはスタート地点というよりも、
ゴール地点ってイメージの方が強いですよね。
私も過去に訪れたときは「やっと着いた~!」って、
列車を降りた覚えがあります(笑)
▲15.7.26 宗谷本線 稚内
宗谷岬を訪れた日は稚内の街で一泊し、翌朝にあらためて列車旅をスタートします。乗るのは稚内6時04分の初発、宗谷本線の名寄(なよろ)行き普通列車。宿泊したホテルから歩いて駅へ着くと、列車はすでにホームへ入線していました (゚∀゚)オッ!。改札脇のガラス窓から姿が見えたのは単行のキハ54形、北海道仕様の500番台です (´▽`*)キハキハ~♪。
最北端のホームに待機していた
宗谷本線の名寄行き普通列車は
単行のキハ54(500番台)。
この列車が今旅の第一走者です (=゚ω゚)ノ ヨロシコ。
▲15.7.26 宗谷本線 稚内
このキハ54、ステンレス車体ではあるものの、製造されたのは国鉄時代末期(1986年)で、れっきとした国鉄型のディーゼルカー。見た目はちょっと地味な外観をしている同車ですが、実は座席にかつての0系新幹線や道内の特急型車両キハ183系から転用された転換式クロスシートが装備されており*、ローカル線の普通列車としては乗り心地がよく、乗り鉄には意外と評価が高い車両なんです (・o・*)ホホゥ (*優等車からの座席転用は北海道仕様の500番台のみ。同時期に製造されて四国へ投入された0番台はロングシート仕様)。
クロスシートがずらりと並ぶキハ54の車内。
私が乗った513号はキハ183系から転用した
リクライニングシートが装備されていました。
これは嬉しい ヽ( ´¬`)ノラキー♪
ただし座席の回転はできず、
集団見合い方式で固定されています。
残念がら駅弁はまだ販売されていない時間だったので、
この日の朝食はコンビニで買ってきた
「ちくわパン」と「ようかんツイスト」。
どちらもご当地限定のB級グルメ的な菓子パンです。
ちくわパンはその名の通り、パンの中からちくわが・・・
( ̄△ ̄;)チクワ…。
そんな乗り心地のいいキハ54が使われた名寄行きの普通列車は、定刻に稚内を発車 (/*´∀`)o レッツラゴー♪。まずはこの列車で終点の名寄まで乗り通します。稚内発車時点での乗客は私を含めて5人で、私の見た目によると二人は地元の学生さん、二人は私と同じ趣味の乗り鉄っぽい感じ。学校が夏休み期間中の最北路線にしては同業者が少ない方でしょうか σ(゚・゚*)ンー。次の南稚内では地元の方と観光客っぽい方が何人か乗ってこられて乗客は10人ほどに。それでも車内はガラガラで、以前にも書いたように列車は空いている方が快適には違いないけれど、あまりに空き過ぎていると、その路線の行く末がちょっと気がかりになります σ(・ω・`)ダイジョブカ?。
稚内の次駅・南稚内。
この南稚内はもともと初代の稚内駅として開業しましたが
港への便などを考慮して宗谷本線を延伸し、北に稚内港駅が開業。
のちに、町の中心にある稚内港駅の方を稚内と改称し、
同時に初代の稚内駅はこの南稚内に改称されました。
( ̄。 ̄)ヘー
かつて同駅からは浜頓別経由で音威子府までを結ぶ
天北線が分岐していましたが、同線は1989年に廃止。
▲15.7.26 宗谷本線 南稚内(車窓から)
南稚内を出て市街地を外れると車窓風景は一変し、列車は荒涼とした原野の中を進むようになります。晴れていればその向こうには道北のシンボル・利尻富士(利尻山)の雄大な姿が見える、宗谷本線のハイライト的な絶景ポイントなのですが (゚∀゚*)オオッ!!、あいにくこの日は前日に続いての雨模様 ザアアァァ…:il!:il|(´д`;)!l|il:|;。残念ながら利尻富士はまったく見えませんでした σ(・ω・`)ウーン…。天気予報によるとここ数日の北海道は、南からの太平洋高気圧に押し上げられた梅雨前線が停滞し、しばらくはぐずついた天気が続く模様だとのこと。いわゆる「蝦夷梅雨」ってヤツでしょうか。う~ん、自称・晴れ男の私ですが、今回は天気に見放されたかなぁ・・・(・ε・`)チェ。でも夏休みはズラせないので、天気に関係なく出かけるしかなかったんです。それにしても、数週間前に仕事で富良野を訪れたときはドピーカンの快晴だったのに、プライベートの今回が雨だとはツイてないね・・・(´_`;)トホホ…。
原野の奥に見えるのは日本海(利尻水道)。
晴れていればその向こうに利尻島の利尻富士が見えるという、
宗谷本線屈指の絶景ポイントなのですが・・・
▲15.7.26 宗谷本線 南稚内-抜海(車窓から)
この日は朝から雨。
先頭かぶりつきからの展望も雨粒でスッキリしません。
ザアアァァ…:il!:il|(´д`;)!l|il:|;
▲15.7.26 宗谷本線 南稚内-抜海(前方の車窓から)
宗谷本線は北海道第二の都市・旭川を起点に、名寄、美深(びふか)、音威子府(おといねっぷ)、幌延(ほろのべ)などを経て、稚内へと至る非電化路線(今回の旅では、終点の稚内から起点の旭川方向へ進んでいます)。本線とは名乗っているものの幹線ではなく地方交通線(いわゆるローカル線ね)に分類され、全長259.4キロは地方交通線で日本一を誇る長さ。つまり宗谷本線は「日本一長いローカル線」とも言えるでしょう (・o・*)ホホゥ。そんな宗谷本線には札幌や旭川と稚内の都市間をダイレクトで結ぶ、特急列車の「スーパー宗谷」や「サロベツ」も走っていますが、やはりこの路線はのんびりとした普通列車の旅を味わいたいものです (´ー`)ノンビリ。ちなみに普通列車の旅と言えば、もちろん私が手にしているのは普通列車を一日乗り放題でおなじみの「青春18きっぷ」。さて、このきっぷで今日はどこまで行けるかな? σ(゚・゚*)ンー
当然のことながら、
特急だと一瞬で通過してしまうような小駅にも、
普通列車はこまめに停車してゆきます。
またこのあたりの小駅はそれぞれに味があるんですよね。
(・∀・)イイネ!
これは昔ながらの木造駅舎が残る、抜海(ばっかい)。
▲15.7.26 宗谷本線 抜海(車窓から)
勇知(ゆうち)の待合室は一見すると
簡素なトタン造りのほったて小屋に見えますが、
これはもともと貨物列車の最後部に連結されていた
車掌車(ヨ6000・・・かな?)を転用したもの。
いわゆる「貨車駅(貨車駅舎)」です。
(・o・*)ホホゥ
北海道はとくにこの貨車駅が多く残る地域。
▲15.7.26 宗谷本線 勇知(車窓から)
この上幌延(かみほろのべ)や安牛(やすうし)は
まさに貨車(車掌車)時代の面影を色濃く残す貨車駅。
(゚∀゚*)オオッ!
▲15.7.26 宗谷本線 上幌延/安牛(車窓から)
ちょっと駅の順番が前後しますが
上の上幌延と安牛の間にある南幌延(みなみほろのべ)は、
ホームが板張りの簡素な駅。
このような「板張り駅」も北海道ではよく見かけます。
( ̄。 ̄)ヘー
私はとくに駅だけを訪れたり
駅舎の写真をコレクションしたりする趣味はないのですが、
こうやって車窓からそれぞれの特徴を眺めているのは楽しい。
▲15.7.26 宗谷本線 南幌延(車窓から)
道北の中央を縦断していることから、「北海道の背骨」などとも呼ばれる宗谷本線 ( ̄。 ̄)ヘー。かつては同線を軸に、名寄からの名寄本線や深名(しんめい)線、美深からの美幸(びこう)線、音威子府からの天北(てんぽく)線、幌延からの羽幌(はぼろ)線、さらにはその支線から枝分かれする数多くの路線(興浜(こうひん)南線・北線や渚滑(しょこつ)線など)が存在していましたが、赤字によってその支線はすべて廃止され、宗谷本線は道北を走る唯一の鉄道路線となってしまいました (´・ω・`)ショボーン。JR全線の完乗を目指していた私がこの道北へ初めて足を踏み入れたのは1991年のこと。当時はすでにこの宗谷本線と名寄から分岐する深名線(名寄~幌加内~深川)しか残っておらず、廃止された各線に乗ることができなかったのはとても心残り σ(・∀・`)ザンネン。現時点で私はJRの完乗を終えているけれど、網の目のように路線が張り巡らされた最盛期の北海道を全線完乗されている方のことは尊敬してやみません スゴイ!(*'▽'*)ソンケー!。ちなみに私が二度目に道北を訪れたのは深名線が廃止になる1995年で、宗谷本線に乗るのも稚内を訪れるのも、それ以来20年ぶりとなります。
木造駅舎の雄信内(おのっぷない)では、
下り(稚内行き)の普通列車と交換。
ちなみに音威子府~稚内の間の普通列車は
一日にわずか上下五本ずつです。
▲15.7.26 宗谷本線 雄信内(車窓から)
雄信内を過ぎると宗谷本線は
天塩川沿いを進むようになります。
北見山地の天塩岳から日本海へと流れる天塩川、
その256キロという全長は
北海道内で石狩川に続く二番目、
日本国内でも四番目の長さを誇ります。
▲15.7.26 宗谷本線 雄信内-糠南(車窓から)
南稚内を過ぎてしばらくは広々とした原野のなかや、なだらかな丘の農村地帯を列車は進んできましたが、雄信内(おのっぷない)を過ぎたあたりから車窓には道北の大河・天塩(てしお)川が寄り添うようになりました (゚∀゚*)オッ!。宗谷本線はここからしばらく、名寄付近まではこの天塩川に沿って進みます。そんな天塩川の流れを車窓から眺めていると、まもなく列車は宗谷本線の主要駅、音威子府(おといねっぷ)へと着きます (゚ー゚*)ネップ?。その際、車内にはワンマン運転士さんの肉声で、「え~、次の音威子府では列車交換のため、9時58分の発車まで1時間38分ほど停車いたします」という放送が、何事も無くサラッと流れました (゚∇゚;)エッ!?。えっ!?停車時間が・・・いちじかんさんじゅうはっぷん!? Σ(゚□゚*)ナニーッ!! 聞き間違いではありません。この音威子府では列車交換で、なんと約一時間半もの停車時間があるのです (´∀`;)ナガスギ…。ビックリというか、なんとものんびりとした話ではありますが、ひと昔前の鈍行列車(普通列車)って、このような長時間停車がけっこう各地で見られたものなんですよね。今ではちょっと稀なことですが、どこか昔の鈍行列車らしい懐かしさを感じます (´ω`)ナツカシス。そんな音威子府へ列車は遅れることなく定刻に到着。まあ多少遅れたところで、この長時間停車でいくらでも取り戻すことができるのだけれど(笑)。
音威子府に到着した名寄行き普通列車は、
ここで約一時間半の小休止・・・いや、大休止。
途中停車駅なので
車内で発車を待っていてももちろんいいのですが、
それではあまりにも退屈。
ほとんどの乗客は、いったん列車を降りるようです。
▲15.7.26 宗谷本線 音威子府
さて、一時間半もの停車時間をどう過ごすか σ(゚・゚*)ンー。この音威子府の長時間停車はあくまでも列車交換(と時間調整)という名目であり、ここで当列車(4328D)は下りの稚内行き普通列車(4327D)と交換し、さらには後からやってくる上りの札幌行き特急「スーパー宗谷2号」を先に通します。ならば鉄としてはその「スーパー宗谷」をカメラに収めたいところ (゚∀゚*)オオッ!!。でも単なるホームでの駅撮りでは面白くないし、せっかく一時間半という持ち時間があるのですから、ちょっと駅を出て走行写真の撮れるポイントへと向かってみたいと思います (・o・*)ホホゥ。ちなみに「スーパー宗谷2号」が音威子府を発車するのは、私の乗った普通列車が当駅に到着した約30分後という、撮影地まで移動ができる絶妙(?)のタイミングです。私は駅を出て線路沿いに歩き出しました テクテク…ε=ε=ε=┌(*・_・)┘。幸い、雨は止んでいます。
北海道で最も小さな村・音威子府村にある音威子府駅。
かつては先ほどの南稚内でも紹介した天北線との分岐駅でした
(同線は音威子府で宗谷本線と分岐後、
浜頓別経由で北上し、南稚内で本線と再び合流)。
現在の音威子府駅は宗谷本線のほか、
その天北線を引き継いだ路線バスなどが乗り入れる、
交通ターミナルとしての役割を担っています。
▲15.7.26 宗谷本線 音威子府
とはいえ、駅の近辺で列車の撮影に適したポイントなど、そう簡単に見つかるのだろうか? と思われるかもしれません σ(゚・゚*)ドーダロ。でも実はこの音威子府駅の周辺では、初めて宗谷本線を訪れたときにも私は列車を撮影していて、撮影ポイントにはちょっとした心当たりがあったのです (・o・*)ホホゥ。たしかその時も長時間停車だか接続待ちだかの時間を使っての撮影だった気がするなぁ・・・(つまりはその時も鈍行利用だったのね・・・^^;)。
今から24年前に音威子府付近のカーブで撮った
キハ400の急行「宗谷」。
その前面に掲げられた大きなヘッドマークが
なんとも誇らしげです。
同列車はその名で解るように、
現在走る特急「スーパー宗谷」の前身です。
▲91.12 宗谷本線 音威子府-咲来
この日の急行「宗谷」は
後部にキハ56が増結されていました。
雪煙を巻き上げながら去りゆく姿が勇ましい・・・。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
過去の写真だけれど、
今の季節に見ると涼しさが感じられていいですね(笑)
▲91.12 宗谷本線 咲来-音威子府(後追い)
当時のことを思い出しながら線路沿いの道を咲来(さっくる)方面へ進み、駅から歩くこと15分ほどで24年前に撮影したカーブのポイントへたどりつきました (・ω・)トウチャコ。
24年ぶりにやってきたアウトカーブのポイント。
クルマの通行ができない小さな第四種踏切の脇から、
このように上下線の両方向を撮ることができます
(上写真・下り音威子府方向、下写真・上り咲来方向)。
久しぶりにやってきたポイントは、今も変わらずアウトカーブからスッキリと列車を撮ることができそう (゚∀゚*)オオッ!。でも・・・なんだか思っていたイメージとはちょっと違っていました r(゚ペ)アリ?。以前に訪れたときは雪深い真冬で、線路端の積雪や背景の雪山、さらには列車が巻き上げる雪煙など、いかにも北海道の鉄路らしい演出がありましたが、今は真夏でしかも天気が悪い。背景の山などガスでまったく見えません ε-(≡"≡;*)モヤモヤ…。これだと単なるアウトカーブからの正面気味に列車の顔が撮れるだけで、あまり面白味が感じられない気がします。東京近郊の撮影ポイントならばこれでもいいけれど、せっかく音威子府まで来たのだから、できればもう少し北海道らしい爽やかな(?)絵が撮りたいところ・・・(゚ペ)ウーン…。私はとりあえずこのカーブを「抑え」とし、さらに周囲で撮れそうなところが無いか探してみることにしました。「スーパー宗谷」通過までの残り時間は15分。はたしてそれまでに北海道らしいなんて条件の場所が見つかるのでしょうか? キョロ((( ̄- ̄ )三(  ̄- ̄)))キョロ 焦りを感じつつも少し駅の方向へ戻ってみると、そこで目に留まったのは小川沿いの白樺林 σ(゚・゚*)ンー…。
撮影ポイントを模索してウロウロしていると、
このような白樺の木が立ち並ぶ場所に出くわしました。
白樺は比較的涼しい気候の地域に生育する樹木で、北海道特有というわけではないけれど、同地を代表する木のひとつとされています (・o・*)ホホゥ。そんな白樺が立ち並ぶこの場所、よく見るとその奥には小川を渡る線路が見えるではありませんか (゚∀゚*)オッ!。ここでなんとかウマく白樺と列車を絡めて撮ることはできないものか、木々から伸びる枝葉でちょっと視界が利きづらいけれど、目線の高さを変えたりレンズを変えたりしながら、良さげなアングルを見極めます アーデモナイヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノコーデモナイ 。試し撮りできるような列車はなく、ぶっつけ本番のまさに一発勝負。果たしてその結果は・・・【◎】]ω・´)パチッ!。
白樺林の向こうに青いマスクがチラリ。
キハ261系の特急「スーパー宗谷」が
一瞬にして横切ってゆきました。
▲15.7.26 宗谷本線 音威子府-咲来
お!意外と悪くないじゃん! (゚∀゚)オッ! 緑深い林の中で、白樺の幹と青いキハ261の顔がウマく映えてくれました。ワンポイントとなる客室扉の黄色もイイ感じです (´▽`*)イイジャン♪。写真を見てもわかるようにこの場所は周りを木々に囲まれていて、列車が顔を出すのはほんの一瞬 |∀・)チラッ。そのタイミングを逃さぬよう、かなりの緊張感がありましたが (°_°;)ドキドキ、このような撮影状況はつい先日に青梅線の183系でも経験しており、今回はそれが活きたように思います(踏切じゃないぶん、今回の方が難しかったけれど)。こんな列車チラリのカットよりも、アウトカーブから正面気味に撮った方が迫力はあったのかもしれませんが、個人的には北海道らしい鉄道情景が撮れたような気がして、満足のいく結果となりました (*`д´)=b OK牧場!。何よりもこのカットが、自分の乗っている列車の停車時間中に撮れちゃうっていうのが面白い話ですよね。
ちなみに駅から徒歩3分程度の跨線橋からは
このようなスッキリとした画が臨めます。
「スーパー宗谷2号」は後追い、
しかも晴れたらおそらく逆光になると思われますが、
長時間停車でのお手軽撮影地として、参考までに。
▲15.7.26 宗谷本線 咲来-音威子府
駅へ戻ると、ホームに二本のキハ54が待機中。
左が私の乗ってきた名寄行きの4328Dで、
右が当駅で交換する稚内行きの4327D。
ちなみに4327Dの方の停車時間は28分間と、
一時間半の4328Dよりも短めになっています。
▲15.7.26 宗谷本線 音威子府
「スーパー宗谷」の撮影後、ちょっと周辺をひとまわりして駅へと戻ってきました (=゚ω゚)ノ タライマ!。それでも名寄行き普通列車が発車するまでには、まだ30分以上も待たねばなりません (´∀`;)マダマダネ…。でも、実は私にはこの駅にもう一つのお目当てがあり、残りの時間ではそれを楽しみにしていました (・o・*)ホホゥ。もう鉄道好きならば音威子府という駅名を聞いてピンときた方もいらっしゃることでしょう。そう、ここには全国のファンにその名が知られたとある名物があるのです エッ!?(゚ー゚≡゚∀゚)ナニナニ?。それが・・・コレ。
駅舎内の一角にあるのは、立ち食いのお蕎麦屋さん。
いわゆる「駅そば」ってヤツです。
オヤジさんに「(`∀´)ノ 天ぷら一丁!」と注文すると、
さっと手際よく蕎麦を湯にくぐらせます。
その蕎麦の色はというと・・・
(許可を得て撮影)
出てきたどんぶりの中にあるのは、
なんと真っ黒いお蕎麦!
Σ(・ω・ノ)ノヌヲッ!!
実はこの黒さこそが音威子府そばの特徴なんです。
ちなみに天ぷらはご覧のようなチープなもの(笑)
音威子府の名物と言えば、なんといってもこの黒いお蕎麦 w(゚0゚*)w オォー!!。インパクトのあるこの独特な色は、そばの実の甘皮も一緒に擦って精製しているからとのことなのですが、その甘皮の効果で蕎麦の香りと風味が一層強く感じられ、これはとても美味しい! チョー(゚д゚)ウマー! そんな音威子府そばは、数ある駅そばのなかでも日本一おいしいと評する方も少なくないほどの逸品なんです ( ̄。 ̄)ヘー(あくまでも駅そばの中でね)。
蕎麦の風味を強く感じる黒い蕎麦
う~ん美味! (゚д゚)ウマー!
宗谷本線を訪れたからには、
ぜひともこれは食べたかった。
もちろん、味はそれぞれに好みがあるでしょうから、ホントにここが日本一の駅そばかどうか私には解りませんが、少なくとも音威子府そばをさらに美味しく感じさせているのは、これを食べることの難しさにもあるように思います ( ̄△ ̄)エ? 。というのも、ここまで述べてきたように、音威子府は道北のローカル線・宗谷本線沿線上にあって、列車の運転本数が決して多くありません。旭川から普通列車で三時間、特急でも一時間半という時間や距離を考えても、まずは音威子府へ行くまでが大変 σ(゚・゚*)タシカニ(まあ、クルマを使えば楽なのでしょうが、やはり駅にある駅そば屋は鉄として列車で訪れたいもの)。そしてさらにこの駅構内のお蕎麦屋さんなのですが、営業時間が朝の9時半から夕方の16時まで(水曜日定休、その他年末年始など臨時休アリ)。この営業中に当駅へ停車する列車は、上り下りともに普通列車二本、特急列車一本しかなく、当然ながら特急列車は普通列車のように長時間停車はしません。つまりこの駅そばを食べようとするならば、列車にかなりの制限があると言うこと (゚ー゚;)ナルヘソ…。ちなみに当駅でさきほど交換した稚内行きの4327D普通列車の音威子府発は9時20分。同列車は30分近くもの停車時間がありながら、停車中に駅そばを食べることはできないのです ヾ(›´Д`‹ )))ソ…ソバ…。そんな難易度の高い音威子府そばを私が食べられたのはこれが二度目。20年前の前回は時間の都合で食べらなかったのですが、今回はウマく旅程に組み込むことができました。「スーパー宗谷」の撮影に続き、こちらも満足 ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。実に内容の濃い長時間停車となりました。
さらに余った時間を使ってこちらも見学。
音威子府の駅舎内にはかつて同駅から分岐していた
天北線の資料館が併設されています。
私は乗ることが叶わなかった天北線。
在りし日に思いを馳せて、見学しました。
長かったような短かったような停車時間が過ぎて発車時刻を迎え、音威子府から先へと進む宗谷本線の旅が再開 (/*´∀`)o レッツラゴー♪。音威子府を出た列車は引き続き天塩川に沿って南下を続けます。ただしこのあたりは線路端の木がうっそうと茂っていて、思ったよりも川が見えにくい感じ σ(・ω・`)ウーン…。
板張り駅の天塩川温泉。
待合室はしっかりとしていそうですね。
▲15.7.26 宗谷本線 天塩川温泉(車窓から)
かつて「日本一の赤字ローカル線」と言われた
美幸線が分岐していた美深(びふか)では、
キハ261系の特急「スーパー宗谷1号」と交換。
白樺林のポイントでは横顔がチラリでしたが、
こんなお顔の特急列車です。
▲15.7.26 宗谷本線 美深(後方の車窓から)
稚内から約5時間(4時間54分)、音威子府での停車中に途中下車したこともあってそれほどの長時間を感じさせず、列車はまもなく名寄に到着。乗ってきた列車はこの名寄が終点で、さらにその先へ進む旭川行きへと乗り継ぎます ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。名寄は廃線間近の深名線(当駅から分岐していた)へ乗るために何度か訪れたことがある街で、時間があればちょっと途中下車したかったところなのですが、ここでの接続時間はわずかに4分 (゚ペ)ウーン…。名寄から先の宗谷本線南部(旭川~名寄)は、今まで乗ってきた北部(名寄~稚内)に比べてグッと本数は増えるものの、それでもこの接続列車を逃してしまうと次の列車は約二時間後ですので、先の旅程を考えると名寄で途中下車するわけにはいきませんでした σ(・∀・`)ザンネン。
宗谷本線の主要駅で中継点でもある名寄で
左の列車から右の列車へと乗り換えます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
▲15.7.26 宗谷本線 名寄
今まで乗ってきたのと同じキハ54ですが、
よく見るとこの車両は幕板部に赤帯の入る
元・急行仕様の527号。
(゚∀゚)オッ!
同車の座席には0系新幹線の転換クロスシート
(非リクライニング)が転用されています。
▲15.7.26 宗谷本線 名寄
名寄を出るとすぐに右(西)の方へと分岐していた深名線。
このあたりが廃線跡なのかな・・・?
σ(゚・゚*)ンー
▲15.7.26 宗谷本線 名寄-東風連(車窓から)
比較的列車の本数が多い名寄から先の南部でも、
味のある板張り駅がいくつか見られます。
▲15.7.26 宗谷本線 瑞穂(車窓から)
士別(しべつ)付近で天塩川を渡ります。
ちょくちょく車窓から見えていた天塩川とは
ここでお別れです。
▲15.7.26 宗谷本線 下士別-士別
比較的平坦なところを走ってきた宗谷本線ですが、名寄から一時間の和寒(わっさむ)を出ると、徐々に上り勾配へと差し掛かります (・o・*)オッ!。ここが旧国名で言うところの天塩と石狩の国境にある塩狩(しおかり)峠です。この塩狩峠では明治の頃に、峠を上っていた列車で最後尾の連結器が外れて客車一両が坂を後退、偶然乗り合わせていた鉄道職員がとっさの判断で最後部から線路上に身を投げ出した自分の体で客車の車輪を止め、職員は殉職し、乗客は全員救われたという事故があり、その後この話は小説「塩狩峠」としても書かれています ( ̄、 ̄)ヘー…。
エンジンを震わせるキハ54。
塩狩峠越えで列車は上り勾配へ差し掛かります。
▲15.7.26 宗谷本線 和寒-塩狩(車窓から)
その塩狩峠のピークにある駅が塩狩。
駅の付近には明治時代の事故で命を落とした職員の殉職碑と、
それを題材にした小説「塩狩峠」を執筆した作家
三浦綾子の記念館(塩狩峠記念館)があります。
▲15.7.26 宗谷本線 塩狩(車窓から)
そんな塩狩峠を超えると列車は比布(ぴっぷ)町へ 。神妙な塩狩峠の話からガラッと変わりますが、比布と言えば我々の世代で思い浮かべるのはなんといっても、80年代にこの比布町にある比布駅で撮られた「ピップエレキバン」のテレビコマーシャル (゚ー゚*)ピッブ?。比布とピップ、このダジャレのような組み合わせは、出演した樹木希林さんとピップの会長さんのキャラクターとともに、インパクトのあるCMでした (*´ω`*)ナツカシス。ちなみにこの「ぴっぷ」という変わった地名の由来は、アイヌ語で沼の多いところを表す「ピプ」って言葉からきているのだとか ( ̄。 ̄)ヘー(諸説あるようですが)。
ひと昔前にピップエレキバンのCMで
一躍有名になった比布(ぴっぷ)。
せっかくなので「来ないうちに、何かおっしゃったら・・・
が━━━━ε=ε=ε=口口口━━━━っ」
▲15.7.26 宗谷本線 比布(車窓から)
この比布が宗谷本線の上り列車で楽しむ最後の見どころ。北比布、比布、南比布と比布町の三駅を過ぎ、次の北永山で列車は旭川市内へと入ります。旭川への通勤圏になる永山まで来ると車窓には次第に住宅地が目立ち始め、もはやローカル線という雰囲気は感じられなくなってきました モウ(´ω`)オワリダネ…。旭川運転所(車両基地)や網走方面からの石北本線の合流などコアな鉄的スポットを車窓から眺めたのち、列車は定刻の12時50分、近代的な高架駅の旭川に到着です (・ω・)トウチャコ。
旭川近郊の住宅地をゆく宗谷本線。
旭川~永山には多くの区間列車も運転されていて、
日中は一時間に一本、
通勤通学時間帯は30分に一本程度になります。
▲15.7.26 宗谷本線 永山-新旭川(車窓から)
新旭川付近にある旭川運転所は
鉄として見逃せないスポットです (゚∀゚)オッ!。
車窓から見えたのは・・・
ズラリと並べられたラッセルヘッド!
Σ(・ω・ノ)ノヌヲッ!!
いったい、何機分あるんだ!?
▲15.7.26 宗谷本線 永山-新旭川(車窓から)
新旭川手前で網走方面からの石北本線が合流。
(*゚ー゚)ノ ヤァ♪
▲15.7.26 宗谷本線 永山-新旭川(車窓から)
そして旭川手前では富良野方面からの富良野線が合流。
(*゚ー゚)ノ ヤァ♪
▲15.7.26 宗谷本線 旭川四条-旭川(車窓から)
函館本線との接続駅で、終点の旭川に到着。
稚内から259.4キロにも及ぶ宗谷本線の旅が
終わりました。
▲15.7.26 函館本線 旭川
稚内0604-(宗谷4326D)-音威子府0820~0958-(4328D)-名寄1058~1102-(324D)-旭川1250
稚内からトータルすると259.4キロ、6時間44分!実に乗りごたえのある鈍行列車旅でした (´w`*)ドツカレサン。久しぶりに全線を通して乗ることができた最北のローカル線・宗谷本線。お天気が悪かったのは残念ですが、車窓から眺める雄大な景色や味のある小駅たち、音威子府の長時間停車では「スーパー宗谷」の撮り鉄や名物である音威子府そばを堪能し、ただ乗っているだけではない同線ならではの楽しみ方を存分に味わえたように思います ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。でも・・・やっぱりこの線は旭川への上り列車ではなく、稚内への下り列車へ乗って、徐々に車窓風景が寂れてゆく最果て感と、稚内到着の達成感がいちばんの醍醐味ですよね。旭川へ近づくにつれて車窓に増えてきた住宅地、それを見ると明らかに自分のなかでの旅情感が薄れていくように感じました (゚ペ)ウーン…。次に乗る機会があれば、今度はまた北へ向かう列車に乗ってみたいと思います(笑)
お昼ゴハンは到着した旭川で駅弁を購入!
選んだのは目にも鮮やかな蝦夷わっぱ(¥1080)
海の味覚、ウニ・カニ・イクラ・ホタテが
一度に楽しめる北海道らしい駅弁です。
味はもう言わずもがな!(゚д゚)ウマー!
食べると幸せを感じます。
☆☆☆☆・
さて、宗谷本線を乗り通してやってきた旭川。当駅は宗谷本線のほかに、札幌方面への函館本線、北見・網走方面への石北本線、富良野方面への富良野線が集結する鉄路の要衝です。この駅から次に私が向かうのは、果たしてどの路線か・・・ドコ(゚Д゚≡゚Д゚)イクノ?。いや、意表をついて、旭山動物園とか!? ヾノ・∀・`)ナイナイ…
・・・続きます。