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ONE-shot 86 ネタガマ甲種 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 86 ネタガマ甲種
 
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前回の撮影記でも触れたように、
続々と増備されている常磐線の新型特急車両・E657系。
今週も8本目となる編成が落成し、所属先へと輸送されました。
これでまた一本、651系かE653系が運用を離脱することになるのか・・・。
 
ところで、このE657系甲種輸送。
途中に常磐線のデッドセクションを通過するため
JR東日本・田端の交直流機が牽引を担当し、
毎回「虹ガマ(EF81 95)」や「銀ガマ(EF510カシオペア機)」などの
いわゆる「ネタガマ」が、狙ったかのように登板するオイシイ輸送列車。
(おそらく狙っているんでしょうけどね・・・^^;)
平日に運転されるケースが多くて私には撮影しにくい列車だったのですが、
今月はたまたま外回り仕事で埼玉の鳩ヶ谷へ行く用事ができたので、
ここぞとばかりに先方への訪問日を輸送列車運転日と合わせてしまいました。
さ~て、今回のネタガマは・・・おっ! EF81 81!
 
数あるEF81形の中でも、唯一「お召し機」の称号を与えられた81号機。
一見するとただの流星色で、あまりネタガマっぽくありません。
しかし、手すりや連結器に施された「銀差し」がお召し機の証で、
どこか気品の高さを感じさせてくれます。
95号機のようなド派手なものもいいのですが、
81号機のように控えめなネタガマも嫌いではありません。
   
12.03.30 武蔵野線 東浦和-東川口


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常磐線・・・特急「スーパーひたち」 偕楽園撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2012.03.25
常磐線
偕楽園の梅まつり
特急「スーパー&フレッシュひたち」撮影記
  

先日のダイヤ改正では引退列車ばかりをクローズアップしてきましたが、逆に改正を機に新型車両が投入された列車もあります。そのひとつが常磐線を走る特急「スーパーひたち」と「フレッシュひたち」。改正前までは速達タイプの「スーパー」に651系、停車駅の多い「フレッシュ」には主にE653系が使われていた両列車に、改正後からは新型のE657系が加わることとなりました。こうなると、いち早く新型が撮りたいっ!・・・というよりも、置き換えられる既存車両の方が気になるのは、もはや撮り鉄の悲しい性といったところか (^^;)。今年度中にはE657系化が完了する見込みで、651・E653系の活躍もあと一年・・・いや、順次置き換えが進めば、徐々に姿を消してゆく運命にあります。そこで、この両形式を沿線随一の見どころともいえる梅の名所・水戸の偕楽園で撮りたいと思い、ずっとそのタイミングを図っていました。ここで言うタイミングとは車両運用もさることながら、いちばん重要なのはお天気と梅の花の咲き具合。例年なら偕楽園の梅は3月上旬から中旬にかけて見頃を迎えるはず。なんとかギリギリ17日の改正前に間に合うかな・・・などと考えていました。ところが、今年はなかなか気温が上がらずに寒い日が続いたせいで梅の開花が遅れ、ようやく先週の春分の日あたりになって見頃を迎えたとの事。すでに改正後で約半数が新型に置き換えられてしまいましたが、かろうじて残った既存車両と満開の梅を求め、好天が期待できる日曜日に常磐線で水戸へと向かうことにしました。

 

3月25日(日)

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早朝の上野駅。
常磐線の普通列車、E531系でスタートです。
東北本線 上野

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三河島を出た頃、車窓右手に映るのは東京スカイツリー。
荒川区を抜ける常磐線からもキレイにその姿が見えます。
私はけっこう常磐線から見えるシルエット気味の角度がスキかも(^^)。
常磐線 三河島-南千住(車窓から)

上野発6時半の普通列車で常磐線を下ります。こんなに朝早い時間の電車を選んだのは、偕楽園へ行く前に一カ所寄りたいところがあったから。実は今改正で思った以上に大きく新型へ置き変わってしまったのが「スーパーひたち」。15往復中の10往復、つまり三分の二が651系からE657系の運用へシフトされ、651系で残されたのはたったの5往復。しかもそのうちの一往復は夜間帯なので、日中に走行写真が撮影できるのは4往復のみとなってしまいました(それ以外に、夜間の「フレッシュひたち」一往復が651系運用)。こうなると一本でも無駄にはできず、撮れる機会があればなるべく撮っておきたいところ。そこでまずは7時上野発の「スーパーひたち3号」を偕楽園へ行く前に撮るべく、下車したのは天王台。この駅の先端から望遠レンズを使うと、正面気味に列車の顔を捕らえる事ができます。しかも午前順光。

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朝の光を浴びて常磐線を駆け抜ける、651系「スーパーひたち」。
常磐線 天王台

むしろ光線状態が良すぎて、651系の特徴であるLEDヘッドサインが少々見づらくなってしまったものの、なかなか迫力のある一枚を撮ることができました。このあとの651系運用は、11時上野発の「スーパーひたち19号」まで4時間も間が空きます。改正前ならば一時間に一本運用があったのになぁ・・・本当に貴重な存在となりました。その4時間後の「19号」が偕楽園でのメインターゲットとなる予定。天王台から再び普通列車に乗りこみ、今度こそ目指すは偕楽園

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久しぶりに撮影日和の晴天に恵まれた日曜日。
車窓からは筑波山もクッキリ見えました。(^^)
常磐線 神立-高浜(車窓から)

日本三大庭園のひとつである偕楽園へ行くには、通常なら水戸駅からバスで15分ほどかかりますが、春の梅まつり時期は土休日に限り、偕楽園の傍らを走る常磐線に期間限定の臨時駅、「偕楽園駅」が開設されます。本来の開設期間は2/18~3/20までの予定だったところ、今年は梅の満開期が遅れたために延長され、この25日も偕楽園駅の開設日となりました。しかし私が乗った天王台7時39分発の普通列車1331Mでは時間帯が早くて、まだ偕楽園には停車しません(偕楽園に停車するのは開設日の9時10分から15時半まで)。どこかであと30分ほど時間を潰す必要があるのですが、何となく途中で降りそびれて、結局偕楽園のひとつ手前の駅である赤塚まで来てしまいました。でも幸い、次に赤塚を通過する上りの「スーパーひたち18号」は貴重な651系運用。これを撮って時間を潰す事にします。赤塚の上り線はあまり撮影に適していないけれど、撮らないよりはマシかとカメラを構えると、遠くから見えてきたのは・・・あれ? し、新型!? Σ(゚Д゚;)

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高らかに電子ホーンを鳴らし、高速で通過していったE657系。
常磐線 赤塚

見間違えたのかと時刻表を確認するも、水戸9時15分発の「スーパーひたち18号」には「新型車両で運転」の文字はなく、既存の651系で運転されるはず。じゃあ今の列車は「18号」ではなかったのか? いや、赤塚9時19分通過は間違いなく「18号」のスジ。ということは、車両変更? それともすでに「18号」の運用はE657系に置き換えられてしまったのか・・・? 時間潰しのついで程度に撮ったはずの「18号」ですが、この予期せぬ車両変更はとても重要な事態。なぜなら私が偕楽園で撮ろうとしている本命の「スーパーひたち19号」は、今の「18号」が折り返してくる運用だからです。「19号」に651系が入らないとなると、次は上野発13時の「スーパーひたち27号」まで下りの651系はありません。今はまだ9時過ぎ・・・(´Д`;)。しかし今さらどうする事もできず、予定通りそのまま偕楽園へ向かう事にしました。まあ、撮りたい列車は他にもあるし・・・。

上野0631-(常磐1327M)-天王台0706
天王台0739-(1331M)-赤塚0900
赤塚0927-(1333M)-(臨)偕楽園0930

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年に数日しか表示されない偕楽園の停車駅案内 (E531系)。

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偕楽園駅は下り線にしかホームはなく、上り列車はすべて通過。
上り列車へ乗るには、一旦下り列車で隣駅の水戸まで行って、
乗り換えなくてはなりません。
上写真のE653系が停車しているのが偕楽園駅下りホームで、
手前のホームがない線路が上り線。
常磐線 (臨)偕楽園

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偕楽園駅には営業キロが設定されていないため、
下車するには水戸まで有効の乗車券が必要。
ただし偕楽園駅で下車した際には
水戸までの運賃精算を済ましたものと見なされ、
乗車券の変わりに手渡される精算済証明書で
再度偕楽園駅から水戸まで乗車が可能となります。

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簡素な片面ホームのみの偕楽園駅ですが、
梅まつりに合わせた開設期は観光客で大賑わい。
常磐線 (臨)偕楽園

臨時の偕楽園駅で下車し、梅まつりへ向かう観光客を横目に私は偕楽園バックのお立ち台撮影地である跨線橋の方へ。すでにお立ち台にはたくさんの同業者が集まっていましたが激パというほどで混んでいるわけではなく、撮影スペースの所々に余裕がありました。やっぱり当分651系が来ないからかな・・・? それでも天気は上々で、のんびりと気持ちのよい撮影ができそうです。

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名所・偕楽園の脇をゆくのは
常磐線の新しい顔、E657系「スーパーひたち」。
常磐線 赤塚-(臨)偕楽園

さっそく現れたのはE657系。651系から継承したような白いボディは写真映えしてけっこう悪くありません(本当は薄ピンクなのだけど)。ちょっと悪人面で、シャープな先頭部もなかなかカッコイイ (・∀・)。いっぽう、背景の梅に目を移すと、白梅は期待通りの満開なのですが、ちょうど先頭部上にかかる紅梅の開きが今一つなのが残念。紅梅は白梅よりも開花が遅いと聞いたことがありますが(間違っていたらスミマセン)、やはりもう少し紅梅の彩りがほしいところ。

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晴れ渡った青空のもと、
E653系の「フレッシュひたち」が通過

E653系も置き換え対象ですが、651系に比べるとまだまだ多い。

常磐線 赤塚-水戸(後追い)

そこで、手前に一本だけ満開となっていた紅梅があったので、今度は広角で引いてそれを入れてみました。この画角も悪くないけれど、先頭車にかかる信号機やボックスがちょっと目障りだし、交通量の多い道路を大きく入れるのはリスクがあります。このときはたまたまクルマが来なかったけれど、このあと徐々に渋滞が起こるようになりました。信号機はまだしも、クルマはなるべく入れたくなかったので、はじめの画角に戻して午前中の本命を待ちます。車両変更の「スーパーひたち19号」に変わって、本命に躍り出たのはこの列車。

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団体臨時列車として常磐線に姿を現した「リゾートやまどり」。
常磐線 赤塚-(臨)偕楽園

多客期には首都圏から吾妻線へ直通する特急「リゾート草津」などとして運転されている、485系改の「リゾートやまどり」。この日は新前橋からいわきまでの団臨として運転されました。私は今回が初撮影でしたが、マルーンとウグイスのシックな色合いでなかなかいいですね。そしてこの「やまどり」通過後は半数くらいの方が撤収。どうやら撤収される方はこのあとの「スーパーひたち19号」に651系が入らない事をあらかじめ知っていたようだったので、E657系に差し変わった真相を尋ねてみると・・・「ああ、DJ誌に25日はE657系へ編成変更って書いてありましたよ」とのこと。「(゚ロ゚;)エェッ マジ!?」と、焦ってカバンに入っていたDJ誌をよく見てみると・・・たしかに3/25・30の「スーパーひたち18.19.42.43.66号」が651系11両からE657系10両に変更されています。う~ん、まったく気づかなかった・・・orz しかも「18.19号」だけでなく「42.43.66号」までとは。その結果、この日ここ偕楽園で撮れる下りの651系は、上野発13時の「スーパーひたち27号」だけということになってしまいました (´・ω・`) 。まさかとは思うけど、その「27号」まで差し替えなんてことは無いだろうな・・・と、ちょっと疑心暗鬼になりつつしばらく待つと、やがて上り線を見慣れた白いヤツが通過。

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89年デビューの元祖「スーパーひたち」651系。
20年以上も偕楽園の梅を見続けてきました・・・。
常磐線 赤塚-水戸(後追い)

やっと現れたこの651系は「スーパーひたち26号」で、折り返しが「27号」となる運用。何とか午後の「27号」では651系を撮ることができそうです。しかし折り返して戻ってくるまでにはまだ二時間以上もあるので、少し偕楽園の中を散策する事にしました。園内の各所からも梅と列車を組み合わせられる撮影ポイントが点在しているようですし。

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偕楽園のシンボルとも言うべき「好文亭」
天保13年(1842年)7月に水戸九代藩主・徳川斉昭により創建。
昭和20年に戦災で焼失し、昭和33年もとの姿に再建した。
「好文」とは梅の異名で、晋の武帝が学問に親しむと花が開き、
学問をやめると花が開かなかったという故事に由来するとのこと。

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満開の梅をかすめて走るE657系。
実はこの列車が当初651系が入るはずだっ

「スーパーひたち
19号」でした...。
常磐線 赤塚-(臨)偕楽園

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偕楽園の紅梅をイメージした赤いE653系「フレッシュひたち」が
梅の花に囲まれて快走!

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これは安中貨物のタキ。
鉄の人以外にはよく解らない、地味な被写体ですね。(^^;)

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奥の方に広がる千波公園の梅も満開。
偕楽園と千波公園の一帯をすべて含めると、
都市公園としてはニューヨーク市のセントラルパークに
次いで世界第2位の広さになるのだそうです。
知らなかったなぁ・・・。

南側を向いている偕楽園の園内から線路方向を見ると逆光となり、どうしても列車側面が陰ってしまうのですが、花は逆光の方が美しく浮かび上がります。ならば梅の花をメインにしたイメージカット風にしてみようとシャッタースピードを落として列車をブラしてみました。しかし普段こんな事をやり慣れないからか、シャッターの落とし具合がイマイチ解らず、中途半端になってしまった気がしています。花と列車をイメージっぽく撮るのは難しいものですね。。。でもそんな撮影をしていたら時間はあっという間に流れ、先ほどの651系が「スーパーひたち27号」として戻ってくる時刻が迫ってきました。651系も園内からのイメージカットで撮ろうかとも考えたのですが、やはり順光側からキッチリ撮りたくなって、再び午前中のお立ち台へ戻ります。待つことしばし、やがて待ち焦がれた白い列車が偕楽園の丘を巻くように現れました。

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本当に今年で見納めとなってしまうのか?
満開となった偕楽園の梅をバックに走る、「タキシード・ボディ」651系。
常磐線 赤塚-(臨)偕楽園

なんとか偕楽園で651系の「スーパーひたち」を撮ることができました~\(*TT*)/。正直言って、651系を撮るのにこんなに苦労するとは思わなかったなぁ・・・。しかも、このカットを撮ってから後ろ振り返ると、実はこんな際どい状況だったのです。

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臨時駅の偕楽園に停車中の651系も貴重な姿になるかも。
常磐線 (臨)偕楽園

通過がもう数秒遅かったら、曇りで撃沈でした (^^;)。当初予定していた「スーパーひたち19号」よりも光線状態は悪くなってしまったけれど、一本でも651系を撮れた事に満足して撤収。偕楽園駅へ戻ります。

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偕楽園でのラストカットは
もうひとつの「華」とE653系「フレッシュひたち」。
「特急列車と一枚・・・」なんて無理なお願いに
笑顔をくれた「ミス梅まつり」のお姉さん、
ありがとうございました~(^^)
常磐線 (臨)偕楽園

次の列車は「ミス梅まつり」のお姉さんと撮った特急「フレッシュひたち」。開設時間内の偕楽園駅には特急も停車しますが、水戸まで乗ると500円の特急料金がかかります。もちろん一駅・・・というか、ほぼ半駅分の距離を乗るだけに500円払うのは馬鹿馬鹿しいので、次の普通列車を待って水戸へ。ここで先ほどの清算済証明書を改札で渡し、改めて上り方面のきっぷを買い直します。

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水戸で見かけたEF81 133牽引のホキ工臨。
カマだけが跨線橋下の影に入ってしまい、後ろがぶっ飛んじゃいました。
せっかくヒサシ付きのゲサンサンだったのに・・・(´Д`;)
常磐線 水戸

さて、行きは途中で天王台などに寄ったので普通列車で来ましたが、帰りは特急「スーパーひたち42号」で一気に上野へ戻ります。実はこの「42号」も当初の予定では651系で運転されるハズの列車で、これが651系の乗り納めになるかもしれないと思っていました。ところが前述した編成変更にはこの「42号」も含まれていて、定刻に水戸駅へ入って来たのはこの車両。

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この日はE657系で運転された「スーパーひたち42号」。
常磐線 水戸

嬉しいのか悲しいのか、図らずも新型のE657系初乗車となりました。木目とグレーの組み合わせを基調としたインテリアにブラックの座席が並ぶシックな室内は落ち着くし、ピッチの広がった座席もゆったりしていて乗り心地は上々。ただ最近の流行に漏れず、この車両も座席がちょっと硬めに感じました(硬い方が長時間座っていても疲れにくいのでしたっけ)。そして、やはり11両編成の651系から10両編成のE657系になったことで単純に自由席が一両削られ、私はなんとか座れたものの、梅まつり帰りの観光客でデッキや通路には立ち客が出るほどの混雑に。新幹線の無い常磐線の特急列車は、帰省ラッシュの時期などかなり混むはず。この減車に不満の声が出なければいいけれど・・・。

(臨)偕楽園1456-(1379M)-水戸1458~1527-(スーパーひたち42号)-上野1636
 

偕楽園で過ごした、うららかな春の一日。お天気にも恵まれて、充実した撮影ができました。本来ならお昼の「スーパーひたち19号」を撮った後は水戸市内でゆっくりランチでも・・・と考えていたのですが、綴ってきたように予想外の展開となり、結局お昼ゴハンは梅まつり会場付近の出店で買った、焼きそばとフランクフルト(&缶ビール)になってしまいました・・・(^^;)。それにしてもあらためて撮影に臨んでみると、651系は減ったなと言う印象(「フレッシュひたち」の方はまだ半数以上がE653系のまま)。改正後もさらに増備が続くE657系。651系・E653系に残された時間がどれくらいなのか私には解らないけれど、これからは引退を意識しながら少しずつ記録を残してゆきたいと思います。



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ONE-shot 85 駅名改称。 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 85 駅名改称。
 
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新名所「東京スカイツリー」の最寄り駅である事から、
先週土曜日に「とうきょうスカイツリー」駅に改称された業平橋駅。
スカイツリーを訪れる観光客には解りやすいのでしょうが、
慣れ親しんだ「業平橋」の駅名が消えてしまったのは寂しいですね。
浅草・業平橋・曳舟・玉ノ井・鐘ケ淵・・・
ひと昔前の東武伊勢崎線には、下町情緒が漂う駅名が連なっていました。
かつての赤線・娼婦街を連想させる悪いイメージを払拭するために
玉ノ井から東向島への駅名改称は解らなくもないけれど、
今回の場合は改称ではなく、「業平橋(スカイツリー前)」のように
愛称併記で良かったのでは? と、個人的には思ってしまいます。

一方、同日に東海道本線の幸田
岡崎間に開業した相見(あいみ)駅。
こちらの駅名はかつてこの地にあった相見村に由来するもの。
相見は1906年に幸田町(当時の広田村)へ合併されて
現在では存在しない地名だそうですが、
100年以上前から駅の設置を懇願してきた村民の意志を受け継いで
「相見」という名に決定したらしい。
現存しない地名を駅名にするのは珍しい事。
でも、安直に「新◯◯」とか「◯◯ニュータウン」などとするより、
歴史の重みが感じられて、いい名付け方なのではないでしょうか。

駅名は市町村名と並んで重要なもの。
単純明解もいいですが、「名前の由来は・・・?」
などと聞かれる方が面白味があってカッコイイ。

・・・さようなら、「歌人・在原業平の名に由来*した、業平橋」駅。
  
11.12.21 東武伊勢崎線 業平橋
  
 
 
*正確には在原業平に由来する、橋名・町名からとった駅名。
   


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2012.3.17ダイヤ改正・・・残せたモノ、残せなかったモノ。 [鉄道写真撮影記]

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2012.3.17ダイヤ改正
残せたモノ、残せなかったモノ

今週末の17日(土)に迎えるJRのダイヤ改正。ひと昔前のダイヤ改正と言えば、新線の開業や新列車・新形式のデビューなど楽しい方に話題が集まったものでしたが、近年ではダイヤ改正を機に廃止や引退となる列車が注目されているように感じます。いったい、いつからダイヤ改正というキーワードは「別れ」を表す寂しいものになってしまったのでしょうね・・・。今改正でも数多くの列車たちが姿を消す事となりました。撮り鉄としてはそのすべてを記録したいところですが、限られた時間の中ではなかなか簡単にはいかないもの。やはり廃止発表後に焦って撮るのではなく、常日頃からの記録が大切なのだと、この時期になるといつも痛感させられます。消える前に記録できた列車、できなかった列車・・・今回はダイヤ改正で消える列車たちを少し取り上げてみたいと思います。


まずは寝台特急「日本海」(大阪~青森)と急行「きたぐに」(大阪~新潟)の定期廃止、臨時列車化。完全廃止を免れただけマシととるべきなのかもしれませんが、繁盛期のみ年数回程度の運転では乗車機会、撮影機会ともにグッと減ってしまう事でしょう。そんな「日本海」と「きたぐに」、ともに大阪発着の北陸本線を経由する夜行列車とあって、関東に住む私からするとそれほど馴染み深い列車ではなく、「きたぐに」は一昨年夏に乗った大阪から富山までの一回だけ、「日本海」にいたっては一度も乗車した事がありませんでした。

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ローズピンクのEF81 45が牽引する寝台特急「日本海」。
07.12.28 北陸本線 南今庄-敦賀

では撮影の方はと言うと、「日本海」は近年削減傾向にあるブルートレインの生き残りという事で機会があればなるべく撮影しておこうという意識があり、485系「雷鳥」などを撮影するために訪れた北陸線などでちょくちょく撮る事ができました。できればもう少し東北の羽越・奥羽線での記録を残したかったところですが、昨年秋に訪れた陣場のお立ち台が定期「日本海」最後の撮影となってしまいました。臨時化によって短編成化されてしまう「日本海」。牽引機などにも変化はあるのでしょうか?

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新緑の北陸路を行く「日本海」。
09.4.29 北陸本線 南条-湯尾

一方の「きたぐに」は、北陸本線の通過時刻が早朝・深夜という事もあってなかなか撮れず、走行シーンを撮ったのは一昨年のGWに訪れた信越線・鯨波くらい。あとは関西の有名撮影地である東海道本線・山崎の「サントリーカーブ」で、たまたま向日町(京キト)への回送列車がかろうじて撮れていました。色は国鉄色ではないものの、名車・583系最後の定期列車だった事を考えると、もう少し撮影に出向くべきだったかな・・・と、今さらながら思います。

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大阪までの営業運転後、所属区のある向日町へ回送される「きたぐに」。
06.5.3 東海道本線 高槻(当時)-山崎

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ちょっと懐かしい、国鉄色583系時代の「きたぐに」。
後述する119系の写真を探していたら、偶然発掘できました。
89.8.6 東海道本線 大阪

ここ数年ダイヤ改正のたびに削減されてきた夜行列車。定期で残るのは「あけぼの」「北斗星」「はまなす」の三列車と、半定期運行の「カシオペア」「トワイライト」のみとなってしまいました。願わくばこの「日本海」「きたぐに」の二列車には、臨時列車としてでも末長く運転を続けて欲しいものです。


続いては、一般的にも大きく取り上げられた東海道・山陽新幹線を走るこの二形式の引退。どちらも仕事に、プライベートにと、幾度となくお世話になった車両です。

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元祖「のぞみ」としてデビュー。東海道・山陽新幹線を走り続けてきた300系。
08.10.4 東海道新幹線 掛川-静岡

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全盛期には二階建て車両などを組み込んでいた100系。
晩年は短編成化され、山陽新幹線の「こだま」で活躍。
08.10.11 山陽新幹線 岡山-相生(後追い)

300系を初めて見たのは試運転を繰り返していた試作車編成で、たしか早朝に行われていたものだと記憶しています。朝イチの「ひかり」に乗るために東京駅のホームへ上がると、そこへ入って来たのはデビューを控えた300系。0系や100系とは一線を画した滑らかなスタイルは、寝ぼけ眼をパッと開かせるほど鮮烈な印象を与えました。そして100系の方は、一言で言うと「憧れの新幹線」。というのも、100系がデビューした頃の私はまだ学生で、東海道の移動手段と言えば青春18きっぷを握りしめて乗った大垣夜行が定番。とても新幹線なぞに乗れる身分ではなく、高速で通過してゆく新型の100系を指をくわえて眺めていたものです。のちに社会人になってからは何度も乗る機会に恵まれましたが、100系最大の特徴である個室や食堂車を一度も利用しなかった事が悔やまれます・・・。

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日の出直後、富士山の麓を横切る300系。
07.2.3 東海道新幹線 三島-新富士

在来線に比べると、イベント列車などが走るわけでなく、ひと昔前は車両形式のバリエーションも乏しかった新幹線。個人的にはあまり撮影対象としていませんでした。新幹線の撮影を意識しだしたのは、500系が東海道区間から撤退するという情報が流れた07年頃。そのときすでに100系は東海道から姿を消していましたが300系はまだまだ多く走っており、500系撮影のついでにいくつかのポイントで300系も記録する事ができました。この富士山バックの写真も当時500系で運転されていた「のぞみ1号」狙いで訪れたものでしたが、本命の「のぞみ1号」にはまだ日が当たらずに、この300系「こだま」がいちばんいい条件だったのです。撮影時は300系がベストなんて・・・と思ったものでしたが、今では貴重な一枚です。そして100系の方はと言えば、こんな写真が残っていました。

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東京駅を発車してゆく100系。
01.3.21 東海道新幹線 東京

実はコレ、キヤノンのデジタル一眼レフ初の一般ユーザー向けミドルクラス機、EOS D30で撮影したもの(30Dではありません)。わずか300万画素クラスのデジイチですが、当時としては30万円近くするシロモノ。もちろん私個人が買えるものではなく、会社がキヤノンから借りたものを一度だけ使わせてもらったのです。初めて使うデジイチ、当時はイメージセンサーがAPSサイズなどという考えはなく、300ミリを装着すると500ミリ相当になると単純に喜んで近場の東京駅へと向かい、はじめに撮ったのがこの100系でした。つまりこの写真は、私がデジイチで撮った最初の鉄道写真という事になります。このときはなぜ在来線ではなく新幹線だったのかと言えば、単にせっかく入場券で東京駅に入ったのなら新幹線ホームまでいかなきゃソン・・・なんてセコい理由だった覚えがあります(^^;)。結局その後の100系ははじめに紹介した山陽新幹線でリニューアル後を撮ったのがせいぜい。結局、近年に戻された青・白のリバイバルカラーは一度も撮れませんでした。

100系と300系が一気にいなくなる東海道・山陽新幹線。500系や九州直通列車などがある山陽新幹線はまだしも、東海道新幹線は700系・N700系のみとなり、またツマラナイ時代へと逆戻りしてしまった感があります・・・。
 

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桜満開の小田急線を行く、371系特急「あさぎり」。
07.4.1 小田急小田原線 相武台前-座間

東海道新幹線と同じカラーリングを纏った、この特急「あさぎり」(新宿~沼津)用の371系も今改正で引退。371系の撮影は先月、まさに滑り込みで定番の富士山バックが撮れましたが、もうひとつ「あさぎり」とのコラボで有名なのが春の桜。御殿場線の名所・山北の桜で撮ることは叶わなかったものの、小田急線の相武台前~座間にある桜並木では371系を撮影していました。例年、ダイヤ改正の概要が発表されるのはだいたい前年末。それより早く秋頃に廃止などの情報がちらほらと伝わり始めますが、どんなに早くても半年前。となると、廃止と聞いて撮りはじめても春や夏のシーンを撮ることはできません。この371系に限らず、廃止列車と桜や新緑のコラボを残せずに悔やんでいる方は多いと思います。せめて一年の猶予があれば・・・と思ってしまいますが、難しいところなのでしょうね。

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こちらは同日に撮った小田急ロマンスカー10000形「HiSE」。
07.4.1 小田急小田原線 相武台前-座間

JRに合わせてダイヤ改正を行う私鉄も少なくないのですが、今改正ではJRのみならず小田急でもいくつかの引退車両がありました。上写真の10000形「HiSE」もそのひとつ。二階に位置する運転台から展望席まで一直線に切り取ったような鋭角なデザインは美しく、数ある小田急ロマンスカーの中でも、私がいちばん好きな車両でした。そのわりに撮影したのは数えるほどしかなく、今回の写真も371系と同日に桜を撮りに行って、たまたま来てくれたもの。でも「HiSE」の特徴を出すのならこんな正面気味ではなくて、もっとサイドからのシャープさが解るカットを残すべきでした。幸い「HiSE」は長野電鉄で第二の人生を歩んでいる仲間がいるので、一度じっくりと撮影に行ってみたいと思っています。

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オデコのライトが特徴だった「小田急顔」の5000形。
06.9.23 小田急小田原線 新松田-渋沢

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新宿に到着した最後の5000形5063F。
12.2.21 小田急小田原線 新宿 (i-Phoneで撮影)

同じく小田急からは通勤形の5000形も引退。写りの悪い新宿での一枚は、先日に仕事で小田急線を利用した際、何も考えずに待っていたら偶然やってきたのがこの5000形・5063Fでした。すでに残り一編成しかなく、もう乗る事は無いだろうと思っていただけに、突如現れたこの小田急顔には驚きと嬉しさ、そして最後のお別れを言いに来たようないじらしさを感じてしまいました。カメラを持っていなかったので咄嗟にi-Phoneで撮った一枚。おそらくこれが私の撮る最後の5000形となるでしょう。

さらに小田急はもう一形式、371系と同じ「あさぎり」に使用されていた20000形「RSE」も姿を消します。ところがこの「RSE」とは相性が悪いのか、ほとんど写真が残っていない。上に紹介した座間の桜並木や渋沢カーブでの撮影も、371系や「HiSE」、5000形はあるのに、「RSE」は見当たりませんでした。デビュー前の甲種輸送まで撮りに行っておきながら、次に残せたのが引退直前の先月とは・・・。しかも乗車の方も前々回の石橋からの帰りに、乗れる機会がありながら選んだのは「VSE」で結局乗らずじまい・・・。なんだか「RSE」には申し訳ないような気がしています(^^;)。 そんなわけで「RSE」の写真のみ、先月行った御殿場線撮影記の再掲載です。

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富士山を背景に御殿場線で最後の走りを見せる20000形「RSE」。
12.2.4 御殿場線 御殿場-足柄(後追い)


再びJRの話に戻ります。今回の写真探しでいちばん苦労したのが、実は飯田線の119系。この電車も今改正を機に引退してしまう電車なのですが、私は飯田線にかれこれ10年以上もご無沙汰。デジカメを使うようになってからは飯田線の写真を撮った事がありませんでした。それでも、ずいぶん前に飯田線でEF58のイベント列車を南アルプスバックで有名な七久保~伊那本郷で撮った事があり(曇り空で背景が霞み、撃沈でしたが)、そのときに一枚くらい普通列車の119系も撮れているものだと思っていました。しかし当時のスリーブを見返してみると、写っていた普通列車は119系ではなく115系。今となっては飯田線を走る湘南色115系も貴重な記録だけれど、ひょっとして119系は一枚も撮っていなかった・・・!? さらに過去の写真を探ってみると、ようやくこんな色の119系が出てきました。

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飯田線の119系。
この派手な色は東海道線で使われた頃の「するがシャトル(SS)」塗装。
90.8 東海道本線 豊橋

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現在の119系標準色である東海色とSS色の併結編成。
90.8 東海道本線 豊橋

飯田線用に製造された119系ですが、一時期は東海道線の静岡近郊で等間隔ダイヤの短距離列車「するがシャトル」に使われていました。しかし、もともと飯田線用だった119系は東海道線での高速運転には向かず、塗装を変更されたまま飯田線へと戻されたのです。この写真はその飯田線へ出戻りしてきた編成。何となく物珍しくてシャッターを切ったのでしょうが、それが今となっては私が残せた数少ない119系の写真となりました。でも、飯田線の119系という観点では、やはり南アルプスバックや天竜峡など美しい自然の中を行く姿を残せてナンボのもの。そう考えると、飯田線の119系は記録を残せなかったと言えるかもしれません。先週に走った「さよなら運転」に行くべきだったかな・・・。それにしても、改めて見てみると今改正で引退するのはJR東海の車両が多いのですね。

以上、今改正で引退する主だった車両たちをいくつか挙げてきました。この他にも東海道本線で特急用車両373系が使われてきた静岡行き普通列車321Mの区間短縮・形式変更(結果、373系の東京乗り入れ撤退)や、福知山線の113系運用消滅。また、貨物に疎い私には詳しく解りませんが、先日の石橋で撮影したワム80000貨物と、そのワムを使用してきた岳南鉄道の貨物輸送も廃止となります。古豪電気が活躍する岳南貨物は撮影してみたいと思っていたものの平日中心の運用で、結局一度も撮影できずじまいでした。この岳南貨物を撮り損ねた事が、今改正前いちばんの心残りかな・・・。貨物ではEF64やEF65、ED75などの国鉄形機関車にも大きな変動があるようですね(中央東線89レのEH200化など・・・)。車両以外のところでは、久留里線のタブレット廃止自動信号化や東海道新幹線「こだま」の車内販売中止なども話題になりました。


時が経てば必ず迎える引退劇。引退決定後に慌てて全部記録するのは難しいですが、案外、日頃から撮影に行っているとたまたま撮れていたりするものなんですよね。今回載せた写真も再掲の「RSE」以外はどれも廃止発表前に撮ったモノたちで、「線路端に立った以上は来たものすべて撮る!」の姿勢が後々になって功を奏するのかもしれません。一喜一憂したダイヤ改正を迎え、撮り鉄的には一段落と言ったところでしょうか。



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ONE-shot 84 懐かしくて、新しい。 [PICK UP ONE-shot]

PICK UP ONE-shot 84 懐かしくて、新しい。
 
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春が近いということもあるのでしょうが、
東京は先週末もスッキリしないお天気でした。
こういう日は無理をせずに近場で「ちょい鉄」。
非鉄の用事も兼ねて向かったのは銀座線の渋谷駅。
先週木曜、たまたま銀座線を利用した際に
新型車両の試運転を目撃したので、
この日(土曜)も来るかな・・・と待ってみると、
期待通りに真新しい黄色の車体が地下から姿を現しました。
   
今春から営業運転を開始する銀座線用の新型車両・1000系。
昭和2年の銀座線開業時に活躍した旧・1000形をモチーフとし、
当時の車体色を再現したレトロ調のデザインが最大の特徴。
今さら昭和初期のデザインを取り入れるなんて、懐古趣味?
なんて声もあるようですが、
個人的にはこういう遊び心のあるデザイン、キライじゃありません。
むしろステンレスやアルミ製の無機質な銀色電車ばかりが溢れる現代で、
このレモンイエローの電車は新鮮で明るい印象を
与えるのではないかと思っています。
  
現代風にアレンジされた、懐かしい銀座線。
いっそのこと、分岐器(ポイント)通過の際に室内灯が一瞬消えるなんて
ギミックも備わっていると、もっと懐かしくて面白いのですが・・・
さすがにそれはムリってものですよね 
(コレ、若い人には解らないか。。。^^;)。
    
12.03.10 東京メトロ銀座線 渋谷


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東海道本線・・・早春の石橋 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2012.03.03
東海道本線
桃の節句は「ネタまつり」
春の石橋 撮影記
  

一つの路線に同日、複数の臨時列車や珍しい形式の車両が入線する、いわゆる「ネタまつり」。3日土曜日の東海道線は、まさにこの「まつり」状態でした。ネタまつりといってもいろいろあって、残り少ない国鉄色の機関車が牽引する貨物列車と、時刻表には載らない乗務員訓練などの試運転が複数重なるようなディープなものもありますが、情弱な私がそれらのまつりに参加するのは難しい。しかし今回の東海道線は、時刻表や鉄道雑誌に掲載されているものだけでも複数のネタが捕まえられます。こんなケースはなかなか無いので、数日前から臨時列車の通過順を別紙に書き写すなどの作業をしながら、当日を心待ちにしていました。そこでいつものことながら気になるのは天気。撮影地に考えている神奈川県西部の天気予報を見てみると・・・土曜日は曇りのち晴れ! テレビではモリタサンもキハラサンも、さらにアオヤマサンまで、関東はお出かけ日和のいいお天気になると伝えているではありませんか(まあ、どの方も気象庁の情報を基にしているので、同じ予報になるのでしょうけど)。これならば大丈夫・・・? しかし前日の金曜日はかなり遅くまで雨が降っており、一抹の不安を抱えながら当日を迎えることとなりました。

3月3日(土)

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東海道線の撮影と言うことで、やはり今回も利用するのは321M。
ダイヤ改正まであと二週間。
この373系の普通列車に乗るのも、これが最後かな・・・。
東海道本線 東京

ちょっと朝早いけれど、いつものように東京5時20分発の静岡行き321Mで東海道を下ります。特急形車両の373系が使用されているこのオトクな普通列車も、今月17日に予定されているダイヤ改正でふつうのE231(E233)系へ置き換えられる予定なので(行先も静岡から沼津へ短縮)、今回が惜別乗車のつもりでこの列車を選びました。しかし、私のようにたまにしか東海道線に乗らない者や、18キッパー(青春18きっぷ利用者)には歓迎されていた373系ですが、案外早朝の東海道線下り列車は利用者が多く、はやくも品川で通路やデッキまで立客がびっしり。そうなると二扉車9両編成のこの車両は使い勝手が悪く、各駅での乗り降りは狭い通路を掻き分けなくてはならずに一苦労。たしかに普段からの利用者には、特急形373系よりも通勤形E231系15両などのほうがいいのかもしれませんね・・・。ところで、私の隣に座ったサラリーマン風の方はオール明けなのか、新橋で乗り込むとすぐに爆睡。東京への通勤者ならば、茅ヶ崎か平塚あたりまでで降りるものだと思っていたのですが、ず~っと寝続けたまま。私には彼が実際にどこまで行くのかは解らないのでそっとしておきましたが、そのまま乗り続けて気がついたら静岡・・・なんて事にならなきゃいいけれど。そんなちょっと気になる客を横目に私は小田原のひとつ先、早川で下車。

東京0520-(東海道321M)-早川0649

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東海道本線の駅の中では比較的小さな早川駅。
自動改札は無く、簡易ICカード読み取り機が設置されています。
東海道本線 早川

ここ早川と隣駅・根府川の間にある鉄橋が今回の目的地。今風に「ハヤ・ネブ」などとは略さずに、昔から当所の集落名である「石橋」の名で知られるこの場所は、相模湾を背景に走る東海道線をみかん畑へ続く農道から俯瞰撮影できる東海道線きっての超有名撮影地です。私が学生の頃は根府川駅近くにかかる「白糸川橋梁」がいちばん人気の撮影地だったのですが、白糸川橋梁に防風柵が設置されて撮りづらくなってからは、こちらの「石橋鉄橋」への人気が高まったみたい。ちなみに「石橋鉄橋」と呼んでいるこの橋の正式名称は「玉川橋梁」。ただし集落内を流れる小さな玉川はもとより、石橋集落自体をおおきく跨ぐこの橋は「石橋鉄橋」と呼んでいいのかもしれません。その石橋鉄橋までは早川駅から徒歩で30分近くかかります。さらに急な坂道を上らねばならないのでクルマ利用が多いと思っていたのですが、意外と駅から歩く同業者も多く見受けられました。息を切らしながら坂道を上りきって、ようやく撮影地へ到着。

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見晴らしの良い、有名な石橋の俯瞰ポイント。
手前は東海道新幹線で、奥が東海道本線の鉄橋です。
下に広がる町並みが石橋集落。
東海道新幹線 小田原-熱海

超有名ポイントの石橋、当然この日のようにネタがある日は多くの同業者で混み合うことが予想されます。それでも、あえてこの撮影地を選んだのには二つの理由がありました。ひとつは山の上というキャパシティの広さ。そしてもうひとつは上の写真を見て解るように、新幹線と在来線(東海道線)の両方が撮れる撮影地だからと言うところにあります。というのも、この日のネタは在来線だけではなく、実は新幹線の方にもあるのです。「二兎追うものは一兎をも得ず」の諺があるように、どちらかに絞った方がいいのかもしれませんが、撮れるものならば両方を撮りたいもの。そうなると、撮影地間の移動に時間がかかる徒歩鉄にとって、ここはとても便利な撮影地なのです。さっそく最初のネタは新幹線側。

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トンネルを抜けて颯爽と現れたのは、
引退目前で最後の走りを見せる300系。
東海道新幹線 小田原-熱海 (08:57)

まずは300系。今の東海道新幹線でこの車両は外せません。すでに定期運用を終えている東海の300系(J編成)、以前にもちょっと触れたように惜別運転として臨時の「のぞみ」で走るのは平日の金曜日のみですが、この日は旅行会社の貸しきりという形で土曜日に運転されました。この時点での天気はドン曇りでシャッタースピードが上がらず、ちょっと流し気味に撮影。でも、天気予報では曇りのち晴れだったので、このあと徐々に良くなっていく・・・ハズ。

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時間が前後しますが、新幹線を待っている間に
在来線では原色青プレのEF65PFが牽引する貨物が通過。
新幹線側から苦し紛れに一枚パチリ・・・(^_^;)。
(トリミング済み)
東海道本線 早川-根府川 (08:25)

300系の撮影を終えて在来線側へ移動。もちろん私を含めたみなさんのド本命はコッチ側で、すでに撮影地には三脚が林立しています。それでも新幹線側から見ていたかぎりではまだポジションに余裕があるように見えました。ところが場所取りされていない空白の場所からカメラを構えると、こんな感じ。

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相模湾を臨む石橋の名撮影地。
どこからでもスッキリと撮れると思ったのですが・・・。

一見良さそうな場所ですが、よく見ると画面右の手前側に雑木や電柱がかかります。望遠を使って奥のスパンで抜くって手もあるけれど、本命の列車は9連と長く、全編成を入れるにはどうしても手前まで引きつけなければなりません。ここだけ空白地帯だったのはそういうワケか・・・キャパがあるといっても、ベストポジションは案外狭いものなのね (・ω・`)。幸い親切な方が「少し詰めましょうか?」と言ってくださったので、そのご好意に甘えることとしました(本当に助かりました、ありがとうございます m(_ _)m )。 結局、定番と呼ばれるこのポイント付近には100人くらいが集まったのではないでしょうか。

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なんとかポジションを得て、アングルを確認中にやってきたのは
トヨタ自動車専用貨物の「トヨタ・ロングパス・エクスプレス」。
貨物に疎い私にとってはコレもネタのひとつなのですが、
焦って撮ったら前がカツカツになっちゃった・・・。
東海道本線 早川-根府川 (09:16)

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ネタではありませんが、
国鉄形の185系で運転されている特急「踊り子」も
こういう機会にきっちりとっておきたいところ。
(10:05)

まだ晴れる気配がまったくないまま、まもなく本命列車の通過時刻を迎えます。この日いちばんの大ネタとなるのが、本来は磐越西線のSL列車「ばんえつ物語号」で使用されている12系(改)客車を使った、団体臨時列車「急行・いず物語号」。SLではなくEL(電気機関車)の牽引ですが、東海道線のこの区間に客車列車が走るなんて、いつぶりなのだろう・・・ひょっとして、「富士・はやぶさ」廃止以来? そんなネタが走るとあらば、撮り鉄が大挙して押し寄せるってものです。

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相模湾を背景に走る「ばんもの12系」使用の「急行・いず物語号」。
牽引機のEF60が東海道を走るのも、
かなり久しぶりのことなのではないでしょうか。
見づらいですが、後ろにはEF64-1000が連結されています。
(10:20)

曇り空で海が鉛色なのは残念ですが、名所・石橋を走るEF60 19+「ばんもの12系」+EF64 1031がしっかり撮れたので満足。相模湾を背景に東海道を走る7連の客車列車は、かつての「ジョイフルトレイン・ブーム」の頃を思い起こさせる、私にとってちょっぴり懐かしい光景でした。しかし、まわりはそんな感慨に浸る間もなく、急いで移動を開始しています。というのも、今通過した「いず物語」は回送としてすぐに熱海から折り返してくるのです。今度はEF64が先頭となるその回送を、反対側の斜面から狙おうというワケ。私はといえば、ロクヨンよりロクマルの方がスキなので、そのまま後追い狙いで待機 (ホンネを言うと、急いで反対斜面までまわるのが面倒なのでした・・・^^;)。

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「いず物語」の20分後には183系「あずさ色」の団臨が通過。
本当にこの日はネタが満載です(^^)。
(10:41)

多数の方が反対斜面へ移動したことで、こちら側には余裕ができました(場所取りの三脚はそのまま残されているけれど)。そこで、同じ列車の後追いを同じ場所から撮っても面白くないので、今度は少しサイド寄りから狙ってみることにします。

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回送列車として再び姿を現した「いず物語」編成。
パンタが串らないように慎重にシャッターを切ります。
下り列車の時よりも海の色が青く出てくれました(^^)。
東海道本線 早川-根府川(後追い) (11:04)

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未練がましくロクマルをタテ位置で。
ヘッドマークはかつての寝台特急「さくら」を髣髴とさせるデザイン。

下り列車を撮った定番位置より、個人的にはこのくらいサイドから海をおおきく入れたアングルの方が列車の背景もスッキリしていてスキかも。午後にやってくるもうひとつの本命(・・・って、いったいいくつ本命があるんだ?)のときは、再考すべきか・・・。でもその前に、今度は新幹線側へと移動します。朝に撮った300系以外で東海道新幹線を走るネタモノといえば、もちろんコレ。

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ご存知、黄色い新幹線「ドクター・イエロー」こと923形(T-4編成)。
今度は流さずに、ちょっとだけ上の方に海を入れてみました。
東海道新幹線 小田原-熱海 (11:50)

この「ドクター・イエロー(DY)」情報は、300系を撮ったときに隣にいらっしゃった方から「詳しい時間は解りませんが、今日はDYも下るらしいですよ」と、教わったもの。そこでケータイで目撃情報などをこまめに見ていたら、11時半頃に「新横浜発車」の書き込みがあり、無事に捕獲することができました。「幸せの黄色い新幹線」を見る事ができたのだから、きっと晴れていい天気になる・・・こともなく、依然ドン雲り状態 (-'-;)。

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DYが撮れた事でホッと一息入れていたら、
在来線側には183系の折り返しが通過。わずか二分間の出来事です。
東海道本線 早川-根府川(後追い) (11:52)

このあとは再び在来線の撮影となるのですが、私はDYを撮るために場所を移動してしまったので、先ほど「いず物語」の下りを撮った定番位置へは戻れなくなってしまいました。というよりも、時間が経つにつれてますます定番位置での撮影者は増え続け、まさにカオス状態。正直、そこへは戻る気が起きません。そこで、咄嗟に撮った183系の返しが案外良かったこともあり、比較的まったりとしている新幹線側から在来線を狙う事にしました。

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E233系への置き換えで急速に数を減らしている211系も、
もはやネタと言っていいのかもしれません。
東海道本線 早川-根府川 (12:20)

「いず物語」に次ぐもうひとつの大ネタが、高崎から伊豆急下田まで運転される臨時特急「上州踊り子」号。この列車、単なる高崎始発の「踊り子」というだけではなく、なんとそれに使われる185系を、かつて東海道線で活躍していた157系を彷彿とさせる「こだま色(国鉄特急色)」へわざわざ塗り替えたというオモシロイもの。以前に紹介した湘南色185系に続く第二弾とでもいうべき、このサプライズ・カラー。ウソ電や模型の世界でしかありえないと思われていた「こだま色の185系」とは一体どんなものなのか・・・。

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クリームと赤のツートンカラーに塗られた185系が東海道本線を快走!
名所・石橋を走る姿はまさに往年の157系そのもの・・・?
(12:35)

こだま色185系。今思えば、こんな面白い電車を遠景で撮ってしまった事が失敗だったのかもしれません。もっと線路端からキッチリと詳細が解るように撮って、ああここが157系っぽいとか、やっぱり185系のこだま色はヘンだよ、なんて感想を持ちたかったところ。遠目にはたしかに157系に見えなくはないけれど、これじゃあ国鉄色183系とも大差ないですしね・・・。コイツはいずれまた高崎線の「あかぎ」などで狙ってみたいと思います。

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鮮やかなトリコロールカラーの伊豆急「アルファリゾート21」で
運転される「リゾート踊り子」。
できれば青い海をバックに撮りたかった電車です。。。
(13:35)

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ダイヤ改正で姿を消す、二軸有蓋貨車・ワム80000の貨物列車。
石橋へ来たならこれも撮りたかった列車のひとつでした。
(13:44)

朝から続けてきた石橋での撮影も、いよいよ佳境。ラストはもう一度ここに現れる「いず物語」編成です。一旦、国府津へ回送された編成は、再び営業運転のためにまずは熱海へと向かいます。同じような画ヅラばかりですが、まずはEF60が先頭の下り回送列車が通過。

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三たび石橋鉄橋上を通過する「いず物語」編成。
熱海で待つ乗客を迎えにゆきます。
(13:53)

午後順光のこの場所、本来ならこの列車が最もいい光線状態で撮れるはずだったのですが、残念ながら晴れませんでした。結局この日の石橋は一日じゅう曇りだったなぁ・・・。それはさておき、ロクマル牽引の下り回送列車が通過したという事は、今度はほどなくして上りの営業列車がロクヨン牽引でやってきます。今まで三度はすべてロクマル側を撮ってきましたが、やはり最後くらいはロクヨン側を撮りたい。朝同様の民族大移動に今回は私も加わり、急いで反対斜面へと向かいます。ε=ε=ε=┏(;゚ロ゚)┛ 反対側へ移動と言っても石橋鉄橋のような立派な橋があるわけではなく、一旦集落へ下りてから再び上るので、これがなかなかいい運動。当然、早く到達できた者がいい場所にありつけるし烈な争いで、言うなれば「第〇回、撮り鉄マラソンin石橋」といった様相です(笑)。何着だったのかは解りませんが、なんとか通過前に移動を完了して撮影場所をキープ。「いず物語」の上り列車を待ちます。

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EF64 1031に牽引された「いず物語」。
ここで見るEF64というのも、珍しいかもしれません。
イベント用の茶色い1001号機ではなく、
一般色の1031号機というところが、またシブい!
東海道本線 根府川-早川 (14:39)

ロクヨンに牽引された「いず物語」を見送って、撮影終了。まさに「ネタまつり」と呼ぶにふさわしく、いろんな列車が撮れた一日でした。今回のような大勢の人が集まる撮影は決して好きな方ではありませんが、朝に場所を詰めてくれた方や「ドクター・イエロー」の情報を教えてくれた方、さらに「ワム貨物」の通過時刻も隣の方が調べてくださったもので、同好の士ならではの親切に触れる事ができた気がします。こういう事があると、大勢で撮っていても楽しいものですね。親切にしてくださった方々、ありがとうございました。そしてこの日、石橋に集った皆さんおつかれさまでした。それにしても残念だったのはお天気。天気予報がハズれた・・・? いや、後で「上州踊り子」の撮影報告をネットで見ると埼玉や東京、横浜でも晴れていて、どうやら一日じゅう曇っていたのは神奈川の西部のみだったらしい・・・。この日の石橋には強烈な曇り男がいたのかも知れないですね・・・(え、私??)。

 

さて今回、行きは早川までオーソドックスに東海道線で来ましたが、せっかくなので帰りは小田原から小田急のロマンスカーへ乗ってみようと思います。というのも、先月にロマンスカーの撮影をしていたら、久しぶりにちょっと乗ってみたくなったのです。そのときは本厚木や町田からではもったいないと見送ったのですが、今回の小田原からなら存分に満喫できます。さっそく券売機で乗車列車を選択。画面に表示されたのは、50000形「VSE」の「スーパーはこね28号」、30000形「EXE」の「さがみ86号」、20000形「RSE」の「はこね30号」、そして7000形「LSE」の「スーパーはこね32号」・・・これこそまさに小田急ロマンスカーならではの楽しさで、短時間にこれだけの種類があると迷ってしまいます。鉄ならば当然、引退間近の「RSE」・・・ではなく、コレ。

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小田原駅に入ってきた「白いロマンスカー」、50000形「VSE」。
小田急小田原線 小田原

ミーハーな私が選んだのは、現在の小田急ロマンスカーのフラッグシップ的存在「V・S・E」~! やっぱり久しぶりに乗るのなら、新しくて乗り心地が良いのがいい。撮るなら古いの、乗るなら新しいのとは、我ながら現金なものです(^^;)。人気の展望席は取れませんでしたが、窓側には座る事ができました。

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「VSE=Vault Super Express」の
Vault(ヴォールト)とはアーチ状の天井を差す英語で、
開放感のある高い天井が「VSE」の特徴。

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もちろん旅のお供には駅弁~♪
小田急小田原駅で購入した浜焼き弁当。
メインの西京焼(鯛?)のほか、
おかずが満載で、お酒の肴にもぴったり。
ちょっと高いけど(1200円)、どれもいいお味でした。
☆☆☆☆・
さらに小田原の名店「まるう」の舞茸入りかまぼこも添えれば、
「走る喫茶室」ならぬ「走る赤提灯」に早変わり!(^^)

やっぱりロマンスカーは旅気分が高まって楽しい。今、乗ってワクワクする列車って、このロマンスカーかJR九州の特急くらいじゃないかな・・・なんて、個人的には思います(ブルトレなどは別格として)。さらに、沿線で自分の乗っている列車を撮っている撮り鉄の方を見かけると、ちょっと嬉しかったりもして。もっとも、その方達の狙いはこの「VSE」の40分後にやってくる371系の「あさぎり6号」でしょうけれど。

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先月撮影した酒匂川の撮影ポイントを車窓から。
反対側の車窓になりますが、この日富士山はまったく見えず。
つくづく曇り空が残念。
小田急小田原線 開成-新松田(車窓から)

江ノ島線と合流する相模大野を過ぎると、過密ダイヤのために一気に速度を落とす「VSE」。ふだん小田急の急行などに乗っているときは、「相変わらず小田急線は遅いなぁ・・・」なんてぼやくのに、このときばかりはいつまでも「VSE」に乗っていたくて、つい、もっとゆっくりでもいいのになんて思ってしまいました(笑)。「VSE」に揺られながらの一杯・・・至福の時間は70分で終了。「スーパーはこね28号」は定刻に新宿へと到着しました。

早川1508-(東海道866M)-小田原1511~1535-(Sはこね28号)-新宿1649



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