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東海道本線・・・「サンライズエクスプレス」撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2023.06.17 東海道本
朝日を浴びる寝台特急を狙え!
「サンライズエクスプレス」 撮影
 
 
6月17日(土)

真夜中に小声で・・・「こ〜んば〜んは〜」(*´ノд`)ヒソヒソ
ただいまの時刻は草木も眠る“丑三つ時”の午前2時過ぎ (*´O)ゞ.。oOフワァ~…。場所は神奈川県西部の真鶴町(まなづるまち)にある真鶴(まなづる)駅で、東海道本線でいうと小田原の三駅下り方、熱海の二駅上り方に位置します ( ̄  ̄)マナヅル。


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神奈川県真鶴町に所在する
東海道線の真鶴。
深夜でも煌々と明かりが灯っているのは
なんともありがたい!?
(´∇`*)アカルイ
▲東海道本線 真鶴


いったいなんで私は深夜の真鶴にいるのかというと、ついつい飲みすぎて東海道線の熱海ゆき最終電車を寝過ごしてしまい、気が付いたら終点の一歩手前だった!? (ノO`)アチャー・・・ということではありません ヾノ・∀・`)チャウチャウ。そもそも私は帰宅に東海道線を使う沿線民ではないし。
この時間の真鶴にいる理由、それはもちろん“撮り鉄”のため (-`ω´-*)ウム。

6月中旬の今は全国的に梅雨のまっただ中で(梅雨がないといわれる北海道を除く)、曇りや雨のどんよりとした空模様の日が多い時期ですが 、ヽ`、ヽ`个o(・ω・*)アメ`ヽ、`ヽ、この週末の土日(6/17、18)は梅雨前線が南下して日本列島を離れ、北からの高気圧が大きく張り出すため、各地で“晴れ”の予報 (゚∀゚)オッ!。これはいわゆる“梅雨の中休み”ってヤツでしょうか (゚ー゚*)ナカヤスミ。しかもテレビで天気予報を伝える気象予報士さんやお天気キャスターさんがそろって、自信満々に太鼓判を押すほどのスッキリとした“バリ晴れ”(快晴)となるもよう m9(`・ω・´)バリハレ!。また、折しも数日後には“夏至”を控えており(今年の夏至は翌週水曜日の6/21)、いまは一年でいちばん日が長く、日の出がもっとも早い時期でもあります ( ̄艸 ̄*)ゲシゲシ。
日の出が早い“夏至”近くの“土曜日”に、梅雨の中休みで“快晴”予報。これは絶好の条件がそろったじゃないですか!(☆∀☆)キラーン☆


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6/17の真鶴のお天気は
一日じゅう“おひさまマーク”が並ぶ
快晴予報!
そして日の出は4時25分です。


その好条件を活かして“とある列車”を撮りたい私はどうしても、朝日が昇るころに東海道線の真鶴にある撮影ポイントへと赴きたい ((o(゙ε゙)o))ウズウズ。
駄菓子菓子(だがしかし)、クルマを持たなくて基本的に鉄道やバスなどの公共交通機関を利用する“徒歩鉄”(駅から撮影ポイントまで歩くからそう呼ばれる)の私は、深夜の移動で早朝に真鶴へと到着できるような手段がありません (゚ペ)ウーン…。
そこで今回は思い切って、前夜の金曜日(16日)に都内から東海道線の熱海ゆき下り最終列車(1953E)に乗って西進し、ここ真鶴まで来ちゃいました (・ω・)トーチャコ。つまり終電を降りてから朝になるまで、当地にて夜明かし(徹夜)するということです (゚ー゚*)マルヨ。真鶴に着いたのは0時31分で、翌朝の日の出時刻は4時25分。まあ四時間くらいはどうにか時間をつぶせるっしょ ( ̄  ̄;)ヨジカン…。
なお、真鶴は太平洋の相模湾に突き出した真鶴半島が名所の観光地で、リゾートホテルや温泉旅館などは町内にいくつか点在しているものの、ビジネスホテルやカプセルホテルといった手軽な宿泊施設、もしくはマンガ喫茶などは、地図でざっと探した限りだと近辺に見あたりませんでした (-ω-)ヤドナシ(ラブホはあるみたいだけどw)。

といったワケで、いまの私は深夜の真鶴にいるのです (´ω`)ナルヘソ。そんな徹夜をしてまで撮りたい列車とは、はたして何なのでしょうか σ(゚・゚*)ンー…。


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東京22時52分発の下り1953Eは
小田原以西の熱海まで行く最終列車。
( ̄  ̄*)シューデン
ただしこのあとの東京発にはまだまだ
小田原ゆきや国府津ゆきなどもあるので
終電らしい慌ただしさは
あまり感じられません。

▲23.6.16 東海道本線 東京


東京2252-(東海道1953E)-真鶴0031


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真鶴駅のすぐ近くには
24時間営業のコンビニがあり、
深夜でも食料などの調達には
困りませんでした。
アイテテ(´∀`*)ヨカッタ
そこで購入したものを見ると・・・
“ひとり飲み会”状態!?
ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ


目的地となる真鶴の撮影ポイントはまわりを里山の自然に囲まれたような環境で、そこにはおそらく街灯などなく夜は真っ暗なのではないかと思われます ( ̄  ̄;)マックラ…。そんな暗闇に私みたいな人がいたらかなり怪しまれるだろうし アイツ(;¬д¬)アヤシイ、凶暴なサルなどの野生動物に出くわすのも怖いので ヒィィィ(i|!゜Д゚i|!)ィィィィ 、現地(撮影地)で夜を明かすことはせずに、終電後も煌々と照明が灯っていた駅舎脇のベンチにひとり座って時間をつぶすこととしました (・ω・)ポツン。駅前ならば深夜に人がベンチで佇んでいても「ああ、あの人は終電を乗り過ごしちゃったのね。m9(^Д^)プギャー」と見られるくらいで、たぶん大して怪しまれないでしょう(いちおう駅前ロータリーの一角には交番もあるし)。
スマホを弄ぶくらいしかやることがなく、夜が明けるまでの待ち時間は退屈で長く感じたけど _ノ乙(、ン、)_ ヒマダ、とくに問題なく時間はゆっくりながらも進みゆき、やがて東の空がわずかに白みはじめた3時半ごろ、私は駅をあとにして歩き出します ...(((o*・ω・)o。


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道すがら眺めた
夜明け前の真鶴海岸(岩海岸)。
ざざ〜っ・・・という
浜に打ち寄せる波の音だけが
闇に響きます。
(゚- ゚)ウミ

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浜辺から坂道を上がって
山のほうへ。
空はうっすらと青く見えますが
あたりはまだまだ暗い。

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坂を進んだ丘の上からは
東の空にきれいな朝焼けが望めました。
爽やかな朝の空気が気持ちいいなぁ。
(○´∀`)ノオハヨン♪


駅から目的地へ行くには途中まで国道(の歩道)を進むのが最短距離ですが、早々に着いてもまだ列車の写真が撮れるような明るさではなく、とくに急いで向かう必要はないため σ(゚・゚*)ンー…、少し遠回りになるけど浜辺や漁港などが見られる海岸沿いの道を選択 コッチ…((((o* ̄-)o。
ちなみに、暗くて石碑とかは目に留まらなかったけど、真鶴の岩海岸は石橋山の合戦に敗れた源頼朝が山中に身を隠したのち、この海岸の浜から安房国(千葉の房総)へ船出して追手から逃れたという歴史の舞台で、“頼朝ゆかりの地”だそうです ( ̄。 ̄)ヘー。
そんな岩海岸から今度は山・・・というか、小高い丘のほうへと蛇行して伸びる上り坂を進み、素直に国道を通れば25分のところを40分もの時間をかけて目的地に到着 (・ω・)トーチャコ。時刻は4時を過ぎたところ。


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やってきたのはこんな場所
(「゚ー゚)ドレドレ
・・・って、
西のほうの眺めはまだ暗くて
景色がよくわかりませんね。
(≡”≡;*)ミエナイ
ここは東海道線のメジャーな撮影ポイントだけど
さすがにこの時間は誰もいない。


着くころに空はだいぶ明るくなりましたが、丘の上から見下ろす谷間の景色はまだほとんど真っ暗で、山裾のあたりに敷かれているハズの線路もよくわかりません (≡”≡;*)ミエナイ。日の出まではあと30分近くあります。
そんななか、踏切の警報機が鳴動して赤色灯の点滅を目視で確認 (゚∀゚)オッ!。型落ちでスペックの古い私の愛機(デジカメ)が設定できる最高値の“ISO25600”という超高感度でとりあえずシャッターを切ってみたところ、ザラッザラに粒子が粗いもののかろうじて眼下を走りゆく貨物列車(1055レ)が写りました【◎】]ω・)パチャ。


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ISO25600という超高感度で撮影してみると
黎明の薄明かりに浮かび上がったのは
体をうねらせた“大蛇”の姿?
~>゜)〜〜〜〜〜 ニョロリ
▲23.6.17 東海道本線 真鶴-根府川
(後追い)


まるで蛇のごとく長い編成の貨車を左右にくねらせて進みゆく貨物列車 ~(( ̄ー ̄))~クネクネ。これぞまさに“S字カーブ”(文字的には“逆S”だけど)というダイナミックな線形を高い視点で見下ろせるのがこの撮影ポイントの魅力で、なんとも壮観な眺めではないですか w(*゚o゚*)wオオー!。今の時間はまだ薄暗くて撮影に厳しい条件ですが(これはこれで意外と悪くない雰囲気だけど)、日が昇って明るくなった景色を望むのが楽しみです (*゚v゚*)ワクワク♪。


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夜明けの東海道を高速で駆け上がる
「スーパーレールカーゴ」。
佐川急便さんの専用貨物列車で
それに使われるM250系は
国内で唯一の“貨物電車”です。
(゚ー゚*)デンシャ
▲23.6.17 東海道本線 真鶴-根府川


SRC、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
日の出が迫り、刻々と景色が明るくなってゆくなか、次にS字カーブを滑走してきたのは「スーパーレールカーゴ」(SUPER RAIL CARGO=SRC)というカッコいい愛称を持つ佐川急便専用の高速貨物列車(50レ) バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。
現在の日本国内で運行されている一般的な貨物列車は、先頭の電気機関車やディーゼル機関車が貨車を引っ張る“動力集中方式”と呼ばれる形で運転されているものがほとんどなのですが ( ̄  ̄*)カモレ、この「SRC」に使われるM250系は機関車の牽引によるものではなく、基本的に固定された16両編成中の両端(前後)4両が電動車(残りの12両は6ユニットの付随貨車)となっている“動力分散方式”の車両で、これはいわゆる“電車”に分類されます (*・`o´・*)ホ─。事業用車両(工事列車など)を除くと日本で唯一の“貨物専用電車” ( ̄  ̄*)カモデン?。


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高感度での撮影なので
画質が粗いけど
M250系の先頭の動力車(Mc250形)を
クローズアップ。
車体の正面(前面)には
「SAGAWA」のヘッドマークが
貼られています。
( ̄  ̄*)サガワ


そんなちょっと珍しい貨物電車の「SRC」は、東京と大阪(東京貨物ターミナル~安治川口)のあいだで一日一往復の定期運転(基本的に日曜運休)を行なっているのですが、その運行時間は上下列車ともに発駅が23時過ぎ、着駅が翌朝の5時過ぎという深夜帯で、撮り鉄にとっては撮れる場所や時期が限られる撮影難易度の高い列車のひとつです (゚ペ)ウーン…。ちなみにここ真鶴の通過時刻は4時15分。
先ほどISO25600の感度で撮った最初の貨物列車よりはだいぶ明るくなったものの、やはりまだ画質に粗さを感じるISO5000の感度で撮るのがやっとの状況 【◎】]ω・)パチャ。それでもこのS字カーブの名所で「SRC」が撮れたことは、私にとって貴重な記録となりました (+`゚∀´)=b OK牧場!。


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黄緑色のコンテナで統一された
見事な編成美を魅せるのは
福山通運さんの専用貨物列車
「福山レールエクスプレス号」。
長い編成がS字にぴったり収まった!
(゚∀゚)ドンピシャ!
▲23.6.17 東海道本線 真鶴-根府川


フクツーも、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
「SRC」の通過から10分後(4時25分)に続いてやってきたのは、やはりこれも運送会社の貸し切り専用貨物で、福山通運の「福山レールエクスプレス号」(52レ)(゚ー゚*)フクツー。
こちらは貨物電車の「SRC」と違い、電気機関車の牽引による一般的なスタイルの貨物列車で ( ̄  ̄*)カモレ、黄緑に統一された長大なコンテナ車の先頭に立つ青いEF210形電気機関車が力強くてカッコいい 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。希少な存在の「SRC」に物珍しさはあるけれど、個人的にはやはり機関車が牽引する貨物列車のほうが見慣れた落ち着き感を覚えます (-`ω´-*)ウム。
いま、物流業界の労働時間制限が設定されることで、トラックドライバーの人手不足などを懸念するという話題(いわゆる2024年問題)をニュースでよく耳にしますが σ(゚・゚*)ンー…、佐川急便の「SRC」や福山通運の「福山レールエクスプレス」、そのほかにも西濃運輸の「カンガルーライナー」など、効率的に大量輸送ができるメリットで広がりをみせている運送会社の貸し切り貨物列車(“ブロックトレイン”と呼ぶそうです)は、今後いっそうその存在価値が高まるのではないでしょうか ブロック(`・∇・´)トレイン。


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明るくなったところで
あらためて撮影ポイントからの景色を
見渡してみましょう。
(「゚ー゚)ドレドレ
真ん中の小高い丘は
源義家に従えた荒井実継の居城があった
真鶴町の荒井城趾公園
その右奥にちらりと見える相模湾の海面は
熱海のあたり。
さらにその向こうで左手に伸びるのは
伊豆半島北部のシルエットです。
( ̄。 ̄)ヘー

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背景に少しずつ日が当たりはじめたころ
東京方面へ向かう上りの初発列車が通過。
E231系とE233系を併結したこの編成は
私が昨夜に乗った熱海ゆき終電の
折り返し運用かな?
▲23.6.17 東海道本線 真鶴-根府川


撮影ポイントの立ち位置は丘の斜面を背にして西のほうを向くため、東から昇る朝日の状況を直接は見ることができないけど σ(゚・゚*)ンー…、真鶴を4時44分に発車する東海道線の高崎ゆき(上野東京ライン経由で高崎線に直通)上り初発列車(1822E)が通過するころには、ようやく線路脇の法面に日が当たりだしました (゚∀゚)オッ!。
夏至間近のきょうの太陽はここからぐんぐん高度を上げて、みるみるうちに辺り一帯へ日差しを降り注いでゆきます (つ▽≦*)マブシッ!。私の“お目当ての列車”が通過するときには線路まで日差しが届いて、車体をきれいに照らしてくれるでしょうか 八(゚- ゚)オネガイ。


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日が昇ったら今度は
“影落ち”との戦いが始まります。
EF210形が牽く貨物列車(5062レ)は
見事なまでに“まんだーら”
(明暗のまだら模様)。
“o(-ω-;*)マソダーラ…
▲23.6.17 東海道本線 真鶴-根府川


ところで、当地にて撮影を開始してから今の時間まで、写真をお見せした以外にも上下線で何本もの貨物列車がここを通過してゆきました ( ̄  ̄*)カモレ。関東圏と関西圏をむすぶ東海道本線は言わずと知れた“日本の大動脈”ですが、現在の深夜帯の当線は物流を担う貨物列車が主役と言っていいでしょう。
でも私の世代で東海道線の夜行列車といえばやはりまっ先に思い浮かぶのは、「富士」や「さくら」、「はやぶさ」、「みずほ」、「あさかぜ」、「瀬戸」に「出雲」・・・など、かつて数多く存在した「ブルートレイン」と呼ばれる寝台特急列車たち (・∀・)ブルトレ!。それらが九州や四国、中国地方などの各地から次々と上ってきて、朝の東海道線(東京口)は賑わったものです (´ω`*)ナツカシス。しかし飛行機や新幹線の拡充により長距離列車は時代にそぐわないとされ、列車の効率化や車両の老朽化などを理由に寝台特急は全国的に衰退 ヽ(´д`;)アア…。ほとんどの夜行列車は惜しくも廃止されてしまいました (´・ω・`)ショボン。
そのような寂しい状況になったなか、青い車体の「ブルートレイン」ではないけれど、今もかろうじて(?)東海道線に残されているのが、東京と山陰地方の出雲市をむすぶ寝台特急「サンライズ出雲」と、東京と四国の高松をむすぶ寝台特急「サンライズ瀬戸」。両列車は途中の岡山で分割と併合が行なわれ、東京を発着する時点では実質一本の列車(サンライズ出雲・瀬戸)として運行されています (゚ー゚*)サンライズ。
実はその寝台特急「サンライズエクスプレス」こそ、きょうの私が撮りたい“お目当ての列車”にほかなりません  (-`ω´-*)ウム。上りの東京ゆき「サンライズ」が真鶴を通過するのは5時50分ごろ(停車する熱海が5時45分発)。都内のウチ(自宅)からだと初発列車に乗ってもこの撮影ポイントへは到底間に合わず (´Д⊂ムリポ、真鶴の駅で徹夜をするくらいしか撮れる方法が思いつきませんでした (^^;)ゞポリポリ。


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「福山レールエクスプレス号」のように
同色で揃えられたコンテナには
整然とした編成美を感じますが、
いろいろなコンテナを積載するのもまた
貨物列車らしい楽しさがあります。
(・∀・)カラフル
先頭車(機関車)に落ちた影が抜けるまで
あともうちょい・・・か。
▲23.6.17 東海道本線 真鶴-根府川


そんな「サンライズ」を待つ真鶴のS字カーブは、時間の経過とともに太陽の位置がだいぶ高くなって線路際まで日が当たるようになってきましたが、いま通過した貨物列車(70レ)を見ると先頭の機関車のあたりにはまだ木々の影が車体に落ちています ( ̄ヘ ̄)ウーン。「サンライズ」がやってくるまであと数分ほどで、それまでに影が抜けるかどうかキワドいところ・・・。はたしてウマいこと影落ちを回避できるのでしょうか σ(・ω・`)カゲ…。
熱海の発車時刻を過ぎて真鶴へと迫りくる「サンライズ」、高度を上げる夏至間近の太陽でじりじりと線路から後退してゆく影、そんな刻一刻の状況に緊張感が高まるなか ドキドキ(`・∀・´;)ハラハラ…、やがて列車の接近を知らせる踏切の警報音が鳴りだしました。件の列車は遅れることなく定時運行のようです ε-(°ω°*)キタッ!。


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サンライズ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

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しなやかに編成をくねらせる
14連の「サンライズ出雲・瀬戸」。
~(( ̄ー ̄))~クネクネ
285系のカラーリングって遠景だと、
“国鉄特急色”っぽくも見えるよね

▲23.6.17 東海道本線 真鶴-根府川


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はるか山陰や四国を発ち
夜を徹して走り続けてきた
寝台特急「サンライズエクスプレス」。
車中で目覚めた旅人を
初夏の眩しい朝日が迎えます。
▲23.6.17 東海道本線 真鶴-根府川


真鶴俯瞰でサンライズが撮れました~!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
わずかに望める海を背にして、濃さを増す水無月の緑に包まれながら慎重にS字カーブを進みゆく、285系の寝台特急「サンライズエクスプレス」。その愛称のとおり日の出(Sunrise)をイメージした明るくも上品な車体色(朝靄のベージュと朝焼けの赤)が朝日に照らされて鮮やかに映えます 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。ああ、いいねぇ・・・望み通りの画が撮れたことに感無量の思い (´ー`)シミジミ。
直前まで際どいところだった影落ちは、ホントにギリッギリのところで抜けてくれて、先頭車に干渉しない絶妙なタイミング ъ(゚Д゚)ナイス。先行する貨物列車(70レ)から「サンライズ」までのわずか数分間は、その影の動きにドキドキしながらもシビれるようなスリルが味わえました ε-(´∀`*)ホッ。
丘の上から豪快なS字カーブを臨めるこの場所で車体に日を浴びた「サンライズ」を撮れるのは、一年でいちばん日が長い夏至のあたりの今の時期に限られます
( ̄艸 ̄*)ゲシゲシ(もちろん定時運行を基本として)。梅雨時でスッキリと晴れる日が少ないなかで、“梅雨の中休み”という最高の好天に当たった週末 (☆∀☆)チャンス!。これは“絶対に晴れる”という天気予報を信じて、前夜から真鶴で徹夜をした甲斐のある大満足の成果が得られました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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「サンライズ」のわずか3分後
後を追うようにしてやってきた66列車。
ここまでEF210形ばかりだったなか、
EF66形(100番台)が牽引を務める
ちょっと貴重な貨物列車です。
(゚ー゚*)サメ

A6運用の66レだから
ロクロク(EF66)の牽引なのか?(笑)
▲23.6.17 東海道本線 真鶴-根府川

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貨物列車をもう一本。
こちらの牽引機は安定のEF210形
(でも実は901号機だったらしい)

(゚ー゚*)クマイチ

S字を描く編成が
きれいな光線状態で撮れました。
▲23.6.17 東海道本線 真鶴-根府川


いちばんのお目当てだった「サンライズ」が無事に撮れたあとも、先頭の機関車に影が落ちていない好条件での貨物列車を撮っておきたくて、さらに少しだけ撮影を延長 (^_[◎]oパチリ。EF66形(66レ)とEF210形(5082レ)というそれぞれの機関車が牽く二本の貨物列車を撮って(EF65形の5086レが運休だったのは残念)、本日の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


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私はS字カーブを強調したアングルで
「サンライズ」や貨物列車を撮りましたが、
景色を広く入れたこんな構図も
壮観な眺めで悪くありません。

(・∀・)イイネ
もう少し海が見えるといいんだけどね。
▲23.6.17 東海道本線 真鶴-根府川

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そして角度的にちょっと
列車とは絡めづらいけれど
相模湾の海上に浮かぶ初島
きれいに望めました。
(゚ー゚*)ハツシマ
初島へは熱海港から
フェリーで渡ることができます。

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帰りは素直に国道を歩いて戻ってきた
真鶴駅。
(=゚ω゚)ノ゙タライマ

夜の写真だとよくわからなかったけど
真鶴半島などへの観光拠点となる当駅は
平屋造りの趣ある駅舎です。
▲23.6.17 東海道本線 真鶴

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東海道線(の前身の熱海線)の
真鶴駅が開業したのは
1922年(大正11年)ですが、
それ以前はこの案内板の絵のように
なんと人力で軌道上の客車を押すという
“人車軌道”が存在していました。
(・o・*)ホホゥ

明治29年に全線が開業し、
小田原と熱海を真鶴経由でむすんでいた
「豆相(ずそう)人車鉄道」
ちなみに駕籠だと
6時間かかっていたところを
2~3人の人力により
4時間で走っていたそうです。
当鉄道は軽便鉄道化されたのち、
大正12年の関東大震災の被災により廃止。

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人力でなく“電気で走るハコ”に乗って
真鶴をあとにします。
カエロ…((((o* ̄-)o

E231系の普通列車は
上野東京ライン経由で宇都宮線へ直通する
上りの宇都宮ゆき。
▲23.6.17 東海道本線 真鶴


梅雨の中休み・・・というか、梅雨とは思えないくらいのバリ晴れ(快晴)となった週末の土曜日 (´▽`*)バリハレ♪。いまの時刻はまだ朝の8時前だし、せっかくならばここからさらに近県のほかの路線(例えば伊豆急とか、伊豆箱根鉄道とか)にでも転戦したいところで、おそらく若い頃はそうしていたでしょう ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。駄菓子菓子(だがしかし)けっしてもう若くはない私に徹夜明けは思いのほか体力的にキツくて、さらに撮り鉄を続けようという気力が湧きません (´Д⊂ムリポ。なんとも情けないけど、ここは年相応に(?)無理はせず、おとなしく帰宅してお昼寝しようと思います ((つェ=。)ネモイ…(ホント土曜日でヨカッタ)。
きょうは朝日に照らされた「サンライズ」が撮れただけで、じゅうぶんに“梅雨の中休み”の恩恵を受けられました。


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少しでも節約のため
小田原で小田急線に乗換えます。
新宿ゆきの上り急行電車は
にっこり顔の5000形。
(*⌒―⌒*)ニコチャン

ちなみに真鶴から新宿まで
JRだと1,690円ですが、
小田原から小田急を利用すると
1,150円で500円以上も安い
(JR240円+小田急910円)。
▲23.6.17 小田急小田原線 小田原


真鶴0740-(東海道1564E)-小田原0753~0806-(小田急小田原線急行)-新宿0934




常磐線・・・フレッシュひたち復刻色 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2023.05.27 常磐
リバイバル“フレッシュひたち”
E657系 撮影
 
 
初夏の候、暦は皐月から水無月へ (゚- ゚)ミナヅキ。
そろそろ入梅が近いことを伺わせるように、ここ数日の関東地方はスッキリと晴れる日が少なく、さらにこの先の週間天気を見ても“おひさまマーク”(晴れ)よりも“雲マーク”(曇り)や“傘マーク”(雨)のほうが多い感じ σ(・∀・`)ウーン…。そんな予報状況のなか「貴重なお洗濯日和となるでしょう \_(’∀’*)ココ重要!」とテレビの“お天気お姉さん”が言われていたのが、5月最後の週末となる27日の土曜日 (*゚ω゚)ホゥホゥ。
洗濯日和は“撮り鉄日和”でもある!?(゚∀゚)アヒャ☆ この貴重となりそうな晴天日を活かして、鉄ちゃんのあいだで最近ちょっと話題となっている列車を撮ろうと思い σ(゚・゚*)ンー… 、私は都内から茨城県のほうへと路線が伸びる、常磐線(じょうばんせん)を訪れてみることとしました ...(((o*・ω・)o。


5月27日(土)

昨夜に降っていた雨は上がり、やや薄雲が空を覆っているものの、きょうは朝から予報どおりの晴天 (・∀・)ハレタ。
いつもの撮り鉄へ出かける時よりも少し遅めの9時過ぎに東京駅を出発する私が乗るのは、上野東京ライン経由で常磐線に直通する土浦(つちうら)ゆき快速列車です ( ̄▽ ̄)ジョーバソセソ。


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東京駅のホームに入ってきた
上野東京ラインの列車は
常磐快速線に直通する土浦ゆき。
交直両用型車両のE531系が
使われています。
( ̄  ̄*)ゴーサンイチ
▲東海道本線 東京


都心から千葉、茨城、福島の各県を北上して、最終的に宮城の仙台へと至る常磐線は(正式な路線区間は日暮里〜岩沼)、途中の取手(とりで)と藤代(ふじしろ)の駅間を境に電源の方式が直流から交流に変わるため、取手までの区間列車には直流型車両のE231系が、取手より先に行く列車には交直両用型車両のE531系が使われており、これから乗車する土浦ゆきは後者のほう。
そしてこのE531系の車体は通常、白地(側面はステンレス地)に青色の帯を巻いたものが標準仕様で、東京駅のホームに入線してきた当系も先頭車を見る限りではとくに変わった様子はない・・・ように思われましたが ( ̄  ̄*)ゴーサンイチ、標準仕様なのは15両編成中の前5両(付属編成)のみで、後方の10両(基本編成)は前面や帯色が濃いピンク色(ローズピンク)となった、通称「赤電」ではありませんか!(*゚ロ゚)ハッ!


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乗車するE531系は
後方(上り方)の10両が“赤電”仕様!
(゚∀゚*)オオッ!
これは運用を調べて狙った?
いや、ホントにたまたまなんです。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
▲東海道本線 東京


以前にも何度か拙ブログでご紹介していますが、この“赤電仕様”のE531系は所属基地である“勝田車両センター(旧・勝田電車区)の操業60周年”の記念企画として、国鉄時代(1985年以前)の常磐線や水戸線で普通列車に使われていた昔の車両(401系や403系など)の車体色を現行のE531系に再現したという“復刻色”で、そのローズピンクに塗られた赤い色の電車はオリジナルの当時から「赤電」と呼ばれていたもの ( ̄▽ ̄)アカデソ。
そんな赤電を復刻したE531系は、2021年に5両編成(ワンマン仕様の付属編成)のうちの一本(K451編成)へ施され、おもに常磐線の土浦以北や水戸線で使用されていたのですが (゚ー゚*)ミトセソ、ファンや利用者のご好評につき(?)今年(2023年)の4月からは常磐線の土浦以南でおもに使用される10両編成(グリーン車を組み込んだ基本編成)のうちの一本(K423編成)にも同仕様が登場し、都心の近郊でも遭遇する機会が増えました (゚∀゚*)オオッ!。それでも赤電は全25本の基本編成のなかでわずか一本だけの存在ですから、とくに運用を調べたりすることなく、適当に乗った列車(1147M)でたまたま出会えたのはラッキーだと言えるでしょう (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。
なお、きょうの私が常磐線の撮影に訪れるのはこの赤電が目的ではないのですが、タイミングが合えば沿線で撮ることができそうです (・∀・)イイネ。


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防風柵で川面はよく見えないけど、
大河の利根川を渡ると茨城県です。
( ̄▽ ̄)イバラキ
▲常磐線 天王台-取手(車窓から)

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茨城県の取手で下車。
土浦方面に向かって発車する赤電を
ここで見送ります。
バイチャ!( ゚д゚)ノシ
たぶん当編成は一時間後くらいに
折り返しの上り列車で戻ってくるハズ。
▲常磐線 取手


沿線の柏(かしわ)に実家があり、個人的にとても馴染みの深い常磐線。その下り列車に揺られて東京からおよそ50分、茨城県に入って最初の駅の取手で私は列車を降ります (・ω・)トーチャコ。
当駅が私の目的地とする撮影ポイントの最寄駅で、乗ってきた「赤電」を見送ってから改札口のほうへ向かってホームを進んでいたところ、ふと耳に入ったのは反対側の上りホームに流れた「まもなく列車が通過します」との案内放送。それに反応して目をやると・・・(=゚ω゚=*)ンン!?


0005.jpg
緑色のラインが入った特急列車が
取手の上りホームを通過。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
えっ!これは「フレッシュひたち」!?
Σ(゚∇゚ノ)ノ エッ!?
▲常磐線 取手


グリーンレイク、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
ばびゅーんと高速で通過したのはE657系による定期列車の特急「ひたち6号」(品川ゆき)なのですが、それに使われていた当系の車体色はほんのりと赤味を帯びた白色がベースという見慣れた標準仕様の塗色ではなく、裾(車体下部)の鮮やかな緑色が印象的なカラーリングです (゚ω゚)ミドリ。
なんだか先ほどの「赤電」と似たような展開が続きますが、実はこの緑色のE657系も過去の列車をイメージした復刻色のひとつで、こちらは茨城県の観光キャンペーン(茨城デスティネーションキャンペーン=茨城DC)における企画の一環に、ちょうど10年前の2013年まで常磐線の特急「フレッシュひたち」として運転されていた当時のE653系の車体色を現行のE657系に再現したもの ( ̄∇ ̄)フレッシュ。


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これは今年の2月に撮影した
色違いのE657系がすれ違うシーン。
(^_[◎]oパチリ
左が当系オリジナルの標準色(K3編成)で
右が「フレッシュひたち」時代の
E653系を再現した、
「グリーンレイク」カラーのK17編成です。
▲23.2.4 東北本線 上野-鴬谷

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緑だけでなく赤、橙、青、黄と
全5色のカラーバリエーションがあった
特急「フレッシュひたち」のE653系。
何色が来るのか楽しませてくれました。
(*´v`*)カラフル♪
▲▲05.12.29 常磐線 取手-藤代
▲10.11.21 常磐線 南柏-北小金


しかも、「フレッシュひたち」時代のE653系は沿線地域(茨城や福島の各地域)をテーマにしたカラーバリエーションが全部で5色もあり(緑、赤、黄、青、橙)(゚ー゚*)カラバリ、なんとE657系に施される復刻色もその全ての色を5編成で再現するというのですから、そのこだわりようには驚かされます エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。観光キャンペーンのオープニングとなる10月までに全色が出揃う予定となっているなか、現時点(5/27現在)で登場しているのは緑と赤、黄色の3色 (・o・*)ホホゥ。それらが常磐線の特急「ひたち」や「ときわ」の運用へランダムに就いていて、今回はこれを撮ることが常磐線を訪れた私の目的です (´ω`)ナルヘソ。
なお、各復刻色の運用はとくにJRからは公開されておらず、きょうの私はSNSの目撃情報などを参考にして“黄色編成(K2編成・イエロージョンキル)”の運用は事前に把握していたのですが []o(・_・*)チェック、たまたま取手で“緑編成(K17編成・グリーンレイク)”の運用も確認できたのはラッキーでした (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。いま「ひたち6号」で品川へと上った緑編成は、折り返し「ときわ59号」(勝田ゆき)で下ってくるハズ。


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茨城県取手市に所在し
同市の中心駅である取手。
こちらの西口は
駅ビルが併設されています。
当駅には乗ってきた常磐線のほか
水海道、下館方面へ向かう
地方私鉄の関東鉄道常総線も発着。
▲常磐線 取手


東京0918-(常磐1147M)-取手1006


茨城の取手と聞くと高校野球好きの方は、県立高校として1984年の夏に全国制覇を果たした“取手二高”(取手第二高校)を思い出すかたがおられるのではないでしょうか (´ω`)ナツカシス。でも、駅のすぐそばにあるのは“二高”でなく“一高”。その学校の脇を通り抜け、住宅街の道を北東のほうへ向かって歩き進むと ...(((o*・ω・)o、やがてのどかな田園風景が広がります (゚∀゚)オッ!。


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駅から歩いて30分弱、
私がやってきたのはこんなところ。
(「゚ー゚)ドレドレ
下の農道や上を跨ぐ陸橋から
田園風景を走る常磐線が撮れます。
▲常磐線 藤代-取手


広大な田園のなかにまっすぐと伸びる常磐線の線路。まわりに建物などが少なくて視野がひらけているこの場所は、長い編成の列車でも全体をスッキリと撮ることができる手軽な好撮影地で、取手と藤代の駅間に位置することから撮り鉄のあいだでは“トリフジ”などと呼ばれています (゚ー゚*)トリフジ。
珍しい臨時列車などが走るときには多くのファンが集まる当地ですが、きょうはとくにこれといった“大ネタ”がないからか、見渡す限りだと私のほかに同業者の姿はありません (・ω・)ポツン。なお、私の目的である「フレッシュひたち」の復刻色は日常的に走っている定期列車のひとつに過ぎないので、“小ネタ”といったところか ( ̄  ̄)コネタ。


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早苗が並ぶ水田に姿を落として
特急「ひたち」が快走。
ノーマルな標準色のE657系は
ベースカラーが真っ白に見えますが、
実際はほんのりと赤みを帯びた白色です。
また側窓下の赤いアクセントは、
水戸偕楽園の紅梅をイメージしたもの。
▲常磐線 取手-藤代


この撮影地は線路脇の農道や線路の上を跨ぐ陸橋などから幅広く、いろいろなアングルや撮り方が選べますが (・∀・)イイネ、まずは先ほど取手の駅で見送った「赤電」の折り返し(1164M)を、農道からのアイレベル(ローアングルやハイアングルでなく標準的な目線の高さ)で狙ってみようと思います。


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初夏の日差しを浴びて
鮮やかに発色するローズピンクのお顔。
常磐線のお立ち台(定番撮影地)として
昔からファンに親しまれているトリフジを
“令和の赤電”が走りゆきます。
▲常磐線 藤代-取手


赤電が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
昭和の頃に走っていた401系の赤電を、スタイルがまったく違う現行のE531系で再現 ( ̄▽ ̄)アカデソ。その赤いお顔(車体前面)を初めて目にしたときには違和感ありありで、復刻を懐かしむというよりはむしろ新鮮に思えたものでしたが、初見から一年以上が経った今ではだいぶ見慣れてきた印象 σ(゚・゚*)ンー…。国鉄時代に交直両用型を表す色として車体色に採用されていたローズピンク(赤13号)は、くすんだような色合いが“野暮ったい”などと昔は言われたそうだけど、いま見ると意外とシックで上品な色に感じます (・∀・)オサレ。
そんな当編成は前面にインパクトがあるので、そこを強調した撮り方をしてみました (^_[◎]oパチリ。


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続いてやってきたのは陸橋の上。
ここから線路を見下ろします。
(「゚ー゚)ドレドレ
側壁が低いのはありがたく
また橋の両側に備えられた歩道は
道幅が広く作られていて
立ち止まってカメラを構えていても
通行の邪魔にはならなそうです。


「赤電」を撮った農道から、次は跨線橋(陸橋)の上へと移動 コッチ…((((o* ̄-)o。
お目当ての「フレッシュひたち」復刻色は、そのカラーリングによる編成美を表したいと思い、橋上から列車の全体が収まるように狙ってみようと思います (・∀・)イイネ。南北に伸びる線路を東西方向に跨ぐ陸橋はどちら側からでも列車が撮れるけど、午前の今は東側(上り線側)が順光。


0011.jpg
ちょっと霞み気味だけど、
陸橋上から望めたのは
ご当地のシンボル的な存在で
標高877mの筑波山。
県内で二番目に高い山ですが
日本百名山のなかでは
標高がいちばん低い山です。
( ̄。 ̄)ヘー


この陸橋が架けられた(竣工した)のは今から8年前の2015年で、まだ新しさを覚えます (゚ー゚*)おニュー。
それ以前のトリフジは今よりも景色がさらに広く感じられた印象で、陸橋の架橋工事が始まったころには「ああ、ここに橋ができたらトリフジのアングルも大きく変わっちゃうかなぁ、最悪だともう撮れなくなるかも・・・」なんて、個人的に懸念したものでしたが σ(・ω・`)ウーン…(あくまでも“撮り鉄目線”によるもの)、実際に当橋が完成してみると既存の定番位置からのアングルにさほど影響はなく ε-(´∇`*)ホッ、それどころかその橋の上からも高い目線で常磐線をスッキリと見下ろすことができるという、新たな“撮り鉄スポット”の誕生となったのです (゚∀゚*)オオッ!。
そんな“お立ち台”的な陸橋の上で待つことしばし、はじめにやってきた「フレッシュひたち」復刻色はこちらのカラー。


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のどかな田園風景にマッチした
緑色の「フレッシュひたち」復刻色。
霞ケ浦の湖面をイメージした
「グリーンレイク」と呼ばれる
カラーリングです。
▲常磐線 藤代-取手(後追い)


ミドレンジャーが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
先ほど取手の上りホームで見かけた“緑編成”こと「グリーンレイク」の復刻色(K17編成)が終点で折り返し、特急「ときわ59号」となって下ってきました (=゚ω゚)ノ゙オカヘリ。E657系としては新鮮なカラーリングと、それを10両も連ねた整然な編成美を目にして、思わずテンションが上がります 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
ちなみに現在の常磐線の特急列車は、品川〜いわき、仙台の間で長距離運行される「ひたち」と、品川、上野〜土浦、勝田、高萩の短距離で「ひたち」をサポートするように設定された停車駅の多い「ときわ」の二列車に分けられるのですが ヒタチ(゚ー゚*)トキワ、前者はひと昔前まで651系を使った「スーパーひたち」、後者はおもにE653系を使った「フレッシュひたち」を名乗っていたため、いまの“緑編成”のように「ときわ」として走る復刻色は、まさに運用上でも「フレッシュひたち」の再現といった感じでしょうか ( ̄∇ ̄)フレッシュ。まあ、写真で撮った見た目には「ひたち」も「ときわ」も区別がつかないんだけどね (。A。)アヒャ☆。
そんな“緑”が下り線を通過したのちにしばらくすると、やはり「ときわ(66号)」として上り線のほうに現れたのは、こちらの復刻色。


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のどかな田園風景に映える
黄色の「フレッシュひたち」復刻色。
ひたちなか海浜公園に咲く
黄水仙の花をイメージした
「イエロージョンキル」と呼ばれる
カラーリングです。
▲常磐線 藤代-取手


キレンジャーが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
SNSの目撃情報などを参考に把握していた運用のとおりにやってきた、“黄色編成”こと「イエロージョンキル」の復刻色(K2編成)(=゚ω゚)ノ゙ヤア。先の“緑編成”とほぼ同じアングルで撮ったことで、それぞれのカラーによる印象の違いが感じられるのではないかと思います。落ち着いた緑も素敵だけど、明るい黄色もまたいいですね (・∀・)イイネ。
ただ惜しいのは、この時間帯の上空には雲が広がり、通過のタイミングで太陽を隠されてしまったのが残念 (・ε・`)チェ。“サンカラー(SUN Color)”の黄色だけに、きれいな日差しを受けた状態で撮りたかったところ。


0013.jpg
雲が広がりだしたお空。
雨が降る心配はなそうだけど
写真的には日差しが欲しい。


さて、ここまで緑と黄色の「フレッシュひたち」復刻色を効率よく撮影できましたが、できれば現段階で稼働している3色のうちのもう一色である“赤編成(K12編成・スカーレットブロッサム)”も撮りたくなります σ(゚ー゚*)アカ…。
そこで再びSNSによる目撃情報などをチェックしてみると []o(・_・*)チェック、朝の時点で不明だった“赤編成”はどうやら、福島県のいわきを始発駅とする上りの「ひたち16号」に就いているらしい (・o・*)ホホゥ。それがこのトリフジに到達するのは、今からおよそ二時間後の15時ごろ・・・( ̄  ̄;)ニジカン。ちょっと、いやかなり時間が空くけれど、それでも撮りたいものが確実にやってくるのならば、しばらく待ってみましょうか (゚- ゚)ワタシマツワ。拙ブログで少し前にも同じようなことを書いた気がしますが、“撮れるときに撮っておく”は撮り鉄における“鉄則”です (-`ω´-*)ウム。


0015.jpg
「赤電」ふたたび。
下り列車で戻ってきたところを
今度は引き画で撮ってみましたが
やっぱりこの電車はアップ目のほうが
インパクトありますね。
( ̄▽ ̄)アカデソ
なお午後が順光となる橋の西側から撮ると
背景にはガスタンクが写り込みます。
これもまたトリフジらしさかも。
▲常磐線 藤代-取手(後追い)

0020.jpg
EH500形電気機関車(51号機)が
煉瓦色のタンク車(タキ1200形)を連ねた
常磐線名物の通称「安中貨物」
( ̄  ̄*)アンナカ。
精錬所から“亜鉛焼鉱”なるものを運ぶ
特殊な貨物列車です。
▲常磐線 藤代-取手


いったん近くのコンビニへ行って昼食(総菜パンね)を調達し、「フレッシュひたち」復刻色の“赤編成”が来るまで同地で撮影を続行。その間には先ほど上っていったE531系の「赤電」が下り列車(1167M)として戻ってきたり (=゚ω゚)ノ゙オカヘリ、常磐線名物として知られる特殊な専用貨物列車の通称「安中貨物」(5094レ)がやってきたりと ( ̄  ̄*)アンナカ、意外と退屈することはありません (^_[◎]oパチリ。
そして赤電と同様に上っていった「フレッシュひたち」復刻色の“黄色編成”もまた、いわき行きの「ひたち15号」として下ってくるので、今度こそ翳られずにいい陽あたりで撮れるかと期待したのですが・・・(`・ω・´)リベンジ!


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黄色を着飾ったお洒落なE657系が
ときわ路(常磐路)に明るさを振りまいて
一路、いわきを目指します。
▲常磐線 取手-藤代


ああ、まんだーら・・・(´д`;)アウ…。
先頭車にはかろうじて日が当たっているものの、流れ雲の悪戯が編成の後方を翳らせてしまいました “o(-ω-;*)マソダーラ…。ううむ、個人的に黄色は好きな色なのに、どうも“黄色編成”とは相性がよくないみたいだなぁ・・・(・ε・`)チェ。いつか良好な光線状態でリベンジしたいところです。
気を取り直して、お次はいよいよ“赤”の番 (*`・ω・´)-3フンス!。黄色の時のように翳られないか、雲の流れがちょっと気になるところですが (゚ペ)ウーン…、今度は日が差しているタイミングで列車の接近を知らせる踏切の警報器が鳴動 (゚∀゚)オッ!。これはイケそう(大丈夫そう)だ。


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赤いのキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!

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初夏の田園を颯爽と駆ける
赤い「フレッシュひたち」復刻色。
水戸偕楽園の紅梅をイメージした
「スカーレットブロッサム」呼ばれる
カラーリングです。
▲常磐線 藤代-取手


アカレンジャーも撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
真打ち登場!・・・って、この編成だけを特別視するワケではないけれど、だいぶ待たされただけにそう言いたくなります (=゚ω゚)ノ゙オマタヘ。ファインダーを覗きながらグッと引き付けて、その凛々しい横顔を狙い撃ち【◎】]ω・´)パチッ!。ここまで「フレッシュひたち」復刻色は編成の全体を収めた似たようなアングルの画が続いていたので、ラストは思い切って先頭部アップの流し撮りにトライしてみました 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。今度は陽あたりも申し分なく満足のいく一枚となり、待った甲斐があったというものです (+`゚∀´)=b OK牧場!。

これにて「フレッシュひたち」復刻色を目的とした本日の撮影は終了 (´w`*)ドツカレサン。
当初は二時間くらいの撮影を考えていたのですが、“赤編成”を待ったことで結果的に同地へ四時間も居座ってしまい、頭に帽子はかぶっていたものの、半袖でむき出しだった腕などはすっかり日焼けしてしまいました (ノ∀`)アチャー。


0023.jpg
撮影を終えて戻ってきた取手駅。
来たときに出場したのは
駅ビルのある西口でしたが、
帰りは東口の改札から入場。
(*・∀・)つ[西瓜]ピッ☆
▲常磐線 取手


梅雨入り前の貴重な晴天日だと聞いて背中を押され、かねてより気に留めていた「フレッシュひたち」復刻色のE657系を撮りに訪れた常磐線 ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。
タイミング悪く日が翳ったり、ちょっと待たされる時間もあったりしましたが、“フレッシュ、フレッシュ、フレ〜ッシュ”・・・と“夏の扉を開ける”今の時期にふさわしく(?)(゚∀゚)アヒャ☆、現時点で稼働している緑、黄、赤の3色をすべて撮ることができ、また、たまたまながら「赤電」を復刻したE531系にも出会えて、収穫の多い撮影となりました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
10年ほど前まで走っていたE653系「フレッシュひたち」の復刻色は今みても、個人的にさほど懐かしさを感じなかったけど σ(゚・゚*)ンー…、現行のE657系に施された同色は意外と違和感なく似合っており、それぞれの色が沿線の景色に映えて目を楽しませてくれました (・∀・)イイネ。今後に登場する予定の“青編成”(いわきの塩谷崎海岸をイメージした「ブルーオーシャン」)や“橙色編成”(奥久慈の紅葉をイメージした「オレンジパーシモン」)も機をみて、また撮影に訪れたいと思います。


0024.jpg
取手のホームにちょうど停車していた
品川ゆき上り快速列車は・・・
うはっ!また赤電だ!
w( ̄▽ ̄*)wワオッ!
▲常磐線 取手


さて、撮影地のトリフジから取手の駅に歩いて戻ったところ、乗車する上り方面の列車がタイミングよくすぐに来るようなので、ちょっと急ぎ目にホームへの階段を駆け上がると、すでにそこへ停まっていたのはまたしても例の「赤電」じゃありませんか w( ̄▽ ̄*)wワオッ!。これもとくに狙ったワケではないのですが、先ほど跨線橋で撮った下り列車がちょうど折り返してくる頃合いでした (=゚ω゚)ノ゙ヤア。
そしてさらに、乗車した「赤電」の品川ゆき快速列車(1190M)は途中の我孫子(あびこ)で後続の特急列車を待避(通過待ち)。その追い抜くほうの特急「ときわ72号」には「フレッシュひたち」復刻色の“緑編成”が就いており、帰路でもいろいろと楽しませてくれました ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ(もしあと40分ほどトリフジで撮影を粘っていたら、赤電と緑編成がもう一度撮れたな・・・(^^;)ゞポリポリ)。


0025.jpg
赤電の快速列車が
我孫子で道を譲った特急「ときわ」は
「グリーンレイク」編成。
(゚ω゚)ミドリ
我孫子でホームに降りたのなら
当駅名物の唐揚げそば”
食べていくとしますか。
(゚
¬゚*)ジュルリ
▲常磐線 我孫子


取手1534-(常磐1190M)-我孫子1541
我孫子1557-(常磐1582H)-上野1630





☆オマケの赤電★


0040.jpg
昭和の赤電、401系。
(私の父が撮影)

0041.jpg
令和の赤電、E531系。
(ワタクシが撮影)。

ウン十年の時を経て、
二枚とも同じ南柏のホームにて。
+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。




内房線・・・255系 特急「新宿さざなみ」撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2023.05.04 内房
海バックで“BVE”を撮りたいっ!
特急「新宿さざなみ」撮影
 
 
今年のゴールデンウィーク(GW)は遠出せず、近場でのんびりと過ごそうかな・・・σ(・∀・`)ウーン…。
そう思わせたのは連休を控えていた4月中旬のこと。そのころの私は仕事の出張で何度か京都を訪れたのですが(とくにこれといった“鉄ネタ”の収穫が無かったので、ブログの記事にはしなかったけど) キョート…((((o* ̄-)o、桜の季節は終わったものの、気候のよい晩春の当地は引き続きたくさんの観光客で賑わっており、修学旅行の学生さんも多い時期。さらには水際対策の緩和によって外国人観光客が一気に急増し、平日にもかかわらず街なかや駅の構内は常に人、人、人でごった返しているカオスな状況 (´д`;)人大杉…。そのハンパない混雑ぶりを目の当たりにした私は仕事以上に移動のほうで疲弊してしまい、もう正直うんざりした気分 ε-(-ω-;)フゥ…(それを言ったら日常的に京都駅や河原町駅などを使っている人は、もっと大変なんだろうけど・・・)。しかもその出張中に体調を崩してしまった(風邪ひいた)こともあり、そのような理由から連休前の私は冒頭のような気持ちになったのでした σ(・∀・`)ウーン…。
そんな連休にヒマを持て余していた私に「よかったらウチのほうへ遊びに来ない?」とお誘いの声をかけてくれたのが、近年に都内から千葉の房総半島のまちへ移住した友人 ヾ(゚д゚)ヒマ?。彼のところへはやはり昨年のGWにも訪問していて、そのときは行きがけにいすみ鉄道へ撮影に寄っています (^_[◎]oパチリ。んじゃ今年もお言葉に甘えて、お邪魔させていただきましょうか (・∀・)イイネ。そしてそのついでに以前から同方面でちょっと気になっていた、房総のとある撮影地(撮り鉄ポイント)に立ち寄ってみることとしました ...(((o*・ω・)o。
(なんだか前置きが長くなってしまってスマソw)


5月4日(木・祝)

お邪魔する先方の都合とあわせて選んだ日どりは、5月4日の「みどりの日」(゚ー゚*)サツキミドリ。今年のGWの関東地方はおおむね好天が続いており、きょうも一日を通して穏やかに晴れるという予報です (゚∀゚)オッ!。
そんな絶好のお出かけ日和の連休中日で、東京駅の新幹線ホームやコンコース、さらには駅弁を扱う売店などはもう、早朝の6時前から多くの旅行客や家族連れで混み合っていましたが (´д`;)人大杉…、同駅で私が向かった総武・横須賀線の地下ホームは比較的まだ人が少なくて落ち着いている印象。乗った列車も座席が空いていました (´ー`)マターリ。


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東京駅の総武地下ホームから乗る
佐倉ゆきの総武快速線は
E235系への置き換えによって
その数を減らしつつあるE217系。
ボックスシートがあいていたので
そこに座ります。
(o ̄∇ ̄o)ボックス
▲総武本線 東京


東京からまずは佐倉(さくら)ゆきの総武快速線で千葉へ行き、そこで内房線の上総湊(かずさみなと)ゆき普通列車に乗り継ぎます ノリカエ…((((o* ̄-)o。こちらの車内は座席が適度に埋まるくらいの乗車率で、パッと見では地元の利用者と行楽客が半々くらいといった感じか σ(゚・゚*)ンー…。
なお、きょうの午後に訪問する友人宅があるのは外房線(そとぼうせん)の沿線なのですが、その前に私が気になる撮影地へ立ち寄って撮りたいのは内房線(うちぼうせん)の列車です
(゚ー゚*)ウチボー。


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房総各線の拠点となる千葉で接続した
内房線の上総湊ゆき普通列車は
4両編成を二本つないだ
8両編成の209系。
( ̄  ̄*)マルキュー
▲総武本線 千葉


千葉県の房総半島を走るJRの路線は拙ブログで過去にも何度か取り上げているので、今回はざっくりとした簡単な説明とさせていただきますが ( ̄▽ ̄)ザックリ、その各線のなかでも千葉を起点に房総半島の太平洋側、いわゆる“外房”に沿って南下するのが外房線(千葉〜蘇我〜勝浦〜安房鴨川)、いっぽう外房線の蘇我(そが)で分岐して東京湾側、いわゆる“内房”に沿って南下するのが内房線(蘇我〜木更津〜館山〜安房鴨川)で、両線をあわせて房総半島の沿岸をぐるりと一周する形になっています (´ω`)ナルヘソ。


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途中の五井(ごい)には
のどかなローカル線でお馴染みの
小湊鐡道(五井〜上総中野)が発着。
当線に寄るプランも考えたのですが、
いつもより混むであろうGWに
あえて行くことはないかと思い
今回はスルーします。
スル━━━( ̄、 ̄*)=3=3=3━━━ッ
タラコンビ”は組んでいないようだし。
▲内房線 五井(車窓から)


その外房・内房の両線では普通列車や快速列車のほか、外房線に「わかしお」と「新宿わかしお」、内房線に「さざなみ」と「新宿さざなみ」という、それぞれ海にちなんだ愛称を持つ特急列車が都心から直通で運行されているのですが(ノーマルは東京発着、“新宿〜”は新宿発着)( ̄  ̄*)トッキュー、ここ近年(2000年以降)は東京湾を横断するアクアラインや房総半島の道路整備が進んだことにより、マイカー利用の増加や高速バスの路線網が充実し、それによって利用者の減った両線の特急列車(とくに内房線)は大苦戦を強いられています (-"-;*)ウググ…。


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木更津、君津と過ぎて、
佐貫町あたりまで南下すると
右手の車窓にちらりと東京湾の海が
望めるようになります。
(´▽`*)ウミ♪
▲内房線 佐貫町-上総湊(車窓から)


そんなキビシい状態の房総特急にとって、南房総への行楽客が集中的に増加するGWはまさに最大の稼ぎ時(繁忙期)(☆∀☆)キラーン☆。アクアラインの渋滞によって遅延が想定される高速バスならば、時間に正確な特急列車のほうに幾分かの勝ち目があるでしょう(あくまでも鉄ちゃんとして、列車を贔屓目に見ていますw)。そこでJRはここぞとばかりに臨時列車の増発や使用車両の編成を増強 (*`・ω・´)-3フンス!。ふだん(通常時)はおもに5両編成のE257系500番台が使われている「新宿わかしお」や「新宿さざなみ(1・4号)」には9両編成のE257系5000番台や255系が運用に就くこととなり、それこそが本日の内房線を撮影に訪れた私の狙いです (-`ω´-*)ウム。房総特急の全盛時を彷佛とさせるような9両編成の255系による“ビューさざなみ”・・・もとい「新宿さざなみ」を、できれば内房線らしい海を背景にした撮影地で記録したい (・∀・)イイネ。


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上総湊では館山ゆきに接続。
2両編成のE131系に
多くの乗継客が押し寄せます。
ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!
▲内房線 上総湊


順調に内房線を南下し、上総湊でさらに先へ進む館山(たてやま)ゆきに乗り継ぎますが、ここで接続を待っていたのが悪評高き(?)ワンマン列車のE131系 ( ̄  ̄;)ワソマソ。
千葉から上総湊まで乗ってきた普通列車の209系が8両編成だったのに対して、この館山ゆきはわずか2両の短い編成です
Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?。しかも接続時間はわずか2分しかなく、ふだんの当線を利用しない行楽客はみんな乗り換えに大慌て ε=┌(;゚д゚)┘ノリカエ!。ちっちゃな子供を抱きかかえてホームを走ってきた家族連れが、大混雑の車内へ押し込むようにしてどうにか乗り込めたところで列車は動き出しました。やっぱりGWの内房線は都心のラッシュなみに混むのね・・・(´д`;)人大杉…。
この状態で南房総の観光拠点となる館山まで40分も乗って行くのはしんどいものがありそうですが、私は上総湊からわずか一駅、次の竹岡(たけおか)で下車します (・ω・)トーチャコ。


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上総湊を出るとすぐに渡るのが
東京湾の河口付近に架かる湊川橋梁。
このあたりは内房線屈指の撮影ポイント
私も何度か撮影に訪れています。
でも今日は別の場所へ・・・
▲内房線 上総湊-竹岡(車窓から)

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千葉から普通列車で1時間15分、
私がやってきたのは
千葉県富津市に所在する竹岡。
( ̄  ̄*)タケオカ
今ふうのシンプルな造りの駅舎は
2007年に改築されたものです。
▲内房線 竹岡


東京0542-(総武快速531F)-千葉0620~0658-(内房135M)-上総湊0807~0809-(2125M)-竹岡0814

混雑していた車内とは対照的に、当駅で降りたのは私のほかに地元の方と思われるお母さんがお一人だけ。小さな集落の簡素な無人駅は列車が出てゆくと静かで穏やかな空気に包まれます (´ー`)マターリ。
ちなみにここ富津市の竹岡というと、ラーメン好きのかたには真っ黒な醤油ベースのスープと玉ねぎのトッピングが特徴的な“竹岡ラーメン”(もしくは竹岡式ラーメン)で知られる地名なのですが (゚¬゚*)メンラー、駅前にはラーメン屋などの飲食店はおろか、一軒のお店も見当たらないようなのどかな環境。竹岡ラーメンの有名店は竹岡地域のなかでも駅近くではなく、国道や県道沿いなどにあるようですね (´σД`)ナーンダ。
内房線の撮影ポイントを目指す私は駅を出ると、“内房なぎさライン”と名付けられた海沿いの国道を南の浜金谷(はまかなや)方面へ向かって歩き進みます ...(((o*・ω・)o。


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駅前から伸びる細い坂道を
国道のほうへ向かって下ると
すぐに突き当たるのが
こじんまりとした印象の竹岡漁港。
ここから釣り船で東京湾に出て、
生きた海老を使った地元の伝統的釣法
“マダイのしゃくり釣り”などが
楽しめるのだとか。
( ̄。 ̄)ヘー

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右に東京湾の海、
左に内房線の線路
(架線柱が確認できる)
を見ながら歩き進む、
“内房なぎさライン”(国道127号線)。
眺めのよい道で
ウォーキングも気持ちがいい。
(´▽`*)ウミ♪


さて、東京湾の海辺に近いところを走っている内房線ですが、私が知っている限りでは列車の背景に海を写し込めるような撮影ポイントが意外と少ない印象 σ(゚・゚*)ンー…。定番ともいえるメジャーなところだと、佐貫町(さぬきまち)の“東京湾越しの富士山”か、上総湊の“海バックの鉄橋(湊川橋梁)”くらいでしょうか。たしかにそのどちらも好撮影地ではあるものの、海を背景にすると角度的にどうしても列車をほぼ真横から見るような構図となります ( ̄  ̄)マヨコ。
いつものE257系500番台と違い、多客期で255系が使われる今日の特急「新宿さざなみ1号」。できれば真横でなく車両の前面や編成の様子などがわかるようなアングルで記録したいもの (゚ー゚*)ニゴゴ。


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撮影地へ向かう道すがら
私がちょっと足を止めたのは
「黄金井戸」の札が掲げられた鳥居。
ここは海に面した海蝕洞で
その洞内の水たまりに
無数のヒカリモ(光藻)が繁殖。
条件がよいとそれが黄金色に輝くことで
古くから“黄金井戸”と呼ばれる
縁起のよいパワースポットだそうです。
(*・`o´・*)ホ─


そこで私のアタマの中に思い出されたのが、以前にネット上で見かけた覚えのある “とある撮影地” ( ̄  ̄)トアル。
その場所は高い目線から内房線の下り列車を斜め前くらいの角度で見下ろすことができ、背景には東京湾の海が広く入れられるという、まさに今回の撮影に打ってつけの理想的なアングルです (・∀・)イイネ。
ただ、あまり知られていない場所なのか、あらためて撮影地として調べた検索ではとくにヒットせず (・・?)オヨ?、おそらくこのあたりだろうという不確かな目的地を地図で特定し、ためしに現地へ赴いてみることとしました ...(((o*・ω・)o。

駄菓子菓子(だがしかし)・・・


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【私有地に付 立入禁止】とな!?
( ̄△ ̄;)エッ…
(この先は私有地のようなので
画像を加工してボカしています)


駅からおよそ30分ほど歩き進み、もうまもなく目星をつけた目的地のあたりに着くというところで私の行く手を阻んだのは、丘の上へと続く坂道の傍らに掲げられていた【私有地に付 立入禁止】の立て看板 ( ̄△ ̄;)エッ…。ネットで見かけた参考写真と実際の環境を照らし合わせてみると、この先の丘の上から撮られたものにほぼ間違いないのですが・・・そっか、その場所は一般の人が立ち入れない私有地だったのか 乂`・д・´)ダメッ!。
その参考とした写真がどのような状況で撮影されたものか私にはわからず、まさか無断侵入か?なんてむやみに疑いの目を向けるのでなく (;¬д¬)アヤシイ…、ひょっとすると撮影者はこの私有地の関係者かもしれないし、ちゃんと許可を得ているのかもしれない。もしくはその写真が撮られたときには立ち入りが制限されていなかった可能性もあります (゚ペ)ウーン…。ただ何にせよ、いまの私がこの先に進める立場でないことは確かな事実 (-`ω´-*)ウム。当然ながらこれは潔くキッパリと諦めざるを得ません (・ε・`)シャーナイネ。
お目当ての「新宿さざなみ1号」の通過時刻まではあと40分くらい。もしもクルマでの移動ならばすぐに佐貫町や上総湊の撮影地へ切り替えることもできそうだけど、私のように列車利用と徒歩では今からほかの駅間の撮影地へ行くことは時間的にかなり難しい "o(-"-;*)ウゥム…。ではこの付近でほかに列車が撮れるようなところが探せるのだろうか・・・。竹岡の駅からここまでの間にはとくにこれといった場所が思い当たらなかったため、浜金谷のほうへ向かって国道をさらに南進してみます ...(((o´・ω・)o。


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適当に歩き進んで
やってきたのはこんなところ。
立派な跨線橋の上からは内房線の線路と
その向こうに海が望めます。
(「゚ー゚)ドレドレ


迫る通過時刻に少し焦りを感じつつ、立入禁止の札があった場所から歩くことおよそ20分、私の目に留まったのは線路の上に架けられた跨線橋 (=゚ω゚=*)ンン!?。
ためしにその橋上へあがってみるとけっこうな高さがあり、内房線の線路の向こうには海も見えるではありませんか (゚∀゚*)オオッ!。当初の目的地だった場所(立入禁止の先ね)ほど、ばーんと広く海景色が一望できるわけではありませんが、ここも意外と悪くなさそうです (・∀・)イイジャン。


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青く染まる海を横目にみて
単線の内房線を南下するE131系。
この安房鴨川ゆき下り普通列車は
2両編成を二本つないだ4両編成でも
側扉の窓などには立ち客の姿が見えて
車内の混雑ぶりが伺えました。
▲内房線 竹岡-浜金谷

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木更津ゆき上り普通列車のほうは
同じ橋上から角度を変えてパチリ。
(^_[◎]oパチリ
こちらは2両編成のワンマン列車です。
▲内房線 竹岡-浜金谷(後追い)


まずはここへ私が着いてすぐにやってきた、E131系の普通列車で試し撮り (^_[◎]oパチリ。
館山方面に向かう安房鴨川ゆきの下り列車(2127M)はサイド気味のアングルで(上写真の一枚目)、その下り列車と浜金谷で交換(単線での行き違い)した木更津ゆきの上り列車(3126M)は正面気味のアングルで(二枚目)、同じ橋の上から少し立ち位置を変えてそれぞれに撮ってみましたが、列車と海がバランスよくフレームに収まるのはやはり前者の構図かな σ(゚・゚*)ンー…。このあとに通過する「新宿さざなみ」もそちらのアングルに決定です。本命の列車を迎える前にようやく気分が落ち着けました ε-(´∀`*)ホッ。
浜辺に打ち寄せる波音を耳に聴きつつ、東京湾を行き交う大小の船を眺めながら待っていると (゚- ゚)フネ、やがて線路の先のほうから見えてきたのは車体が三色に塗り分けられた特急列車の姿 ε-(°ω°*)キタッ!。


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初夏の潮風を浴びて
海辺の鉄路を颯爽と駆け抜ける
内房線の特急「新宿さざなみ」。
房総特急の全盛期を思わせるような
9両固定編成の255系が
GWの房総半島で奮闘します。
▲内房線 竹岡-浜金谷


“ビューさざなみ”が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
主色の青と白は房総の海と砂浜を、アクセントとなる黄色は太陽と菜の花をイメージしている、三色の“房総カラー”を纏った255系の特急「新宿さざなみ1号」が、青空ひろがる快晴の海景色で鮮やかに映えます。これぞいかにも温暖な房総半島を走る“房総特急”らしい情景ではありませんか 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
ふだんの「新宿さざなみ」でおもに使われているE257系500番台もほぼ同様のカラーリングではあるものの、個人的な印象だとE257系の同色は255系のものと比べてやや簡略化されたような印象 σ(゚・゚*)ンー…。また、255系は中間にグリーン車を組み込んだ9両固定の長い編成というところにも、E257系500番台以上に特急列車らしい貫禄が感じられます (-`ω´-*)ウム(5両編成が基本のE257系500番台は普通車のみのモノクラス編成)。
先述したようにアクアライン経由の高速バス網などが充実したことなどによって内房線の特急利用者が激減し、編成の長い255系は現在おもに総武本線の特急「しおさい」(東京〜銚子)で使われているのですが ( ̄  ̄*)シオサイ、もともと「BOSO VIEW EXPRESS(房総ビューエクスプレス)」の愛称を持つ当系は、房総半島(南房総)の観光特急的な役割を担う内房線の特急「ビューさざなみ」、外房線の特急「ビューわかしお」として1993年にデビューしたものであり (・o・*)ビュー(2005年に愛称が「さざなみ」「わかしお」へ統一されたため「ビュー」は削除)、総武本線では見られない海辺を走るシーンがやはり似合いますね (´▽`*)ウミ♪。
当初の目的地が立入禁止でちょっと慌ただしい展開となったなか アセアセヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノアセアセ、急場凌ぎで探したような撮影地にしては、列車に対する陽あたりが順光となる好条件だし、9両の長い編成も後ろまできれいに収まった
ъ(゚Д゚)ナイス。そして何より少しでも背景に海を写し入れることができて、255系の「新宿さざなみ1号」は満足のいく結果を残すことができました (+`゚∀´)=b OK牧場!

なお連休中の今日は、この約一時間後にも臨時列車扱いの特急「新宿さざなみ3号」がE257系500番台で運行されているのですが (゚ー゚*)ニゴナナ、それをここで撮り続けると友人との待ち合わせ時間に間に合わなくなるおそれがあるため、撮影は今の「1号」のみで終了です (´w`*)ドツカレサン。タイミングが合えば「3号」は、このあとに向かう駅で見ることができるかも。


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列車の背景に写し込むことは
角度的に難しかったけれど、
この跨線橋の上からは
東京湾越しに富士山のお姿が望めました。
(゚∀゚)オッ!
そして海上を航行している客船は
房総半島の金谷港と
三浦半島の久里浜港のあいだをむすぶ
“東京湾フェリー”です。

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撮影地の近くで眺めてみた海面。
東京湾でもけっこう水がクリアで
きれいなものですね。
(・∀・)キレイ
内房の海は波が穏やかなので
とくに子連れの海水浴に人気が高いそうです。

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撮影後に国道をさらに南進すると
その先にどーんとそびえ立つのは
まさに鋸の歯のような険しい稜線が印象的な
ご当地のシンボル鋸山(のこぎりやま)。
(゚ー゚*)ノコ
以前にあの山上からの遠望で
内房線の列車を狙ったこともありましたっけ
(ロープウェーで簡単に上がれます)。


ここへ来るときに下車した駅は竹岡でしたが、目的地の変更で歩き進んだことにより、結果的に「新宿さざなみ」を撮った跨線橋は次駅(下り方)の浜金谷のほうがずっと近い位置だったため(歩いて15分ほど)、帰りはそちらの駅から列車に乗ることとします (゚ー゚*)ハマカーン。竹岡より浜金谷の町のほうがにぎやかでお店が多く、美味しいお昼ゴハンも食べられそうだし (゚¬゚*)ジュルリ(まだ10時だけどねw)。


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せっかく房総半島の港町へ来たのなら
ちょっと早いけど(まだ10時w)
ここでお昼ゴハンを食べて行きましょう。
(σ´∀`)σイイネ♪
お品書きにあった“房総フライ定食”は
ご当地名物の黄金アジが二枚に
カレイとメバルのフライ盛り合わせです。
ちなみに“黄金(こがね)アジ”とは
この富津近海でしかとれない鯵(アジ)で、
回遊せずに脂を蓄えることでまるまると太り
艶の良い黄金色の体になるのだとか。
それを揚げたふわっふわのアジフライは絶品!
アジ(゚д゚)ウマー!
これはもうビールを飲まずにはいられません。
(まだ10時だってばwww)

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千葉県富津市に所在する浜金谷。
南房総の温暖さを表すような
平屋造りの木造駅舎は、
ハワイアンブルーの屋根が印象的です。
(o ̄∇ ̄o)アロハ
なお当地の本来の地名は“金谷”ですが
当駅が開業する以前から
東海道本線に金谷という駅が存在したため
海辺に近いこちらの駅を
“浜金谷”とした経緯があります。
( ̄。 ̄)ヘー
▲内房線 浜金谷

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浜金谷の駅でお迎えした、
E257系500番台の特急「新宿さざなみ3号」。
(゚ー゚*)ニゴナナ
「3号」の一桁号数が付いているけど
定期列車(土休日運転含む)ではなく
多客期のみ運行される臨時列車です。
連休中の本日は同列車からも
たくさんの行楽客が下車しました。
▲内房線 浜金谷


ところで、きょうの私の主目的は県内にある友人のお宅へお邪魔することで、待ち合わせは一宮町のご自宅に近い外房線の上総一ノ宮(かずさいちのみや)イチ( ̄▽ ̄)ノミヤ。
そこへいまの私がいる内房側の浜金谷から向かうとすると、“チーバくん”の体をスパッと一刀両断するように(?)房総半島を直線で横断できれば最短距離なのですが ━━╋⊂(*`-∀-)彡 スパッ!! 、そんな都合のよい区間に敷かれた鉄道路線はなく(バス路線もない)、現実的な経路選択としては浜金谷から上り列車に乗って蘇我経由で半周する“北回り”か、下り列車に乗って館山経由で半周する“南回り”かの二通りです σ(゚・゚*)ンー…(なお、小湊〜いすみ経由は時間的に間に合わないので除外)。その所要時間を調べてみると、上下線の普通列車が交換する浜金谷の発車時刻はどちらも同じ11時09分で、上りの北回りだと君津(きみつ)と蘇我での乗り継ぎで上総一ノ宮へ13時30分に到着、いっぽう下りの南回りでは館山で乗り継いで13時35分に到着。面白いことにその差はわずか5分程度です (*・`o´・*)ホ─。また房総各線は東京近郊の特定区間に含まれるため、どちらの経路を選んでも途中下車や逆戻りしなければ運賃はいっしょ(浜金谷~上総一ノ宮は近距離きっぷで1,980円区間)。
それならば、車窓の景色がのどかでローカルな雰囲気の旅情が感じられる南回りのほうがよさそう・・・に思えますが (・∀・)イイネ、ただし連休中の今は例のごとく南房総へ向かう行楽客で下り列車の混雑が懸念されるところ。逆にまだ昼前なら上り列車は空いているかもしれません ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。う〜ん、どっちにするかな・・・(゚ペ)ウーン…。
その上下線の列車は交換のため浜金谷のホーム(島式ホーム)を挟んで同時に停車するハズなので、両者の混雑具合を見比べて判断することとしました  ノボリ?(゚д゚≡゚д゚)クダリ?。


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浜金谷を同時刻発車の普通列車、
まず先にホームへ入ってきたのは
下りの館山ゆき(8129M)。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
所定はE131系のワンマン列車(3131M)ですが
連休対応で4両編成の209系です。
( ̄  ̄*)マルキュー
▲内房線 浜金谷

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続いて上りの木更津ゆき(160M)も入線。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
下り列車と同じく4両編成の209系だけど
こちらはこれが所定編成のようです。
( ̄  ̄*)マルキュー
左で発車を待っている下り列車は
やっぱり混んでいる様子・・・。
σ(・∀・`)ウーン…
▲内房線 浜金谷


私が選んだのは上りの木更津ゆき コッチ…((((o* ̄-)o。
やはり予想どおり館山ゆきの下り列車は、浜金谷でけっこうな下車があってもまだ車内は多数の立ち客で混んでいる状況 (´д`;)人大杉…。かたや木更津ゆき上り列車のほうは楽に座れるほど車内が空いていました (´ー`)マターリ。
往きに竹岡まで通ってきた経路をそのまま戻る形とする単純往復なのはちょっとつまらないけど、たとえ南房総のほうの車窓風景がよいとしても車内が混み合っていたのではその愉しみが半減してしまいます σ(・∀・`)ウーン…。それと正直、フライの盛り合わせ定食とビールをいただいたあとで満腹状態の私は、できることならゆったりと座って移動したかった・・・というのがホンネかも(笑)オナカイッパイ( )´З`)=3。
まあ、南房総をまわるのは連休などを避けて、またの機会としましょう (-`ω´-*)ウム。


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君津で乗り継いだE217系は
総武快速線に直通する久里浜ゆき。
15両編成なので車内はガラガラです。
(・ω・)ガラガラ
なお、この列車の東京着は13時22分。
私が上総一ノ宮に着くより早いじゃん。
房総半島の移動は思ったより大変だ(笑)
(。A。)アヒャ☆
▲内房線 君津

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さらに蘇我で乗り換えた外房線は
京葉線から直通してきた上総一ノ宮ゆきで
赤い帯のE233系です。
(゚ー゚*)ケヨ
外房線の下り列車にも行楽客は多かったけど
内房線ほどの混雑ではなく席に座れました。
▲外房線 蘇我


千葉の友人宅へ遊びに行くのにあわせて、その前に内房線のほうへ立ち寄って撮影にのぞんでみた、255系の特急「新宿さざなみ」(゚ー゚*)ニゴゴ。
当初に考えていた目的地が立ち入りできない私有地だったことには戸惑いましたが Σ(゚ω゚lll)エッ!?、そのあと見つけられた跨線橋の上からも、列車の背景に海が写し込めるというまずまずの好条件に救われて (゚∀゚)オッ!、どうにかお目当ての列車を内房線らしい情景で撮ることができました
(^_[◎]oパチリ。1993年のデビューから今年でちょうど30年を迎える255系、車齢的に置き換え(引退)の噂をチラホラと耳にするなか(正式な公表はされていません)、今旅は当系の記録を残すいい機会だったと思います ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
なお、今記事のメインカットは255系の「新宿さざなみ1号」を撮った一枚で、ぶっちゃけ、短編の「ONE-shot」でご紹介してもいいような内容なのですが σ(゚・゚*)ンー…、そこへいたるまでの経緯で私有地の立ち入れない場所を安易に目的地に設定するなど、これは私の事前の下調べ不足が否めないものがあり、このような失敗といっていい経験を今後の自分へ注意を促す備忘録として残すべく、撮影記としてまとめた次第です (^^;)ゞポリポリ。


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浜金谷から房総半島を北回りで半周し、
およそ二時間半で上総一ノ宮へ定時に到着。
(・ω・)トーチャコ
ちなみに当駅へ5分後に着くハズだった
館山発の上り列車(南回りね)は

9分遅れていると案内放送されていました。
事情は詳しくわからないけど
やはり混雑が原因かな?

σ(゚・゚*)ンー…
▲外房線 上総一ノ宮

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千葉県一宮町に所在する上総一ノ宮。
当地には上総国の一宮である
玉前(たまさき)神社が建ち、
町名や駅名の由来となっています。
海原の水平線をイメージした大屋根の駅舎は
東京2020五輪で一宮町の釣ヶ崎海岸が
サーフィンの競技会場となったことに合わせて
2020年にリニューアルされたもの。
(・o・*)ホホゥ
▲外房線 上総一ノ宮


浜金谷1109-(内房160M)-君津1146~1150-(4108F)-蘇我1230~1249-(外房4235A)-上総一ノ宮1330

内房線と外房線を乗り継いで到着した上総一ノ宮で、駅に出迎えてくれた友人と久しぶりに再会 (*´∀`)ノ゙オヒサ。
招いてくれたご自宅では、ご当地らしく勝浦産の“カツオのたたき”などでもてなしていただき (*'▽')カツオ!、昼食(?)は内房で鯵(アジフライ)を、夕食(といっても14時くらいから飲み始めたけどw)には外房で鰹が食べられて、贅沢に房総を満喫した一日となりました (゚∀゚)アヒャ☆。


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オマケの一枚として、
これは友人宅から帰る際の夕方に
上総一ノ宮の撮影ポイントで狙ってみた
外房線の特急「新宿わかしお」。
(^_[◎]oパチリ
こちらもふだんはE257系500番台で
運行されることが多い列車ですが、
GWの多客期には9両編成の
E257系5000番台が使われていました。
(゚ー゚*)ニゴナナ
房総で遊び疲れた行楽客を乗せて
のどかな田園風景を走りゆく特急列車が
一路、都心へと向かいます。
▲外房線 八積-上総一ノ宮(後追い)





両毛線・・・特急「あしかが大藤まつり号」撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2023.04.22 両毛線
今年は185系が返り咲き!
特急「あしかが大藤まつり号」撮影
 
 
春から初夏へと季節が移ろうなかで見頃を迎えるのが、優美に垂れ下がる紫や白い花房が印象的な藤の花 (゚ー゚*)フジ。藤の名所として知られる栃木県足利市の「あしかがフラワーパーク」には例年、当園のシンボルとなっている“大藤”の開花に合わせて多くの人が観賞に訪れ、その観光客のアクセスを担う首都圏からの臨時列車もいくつか設定されます (・o・*)ホホゥ。そのひとつが臨時特急の「あしかが大藤まつり号」オマツリ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノオマツリ♪。
数年ほど前までの当列車(の前身にあたる臨時快速)には、183系185系485系など、第一線を退いた国鉄時代の特急型車両、俗にいう“国鉄特急型”が使われることが多く、鉄ちゃん(鉄道ファン)の注目を集める存在となっていましたが (*゚∀゚)=3ハァハァ!、古い国鉄型の退役が相次いだことで昨年にはJR型(JR化後に製造された車両)のE257系5500番台へと置き換えられ(それと同時に快速から特急へと格上げ・・・という名目の値上げ)、国鉄型による「藤まつり号」の時代はついに終わった・・・かに思われました (・∀・`)ウーン…。
ところが、おもに臨時列車用(波動輸送用)だったE257系5500番台が今年(2023年)の3月より定期列車の運用(高崎線の特急「あがぎ」や「草津・四万」)を持つこととなり、臨時列車へ使う余裕がなくなってしまいます (・・?)アリ?。そこで今シーズンの「あしかが大藤まつり号」を託されたのはなんと、一度は退いた国鉄特急型の185系が二年ぶりの大抜擢! エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。しかも以前の快速列車でなく特急列車として格を上げた返り咲きです w(゚o゚*)w オオー!。これは私のような国鉄型好きのマニアにとって、なんとも嬉しい胸熱な展開ではありませんか!(*゚∀゚)=3ハァハァ!
4月の後半から5月の大型連休(GW)にかけて土休日を中心とした特定日(4/22・23、5/3~6)に運行される特急「あしかが大藤まつり号」、私はその運転初日にさっそく当列車の撮影へ赴いてみることとしました ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。

(注・いつものごとく本記事には、あしかがフラワーパークの園内や藤の花の様子などは、いっさい出てきませんのであしからず (^^;ゞ)。


4月22日(土)

季節の変わり目で天候がやや不安定なここ数日、きょうの関東は前日の雨から回復傾向にはあるものの、朝の東京はどんよりとした曇り空 (-ω-;*)ドングモリ。ただし天気予報によると栃木や群馬など北関東のほうはおおむね晴れるみたいで (゚∀゚)オッ!、栃木の足利へ向かう「あしかが大藤まつり号」をそのあたりで狙えば、晴天の陽あたりが期待できるかもしれません (☆∀☆)キラーン☆。
そんな私が東京駅からまず乗るのは、上野東京ラインを経て宇都宮線に直通する宇都宮ゆきの快速「ラビット」・・・の予定でした
ラビット(゚ー゚*)セキネ


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東京の7番線ホームから発車する
宇都宮線の快速「ラビット」。
シートの座り心地が個人的に好みな
E233系です。
(o ̄∇ ̄o)ニサンサン♪
▲東海道本線 東京


ところが「ラビット」へ乗り込もうとした私の耳に隣のホームから聞こえてきたのは、「まもなく9番線に回送列車がまいります。この列車はご乗車になれません。」という案内放送 (=゚ω゚=*)ンン!?。そしてそれに合わせて何人かの同業者(鉄ちゃん)がホームでカメラを構えだしたのに気づきます。むむっ、これは“何か”が来るぞ!? (-`ω´-*)ムムム。
いっぽうの「ラビット」は “ぽるるるるる・・・” という発車のベルが鳴っており(当ホームはメロディでなく電子音のベルなの)、予定どおり乗るべきかちょっと迷ったけれど、このあとの行程にはじゅうぶんに余裕があったし、やっぱり回送列車が気になったので「ラビット」は見送ることに バイチャ!( ゚д゚)ノシ。
そして「ラビット」と入れ替わるようにして、向かいのホームにはこの車両が入ってきました (*゚ロ゚)ハッ!。


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東京の9番線ホームに
上野方よりゆっくりと入線してきた
185系(B6編成)の回送列車。
▲東海道本線 東京


イッパゴ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
回送列車の正体はなんと185系 (=゚ω゚)ノ゙ヤア。
ほんの数年前まで東海道線の特急「踊り子」に使われて、東京駅を毎日発着していた185系。ここで見る当系の姿はやはり今でもしっくりとくる印象を覚えます (・∀・)イイネ。でもこれは「踊り子」じゃありません (´・ω`・)エッ?。
この185系はのちに今回の私の撮影目的でもある「あしかが大藤まつり号」となる編成で、東海道線の大船(おおふな)を始発駅とする当該列車のために、大宮の所属基地(大宮総合車両センター)から事前に送り込む回送列車、いわゆる“送り込み回送”ってやつです (・o・*)ホホゥ。私はたまたまこの時間の東京駅でそれに遭遇したのですね (´ω`)ナルヘソ(送り込みのスジ(時刻)など、事前の情報収集を怠っていたw)。
なおこれにより本日の「あしかが大藤まつり」に使われる185系はこの“斜めストライプ(踊り子色)”のB6編成だと判明。個人的には撮影機会の少ない“横帯ライン(リレー号色)”のA1編成のほうをちょっぴり期待していたんだけどな・・・(^^;)ゞポリポリ。


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「ラビット」の後続となる
宇都宮線の普通列車と並んだ
185系の回送列車。
私はこの普通列車に乗ります。
けっきょく座席が硬いE231系か・・・。
( ̄  ̄;)ニーサンイチ
▲東海道本線 東京


185系の回送列車を眺めたのち、あらためて「ラビット」の後続となる宇都宮ゆき下り普通列車(1522E)へ乗り、都内から栃木県のほうに向かって宇都宮線を北上します ...(((o*・ω・)o。
特急「あしかが大藤まつり号」の往路(東北本線基準で下り列車)は神奈川県の大船を始発駅に、東海道本線、上野東京ライン、宇都宮線(東北本線)、そして両毛線(りょうもうせん)を経由して「あしかがフラワーパーク」のある足利へと至り、群馬県の桐生(きりゅう)を終着駅とする臨時列車(復路となる上り列車も桐生を始発駅に同区間で運行)(・o・*)ホホゥ。その運行経路だけを見れば都心に近い東海道線や宇都宮線の沿線でも撮影が可能な列車ですが、せっかくならば郊外の両毛線まで少し足をのばして、景色が広々としたのどかなロケーションで撮りたいと思います (・∀・)イイネ。先述したように予報だと北関東のほうが天気が良いみたいだし 八(゚- ゚)ハレテ。


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埼玉県の蓮田付近(ヒガハスね)を通過。
このあたりでもまだ空は
どんよりとした雲に覆われています。
この先はホントに晴れてくれるのかなぁ?
σ(・ω・`)ウーン…
▲東北本線 東大宮-蓮田(車窓から)

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栃木県の小山で乗り換えた両毛線は
ロングシート仕様の211系。
ホームがけっこう混んでますね・・・。
みなさんの目的地はやはり
あしかがフラワーパークでしょうか。
▲東北本線(両毛線ホーム)小山


小山(おやま)で宇都宮線から両毛線の高崎ゆき上り普通列車に乗り換えると、車窓には関東平野らしい広大な田園風景が広がります (´ー`)ノドカ。
両毛線は東北新幹線や宇都宮線と接する栃木県の小山を起点に、栃木、佐野(さの)、足利、桐生、伊勢崎(いせさき)、前橋(まえばし)などを経て、上越線と接する群馬県の新前橋(しんまえばし)にいたる84.4キロの電化幹線。なお、列車は新前橋から上越線へ乗り入れる形で高崎に直通運行をしており、一般的に両毛線は小山と高崎を結ぶ路線とされています ( ̄。 ̄)ヘー(下記路線図を参照)。ちなみに線名に付けられている“両毛”とは、旧国名の“上毛野国(かみつけのくに)”と“下毛野国(しもつけのくに)”を併せた地名で(上毛野と下毛野で両毛)、現在の栃木県南西部(佐野や足利など)から群馬県南東部(館林や太田、桐生、伊勢崎など)に跨がる地域一帯を指すそうです (・o・*)リョーモー。


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「みんなで両毛線に乗ろう!!」
小山の駅構内に掲げられていた
両毛線の路線案内図。
(写真をクリックすると拡大表示されます)

あしかがフラワーパークは
当園の最寄駅として
三年前の2020年に開業しています。


当線は首都圏郊外の亜幹線(主要幹線とローカル線のあいだの位置づけ)らしく、通勤や通学での利用者が多い地域輸送を主体としており、本来であれば土曜の朝の列車など混まずに空いているハズなのですが、今日は小山のホームに列車の入線を待つ列ができるような賑わいぶり (´д`;)人大杉…。その乗客の大半は例の「あしかがフラワーパーク」へ行くものだと思われ、なかには外国のかたも多い様子 ヘロー( ゚ゝ゚)ノ。
ちなみに例年だとフラワーパークの藤はちょうどGWの連休ごろに花のピークを迎えるそうですが、今年は桜と同様に開花がいつもの年より早かったらしく、すでに本日(4/22)の時点で満開宣言が出されていました (*’∀’*)マンカイ!。それが列車の混雑に拍車をかけているのかもしれませんね ( ̄  ̄;)ナルヘソ。


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小山の観光案内所に掲出されていた
あしかがフラワーパークの開花状況。
それによると数日前の4/19の時点で
『うすべに藤 満開です!!
むらさき藤 満開です!!
大藤 見頃です!!』
・・・となっていました。
たぶん今日(4/22)は
大藤も満開です!!・・・かな?
(゚∀゚)アヒャ☆


また両毛線の車内には、フラワーパークを目的地とする観光客に紛れて(?)、私と同じく「あしかが大藤まつり号」の撮影が目的だと思われる同業者(鉄ちゃん)の姿もチラホラと見受けられます ナカーマ(*・ω・)人(・ω・*)ユキエ。藤を見に行く者も、列車を見に行く者(?)も、地元の利用者のかたにとってはどちらも一緒くたのニワカな余所者(混雑を引き起こす厄介者?)って見方をされていることでしょう (^^;)ゞポリポリ。
そんな混雑した列車で私は席に座ることはできませんでしたが、幸いにも目的地までの乗車時間はさほど長くなく、小山から5駅目の岩舟(いわふね)で下車しました (・ω・)トーチャコ。


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混雑した4両編成の211系に
小山から揺られることおよそ20分。
私が列車を降りたのは岩舟。
(・ω・)トーチャコ
▲両毛線 岩舟

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栃木市岩舟町(旧・岩舟町)に所在する
両毛線の岩舟駅。
アニメの舞台として描かれたこともある
落ち着いたたたずまいの木造駅舎は
建屋の基礎や柱の土台などに
当地で産出された岩舟石が使われています。
( ̄。 ̄)ヘー
▲両毛線 岩舟


東京0651-(東北1522E)-小山0816~0856-(両毛442M)-岩舟0919

岩舟は江戸時代から昭和期にいたるまで、当地にそびえる岩船山(いわふねやま)より採掘される良質な建築石材(おもに土木の基礎建材)の“岩舟石”で繁栄した町で、最盛期の1950年代には何十軒もの石材店が軒を連ね、石材を運ぶダンプカーが何百台も街なかを往来していたとか。また、明治時代には石材搬出用の人車鉄道や軽便鉄道が敷かれていたというのも鉄ちゃんとしては興味深いところです (・Д・*)ヘェー。しかし1960年代になるとコンクリートの普及により採石が衰退して閉山。現在の岩船山で採石は行なわれていません エーコ(´ω`)セースイ。


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岩舟の駅を背にすると
すぐ目の前にそびえたつ
標高172.7メートルの岩船山。
なお、町名や駅名、石材名は“岩舟”、
山名には“岩船”の字が用いられます。
(゚ー゚*)フネ

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採石で栄えた歴史を持つ旧・岩舟町。
駅の近くには岩舟石に関する歴史や
資料などが見学できる
「岩舟石の資料館」が開設されています。
なお岩舟石でできた当館の建物は
1931年(昭和6年)に築造されたもの。
(´ω`*)シブイ


そんな採石によって山肌が削られて特徴的な形となった岩船山は、両毛線の車窓からもその山容を望むことができ、沿線地域のランドマークのひとつとなっています (・o・*)ホホゥ。それを「あしかが大藤まつり号」の背景に写し込むことで両毛線らしさを表したいと思い、ここ岩舟を今回の撮影地に選んでみました (・∀・)イイネ。


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駅から歩いてやってきたのは
こんなところ。
田畑が広がる農地の向こうに
岩船山が望めます。
(「゚ー゚)ドレドレ


駅を出て線路に沿った道を小山のほう(下り方)へ歩き進むと、すぐに広大な農地へと出ることができ、そこからは岩船山の全容がスッキリと一望 (「゚ー゚)ドレドレ。麓を走る両毛線の列車とのバランスを考えながら適当な位置でカメラを構えてみます シャキッ!( >_o)r┬=≡[]。
私が現地に到着したときの空模様はまだ雲が多めでしたが、次第に青空が広がってきて、陽もさすようになってきました。予報どおり天候は回復傾向にあるようです ε-(´∇`*)ホッ。


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ご当地のシンボル岩船山を望みながら
両毛線の普通列車が走りゆきます。
雲が抜けきらずに
ちょっとマンダーラ気味w

▲両毛線 岩舟-大平下

0014.jpg
手前にボカした白いものは
農道わきに咲いていた
ハルジオンかヒメジオンのお花。
ちなみに一部の地域では
“貧乏草”の異名が付けられており
折ったり摘んだりすると貧乏になると
云われているそうな。
(´Д⊂ ボンビー


まずは211系の普通列車で試し撮り (゚ー゚*)ニゲゲ
そろそろ田んぼに水が入る時期ではないかと期待していたものの、このあたりはまだ田おこし前の土の状態 ( ̄  ̄)ツチ。というか、そもそもここは田んぼじゃなくて畑なのかもしれません (。A。)アヒャ☆。そんな彩りに乏しい土色の田畑に少しアクセントを付けたくて、ためしに農道の傍らで群生していたハルジオン(かな?)の白い花を手前にボカしたアングルにしてみました (^_[◎]oパチリ。安直な“花ボケ”は好みがわかれそうですが、穏やかな春っぽい雰囲気も感じられて、個人的な印象では意外と悪くない気がします (゚ー゚*)ボケ。本番の「あしかが大藤まつり号」もこんな感じで撮ろうかな。
でもその本番の前にちょいと一本、次の高崎ゆき上り普通列車(446M)は花ボケのアングルではなく、車両がよくわかるような撮り方をしてみたいと思います。少しだけ場所を移動して迎えた、その普通列車は・・・(=゚ω゚=*)ンン!?


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黄色と緑の“矢絣柄”を帯に施した
ちょっとお洒落な印象の211系が、
里山の新緑にいい感じでマッチします。
▲両毛線 大平下-岩舟


やがすり、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
私が小山から乗車した電車がそうだったように、両毛線の普通列車に使われている211系の帯色はオレンジと緑、俗にいう“湘南色”が通常のカラーリングなのですが、颯爽と現れたこの編成(A28編成)は黄色と緑の明るい配色で、側面の帯が袴などの和織物で見かける矢羽根をモチーフにした“矢絣(やがすり)”模様となっています (゚ー゚*)ヤガスリ。
これは、生糸や絹織物などの輸送と共に発展してきた両毛線を多くの人に周知し、「両毛線=織物」のつながりを感じてもらえるようにと、当線のラインカラーである黄色と沿線の山々をイメージした緑色、そして織物柄としてわかりやすい矢絣柄を車体帯に採用したもので ( ̄。 ̄)ヘー、わずか一本(一編成)のみのレアな存在 ε-(°ω°*)レア!。しかもこの211系(高崎車両センター所属)は両毛線だけでなく、信越本線(高崎〜横川)や上越線(高崎〜水上)、さらには吾妻線(渋川〜大前)などにも共通で広範囲に使われているため、そのなかから一本の特定編成を捕まえるのは容易なことではありません (-`ω´-*)ウム(見つかる可能性は3%・・・とか!? ( ̄▽ ̄;)マジカ)。


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先頭車を流し撮りしたあと、
後追いは岩船山を背景にしてパチリ。
このくらいの引き画でも
意外と帯色の違いが判るものですね。
(^_[◎]oパチリ
ちなみに黄色と緑のカラーリングを見ると
個人的に応援している
Jリーグ「ジェフ千葉」のチームカラーを
つい思い浮かべてしまいます(笑)
( ̄∀ ̄)ジェフ?
▲両毛線 岩舟-大平下(後追い)


そんな“出会えたらラッキー”な矢絣柄編成を、岩舟の駅から撮影ポイントへ向かって歩いているときに、小山ゆき下り列車(437M)でたまたま目にした私 (*゚ロ゚)ハッ!。折り返しの上り列車で戻ってきたところを待ち構えて撮ることができたのでした (=゚ω゚)ノ゙オカヘリ。これは嬉しい収穫です (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。


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ケーンケーンという
鳴き声が聞こえたので振り返ると
そこにいたのはキジオ。
(雉のオス)
こちらもちょっとラッキーな出会い?
(´▽`*)キジオ♪


さて、211系の矢絣柄編成は帯の模様がよくわかるように車両をアップで流し撮りしましたが、「あしかが大藤まつり号」のほうはのどかな景色を広く入れた画にしたいので、ハルジオンの花が咲いていた最初の“花ボケアングル”に戻ります ボケ…((((o* ̄-)o。
二年ぶりに「あしかが大藤まつり号」として両毛線を走る185系 (゚ー゚*)イッパゴ。人気の高い当列車をやはり多くの同業者が待ち構えているものの、広大な農地のあちこちに各々が点在している様子でまったりとした雰囲気 (´ー`)マターリ。私のところはポツンと一人で待っているような感じです (・ω・)ポツン。
そんな穏やかな状況のなか、やがて「あしかが大藤まつり号」の接近を知らせる踏切の警報器が鳴動しました ε-(°ω°*)キタッ!。

・・・が、その時!( ̄△ ̄;)エッ…


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す〜っと現れたのは
チャリンコに乗った少年。
♪〜( ̄、 ̄ )===3 スイスイ〜
ちゃんとヘルメットをかぶっていますね。
オトナも見習わなきゃ・・・。
(4/1より自転車利用者の
ヘルメット着用が努力義務化されています。
私はまだかぶっていないけど・・・^^;)


うはっ、チャリっ! Σ(゚∇゚;ノ)ノ
185系の足音(走行音)が迫るなかで不意に目の前を横切ったのは、自転車に乗った少年くん ♪〜( ̄、 ̄ )===3 スイスイ〜。現地に私が着いてから二時間近くものあいだ、これまでこの農道にはお散歩の高齢ご夫婦くらいしか通らなかったのに、よりによってこのタイミングでまさか自転車がやってくるとは思いもよらずにビックリ Σ(゚□゚*)ナニーッ!。でもなぜかこういうことってけっこうよくあるような、“撮り鉄あるある”(よくある不思議な事象)なんですよね(笑)(´∀`;)アルアル
危うくも事なきを得て自転車が走り去ったのち(チャリ少年が写ったら写ったで面白い画になったかも知れないけどw)、すぐに185系が現れました。


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春風に揺れる野花の向こうを
車体のグリーンストライプが印象的な
特急列車が駆け抜けます。
二年ぶりに岩船山の麓へ帰ってきた
185系の「あしかが大藤まつり号」。
 (=゚ω゚)ノ゙オカヘリ

▲両毛線 岩舟-大平下(後追い)


岩船山バックでイッパーゴ(185系)が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
国鉄特急型らしい豪快なモーター音(MT54電動機)を響かせて、無骨な山容の岩船山を背景に両毛線を走りゆく185系の特急「あしかが大藤まつり号」。葉の緑が濃くなりつつある晩春の里山風景に、緑のストライプを施した白い車体が明るく映えます 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。手前にボカしたハルジオンの白い花も185系の車体色にマッチしている・・・かな? (-∀-。)ウ・・・ウン。ま、ほんわかとした春らしい雰囲気でいいじゃない (+`゚∀´)=b OK牧場!
ドン曇りだった朝の東京を出発する時点では、栃木の岩舟がホントに晴れてくれるのか半信半疑だったけど (
;¬_¬)アヤシイ、行ってみれば青空が広がり日差しにも恵まれて、気分よくお目当ての列車を記録することができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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しゃがみこんで撮っていた
花ボケのアングルから、
立ち上がってもう一枚
185系と岩船山をパチリ。
(^_[◎]oパチリ
岩船山って個人的にもっと
岩肌がむき出しの印象があったけど
こうやって見るとけっこう
緑に包まれているんだなぁ。
▲両毛線 岩舟-大平下(後追い)


岩船山の麓を足利のほうへ向かって走り去る「あしかが大藤まつり号」。その後ろ姿をお見送りして往路の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。当列車はこのあと午後に桐生から大船へ向かう復路が設定されており、私はそれに備えて次の撮影ポイントへ移動しようと思います ...(((o*・ω・)o。
ちなみに、できればこの間に何かご当地の名物などをお昼ゴハンに食べたいところなのですが (・∀・)イイネ(例えば隣町の佐野らーめんとか (゚
¬゚)ジュルリ)、たしか以前に私が岩舟を訪れたとき、駅の近辺で食事がとれるようなお店は無かったように記憶していたため(実際に今回もとくに見当たらなかった)、きょうはあらかじめ小山駅のコンビニで軽食(NewDAYSのおにぎりね)を買ってきました。ちょっと侘しいけどランチはそれで適当に済ませます (・ε・`)シャーナイネ。


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岩舟駅から西のほうへ歩いて
数分ほどのところにある
岩船山高勝寺への参道入口。


田畑が広がる撮影ポイントをあとにして次に私が目指すのは、これまで麓から見上げていた岩船山の山上 ( ̄  ̄)ヤマ。
えっ、あの切り立った山に登るなんて、ロッククライミングでもするつもりなのか!? Σ(゚∇゚;ノ)ノ エッ!?・・・と思われそうですが(思わないかw)、実は岩船山の山の上には高勝寺(こうしょうじ)さんという山寺があり、そこへの参道となる石段が麓から山の斜面に沿って設けられていて、およそ600もの段数があるものの意外と手軽に上へと登ることができるのです (・o・*)ホホゥ。


0031.jpg
山上にある高勝寺へと続く
およそ600段の石段。
多少のキツさはあるけれど
ε-(´o`;A フゥ…
今の季節は緑が爽やかで
気持ちよく進めます。


江戸時代から採石で町の繁栄に貢献した岩船山ですが、本来はいにしえより亡き人の魂が当地に集まる霊山として崇拝され、岩船山を山号に持つ天台宗の高勝寺(岩船山大智院高勝寺)は奈良時代の宝亀8年(775年)に開基した歴史ある寺院 (*・`o´・*)ホ─。また、日本三大地蔵のひとつに数えられる名刹としても知られ、とくに子授や安産の地蔵信仰で多くの参拝者が訪れるそうです。


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地蔵菩薩の霊夢を見て当地を訪れた
伯耆国大山寺の僧である弘誓坊によって
奈良時代の宝亀8年(775年)
に創建され、
“関東の高野山”ともよばれた高勝寺
( ̄。 ̄)ヘー
仁王像が構える朱塗りの立派な山門は
江戸時代の享保2年(1742年)に
建造されたもので、
規模の大きさは県内一を誇ります。


そんな歴史的にも信仰的にも趣深い高勝寺さんへ軽くお参りをしたのち (-人-〃)ムニャムニャ、境内の周囲など山上の一帯を少し散策してみるとところどころに視界が開けた箇所があり、そこから岩舟の街なみや田園風景などが広く望めます (゚∀゚)オッ!。
両毛線も見えるかな? σ(゚・゚*)ンー…


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山上から見えた岩舟駅。
(゚ー゚*)エキ
駅のむこう側は田畑が広がっていて
環境ののどかさがわかります。
▲両毛線 岩舟

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こちらは駅が見えるほうとは
別の個所から見た眺め。
(「゚ー゚)ドレドレ
高い建物があるのは小山市かな?
かなり遠くまで見渡せます。

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眼下に広がる田園風景、
そこに敷かれた両毛線の線路を
211系の普通列車が
コトコトと走ってゆきます。

...(((o*・ω・)o
▲両毛線 大平下-岩舟


お!両毛線、み~っけ! m9っ`∀´)ミッケ!
山上の一角から木々の枝をかわすようにして覗くと
(「゚ー゚)ドレドレ、先ほどまで私が撮影していた田畑のあたりが眼下に広く一望でき、そこにまっすぐと伸びる両毛線の線路もしっかりと確認できます (゚∀゚*)オオッ!。これは気持ちのいい壮観な眺めで、私好みの“俯瞰撮影スポット”じゃありませんか (・∀・)イイネ。復路の「あしかが大藤まつり号」はここで撮ることに迷わず決定 (-`ω´-*)ウム。
ちなみに北西から南東のほうを向いて立っているこの場所、ためしに撮ってみた211系の普通列車を見ると、車体側面への陽あたりがまだ弱い感じですが、午後遅い15時近くに通過する本番の「あしかが大藤まつり号」では、もう少しいい条件の光線状態になるのではないかと思われます σ(゚・゚*)ンー…。
気温や湿度が上って空気が霞みがちな今の時期、乾燥した冬場ほどのクリアな視界ではないけれど、それでも穏やかな晴天はまずまずの好条件
(+`゚∀´)=b OK牧場!。高台からの展望をのんびりと眺めながら、お目当ての列車が来るのを待ちます (*´v`*)ワクワク♪。
そんななか、やがて麓のほうからかすかに聞こえてきたのは、やはり185系らしいモーターの唸り
ε-(°ω°*)キタッ!


0037.jpg
江戸時代から昭和にかけての
長きにわたる採石の歴史で
山肌が荒々しく削られた岩船山。
かつて石材の輸送にも使われた両毛線を
今日は藤まつりに合わせた
臨時の特急列車が走ってゆきます。
▲両毛線 岩舟-大平下


岩船山俯瞰でイッパーゴが撮れました~!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
山上より岩壁越しにとらえてみた、麓を走る185系の「あしかが大藤まつり号」
(^_[◎]oパチリ。見晴らしのいい眺望に加えて、手前へ写し込んだ切り立つ山肌には凄みのある迫力も感じられ w(゚o゚*)w オオー!、採石の歴史を持つ岩船山らしさが表れせたのではないでしょうか (・∀・)イイネ
そして列車への光線状態はいい具合の陽当りとなり、それに照らされた185系の白い車体は遠景でもじゅうぶんに存在感があります
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。ちなみに私ははじめ今回の「あしかが大藤まつり号」には、使用頻度が少なくてレア度が高い“横帯ライン(リレー号色)”のA1編成を期待していたのですが σ(・∀・*)リレー…、いま実際に山上からの俯瞰で当列車を見ていると“斜めストライプ(踊り子色)”が遠目でもいいアクセントとなっており、きょうの撮影ではこちらの塗分けのB6編成でよかったようにあらためて感じました ъ(゚Д゚)ナイス。


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関東平野に響きわたる
MT54型電動機の甲高い咆哮。
視界が抜けていれば

その姿をずっと見ていられるのも
俯瞰眺望の楽しさです。
小山のほうへ向かって走り続ける
185系を追うようにして
何枚かパチリ。
(^_[◎]oパチリ
▲両毛線 大平下-岩舟(後追い)


広大な田園風景を淡々と進みゆく185系の特急「あしかが大藤まつり号」...(((o*・ω・)o。ありきたりな表現だけど、山上から眺めている様子はまるでミニチュアの鉄道模型を見ているかのような面白さがあります (*'∇')タノシイ♪。
メインのカットを撮り終えたあともずっと目で追い続け、その姿が見えなくなったところで本日の撮影は終了としました
(´w`*)ドツカレサン


0050.jpg
撤収して高勝寺さんの境内を横切ると
そこにいらっしゃったのは
リアル眠り猫?
(=ΦωΦ=)ニャア
あたたかい陽気となって、
お昼寝するにも気持ちのいい時期ですね。
(´ー`)マターリ

0051.jpg
岩舟の駅に戻り、
両毛線の小山ゆきで帰ります
(お!幕車の211系だ)。
この列車もやはり
大半がフラワーパークからの帰りだと思われる
多くの乗客で混雑していました。
(´д`;)人大杉…
▲両毛線 岩舟


「あしかがフラワーパーク」の藤の花が見ごろとなるのに合わせて運行される、この時期恒例の臨時特急「あしかが大藤まつり号」 (゚ー゚*)オーフジ。
今シーズンは二年ぶりに当列車へ返り咲いた国鉄特急型の185系を、岩峰際立つ山容が特徴的な岩船山と絡めた両毛線らしいロケーションで記録でき
(^_[◎]oパチリ、また、その待ち時間に現れてくれた自転車少年・・・じゃなくて、矢絣柄の211系にたまたま出会えたのもラッキーで嬉しい副産物でした (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。沿線の田んぼにまだ水は入れられていなかったけど、早くも初夏を思わせる日差しが照り付ける陽気のもと、好条件で存分に両毛線の撮影を満喫することができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
そんな「あしかが大藤まつり号」ですが、はたして来シーズンの使用車両はどうなるのでしょうね σ(゚・゚*)ンー…。今年に引き続き185系が使われるのか、それともJR型の別形式になるのか? イッパゴ?(゚д゚≡゚д゚)ニゴナナ?。ひょっとしてその運用のカギを握るのは、若干の塗装変更を含むリニューアルが進められていて、いま注目が高まっている「成田エクスプレス」用のE259系・・・かも? ( ̄  ̄*)ネックス…(「大藤まつり」にE259系の直接登板は無くても、当系の一部を波動用に回すことでE257系などに余裕ができるのではないかと、個人的にはあくまでも勝手に予想しています)。来シーズンの「あしかが大藤まつり号」も楽しみにしたいと思います。


0053.jpg
小山で両毛線から乗り換えた
宇都宮線と湘南新宿ラインを直通する
逗子ゆきの快速列車。
E231系か・・・。
( ̄  ̄;)ニーサンイチ
▲東北本線 小山


さて、ひととおり両毛線での撮影を終えて帰路についた私。
ちなみに今旅は都内と岩舟の往復するのに、首都圏近郊のJRの特定範囲が一日じゅう乗り降り自由となる、おトクなきっぷの「休日お出かけパス」を使用しています(両毛線は小山~足利が利用可能な区間) (*・∀・)つ[パス] 。せっかくならばそれをもう少し活用すべく、宇都宮線の上り列車を大宮で途中下車して、きょうの撮影の打ち上げに駅の近くにある居酒屋でちょいと一杯ひっかけていくことにしました (゚∀゚)アヒャ☆。
撮り鉄を満喫したあとのビールと焼きとりはサイコーですね(笑)プハーッ!(*>∀<)oC凵

岩舟1507-(両毛449M)-小山1525~1605-(東北4535Y)-大宮1645
大宮1834-(湘南新宿ライン2853Y)-新宿1908



吾妻線・・・651系 特急「草津」撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2023.02.18 吾妻線
温泉マークの“タキシードボディ”
特急「草津」 撮影
 
 
JR東日本で最初のオリジナル特急型車両として、平成元年の1989年に常磐線の特急「スーパーひたち」で華々しくデビューし、2014年からは高崎線の特急「あかぎ」や「草津」にコンバートされて活躍を続けている、白い車体が印象的な“タキシードボディ”の651系(1000番台)(゚ー゚*)ロクゴーイチ。

先日にも拙ブログの記事で触れましたが、今春の3月11日に実施されるJRのダイヤ改正を機に、特急「あかぎ」と「草津」あらため「草津・四万」(くさつ・しま)の両列車には、車両のリニューアルとしてE257系(5500番台)が新たに抜擢 ( ̄  ̄*)ニゴナナ。それによって置き換えられる現行の651系は定期運用を失い、事実上の“引退”となる模様 (´・ω・`)ショボン(定期運用終了後の651系の動向を私はよく知らないけど)。
そんな引退が近づく651系の最後の活躍を記録すべく、私は先月の1月末に八高線(はちこうせん)へ乗って群馬県藤岡市の北藤岡(きたふじおか)を訪れ ...(((o*・ω・)o、高崎線でいうと新町(しんまち)と倉賀野(くらがの)の駅間に位置する烏川鉄橋などで撮影に臨んでいます (^_[◎]oパチリ。そのときは日当たりの光線状態が良好な(順光となる)上り列車の特急「あかぎ」をメインとして、下り列車の特急「草津」はオマケ程度に撮ったものでしたが(しかも後ろからの“後追い”)( ̄  ̄)オマケ…、できれば「草津」のほうもあらためて、しっかりとした記録を残したいところ (-`ω´-*)ウム。
そこで今回は同じ群馬県内でも、先日の高崎線よりもう少し遠くへ足を延ばして、特急「草津」の“ホームグラウンド”といえる吾妻線(あがつません)の沿線で651系を狙ってみようと思います (・∀・)イイネ。


2月18日(土)


0001.jpg
上野から乗るのは
高崎線の高崎ゆき普通列車。
おなじみのE231系です。
▲東北本線 上野


まだ日の出前ではあるものの、だいぶ空に明るさを感じるようになった2月中旬の朝6時過ぎ (‘-‘*)オハヨン。高崎線の高崎ゆき下り普通列車は定刻に都内の上野を発車しました (/*´∀`)oレッツラゴー♪。
先日の特急「あかぎ」を撮りに行ったときには、目的地の撮影ポイントへアクセスしやすいことがおもな理由で、ちょっとイレギュラーな八高線を利用する経路としましたが、今回はオーソドックスに(?)高崎線を北上して群馬へ向かいます ...(((o*・ω・)o。


0002.jpg
“ロクイチ”に朝のご挨拶。
(=゚ω゚)ノ゙ハヨ
鉄道博物館の横をかすめる高崎線の車窓からは
館内の窓辺に展示されている
“あの名機”のお姿がチラッと見られます。
|∀・)チラッ
▲高崎線 大宮-宮原(車窓から)

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高崎線の車窓から望むのは、
上毛三山の一座に数えられる赤城山。
晴天のいいお天気だけど、
山容はちょっと霞み気味かな?
σ(゚・゚*)ンー…
▲高崎線 岡部-本庄(車窓から)

0004.jpg
先日に下車した八高線の北藤岡。
そのときの記事で触れたとおり
高崎線は当駅に停まらず通過します。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
▲高崎線 新町-倉賀野(車窓から)


前回は八高線、今回は高崎線の車窓から望む、上毛の名山・赤城山(あかぎやま)(゚∀゚)オッ!。
きょうの群馬の天候は“晴れのち曇り”の予報で、いまのところ青空が広がる快晴ですが、午後は西のほうから次第に雲が流れてくるらしい。また、この時期にしては気温がけっこう上がるそうで、赤城山の山容も冬日だった先日より幾ぶん霞んで見える印象 σ(゚・゚*)ンー…。そんな空気感に冬から春へと季節の移ろいを覚えます (゚- ゚)ハルチカシ。
上野からおよそ二時間で高崎着。ここで列車を乗り換えますが、その待ち時間にホームで見られたのは・・・(=゚ω゚=*)ンン!?


0006.jpg
特徴的な電光式のヘッドマークを輝かせて
高崎のホームに停車中の“白い特急列車”。
お!「あかぎ」じゃん。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
▲信越本線 高崎

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0008.jpg
特急「あかぎ」のヘッドマークは
赤城山をはじめとした、
上毛三山(赤城、榛名、妙義)を
LEDの電光表示であらわしています。
(山の形からすると
左から妙義、榛名、赤城かな?)
▲信越本線 高崎


あかぎ、イタ━━━━m9( ゚∀゚)━━━━ッ!
おもに首都圏への“通勤ライナー”的な役割をもつ高崎線の特急列車で、午前に上り列車(夕方に下り列車)が設定されている、651系の特急「あかぎ」(゚ー゚*)アカギ。先日に私が高崎線沿線の烏川鉄橋で走行シーンを撮った、上野ゆきの「あかぎ6号」が始発駅となる高崎のホームに停まって発車を待っています(その40分後には「あかぎ8号」も発車)。
できればこの「あかぎ」を今日もまた、高崎線沿線のどこかの撮影ポイントで撮ってから、そのあとに吾妻線のほうへ向かおうかと“掛け持ち”ができないか考えてみたものの σ(゚・゚*)ンー…、吾妻線の普通列車は運転本数が少なくて、高崎発8時53分(525M)の次は約二時間後の10時44分(527M)までありません ( ̄  ̄;)ニジカン…。お目当ての「草津31号」(高崎発10時20分)を吾妻線の沿線で撮るためには8時台の先発列車(525M)に乗らねばならず、そうすると「あかぎ」のほうは沿線での撮影を諦めて高崎のホームで見送るしかありませんでした (・ε・`)チェ。
ま、“二兎追うものは・・・”とならぬよう、今回は「草津」がメインなのだと割り切りましょ (-`ω´-*)ウム。


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ちなみに「あかぎ8号」(左)は
高崎を8時50分発で、
私がこれから乗る
同駅8時53分発の吾妻線(525M)と
横並び(6・7番線)で顔を合わせます。
▲信越本線 高崎


高崎で乗り継いだ上越線(じょうえつせん)の下り普通列車は、途中の渋川(しぶかわ)から吾妻線に直通する大前(おおまえ)ゆき。
車内には地元の利用者(だと思われるかた)のほかに、キャリーバックを持った観光客らしき人の姿もけっこう見られます。きょうは週末の土曜日ですし、やっぱり温泉に行かれるのでしょうか (・∀・)イイネ。


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渋川付近では車窓に
これも上毛三山の一座に数えられる
榛名山(はるなさん)が望めます。
(゚ー゚*)ハルナアイ
なお、もう一座の妙義山(みょうぎさん)
信越本線の横川付近に位置し、
今回の旅では見られません。
▲上越線 八木原-渋川(車窓から)


吾妻線は上越線と分岐する渋川を起点に、小野上(おのがみ)、中之条(なかのじょう)、川原湯温泉(かわらゆおんせん)、長野原草津口(ながのはらくさつぐち)、万座・鹿沢口(まんざ・かざわぐち)などを経て、長野県境に近い群馬県嬬恋村の大前にいたる、55.3キロの電化ローカル線(地方交通線)(゚ー゚*)アガツマ。
その沿線には全国的に知られた名湯の草津温泉をはじめ、四万温泉や沢渡温泉、万座温泉、鹿沢温泉、川原湯温泉、小野上温泉、伊香保温泉など多くの温泉地があり (o ̄∇ ̄o)オンセン♪、地域輸送をおもに担う普通列車のほか、観光客のニーズに合わせて首都圏から長野原草津口(草津温泉へのアクセス拠点)までダイレクトに結ぶ、特急列車の「草津」も運行されています (´ω`)クサツ。


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渋川を出た吾妻線の列車は
西のほうへ進路を取って
上越線の線路と分かれます。
コッチ…((((o* ̄-)o
▲吾妻線 渋川-金島(車窓から)


そして吾妻線といえば印象深いのが今から8年前の2014年、沿線に建設された八ッ場(やんば)ダムの完成に伴い、路線の一部区間(岩島〜長野原草津口)がダム湖の水没地域と重なることから、高台へ線路を付け替える大掛かりなルート変更を実施 (・o・*)ホホゥ。旧線から新線へ移設する過渡期(というか旧線の末期)にはその記録のため、私も吾妻渓谷の樽沢トンネル(当時は“日本一短いトンネル”として有名だった)や川原湯温泉の不動大橋(ダム建設にともなって架けられた長大な橋で絶好の俯瞰撮影ポイントだった)などに何度か撮影へ訪れたものです (^_[◎]oパチリ。いま思えば旧線時代の「草津」を185系だけでなく、651系でも撮っておいたのは我ながら貴重な記録を残していると思います(651系が旧線を走ったのは半年間のみ)ъ(゚Д゚)ナイス。
吾妻線で「草津」を狙うのはそれ以来のこととなりますが、かつて多くの好撮影ポイントが点在していた川原湯や長野原のあたりは、新線への切換えによって大半がトンネルの区間となってしまったため、今回は移設に影響のなかった渋川に近いあたりの祖母島(うばしま)を目的地としてみました ( ̄  ̄*)ウバ。


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高崎から普通列車で40分、
下車したのは渋川から二駅目の祖母島。
(・ω・)トーチャコ
のどかな田園風景に囲まれた当駅は
ホームに簡素な待合室があるだけの無人駅で
駅の外側には駅名すら表記されていません。
▲吾妻線 祖母島


上野0615-(高崎825M)-高崎0801~0853-(吾妻525M)-祖母島0930

そのむかし、日本武尊(やまとたけるのみこと)が東征の際に沼田(現在の沼田市)で上嬬媛(かずまひめ)をめとり、そのあいだには厳鼓君(いわづつみのきみ)が誕生。日本武尊が去りしあと妻子は吾妻川に沿った島の郷で暮らし、没後に当地の祖母塚へ埋葬される。吾妻川流域の“祖母島”という変わった地名は、祖母塚と島の郷を合わせて名付けられた、歴史の趣があるものだそうです ( ̄。 ̄)ヘー。
そんな吾妻川が駅の近くを流れる祖母島。私が目的地とする吾妻線の撮影ポイントは川の対岸の集落に位置しているため、そこへ行くのに橋を渡って向かうのですが、これがちょっとした“祖母島名物”のひとつとなっています (*゚v゚*)ワクワク♪。


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吾妻線の鉄橋に併設されているのは
人ひとりが通れるほどの細い歩道。
え?これって保線用の通路じゃないの?
σ(゚・゚*)ンー…
「このはし、渡るべからず」
とは書かれていませんね(笑)
(o ̄∇ ̄o)イッキューサン?


駅から線路に沿った農道のような道を下り方向へ歩き進むと、すぐに見えてきたのは吾妻川に架けられた“祖母島鉄橋”こと吾妻線の「第一吾妻川橋梁」( ̄  ̄*)テッキョー。ローカル線でよく見かける単線のシンプルなガーダー橋(プレートガーダー橋)だけど、鉄橋のスタイルよりも気になるのはその傍らに並行して備えられている細い歩道のほう (=゚ω゚=*)ンン!?。それは一見すると鉄道の工事関係者などが使用する保線員の通路かと思うものですが、実はこの通路みたいな歩道は橋として一般の人の通行が許可されている市道で、“鉄道・歩道併用橋”なのです エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。


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はしのはし(橋の端)の歩道を渡っていると
すぐ横を吾妻線の普通列車が豪快に通過。
w(*゚o゚*)wオオーッ!
まるで保線員さんのような気分を体験!?
▲吾妻線 小野上-祖母島


でんしゃ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
列車が鉄橋を通過するときにも歩道の通行はとくに制限が無く(もちろんじゅうぶんに気をつけなくてはなりませんが)、数分後に来る上り列車(528M)のタイミングを見計らって橋を歩き進んでみると ...(((o`・v・)oドキドキ、すれ違いざまに間近で仰ぎ見る電車はなかなか迫力満点 w(*゚o゚*)wオオーッ!。さらにこの橋はかなりの高さから川や河原を真下に覗けて、こちらもけっこうスリルがあります (≧∇≦*)キャー!。私はアトラクション的に通行を楽しんじゃったけど (´▽`*)タノシイ♪、ひょっとすると高所恐怖症の人は渡れないかもしれませんね ヒィィィ(((lll゚Д゚)))ィィィィ。


0017.jpg
やってきたのはこんなところ。
(「゚ー゚)ドレドレ
ここから望める鉄橋は
歩いて渡ってきた第一吾妻川橋梁です。
こうやって見るとやはり橋脚が長くて
けっこうな高さなのがわかります。


そしていま私が歩いて渡ってきた祖母島鉄橋を、高台の道から見下ろせる場所が目的地の撮影ポイント (・o・*)ホホゥ。
“鉄道・歩道併用橋”という珍しい使われ方をしている当橋ですが、構造自体はトラスの無いガーダー橋なので、橋上を走る列車の姿をスッキリと撮ることができます (・∀・)イイネ。北東方向の立ち位置から望むこの撮影地は午前が陽当たり良好な順光となり、ちょっと遅めの時間ではあるけれど11時ごろに通過する特急「草津31号」の車体側面にも、かろうじて日差しがあたってくれるハズ ( ̄  ̄)ハズ。
寒さを感じない穏やかな晴天のもと、同地におられたお二人の同業者(鉄ちゃん)のかたと談笑して待つことしばし、やがて鉄橋の向こうに白い車体の特急列車が見えてきました (゚∀゚)オッ!。


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651系キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!
祖母島付近を通過する特急「草津」。
よくみると列車の後方には
当駅のホームが確認できます。
▲吾妻線 祖母島

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まだ彩り乏しい冬枯れの沢に
ミルキーホワイトの特急列車が映える。
その様子を奥から見つめるお椀形の山は
榛名山塊の二ツ岳です。
▲吾妻線 祖母島-小野上


祖母島鉄橋でロクゴーイチ(651系)が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
長さ167メートルの第一吾妻川橋梁の橋上へ、まるで測ったかのようにぴったりとバランスよく収まった、7両編成の651系 (・∀・)ピッタンコ。遠景ながらもサイド気味のこの角度で眺める当系の横顔は、デザインのスマートさが際立って凛々しく感じます 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。また、列車の背景には山の形が特徴的な榛名山塊の二ツ岳(雄岳と雌岳)もポッコリとかわいく写し込むことができて (*’∀’*)ポッコリ、吾妻線を走りゆく特急「草津」らしさが表れた情景に、満足のいく一枚となりました (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

なお、いま通過した下り列車の「草津」は土休日運転の「31号」。冬の温泉シーズンまっただ中の週末である今日は、定期列車で毎日運行の「1号」と「3号」に加えて、さらに臨時列車の「83号」も設定されており、4本の「草津」がほぼ一時間おきにやってきます(いずれも651系)(*・`o´・*)ホ─。できればその各列車をそれぞれ場所やアングルを変えて撮りたいところ σ(゚・゚*)ンー…。
そこで私は「31号」の余韻に浸る間もなくすぐに、次の「1号」に備えて別の撮影ポイントヘと移動します ...(((o*・ω・)o。


0020.jpg
やってきたのはこんなところ。
(「゚ー゚)ドレドレ
吾妻線の線路に並行した道路から
おもに下り列車が狙えます
(なお、道の先の反対側からは
上り列車も撮影が可能)。


祖母島鉄橋を眺めた場所から坂をくだり、線路沿いの道を下り方向へ歩くこと15分ほど。次に私が選んだ撮影ポイントは、線路に並行した道路から列車が狙えるような場所で、ここは線路と道路の境に柵などが設置されておらず、また線路脇の架線柱が奥側に立てられているため、車両主体のいわゆる“編成写真”がきれいに撮れることから、吾妻線を撮りに訪れるファンのあいだで定番の“お立ち台”と称される人気の撮影地です (・o・*)ホホゥ。
すでに4、5人の先客のかた(鉄ちゃん)が待機されていましたが (*・ω・)ノ゙チワッス、立ち位置にはまだじゅうぶんに余裕があり、私も傍でカメラを構えさせていただきます シャキッ!( >_o)r┬=≡[]。お目当ての「草津1号」が通過する前には最終的に10人くらいが集まったでしょうか。それでも私が想定していたより同業者の数は少なかった ε-(´∇`*)ホッ。


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『草津よい列車ぁ〜 一度は乗りなぁ〜♪』
チョイナ(o ̄∇ ̄o)チョイナ♪
湯けむり立ちのぼる温泉マークを
自慢の愛称表示器に輝かせ、
温泉旅行に向かう観光客をエスコートする
651系の特急「草津」。
▲吾妻線 祖母島-小野上


祖母島ストレートで“温泉マーク”が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
前面に“温泉マーク”と「草津」の愛称名を浮かび上がらせ、単線のストレートを力強く驀進する651系。カメラのファインダーを通して見るその雄姿に迫力を感じつつ、慎重に引き付けてシャッターを切ります【◎】]ω・´)パチッ!。
先日の高崎線沿線で撮ったもの、そして今日の先ほど鉄橋で撮った「草津31号」は、そのいずれも後追いサイド気味、または遠目のアングルだったことから、前面に掲出されたヘッドマーク(愛称表示)がわかりづらかったため、ここは一発、オーソドックスな編成写真で「草津」のヘッドマークを意識してみました (゚ー゚*)クサツ。個人的に編成写真はあまり得意でないけれど(というか苦手 ^^;)、どうにか無難に写し止められたでしょうか ε-(´∇`*)ホッ。
ちなみに午後が順光となるこの場所、12時ごろに通過した今の「草津1号」だとまだ車両の前面に太陽の光がまわりきっておらず、このあと一時間後(13時ごろ)の「83号」、もしくはさらに一時間後(14時ごろ)の「3号」のほうが、きれいな編成写真に拘るならばいい条件(バリ順)となるのですが σ(゚・゚*)ンー…、あくまでも個人的な印象としては「1号」くらいのコントラスト(前部の明暗差)があったほうがLED式の電光表示は強調されるように思います 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。それに“バリ順”の好時間帯はおそらく、この“お立ち台”にもっと多くの同業者が集まるのではないかと思われるので、それを考えても10人程度でまったりと撮れた「1号」のほうで私はじゅうぶん満足 (+`゚∀´)=b OK牧場!。
引き続き「83号」や「3号」までここに留まられるかたもいるようですが、私はまた忙しなく撮影ポイントを移動します ...(((o*・ω・)o。


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0023.jpg
次に目指す撮影ポイントへは
けっこう急な角度の坂道を上がってゆきます。
道はこっちで合っているのかなぁ・・・。
σ(゚・゚*)ンー…

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途中の分かれ道で立ち止まり
スマホで地図を確認していたところ
なにやら視線を感じたので振り返ったら
(ω・*)彡クルッ
「コイツ、何やってんのかニャ」って感じで
側溝からネコさんに覗き見されてますたw
(=ΦωΦ=)ジィー


まわりを里山に囲まれて地形の起伏が激しいこのあたり。吾妻線の撮影ポイントをネットなどで検索すると、はじめに「草津31号」を撮った場所もそうですが、山腹や丘の上などの高いところから列車を見下ろすような、いわゆる“俯瞰撮影”の写真がいくつか見られます (・o・*)ホホゥ。そこで私も地図で適当な目星をつけて、ためしに山の斜面の急な坂道を上がってみることにしたのですが、視界が開ける“俯瞰ポイント”を見つけるのはそう簡単なことではなく、たとえ高いところに上がれたとしてもそこから都合よく線路が望めるとは限りません (゚ペ)ウーン。
スマホの地図を片手に林道などをさまようこと40〜50分。マズいな、もうすぐ次の「草津83号」が来ちまう (A;´・ω・)アセアセ。近づくタイムリミットに焦りを感じ始めたその時、丘の上の一角で視界がパッと開けた場所を見つけました (゚o゚*)オッ!。はたしてここから吾妻線が撮れるかな? (「゚ー゚)ドレドレ


0025.jpg
やってきたのはこんなところ。
なだらかな丘の上から
遠くの景色を望みます。
え〜っと、線路は・・・どこだ?
<(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ

0027.jpg
特急列車が鉄橋で奏でるステップが
山里にガタゴトと響きます。
遠景でもその白さが目を引く
651系の“タキシードボディ”。
▲吾妻線 祖母島-小野上


お!白い電車が見えたっ!m9っ`∀´)ミッケ!
望遠レンズを装着したカメラのファインダーを覗き込むと シャキッ!( >_o)r┬=≡[]、吾妻川に架けられた例の祖母島鉄橋(第一吾妻川橋梁)が木々の向こうにしっかりと確認でき、まもなくその橋上に651系の「草津83号」が姿を現しました (゚∀゚)オッ!。
ふう、なんとか間に合った ε-(´o`A フゥ…。


0026.jpg
ちなみに奥のほうに見えていた
立派な高架橋は上越新幹線。
E7系が高速で横切ってゆきます。
▲上越新幹線 高崎-上毛高原


この場所からは吾妻線の祖母島鉄橋をはじめ、上越新幹線の長大な高架橋や遠くには渋川の市街地なども望めて、なかなか壮観な眺めではないですか w(゚o゚*)w オオー!。パノラミックな俯瞰写真が好きな私としては好みのアングルです・・・が、欲をいえば風景的にもう少し、吾妻川の川面が見えるとベストなんだけどなぁ (・∀・`)ウーン…。
妥協したわけじゃなく「草津83号」は通過時刻が迫っていたためにこの場所で撮ったけど、斜面に伸びる上り坂はまだまだ先のほうへと続いている様子。もしももっと高いところまで上がれるのだとしたら、そこからは川面まで見えるでしょうか σ(゚・゚*)ンー…。進んでも眺望が開けないラビリンスにハマりそうな怖さもあり、次の一時間後の「草津3号」は線路に近いところへ戻って無難に撮るべきか、判断をちょっと迷いましたが ススム?(゚д゚≡゚д゚)モドル?、せっかくここまで上がって来たのなら坂道を行けるところまで行ってみることとしました (*`・ω・´)-3フンス!。


0029.jpg
上り坂の林道をさらに先へ・・・
進んでも眺望が開けなければ
無駄足になるかも?
“俯瞰撮影好きの徒歩鉄”は
過去に何度も苦い経験をしています。
(^^;)ゞポリポリ


道の両側を背の高い木々が囲む文字通りの林道。やはりそう簡単に視界は開けないものだな・・・と思いながら、ひたすらに上り坂を進んでいると ...(((o´・ω・)o、その間にだんだんと上空は雲が広がりだし、太陽を隠すようになってきました。そういえば今日の予報は“晴れのち曇り”だったっけ ( ̄  ̄;)クルクモル。遠くのほうまで見渡せる壮大な眺望が醍醐味の俯瞰撮影において晴天は必須ともいえる条件。曇ってしまってはその魅力が半減してしまいます (´д`;)アウ…。


0028.jpg
さっきまで晴れていた空ですが、
西のほうから雲が流れてきました。
太陽の光も弱々しい・・・。
σ(・ω・`)ウーン…


なかなか開けない視界と曇りだしてしまった空模様に、私のテンションはだだ下がり ε-(ーωー;)フゥ…。坂を進む選択をした後悔の気持ちが膨らんでココロが折れそうになるなか、「草津83号」を撮った場所から30分ほど進んだあたりでようやく、林道の木々が途切れるところに出くわしました。
ためしにそこから眺めた景色は・・・(*゚ロ゚)ハッ!!


0030.jpg
やってきたのはこんなところ。
かなり高いところまで上がってきました。
うん、よく頑張った。
(自分で言うなw)
さて、吾妻線は見えるかな?
(「゚ー゚)ドレドレ


おおおおお、素晴らしい!(ノ゚Д゚)ノ オオオオォォォォォォ━━━!
先ほどの「草津83号」を撮った場所からだいぶ高度を稼いだことで、吾妻線の祖母島鉄橋は橋の全体がスッキリと望めるようになり、蛇行して流れる吾妻川の川面も広く見渡せます (*・`o´・*)ホ─。これぞまさに私が期待していたような、ダイナミックで気持ちのいい眺望が眼下に展開され、下がっていたテンションも一気に爆上がりです ブラボ
━━(`°∀°´)━━ッ!。できることなら晴れているうちに到達したかったのは言わずもがなですが、ここまで来られた達成感を噛みしめつつ、次の「草津」に備えてさっそくカメラを構えてみます (*゚v゚*)ワクワク♪。


0033.jpg
祖母島界隈を一望。
鳥瞰で眺める箱庭のような里山風景に
一筋の白い列車が収まります。
常磐線からコンバートされて9年、
吾妻線の特急「草津」として
651系はすっかり定着しました。
(´ー`)シミジミ
▲吾妻線 祖母島-小野上


俯瞰ポイントでタキシードボディが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
日が差さない曇り空での遠景というなんとも苦しい撮影条件ではありますが、祖母島鉄橋の橋上へ躍り出た651系の白い車体は山上から望む壮大な景色のなかでもしっかりと存在感を示してくれて、思っていたほどは悪くない結果に (・∀・)イイネ。もちろんこれが晴天の好条件だったらもっと良かったけど、引退が間近に迫る651系をこの壮観な情景で撮ることができただけでも、個人的にいい記録が得られたと納得しています (+`゚∀´)=b OK牧場!。
そしてこの場所を撮影ポイントとして探せたことはとても大きな収穫で、今度また新緑や紅葉など山に彩りがあるようないい季節のときに、651系の後継となるE257系の特急「草津・四万」でも撮りに再訪しようと思いました (-`ω´-*)ウム。


0035.jpg
晩冬の上州路で
最後の活躍をみせる651系。
山の木々が芽吹く前に
定期運用を終えることとなります
(゚ーÅ) ホロリ
▲吾妻線 祖母島-小野上


なお、この場所ではじめに撮った651系は上り列車の「草津2号」で(一枚目)、その約20分後にやってきた下り列車が「草津3号」(二枚目)。通過時刻が近いふたつの列車を同じ場所から撮ることになるため、前者はヨコ位置の構図で、後者はタテ位置の構図としてみました (^_[◎]oパチリ。空気が澄んだ晴天ならば空を入れたタテ位置が良さそうだけど、曇天だと空を切ったヨコ位置のほうがアングルに安定感があるかな σ(゚・゚*)ンー…。

これで吾妻線の特急「草津」の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。
さ、ゆっくりと焦らずに山の坂道を下りて、祖母島の駅へ戻るとしますか カエロ…((((o* ̄-)o。


0036.jpg
駅へ戻る際にももちろん
例の“鉄道・歩道併用橋”をの
祖母島鉄橋を通ります。
午後にはけっこう風が強くなったので、
手すりを掴みながら慎重に渡ろう。
...(((o*・ω・)o


今春のダイヤ改正で定期運用を終える651系の特急列車。その最後の活躍を記録に残したくて、先日に高崎線で撮った「あかぎ」に続き、今回は「草津」を撮りに訪れた吾妻線の祖母島界隈 ...(((o*・ω・)o。
いちばん苦労してたどり着いた最後の俯瞰ポイントで惜しくも曇ってしまうという、なんともしょっぱい展開ではあったけど (。A。)アヒャ☆、あの高さから眺めた景色の壮大さは印象的なものだったし w(*゚o゚*)wオオーッ!、その前に撮れた祖母島鉄橋を渡るシーン(31号)や、“温泉マーク”を輝かせて直線を突き進む力走(1号)、またちょっと中途ハンパな高さだったものの日差しが当たった状態で丘の上から望むことができた一枚(83号)など、トータルで個人的に満足のいく撮影ができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。自然豊かな里山に囲まれて流れる吾妻川を鉄橋でまたぐ651系の姿には、“ビジネス特急”という色合いが強かった「スーパーひたち」や「あかぎ」と違い、温泉地へいざなう“観光特急”の「草津」らしい穏やかさが感じられたように思います (´ー`)シミジミ。
2月も終わりが近づき、引退の日(3/10)まで残りひと月を切った“平成の名車”651系。個人的に馴染みのある車両が去ってしまうのは淋しいですが
(´・ω・`)ショボン、最終運行まで安全につとめて、無事に有終の美を飾ってほしいと願っています (-`ω´-*)ウム。


0037.jpg
高崎ゆきの普通列車で
祖母島をあとにします。
土曜日の午後の上り列車は
車内が空いていました。
▲吾妻線 祖母島

0038.jpg
高崎で乗り継いだ高崎線は
湘南新宿ラインに直通する小田原ゆき。
高崎名物の「だるま弁当」を買って
乗り込みました。
▲信越本線 高崎


祖母島1518-(吾妻536M)-高崎1557~1611-(高崎2849Y)-新宿1759



高崎線・・・651系 特急「あかぎ」撮影記 [鉄道写真撮影記]

0000.jpg
2023.01.29 高崎線
上州路の「タキシードボディ」
特急「あかぎ」 撮影
 
 
朝夕に群馬県の高崎と首都圏の間をむすぶ通勤ライナー的な存在の特急「あかぎ」(スワローあかぎ)と、全国屈指の温泉郷として知られる草津温泉へ首都圏からのアクセスを担う特急「草津」。高崎線を走るこの両列車で使われているのは、シンプルな白い車体が印象的な特急形車両の651系(1000番台)(゚ー゚*)ロクゴーイチ。

拙ブログにご訪問される鉄道好きの方ならばもうご存じかと思われますが、この651系は国鉄からJR東日本となって最初のオリジナル特急形車両で、1989年(平成元年)に常磐線の特急「スーパーひたち」としてデビュー。在来線の特急列車では初となる最高時速130キロの営業運転を実現し、また、内装、外装ともにそれまでの国鉄特急型とは一線を画す斬新なデザインにはデビュー当時、「タキシードボディーのすごいヤツ。」という印象的なキャッチコピーが与えられました タキシード(`・∇・´)ボデー。
常磐線で長きに渡ってエース級の活躍をみせていた当系ですが、651系(スーパーひたち)とE653系(フレッシュひたち)が混在していた常磐線の特急列車をE657系(ひたち・ときわ)へ車種統一することにともない、2014年に651系はそれまで国鉄型の185系が使われていた高崎線(吾妻線)の特急「あかぎ」と「草津」へコンバートされます(その際、交直両用型から直流型への改造により、1000番台に区分)。これが現在までの経緯 ( ̄。 ̄)ヘー。

そんな651系も「スーパーひたち」での運転開始から今年(2023年)で34年。さすがに老朽化による傷みが隠せなくなったのか、今春の3月18日に実施予定の“ダイヤ改正”を機に「あかぎ」と「草津」あらため「草津・四万(くさつ・しま)」へE257系(5500番台)の投入が公表され、これによって置き換え対象となる651系は定期運用を失うこと(事実上の引退?)となるようです (´・ω・`)ショボン。
幼少のころから社会人となるまで常磐線沿線の柏で育った私にとって、数ある特急形車両のなかでも651系はとくに馴染みのある形式 (-`ω´-*)ウム。その引退が間近に迫った最後の活躍を目に焼き付けたくて、今回は「あかぎ」や「草津」の撮影へ赴くこととしました ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。


6512.jpg
これは651系のデビュー前に
駅で配布されていたパンフレット。
「タキシードボディーのすごいヤツ。」
というキャッチーなフレーズが
今も印象に残っています。
(´ω`)ナツカシス



1月29日(日)


2001.jpg
2002.jpg
立川のホームに停まっている
オレンジ帯のE233系は中央線
・・・でなく青梅線の青梅ゆき。
え?青梅線に乗るの?
( ̄△ ̄;)エ?
▲青梅線 立川


日の出前はまだまだ寒さが厳しい1月末の早朝5時過ぎ {{{(>_<)}}}サブッ!。
私は多摩地域(東京西部)の立川から青梅線の青梅ゆきに乗って出発し、途中の拝島(はいじま)で八高線(はちこうせん)の川越ゆきに乗り換え。さらに途中の高麗川(こまがわ)で川越ゆきから高崎ゆきに乗り継ぎます (゚ー゚*)ヤッタカセソ。


0002.jpg
拝島で八高線に乗り換えます。
川越線直通の川越ゆきは209系。
( ̄  ̄*)マルキュー
▲八高線 拝島

0003.jpg
高麗川で乗り継いだ高崎ゆきは
電車でなくディーゼルカーの
キハ110系気動車。
( ̄  ̄*)キハ
黎明のホームに
キハのアイドル音が響きます。
▲八高線 高麗川


目的とする651系の特急列車を撮るなら、沿線の風景が自然ゆたかな群馬県北部の吾妻線(あがつません)まで足を伸ばして、当線を走る「草津」を中心に狙おうかとも考えたのですが (・∀・)イイネ、651系の「草津」は過去に旧線時代(八ッ場ダム建設に伴う経路変更前)の吾妻線などで撮影したことがあるけれど、朝夕に高崎線で運行されている「あかぎ」のほうはまともな記録があまり残せていないのよね・・・σ(゚・゚*)ンー…(185系時代の「あかぎ」は何度か撮影していますが)。
そこで今回はとりあえず(?)、首都圏に近い高崎線の沿線で「あかぎ」をメインに押さえようと思います ( ̄  ̄*)アカギ。


0004.jpg
八高線と東武東上線が接続する
小川町のあたりで日の出を迎えます。
東上線の10000系が
朝日に照らされてギラリ。
(つ▽≦*)マブシッ!
▲八高線 小川町(車窓から)

0005.jpg
寄居は秩父鉄道との接続駅。
秩父鉄道といえば個人的に
東京五輪の“聖火リレー列車”を撮って以来
しばらくご無沙汰だなぁ・・・。
σ(゚・゚*)ンー…
またじっくりと撮影に訪れたい路線です。
▲八高線 寄居(車窓から)

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埼玉と群馬の県境にあたる
丹荘(たんしょう)付近の車窓には
特急「あかぎ」の愛称由来となる
赤城山が望めます。
(゚∀゚)オッ!
その雄大な山塊はまさしく
「裾野は長し 赤城山」
上毛かるたより)。
▲八高線 児玉-丹荘(車窓から)


越生(おごせ)、小川町、寄居(よりい)、児玉(こだま)、群馬藤岡などを経て、埼玉から群馬へと北上する高崎ゆきの八高線 ...(((o*・ω・)o。東京の八王子と高崎を結ぶことが線名の由来となっている当線は、北部の区間(高麗川?倉賀野)が非電化であるためディーゼルカー(気動車)で列車が運行されており、首都圏近郊の路線でありながらローカル線っぽい風情が味わえます (´ー`)シミジミ。
それにしても、私がウチ(自宅)の最寄駅から高崎方面へと向かう場合、いつもなら都心のほうへ出て上野か赤羽(時間帯によっては新宿)から高崎線(や湘南新宿ライン)に乗車するパターンがほとんどで、そのほうが時間的な移動効率はいいハズですし、そもそも今回は高崎線を走っている特急「あかぎ」を撮ることが目的です σ(゚・゚*)ンー…。なのに、あえて遠回りの経路で列車の速度も遅い八高線に乗ることを選んだのは、ディーゼルカーでローカル線の旅情を味わいたいから? もしくは先日の日光線のときのように往きと帰りで経路を変えたかった? それとも単なるきまぐれか? (゚ー゚*)オレンジロード。いえいえ、もちろんちゃんとした明確な理由があるのです (-`ω´-*)ウム。
立川から列車を乗り継いでおよそ二時間半、私が下車したのは終点の高崎ではなく、その二駅手前に位置する北藤岡(きたふじおか)(・ω・)トーチャコ。


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上越新幹線の高架の下をくぐって・・・
▲八高線 群馬藤岡-北藤岡(車窓から)

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八高線の列車が到着したのは、
群馬県藤岡市に所在する北藤岡。
ホームに待合室があるだけの
シンプルな駅構造です。
ちなみに藤岡といえば、
群馬県出身の有名人で知られる
中山ヒデちゃんの出身地。
(*’∀’*)ダイスキ!
▲八高線 北藤岡

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降り立った八高線ホームの向こうに
高崎線のE231系が見えます。
ということは、
当駅は八高線と高崎線の接続駅?
σ(゚・゚*)ノリカエ?
▲八高線 北藤岡


立川0519-(青梅533T)-拝島0531~0543-(八高579E)-高麗川0617~0633-(225D)-北藤岡0747

北藤岡の構内(?)には乗ってきた八高線のほかに、電化された複線の線路が確認できます (=゚ω゚=*)ンン!?。そう、そちらは高崎線・・・なのですが、そこに乗降できるホームは無く、E231系の普通列車が速度を落とさずに通り過ぎてゆきました バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。
もともと信号場として開設された歴史を持つ当駅は、高崎線と八高線の合流(分岐)地点付近に位置しているものの、あくまでも駅として扱われているのは八高線のみ。高崎線側からしてみれば単なる駅間(新町と倉賀野のあいだ)に過ぎません(運行上の信号扱いはある)スル━━━( ̄、 ̄*)=3=3=3━━━ッ。そのため両線の接続駅(乗換駅)は線路が合流する当駅ではなく、ひとつ高崎寄り(下り方)に位置する倉賀野(くらがの)としており、八高線の路線区間も八王子から倉賀野までとなっています(なお、八高線の列車は倉賀野から高崎線に直通する形で高崎を起終点としています)(*・`o´・*)ホ─。


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駅の北側(下り方)にある踏切より
上り方を望む。
(「゚ー゚)ドレドレ
向かって左の電化複線が高崎線、
右の非電化単線が八高線で
北藤岡のホームが確認できます。
タカセソ(゚д゚≡゚д゚)ヤッタカ
▲高崎線 新町-倉賀野/八高線 北藤岡

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北藤岡の位置関係を
ざっくりとした地図で表すとこんな感じ。
オレンジが高崎線で、赤が八高線
(緑は上越新幹線)。
水色は付近を流れる烏川です。
ちなみに北藤岡と倉賀野のあいだで
高崎線と八高線は線路を共用しますが
あくまでも別の路線として扱われ、
例えば北藤岡から新町へ行く場合の運賃は
倉賀野経由として計算されます。
( ´_ゝ`)フーン


そんなマニア的にちょっと面白い駅の北藤岡ですがそれだけではなく、高崎線の特急「あかぎ」を撮りにやってきた私にとっては、とてもいい位置にあって助かる存在の駅なんです (-`ω´-*)ウム。
というのも、今回の撮影ポイントとして考えているのは、この近くを流れる河川の烏川(からすがわ)に架かる高崎線の鉄橋(烏川橋梁)の上り方 (゚ー゚*)カラスガワ。もしもそこへ“徒歩鉄”の私が高崎線の駅からアクセスしようとすると、下り方の倉賀野からはおよそ4キロで徒歩45分、上り方の新町からだとおよそ4.5キロで徒歩50分もかかります ( ̄  ̄;)トオイヨ…。しかし、その両駅のほぼ中間地点にある北藤岡ならばわずか1.5キロ、徒歩20分弱というお手軽な散歩程度の距離 (゚∀゚*)オオッ!。これは目的地への最寄駅と言っていいでしょう (o ̄∇ ̄o)チカイ♪。
そこで私はここまで八高線を利用してきたのでした (´ω`)ナルヘソ。
(ちなみに上の大雑把な地図を見ると、烏川までは倉賀野からでも北藤岡からでもたいして変わらない距離のように見えますが、実はこの烏川の河川敷はやけにだだっぴろくて、そこに架けられた橋だけでも500メートル近くもあるんです。)


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目的地に向かって
烏川の土手を歩いていると、
横切って行ったのはキハ110系で
八高線の上り列車。
( ̄  ̄*)キハ

繰り返しの説明になりますが、
ここでは高崎線の上り列車も
同じ線路を使います。
▲八高線 倉賀野-北藤岡

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やってきたのはこんなところ。
川面はまったく見えないけど、
築堤の下に広がるのは
烏川のだだっぴろい河川敷です。
おや?架線柱の形からして、
ここは単線なのでしょうか?
(゚.゚*)タンセン?
▲高崎線 倉賀野-新町

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いや、単線でなく複線で
上下線の線路が離れて敷かれている
いわゆる“セパレート区間”です。
( ̄。 ̄)ヘー
手前に見える線路が上り線、
E231系の走っている向こう側が
下り線です。
▲高崎線 新町-倉賀野


私が北藤岡に列車で着いたのは7時47分で、お目当ての特急「あかぎ6号」が撮影ポイントを通過するのは8時15分ごろ。あまり時間に余裕はなかったけど、目的地となる烏川右岸の土手には難なく間に合いました ε-(´∇`*)ホッ。
ここは烏川の鉄橋から続く築堤上を走る高崎線と八高線の上り列車をスッキリと望むことができ (・∀・)イイネ、また、上下線の線路の位置が少し離れた“セパレート区間”であることから、一見するとまるで単線区間のような趣の画が撮れます ( ̄。 ̄)ヘー。そして今の時期は午前の早い時間帯が順光で、朝の通勤客輸送を担う「あかぎ」を撮るのに適した撮影地といえるかも知れません ъ(゚Д゚)ナイス(きょうは通勤客が少ない日曜日だけどね)。
当地にいらした先客の同業者(鉄ちゃん)はお一人のみ (*・ω・)ノ゙チワッス。「あかぎ」から651系が撤退するまであとひと月半に迫ったなか、晴天の日曜日にしては意外と落ち着いている印象です (´ー`)マターリ。先客に軽くご挨拶をして私も適当な位置でカメラを構えると、お目当ての列車はさっそく橋上に姿を現しました (゚∀゚)オッ!。


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朝日を浴びて高崎線を駆け上がる
651系の特急「あかぎ」。
お洒落なタキシードスタイルのイケメンですが
少々お疲れの表情が伺えますね・・・。
σ(・∀・`)オツカレ?
▲高崎線 倉賀野-新町


スーパーひたち・・・ぢゃなくって、
651系の「あかぎ」が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪
トラスの鉄橋を抜けて築堤を颯爽と走りゆく、ミルキーホワイトのスタイリッシュな特急列車。その前面には651系ご自慢の大型LED式ヘッドマークが燦然と輝きます (☆∀☆)キラーン☆。シンプルながらもお洒落さを感じるデザインは、デビューから30年以上が経った今も色褪せない 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。・・・と、いいたいところですが (´・ω`・)エッ?、たしかに特急形車両としての風格は損なわれていないと個人的には思うものの、よくみると前面の鼻先(ライトの上あたり)や車体側面などの数カ所には錆のような傷みが見られ、やはりそれなりにくたびれた印象は否めません ()´д`(lll)チカレタ…。これは今春限りでの引退(定期運用の終了)というのも納得でしょうか σ(・ω・`)ウーン…。
そんな車両の状態はさておき、絵的に見れば冬場の低い太陽が絶妙な光線状態で列車を照らし、先頭車にケーブルの影すら落ちていない好条件で撮ることができました (゚ω゚*)バリジュン!。それだけに車体の痛みが目立つのは惜しいところです(むしろ“バリ順”なだけにいっそう、傷みが目立つのかも・・・"o(-ω-;*)ウゥム…)。
ちなみに、いま通過したのは「あかぎ6号」。JRの列車は基本的に下り列車に奇数、上り列車に偶数の号数(列車番号)が割り当てられ ( ̄。 ̄)ヘー、特急「あかぎ」(「スワローあかぎ」)の上り列車は現在、「2号」から「8号」までの4本が設定されているのですが(車両はすべて651系を使用)、そのうち「2号」と「4号」は平日のみの運転(「2号」は本庄始発)、「6号」と「8号」が土休日を含む毎日の運転となっており、きょうの日曜日に撮れるのは今の「6号」と、このあと40分後にやってくる「8号」の二本です ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。


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次の「あかぎ8号」を待っているあいだに
タンク車を連ねた貨物列車が通過。
(゚ー゚*)カモレ
先頭で牽引を務めるEF210形は
旧塗装で残っている172号機で、
ちょっと嬉しい記録となりました。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
▲高崎線 倉賀野-新町


「あかぎ6号」と「8号」の合間には上りの貨物列車が一本通過するため(石油返空の3080レ)、せっかくならそれも光線状態が良好な同地で撮りたくて、場所を移動せずに待機します (゚ー゚*)カモレ。そうすると時間的にそのまま「8号」もこのあたりで撮ることとなり、同じ場所で651系の「あかぎ」が二本も撮れるのならば、次の「8号」はアングルに少しは変化をつけようかな・・・と思い σ(゚・゚*)ンー… 、ためしに先ほどの「6号」よりちょっと低い目線から空を広く入れた構図で、「8号」に先行する貨物列車を写してみたのですが (^_[◎]oパチリ、列車自体の見え方は悪くないものの、上空に張られた無数のケーブル(電線)がいっそう強調された印象が否めません (゚ペ)ウーン…。また、列車の左側の“抜け感”も、さっきのアングル(6号)のほうが個人的に好きかな ( ̄  ̄)ヌケカン。
ほかにも築堤の下から仰ぎ見てみたり、線路から離れてサイド気味に構えてみたりと、いろいろな構図をためしたもののどうもしっくりと来ず (´?`)ウーン…、アングルが決まらずにいつまでも周囲をウロウロしていると、同業者の方の目触りになりかねないので 人( ̄ω ̄;)スンマソン、けっきょく元の立ち位置に戻って「8号」を待ちます モドル…((((o* ̄-)o。


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白いタキシードを着こなす
“上州の紳士”がふたたび見参!
先ほどの編成と比べて傷みがなく、
いくぶん表情が引き締まって
見えるでしょうか。
(`・ω・´)キリッ!
▲高崎線 倉賀野-新町


もういっちょ、ロクゴーイチ(651系)が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪
芸が無いと言えばそれまでですが、先の「6号」とほぼ変わらないアングルで捉えた「あかぎ8号」( ̄∀ ̄;)デジャヴ?。それでも今度の編成は車体に錆などの傷みが目立たず、比較的きれいな状態を保っているように見えます (・∀・)イイネ。二本の「あかぎ」を同じ場所の同じアングルで撮ったのはちょっともったいない気もするけれど、ある意味“撮り直し”をしたような形でより良い結果が残せたことに個人的な満足感が得られました (+`゚∀´)=b OK牧場!。やっぱり“タキシードボディ”は疲れを見せずにビシッと決めてこそお洒落でカッコいい・:*:・(´∀`人)ステキ!・:*:・。


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振り返って後ろもパチリ。
(^_[◎]oパチリ
愛称に“スーパー”を付けた
スーパー特急の先駆けとして
かつて一世を風靡した平成の名車に
太陽という照明が光を当てます。
(つ▽≦*)マブシッ!
▲高崎線 新町-倉賀野(後追い)


高崎線を南下して上野を目指す「あかぎ8号」。きょうは日曜日なので通勤客よりも、東京のほうにレジャーやショッピングへ出かける人が多く利用されているのかな? オカイモノ♪(*´v`*)オカイモノ♪。そんな651系の走り去る姿を見送って、ひとまず「あかぎ」の撮影は終了 (´w`*)ドツカレサン。
そしてこのあとは、午前中に高崎線を上る特急「あかぎ」とは対照的に、草津温泉のほうへ向かって下る特急「草津」を撮ろうと思います ザスパ(゚ー゚*)クサツ。土休日のみ運転される「草津31号」がこのあたりを通過するのは、およそ一時間半後。ちょっと時間は開くけれど、駅から列車に乗ってほかの場所(ほかの駅)へ移動できるほどの余裕は無いので(日中の八高線は運転間隔が一時間に一本だし)、引き続きこの北藤岡界隈に留まって、下り列車が撮れそうなところを適当に探してみます <(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ。


0021.jpg
烏川の土手から未舗装の道を進んで、
次に私がやってきたのはこんなところ。
築堤の上に敷かれているのが
高崎線(と八高線)の下り線です。
▲高崎線 倉賀野-新町


先述したように、このあたりは複線でありながら上下線の間隔が離れた“セパレート区間”で、ためしに下り線のほうの線路に沿って歩き進んでみたところ ...(((o*・ω・)o、例の烏川橋梁へのアプローチとなっている築堤の部分はとくに目立った障害物などが無く、傍らの道から見上げるようなアングルでスッキリと列車を撮ることができそうです (゚∀゚)オッ!。うん、悪くない (・∀・)イイネ。
ただし、いまの太陽の位置による光線状態を考えると、向かってくる列車を正面から狙う“正向き”よりも、後ろから撮る“後追い”のほうが良さげな感じ σ(゚・゚*)ンー…。そもそも基本的に南北方向へ伸びる高崎線は、下り列車の正面に対して順光となる撮影地が少ないんですよね。ここは列車の向きよりも光線状態を優先して構図を組み立てます。


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『赤城颪(あかぎおろし)に 颯爽と〜
蒼天翔ける 「草津」号〜♪』
(どっかで聞いたフレーズだねw)
( ̄∇ ̄)タイガース?
寒風の赤城颪が吹きすさぶ冬晴れの上州路を
温泉郷に向かう特急列車が走りゆく。
▲高崎線 倉賀野-新町(後追い)


651系の「草津」も撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪
雲ひとつない快晴の青空に浮かび上がった美しき白い車体。後ろから撮る“後追い”であるがゆえ、点灯していないヘッドライトや愛称表示がなるべく目立たないように意識して、サイド気味(側面気味)のアングルとしてみたのですが (^_[◎]oパチリ、この角度から眺める651系は先頭部の流麗なデザインが際立って、凛々しいじゃないですか 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。。スピード感を覚えるこの見え方は特急「草津」というより、個人的にやはり651系の全盛期だった「スーパーひたち」の時代を思い起こさせます (´ー`)シミジミ。ヘッドマークが見えないので「草津」らしさはあまり感じられないけど、651系を記録したものしては満足のいく一枚となりました (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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さらにもう一カ所、
次にやってきたのはこんな場所。
高崎線と八高線の線路を跨ぐ陸橋です。
よく見ると線路の先のほうには
真っ白なお山が見えていますね。
(=゚ω゚=*)ンン!?
▲高崎線 倉賀野-新町


「草津31号」を烏川橋梁手前の築堤で撮影したのち、さらに一時間後に通過する「草津1号」(毎日運転)へ備えて私が移動してきたのは ...(((o*・ω・)o、北藤岡の駅近くまで戻ったところに位置する、高崎線と八高線の線路を大きく跨ぐ県道の陸橋 ( ̄  ̄*)リッキョーダイガク。
実はここ、私が朝に八高線で北藤岡に着いてから烏川の土手へと向かって歩いていたとき、撮影ポイントとしてちょっと気になって足を止めた場所で σ(゚・゚*)ンー…、高さのある橋上から北のほう(下りの高崎方)を向くと、線路の先には雪を抱いて真っ白になった信州の名峰、浅間山(あさまやま)の雄大な山容が望めるのです (゚∀゚)オッ!。太陽の位置が低い朝の時点ではまだ、線路脇の東側に建つ工場(?)の影が大きく落ちていたため、ここで撮影をすることなくスルーしたけど ( ̄д ̄)マンダーラ…、10時過ぎとなった今の時間は影落ちが解消されて線路に日が当たっています (・∀・)イイネ。


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上州(群馬)の藤岡から
県を越えて遠く望む
信州(長野)の浅間山を背に、
E231系の普通列車が高崎線を上ります。
▲高崎線 倉賀野-新町


なお、この場所も下り列車の「草津1号」に対しては、後ろから撮ることになる“後追い”、しかも先ほどの「31号」のようなサイド気味ではなく“真後ろ”となるのですが ( ̄  ̄)マウシロ、浅間山がきれいに見える条件で651系を記録したいと思い、私はここでカメラを構えることとしました (-`ω´-*)ウム。


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三本の線路が敷かれたこの場所で
真ん中を進むのは八高線のキハ110系。
上り列車の児玉ゆきです。
(゚ー゚*)キハ
▲八高線 倉賀野-北藤岡


特急「あかぎ」や「草津31号」を撮っていた烏川の付近では、上下線の線路が離れた“セパレート区間”だったため、それぞれの線路を一見すると単線のようにも見えましたが ( ̄  ̄*)セパレート、北藤岡の駅にほど近いこの陸橋のポイントは、ちょうど高崎線と八高線の線路が分岐する箇所にあたり(正式には北藤岡でなく、ここが両線の分岐点)、左右に高崎線の上下線、真ん中に八高線の上り線と、並列に三本の線路が敷かれていて(八高線の下り線はこの陸橋の手前で高崎線の下り線に合流済み)、背景に浅間山が写し込めることで選んだこの撮影地ですが、線路の配線的に見てもなかなか興味深いものがあって面白い (*・`o´・*)ホ─。
八高線の児玉ゆき2286D列車が真ん中の線路をゆっくりと上っていった4分後、今度は向かって左の線路を高崎線の特急「草津1号」が高速で下ってゆきます 。


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雪山とタキシードボディの
白色コラボ。
まもなく引退の時を迎える651系を
浅間山が労うように見つめます。
▲高崎線 倉賀野-新町


浅間山バックで651系が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ~イ♪
上空にやや雲が湧いたものの、どうにか「草津1号」が通過するお昼近くまで、その優雅な山容をみせてくれた浅間山 (゚∀゚*)オオッ!。特急「草津」は浅間山のほうへ直接向かう特急列車ではなく、さほど深いつながりはありませんが(かつて草津温泉と軽井沢をむすんでいた、“草軽電鉄”に縁をつないでもらおうかw (゚∀゚)アヒャ☆)、日本百名山に数えられる名峰を列車の背景に写し込めると、651系を記録したなかの一枚として引き締まるように思います (-`ω´-*)ウム。
けっきょく「草津」は「31号」も「1号」も、ヘッドマークが表示されない“後追い”という形で撮ってしまったけど【◎】]ω・)パチャ、浅間山バックの651系は個人的に満足のいくものとなったし、今回は朝に烏川橋梁で撮影した「あかぎ」のほうをメインに考えていたので、まあ、「草津」はこれでヨシとしましょうか (+`゚∀´)=b OK牧場!。もしも651系が引退するまでに機会が得られるのであれば、次は「草津」をメインとして吾妻線へまた撮影に行きたいものです。

これにて651系の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。
さて、ここまで来たのなら、高崎名物の“焼きまんじゅう”でも食べていこうかな
(゚¬゚*)ジュルリ


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北藤岡の駅に戻って、
八高線の高崎ゆき下り列車に乗ります。
(゚ー゚*)ヤッタカセソ
▲八高線 北藤岡

0028.jpg
高崎線の下り列車が数分遅れていたようで
八高線は北藤岡にてしばらく待機し、
線路を共用する高崎線を先に通します。
そのため定刻より3分遅れで発車。
▲八高線 北藤岡(車窓から)

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0030.jpg
先ほど撮影していた
烏川付近の“セパレート区間”を
列車の車窓から眺めます。
(「゚ー゚)ドレドレ
川を渡るトラス橋のあたりでは
上下線がけっこう離れていますね
(向こうに見える橋が上り線)。

▲八高線 北藤岡-倉賀野(車窓から)

0031.jpg
高崎線と八高線の線路は
北藤岡付近ですでに合流していますが、
駅として接続するのは倉賀野です。
(゚ー゚*)クラガノ
▲高崎線 倉賀野(車窓から)

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八高線の列車は倉賀野から
高崎線へ直通する形で終点の高崎へ。
SL列車の拠点となる高崎の留置線には
レトロな旧型の客車などが見られます。
お、座席荷物合造客車のオハニ36形だ。
(゚∀゚)オッ!
▲高崎線 倉賀野-高崎(車窓から)

0033.jpg
北藤岡から10分ほどで
終点の高崎に到着。
(・ω・)トーチャコ
当駅には八高線の列車が発着する
専用のホーム(3番線)が
備えられています。
▲高崎線 高崎


北藤岡1156-(八高2287D)-高崎1206(定刻より3分遅れ


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群馬の県庁所在地は前橋ですが、
高崎は県下最大のターミナル駅で、
上越新幹線、北陸新幹線、
信越本線、上越線、両毛線、高崎線、八高線、
さらに地方私鉄の上信電鉄の
各列車が発着します。
▲信越本線 高崎

2006.jpg
そんな高崎に来たら食べたいのが、
手軽な名物の焼きまんじゅう。
(゚¬゚*)ジュルリ
まんじゅうといっても基本的には中身が無く
(お店によってはあんこが入っている
のも
ある
みたいだけど)、

パンのようなふかふかのまんじゅうに、
甘辛い味噌だれが塗られています。
これ、美味しいんだよね~。
ヤキマソ(゚д゚)ウマー!


今春のダイヤ改正で定期運用を終える651系の特急列車を記録しに、八高線へ乗って訪れた群馬県の北藤岡界隈 ...(((o*・ω・)o。
いまの時期の当地らしい“赤城おろし”(赤城山の麓に吹きつける強い寒風)は身に染みる冷たさだったけど {{{(>_<)}}}サブッ!、天気は清々しい青空が広がる快晴に恵まれて、気分よく撮影ができました (´▽`*)イイテンキ♪。
現行の特急「あかぎ」や「草津」としての記録ももちろん大事ですが、個人的にはやはり常磐線時代の「スーパーひたち」から続く、651系の車両としての最後の活躍を写真に収めたいという意図のほうが強くて ロクゴーイチ!(*`・ω・´)-3、そう考えると正面から順光で撮れた特急「あかぎ」もさることながら、二本とも後追いとなった特急「草津」のほうも、651系の記録と考えれば個人的にどれも納得のいくものが残せたと思っています (^_[◎]oパチリ。
また、主目的である651系の撮影だけでなく、久しぶりに八高線北部の非電化区間を“乗り鉄”し、高崎線と八高線の接続点でありながら八高線のほうにしか駅がない、北藤岡の様子などもこの機会にじっくりと見て回ることができて (「゚ー゚)ドレドレ、マニア的に興味深く愉しめた鉄旅となりました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


0034.jpg
高崎から都内への帰りは
オーソドックスに高崎線を利用します。
( ̄  ̄*)タカセソ
E231系の特別快速は
湘南新宿ラインに直通する小田原ゆき。
▲高崎線 高崎

0035.jpg
さっきとは逆に
今度は高崎線の列車の車窓から
八高線の北藤岡を眺めます

(「゚ー゚)ドレドレ

もちろん停まらないので、
ほんの一瞬で通過。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
▲高崎線 倉賀野-新町


高崎1314-(高崎4833Y 特別快速)-新宿1458




☆オマケ★


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今回は後ろから撮影する“後追い”ばかりで、愛称表示のヘッドマークが見られなかった、特急「草津」(゚ー゚*)クサツ。この写真は以前に撮影したものですが、651系の正面に掲げられる当列車のヘッドマークは目的地の草津温泉をイメージして、まさに地図記号のような “温泉マーク” がデザインされています (o ̄∇ ̄o)オンセン♪。
3月のダイヤ改正から新たに就役するE257系5500番台ではどうやら、「特急 草津・四万」の文字のみの表記となるようなので、この“温泉マーク”も間もなく見納めとなるのかな・・・σ(・∀・`)ウーン…。



日光線・・・特急「常磐日光号」 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2023.01.08 日光線
日光路をゆく国鉄特急色!
特急「常磐日光号」 撮影
 
 
前記事の「ONE-shot」では、成田山新勝寺(千葉県)へ初詣に向かう参拝客が利用する臨時列車のことについて触れましたが ナリタ( ̄∇ ̄)リン、このような初詣参拝客のための臨時列車、いわゆる“初詣臨”は、ほかにも各地で設定されており、首都圏近郊を例に挙げると鎌倉の鶴岡八幡宮(神奈川県)や高尾山薬王院(東京都)、鹿島神宮(茨城県)の最寄駅へ運行されるものなどが知られたところか (・o・*)ホホゥ。

そんななか、今シーズンの臨時列車(2022年度 冬の臨時列車)で私の興味を惹いたのが σ(゚・゚*)ンー…、茨城県の高萩(たかはぎ)から、常磐線、水戸線、宇都宮線(東北本線)、日光線の各線を経由して、栃木県の日光へと向かう臨時特急列車、その名も「常磐日光(じょうばんにっこう)号」(゚∀゚)オッ!。
当列車の初運行は昨年(2022年)5月のゴールデンウィークでしたが、年明けの今の時期にも設定されたということは、世界遺産に登録された二社一寺(日光東照宮、日光二荒山神社、日光山輪王寺)を擁する、日光への初詣参拝客の利用を意識したものだと思われます ニッコー(o ̄∇ ̄o)ケッコー。これも立派に“初詣臨”のひとつかな。
そして“鉄ちゃん”としての趣味目線で見ると、ふだんは普通列車しか走っていない水戸線や日光線に、臨時とはいえ特急列車が通るのは興味深いところ (*・`o´・*)ホ─。とくに日光線(JR日光線)は、同じく鉄道路線として日光へのアクセスを担う“東武鉄道のほうの日光線”(東武日光線)に「スペーシア」「リバティ」などの特急列車が頻繁に運行されており ( ̄  ̄*)トーブ、しかもその一部はJRの車両(253系)を使用してJR宇都宮線(湘南新宿ライン)との直通運転が行なわれているのですから(新宿〜東武日光)、JR日光線の肩身の狭さとやるせなさが伺えるもの σ(・∀・`)ウーン…。「JR車の特急なら東武でなく、ウチの線路を使えよ! ヾ(#`Д´)ノムキーッ!」なんて、日光線はココロのなかでぼやいているしれません(あくまでも勝手な妄想w)
おっと、話がちょいと逸れましたが、今回はそんな不遇の(?)日光線を走る、貴重な臨時特急列車の「常磐日光号」を撮影しに行ってみたいと思います (・∀・)イイネ。

(ところで、いきなり“クイズ”です (゚∀゚)アヒャ☆。
タイトルの写真(上写真)に写る石像、これはいったい何をイメージしたモニュメントでしょうか。
答えはのちほど本記事内にて・・・。)



1月8日(日)


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都内の北千住から乗る
東武スカイツリーラインの準急列車は
地下鉄半蔵門線を経て直通してきた
東急の5000系。
( ̄  ̄*)トーキュー
▲東武伊勢崎線 北千住


寒さが身に染みる日の出前の早朝 {{{(>_<*)}}}サブッ!。日光のほうへ向かう私がまず都内の北千住(きたせんじゅ)から乗り込んだのは、東武スカイツリーライン(東武伊勢崎・日光線)の南栗橋(みなみくりはし)ゆき準急列車。
このところの関東は穏やかな好天続きで、埼玉の越谷(こしがや)付近を走行中に日の出を迎えた今日の空も、朝からスッキリと晴れています。いい“撮り鉄日和”になりそう (´▽`*)イイテンキ♪。


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南栗橋で接続した
東武日光ゆきの急行列車は
ロングシート仕様の20040型。
( ̄  ̄)ロング…
昨年まで残っていた
ボックスシート装備の6050型
すべて置き換えられてしまいました。
(・ε・`)チェ
▲東武日光線 南栗橋


南栗橋で東武日光ゆきの急行列車に乗り継ぎ、埼玉から栃木へと県をまたいで、東武日光線をさらに北上します ...(((o*・ω・)o。
冒頭でも述べたとおり、今回の撮影目的はJRの日光線を走る臨時の特急列車なのですが、そこへ向かうのに私が利用しているのは東武の日光線という、シビアなルート選択 (´∀`;)シビア。
「ウチ(JR日光線)を通る臨時列車を撮るんなら、ウチの列車に乗って来いよ! ヾ(#`Д´)ノムキーッ!」
と、日光線には言われるかもしれないけど(言わないだろw)、せっかくなら“鉄ちゃん”として“乗り鉄”も楽しむべく、今旅は往路を東武線(スカイツリーライン、日光線)、復路にJR(日光線、宇都宮線)と、往きと帰りで経路(乗車路線)を変えてみようと考えており (・∀・)イイネ、けっして“JRより東武の運賃が安いから”というセコい理由だけではないのです
(;¬д¬)アヤシイ…(なお参考までに、北千住〜日光の片道普通乗車券は、JRが2,640円、東武が1,390円・・・^^;)。


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東武日光線の車窓から望む
雪化粧した日光の山々。
山頂まできれいに見える好条件です。
(゚∀゚*)オオッ!
今のところは・・・。
(´・ω`・)エッ?
▲東武日光線 明神-下今市(車窓から)

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東武日光線を上今市で下車。
木の温もりが感じられるロッジ風の駅舎には
ギャラリーが併設されています
日光市杉並木公園ギャラリー)。
▲東武日光線 上今市


北千住0611-(東武伊勢崎4504K準急)-南栗橋0701~0703-(東武日光31N急行)-下今市0808~0826-(701N)-上今市0828


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上今市の駅のすぐ脇にあるのが、
有名な日光杉並木。
江戸時代に徳川家康の家臣だった松平正綱が
日光東照宮に寄進するため植栽したもので、
日光・例幣使・会津西の三街道を合わせた
全長37kmの両側には現在でも
約12,500本もの杉が立っているそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
そんな歴史の深い並木道ですが、
スギ花粉症の私はちょっと恐怖を覚えます・・・。
スギィィィ((((((((lll゚Д゚))))))))ィィィィ


途中の下今市(しもいまいち)で急行列車から普通列車に乗り換えて一駅、下車したのは終点の東武日光のひとつ手前に位置する、上今市(かみいまいち)(・ω・)トーチャコ。
当駅は東武日光線のみの単独駅ですが、西方の少し離れたところにJR日光線の線路が並行して敷かれており、私が目的地とする撮影ポイントへ行くには、この上今市からアクセスするのが近くて便利なのです。そのことも往きのルートを東武線にした理由のひとつ (´ω`)ナルヘソ。
ちなみに、JR日光線を撮りに行くのに東武の上今市駅を利用するのは、拙ブログで過去に何度かご紹介している、私のお決まりパターンとなっています(ぶっちゃけ、本記事の一部のキャプションなどは過去記事からのコピペで失礼しています m(_ _)m)


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やってきたのはこんなところ。
広い田園の向こうに日光連山が望めます。
w(*゚o゚*)wオオー!
写真に向かって左から、男体山(2,486m)、
大真名子山(2,375m)、小真名子山(2,323m)、
そして女峰山(2,483m)。


上今市の駅から歩いて15分ほどのところに広がる田園地帯は、天候条件がよければ日光連山の雄大な山並みがスッキリと望めて、それを背景に日光線の列車を撮ることができる、当線きっての“お立ち台”的な有名撮影ポイント (゚∀゚*)オオッ!。とくに山脈が雪化粧した冬景色が美しくて絵になります 。゜+.(´∀`人)スバラシィ!゜+.゜。
当地にはすでに、私と同じく「常磐日光号」が狙いだと思われる同業者(鉄ちゃん)の方々が多くおられましたが (*・ω・)ノ゙チワッス、カメラを構える立ち位置のキャパは広く、私もその一角を難なく確保することができました ε-(´∇`*)ホッ。


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壮大に連なる日光の山々を背景に
昨年デビューしたE131系の普通列車が
軽快な足取りで日光線を駆け抜けます。
▲日光線 日光-今市(後追い)


お目当ての「常磐日光号」が来る前に、まずはE131系の普通列車で試し撮り (^_[◎]oパチリ。
私がこの“日光線のお立ち台”を訪れるのは、昨年(2022年)の2月以来となる一年ぶりで、前回の目的は退役を控えていた205系(600番台)の普通列車を記録することでした ( ̄  ̄*)ニマゴ。その前任の205系を一気に置き換えて、新たな日光線の顔となったE131系(600番台)の走行シーンを沿線で撮るのは今回が初めてで(昨年に宇都宮の留置線では見かけていたけど)、たとえ試し撮りの普通列車でも新鮮な印象を受けます *.+(0゚・∀・)ペカペカ+.*。


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列車の背景に収めやすいのは女峰山。
ちなみに全国的に有名な
“女峰(にょほう)”という品種のイチゴは
栃木県が発祥の地であることから
この女峰山の名が付けられています。
( ̄o ̄*)ニョホー
▲日光線 日光-今市


向かって左端の男体山から、右端の女峰山まで、雄大な日光連山が一望できるこの場所 (「゚ー゚)ドレドレ、一枚目の試し撮りのようにその全容をみせたくなるところですが、角度的に列車の背景へバランスよく収めやすいのは女峰山で、二枚目はそのアングルで撮ってみました (^_[◎]oパチリ。どう切り取るかいつも迷うところだけど、やはり二枚目のほうが構図に安定感があるかな・・・σ(゚・゚*)ンー…。


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おや、山のまわりに少し雲が湧いてきた?
ま、このくらいなら問題ない・・・か。


私が現地に着いたときは上空にほとんど雲がなく、最初に撮ったE131系の写真を見てわかるとおり、日光連山は山頂までスッキリと見えていました (゚∀゚*)オオッ!。
駄菓子菓子(だがしかし)、通過まであと一時間くらいという「常磐日光号」を待っているあいだに、やがてポツポツと小さな雲が目立ちはじめ ( ̄△ ̄;)エッ、なんとなくイヤな予感を覚えるなか、山のまわりに湧きだした雲は見る見るうちに勢力を広げていくではありませんか Σ(=゚ω゚=;)ナヌッ!?。ああ、頼むから山を隠さないでくれぇ〜
ヽ(´д`;)アア…
そんな展開で迎えることとなった「常磐日光号」。はたしてその結果やいかに・・・(´・д・`;)ハラハラ…


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冬晴れのもとに映える伝統の国鉄特急色。
茨城から日光詣にやってきた臨時特急を
雪化粧した日光の山々が歓迎します。
▲日光線 日光-今市(後追い)


日光連山バックで国鉄特急色が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ〜イ♪
3両編成の普通列車ばかりの日光線に堂々の7両編成で入線し、その整った編成美を日光連山を背景とした舞台で披露する、国鉄特急色風E653系(K70編成)の臨時特急「常磐日光号」。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
やっぱりこの色の列車には特急らしい風格が漂い、ライバルの東武日光線を走る「スペーシア」や「リバティ」にも負けない存在感があります (`・ω・´)キリッ!。“特急運行路線”としてJR日光線もさぞかし誇らしいことでしょう (-`ω´-*)ウム(定期特急でなく、年間に数日程度の臨時特急だけどね)。
不安に伺っていた空の様子はご覧のとおり、最初のころに比べたらだいぶ雲が増えた印象で、冬晴れの清々しさも半減しちゃった感じだけど σ(・∀・`)ウーン…、かろうじて“山バック”だと言ってもいいくらいには山容が望めているし、列車へはきれいに日が当たっているので、まあ、私の個人的な甘々の採点では及第点といったところでしょうか (+`゚∀´)=b OK牧場!(いや、辛口に採点するなら場所が場所だけに、“イマイチ”の結果か?w ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ)。


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男体山(左)にも
少し雲が湧いちゃったけど、
麓を走りゆく「常磐日光号」を
どっしりと見守ってくれました。
▲日光線 日光-今市(後追い)


メインカットとした一枚目は女峰山をバックに、そして去りゆくところを遠目に追った二枚目は男体山のほうを入れたアングルで、それぞれパチリ (^_[◎]oパチリ。山の上に雲が湧いちゃったのは惜しかったけど、日光線に入線した特急「常磐日光号」の記録としてはまずまずの成果が残せました (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
なお、日光へ向かった当列車はすぐには折り返さず、復路となる高萩ゆきは日暮れごろの18時過ぎに設定されており、それまでは日光の構内に留め置かれます オヤスミ(´つз-)。O.゚。*Zzz。
なので、「常磐日光号」の撮影はこれにて終了です (´w`*)ドツカレサン。


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定番のお立ち台ポイントから
引き上げる際にお会いした
道祖神様。
ほおづえをつかれているお姿をみて
ちょっと気分が和みました。
(*´v`*)ホッコリ♪
▲日光線 日光-今市

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帰りに利用する駅は
日光市の南部(旧・今市市)に所在する
日光線の今市。
( ̄  ̄*)イマイチ
2014年にリニューアルされた白壁の駅舎は
いま風の造りでシンプルな印象です。
なお、お立ち台の撮影ポイントから当駅までは
歩いて20分ほどの距離。
若干、上今市のほうが近いかな。
σ(゚・゚*)ンー…
▲日光線 今市

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今市のホームに入ってきた
上り普通列車の宇都宮ゆき。
日光線のE131系に乗るのは初めてです。
(=゚ω゚)オハツ
ちなみに千葉の房総で使われている同系の座席は
ロングシートとボックスシートが併設された
セミクロス仕様でしたが、
日光線(宇都宮線)用はオールロングシート仕様。
( ̄  ̄)ロング
▲日光線 今市


宣告した予定通り、都内から来るときは東武線を使いましたが、撮影後の帰りは下車した上今市に戻らず、JRの今市(いまいち)から日光線に乗ります コッチ…((((o* ̄-)o。その上り普通列車の行き先は宇都宮、そして今の時刻は正午に近い11時半・・・ということは当然、きょうのお昼ゴハンは宇都宮名物の“アレ”でしょうか (゚∀゚)o彡゜ギョーザ!ギョーザ!。
しかし私は当列車を終点まで乗らず、宇都宮の二駅手前に位置する鹿沼(かぬま)で下車しました (´・ω`・)エッ?。その目的は?


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今市から上り列車で20分、
列車を降りたのは
栃木県鹿沼市に所在する鹿沼。
( ̄  ̄*)カヌマ
大きな三角屋根が印象的な駅舎は、
今市と同時期の2014年に
リニューアルされたものです。
▲日光線 鹿沼


今市1132-(日光842M)-鹿沼1152


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日光街道の鹿沼宿は
松尾芭蕉が“奥の細道”の道中に滞在した
ゆかりのある地で、
駅前には鹿沼産のスギで作られた
芭蕉の木像が建っています。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア

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でも、芭蕉さんよりも気になるのが、
同じく駅前にあるこちらの石像。
いったい、これはなんじゃ?
ヘ(゚д゚)ノ ナニコレ?


宇都宮ゆきの列車を見送って鹿沼の駅を出ると、駅前広場の一角で私の目に留まったのは二つのモニュメント。
ひとつは当地にゆかりのある松尾芭蕉の木像 (゚ー゚*)バショー。そしてもうひとつは、大きな石材を組み合わせて長方形としたような謎の像で、これはいったい何をイメージしたものなのかというと・・・その台座に掲げられたプレートには「シウマイ像」の作品名があります (=゚ω゚=*)ンン!?。
え?“シウマイ”ってひょっとして、あの中華総菜の“シューマイ(焼売)”のこと? Σ(゚∇゚*ノ)ノ シウマイ!?


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謎の石像の正体は“シウマイ像”
(これが冒頭のクイズの答えね)。


栃木県の鹿沼市が「シウマイの街」として名乗りを上げ、その象徴として石像を建てたのは一昨年の2021年。
なんでもここ鹿沼は、あの横浜の「シウマイ弁当」で有名な崎陽軒の創業者である野並茂吉氏(1888~1965年)の出身地で (゚ー゚*)モキチ、そのつながりから“シウマイ”を名物とした街おこしに取り組んでいるのだそうです ( ̄。 ̄)ヘー。また、隣市の宇都宮が全国的に知られた“餃子のまち”ということから、それに対抗・・・いや、その盛り上がりにあやかりたいところなのかもしれませんね (´ω`*)ナルヘソ。ちなみにシューマイでなく“シウマイ”なのは、茂吉が“栃木なまり”でシューマイをそう呼んだことが発端だとか (o ̄∇ ̄o)スウマイ。


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「崎陽軒の初代社長のふるさと
鹿沼をシウマイの街に!」
イチゴの名産地で知られる鹿沼ですが、
シウマイは名物に定着するでしょうか。


それにしてもこの「シウマイ像」、芸術センスの乏しい私にはどの角度から見回してもシウマイを連想できないのですが (-“-;*)ムムム?、地元で産出した深岩石を組み合わせたこの像は、“にぎる(握る)”をテーマに創作されたそうで、人の手で握って作られるシウマイをイメージしている・・・らしい ( ´_ゝ`)フーン。
餃子を擬人化(?)したような宇都宮駅前の“餃子像”も、初めて見たときは「何じゃこりゃ」って思ったものだけど、それ以上にシウマイ像の造形は奥が深くて柔軟な想像力が求められる抽象的なモニュメントですね (。A。)アヒャ☆(いっそこの形のシウマイを作って売ったら、もっと話題になるんじゃね?w)。


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見る人の想像力が問われる(?)
シウマイ像。
この角度から眺めると
シウマイを握っているように・・・
見える?
シウ…( ̄  ̄;)マイ…

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そのシウマイ像の傍らには、
崎陽軒のシウマイでお馴染みの
醤油さしの“ひょうちゃん”が
お供え(?)されていますた。
(なお、かぬまシウマイにひょうちゃんは付属しません)


そんな鹿沼の“かぬまシウマイ”。
ギョウザもシューマイ(シウマイ)も大好きな私は、今日のお昼ゴハンをどちらにするかで迷いましたが ギョーザ?(゚ω゚≡゚ω゚)シウマイ?、宇都宮の餃子は過去に何度か市内のいろんなお店で食べているし、また、宇都宮ならば東北新幹線や宇都宮線(東北本線)を利用した際にも気軽に寄ることができるけど、いっぽう日光線の鹿沼まで来れる機会はそうありません ( ̄  ̄)カヌマ…。そこで日光線の撮影に訪れた今回はためしに鹿沼で下車し、かぬまシウマイのほうを選んでみました m9`・ω・´)シウマイ!。
しかし、県都の宇都宮と郊外の鹿沼では街の規模が比較にならず、適当に街なかを歩けばギョウザ屋に当たる宇都宮とは違い、鹿沼の駅近くで“シウマイ屋(専門店)”と打ち出しているのは、ざっと見たところ一店だけ。それも店内で食べられる飲食店ではなく、テイクアウトのみの販売店です ( ̄  ̄)テイクアウト…。少し歩いたところにある中華料理店でも“かぬまシウマイ”の名でシューマイを提供しているようだけど、中華屋の一品ではなく専門店のシウマイとしてみた場合、前者の販売店のほうがシウマイへのこだわりが強そうな印象を個人的には受けます σ(゚・゚*)ンー…。それならばここは店内飲食にこだわらず、専門店のシウマイを買ってみましょうか (・∀・)イイネ。


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駅前ロータリーの一角で
“かぬまシウマイ”の幟が目に留まる
テイクアウト専門の販売店
定番の“蒸しシウマイ”のほか
“揚げシウマイ”や梅肉を入れた“梅シウマイ”、
“シウマイ弁当”などを取り揃えています。
(〃゚¬゚〃)ジュルリ


持ち帰りの袋に入れてくれたシウマイは温かさが手に伝わり、すぐにでもシウマイ像が建つ広場のベンチにて頬張りたい衝動に駆られるところですが (゚¬゚*)ジュルリ、テイクアウトで手軽に持ち運べるような状態にあるのならば、もう少しだけ食べるのをガマンします (≧ω≦*)ガマン!。
というのも、ここはせっかくですから“鉄ちゃん”として旅気分をちょっとでも高めてみようと思い、このシウマイを帰りの電車のなか(ボックスシートのある宇都宮線)で車窓風景を眺めながらいただくこととしました (σ´∀`)σイイネ♪。
さ、駅に戻ろう ...(((o*・ω・)o。


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かぬまシウマイを手にして
ふたたび鹿沼から乗る
日光線の宇都宮ゆき上り列車。
ちなみにこの電車は先述したように
オールロングシートなので、
さすがにこのなかでの飲食は控えます。
ガマン!(≧ω≦*)ガマン!
▲日光線 鹿沼

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宇都宮で日光線から乗り換えたのは
宇都宮線の上り快速列車で、
湘南新宿ラインに直通する逗子ゆき。
こちらの電車の編成の一部には
ボックスシートが備えられています。
しかも当駅始発なので車内は空いており、
駅弁などを気兼ねなく食べられます。
(・∀・)イイネ
▲東北本線 宇都宮


国鉄特急色風のE653系による臨時特急の「常磐日光号」を撮りに訪れた、栃木県の日光線。
冬場という空気の澄んだ時期に、清々しい青空と美しく雪化粧した日光の山々を期待していたものの、お目当ての列車が通過する直前に湧いた雲でちょっと惜しい結果となってしまいましたが σ(・∀・`)ウーン…、それでも特急列車の入線が少ない“不遇の日光線”を走るE653系は、貴重なシーンを記録できたいい機会だったと思います (^_[◎]oパチリ。また、今回が初撮影、初乗車となった日光線のE131系にも新鮮さを感じました。
そして撮影後に立ち寄った鹿沼では、謎の(?)シウマイ像に迎えられて、名物の“かぬまシウマイ”を購入 (o ̄∇ ̄o)シウマイ。実をいうと片道のみ(往路)の一度しか撮影チャンスが無い「常磐日光号」を撮るためだけに栃木の今市まで足を伸ばすのは、ちょっと迷うところだったのですが σ(゚・゚*)ンー…、かねてより気になっていた“かぬまシウマイ”を食べるという目的を加えたことで、今旅の実行に至りました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。そう考えると“撮り鉄”の成果だけなら短編の「ONE-shot」で済むような内容で、今記事のメインは“かぬまシウマイ”・・・いや、インパクト的には“シウマイ像”かもしれませんね(笑)(゚∀゚)アヒャ☆
そんな“撮り鉄”とご当地の名物を愉しめた、いい鉄旅となりました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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お待ちかねの“かぬまシウマイ”。
手前がスタンダードな“蒸しシウマイ”で
奥が油で揚げた“揚げシウマイ”。
崎陽軒のシウマイより粒が大きく、
ぎっしりと詰まった赤味豚主体の餡は
肉肉しい旨味と玉ねぎの甘さがウマく調和して
ビールのお供にぴったりの美味しさです。
シウマイ(゚д゚)ウマー!
ただ・・・これを買うためだけに
鹿沼までまた行くかと言えば微妙なところで、
もう少し何かご当地ならではの
特色が欲しいような気がしました
(それを言ったら宇都宮餃子もとくに
これといった定義(特色)は無いんだけどさ)



鹿沼1247-(日光844M)-宇都宮1301~1333-(東北4531Y快速)-新宿1514


静岡鉄道・・・1000形「ちびまる子ちゃん電車」撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2022.12.27 静岡鉄道
1000形
「ちびまる子ちゃん電車」 撮影
 
 

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洋上に昇ったギラギラの眩しい朝日。
(つ▽≦*)マブシッ!
それを背景にして東海道線の普通列車*が、
当線屈指の“名橋”といわれる、
根府川の白糸川橋梁を渡りゆきます
(*写っているのは編成の中間に挟まれた
二階建てのグリーン車)。
▲東海道本線 根府川-真鶴


おはようございます (*’-‘)オハヨ♪。
早朝に私がやってきたのは、神奈川県の西部に位置し、静岡県との県境に近い、東海道本線の根府川(ねぶかわ)(゚ー゚*)ネブ。当駅は構内から相模湾の海景色が広く望め、また、駅の近くに架かる鉄橋の白糸川橋梁は、海をバックに列車が撮れる、メジャーな撮影スポットとして知られています (・∀・)イイネ。
そんな根府川で眺める朝日は時節柄、いかにも今年(2023年)の元旦の“初日の出”に思われるところですが、実際は昨年の暮れに撮ったもの (´・ω`・)エッ?。ただ、今回の記事をお伝えするのは年が明けてからになるため、やはり新年のあいさつに添えることを意識して、朝日を背景にした列車の撮影に臨んでみました (^_[◎]oパチリ(初日の出じゃないと、あまり意味はないけどねw)。
あらためまして、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします (*´∀`)ノ゙アケオメ♪。

では、今回はこの根府川から鉄旅をスタートしましょうか (/*´∀`)o レッツラゴー!。


12月27日(火)


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相模湾に面した高台に
趣ある木造の駅舎が建つ根府川。
待合室やホームから
海景色を望むことができます。
お、“桃太郎”(EF210形)の貨物がやってきた。
( ̄  ̄*)モモ
▲東海道本線 根府川

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根府川から乗る東海道線の熱海ゆき普通列車は
おなじみのE231系。
▲東海道本線 根府川


年も押し詰まった12月27日 ( ̄  ̄)トシノセ。本日から年末年始の“冬休み”に入った私は、早朝の5時20分に東京駅を発車する東海道線の沼津ゆき下り普通列車に乗り、神奈川、静岡方面へ西進します ...(((o*・ω・)o。
そして冒頭に述べたとおり、ちょいと海辺の駅で朝日を拝みたかったため、日の出の時刻(6時50分ごろ)に合わせて根府川へと立ち寄って30分ほど撮影してから
(^_[◎]oパチリ、ふたたび東海道線の熱海ゆき下り普通列車に乗り、さらに先へ ...(((o*・ω・)o。
ちなみに、日の出の直後は海上に湧いた雲に太陽が隠されたけど、きょうの天気はおおむね快晴のようです (´▽`*)イイテンキ♪。


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熱海で乗り継いだ静岡ゆき普通列車は、
211系と313系の併結編成。
(゚ー゚*)ニゲゲ
今回も“元・セントラルライナー”の
313系8000番台には当たらなかったな・・・。
(・ε・`)チェ
▲東海道本線 熱海

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クリアな青空が広がる
気持ちのいい冬晴れのもと、
車窓から富士山がきれいに望めます。
(´▽`*)フジサソ♪
▲東海道本線 原-東田子の浦(車窓から)

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私が列車を降りたのは
静岡市清水区に所在する清水。
2003年に改装した駅舎は
羽ばたくかもめをイメージしたような
大きな屋根が印象的で、
“港町・清水”にふさわしいデザインです。
(・o・*)ホホゥ
▲東海道本線 清水


東京0520-(東海道321M)-根府川0652
根府川0743-(東海道729M)-熱海0759~0802-(1431M)-清水0909

熱海で静岡ゆきの普通列車に乗り継ぎ、車窓にきれいな富士山を眺めながら進むこと一時間強。私は静岡の少し手前に位置する、清水(しみず)で下車します ( ̄▽ ̄)シミズ。
清水は言わずと知れた港町であり、海辺の景勝地である三保松原(みほのまつばら)も有名 (-`ω´-*)ウム。そしてサッカー好きの私としては、Jリーグ「清水エスパルス」のホームタウンという印象が強い キーパー(・∀・)ゴンダ。あとは・・・清水というと、“あのアニメキャラクター”が思い浮かぶ人も多いかな? σ(゚・゚*)ンー…


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サッカー王国の静岡、清水。
Jリーグの清水エスパルスはもちろん、
高校サッカーを沸かせた
清水東高や清水商業なども有名ですよね。


でも、そんなイメージを思い浮かべている余裕はなく、私は駅を出たらすぐに目的地とする撮影ポイントへ向かって、競歩のような“早歩き”で急ぎます ε=┌(;゚д゚)┘イソゲ!。
撮影したいお目当ての列車が通過する時刻まであと13分、地図アプリによると駅から撮影地までの距離は約1キロ。ギリギリ間に合うかな・・・と推測しながら進んでいたその時、「ぐわっ!いででででで!!」と思わずうめき声を上げてしまうくらいの激しい痛みに襲われた右足のふくらはぎ Σ(`ロ´;lll)グワァッ!。どうやら慣れない早歩きで足が攣って(つって)しまったようです (≧д≦;)イテテテテ…。日頃の運動不足がたたったのか、何とも情けないねぇ (´д`;)トホホ。
残りの距離はあと500メートルくらい。この状態での急ぎ足は辛いけど、どうにか気力を振り絞って足を進ませ ε〜ε〜ε〜(((;;´Д`)ヒィ…ヒィ…、撮影ポイントにたどり着いたのは、目的の列車が通過する2分前でした ε-(´o`;A フゥ…。


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攣った右足を引きずりながら
やってきたのはこんな場所。
川に架けられたガーダー橋は
列車がスッキリと撮れそうな好撮影地です。
(・∀・)イイネ


清水の街なかを流れる巴川(ともえがわ)という二級河川、そこには川幅にあった見合った短めのガーダー橋(鉄橋)が架けられています (・o・*)ホホゥ。
この鉄橋は私が清水まで利用してきた東海道線のものでしょうか? σ(゚・゚*)ンー…。いや、上の写真をよく見ると、ガーダー橋の奥のほう(川の上流)には緑色のトラス橋も見えており、そちらが東海道線の鉄橋(わかりづらいけど、211系が通過中)。
んじゃ、手前(川の下流)のガーダー橋は何線なのかというと、地方私鉄の「静岡鉄道・静岡清水線」。通称・“静鉄”(しずてつ)です ( ̄▽ ̄)シズテツ。
静鉄は・・・おっと、近くの踏切がもう鳴りましたね (゚∀゚)オッ!。路線の説明はあとにして、手早くカメラを構えます シャキッ!( >_o)r┬=≡[]。


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ピンク色のかわいい電車が
川面に姿を映して鉄橋を渡ります。
その車体にデザインされているのは
静岡や清水にゆかりのある、
おなじみの“あのキャラクター”たち。
(=゚ω゚=*)ンン!?
▲静岡鉄道静岡清水線 入江岡-新清水


まる子、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
まもなく橋上に姿を現した静鉄の新清水ゆき下り列車は、濃淡のピンク色に塗り分けられた二両編成の短い電車で ( ̄  ̄)ピンク…、その車体には多くの人に馴染みがあると思われる国民的人気アニメ(人気マンガ)、「ちびまる子ちゃん」のキャラクターたちが賑やかにデザインされています (=゚ω゚)マルコ!。
これは「ちびまる子ちゃん」の原作者の“さくらももこさん”が清水のご出身で、当作品も昭和時代の清水をおもな舞台としているなど、当地にゆかりが深いことから、静鉄で使われている1000形電車のうちの一本(1011編成)に「ちびまる子ちゃん」のラッピング装飾を施し、「ちびまる子ちゃん電車」として2015年より走らせているもの (・o・*)ホホゥ。ちなみに車体色のベースがピンクの“さくら色”(もしくは“もも色”?)なのはやはり、“さくらももこさん”のお名前に掛けているのでしょうか (´ω`*)ナルヘソ。


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まるちゃんに、たまちゃん、
はまじ、丸尾君、藤木、永沢・・・など、
見ていて楽しい「ちびまる子ちゃん電車」。
とくに子供が喜びそうですね。
▲静岡鉄道静岡清水線 入江岡-新清水


そんな「ちびまる子ちゃん電車」は、当作品のファンや子供たちに人気がありそうな楽しい電車ですが (´▽`*)ワ~イ♪、実は私のような鉄道マニアの“鉄ちゃん目線”で見た場合、近年の静鉄では旧型の1000形から新型のA3000形へ世代交代(車両の置き換え)が着々と進められており、数を減らしつつある1000形は現在、残りがあとわずか三本(1008F、1011F、1012F)。そのうちの貴重な一本が「ちびまる子ちゃん電車」こと1011編成なのです (-`ω´-*)ウム。
そしてついに当編成も、来春(2023年)の3月27日をもって運行を終了することが静鉄より宣告され (´・ω・`)ショボン、その引退前に記録を残したいと思った私は、ホームページ公表されている「ちびまる子ちゃん電車」の運転日(運用)と当地の天気予報を照らし合わせて、晴天が期待できる今日の静鉄へ撮影に訪れたのでした (^_[◎]oパチリ。
移動中に足を攣るという、痛いアクシデントに見舞われたのは予想外だったけど、どうにか巴川の鉄橋へ間に合ってよかった ε-(´o`;)ホッ。まずはこの引き画のアングルが撮れる場所にて、車体側面の絵柄(キャラクターたち)をしっかり見せる撮影ができたことにより、このあとの行動プランが立てやすくなります。


0013.jpg
巴川の鉄橋と静鉄の新清水駅は
目と鼻の先ほどの近い距離。
終点の新清水で折り返し、
上り列車の新静岡ゆきとなった
「ちびまる子ちゃん電車」を
駅横の踏切でサクッと撮影。
(^_[◎]oパチリ
当駅の“裏口”にあたる
巴町口の小さな駅舎(改札口)がシブいね。
(´ω`*)シブイ
▲静岡鉄道静岡清水線 新清水


なお、東海道線の清水駅から巴川の鉄橋までは、およそ1キロの距離でしたが、静鉄の新清水駅は鉄橋のすぐそば(150メートルくらい)にあります(つまり、JRの清水駅と静鉄の新清水駅のあいだは、1キロ近く離れているということですね)。その新清水から静鉄の電車に乗って、別の撮影ポイントへ移動することにしましょう ...(((o*・ω・)o。


0014.jpg
「ちびまる子ちゃん電車」を撮った
踏切脇の巴町口に対して、
国道に面したこちら側が新清水の正面口。
( ̄▽ ̄)シン・シミズ
シンプルな外観の駅舎ながら、
頭端式ホーム三面二線の構内は機能的で、
私鉄の終着駅らしい趣があります。
▲静岡鉄道静岡清水線 新清水

0015.jpg
ホームで発車を待つ新静岡ゆきは
シャア専用の赤いA3000形(3002F)。
(。-∀-)アカィ
1000形の置き換えを目的として
2016年にデビューした当形は
もうすでに静鉄の主力となっています。
▲静岡鉄道静岡清水線 新清水


新静岡ゆきの上り列車は今さっき、駅横の踏切で撮影した「ちびまる子ちゃん電車」が行ってしまったばかりで、地方私鉄の路線というと大概は運行本数が多くなく、日中は少なくとも30分待ち、一時間待ちは当たり前・・・というイメージですが σ(゚・゚*)ンー…、私が新清水の改札を入るとホームにはもう次の新静岡ゆきとなるA3000形が入線しており、まもなく発車します Σ(゚∇゚ノ)ノ エッ!?。さすが静鉄、これぞ静鉄 ъ(゚Д゚)グッジョブ。


0016.jpg
新清水を出るとすぐに、
先ほど撮影していた巴川を渡ります。
▲静鉄静岡清水線 新清水-入江岡(車窓から)


“静鉄”の通称で定着している静岡鉄道・静岡清水線は、静岡市葵区の新静岡を起点に、柚木(ゆのき)、長沼(ながぬま)、草薙(くさなぎ)、狐ケ崎(きつねがさき)などを経て、清水区の新清水にいたる、全長11.0キロの地方私鉄路線(今回の私は新清水のほうから、上り列車に乗車しています)(゚ー゚*)シズテツ。
地方私鉄は大都市圏の“大手私鉄”に対して、“中小私鉄”(中小民鉄)や“ローカル私鉄”などと呼ばれることもあり、拙ブログでちょくちょくご紹介する千葉県の小湊鐵道のような、どこかのどかな雰囲気のローカル線を思い浮かべてしまうところですが (´ー`)マターリ、この静鉄は静岡と清水という政令指定都市内(静岡市内)にある二つの大きな街を、並行する東海道線と競合するような形でむすび (*`・ω・´)-3フンス!、なおかつ東海道線が停まらない(東海道線の駅が無い)地域や地区を細かくフォローするような役割を担う“地域密着系・都市型路線” ( ̄∇ ̄)アドマチ?。ほぼ全線にわたる電化複線(入江岡〜新清水のみ単線)を活かした高頻度運転を実現し、なんとラッシュ時以外の日中でも列車は8分間隔一定のパターンダイヤ。10分と待たずに次の列車がやってくる充実ぶりは、大手私鉄の路線と比べても遜色のない運行形態ではありませんか w(*゚o゚*)wオオー!。なお、コロナ禍以前には急行列車も設定されていましたが、昨年(2021年)に利用者のニーズに合わせたダイヤの見直しが図られ、現在は普通列車のみの運行に落ち着いています。


0017.jpg
路線図で見る東海道線と静鉄の位置関係。
オレンジのラインが東海道線で、
清水と静岡のあいだにある中間駅は
草薙と東静岡の二つだけ。
いっぽう青いラインが静鉄の静岡清水線で、
新清水と新静岡のあいだには
短い間隔でこまめに駅(白い丸)が設けられており、
起終点をのぞく中間駅は13もあります。
(*・`o´・*)ホ─

0018.jpg
入江岡と狐ヶ崎の区間では
タイミングが合えば
並行して走る東海道線の列車との
デッドヒートが見られます。
(゚∀゚)オッ!
駅間の短い静鉄をさらっと追い抜いてゆく、
東海道線の313系。
ε=(=゚ω゚)ノ オサキ!
▲静鉄静岡清水線 桜橋-狐ヶ崎(車窓から)


そんな静鉄に私が乗るのは、一昨年(2020年)の9月以来、およそ二年ぶり (*´∀`)ノ゙オヒサ。前回は沿線の長沼にある車両基地(長沼車両基地)で行われた、有料制公開イベントへの参加が目的でした。
そこでは引退を控えている1000形が車両基地内の留置線にずらっと並べられ、たしか5本の1000形がまだ現役だったハズだけど、現在の残りは三本に・・・(´〜`)ウーン…。そして先述したように、そのうちの一本の「ちびまる子ちゃん電車」(1011F)も3月をもって引退してしまいます (´・ω・`)ショボン。
ちなみに二年前に訪れたときは、「ちびまる子ちゃん電車」を含むすべての1000形が車両基地イベントに駆り出された(展示された)ため、当形の走行シーンを沿線で撮ることは叶わず、またあらためて撮影に来よう・・・ ( ̄  ̄)マタネ などと思っていたのですが、けっきょく足を運んだのは引退間際となる今日になってしまいました (; ̄▽ ̄)ア…。う〜ん、これって典型的な“葬式鉄”の行動パターンだよなぁ (^^;ゞポリポリ。
その1000形の「ちびまる子ちゃん電車」の走行シーンを沿線で狙うため、私が次に下車したのは御門台(みかどだい)。


0019.jpg
0020.jpg
静岡市清水区内に所在する御門台。
敷地が狭いため、島式のホームは幅が細く、
駅舎(駅の入口)が踏切の真ん中にある
ちょっと面白い構造の駅です。
( ̄。 ̄)ヘー
▲静岡鉄道静岡清水線 御門台


新清水0944-(静鉄72)-御門台0951

ところで、先ほどの清水で攣った右足のふくらはぎですが、発症した直後よりはマシだけど、歩くとまだけっこうな痛みを感じます “o(-ω-;lll)イテテ。ひょっとして痙攣でなく肉離れかも? そんな情けない状況ながら不幸中の幸い(?)なのは、巴川の鉄橋と新清水の駅が近かったように、この御門台も目的地の撮影ポイントまでは歩いて5分ほどの距離(170メートル)で助かります ε-(´∀`;)ホッ。これがもし駅から歩いて40〜50分だったとしたら、無理をせずに撮影を諦めていたかもしれません (´Д⊂ムリポ。


0021.jpg
やってきたのはこんなところ。
線路沿いの細道から
すぐ横を走る静鉄を狙います。
おや?向こうのほうに見えている
“白いアタマ”は・・・。
(=゚ω゚=*)ンン!?

0022.jpg
富士山を望みて走る
A3000形の新清水ゆき下り列車。
この黄緑色の編成(A3008F)は
静岡名産の“ワサビ”をイメージした、
“フレッシュグリーン”です。
▲静鉄静岡清水線 狐ヶ崎-御門台
(後追い)


御門台の下り方に位置する線路沿いの細い小道から、低い柵越しに静鉄の列車を狙うと、その向こうに望めるのは雄大な富士山のお姿 (゚∀゚)オッ!。ここは静鉄と富士山を絡めて撮れる定番の撮影ポイントです (・∀・)イイネ。
立ち位置となる路地の細道は狭いので、通行人への配慮はじゅうぶんに心がけなくてはなりませんが \_(*゚ェ゚)ココ重要!、ほかに同業者(鉄ちゃん)がいなかったため、状況に合わせて臨機応変にアングルの自由度が利くのは好都合 (o ̄∇ ̄o)ラキー。列車が来るまでは道の広い場所で待機し、傍らの踏切が鳴動したら細道へ移動してカメラを構えるようにします シャキッ!( >_o)r┬=≡[]。


0023.jpg
新静岡ゆきの上り列車は
シルバー(無塗装)のA3006編成。
カラフルなA3000形のなかでは
異色の存在ですが、
メタリックも意外とカッコいい。
(o´∀`o)カコイイ!
▲静鉄静岡清水線 狐ヶ崎-御門台


まずは上下の列車をそれぞれ試し撮り (^_[◎]oパチリ。
向かって手前の線路を走る上り列車(新静岡方面ゆき)はアングルの引きが取りにくいため、後追いになるけど下り列車(新清水方面ゆき)のほうが画のバランスは良さそう ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。
ここで狙う本命の列車はもちろん1000形の「ちびまる子ちゃん電車」ですが、「shizuoka rainbow trains(静岡レインボートレインズ)」の愛称で全7色(+無塗装)のカラーバリエーションがあるA3000形も、次は何色の電車が来るのかと撮影していて楽しい (*´v`*)カラフル♪。さっき私が乗ってきた赤(3002F・パッションレッド)や御門台の駅で見かけた青(3005F・エレガントブルー)、そしていま撮った黄緑(3008F・フレッシュグリーン)、さらにはステンレス無塗装のシルバー(3006F)など、同じ形の車両でも色によってけっこう見た目のイメージが異なるものですね。


0024.jpg
残存する1000形のうちの一本の1012編成は
飲料メーカーの広告が施された
シックな装いの“午後ティートレイン”
(「午後の紅茶」ラッピング)。
(゚ー゚*)ゴゴティ
▲静鉄静岡清水線 狐ヶ崎-御門台
(後追い)


お!1000形がキタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
静鉄のホームページ運用が公表されていた1000形は「ちびまる子ちゃん電車」の1011編成だけでしたが(2023年1月より、ほかの1000形も運用の公表を開始したようです)、きょうは残る1000形のうちのもう一本である、1012編成も日中の運用に就いていました (=゚ω゚)ノ゙ヤア。当編成は飲料メーカーの広告ラッピングが車体に施されており、前面に表記された商品名がちょっと目立つものの (゚ー゚*)ゴゴティ、白と紺に塗り分けられたシックなツートンカラーは個人的に何となく、かつての上田交通(現・上田電鉄)の塗装に似た印象を受けます ( ̄  ̄*)マルマド。
まあ、ホンネを言えば、残った三本のうちで唯一ラッピング装飾が施されていないノーマルな、1008編成が来てほしかったところだけど、今となってはそんな贅沢を言える状況ではありません (-`ω´-*)ウム。たとえラッピング編成であれ、訪れた日に二本の1000形が動いていただけでもラッキーだと思おう (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。
そしてまもなく、こちらも1000形の「ちびまる子ちゃん電車」がやってくる時刻を迎えます (゚ー゚*)マルコ。


0025.jpg
まるちゃんのヘッドマークを掲げて走る
「ちびまる子ちゃん電車」を
雪化粧した美しい富士山が見守ります。
冬晴れのもとで繰り広げられた
静岡らしい両者のツーショット。
▲静鉄静岡清水線 狐ヶ崎-御門台
(後追い)


富士山バックでまる子が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ〜イ♪
先ほど新清水の踏切で撮った上り列車が新静岡で折り返して下り列車となり、この御門台でふたたび迎えることができた「ちびまる子ちゃん電車」(゚ー゚*)マルコ。いまの時間帯(午前遅め)の富士山バックは列車への日当たりがバリ順(バリバリの順光)の好条件で、かわいらしい“さくら色”の車体をお日さまが鮮やかに照らしてくれます 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
そして背景に写る富士山に目をやると、中腹(8号目あたり?)に雲がなびいていて、あれが山頂を隠してしまうのではないかと少し不安に思いましたが (゚ペ)ウーン…、私がここに着いたとき(最初にグリーンのA3000形を撮った40分前)から雲の位置はほとんど変わっておらず、無事に富士山のてっぺんが見えている状態で「ちびまる子ちゃん電車」とのコラボショットを撮ることができました (^_[◎]oパチリ。引退前にいちばん撮りたかったこの画が残せて、個人的にもう大満足です ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
なお、いま下った「ちびまる子ちゃん電車」は新清水で折り返し、およそ20分後にまたここへと戻ってきます。せっかくならその新静岡ゆきの上り列車も待ってみましょう。


0026.jpg
静岡のシンボル富士山を背にして、
まるちゃんのように元気よく駆け抜ける
「ちびまる子ちゃん電車」。
まる子のヘッドマークに隠れているけど、
前面にデザインされているのはおそらく
ピンク色の富士山ですね。
▲静鉄静岡清水線 狐ヶ崎-御門台


お!こっちの上りアングルも意外と悪くないじゃん (゚∀゚)オッ!。
富士山に対して列車の存在がかなり大きく、画的にややアンバランスな気もするけど、どーんと突き進んでくる「ちびまる子ちゃん電車」には迫力が感じられるじゃないですか m9(▼Д▼)ドーン!。列車をギリギリまで引き付けたことにより後方の二両目もどうにか架線柱をクリアでき(カツカツだけど)、先ほどに同方向の列車を撮ったシルバーのA3000形よりは、アングルがウマくまとまりました ъ(゚Д゚)ナイス。
ちなみにこの御門台の富士山バックは、今回の静鉄撮影で私がメインに考えていた撮影ポイントですが、ここで富士山を強調して撮ると列車は正面気味のアングルになり、側面のラッピングデザインがわかりづらい σ(゚・゚*)ンー…。そうなるとやはり、最初に新清水の巴川でサイドからの引き画が撮れたのは、当編成の記録として大きかったと思います (´ω`*)ウン(それを撮るために急いで、足を痛めたんだけどさ (。A。)アヒャ☆)。

さて、巴川の鉄橋と富士山バックの撮影で、“撮り鉄”の成果はじゅうぶん (+`゚∀´)=b OK牧場!。そこで今度は「ちびまる子ちゃん電車」に乗車して、“乗り鉄”のほうを楽しんでみます (・∀・)イイネ。


0030.jpg
御門台のホームに入ってきた
「ちびまる子ちゃん電車」。
上りの新静岡ゆきに乗ります。
(*゚v゚*)ワクワク♪
▲静岡鉄道静岡清水線 御門台

0031.jpg
車内に入るとドアの内側には
さくらももこさんのイラストで
静岡の名所・名物などが紹介されています。
(・o・*)ホホゥ

0032.jpg
吊り革には「ちびまる子ちゃん」の
キャラクター紹介や・・・

0033.jpg
「町内の 掃除でいいこと たぶんない」や
「孫が編む 我がマフラーや らくだ色」など、
“友蔵 心の俳句”の作品(?)が
掲げられています。
( ̄▽ ̄)オジーチャン

0034.jpg
吊り革のなかには一本だけ、
こんな表情のまる子も。
「あたしゃ吊り革なっちゃったよ・・・( ̄∇ ̄lll)」
なんて言いたげですね(笑)

0035.jpg
そして「ちびまる子ちゃん電車」ならではの
いちばんの特徴はなんと、
車内アナウンスを務めるのがまる子なんです
(CV.TARAKO)。
「えぇ〜、つぎはぁ〜、ながぬむぁ〜(長沼)」

0036.jpg
その長沼にある車両基地では、
本日の運用に就いていなかった
残る1000形のもう一本の1008編成が、
黄色いA3000形(A3004F)とともに
留置されています。
(゚∀゚)オッ!
このステンレス無塗装で
前面に青、橙、緑の三本線を配したのが
現在のノーマルな1000形の仕様
▲静鉄静岡清水線 古庄-長沼(車窓から)


先日に私が富士急線でたまたま乗った「トーマスランド号」のように、座席の柄まで特別仕様に変えてあるワケではないけれど、車内のところどころに「ちびまる子ちゃん」のキャラクターや、さくらももこさんが手掛けたイラストなどが見られる「ちびまる子ちゃん電車」(゚ー゚*)マルコ。「ちびまる子ちゃん」という作品を知っている人なら、それを眺めているだけでも楽しめますが (o ̄∇ ̄o)タノシイ♪、この電車のいちばんの見どころ・・・いや、“聞きどころ”は何といっても、“まる子の声による車内アナウンス”(平日の10時〜16時、土休日は終日に実施)エッ!(゚д゚≡゚∀゚)マジ!?。あの独特なクセのあるしゃべり方は正直、案内放送としてはビミョーなところだけど、つい表情を緩めながら聞き入っちゃいます (゚∀゚)アヒャ☆(興味ある人はY○uTubeなどの動画を検索してみてください)。
そんなまる子の案内放送で車内にゆる〜い空気が流れる「ちびまる子ちゃん電車」に揺られていると (´ー`)マターリ、やがて列車は商業施設が立ち並ぶ静岡の中心街へと近づき、御門台から16分ほどで終点の新静岡に到着しました (・ω・)トーチャコ。ちなみに新清水から新静岡まで(もしくはその逆)の全線を乗り通したとしても所要時間は30分弱の24分。お子さんを連れて「ちびまる子ちゃん電車」を楽しむには適度な乗車時間かもしれませんね。


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0038.jpg
列車の終点で、路線の起点である
新静岡に到着。
(・ω・)トーチャコ
静鉄の案内所や改札口、列車の発着ホームなど
駅の機能が商業複合ビル(駅ビル)の
一階に集約されています。
(゚ー゚*)セノバ

▲静岡鉄道静岡清水線 新静岡


御門台1127-(静鉄96)-新静岡1143


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0040.jpg
「ちびまる子ちゃん電車」の引退にあわせて
実施されているスタンプラリー(3/26まで)。
新静岡、新清水の両駅、
そして清水にある「ちびまる子ちゃんランド」
三か所を捺すと先着順で記念品がいただけます。
( ̄。 ̄)ヘー
私はためしに新静岡を捺してみたけど、
ちびまる子ちゃんランドまでは行かないなぁ・・・。


新静岡に着いた時点で、今回の静鉄の旅は終了 (´w`*)オツカレ…
・・・のハズでしたが、新静岡へ向かっているときに列車の車窓から眺めた景色のなかで一カ所、“撮り鉄”としてちょいと気になる場所がありました σ(゚・゚*)ンー…。ひょっとしたらそこはいい感じに静鉄が撮れるかもしれないと思い、新静岡から4駅ほどとさほど遠くないことから、ためしに戻ってみることにします モドル…((((o* ̄-)o。


0041.jpg
きっぷを買い直して再入場した
新静岡のホーム。
次の新清水ゆき下り列車は
1000形・1012編成の
“午後ティートレイン”ですた。
(゚ー゚*)ゴゴティ
▲静岡鉄道静岡清水線 新静岡

0042.jpg
0043.jpg
新静岡から4駅目で
葵区内に所在する柚木。
都市圏の近郊駅らしい
いま風のシンプルな駅舎です。
( ̄  ̄*)ユノキ
なお、朝夕のラッシュ時には
柚木発着の区間列車が存在しますが
当駅で折り返すのではなく、
隣駅にある長沼車両基地の出入庫で
設定されているもの。
▲静岡鉄道静岡清水線 柚木


新静岡1204-(静鉄111)-柚木1209


0044.jpg
そして私が気になったのは
駅のすぐ横にある
国道に架けられた歩道橋。
ここを上がると・・・?
σ(゚・゚*)ンー…


新静岡から下り列車に乗ってわずか5分、私がやってきたのは柚木(ゆのき)。
当駅のすぐ横には車道が広くて交通量の多い国道1号線(東海道)があり、歩行者が安全に渡れるための歩道橋(人道橋)が備えられています (・o・*)ホホゥ。先ほどに列車の窓から私の目に留まったのはこの歩道橋で、そこへ上がると柚木の駅を発着する静鉄の電車が高い目線で見下ろせるだけでなく、その先には富士山も望めそうに思えたのです (゚∀゚)オッ!。
またまた足に負担のかからない、“駅近”の撮影ポイント(?)。はたして期待する歩道橋上からの眺めは・・・(「゚ー゚)ドレドレ。


0045.jpg
東海道(国道1号)を跨ぐ歩道橋は
絶好の“富士山ビュースポット”か!?
(´▽`*)フジサソ♪
多くのクルマが行き交う国道を横目に
「ちびまる子ちゃん電車」の1000形が
柚木の駅に到着します。
▲静鉄静岡清水線 長沼-柚木


なるほろ、こんな感じか (。・_・。)ナルホロ。
たしかに歩道橋の上から富士山はスッキリときれいに見えるし (´▽`*)フジサソ、静鉄の電車と絡めて撮ることもできたけど ( ̄▽ ̄)シズテツ、国道の端に沿って立てられた街灯の長い柱がどうにもかわせず、アングルを真ん中で分断。さすがにこれは煩わしさが否めません (-“-;)ムムム。やはり列車の車窓から見当を付けるのと、実際にその場に立ってカメラを構えてみるのとでは、視野が違うものですね σ(・∀・`)ウーン(よくある展開の“撮り鉄あるある”だけど)。
それでも、まったくダメダメというわけではなく、いちおう「ちびまる子ちゃん電車」と富士山のコラボがここでも撮れたので、まあヨシとしましょうか (+`゚∀´)=b OK牧場!。

これで「ちびまる子ちゃん電車」を追った、静鉄の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。さ、静岡名物の“しぞーかおでん”で一杯やってから (゚-、゚)ジュルリ、東京へ帰るとするかな。


0046.jpg
柚木から新静岡まで乗った上り列車は
ランバ・ラル専用の青いA3000形(3005F)。
(。-∀-)アオィ
よく見ると前面の左端に
小さなヘッドマークが付けられていますが、
これは社会人ラグビー(リーグ1)に所属の
「静岡ブルーレヴズ」を応援するもの。
右のほうに見える新静岡のホームの柱にも
当チームの選手のポスターなどが貼られています。
(゚ー゚*)ラグビ
▲静岡鉄道静岡清水線 新静岡


柚木1305-(静鉄118)-新静岡1311

来春(年が明けて今春)の3月をもって運行を終了することが発表された、静岡鉄道の「ちびまる子ちゃん電車」こと1000形・1011編成 (゚ー゚*)マルコ。おそらく私にとってこれが最後となるであろう撮影は、冬晴れのクリアな青空のもとで富士山が望める好条件に恵まれ、静岡の清水で生まれた「ちびまる子ちゃん」のラッピング電車を、ご当地らしい情景で記録に残すことができました (^_[◎]oパチリ。
先述したように“鉄ちゃん”としての私にとって当編成は、数を減らしつつある“貴重な1000形のうちの一本”といった見方でしたが、「ちびまる子ちゃん」という作品にも少しは馴染みがあり(実はアニメ化される前から、妹が購入していた「りぼん」で原作を読んでいたw)、最近はマンガもアニメも見る機会はほとんどないけど、車内の吊り革に貼られていたキャラクター紹介などを眺めていたら ナガサワ…( ̄  ̄)ブータロー…、いろいろと作中のことが思い出されてけっこう楽しかったです (´ω`)シミジミ。
ラストランとなる予定の3月26日は、ここ数年の傾向だとちょうど静岡の桜が満開となるころでしょうか σ(゚・゚*)ンー…。役目を終えて引退してしまうのは惜しいですが、かわいい“さくら色”の「ちびまる子ちゃん電車」は、沿線にたくさんの明るさを振りまいてくれたことと思います ヽ(´▽`*)ノワーイ♪。まだちょっと早いけれど、ラッピング電車としての7年間、おつかれさまでした。
なお、今のところ正式な発表はないものの、「ちびまる子ちゃん電車」は新たにA3000形のうちの一本へ引き継がれるとのウワサを小耳に挟んでおり(「ちびまる子ちゃん静岡音頭」のA3009編成とは別らしい?)エッ!(゚ω゚≡゚∀゚)マジ!?、もしそれが事実だとしたら、その“二代目”の活躍に期待したいですね。
そして今日は「ちびまる子ちゃん電車」だけでなく、同じく1000形の“午後ティートレイン”も撮れ、カラフルなA3000形の各色・各編成も目を楽しませてくれるなど、存分に満喫できた静岡鉄道の撮影となりました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


0047.jpg
新静岡駅とは500メートルほど離れていて
徒歩10分のところに位置する
JRの静岡駅。
東海道新幹線と東海道本線が発着する、
静岡の玄関口です。
( ̄  ̄*)シゾーカ
▲東海道本線 静岡

0048.jpg
東海道線の熱海ゆき上り普通列車は
ロングシート仕様の313系。
この列車に乗って静岡をあとにします。
カエロ…((((o* ̄-)o
▲東海道本線 静岡

0049.jpg
今日は静鉄の沿線からも
よく見えていた富士山ですが、
帰りの東海道線の車窓から望むと、
ちょっと雲が湧いてきたかな?
σ(゚・゚*)ンー…
▲東海道本線 沼津-三島(車窓から)

0050.jpg
熱海で接続したE231系の普通列車は
東海道線から上野東京ライン経由で
高崎線へと直通する高崎ゆき。
私はこの列車に東京まで乗ります。
▲東海道本線 熱海


静岡1413-(東海道436M)-熱海1533~1549-(1890E)-東京1735

ところで、清水駅から巴川の鉄橋へ急いだときに攣ってしまった、右のふくらはぎ Σ(`ロ´;lll)グワァッ!。家に帰宅してから湿布薬などを貼って処置し、その後の数日間は痛みが残っていたものの “o(-ω-;lll)イテ、正月を迎えるまでには完治しました ε-(´∀`*)ホッ。
原因はやっぱ、運動不足だろうなぁ・・・。新年の抱負はジョギングによる体力づくり・・・か?(。A。)アヒャ☆



富士山麓電気鉄道・・・1000系京王復刻色 撮影記 [鉄道写真撮影記]

0000.jpg
2022.12.18 富士山麓電気鉄道
京王5000系(初代) 健在!
富士急行線 1000系 撮影
 
 
激闘の決勝戦を制したアルゼンチンの優勝で、一ヶ月間の熱狂に幕が降ろされたワールドカップ ε-(°ω°*)メッシ!。いまの私は軽い“サッカーロス”(というか“W杯ロス”)に陥っています 。゜(# ̄ ▽. ̄#) ボケー°。。

そのW杯の各試合を連日ほぼ徹夜状態で視ていたこともあり (=_ヾ)ネムネムゥ、ここ最近はすっかり怠けてしまっていた“撮り鉄”ですが(ナイトミュージアムなどには行ったけど)、大会の終盤になって試合数が減ると寝不足も解消され、少しずつW杯以外のことにも目を向ける余裕がでてきました σ(゚・゚*)ンー…。
3位決定戦の試合(クロアチアvsモロッコ)を午前2時まで見終えてから一眠りした日曜日の朝、起きて窓の外を見ると天気は清々しい快晴です (゚∀゚)オッ!。
んじゃ、カメラを持って、ちょっくらお出かけしてみますか (・∀・)イイネ。


12月18日(日)


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中央線の大月ゆき下り1457M列車は
高尾や八王子でなく豊田を始発駅とする
ちょっとレアな(珍しい)運用。
車両はセミクロス仕様の211系です。
(゚ー゚*)ニゲゲ
▲中央本線 豊田

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お!八王子に“赤電”が停まっとる。
(゚∀゚)オッ!
そうか、今日は“西武甲種”の遂行日なのね。
▲中央本線 八王子(車窓から)


朝7時過ぎに家を出て、自宅の最寄駅から中央線の高尾ゆき快速電車で下り、途中の豊田にて大月ゆきの普通列車へ乗り継ぎます ...(((o*・ω・)o。
ガラガラに空いている車内のボックスシートで、朝食に買ってきたツナサンドなんぞを齧っていると、豊田の次駅の八王子でたまたま見かけたのは
(=゚ω゚=*)ンン!?、構内の側線に留置された西武鉄道の新・101系で、“赤電”と呼ばれる昔の色を復刻した編成じゃないですか (゚∀゚)オッ!。JR中央線の八王子駅に西武線の車両が停まっているのを不思議に思うかも知れませんが、これは車両の検査入場にともなって定期的に行なわれている、西武多摩川線の輸送列車(甲種輸送)です (・o・*)ホホゥ。JRの線路を自走できない西武鉄道の車両は電気機関車の牽引によって運ばれるため、それもなかなか興味深くて撮り鉄の食指が動くところですが(しかも今回は赤電だし)(゚ー゚*)アカデソ、今日の私はもう少し遠出がしたい気分なので八王子で降りることはせず、“西武甲種”を撮るのはまたの機会として見送ります スル━━━( ̄、 ̄*)=3=3=3━━━ッ。
乗り続けた列車は山梨県へと入り、やがて終点の大月に到着。


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中央線の大月駅は
丸太を組んだ山小屋風の駅舎。
近年のアウトドアブームを
意識したようなスタイルですが
実は1928年(昭和3年)に建造された
歴史あるものなんです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲中央本線 大月

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いっぽう、こちらは神社・・・でなく、
富士山麓電気鉄道・富士急行線の大月駅。
信仰対象となる富士山への玄関口として、
駅舎の正面に鳥居が備えられています。
幵 (-人-*)パンパン
▲富士急行線 大月


大月で中央線から乗り換えたのは、当駅を起点に都留市(つるし)や富士山(旧・富士吉田)などを経て河口湖(かわぐちこ)へと至る、ローカル私鉄の富士山麓電気鉄道・富士急行線 ( ̄  ̄*)フジキュー。
乗車や撮影を目的に私がちょくちょく訪れていて、拙ブログでも過去に何度かご紹介している路線ですが、“富士急行”や“富士急”という名称に覚えがあっても、“富士山麓電気鉄道”というのは初めて聞く方も多いのではないでしょうか σ(゚・゚*)サンロク?。
これは、富士山周辺エリアを中心に運輸事業、不動産事業、レジャー・サービス事業などを行なっている富士急グループが、事業の再編に伴って運輸事業のなかの鉄道部門を分社化し、路線開業当時(1929年・昭和4年)の社名を復活させたような「富士山麓電気鉄道株式会社」として、昨年(2021年)の5月に新設したもの ( ̄。 ̄)ヘー。なお、社名は変わっても、路線名は引き続き馴染みのある「富士急行線」(大月線・河口湖線の総称)が一般的に用いられます。


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大月のホームに入線してきた
富士急行線の河口湖ゆき普通列車は
“機関車トーマス”のヘッドマークを掲げた
6000系の「トーマスランド号」。
(=゚ω゚)トーマス
シートの柄もトーマスの仲間たちが
賑やかにデザインされています。
▲富士急行線 大月


そんな富士急行線といえば、富士山の登山口や富士五湖、富士急ハイランド(遊園地)といった観光地や行楽地を沿線に抱え、観光特急の「フジサン特急」(元・小田急20000形の8000系)や「富士山ビュー特急」(元・JR371系の8500系)を運行。さらには中央線から新宿発着の特急「富士回遊」(E353系)も定期的に乗り入れるなど、地方私鉄のローカル線にしては列車や車両の種類がバラエティーに富んでおり、それが鉄道好きにとって魅力のひとつとなっています (・∀・)イイネ。


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田野倉と禾生のあいだで車窓に見える
この壮大な高架橋は
リニア中央新幹線の試験線。
(゚ω゚*)リニヤモーターカー
最高時速500キロを出すリニアの下を
富士急行線の電車が時速50キロくらいで
ゆっくりとくぐります。
ノコノコ...(((o*・ω・)o
▲富士急行線 田野倉-禾生(車窓から)


そして特急列車だけでなく、おもに地域輸送を担う普通列車のほうに着目すると、現在の主力となっているのは、かつて山手線や埼京線などで使われていた205系をJR東日本から譲渡された6000系で ( ̄∇ ̄)ニマゴ、大月から私が乗車した河口湖ゆきの普通列車も当系でした(6502Fの「トーマスランド20周年記念号」ラッピング)。
いっぽう、その6000系が投入される以前(10年くらい前)の普通列車でおもに使われていた、京王帝都電鉄(現・京王電鉄)からの譲渡車である1000系(元・京王5000系)は最近、とんと見かけなくなったなぁ・・・なんて、富士急行線を訪れたときのみならず、中央線の列車で大月を通りかかった際にも、ちょっと気になっていたのですが σ(゚・゚*)ケーオー…、全車が引退してしまったわけではないらしいけど、2019年に二本の6000系(元・八高線の205系)が追加投入されたことで、1000系の出番はかなり減ってしまったようです (・∀・`)ウーン…。


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富士山麓電気鉄道・富士急行線という
社名と路線名が表すとおり、
天候条件がよければ列車の車窓には
雄大な富士山のお姿が望める
・・・ハズなのですが、
今日は晴天ではあるものの
富士山の頂は雲に隠されています。
(≡"≡;*)モヤモヤ…
▲富士急行線 東桂-三つ峠(車窓から)


実はその貴重な存在となった1000系が本日、事前募集制のイベント列車(団体専用の臨時列車)として大月から河口湖まで運行されるという情報が富士山麓電気鉄道のホームページ掲載されており (゚∀゚)オッ!、それを撮りたい私は富士急行線へとやってきたのです ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。
ちなみにツアー内容をざっと見たところ、団体列車は大月を11時27分に出発、河口湖へは13時09分に到着となっていて(客扱いはこの片道のみ)、使用される当該の編成はすでに朝の段階で大月の構内に留置されているのではないかと私は予想したのですが、その姿は見あたりませんでした <(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ。ということは、車両基地のある河口湖(か富士山)から大月へは、これから上りの回送列車で送り込まれるようで、その運転時刻はサッパリわからないけど、ひょっとしたら“送り込み回送”のほうも沿線の撮影ポイントで撮れちゃうかな・・・σ(゚・゚*)ンー… なんて、先日の嵐電(らんでん)のような偶然による“鉄運”にちょっと期待してしまいます (゚∀゚)アヒャ☆。
駄菓子菓子(だがしかし)、私の乗っていた下り列車が撮影ポイント最寄駅の三つ峠(みつとうげ)に着いたところで、その対向の上りホームで交換してしまったのが件の1000系(の回送列車)でした (; ̄▽ ̄)ア…。やはり事前の下調べを怠った“鉄運頼み”の適当な行動だと、そう都合よくはいかないか (^^;)ゞポリポリ。


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三つ峠で下車する準備をして
運転室越しに前方を眺めていると・・・
京王線、イタ━━━━m9( ゚∀゚)━━━━ッ!
▲富士急行線 三つ峠(前方の車窓から)


ホームに停車しているところを撮ることもままならず、すぐに大月へ向けて三つ峠を発車してしまった1000系 ヽ(´д`;)アア…。
なお、この1000系・1001編成に塗られた“アイボリーホワイトにエンジ色の細帯”と言うカラーリングは、富士急行1000系の一般的な標準色ではなく(もう富士急標準色の1000系は残ってないけど・・・(´Д⊂ )、かつて京王線の5000系(初代)として使われていた時代の色を再現した“リバイバルカラー”(復刻色)です (゚ー゚*)ケーオー。
今回運行されることとなった1000系のイベント列車は、この1001編成へ2012年に京王時代のリバイバルカラーが施されてから10周年を迎えた記念の企画で、参加者が乗った車内では京王電鉄のOBによって当系(元・京王5000系)にまつわる講演会などが行なわれることから、「京王電鉄OBによる“語り部列車”」というツアー名が付けられています ( ̄  ̄*)カタリベ。
惜しくも回送列車は撮り逃す結果となりましたが、大月から河口湖へと向かう本番(営業運転)の“語り部列車”で、京王復刻色の1000系をしっかりと迎え撃ちたいところ (*`・ω・´)-3フンス!。


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三ツ峠山への登山口に近い
山梨県西桂町に所在する三つ峠。
(゚ー゚*)ミッツ・マントウゲ
白壁に赤い屋根、
その上には風見鶏も備えられた
瀟洒な可愛らしい木造駅舎は、
ドラマのロケなどに
使われたこともあるそうです。
(*’∀’*)カワユス
▲富士急行線 三つ峠


豊田0804-(中央1457M)-大月0857~0959-(富士急行11)-三つ峠1032


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まだ多くの実をつけている柿の木に
秋の名残りを覚えます。
ただ、鳥も突っつかないってことは
渋柿なのかな?
( ̄ω ̄)スシクイネェ
その傍らを走りぬけてゆく、
特急「富士回遊」。
3両という短い編成のE353系です。
▲富士急行線 東桂-三つ峠

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広いお庭(?)の一角に繋がれていた
飼い犬のわんこさん。
U・ェ・U ワンワン
カメラを向けたらめっちゃ吠えられたけど、
タイミングよくやってきた
8000系の「フジサン特急」といっしょに
一枚パチリ。
(^_[◎]oパチリ
▲富士急行線 寿-三つ峠

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小さな赤い実は南天でしょうか。
σ(゚・゚*)ンー…
向こうに見える電車は6000系。
富士急行線の開業90周年を記念して
車体が金色になっている6701編成は、
普通列車でもちょっとゴージャスに見えます。
(☆∀☆)キン!
▲富士急行線 三つ峠-寿


送り込みの回送列車は間に合わず、大月で折り返してくるツアー列車が来るまでにはまだ時間があるので、目的地の撮影ポイントへ急いで向かう必要はなく、目に留まった柿の木やワンコにカメラを向けるなど、ところどころでスナップっぽく列車を撮りながら (^_[◎]oパチリ、線路沿いの道をのんびり歩き進みます ...(((o*・ω・)o。
この三つ峠(駅)のあたりは沿線の景色が長閑にひらけていて、条件がよければ列車と富士山を絡めて撮ることもできるため、1000系を撮るにあたってはそのような画も候補のひとつに考えていましたが σ(゚・゚*)フジサン…、乗ってきた列車の車窓からも見えたとおり、あいにく今日の富士山は頂が雲に隠されていてスッキリしない状況 (≡"≡;*)モヤモヤ…。さらに富士山のみならず、上空も次第に雲塊が増えてきて、太陽を隠す時間が長くなってしまいました (´д`;)アウ…。
それならば、1000系は風景的(情景的)なアングルでなく、列車の記録をメインとした撮り方で狙おうと思います (-`ω´-*)ウム。ちなみに私は以前に何度か京王色の1000系を富士山バックで撮っているので、今回はとくに富士山と組み合わせることへのこだわりはありません。


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柿の木を撮っていたころには
晴れていたのに、
いまの上空はこんな感じで
厚めの雲に覆われています。
( ̄_ ̄;)ドヨーン

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ここは富士山を背景に列車が撮れる
メジャーな撮影ポイントですが、
今日はあまりいい条件じゃないですね・・・。
σ(・∀・`)ウーン…

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そこで私がやってきたのはこんなところ。
障害物の少ない緩やかなカーブで
列車をスッキリと撮ることができます。
(・∀・)イイネ
上品な印象を受ける臙脂色の列車は
8500系の「富士山ビュー特急」。
▲富士急行線 三つ峠-寿


富士山バックをやめて、列車主体に撮影 (^_[◎]oパチリ。とはいえ、それでもやはり寒々しい曇天よりは、明るい日差しが当たってくれたほうがいい σ(・∀・`)ウーン…。いちおうこの場所は今の時間帯(お昼ごろ)、晴れれば下り列車に対して順光となるハズですし。
雲間から青空も覗いているけど、断続的に雲塊が流れてくる状況で、なかなかお日さまが出てくれません。こりゃあ、列車の通過と日が差すタイミングが合うのは難しいかなぁ・・・”o(-ω-;*)ウゥム…。何人か集まった同業者(鉄ちゃん)の方々にも、日差しはすでに諦めのムードが漂っています ┐(´д`)┌ ダミダコリャ。

ところが・・・(=゚ω゚=*)ンン!?


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行楽期や多客期に増発される
臨時特急の「富士回遊91号」は、
E257系5500番台を使用。
(゚ー゚*)ニゴナナ
白地に緑のラインが施された車体を
雲間から顔を覗かせた太陽が照らします。
▲富士急行線 三つ峠-寿


お!太陽降臨!(゚∀゚)オッ!
雲の切れ間から太陽が出た絶妙なタイミングで、ウマい具合にやってきた臨時特急の「富士回遊91号」(=゚ω゚)ノ゙ヤア。列車の正面と側面に日が当たった、バリ順(きれいな順光)で撮ることができました ъ(゚Д゚)ナイス。
日差しは諦めかけていましたが、これはこのあとに来る1000系のほうにも希望が持てる展開です (☆∀☆)キラーン☆。まさに「諦めたら、そこで終了ですよ・・・?」と言われた気分
(-□ω□-)ホッホッホ。そう、撮り鉄はお目当ての列車が通過するまで、何が起こるかわからないものです(いい意味でも、悪い意味でもねw)(-`ω´-*)ウム。
その後(富士回遊の通過後)、ふたたび雲が太陽を隠すこともあったけど、一時よりはだいぶ日が当たっている時間が長くなり、そんななかで迎えた1000系 “語り部列車”の通過時刻(公表されていた時刻より、若干遅いスジだった? (・・?)アリ?)。

はたしてその結果は・・・(°_°;)ドキドキ。


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京王線、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
▲富士急行線 三つ峠-寿

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昭和生まれの名車が纏う
清麗なアイボリーホワイトが、
蒼天の冬空に映えます。
元・京王帝都電鉄5000系、
富士山麓電気鉄道1000系として
今なお健在!
(`・ω・´)キリッ!
▲富士急行線 三つ峠-寿


けーおーせんが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
製造からおよそ半世紀が経つ、元・京王5000系の現・富士山麓電気鉄道1000系
(゚ー゚*)ケーオー。いかにも“昭和時代の電車”っぽいシンプルなデザインでありながら、前面窓が側面まで回り込む“パノラミックウィンドウ”を採用するなど洗練された印象を受けて、レトロさより“昭和モダン”とでもいうべきお洒落さを覚えます ( ̄▽ ̄)シャレオツ。現在の当線の主力である6000系(元・205系)も様々なラッピングで目を楽しませてくれますが、やはりこの1000系には富士急行線沿線ののどかな風景にすっかり馴染んだ、ベテランらしい落ち着きのようなものが感じられます。ああ、“シブカッコいい”ねぇ 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
気を揉んでいた空模様は、当列車の接近によって踏切が鳴動した時点ではまだ、完全に雲影が抜けきっていない状態でしたが (´・д・`;)ハラハラ…、ゆっくりとした速度で1000系が姿を現したときには、あたり一帯に日差しが降りそそぎ、アイボリーホワイトの車体を明るく照らしてくれました (゚∀゚*)オオッ!!。寒々しい曇天から一転しての好条件はテンションの上がる展開で、喜びもひとしおの嬉しい結果 (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。列車主体のオーソドックスなカットだけど、今や貴重な存在となった1000系のいい記録を残すことができたと思います ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
ちなみに、通過する車内の様子を外から眺めていたけど、“語り部”のかたが話されているのかは、よくわからなかったな σ(゚・゚*)カタリベ…。

これで、富士急行線にて運行された、1000系“語り部列車”の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。さ、三つ峠駅の近くのお店で、ご当地名物のコシが強い“吉田うどん”でも食べて帰りますか(美味しかった ≠( ̄ε ̄*)ズルルッ)。


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駅のほうへ戻る際に
富士山バックの撮影ポイントを覗くと、
雲に包まれながらも
かろうじて山頂が見えていたので、
すぐにやってきた「フジサン特急」をパチリ。
(^_[◎]oパチリ
車体側面に施された富士山くん(?)の
イラストも楽しげです。
(゚ー゚*)フジサン
▲富士急行線 三つ峠-寿(後追い)

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三つ峠から乗車した
上りの大月ゆき普通列車は、
前面が真っ赤な6000系(6003F)の
「リサとガスパール トレイン」。
車体の側面やドアの内側(車内)に
 フランスの絵本で人気のキャラクター、
“リサとガスパール”がデザインされています。
カワ(・∀・)イイ♪
▲富士急行線 三つ峠


京王の名車といわれた初代5000系が、今も現役として残る富士山麓鉄道・富士急行線の1000系 (゚ー゚*)フジキュー。定期運用での出番が減っている当系を記録するいい機会となったイベントツアー(団体専用列車)の撮影は、晴天の予報が出されていたものの、思ったよりも多く湧いた雲塊に太陽を隠され、ちょっとやきもきさせられましたが (´・д・`;)ハラハラ…、お目当ての列車が通過するタイミングではどうにか日差しに恵まれて、山梨の三つ峠まで来た“甲斐”のある(山梨だけにw)、満足のいく成果が得られました ε-(´∀`*)ホッ。
深夜のW杯視聴による寝不足が続いていたなか (*´O)ゞ.。oOフワァ〜ア…、翌朝にシャキっと起きられて、当該列車の通過時刻までに目的地へ着くのが間に合うようなら、富士急へ行こうかな・・・σ(゚・゚*)ンー… なんて考えていた今回の出撃(撮影)は、前夜に視た3位決定戦が90分間で決着がついた(2-1でクロアチアの勝利)という結果も助かる展開でした ( ̄▽ ̄)オワタ。仮にこれが延長戦やPK戦までもつれ込んでいたとしたら、もしかすると寝坊して撮影に行けていなかった・・・かも、しれません(笑)
(アルゼンチンとフランスによる決勝戦はPK戦までいったので、徹夜明けだった翌日の月曜日は仕事が辛かったもんなぁ・・・(^^;ゞポリポリ)。


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大月に終着した
「リサとガスパール トレイン」。
このラッピング編成を正面から見たら
前灯の位置が違うので印象は異なるけど、
個人的にはなんとな~く
ひと昔前の中央線で使われていた
オレンジの201系っぽく見える気もします。
σ(゚・゚*)ンー…
▲富士急行線 大月

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大月で乗り継いだ
中央線の高尾ゆき上り普通列車は
ロングシート仕様の211系でした。
( ̄  ̄)ポテロング…
▲中央本線 大月


三つ峠1355-(富士急行18)-大月1430~1447-(中央542M)-高尾1524



水戸線・常磐線・・・「いばらきまんぷくトレイン」 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2022.10.29 水戸線・常磐線 
“ときわ路”をゆく国鉄特急色
「いばらきまんぷくトレイン」 撮影
 
 
茨城県で来年(2023年)の秋に実施される予定となっている、「茨城デスティネーションキャンペーン2023」(茨城DC)( ̄  ̄*)イバラキ。この“デスティネーションキャンペーン”は、JRの旅客各社と地域(県・市町村・地域観光事業者等)が一体となって行う大規模な観光キャンペーンで、開催地域(今回は茨城県)の魅力を発見、または再発見するいい機会であるとともに、JRが絡んでいることから、そのキャンペーン期間中にはいろいろなイベント列車(臨時列車やツアー列車など)も運行され、私のような鉄ちゃん(鉄道ファン)にとって興味深いものとなっています (*・`o´・*)ホ─。
そんな「茨城DC」の本番(本開催)は来年秋(2023年10月〜12月)なのですが、それを事前に周知させる狙いなどから、一年前となる今秋(2022年10月〜12月)には、やや小規模な「茨城“プレ”DC」が先行開催され、ここでもいくつかのイベント列車が運行される模様 (゚ー゚*)プレ。そのなかで私の目が留まったのが、茨城各地のご当地グルメなどを車内でいただきながら、県内の水戸線と常磐線をぐるっとまわるような経路が設定された、ツアー列車(事前募集制の団体臨時列車)の「いばらきまんぷくトレイン」号。なんとも楽し気な列車名(ツアー名)じゃありませんか (゚∀゚)アヒャ☆。
残念ながら私は乗車して美味しいものを食べる側ではないけれど、沿線で撮影する“撮り鉄”として当列車を味わいたい(愉しみたい)と思い (・∀・)イイネ、また、天気予報によると運行日は晴天となりそうなので、それを期待して茨城へ向かうこととしました ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。


10月29日(土)


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赤羽のホームに入ってきたE231系は
宇都宮線の宇都宮ゆき普通列車。
(゚ー゚*)トホセソ
東京や上野でなく赤羽からだと
混んでいて座れないかな・・・
と、懸念していましたが、
ロングシートの一角にありつけました。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
▲東北本線 赤羽


埼玉県に近い、都内北区の赤羽(あかばね)。その高架ホームから見上げる空は、予報どおりに清々しい青空が広がっています (´▽`*)イイテンキ♪。
先日の「EL鉄道開業150年号」を群馬の上越線へ撮りに行った時のように、早朝の5時半や6時くらいに都内から北関東方面へ出発するときは、まだ埼京線や湘南新宿ラインが新宿を発着する(乗り入れる)時間帯ではないので、とりあえず上野まで出て宇都宮線や高崎線に乗ることが多い私ですが、今回は少し遅めの出発(といっても7時ごろ)だったため、新宿からバイパスルートとなる埼京線で赤羽へ行き、そこから宇都宮線の宇都宮ゆき下り普通列車に乗り継ぎました ノリカエ…((((o* ̄-)o。


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小山で水戸線に乗り換えます。
当線で使われているE531系といえば、
一本だけ存在する“赤電”
(昔の電車の復刻色)
をちょっと期待したのですが、
ホームで待っていたのは
見慣れた青い帯の通常編成でした。
(´σД`)ナーンダ
▲東北本線 小山


栃木県の小山(おやま)でさらに、宇都宮線から水戸線の水戸ゆきに乗り換え ノリカエ…((((o* ̄-)o。
小山と茨城県の友部(ともべ)の間をむすぶ水戸線(一部の列車は友部から常磐線の水戸方面へ直通)は、拙ブログでこれまでに何度かご紹介しているお馴染みの路線なので、今回は詳細を省かせていただきますが (゚ー゚*)ミトセソ、きょうの撮影目的である「いばらきまんぷくトレイン」は単純な往復運転でなく、都内の上野を起点(始発駅)に宇都宮線、水戸線、常磐線を一周するような凝った経路(上野〜小山〜友部〜高萩〜上野)で走行するため、そのなかで私は宇都宮線や常磐線より沿線風景が比較的のどかな水戸線での撮影を選んでみました (・∀・)イイネ。
小山から下り列車で15分ほどの川島(かわしま)で下車。


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2015年に改築されたという
いま風のシンプルな駅舎を構える川島。
ちなみに当駅の歴史年表によると
1889年(明治22年)に
地域名由来の「伊佐山」の駅名で開業するも、
わずか一ヶ月後には
現駅名の「川島」に改称されています。
このひと月でいったい何があったのでしょう・・・
σ(゚・゚*)ンー。
▲水戸線 川島


新宿0645-(埼京609K)-赤羽0701~0710-(東北1522E)-小山0816~0823-(水戸735M)-川島0837


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久しぶりに当地を訪れてみると
いつの間にか駅前には
こんなモニュメントができていました。
“人面土器”とな?
(=゚ω゚=*)ンン!?

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この土器は昭和14年(1939年)に
川島駅から近いところにある
女方遺跡の発掘調査で発見された
弥生時代中期のもので、
遺骨を埋葬(再葬墓)する際に使われる
“人面付き壷形土器”(人面土器)
粘土紐によって目、鼻、口、顎が
立体的に表現されています。
今記事のタイトルカットも参照)
( ̄。 ̄)ヘー
なお、もちろんこれはレプリカのモニュメントで
ホンモノは東京国立博物館に収蔵。


茨城県筑西市(ちくせいし)に所在する川島は、栃木から茨城へかけて流れる鬼怒川の左岸(東岸)に位置し、河川敷へは駅から歩いて数分ほどの近い距離 ( ̄  ̄*)キヌガワ。そしてそこに架けられた水戸線の鉄橋(鬼怒川橋梁)は、当線の列車が手軽に撮れるスポット(撮影地)として“撮り鉄”に知られています (・o・*)ホホゥ。


0006.jpg
鬼怒川の河川敷からは
日本百名山のひとつに数えられる
筑波山もよく見えます。
(゚∀゚)オッ!
特徴的な双頭峰の山容、
北西に位置するここから眺めると
左が男体山(標高871m)で、
少し高い右が女体山(同877m)。

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そびえたつ筑波山を望みて走る
水戸線の普通列車。
時間的、方角的に逆光となるため、
“黒い水戸線”状態です(笑)
“黒い〇〇線”は最近のマイブーム?w)
ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ
▲水戸線 川島-東結城


一昨年(2020年)のEF81形電気機関車による採石運搬用貨車の回送(西金ホキの入場配給)など、ちょくちょく当地へ撮影に訪れている私 (^_[◎]oパチリ。個人的な定番として、水戸線の鉄橋の下流側に並行して架かる、道路橋の“川島橋”でカメラを構えることが多いのですが、今回はちょっと別のアングルを模索してみようかと思い σ(゚・゚*)ンー…、いつもとは鉄橋の逆側にあたる上流のほうから背景に筑波山を入れて、ためしにE531系の普通列車を撮ってみたものの、午前のいまは北西から南東を望むと、太陽を真正面に見る“ド逆光” (つ▽≦;)マブシッ!。いっそのこと逆光を活かしたシルエットでの画づくりも面白いかと考えたけど、それをあえて「いばらきまんぷくトレイン」でやることもないか・・・と判断し、やはりいつもの川島橋へと向かうことにします コッチ…((((o* ̄-)o。


0008.jpg
やってきたのは定番の川島橋。
川下に架かるこの橋上から
水戸線の鉄橋と鬼怒川を望みます。
(「゚ー゚)ドレドレ

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河原に轟音を響かせて
鬼怒川に架けられた鉄橋を渡る
E531系の普通列車。
これもノーマルな青帯の編成で、
SNSの情報などをチェックしてみても
どうやら今日の水戸線の運用に
“赤電”は就いていないみたい。
(´σД`)ナーンダ
▲水戸線 東結城-川島


鬼怒川と広い河川敷をひと跨ぎする水戸線の鬼怒川橋梁(鉄橋)は、全長550メートルのプレートガーダー橋で、トラスがなく列車をスッキリと撮ることができます (・∀・)イイネ。いつも似たようなアングルになっちゃうけど、まあ、今日のような快晴なら奇をてらわず、順光となるこの場所から素直に撮るのが無難かな (´ω`)ブナン。
それと、この川島橋のたもとには、ちょいと気になる看板が立てられています (=゚ω゚=*)ンン!?。


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川島橋のたもとに掲出された看板。
え?来春以降この橋は渡れなくなるの!?
( ̄△ ̄;)エッ…

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銘板には竣工が
昭和28年(1953年)とあり、
架橋から来年でちょうど70年か。


それによると、旧道である川島橋から150メートルほど下流のほうへ新たに、新道(結城バイパス)の“新川島橋”が開通したことにより(橋はすでに使用開始)、既存の川島橋は来年(2023年)の春ごろを目処に車道、歩道ともに通行止(使用停止)となるらしい ( ̄△ ̄;)エッ…。
たしかに今までの川島橋は車道が狭くてクルマが走りづらそうだったので(現在は一方通行)、四車線化で両側に歩道も併設された新橋への移行は端から見ても納得・・・だけど、余所者の私が何かをいう立場でないのは重々承知のうえ、あくまでも“撮り鉄”としての勝手な目線で見た場合、もうすぐこの川島橋の橋上から水戸線が撮れなくなるのはちょっと残念 σ(・∀・`)ウーン…。もちろん、橋の下の河川敷からも鉄橋を渡る列車はきれいに撮れるし、ひょっとしたら新川島橋からはまた違ったアングルが得られるのかもしれないけど(ただし現在は旧橋の川島橋が存在するため、新川島橋から水戸線の鉄橋はスッキリと望めないハズ)、個人的に好みだった定番アングルはまもなく消滅となりそうです (´・ω…:.;::..キ、キエル…。もしかすると、この場所で“ネタもの”(臨時列車など)を私が撮れるのは、今日の「いばらきまんぷくトレイン」が最後になるかも・・・。そう考えると、たとえ過去の刷り直しのようなアングルになっても、今回はここで撮っておきたくなります (-`ω´-*)ウム。
そんな橋の事情があるなかですが、橋上に見られる同業者(鉄ちゃん)の数はわずか2、3人程度とまったり (´ー`)マターリ。穏やかな秋晴れのもとで川のせせらぎを耳にしながら待っていると、やがて鉄橋の左手(上り方)から件の列車は姿を現しました ε-(°ω°*)キタ!。


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秋晴れの空とそれ映す川面の
青さが際立つ風景のなか、
クリームと赤のツートンカラーという
伝統の国鉄特急色を纏った列車が
鮮やかに映えます。
▲水戸線 東結城-川島


国鉄特急色、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
電子フォーン(警笛)を軽く鳴らして、橋上へ躍り出た「いばらきまんぷくトレイン」。その正体・・・というか、使用されていた車両は、かつて国鉄時代の特急列車(485系や183系など)に塗られていた“国鉄特急色”のイメージを現代に再現した、波動用のE653系・K70編成 (゚∀゚*)オオッ!。この美しいカラーリングの列車を逆光で黒く潰しちゃうのは惜しいので、筑波山バックのシルエットでなく、順光で撮ったのは正解だったかな ъ(゚Д゚)ナイス(滑らかな流線形をしたE653系の先頭部は、シルエットで撮っても面白いんだけどね)。
そして、長いガーダー橋に7両編成の国鉄特急色の列車が収まる様はなかなか見ごたえがあり、それを適度な距離感で真横から狙えるのが、この川島橋で得られるアングルの醍醐味だと個人的には感じていました 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。それが思いも寄らない橋の閉鎖とという形で、まもなく撮れなくなってしまう可能性が高いけど、私にとって今回の「いばらきまんぷくトレイン」がここでの最後の撮影機会になったとしても、晴天の好条件で国鉄特急色のE653系が撮れたことで、満足のいく記録が残せたと思います (^_[◎]oパチリ。


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天高く馬肥ゆる秋。
「まんぷくトレイン」の車内では今ごろ
乗客のみなさんが美味しいものを
食べているのでしょうか。
(゚-、゚)ジュルリ
▲水戸線 東結城-川島


川島で普通列車との単線交換(行き違い)を控えているため、速度を落としてゆっくりと鉄橋を渡り進む「いばらきまんぷくトレイン」...(((o*・ω・)o。それを同じ立ち位置から追うようにしてもう一枚、今度は蒼天の空を思いっきり広く入れたアングルでパチリ (^_[◎]oパチリ。オマケに撮ったカットだけど、空気が澄んだ今の時期らしい空の青さが際立って、意外と面白い画になりました (´▽`*)サワヤカ♪。

これで川島橋での最後の(?)撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。
次にここへ撮影に来る機会があれば、今度は河川敷でカメラを構えてみようかな。


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来たときと同方向へ進む
下り列車の友部ゆきに乗って
川島をあとにします。
▲水戸線 川島

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水戸線の車窓からも望める筑波山。
(゚∀゚)オッ!
友部方面の下り列車なら進行方向右手、
小山方面の上り列車なら左手に見えます。
▲水戸線 下館-新治(車窓から)

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友部で乗り換えたのは
水戸線と同じE531系ですが
こちらは常磐線の普通列車。
( ̄  ̄*)ジョーバン
▲常磐線 友部


さて、鬼怒川の鉄橋を渡って水戸線を友部方面に下った「いばらきまんぷくトレイン」は、友部から常磐線の下り線へ直通して県北部の高萩(たかはぎ)まで行き、そこで折り返すと今度は常磐線を上って、最終的に都内の上野へと帰着する行程。水戸線と常磐線をぐるっとまわる経路ではあるものの、友部と高萩の区間は往復する形となります (・o・*)ホホゥ。
それならば、当列車が高萩まで行っているあいだに、私は川島から後続の水戸線で友部に出て常磐線へ乗り換えて、高萩方面とは逆に向かう土浦(つちうら)ゆき上り列車で、友部以南(上り方)の撮影ポイントに先回りする計画を立ててみました サキマワリ…((((o* ̄∀)o。
川島から二本の列車を乗り継いで一時間、やってきたのは友部の上り方の隣駅である、岩間(いわま)。


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友部の次駅の岩間で下車。
イワマ(゚ー゚*)サオリ
2012年に改築された近代的な橋上駅舎には
ギャラリースペースを備えた東西自由通路の
「あいろーど」が併設されています。
ちなみに当駅のある茨城県笠間市は
全国屈指の栗の産地で、
さらにそのなかでもここ岩間産の栗は
名ブランドとして知られているそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲常磐線 岩間


川島1123-(水戸745M)-友部1214~1221-(常磐550M)-岩間1227

駅の西口を出ると正面に見えるのが、さほど高くない低山ながら存在感のある、標高305メートルの“愛宕山(あたごやま)” (゚∀゚)オッ!。その山中には、日本三大火防神社のひとつに数えられる愛宕神社や、天狗伝説が伝えられる飯縄神社が建立されており、年間を通して多くの参拝客が訪れます (・o・*)ホホゥ。また、駅から神社までは徒歩で50分ほど、山頂まで登っても一時間半程度で到達できるそうで、手軽なハイキングコースにもなっています (・∀・)イイネ。
そんな愛宕山の愛宕神社が私の次なる目的地。そこを目指す理由はもちろん、ハイキングを楽しむためでも、神社への参拝でもなく(行くならちゃんとお参りはするけど)、「いばらきまんぷくトレイン」を撮るためです (*`・ω・´)-3フンス!。


0020.jpg
岩間駅から愛宕神社までは
およそ3キロ強の道のりで、
駅前の案内板によると
所要時間の目安は40〜50分くらい。

0021.jpg
愛宕山の山上へは
クルマも走れる道路が整備されており、
険しい山道ではありません。
上り坂がちょっと(?)キツい程度。
ε〜ε〜ε〜(((;;´Д`)ヒィ…ヒィ…

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0023.jpg
常陸国(茨城)の愛宕神社
創建が平安時代の
大同元年(806年)と伝えられる
長い歴史を持つ神社で、
“日本三大火防神社”のひとつに
数えられます。
とくに空気が乾燥する今の時期、
火災に遭わぬようお参りしていこう。
人-`ω´-*)ヒノヨージン


行きしなにコンビニで買ったオニギリを携えて、さほど険しくはないものの、だらだらと長く続く印象の上り坂を山上に向かってひたすら歩き続けると ...(((o*・ω・)o、やがて目安とされていた40分ほどで愛宕神社の鳥居が見えてきました (゚∀゚)オッ!。そして最後の試練に、天狗も修行に使った(?)と云われる315段もの急な石段を息を切らしながら登りきって、愛宕神社の本殿(拝殿)に到達 ε-(´o`;A フゥ…。まずはご挨拶にお参りを済ませてから、境内の一角にある“見晴らし台”へ向かいます。
そこからの眺めは・・・(「゚ー゚)ドレドレ


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愛宕神社の境内の東側に設けられ、
ベンチなどが置かれた“見晴らし台”。
そこからはあたり一帯が広く見渡せて
気持ちのいい眺めです。


おお!これはなかなか壮観な展望じゃないですか w(*゚o゚*)wオオー!!。
すぐ下に広がる岩間の街なみはもちろん、乾燥して空気が澄んだ今の時期は、ビルが建ち並ぶ水戸の街なども遠くに見えており、眺望の爽快感とともに、この高さまで上がってきた達成感も覚えます ヽ(=´▽`=)ノワーイ♪。
そんなダイナミックな俯瞰景色のなか、街はずれの田園地帯にまっすぐ伸びる、常磐線の線路を確認 m9っ`∀´)ミッケ!。さっそくそこへ向けて、望遠レンズを装着したカメラを構えます スチャッ!( >_o)r┬=≡[]。

駄菓子菓子(だがしかし)・・・( ̄△ ̄;)エッ…


0027.jpg
愛宕山の上空は
だいぶ雲が増えてきたなぁ・・・。

0026.jpg
赤い電気機関車を先頭にして、
煉瓦色のタンク車を連ねた貨物列車が
雲影で斑模様となった田園をゆく。
▲常磐線 岩間-羽鳥


あああ、まんだーら・・・ マソダーラ♪ヽ(・ω・。ヽ)(ノ。・ω・)ノマソダーラ♪。
私が現地に着いて15分ほどが経った頃にやってきたのは、常磐線名物(?)としてコアな撮り鉄に知られた存在の、通称「安中貨物」( ̄  ̄*)アンナカ。当列車は金属亜鉛の製錬過程で生成する“亜鉛焼鉱”なるものを運ぶ特殊な貨物列車で(煉瓦色のタンク車はそれ専用の貨車)、福島県の小名浜(おなはま)と群馬県の安中(あんなか)のあいだを一日一往復運行されていることから、そう呼ばれています ( ̄。 ̄)ヘー。
せっかくなら「いばらきまんぷくトレイン」だけでなく、私が岩間の駅に着いてから約一時間後に通過する、この「安中貨物」も山上の俯瞰ポイントから撮りたいと思って σ(゚・゚*)ンー…、お昼ゴハンの時間を省いてコンビニのオニギリを買い、少し急ぎ目に愛宕山への坂道を上がってきたのですが ε〜ε〜ε〜(((;;´Д`)ヒィ…ヒィ…、おかげで通過時刻には余裕で間に合ったものの、タイミング悪く“流れ雲のイタズラ”による影落ちで、列車の編成の前半分には日差しがあたり、後ろ半分は翳るという、見事なまでの“まんだーら”(まだら模様になっちゃう失敗例を表した“撮り鉄用語”)となってしまいました ヽ(´д`;)アア…。あーあ、こんな結果になるなら、急がずに駅前の食堂でラーメンでも食べてくればよかったかな・・・(^^;)ゞポリポリ。
それでも、編成の全体が影にドボンよりは、先頭の“金太郎”(EH500形電気機関車)に日が当たっただけ、絵的に少しは面白さが感じられて、まだマシだったと言えようか "o(-ω-;*)ウゥム…。


0028.jpg
まんだーらの景色のなか、
かろうじて編成の全体に日が当たった、
E657系の特急「ひたち」
最高時速130キロを誇る
常磐線のエースです。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
▲常磐線 岩間-羽鳥

0029.jpg
いっぽう、完全に日が翳った状態で
上りの普通列車と下りの特急列車が離合。
なお、現在の常磐線には
長距離運行で速達タイプの「ひたち」と
短距離で停車駅が多い「ときわ」、
この二種の特急列車が走っており、
そのどちらにも共通のE657系が使われています。
▲常磐線 岩間-羽鳥


午前中に「いばらきまんぷくトレイン」を撮った水戸線の川島(鬼怒川鉄橋)では、ほとんど雲が見当たらない快晴の青空でしたが (゚∀゚*)バリハレ♪、その後は昼過ぎからだんだんと雲が湧いてきて、特急「ひたち」や「ときわ」を撮った写真を見ていただいてもわかるとおり、上空は「安中貨物」のときよりもさらに雲の勢力が増して青空を浸食 ( ̄  ̄;)クルクモル…。もはや流れ雲が太陽をいたずらに隠す程度ではなく、雲間から時おり日が差すといった状況になってしまいました (´〜`;)ウーン。ただでさえ列車が小っちゃくしか写らない遠景の俯瞰撮影なのに、車体に日が当たらないとその存在感や印象が薄くなり、なんとも微妙でイマイチな感じです “o(-“-;*)シモイマイチ…。
お目当ての「いばらきまんぷくトレイン」はどうなるかなぁ σ(・∀・`)ウーン…。ちなみに先日の上越線で撮った「EL鉄道開業150年号」ではド逆光の撮影地だったため、通過時に雲が日を隠すことを望んでいたのに 八(゚- ゚)クモッテ、今回はタイミングよく日が当たってくれることを願うとは 八(゚- ゚)ハレテ、我ながらなんとも都合のいいハナシだと思いますが、はたしてその結果は・・・(°_°;)ドキドキ。


0030.jpg
雲間から差した
秋の陽光に照らされて、
ノスタルジックな装いの列車が
常磐路(ときわじ)を往く。
▲常磐線 岩間-羽鳥


愛宕山俯瞰で国鉄色が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ〜イ♪
西日を受けて常磐線を走りゆく、国鉄特急色E653系の「いばらきまんぷくトレイン」(゚ー゚*)マンプク。先述したとおり、純粋な国鉄特急型車両ではないけれど、この遠景で見る限りはまったく違和感なく、その姿はかつて当線の特急「ひたち」に使われていた純国鉄型の485系と見紛うばかりで、個人的に常磐線になじみの深い私にとっては感慨深いものがあります (°∀°*)ヨンパゴ!。やっぱりこのカラーリングは落ち着きがあっていいものだなぁ・・・+。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。
そして懸念していた空模様はというと、ご覧のとおり景色の奥のほうこそ翳っているものの、手前の列車が走っているあたりは絶妙のタイミングで日が差した!(゚∀゚*)オオッ!・・・のですが、
この「いばらきまんぷくトレイン」の写真を、先ほどの「安中貨物」や「ひたち」を撮ったものと見比べてみると、景色の感じがちょっと違うのが分かります  (´・ω`・)エッ?。


0031.jpg
一枚上の写真を
列車の部分だけクローズアップ。
どうにか編成全体に日が当たった!
・・・けど?


実はこのアングル(全景図のほう)、見晴らし台の同じ立ち位置から狙ったものに変わりはないのですが、「安中」などを撮った“定番アングル”の少し手前にあたる個所(岩間寄り)を、カメラの角度を少しばかり変えて望んだもので、定番アングルの田園地帯に比べると線路まわりに住宅などの建物が多く写り込み、ちょっとごちゃごちゃした印象が否めません。なので、こちらは予備的な抑えのつもりで撮った、“第二候補”のアングルといったところ ( ̄  ̄)ヨビ。
んじゃ、第一候補の定番アングルは・・・(;`ロ´)ハッ!


0032.jpg
広く雲影に包まれる景色のなか、
微かに浴びた陽の光で浮かび上がる
「いばらきまんぷくトレイン」。
▲常磐線 岩間-羽鳥


景色のほとんどが雲影に覆われていて薄暗くなり、まるで“暗黒の世界”じゃないか(苦笑)ψ(#`∇´)ψウケケケケ。
通過直前の空に居座った大きな雲塊を見て、もう定番アングルに日が当たることはほとんど諦めていた状況でしたが (´Д⊂ダメポ、そんななかでわずかながら手前にだけ日差しが届き、かろうじて「いばらきまんぷくトレイン」を浮かび上がらせてくれました (゚o゚*)オッ!。
これはちょっと幻想的に見えて、意外と悪くないかも?
σ(゚・゚*)ンー…、いやいや、やっぱり典型的な“まんだーら”の撃沈(失敗)例か? (´д`;)マソダーラ…。なんだか良いのか悪いのかよくわからない一枚となったけど ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ、「雲間から日が差したらラッキー」といえる状況のなか、咄嗟に角度を変えた“第二アングル”では編成の全体に日が当たったし、“定番アングル”でもマンダーラながら面白い画(?)が撮れたので、まあヨシとしましょうか (+`゚∀´)=b OK牧場!。必ずしも思い通りには行かないけど、思わぬ結果になることもある。それが鉄道写真というものです (-`ω´-*)ウム。

翳った田園風景のなかを走り去ってゆく「いばらきまんぷくトレイン」を、高台から姿が見えなくなるまで見送って、本日の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


0034.jpg
下山は駅まで30分ほどで到達できました。
「いばらきまんぷくトレイン」の
あとを追うようにして、
私も上野ゆき上り普通列車で帰ります。
カエロ…((((o* ̄-)o
▲常磐線 岩間


茨城県の観光キャンペーン(茨城プレDC)の企画で、当県の水戸線や常磐線をめぐるように運行された、E653系の「いばらきまんぷくトレイン」。
水戸線の鬼怒川橋梁では、いままで撮影地としてきた川島橋が来春をもって廃止となることを知って、少なからず衝撃を受けましたが Σ(゚∇゚;ノ)ノエッ!?、快晴のもとで撮れた国鉄特急色の列車は、個人的に当地でのいい記録になったと思います (^_[◎]oパチリ。そして常磐線の愛宕山では、上空に湧いた雲に影を落とされてしまい、思い描いていたような晴天でのきれいな俯瞰写真が撮れたわけでないけれど σ(・∀・`)ウーン…、かろうじて雲間から差した陽の光に照らされる国鉄特急色の姿は、その撮影成果以上に印象に残るものがありました (´ー`)シミジミ。
“食欲の秋”にふさわしい企画の「いばらきまんぷくトレイン」。きっと乗客のみなさんは列車名のとおり、車内で召し上がった数々のご当地グルメで満腹となったでしょうし マンプク!()´З`)=3、私も撮影のほうで国鉄特急色の魅力を存分に満喫しました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪(お昼ゴハンがオニギリ2ヶだけだったので、お腹は空いたけどね(笑))。


0035.jpg
前半はスッキリとした快晴、
後半は雲が広がった一日。
常磐線の車窓から見た筑波山も、
そんなきまぐれな秋空が表れた夕景でした。
(´ー`)キマオレ
なお、水戸線側の眺めとは逆に、
今度は向かって左が男体山で
右がちょっと高い女峰山です。
▲常磐線 高浜-神立(車窓から)

0036.jpg
そして上野に到着したあとのE653系は、
所属する車両基地(勝田車両センター)まで
回送列車として常磐線を下るため、
その様子を途中の松戸で眺めてみました。
(^_[◎]oパチリ
一日かけて茨城をめぐった国鉄色E653系、
おつかれさまでした。
(´w`*)ドツカレサン
▲常磐線 松戸


岩間1551-(常磐398M)-松戸1715~1733-(1220M)-東京1800





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