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上越線・・・快速「EL鉄道開業150年号」 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2022.10.15 上越線 
ブルートレイン時代の名機が登板
快速「EL鉄道開業150年号」 撮影
 
 
朝晩はだいぶ冷え込むようになり、深まりつつある秋 (゚- ゚)ヤシロアキ。
秋といえば、“読書の秋”、“スポーツの秋”、“食欲の秋”、そして「鉄道の秋」です (゚∀゚)アヒャ☆。
え?季節に関係なく私は年がら年じゅう、“撮り鉄”や“乗り鉄”を楽しんでいるじゃないかって? (´・ω`・)エッ?。まあ、そう言われるとその通りなのですが、今ごろの時期は極端に暑くも寒くもなく、穏やかで安定した天候の日が多いため、鉄道旅に出かけたり、撮り鉄をしたりするのに持ってこいの、いい季節なんですよね (・∀・)イイネ。
そして、もうご存知のように(?)、10月14日は1872年(明治5年)のこの日に“日本で最初の鉄道が公式に開業(新橋〜横浜)”したことに由来する、「鉄道の日」でもあります (-`ω´-*)ウム。とくに今年(2022年)は開業から“150年”という節目の“メモリアルイヤー”で、例年以上に「鉄道の日」が広く注目されている印象 (*゚▽゚)/゚・:*【祝・150ネソ】*:・゚\(゚▽゚*)。
鉄道好きの“鉄ちゃん”にとって、そんな重要な時期なのですが・・・よりによって今季の私は、本職のお仕事が一年でいちばん忙しいピークと重なってしまい アセアセヾ(*д*ヾ三ノ*д*)ノアセアセ、どうしても土日に休日出勤しなきゃならない日もあって、なかなか趣味に充てる時間が割けない状況 (´д`;)アウ…。「鉄道の日」や「150年」関連で撮りたい、記念列車(運行日限定のイベント列車)や記念編成(定期列車にヘッドマークなどを掲出)は各地に多々あるけれど、これはどれかに絞らなきゃなりません σ(・ω・`)ウーン…。
そこで、自身の好みをもとに厳選して、私がこれだけは撮影に臨もうと決めたのは・・・「鉄道の日」の翌日に運行される記念列車、「EL鉄道開業150年号」です m9(`・ω・´)ケッテーィ!。


10月15日(土)


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ひんやりとした晩秋の空気を感じる早朝、
上野のホームで発車を待つE231系は
高崎線の高崎ゆき普通列車。
▲東北本線 上野


薄暗さに日の出の時刻がだいぶ遅くなったと感じる、朝の6時前 (*´0)ゞ。oOフワァァ…。私は都内の上野から高崎線の高崎ゆき下り普通列車に乗って北上し、北関東の群馬県を目指します ...(((o*・ω・)o。
鉄道の開業から150年目を迎えた、記念すべき今年の「鉄道の日」 (o ̄∇ ̄o)メデタイ♪。コロナ対策に気を配りつつも、各地でいろいろなイベントが催されるなか、おそらく関東地方でいちばんファンの注目を集めるのではないかと思われるのが σ(゚・゚*)ンー…、10月14日の金曜日から16日の日曜日にかけて、週末の三日間に群馬県の信越線や上越線で運行される、「鉄道開業150年号」ではないでしょうか (゚∀゚*)オオッ!。
自走する電車や気動車(ディーゼルカー)でなく、客車が機関車に牽かれて走るスタイル(いわゆる客車列車)の当列車は (゚ー゚*)キャクレ、その運転日によって先頭を務める機関車(牽引機)の機種が異なり、「鉄道の日」当日の14日(金)は上越線の高崎〜水上(みなかみ)で蒸気機関車の“デゴイチ”(D51形)による「夜汽車鉄道百五十年号」、15日(土)は上越線の同区間で電気機関車による「EL鉄道開業150年号」、そして16日(日)は信越線の高崎〜横川で往路が蒸気機関車(D51形)、復路がディーゼル機関車(DD51形)による「SL・DL鉄道開業150年号」と、“鉄ちゃん”のマニア心を熱くさせる凝った企画となっています (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
なお、信越線や上越線が鉄道150年の歴史に特別なゆかりがあるワケではなく、この両線の当該区間ではふだんから行楽期の週末を中心に蒸気機関車などによる観光列車(SL列車)をちょくちょく運行しているため、今回のようなイベント列車にも対応しやすいといったところでしょうか (´ω`)ナルヘソ。さすがに鉄道開業の地となった新橋〜横浜(現・桜木町)で蒸気機関車の記念列車を走らせるのは、無理がありそうですしね(その代わり(?)、蒸気機関車をイメージしたという、「黒い山手線」は新橋で見られるけどw (。A。)アヒャ☆)。


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高崎の留置線で見かけたのは、
DD51形ディーゼル機に連結された、
上信電鉄の電気機関車デキ3形
(゚ー゚*)デキ
なんで上信のデキが
JRの構内にいるのかと思ったら、
きょうは有料制のイベントが行なわれるのね。
( ´_ゝ`)フーン
▲信越本線 高崎


「鉄道の日」の金曜日に夕方から夜にかけて運転される、デゴイチの“夜汽車”はノスタルジックな趣が感じられそうですし (´ω`)シミジミ、日曜日の「150年号」ならば往路で蒸気機関車、復路にディーゼル機関車がそれぞれ見られておトク感があります (´艸`*)オトク。でも、世代的なものもあって私がいちばん惹かれるのはやはり、中日の土曜日に牽引を担当する電気機関車です (゚ー゚*)デンキガマ。
冒頭でちょっと触れたように、今月の私は仕事のことなどであまり趣味の時間に余裕がなく、きょう土曜日も夕方からどうしても外せない用事が都内であるため、できれば明日の日曜日のほうが個人的に都合はよかったのですが σ(・∀・`)ウーン…、それでも電気機関車が撮りたくて「
EL鉄道開業150年号」の走る日を選びました ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。


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高崎で乗り継ぐ上越線は211系。
(゚ー゚*)ニゲゲ
ちなみにSL列車の拠点となる高崎は
駅名標がSLをイメージしたものとなっています。
▲信越本線 高


高崎で高崎線から上越線の水上ゆきに乗り継ぎ ノリカエ…((((o* ̄-)o。
きょうの群馬は“曇りのち晴れ”の予報となっており、午前より午後のほうが天気は良さそうで、今はまだ空の大半が雲に覆われています ( ̄  ̄)クモリ。個人的な気分としてはスッキリとした晴天が好ましいけど、基本的に北の方向へ進む上越線の下り列車は、車両の正面に日が当たる順光の撮影ポイントが少ないため、特別なヘッドマークを掲げるであろう件の「150年号」を陰影なく記録したいと考えれば、天候条件は曇りがベターでしょうか σ(゚・゚*)ンー…。


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上越線から眺める上州の山々。
渋川付近では車窓の右に赤城山(上)、
左に榛名山(下)が望めます。
(「゚ー゚)ドレドレ
▲上越線 八木原-渋川(車窓から)


そんな上越線の高崎と水上のあいだで運行される「EL150周年記念号」。
用事をひかえて時間にあまり余裕がないのならば、起点(始発駅)の高崎に近いあたりでサクッと撮っちゃうほうがいいように思えますが σ(゚・゚*)ンー…、いや、むしろそんなタイトな状況のなかで群馬まで来たのですから、できるだけ妥協はしたくない (-`ω´-*)ウム。


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渋川を過ぎると上越線は
利根川に沿って走り、
車窓からその川景色が望めます。
▲上越線 津久田-岩本(車窓から)


それに、列車の運行速度が遅めに設定されていて(もともとSL列車のスジだからね)、途中の駅で長めの停車時間もある「150年号」は、“ドライビング(クルマの運転)に自信のあるかた”だと当該の列車をクルマで追い抜いて、何度か撮影チャンスがあるらしく(いわゆる“追っかけ”ってやつね) ε=┌(*゚д゚)┘オッカケ!、その人たちはまず一発目に起点寄りのポイントから撮影を始めるため、そこは多くの同業者で混み合うことが予想されます (゚ペ)ウーン。
いっぽう、私のように電車を利用して駅から徒歩で移動する“徒歩鉄”の場合、駅構内(ホームなど)での撮影は何度か可能だとしても、沿線の撮影ポイントへ“追っかけ”をするのは基本的に難しく、どこで撮っても“ワンチャンス”しかありません ( ̄  ̄*)ワンチャン。それならば、なるべく終点寄りの撮影ポイントまで進んでしまい ...(((o*・ω・)o、クルマで追っかけされる人たちが二発目、もしくは三発目に考えているような場所へ先に着いていたほうが、いいアングルのポジションが得られます ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。これは“クルマ派”に対する、“徒歩鉄”のセオリーといったところでしょうか(もちろん、クルマを使っていても“追っかけ”をせずに、一発狙いのかたも多くいらっしゃるけど)。
なんだか理屈っぽくなりましたが、それらのことを踏まえて私が下車したのは、水上の一駅手前に位置する上牧(かみもく)(゚ー゚*)カミモク。


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高崎から普通列車でおよそ一時間の
群馬県みなかみ町に所在する上牧。
築堤の上に二面二線の相対式ホームがあり、
駅舎はその斜面の下に置かれています。
▲上越線 上牧


上野0543-(高崎823M)-高崎0729~0745-(上越725M)-上牧0846

群馬県北部、谷川岳のふもとにあるみなかみ町は、県内屈指の温泉地として知られ、ここ上牧にも温泉宿や入浴施設が点在 ( ̄▽ ̄)オンセン。また、利根川の景勝地である“諏訪峡(すわきょう)渓谷”にも近く、私は過去に何度かそのあたりで上越線の列車を撮影しています (^_[◎]oパチリ。思い返せばちょうど一年前の昨年10月にも、今はなき茶色のEF64形(1052号機)電気機関車が牽く、客車列車の快速「ELぐんまみなかみ号」を撮りに諏訪峡を訪れたっけ (´ω`)チャガマ…。
そんな自然豊かでダイナミックな画が望める諏訪峡渓谷も好撮影地なのですが、今回の「150年号」には特別なヘッドマークが掲げられるため、それがしっかりと分かるように撮りたいところ σ(゚・゚*)ンー…。そこで、上牧の駅を背にした私は諏訪峡とは逆のほうへ歩き進み、上越線の線路に架かる小さな跨線橋へとやってきました ...(((o*・ω・)o。


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上牧の駅から線路に沿った道を
上り方向(後閑方向)へ歩くこと15分ほど。
私が選んだ撮影ポイントはこんなところ。
(「゚ー゚)ドレドレ

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弧を描いてカーブを進む
211系の普通列車。
数年前まで当線で走っていた115系
一掃してしまった211系ですが、
当系もまた“国鉄型”の生き残りです。
(゚ー゚*)ニゲゲ
▲上越線 後閑-上牧


作戦通り(?)、当地に同業者はまだ誰もおらず、一番海苔(いちばん乗り)だった撮影ポイント (・ω・)トーチャコ。
この橋のたもとからは、緩やかなカーブを走る下り列車が少し高い目線で見おろせて、ためしに撮った211系(普通列車)のようにカーブの外側で望遠レンズを使うと、列車を正面気味に捉えることができます (^_[◎]oパチリ。これならば前面のヘッドマークがよく見えて「150年号」の記録に適しているし、列車がアップ目のアングルではあるものの、背景に写り込む木々もいい雰囲気じゃないですか (・∀・)イイネ。紅葉にはまだ早いけど、わずかに黄色っぽく色づいて秋らしさを覚えます (゚- ゚)アキ。
自分好みのポジション(カメラの立ち位置)を無事に確保できて、あとはお目当ての「150年号」がやってくるのをのんびりと待つばかり (´ー`)マターリ。

駄菓子菓子(だがしかし)・・・(´・ω`・)エッ?


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雲が流れて、青空に。
照りつける太陽が眩しいっ!
(つ▽≦*)マブイッ!
▲上越線 後閑-上牧(後追い)


ああ、晴れてきちゃった・・・ヽ(´д`;)アア…。
実は南のほうを向くこの場所は太陽が真っ正面にあり、晴れた状態で上り方の列車(下り列車に対して正面)を見ると、ご覧のとおり“ド逆光”で黒く潰れてしまいます ( ̄  ̄;)マックロクロスケ。ステンレス製の211系なのに、これではまるで“黒い山手線”ならぬ“黒い上越線”といった有様じゃないか (。A。)アヒャ☆。
晴れたら逆光になることは分かっていたものの、今日の当地の予報は“曇りのち晴れ”で、ここへ来る道中も空はずっと雲に覆われていたため σ(゚・゚*)クモリ…、おそらく晴れるのは午後になってからだろうと勝手に予測し、曇りならば撮りやすいこの撮影地を選んでみたのですが、思ったよりも天候の回復が早かったみたい ( ̄▽ ̄;)ハレタ。上空の雲は流れて次第に青空が広がり、あたり一帯に陽光が降り注ぎます。たいていの場合は晴天を好む私だけど、逆光の今回ばかりは何とも歯がゆいところ (・ε・`)チェ。かといって基本的に北進する上越線の下り列車は、この周囲で順光となる撮影ポイントが無いしなぁ・・・"o(-ω-;*)ウゥム…。
ただ、“自称・晴れ男”としては、ここで「頼むから曇ってくれ!」なんてワガママなことを天に願うと クモレヤ(#゚Д゚)ゴルァ!、今日だけでなくこれから先の“晴れ運”も逃げて行っちゃうようなイメージがあって、あまり強くは望みにくい気がします σ(・∀・`)ウーン…。「曇ったらいいな・・・」くらいにやんわりと(?)願いつつ(なんだそれw) (゚- ゚)イイナ、しばらく空模様を伺っていると・・・


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目まぐるしく変わる様はまさに
“きまぐれな女心と秋の空”でしょうか。
今度は青空より雲のほうが優勢に・・・
(゚ー゚*)クルクモル


はじめは私一人だったこの場所に続々と同業者の方たちが集まりだしたころ (*・ω・)ノ゙チワッス、ふたたび上空に流れてきた雲が日差しを隠すようになります (゚∀゚)オッ!。晴れたり曇ったり(翳ったり)なんとも落ち着かない展開ですが、これは日が翳って逆光を回避できる可能性が出てきた、悪くない流れです (・∀・)イイネ。
はたして「150年号」がここにやってくるタイミングで、日は差すのか翳るのか ハレル?(゚ω゚≡゚ω゚)クモル?、きまぐれな空模様に翻弄されるなか、まもなく迎える通過時刻 (°_°;)ドキドキ。やがて林の向こうから、客車に電気を供給する電源のエンジン音と、客車列車特有の軽やかなジョイント音が聞こえてきました。


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明治時代に初めて開業してから150年、
その長い歴史を噛みしめるかのように
現代の鉄路を堂々と突き進む、
快速「EL鉄道開業150年号」。
その牽引を任されたEF65形501号機には、
“アーチ橋を渡るSL”をデザインした、
公式の記念ヘッドマークが掲げられています。
▲上越線 後閑-上牧


鉄道開業150年、おめでとー!ヽ(´▽`*)ノオメ♪
ダイヤ(運転時間)の正確さに定評のあるニッポンの鉄道、記念運行となる臨時快速の「EL鉄道開業150年号」も遅れることなく、定刻にカーブの奥からゆっくりと姿を現しました (=゚ω゚)ノ゙ヤア。
その先頭に立って牽引を務める電気機関車は、EF65形の501号機(EF65 501)(゚ー゚*)ピートップ。当機はかつて東海道本線で寝台特急「あさかぜ」や「富士」、「さくら」などの花形列車、いわゆる“ブルートレイン”を牽引していた実績を持つ名機で、その機体の色もブルートレインの客車(20系や24系など)に合わせた、青地にクリームの“特急色”が施されています (*・`o´・*)ホ─。
150年の記念列車にはやっぱり蒸気機関車(SL)だという方も多いと思われますが、私はSLの現役時代(イベント列車などを除く)をほとんど知らない世代で σ(゚・゚*)エスエル…、どちらかといえばSLよりもブルートレインや電車特急のほうに強い憧れがありました (*’▽’)ブルトレ!。幼いときは父親に連れられて、そして自分でカメラを持つようになった学生時代には、東京駅や上野駅でよく、イラストマークを掲げた特急列車やブルートレインを眺めたものです (*゚∀゚)=3ハァハァ!。そんなブルートレイン牽引機だったEF65形、そのなかでも旅客用(P型)のトップナンバーである501号機は、個人的に今回の「鉄道開業150年号」を牽くのにふさわしい適役だと思います (-`ω´-*)ウム。
「鉄道開業150年」の公式ヘッドマークを掲げた“栄光のブルトレ機”、その引き締まった表情が凛々しくてカッコいいなぁ 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。


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水上に向かって走り去る
後ろ姿もパチリ。
(^_[◎]oパチリ
EF65 501の後ろに連なる客車は
座席車の12系で、
ブルートレイン(寝台客車)ではないけれど、
色的にマッチした組み合わせです。
▲上越線 上牧-後閑(後追い)


けっきょく直前まで安定しなかった空模様ですが、「150年号」が通過するときにはタイミングよくお日さまが雲に隠れてくれて、逆光による黒潰れを回避 ε-(´∀`;)ホッ。決して「翳ってよかった」とは言いたくないけど(言ってんじゃんw)、この場所での理想といえるいい塩梅の撮影条件となり ъ(゚Д゚)ナイス、満足のいく記録を残すことができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

これで「EL鉄道開業150年号」の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


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撮影後に利用するのは路線バス。
これでどこへ行くのかというと・・・
σ(゚・゚*)ンー…
▲関越交通 上牧駅前


往路の水上ゆき下り列車を撮った「EL鉄道開業150年号」は、今からおよそ三時間後の15時過ぎに水上を発車する高崎ゆきとして、復路の上り列車が運転されます (・o・*)ホホゥ。しかし、きょうの夕方に用事を控えている私は、復路を撮らずに都内へ戻らねばなりません (・ε・`)チェ。
んじゃ、来るときに下車した上牧の駅から、上越線に乗って帰ろう カエロ…((((o* ̄-)o・・・としますが、東京方面に向かう上り列車はちょっと前の12時03分に発車したばかりで、次は一時間以上も待つことになる13時20分 ( ̄  ̄;)イチジカン…(ちなみに下り列車は一時間後の13時03分)。それならば、ただぼーっとこのあたりで時間を潰しているより、上牧駅前の停留所へ12時25分にやってくる路線バス(関越交通)に乗って、水上まで行ってみようと思います ...(((o*・ω・)o。
往路の列車を撮ったあと水上へ向かうのは、昨年に諏訪峡で「ELぐんまみなかみ号」を撮ったときと同じパターンで、そのときは水上に終着した当該列車の牽引機(EF64 1052)を構内で眺めることができました (゚∀゚)オッ!。それを今回の「EL鉄道開業150年号」でも期待していると・・・


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上牧駅から路線バスで15分、
やってきたのはみなかみ町の中心にある
上越線の水上駅。
(゚ー゚*)ミナカミ
水上温泉郷の玄関口でもありますが、
その駅舎は近代的なイメージです。
▲上越線 水上


上牧駅前1225-(関越交通バス)-水上駅1241


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水上の構内(ホーム)には、
「EL鉄道開業150年号」に使われた
EF65 501と12系客車が切り離されて
それぞれに留置されています。
復路に備えて小休止。
(。-ω-)zzz…
▲上越線 水上

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1965年(昭和40年)に製造された
直流電気機関車のEF65形501号機。
EF65形500番台はおもな使用用途により、
旅客用で“passenger”を表す“P型”と
貨物用で“freight”を表す“F型”に
分類されるのですが、
この501号機はP型で最初に製造された
トップナンバー機であることから、
ファンの間では通称“Pトップ”と呼ばれています。
(゚ー゚*)ピートップ
▲上越線 水上


ぴーとっぷ、イタ━━━━m9( ゚∀゚)━━━━ッ!
やはり昨年のEF64形と同様、水上の構内のよく見える位置に単機で留置され、ヘッドマークを掲げた状態のままで佇んでいたEF65形501号機 (゚∀゚*)オオッ!。パンタグラフが降ろされているのはちょっと惜しいけど、当機を落ち着いてじっくりと眺められる嬉しい機会で、これはバスに乗って水上へと立ち寄った価値があります ヽ(=´▽`=)ノワーイ♪。
先ほどの撮影ポイントからはヘッドマークを強調する狙いで列車を正面気味に撮りましたが、特急色のEF65形は機体側面の塗分けも、秀逸なデザインだよなぁ・・・(´ー`)シミジミ。


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お顔をアップで。
非貫通で飾り帯を備えた500番台は
1000番台・2000番台(PF型)よりも
精悍な印象を受けます。
(`・ω・´)キリッ!
ちなみに若い同業者のかたがお仲間と
「やっぱPトップの区名札は
“群”より“高”がしっくりとくるよなぁ」
って、話されていたけど、
おぢさんの私は“東”かな・・・(笑)
ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ
▲上越線 水上

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EF65形が置かれた近くでは、
「鉄道開業150年」のヘッドマークとともに
むかしの貴重な鉄道用品などの展示も
行われていました。
( ̄。 ̄)ヘー
左の時刻表は先ほど下車した上牧の駅にて
上越新幹線が開業する以前の
1982年(昭和57年)まで使われたもので、
急行「ゆけむり」など、
懐かしい列車名が記されています。
(ノ∀`)ナツカシス


“鉄道開業150年”という節目の年の「鉄道の日」で盛り上がった今秋 (*゚▽゚)/゚・:*【祝・150ネソ】*:・゚\(゚▽゚*)。私も鉄ちゃんの端くれとして、何かそれを印象付ける記録を一枚でも残したいと思い、群馬の上越線へと駆けつけて撮影に臨んだ「EL鉄道開業150年号」ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。
列車が正面気味に撮れる上牧のカーブで腰を据えて待ち、安定しない空模様に翻弄されつつも、カメラのファインダー越しに見た記念ヘッドマークを掲げるEF65形501号機の雄姿には思わず身震いがし ((((;゚∀゚))))ブルルッ!、あくまでも一マニアにすぎない趣味人としてですが、150年という鉄道が刻んだ歴史の重みに感慨深いものがありました +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。時間にあまり余裕がない日ではあったけど、やっぱりここまで撮影に来てよかったと思います (-`ω´-*)ウム。往路の片道が撮れただけでも、じゅうぶんに満足 (+`゚∀´)=b OK牧場!。

さて、次の大きな節目は50年後の2072年になる、“鉄道開業200年”ですか (o ̄∇ ̄o)ニヒャク。はたしてその時にはどんな趣向の記念列車が運転されるのでしょうね。今からそれを撮るのが楽しみです (゚∀゚)アヒャ☆(生きているかな?(笑))。


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211系の新前橋ゆきに乗って
水上をあとにします。
お、幕式の“上越線”表示だ。
(゚∀゚)オッ!
▲上越線 水上

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高崎で高崎線の上り列車に乗り継ぎ。
上野東京ライン経由で東海道線に直通する
沼津ゆきです。
ノリカエ…((((o* ̄-)o
この列車に乗って都内へ向かえば、
夕方の用事には余裕を持って間に合いそう。
▲信越本線 高崎

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そういえば、
今朝に高崎の構内で見かけた
上信電鉄のデキ3形、
あさましくも有料撮影会の様子を
走る高崎線の車内から覗き見(?)したら、
(「゚ー゚)ドレドレ
DE10形やDD51形ディーゼル機関車、
EF64形電気機関車とともに並べられ、
チラッとだけ横顔が拝めました
(いちばん奥の黒いヤツ)。
|∀・)チラ
▲高崎線 高崎(車窓から)


水上1314-(上越740M)-新前橋1407~1410-(630M)-高崎1420~1428-(高崎1891E)-大宮1550~1557-(湘南新宿ライン2845Y)-新宿1629



ところで、鉄道開業150年を迎えた今秋にはもうひとつ、多くの鉄ちゃんが注目した大きな話題がありました。
それは、さいたま市にある大宮の「鉄道博物館」へ収蔵された、電気機関車のEF58形61号機(EF58 61)の展示開始 ε-(°ω°*)ロクイチ。


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独特な気高さが漂う“お召機”のEF58形61号機。
ファンが愛着を持って呼ぶ愛称は“ロクイチ”。
▲07.11 山手線(山手貨物線)池袋-大塚


当機は昭和時代に「お召列車」(おもに天皇陛下が御乗される列車)を牽引するための特別仕様で製造された電気機関車(お召機)で、丁寧に磨かれた艶のある美しい姿から *.+(0゚・∀・)ペカペカ+.*、“国宝級機関車”、“鉄道界の美術工芸品”などと称賛され、多くのファンを魅了した“名機中の名機”です (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
お召列車以外にもイベント列車などで活躍していましたが、重大な損傷が発覚した・・・との噂が囁かれるなか(私に真偽のほどはわかりませんが)、突如2008年に“事実上の引退”となる休車扱いに(当年以降は本線での運転実績が無し) ガ━━(゚д゚lll)━━ン!!。その後は長らく車両センター(東京総合車両センター)片隅の庫内で大切に保管されていましたが、鉄道開業150年を機に鉄道博物館での常設展示(静態保存)が進められ、去る10月30日より一般公開となりました (゚∀゚*)オオッ!!。
私はまだ見に行けていませんが、博物館の賑わいや自分自身の忙しさが落ち着いたらぜひ、“現役時代と変わらない気品ある美しさ”だという、“ロクイチ”のお姿をじっくりと拝みたいものです (*゚v゚*)ワクワク♪。


鹿児島本線・・・ED76形 貨物列車 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2022.09.24 鹿児島本線 
九州の赤い機関車が撮りたい
ED76形 貨物列車 撮影
 
 
前回からの続きです。

9月23日(2022年)の“秋分の日”に、佐賀県の武雄温泉(たけおおんせん)と長崎のあいだで、新たに開業した「西九州新幹線」(*゚▽゚)/゚・:*【祝・開業】*:・゚\(゚▽゚*)。
私はさっそく、開業初日の新幹線「かもめ」に乗り(下り一番列車の「1号」でなく、二番目の「3号」だけど)、初めて目にする新鮮な車窓風景を食い入るように眺めながら (*゚v゚*)ワクワク♪、わずか30分ほどの乗車を楽しんで、終点の長崎に到着します ( ̄▽ ̄)ナガサキ。
長崎では新幹線の開業を祝う様々なイベントが催されており、そのなかでもいちばんの目玉が航空自衛隊の「ブルーインパルス」による祝賀飛行 (゚ー゚*)ブルー。雨が降るあいにくの天気ではあったものの、長崎駅に停まる新幹線「かもめ」とその上空を飛ぶ「ブルーインパルス」による“夢の共演”をどうにか撮影できて w(*゚o゚*)wオオー!、開業日ならではのいい記録を残すことができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
その後、手頃な宿泊施設が確保できなかった私は長崎を離れ、長崎本線の普通列車を上り方向へ乗り継いで東進 ...(((o*・ω・)o。宿泊地に選んだのは、佐賀県の東部に位置する鳥栖(とす)でした ( ̄  ̄*)トス。


9月24日(土)

鳥栖で朝を迎えた、旅の三日目(福岡への到着日を初日として)。
前夜は駅の様子が一望できる“トレインビュールーム”(列車が見えるお部屋)の窓から、ちょっと貴重な車両をたまたま目撃し Σ(゚∇゚;ノ)ノ マヤッ!?、その興奮がおさまらずに寝付けなかった ε-(°ω°*)ムフーッ!・・・なんてことはなく、ぐっすりと熟睡できて、今朝の目覚めはスッキリ (`・∀・´)シャキッ!。
予定どおりホテルを6時前にチェックアウトしたら、さっそく駅へと歩いて向かいます。


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前夜に到着した時はもう暗くて
全容がよくわからなかった鳥栖の駅舎。
明治44年(1911年)に建てられた
(改築された)、
歴史ある木造駅舎をあらためて眺めます。
(´ω`*)シブイ
▲22.9.24 鹿児島本線 鳥栖


前回の記事でも触れていますが、ここ鳥栖は鹿児島本線と長崎本線が分岐する駅で、博多方面へ向かう鹿児島本線の上り、熊本方面へ向かう同線の下り、そして当駅を起点に佐賀方面へ向かう長崎本線の下り、おもにその三方向の列車が発着します (・o・*)ホホゥ。
熊本も久しく行ってないなぁ・・・と思いつつ σ(・∀・`)ウーン…、私が乗り込んだのは、上り方向へ進む博多ゆき普通列車 コッチ…((((o* ̄-)o。


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鹿児島本線の博多ゆき普通列車は
赤いお顔が印象的な813系。
転換クロスシートなのが個人的に嬉しい。
(・∀・)イイネ

▲22.9.24 鹿児島本線 鳥栖


仕事で福岡への出張は少し前にあったけど、プライベートな鉄道旅では久しぶりに訪れた今回の九州 (*´∀`)ノ゙オヒサ。せっかくならこの機会に熊本や大分などにも足を伸ばして、いろんな路線をじっくりと巡りたいところですが (・∀・)イイネ、悲しいかな、旅費に乏しい私にそんな余裕はなく、それゆえ時間も限られています (´・ω`・)エッ?。


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テレビでみた天気予報によると、
今日の佐賀や福岡は“曇りのち晴れ”。
東の空にはきれいな朝焼けが見られました。
(゚∀゚)オッ!
なお、列車はただいま
鳥栖貨物ターミナル付近を走行中。
▲22.9.24 鹿児島本線 鳥栖-田代
(車窓から)


お金が無いのはわかるけど、時間も無いとはどういうことかというと ビンボー( ̄皿 ̄)ヒマナシ、今旅は開業初日の西九州新幹線に乗ることがいちばんの目的で、それに間に合わせるため前夜に駆け付けた往路では、東京の羽田から福岡まで大手航空会社(青いほう)の飛行機を利用 ⊂ニニニ(^ω^)ニニ⊃ブーン。これが連休前の夜便だったため、早めに予約した割引料金(早割)とはいえ、それでも設定された運賃がけっこう高かった σ(・∀・`)ウーン…。それに加えて、当然ながら目当てである西九州新幹線(+連絡特急)の乗車券や特急料金もかかり、ふだんは「青春18きっぷ」や「休日お出かけパス」などを駆使し、“地べたを這いずりまわるような旅”(どんな旅だw)をしている私からしたら (( へ(へ´∀`)へカサカサ、ここまででかなりの出費です。これは抑えられるところはできるだけ、節制しなきゃいけない (´д⊂)ボンビー。


0004.jpg
太宰府天満宮に近い二日市は
駅舎が当宮を模した意匠となっており、
駅名標も鳥居の形をしています。
( ̄。 ̄)ヘー
▲22.9.24 鹿児島本線 二日市
(車窓から)


そこで、九州から東京へと帰る復路では、大手航空会社ではなくLCC(格安航空会社)の飛行機とし、さらにそのなかでも比較的運賃が安めに設定された、三連休中日となる今日の15時に福岡から成田へ向かう便を選択 ( ̄  ̄*)エルシーシー。あまりゆっくり滞在できない中途半端な出発時間だけど、これはかなり助かる価格(諭吉さん一枚でおつりがくる)のエアチケットでした (´艸`*)オトク♪。ホテル選びの件といい、何ともみみっちい話ばかりでお恥ずかしい限りですが (^^;)ゞポリポリ、裕福でない一介のセロリーマン(サラリーマンねw)が趣味にかけられるお金ってそんなもんだと、個人的には思っています (-`ω´-*)ウム。
そのような理由から、私は14時ごろまでに福岡空港へ行かねばならず、今日の鉄道趣味(乗り鉄や撮り鉄)に与えられた時間が限られているのです (´ω`)ナルヘソ。


0005.jpg
博多で小倉ゆきの区間快速に乗り継ぎ
・・・って、
これは鳥栖から乗ってきた普通列車が
そのまま化けました。
(-h-)ドロン
▲22.9.24 鹿児島本線 博多


鳥栖から乗った普通列車は40分で博多着。
ここでさらに鹿児島本線を先へ進む、小倉ゆきの区間快速列車に乗り継ぐつもりでしたが σ(゚・゚*)ノリカエ?、車内の放送によると「区間快速の小倉ゆきをご利用のかたは、引き続きこの列車にご乗車ください」とのこと (゚∀゚)オッ!。終点で折り返したり、回送列車になったりせず、そのまま乗客を降ろさずに、運用の都合で違う行き先や種別の列車に変わることを、俗に鉄道用語で“化ける(ばける)”といいます (-h-)ドロン。今回の例だと鳥栖〜博多が普通列車の2126M、博多〜小倉が区間快速の3122Mで、“時刻表上では別列車”の扱い (*・`o´・*)ホ─。化ける列車はさほど珍しいものではないけど(関東だと小田急の列車が新松田などでよく化けますよねw)、知らずにこういうのに当たると鉄ちゃん的にはちょっと楽しい (゚∀゚)アヒャ☆。
そんな区間快速へと化けた列車にそのまま乗り続け ...(((o*・ω・)o、私が下車したのは博多からさらに30分ちょっと進んだ、東福間(ひがしふくま)。


0006.jpg
途中の香椎(かしい)で車窓から見えた
香椎線の蓄電池車両、BEC819系「DENCHA」。
非電化の当線は国鉄型キハ(ディーゼルカー)の
イメージがいまだに拭えない私にとって、
初めて見る「DENCHA」は不思議な感覚です。
(゚ー゚*)デンチャ
昨日(前記事)見かけた大村線のYC1系といい、
しばらくご無沙汰だと車両も変わるよね・・・。
( ̄  ̄;)ウラシマ…
▲22.9.24 鹿児島本線 香椎(車窓から)

0007.jpg
0008.jpg
おなじ813系で二つの列車を乗り続け、
私がやってきたのは東福間。
(・ω・)トーチャコ
1978年(昭和53年)に開業した当駅は
近代的な橋上駅舎です。
▲22.9.24 鹿児島本線 東福間


鳥栖0603-(鹿児島2126M)-博多0645~0655-(3122M区間快速)-東福間0730

福岡と北九州の都市圏に挟まれた福岡県福津市。当地に所在する東福間は、昭和40年代から50年代にかけて宅地開発や団地の建設が進んだことにより、地域住民の陳情を国鉄が受けて開設された駅で、周囲は東京近郊に似た雰囲気の閑静な住宅街といった印象を受けます σ(゚・゚*)ンー…。


0010.jpg
歩いて目的地へ行く道すがら
渡った跨線橋には、
「日本国有鉄道 鹿児島本線」の
立派な銘板が見られました。
( ̄  ̄*)コクテツ

0009.jpg
その跨線橋から撮ってみた
811系の普通列車。
(^_[◎]oパチリ
右のほうに見える溜池のようなものは
魚を飼育・繁殖させるための
養魚池だそうです。
何を育てているのかな?
σ(゚・゚*)ンー…
▲22.9.24 鹿児島本線 東郷-東福間
(後追い)


そんな街なみから、線路に沿った県道を東のほうへ20分ほど歩き進むと ...(((o*・ω・)o、やがて田畑などの農地が一帯に広がるのどかな景色となり、そこに敷かれた鹿児島本線の線路が確認できます (゚∀゚)オッ!。
この場所が私の目的地で、福岡の近郊にて鹿児島本線の列車が手軽にスッキリと撮れるという、当線屈指のメジャーな“お立ち台的撮影ポイント”です ( ̄。 ̄)ヘー。


0011.jpg
私がやってきたのはこんなところ。
(「゚ー゚)ドレドレ
田園の築堤上を走る鹿児島本線の列車を
並行する道路の歩道などから狙えます。

0013.jpg
近くに設置された踏切が鳴ったので
とりあえず適当な位置でカメラを構えてみたら、
EH500形電気機関車が牽く上りの貨物と
813系の下り普通列車による離合シーンが
タイミングよく(?)撮れました。
【◎】]ω・)パチャ
“金太郎”(EH500形)は
九州にも活躍の場を広げています。
(゚ー゚*)キンタ
▲22.9.24 鹿児島本線 東郷-東福間

0014.jpg
それにしても雲が多くて、
なんだかスッキリしない空模様だねぇ・・・。
(´〜`)ウーン…


福岡県北九州市の門司港(もじこう)を起点に、鹿児島県の鹿児島まで伸びる鹿児島本線(ただし八代〜川内は現在、第三セクターの肥薩おれんじ鉄道)。その北部の区間にあたる小倉と博多のあいだは、北九州と福岡の都市間輸送に奔走する近郊列車(快速や普通)や通勤特急の「きらめき」、日豊本線に直通して博多と大分をむすぶ特急「ソニック」、門司港から博多を経て長崎本線に直通する一部の特急「リレーかもめ」や「かささぎ」など、多種多様な列車が高頻度で運行されており、それらの列車をこの“東福間のお立ち台”では見ることができます (・o・*)ホホゥ。
なにか珍しい列車(マヤ検とかw)が運転されるような“ネタ情報”はとくに得ていないけど、たとえ定期列車だけだとしても東京在住の私にとっては、なかなか撮りに来ることができない九州の列車たちを記録するいい機会ですし (・∀・)イイネ、ここならば福岡空港へ向かうのにもアクセスしやすいと思い σ(゚・゚*)ンー…(東福間から福岡空港へは、鹿児島線と地下鉄を博多で乗り継いで、おおむね50〜60分くらい)、今日はこの場所に撮影へ訪れてみました (´ω`)ナルヘソ。


0015.jpg
曇天下でも鮮やかなオレンジ色が印象的な
783系“ハウステンボス色”(+みどり色)の
特急「きらめき」。
(☆∀☆)キラメキ☆
門司港・小倉〜博多をむすぶ当列車は
朝夕の通勤時間帯に運行される
“通勤ライナー”的な役割の特急列車で、
車両は長崎・佐世保線の特急
「みどり」や「ハウステンボス」と共通運用の
783系が使われています。
▲22.9.24 鹿児島本線 東郷-東福間

0016.jpg
この区間でのエース的な存在といえば、
博多と大分をむすぶ特急「ソニック」。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
「音速」を意味する「ソニック(SONIC)」には
カーブを通過する際にも速度を落とさず、
車体を傾斜させて遠心力を軽減する
“制御振子式”を搭載した二形式が使われています。
車体色が青い883系を使用する当列車は
通称「青いソニック」。
(゚ー゚*)アオ
▲22.9.24 鹿児島本線 東郷-東福間
(後追い)


景色がのどかな田舎のローカル線で、単行のディーゼルカーなどをのんびりと撮るのも風情があるけど (´ー`)マターリ、いろいろな種類の列車が次々にやってくる幹線(本線)での撮影もまた、図鑑のページをめくるようでマニア的に面白いもの ヽ(=´▽`=)ノワーイ♪。
とくにJR九州の特急列車は、短時間で立て続けにやってきた783系の“ハウステンボス色”や883系の「ソニック」(青いソニック)を見てもわかるとおり、ちょっと奇抜で独特なデザインや色づかいをしていて、目を楽しませてくれます (*´v`*)カラフル。


0017.jpg
同じく特急「ソニック」でも、
車体色の白い885系が使われるほうは、
通称「白いソニック」
(゚ー゚*)シロ
・・・ですが、
この885系はなんだか
車体の側面がにぎやかだぞ?
(=゚ω゚=*)ンン!?
▲22.9.24 鹿児島本線 東郷-東福間


しかも、885系の特急「ソニック」(白いソニック)ではたまたま、一本しかない“ラッピング編成”が来てくれてラッキー (゚∀゚)オッ!。
これは西九州新幹線の開業にともない、長崎本線の特急「かもめ」で使われていた885系が、佐世保線の特急「みどり」(博多〜佐世保)の一部へコンバートされたことにあわせて(それまでの「みどり」は783系のみを使用)、佐世保市をはじめとする長崎県北部地域のPRを目的としたラッピング装飾を当系のうちの一本(SM10編成)に施したもので、車体の側面にはご当地の名所や名物がにぎやかに散りばめられています ( ̄。 ̄)ヘー。
なお、福岡の南福岡車両区に所属する885系は、「ソニック」、「リレーかもめ」、「みどり」、「かささぎ」などの各特急列車で共通に使用されており、長崎北部PRのラッピング編成だからといって必ずしも「みどり」だけに使われるわけではなく、今日は「ソニック」の運用に就いていました (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。


0018.jpg
0019.jpg
885系・SM10編成に施された、
長崎県佐世保市などのPRラッピング。
駅で停まっているときなどに
装飾をじっくりと眺めたら楽しそう。
(・∀・)イイネ
ちなみに“佐世保バーガー”をモチーフにした
ゆるキャラの「佐世保バーガーボーイ」
アンパンマンの作者である
やなせたかし氏がデザインされたそうです。
(゚ー゚*)バーガーボーイ…
▲22.9.24 鹿児島本線 東郷-東福間


そんな個性あふれる特急列車たちも魅力的だけど、やはり国鉄時代の古い車両、いわゆる“国鉄型車両”に関心の高い私が気になるのは、電気機関車がけん引する貨物列車 ( ̄  ̄*)カモレ。
鹿児島本線の福岡近郊(門司〜博多)では、本州と九州のあいだの物流を担う貨物列車が頻繁に運行されており、私がこの撮影地に着いて最初にチラ見した、JR型電気機関車のEH500形が現在の当区間では主力として使われているのですが (゚ー゚*)キンタ、なかにはまだ国鉄型の電気機関車で賄われている列車もあり、私が昨夜に鳥栖で撮影した貨物列車も国鉄型のEF81形のけん引でした ε-(°ω°*)ギンガマ!。私はあまり貨物の運用には詳しくないけど、どうやらEH500形は基本的に本州方面〜福岡貨物ターミナルの運用に留まっていて、それ以外の九州各地へと向かう列車にはEF81形などの国鉄型機が使われている模様 (*・`o´・*)ホ─。
そんなことを事前にチェックしてきて、特急列車などを撮りながらためしに待ってみると σ(゚・゚*)ンー…、やがて上りの小倉方向から赤い電気機関車の姿が見えてきました (゚∀゚)オッ!。


0020.jpg
コンテナが満載された長い編成の貨物列車を
先頭に立って力強く牽引する深紅の機関車。
国鉄型交流専用機 ED76形、今なお健在!
(゚ー゚*)ナナロク
▲22.9.24 鹿児島本線 東郷-東福間


ナナロク、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
昨夜の“銀ガマ”(EF81 303)ほどのインパクトは無いけど、濃い赤色に塗られたED76形電気機関車(ED76 83)が、コンテナを積載した貨車を引き連れて、ガシャガシャと轟音を響かせながら築堤上を走りぬけてゆきます。う〜ん、シブいなぁ (´ω`*)シブイ。
JR九州のコーポレートカラーが赤なので、九州は電気機関車も赤い!? (゚∀゚)アヒャ☆・・・というわけではなく(そもそも貨物列車を牽く機関車はJR貨物の所属だし)、この赤は“交流型機関車”を表す色です ( ̄  ̄*)コーリュー。現在は必ずしもその定義どおりではありませんが、国鉄時代の電気機関車(新性能電機以降)にはその走行可能な電源方式によって、直流電化路線で使われる直流専用機を“青”(青15号)、交流電化路線で使われる交流専用機を“赤”(赤2号)、そして直流と交流の両方に対応した交直両用機を“ピンク”(赤13号)に色分けされていました ( ̄。 ̄)ヘー(なお、ステンレス外板の“銀ガマ”は当初、関門間に限定した特殊用途だったために塗装が省かれたらしい)。JR型の機関車でもいちおう、直流機のEF210形やEH200形は青系となっていますが、交直両用機のEF510形やEH500形はピンクでなく基本的には赤系。そもそも近年は交流区間でも交直両用機が使われるケースが増えていて、もともと赤で表していた交流専用機は活躍の幅が狭まっています ( ´_ゝ`)フーン。
現在ある交流専用機は、北海道新幹線と共用となっている青函トンネル(海峡線)の通過が可能な特殊用途のEH800形と、東北地方のED75形、そして九州のED76形の三形式のみ (・∀・`)スクナイ…。そのうち後者の二形式が国鉄型の電気機関車なのですが、JR東日本に残されたED75形はおもに工事列車や配給列車、イベント色の強い臨時列車の牽引などに使われる程度で定期運用はなく、今も日常的に見られる国鉄型の交流機は九州のED76形だけといった状況です σ(゚・゚*)ンー…。つまり国鉄型の交流専用機が牽く貨物列車は今や、九州でしか見られない貴重なものと言えるでしょう ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。そして当形も安泰というワケでなく、後継機となるEF510形(300番台)が今年に落成し、試運転を行なっている段階です。
そんな、この先の去就が気になるED76形の引く貨物列車が実は、東福間の撮影ポイントを訪れた私のいちばんの狙いでした (^_[◎]oパチリ。


0021.jpg
築堤が小川を跨ぐ部分に見られた
煉瓦積みのアーチ橋は、
鹿児島本線の前身である九州鉄道が
1890年(明治23年)に
赤間と博多のあいだを開通した際に
架けられたもののようで、
歴史深い趣が感じられます。
(´ー`)シミジミ

0022.jpg
0023.jpg
そんなアーチ橋と列車を絡めてみようと、
適当に列車を待ってみたら、
たまたまやってきた門司港ゆき普通列車は
国鉄型車両の415系1500番台でした。
(゚∀゚)オッ!
常磐線に縁のある私にとって当系は
個人的にちょっと懐かしい印象を受けます。
▲22.9.24 鹿児島本線 東郷-東福間
(後追い)

4151.jpg
4152.jpg
ちなみに私が福岡へ着いた一昨日の夜に、
博多では鋼製車の415系も見かけています

(^_[◎]oパチリ

どうやら西九州新幹線開業にともなう今改正で
この白い415系は引退してしまったようで、
私にとってこれが最後の撮影となりました。
(´・ω・`)ショボン
▲22.9.22 鹿児島本線 博多


お目当てだったED76形の牽く貨物列車が撮れたあとも、空港へ向かうにはまだ時間が早いので、もう少し撮影を続けます。
はじめは雲が多くてなかなか日が差さなかった当地の空模様ですが (≡"≡;*)モヤモヤ…、“曇りのち晴れ”の予報どおり、次第に雲が流れて青空が広がるようになってきたため (゚∀゚)オッ!、今度は列車の背景に空を広く入れてみようかと思い、低い位置の農道から築堤上の列車を見上げて撮るような目線のアングルへと移動 コッチ…((((o* ̄-)o。
そこで次にやってくるハズの特急列車を待ち構えていると、踏切の鳴動とともに現れたのは・・・え?また “ナナロク”!? Σ(゚∇゚*ノ)ノ エッ!?


0025.jpg
爽やかな秋晴れの空のもと、
“ナナロク”と“金太郎”が手をつないで
なかよくお散歩でしょうか?
▲22.9.24 鹿児島本線 東郷-東福間


じゅうたん、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
な、なんと、ED76形(ED76 1021)とEH500形(EH500-48)という新旧の電気機関車が二機つながって、築堤上をのこのこと走りゆくではありませんか ...(((o*・ω・)・ω・)o。重連単機回送、俗にいう“重単(じゅうたん)”ってヤツです (゚ー゚*)ジュータン(重連なのに単機とはこれいかに? (。A。)アヒャ☆)。これが機関車運用の都合などで定期的に設定されている回送列車なのかどうか分からないけど、少なくとも情弱な私はまったく把握していなかった想定外のサプライズでした w( ̄▽ ̄;)wワオッ!。前夜の“マヤ検”に続いて、ここでも“鉄運”に恵まれたのか? ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。
ただ、次に来るハズの特急列車をサイドからの“流し撮り”で狙おうと考えていた私は、カメラの撮影設定をそれに合わせた遅めのシャッタースピードにしていて ( ̄- ̄*)ナガシ…、突然に現れたこの“重単”もそのままの“流し撮り設定”でカメラを振りながら対応したのですが【◎】]ω・´;)パチッ!、どうにかED76形の先頭部にはピントも振りもシンクロしたものの、後方のEH500形はややブレ気味・・・(´д`;)アウ…。できればこういう列車は流し撮りでなく、きっちりと写し止めたかったところです σ(・∀・`)ウーン…。まあ、珍しいもの(?)が知らずに撮れたのだから、贅沢なことを言っちゃいけないけど (^^;)ゞポリポリ。


0026.jpg
そのままズームしながら、
ED76形の横顔もアップでパチリ。
(^_[◎]oパチリ
凛々しくてカッコいいんだけど、
交流機は基本的に
前側のパンタグラフを上げないので、
先頭部だけを切り取ったような撮り方は
何となくビミョーな絵に感じてしまうのは
私だけだろうか・・・。
( ̄▽ ̄;)ビミョー…
▲22.9.24 鹿児島本線 東郷-東福間


ED76形を先頭にした“重単”とは、なんとも意表を突かれた展開でしたが、このローアングルでの流し撮りで私が狙いたかった、ホントのターゲットはこちらの特急列車でした (*`・ω・´)-3フンス!。


0027.jpg
風を切って疾走する、蒼い特急。
▲22.9.24 鹿児島本線 東郷-東福間


青いソニックが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
そう、先出した883系の特急「ソニック」(゚ー゚*)ソニックヘッジホッグ。このシャープなスタイルとメタリックブルーのカラーリングが絶妙にマッチしたデザインは、まるで“ダイキャストのミニカー”か“超合金ロボット”でも見ているかのような、“昭和時代の少年”(ワタクシのことね)の好奇心をくすぐるカッコよさが感じられ (*゚∀゚)=3ハァハァ!、いつか機会があればコイツを魅力的に撮ってみたいと思っていたのです 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
「SONIC(ソニック)」の名にふさわしい華麗な走りっぷりは、同じシャッタースピードの設定で撮ったED76形の写真と見比べてみると道床や背景の流れ方が歴然で、その速さをファインダー越しに実感した緊張度の高い撮影でした (`・v・´;)ドキドキ。どうにか狙い通りに写し止めることができてよかった ε-(´∇`*)ホッ。


0028.jpg
撮影に訪れたのはお彼岸のころで、
築堤近くの農道には
ちょうど見ごろを迎えた赤いヒガンバナが
鮮やかに咲いていました。
(゚ー゚*)リコリス
▲22.9.24 鹿児島本線 東福間-東郷


福岡を15時に出る中途半端な時間帯の飛行機へ乗るため、限られた時間で鹿児島本線の撮影に訪れた東福間の“お立ち台”。
ここでは何か珍しい列車が来ることを期待していたわけでなく、定期で運行されている特急列車や貨物列車などが記録できればそれでじゅうぶんだと考えていましたが σ(゚・゚*)ンー…、885系「ソニック」の“佐世保ラッピング”やED76形とEH500形による“重単”など思わぬ収穫もあって (゚∀゚*)オオッ!、一か所にずっと留まっての撮影だったものの、存分に楽しむことができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

さて、この辺でそろそろ撮影を切り上げて、福岡空港に向かうとしますか ...(((o*・ω・)o。


0030.jpg
811系の久留米ゆき区間快速に乗って
東福間をあとにします。
朝は曇っていたけど、
すっかりいいお天気となりました。
▲22.9.24 鹿児島本線 東福間

0031.jpg
東福間から30分ほどで博多に到着。
12時半、ちょうどお昼時か・・・。
σ(゚・゚*)ンー…
ちなみに右のほうに見える異色併結の列車は
先ほどの東福間では「きらめき」として撮った
「ハウステンボス」と「みどり」の783系。
▲22.9.24 鹿児島本線 博



東福間1158-(鹿児島3225M区間快速)-博多1227


0900.jpg
九州を離れる前に
博多でいただくお昼ゴハンはもちろん
お決まりの博多ラーメン。
こってりとしたとんこつスープが細麺に絡む
特有の美味しさを堪能します。
メンラー(゚д゚)ウマー!

0032.jpg
博多から福岡空港までは
福岡市営地下鉄の空港線でわずか5分。
福岡は空港が近くてとても便利です。
(o ̄∇ ̄o)チカイ♪
▲22.9.24 福岡市営地下鉄空港線 福岡空港


博多1335-(福岡市営地下鉄空港線56)-福岡空港1340

西九州新幹線の開業に合わせて、初秋の三連休に訪れた九州の鉄道旅 ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ! 。
記事内でも触れたように、武雄温泉と長崎のあいだのわずか66キロ、乗車時間が30分の西九州新幹線ですが ( ̄ω ̄;)ミジカイ…、あくまでも個人的にはここを乗り潰すことで鉄道旅客路線完乗(鋼索線を除く)のタイトルを保持することができ、距離や乗車時間以上の達成感と満足感がじゅうぶんに得られました (´ー`)シミジミ。ブルーインパルスによる祝賀飛行があいにくの雨天だったのは残念だったけど、悪天候のなかで飛行してくれただけでもありがたかったし、この状況もまたリアルな開業日の記録だと思います (-`ω´-*)ウム。
そして西九州新幹線の初乗車を目的とする今旅はどちらかというと、“撮り鉄”より“乗り鉄”のほうがメインになると考えていましたが、新幹線「かもめ」や観光列車「ふたつ星」の出発式などが見られ (゚∀゚)オッ!、宿泊地に選んだ鳥栖では“銀ガマ”(EF81 303)や“マヤ検”(マヤ34)との遭遇 (゚∀゚*)オオッ!!。そして今記事でお伝えした東福間のお立ち台では、ED76形+EH500形の“重単”が撮れるなど (*゚∀゚*)オオオーッ!、図らずもいろいろと嬉しい“鉄運”に恵まれて、“撮り鉄”のほうでも存分に楽しめました ヽ(´▽`*)ノワーイ♪。
また、長崎のちゃんぽんや鳥栖の焼き鳥(記事にはしませんでしたが)、博多ラーメンなど、各地でちょこちょこと美味しい名物も堪能。慌ただしくも充実した、いい旅ができたと思います ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

ちなみに、今旅で西九州新幹線の完乗は果たせましたが、来年(2023年)の3月には福岡市営地下鉄の七隈線(ななくません)が天神南から博多まで延伸開業する予定 ( ̄△ ̄;)エッ…(なお、延伸距離はわずか1.4キロw)。それを乗りにまた九州へ行かなきゃなぁ(笑)


0033.jpg
福岡から成田まで
☆のマークの飛行機にお世話になります。
LCCだけどサービス面で気になるところはなく
快適な空の旅でした。
⊂ニニニ(^ω^)ニニ⊃ブーン


福岡空港1510-(GK508)-成田空港1700


0035.jpg
LCCの飛行機が着く
成田空港の第3ターミナルは
成田線の空港第2ビルが最寄駅。
東京方面の総武快速線に直通する
快速列車が来るかと思いきや、
成田空港発ではちょっと珍しい
209系の千葉ゆき普通列車でした。
(゚ー゚*)マルキュー
▲22.9.24 成田線 空港第2ビル


空港第2ビル1736-(成田1458M)-千葉1825~1830-(総武快速1842F)-東京1908



西九州新幹線・・・「かもめ」 撮影記 [鉄道写真撮影記]

0000.jpg
2022.09.23 西九州新幹線 
ブルーインパルスも翔んだ日!
新幹線「かもめ」 撮影
 
 
前回からの続きです。

9月23日(2022年)の“秋分の日”に、佐賀県の武雄温泉(たけおおんせん)と長崎のあいだで、新たに開業した「西九州新幹線」(*゚▽゚)/゚・:*【祝・開業】*:・゚\(゚▽゚*)。日本国内の“旅客鉄道全路線の完全乗車(完乗)”を常に目標として掲げている私はさっそく、開業初日の列車に乗るために九州へと駆けつけます ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。
記念すべき開業一番列車(下り)となる、新幹線「かもめ1号」の指定券は残念ながら取れなかったけれど (・ε・`)チェ、次発の「かもめ3号」の座席を確保できた私は、博多からの連絡特急「リレーかもめ」と新幹線「かもめ」を武雄温泉で乗り継ぎ、初乗車となる西九州新幹線の乗り心地を味わいつつ、目に新鮮に映る車窓風景を堪能 ヽ(=´▽`=)ノワーイ♪。路線の実距離が66キロ、わずか30分弱の乗車時間はあっという間のひと時で、ちょっと物足りなさは感じたものの σ(・∀・`)ウーン…、開業日ならではの独特な雰囲気を楽しみながら、長崎に到着しました (・ω・)トーチャコ。


0000.jpg
長崎到着後に30分ほど列へ並び、
無事に購入することができた、
「西九州新幹線 開業記念きっぷ」。
(*・∀・)つ[キップ]
長崎から諫早までの乗車券・自由席特急券が
記念台紙にセットされています。
(・∀・)イイネ

0001.jpg
次に私が探したのは地方紙の新聞。
地方の鉄道路線の開業はたいてい、
全国紙より地元紙のほうが
大きく取り上げるケースが多いんです。
どーんと見開き一面の特別装丁で
新幹線の開業をお祝いする長崎新聞さん、
気合い入ってますね!
(゚∀゚*)オオッ!
ついでに新幹線開業記念デザインの
缶ビールも見つけたので
いっしょに買っちゃいました。
(o ̄∇ ̄o)ビア


平和記念公園や出島、グラバー園などの歴史的な名所や、山上から街なみが一望できる稲佐山展望台など、観光地として人気の高い長崎ですが ( ̄▽ ̄*)ナガサキ、今旅の私は長崎を目的地として訪れるというより、長崎へ向かう西九州新幹線に乗ることがいちばんの目的であり、ぶっちゃけ、到着してからの行動はほとんどノープランです ( ̄∀ ̄)ヒマ?。


1001.jpg
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1003.jpg
新幹線の開業にともなって、
大規模なリニューアルが行なわれた長崎駅ですが、
実はまだ東側の駅前はこのような状態で、
いまなお整備工事が進められています。
(*`=´)┏━>∝∝∝∝ チュィィィィィン…
これが計画どおりなのかは分かりませんが、
“間に合わなかった感”の印象は
否めませんよね・・・。
▲22.9.23 長崎本線(西九州新幹線) 長崎

1004.jpg
ちなみにこちらは
今から25年前に訪れたときに撮った
ひと昔前の長崎駅。
大きな三角屋根と見事なステンドグラスが
記憶に残る名駅舎でした。
(´ω`)ナツカシス
▲97.3 長崎本線 長崎


西九州新幹線の指定券が取れて長崎に行くことを決めた当初は、大村湾の海沿いを走る大村線(諫早〜早岐)か、島原半島のローカル私鉄・島原鉄道(諫早〜島原港)あたりで、撮り鉄をしようかと考えていたところ ( ̄  ̄*)トリテツ、そこへ飛行機好きの友人から教えてもらったのが、新幹線の開業を記念して当日に長崎の空を飛ぶという、航空自衛隊の演技飛行チーム「ブルーインパルス」のこと ヾ(゚ω゚)ブルー。
私は鉄道マニアの“鉄ちゃん”であって、飛行機好きの航空ファンではないけど、西九州新幹線の開業記念と言う名目でブルーインパルスの演技飛行が行なわれるのならば、それをできれば新幹線と絡めて記録したいもの (・∀・)イイネ。ちなみに私は北海道新幹線の開業や昨年の東京五輪開会日のときにも、鉄道の駅や列車とともにブルーインパルスを撮っています (^_[◎]oパチリ。
そうすると大村線や島原鉄道へ行くのは時間的にキビシくて諦めなくてはなりませんが、今日はやはり今日しか撮れない開業日ならではのシーン(祝賀飛行)を優先することとしました (-`ω´-*)ウム。
ただ、今はまだ9時で、ブルーインパルスが飛ぶのは昼過ぎの13時半ごろの予定。それまでどうしようかな・・・σ(゚・゚*)ンー…。


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市民や観光客の足として
長崎の街なかを走る長崎電機軌道
古い形の電車が多く残されていて、
趣味的に魅力ある路面電車です。
(´ω`*)シブイ
ちなみに二枚目の写真の左手は長崎駅で、
そこををよ〜く見ると、
ホームに停まる「かもめ」の鼻先がちらっと
写り込んでいます(笑)
|∀・)チラッ
▲▲22.9.23 長崎電気軌道1系統 五島町-長崎駅前
▲22.9.23 長崎電気軌道3系統 長崎駅前-桜町

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駅から私が歩いてやってきたのは
こんなところ。
“生目八幡宮”と彫られた石柱の横から
上のほうへ石段が伸びています。
σ(゚・゚*)ンー…

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石段を上がった先に建てられている
生目(いきめ)八幡宮。
眼病にご利益があるといわれ、
目の神様として親しまれているお宮です。
PCやスマホなどで目を酷使する昨今、
軽くお参りしてゆきますか。
( -人-)” パンパン
そして鳥居の右手のほうにはまだ
石段が続いていますね・・・。


ふつうの観光客ならとりあえず、駅に近い出島か眼鏡橋あたりを目指すのではないかと思われますが (゚ー゚*)デジマ、私はそれらがあるのとは逆に、路面電車(長崎電機軌道)の線路が併設された駅前通りの新浦上街道を北のほうへ進行 コッチ…((((o* ̄-)o。駅から歩いて数分ほどの宝町(たからまち)の停留所付近では、街道の上を新幹線の真新しい高架橋がオーバークロスしており、そのすぐ脇の路地には丘の上の神社(生目天満宮)へと通じる細い石段が確認できます (゚∀゚)オッ!。
実は先日にネットのニュースで目にした西九州新幹線の記事に、長崎の街なかで撮られたと思われる新幹線の写真が添えられており σ(゚・゚*)ンー…、ちょっと気になって地図アプリで位置を調べてみると、その場所がどうやらこの石段を上がった神社のあたりだと判明 (*-∀-)ホゥ。長崎駅から近そうなので、ためしに向かってみたのです ...(((o*・ω・)o。
神社に一礼し、その石段を上がり切ったところからの眺めは・・・(「゚ー゚)ドレドレ


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神社の脇からさらに石段を進むと
パッと視界が開けるところに出ました。
高架の先のほうに見える長崎駅は
写真に向かって左が新幹線ホーム、
右が在来線のホームです。


おお!新幹線の線路がよく見えるぞ!(゚∀゚*)オオッ!
ここは西九州新幹線のなかでいちばん長い、長崎トンネル(7,460m)の長崎側出口付近に位置し(前記事の乗車記で「ここに出るのか!」と驚いたところ)、丘の上の高台からは新幹線の高架線と、その先にある長崎駅の構内がスッキリと望めます (・∀・)イイネ。街を囲む山の斜面にも住宅地や生活道路が形成され、坂や階段の多さから“坂のまち”として知られる長崎ですが、ここはそんなご当地らしい地形が与えてくれた、絶好の“新幹線ビュースポット”ではないですか (o ̄∇ ̄o)ビュー。
ちなみに、数人おられた先客のうちの一人は、すぐご近所にお住まいの地元のかただそうで、新幹線が開業したらここから撮るのを楽しみにしていたとのこと (*´v`*)ワクワク♪。そのお隣で私もさっそくカメラを構えさせていただきます。


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かもめ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
ちなみにこの新幹線が中途ハンパなカット、
在来線ホームのほうに目をやると
ちょうど長崎本線の普通列車(キハ47形)が
長崎のホームを発車したところでしたが、
惜しくも新幹線の先頭車(最後部)と
一枚に収まるタイミングにはなりませんでした。
(≧ω≦)オシイ!
(二枚目はキハの部分だけを切り取って、
クローズアップしたもの)
▲22.9.23 西九州新幹線 長崎-諫早
(後追い)

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トンネルを抜けて街なかに姿を現した
西九州新幹線「かもめ」が、
まもなく終点の長崎に到着します。
(キハのお顔はもう建物に隠れちゃったw)
▲22.9.23 西九州新幹線 長崎-諫早
(後追い)


かもめが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
天気予報どおりのどんよりとした曇天のもと、緩やかなカーブの高架線をカモメが舞うように(?)走りゆく、西九州新幹線「かもめ」のN700S8000番台 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。丘の上の石段から見下ろすアングルは高架橋側面の防音壁もクリアできる高さで、白い車体の裾部に施された当番台の特徴的な赤いラインも隠れずにちゃんと見えています (^_[◎]oパチリ。
街なかの景色なのでゴチャゴチャ感は否めないけど、長崎駅から歩いて行ける程度の近場で新幹線の走行写真がスッキリ撮れると考えれば、この場所はなんとも手軽で好ましい ъ(゚Д゚)ナイス。


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到着した下り列車と入れ替るようにして、
今度は武雄温泉方面へ向かう上りの「かもめ」が
長崎をあとにします。
ちなみに駅の背後に見える橙色の玉っころは
長崎港の大波止場にある
ドラゴンプロムナードという施設の
シンボルだそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲22.9.23 西九州新幹線 長崎-諫早


開業を迎えて、今日から長崎の景色に加わった新幹線「かもめ」。いまはまだ当然ながら目新しくて新鮮に感じますが、すぐに馴染んでこの街に溶け込むことでしょう (-`ω´-*)ウム。駅の横に建設中のビル(駅ビル?)も、新幹線が開業した時にはこんな状態だったという、いい記録になったかな?(笑)。数年後にまたこの高台へ撮影に訪れてみたら、そのときは違った眺めになっているかもしれませんね。


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もう少し街の様子を入れたくて、
先ほどよりもアングルを引いてみました。
(^_[◎]oパチリ
この画だと新幹線と新浦上街道の交差が
よくわかるかと思います。
また、小さくですが左のほうに
路面電車がちょろっと写り込んでくれたのは
嬉しいタイミング。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
▲22.9.23 西九州新幹線 長崎-諫早
(後追い)


ところで新幹線というと、東海道・山陽新幹線や東北・上越新幹線などは数分おきに列車がバンバン走っている印象ですが(とくに首都圏近郊などの都市圏では)バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ、西九州新幹線の日中時間帯は上下の定期列車がそれぞれ“一時間に一本程度”の運行となっています (´ー`)マターリ。
ここでは一時間半の滞在で、お見せした写真のとおり三本(下り2、上り1)の列車を撮って、私は撤収しました (´w`*)ドツカレサン。

時間的にそろそろ、ゴハン屋さん(飲食店)が開くころかな? (›´ω`‹ )ハラヘタ


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いろいろと魅力的な名物料理が多い長崎で
私が昼食に選んだのは“ちゃんぽん”。
(´▽`*)チャンポン♪
コクがありながらあっさりとしたスープに
もちもちのちゃんぽん麺が絡み、
野菜と魚貝がたっぷりの具材も楽しめて
とても美味しくいただきました。
(゚д゚)ウマー!
ちゃんぽんは東京でもたまに
チェーン店で食べるけど(リ〇ガーねw)、
やっぱり本場の味は違うなぁ。


石段の撮影ポイントから駅のほうに戻り、昼食をとってお店を出ると・・・ありゃ、雨が降っとる 、ヽ`┐( ̄  ̄;)アメ。
先述したとおりこのあと13時半からは、ブルーインパルスによる祝賀飛行が行なわれることになっているのですが、その前に雨が降り出してしまいました。曇りの予報だったので晴天の青空は期待していなかったけど、雨になるとはなぁ・・・(・ε・`)チェ。やはり「長崎は今日も雨だった」!? (* ̄0 ̄)θ< アアアア〜♪(ちなみにちょいとネットで検索してみたけど、長崎はほかの土地に比べて特段に雨が多いってワケではないらしい)。
はたしてブルーインパルスはこの天候でも、予定どおりに飛んでくれるのだろうか (゚ペ)ウーン…。


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ブルーインパルスを撮る場所を探す前に
まずは新幹線の発車案内標をチェック。
13時45分発の「かもめ32号」(下段)は
12番ホームかぁ・・・。


雨が降るなか、ブルーインパルスの飛行時間が近づくにつれて、駅まわりの広場には続々と見物する人が増えてきました ...λλλλ ...λλλλ。
さて、できれば新幹線と絡めて撮りたい私はどうすっかなぁ・・・ σ(゚・゚*)ンー…。先ほどの石段を上がった高台からもブルーインパルスはよく見えると思うけど、走っている新幹線と空を飛ぶブルーインパルスをひとつのフレームに収めるのは至難の業・・・というか、奇跡的なタイミングでしょう ヾノ・∀・`)ムリムリ。ここは手堅く新幹線が駅に停まっているところを狙うのが無難で、それならばガラス張りの新幹線ホームがよく見える、長崎駅の東口あらため「かもめ口」の広場がベストでしょうか (´ω`)ウン。


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長崎駅東側の「かもめ口」の広場からは
ホームに停まる新幹線「かもめ」が
ガラス越しによく見えます。
スケスケ( ̄▽ ̄)スケルトン
▲22.9.23 西九州新幹線(長崎本線) 長崎


駄菓子菓子(だがしかし)、一時間に一本程度と運転本数が多くはない西九州新幹線の「かもめ」さん。長崎の上空で演技飛行を行なうブルーインパルスは13時30分から13時50分まで20分間の予定で、その間の長崎駅に新幹線が停車しているのは「かもめ25号」で13時24分に到着し、折り返し「かもめ32号」となって13時45分に発車する一本のみ (・o・*)ホホゥ。これだけを見れば13時30分から45分までの15分間がリンクしていて時間的には良いように思えますが (゚∀゚*)オオッ!、問題は駅のホームの“着発番線” (´・ω`・)エッ?。
長崎の新幹線ホームは二面四線の構造で、乗り場の番線が11から14まで四つあり、そのうち“かもめ口”の広場から新幹線がよく見えるのは窓側に位置する“14番線”なのですが、件の「かもめ32号」が発車するのは内側の“12番線”・・・これだと広場からは新幹線の姿がよく見えません (-ω-;*)ミエナイ。
そこで私がためしに向かってみたのは、“かもめ口”とは反対側にあたる、西口あらため「いなさ口」(長崎駅の西側にある稲佐山が由来)コッチ…((((o* ̄-)o。こちらは新幹線ホームの手前に在来線ホームがあるものの、駅に直結したイベントホール(出島メッセ長崎)の二階デッキが高架ホームと同程度の高さになっていて、そこからは12番線に停まっている新幹線の姿がどうにか確認できます (「゚ー゚)ドレドレ。


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私がやってきたのは、
長崎駅西側の「いなさ口」。
こちらはイベントホールのデッキから、
12番線ホームに停まっている新幹線が
かろうじて見えます。
σ(゚・゚*)ンー…
▲22.9.23 長崎本線(西九州新幹線) 長崎


“かもめ口”の見え方に比べたら、なんともビミョーなアングルだけど σ(・∀・`)ウーン…、新幹線が写らなきゃ意味がないと割り切り、私はここでブルーインパルスの飛来を待つこととします m9(`・ω・´)ケッテー!。ちなみに、新幹線にこだわってアングルを模索したものの、そもそも私にはブルーインパルスがどっちの方向から飛んでくるのか、よくわかっていないんですけどね (^^;)ゞポリポリ。
やんでほしいと願うも、雨は強くなったり弱くなったりを繰り返しながら降り続くなか ザアアァァ…:il!:il|(´д`;)!l|il:|;、やがて12番線ホームには定刻の13時24分に「かもめ25号」が到着 (・ω・)トーチャコ。予定どおりなら、もうまもなくブルーインパルスが飛んでくるハズ (`・v・´*)ドキドキ・・・ですが、開始予定の13時30分を過ぎても上空に姿は見えません (゚ー゚?)オヨ?。天候確認などで遅れているのかな・・・。機体同士の距離感がシビアな演技飛行を行なうため、視界が悪かったら中止になることもありえるでしょう σ(・ω・`)ウーン…。
そんな不安がよぎるなか、雨天の空を見上げて10分くらいが過ぎたころ、突如、“キーン”っという飛行音とともに、スモークをなびかせた6機の編隊が弧を描いて颯爽と現れました (*゚ロ゚)ハッ!!。


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高架下で雨宿りしながら
多くの人が見上げる鈍色の空に、
墨字のごとく引かれた一筆。
西九州新幹線開業日の長崎へ
ブルーインパルスがやってきた!
▲22.9.23 長崎本線(西九州新幹線) 長崎


ブルーインパルス、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
ザーザーってほど激しくはないものの、しとしとと秋雨がそぼ降るような悪天候でも、新幹線の開業に花を添えるため、長崎の空を華麗に舞うブルーインパルス バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。その姿を目にした観衆からはいっせいに歓声が湧き上がります w(゚0゚*)w オオォー!!。おお〜!かっこいい!。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
ブルーインパルスが飛んできた方向を目視で確認すると、手早くカメラを構えてパチリ【◎】]ω・´)パチッ!。角度的に新幹線の先頭車は見切れてしまいましたが、なんとか中間車の白い車体とブルーインパルスをひとつのフレームに収めることができました ε-(´∇`*)ホッ。言われなきゃ新幹線ってわからない気がするけど、まあ、こんなもんかなぁ・・・σ(゚・゚*)ンー…。ブルーインパルスはまた旋回してくると思われるので、もういっちょ狙ってみるか (*`・ω・´)-3フンス!。
ただし、12番線ホームに停まっている「かもめ32号」は13時45分発 ( ̄△ ̄;)エッ。当初の予定でブルーインパルスの飛行は13時30分からとなっていましたが、実際は10分ほど遅れたことにより、飛んできたのが13時40分ごろ。新幹線とは5分しか時間が合わなくなってしまい、ブルーインパルスが再び現れる前に「かもめ32号」は定時に発車してしまいますた ヽ(´д`;)アア…。手元の時刻表によると次に長崎のホームへ新幹線が入線するのは、14時28分着の「かもめ29号」(これも12番線)。この時間だとブルーインパルスの飛行は、もう終わっているでしょう (´・ω・`)ショボーン。
新幹線といっしょに撮れないのならば、アングル的にビミョーな“いなさ口”のデッキにいる意味はなく、私はまわりが広々としている“かもめ口”広場のほうへ移動して、引き続きブルーインパルスを撮ることにします コッチ…((((o* ̄-)o。


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“かもめ口”のほうから見た
ブルーインパルス。
新幹線の開業に伴ってリニューアルされた
新しい長崎駅の上空を
祝賀飛行の航跡がまっすぐと伸びます。
▲22.9.23 西九州新幹線(長崎本線) 長崎


ヴォールト状の白いドーム天井とガラス張りの壁面が特徴の新幹線ホーム、その上を今度は直線的にブルーインパルスの編隊が飛んでゆきます バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。
アングルとしてはやっぱりコッチ側(かもめ口広場)のほうが、バランスよくまとめやすい感じ (^_[◎]oパチリ。願わくばこのガラス窓の向こうの14番線ホームに、新幹線が停まっていたらベストなのになぁ・・・σ(・∀・`)ウーン…
などと、歯がゆく思っていると・・・(=゚ω゚=*)ンン!?


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長崎駅に滑り込んできた新幹線「かもめ」。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
空をよく見ると左のほうにはかすかに
スモークの名残りが分かります。
▲22.9.23 西九州新幹線(長崎本線) 長崎


シンカンセン、キタ━━━━ヽ(゚∀゚ )ノ━━━━ッ!!!!
な、なんと、目の前の高架線に下りの新幹線がやってきて、しかも、ガラス窓側の14番線ホームへ静々と入ってゆくではありませんか!...(((o*・ω・)o
え!?何コレ?こんな時間に長崎へ到着する新幹線があったっけ? エッ!?(゚Д゚≡゚Д゚)エッ!?。よく状況を理解していなかった私は最初、ブルーインパルスの演技飛行に合わせて、わざわざJR九州がここへ新幹線を入線させる“粋な計らい”なのかと思いましたが ъ(゚Д゚)ナイス、もちろんそんなわけはなく、あとで飛行が終わってから落ち着いてよく確認してみると σ(゚・゚*)ンー…、定期列車の時刻表とは別枠に掲載されていた“臨時列車”の欄に、長崎へ13時48分に到着する「かもめ83号」というのがあるじゃないですか (; ̄▽ ̄)ア…。臨時列車を見落としていたとはまったく、鉄ちゃんとしてお恥ずかしいかぎり (^^;)ゞポリポリ。


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臨時列車情報に掲載されていた
「かもめ83号」は長崎に13時48分着。
この列車だったのかぁ〜。
なお、折り返しは回送列車となるようで
長崎駅の発車案内標には表示されませんでした。


でも、ホントに知らなかっただけに、突如として現れた「かもめ」は思いがけないサプライズとなり Σ(゚∇゚*ノ)ノ エッ!?、しかも例の14番線ホームに停まるなんて、私のテンションは爆上がり (ノ゚Д゚)ノ オオオオォォォォォォ━━━ッ!!。
そしてブルーインパルスの演目は、まだ残されているハズです (*゚v゚*)ワクワク♪。


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ガラス窓越しに見える新幹線「かもめ」と
長崎の空を飛ぶブルーインパルス、
二者による“夢の共演”が今ここに実現!
・:*:・:(*゚Д゚*)キタコレ:・:*:・
どんよりとした曇天でも、
開業日ならではの華やかなシーンが
繰り広げられました。
▲22.9.23 西九州新幹線(長崎本線) 長崎

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なお、今回お見せしたカットは、
先に「ONE-shot」でご紹介したものとは別の写真で、
アングルはほとんど変わりませんが、
ブルーインパルスの隊形が違うようです。
(*・`o´・*)ホ─
私はあまり詳しく知らないけど、
上が先日の「ONE-shot」、下が今回の写真、
それぞれブルーインパルスの部分を切り取って
クローズアップしてみました。


かもめとブルーのコラボが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
「かもめ83号」の到着後にも数回、駅の上空をパスしてくれたブルーインパルス バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。“かもめ口”の広場から望む新幹線「かもめ」とのコラボレーションは、こう撮れたらいいなと思い描いていた私の理想の画に近いものとなりました
(^_[◎]oパチリ。これは本当に嬉しくて、雨が降りしきるなかで待った甲斐があります ・:*:・(゚ノ∀`゚)゚ヨカッタ・:*:・。。
私の隣にいらして、大きなバズーカーのような望遠レンズ(800ミリくらい?)でブルーインパルスを撮られていたオジサマによると、昨日(22日)に同地で行われた予行演習は晴天のいいお天気だったそうで、「雨の今日より、昨日のほうがよかったよ」とおっしゃっていましたが ヽ(゚ω゚)ハレタノ、たしかに晴天は羨ましい条件だけれど、私にとっては新幹線開業日の今日という日を記録したかったので、それがあいにくの雨天であっても納得できるというもの (-`ω´-*)ウム。
ちなみによく考えてみると、もしも今日が雨天でなく晴天となり、予定通りのスケジュール(13:30~13:50)でブルーインパルスの飛行が行われていたとしたら、長崎駅の14番線へ13時48分に到着する「かもめ83号」とは2分間しか時間がリンクせず、ひょっとしたら両者のコラボが見られるのは際どかったかもしれません σ(゚・゚*)ンー…。それが10分遅れの飛行となったことで、二度も実現(ONE-shotのカット今回ご紹介したカットの二枚)
(゚∀゚*)オオッ!。私が適当に“いなさ口”から“かもめ口”へと移動したことも含め、奇跡とは言わないまでも、偶然に偶然が重なったような展開で撮ることができた「ブルーインパルス×かもめ」の記録でした ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪
悪天候のため演目のプログラムを縮小し、空に円を描く「サクラ」や、放射状に飛行機が広がる「サンライズ」などの演技飛行は行われず、素人目には編隊飛行で上空を数回パスしたのみだったように見えましたが σ(・∀・`)ウーン…、それでもこの状況で飛んでくれたブルーインパルスには感謝のひと言に尽きます <(_ _*)>アリガ㌧。


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ありがとう、ブルーインパルス。
雨だったけど、中止にならなくてよかった。
ε-(´∇`*)ホッ

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“ブルーとかもめのコラボを撮る”という
難しいミッションをどうにか果たせて、
打ち上げの祝杯!
カンパーイ♪(〃゚∇゚)ノC凵☆
ビールのお供にいただくのは、
新幹線「かもめ」をイメージした大アナゴ天。
なかなか面白い発想じゃないですか(笑)
(゚∀゚)アヒャ☆
大根おろしの先頭車に付けられた
揚げ茄子のヒラヒラ(?)は
スピード感を表わしているのかな?


さて、西九州新幹線に乗った。記念きっぷが買えた。ブルーインパルスを撮った。ちゃんぽんも食べた。アナゴで一杯やった・・・新幹線開業日の長崎でやりたいことは、個人的にもうじゅうぶんできたので、そろそろ引き上げるとしますか (´ー`*)マンゾク。
え?せっかく来たのに、長崎で泊まらないのかって? (´・ω`・)エッ?。いや、はじめは私も当地で宿泊しようかと考えていたのですが、きょうは“秋分の日”の祝日で三連休の初日。しかも新幹線の開業をお祝いする各種のイベントが街なかで行われており、長崎市内の宿泊施設は手頃なところがどこも満室、満室・・・( ̄  ̄;)マンシツ…。一流ホテルのスイートルームなら空きがあるようだけど、ボンビーな私にはとても手が出せるお値段ではありません (´Д⊂ムリポ。それならばもう、やりたいことをやった長崎にこだわらずとも、泊まるのは別の街でもいいかと思い (´σД`)マ、イッカ、これから移動することにします ...(((o*・ω・)o。
来たときは新幹線でしたが、今度は在来線の改札へ入場。


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長崎本線や大村線(への直通)の列車が
発着する在来線ホーム。
そこに停車していたのは・・・
お!観光特急の「ふたつ星」じゃん!
(゚∀゚)オッ!
▲22.9.23 長崎本線 長崎

1030.jpg
本日より運行を開始した「ふたつ星4047」。
その出発式の様子を見ることができました。
(^_[◎]oパチリ
(つま先立ちをして撮ったので
写真がブレちゃったけど・・・^^;)
きょうは博多での「リレーかもめ1号」
武雄温泉での新幹線「かもめ1号」
そしてこの長崎での「ふたつ星」、
いろんな出発式に出くわすなぁ・・・。
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
(ホントにたまたまなのよw)
▲22.9.23 長崎本線 長崎


新幹線の開業にともない、一昨年(2020年)に在来線のほうも高架化とリニューアルが行われた長崎駅 (・o・*)ホホゥ。その高架ホームへ上がるとそこに停車していたのは、本日より運行を開始した観光特急の「ふたつ星4047(よんまる よんなな)」じゃありませんか (゚∀゚)オッ!
佐賀の武雄温泉と長崎のあいだを在来線で結ぶ当列車は、午前の往路が有明海沿いの長崎本線経由、午後の復路が大村湾沿いの大村線(と佐世保線)経由と、凝ったルートになっており、それぞれに違った車窓風景を提供 ( ̄。 ̄)ヘー。列車名の“ふたつ星”は佐賀と長崎の二県を表し、その両県をゆったりとしたソファ席や窓側を向いたカウンター席、ラウンジルームなどを車内に備えた贅沢な“D&S TRAIN(DESIGN&STORY TRAIN)”(まあ、いわゆる観光列車)で巡り、西九州エリアの魅力を伝えるというのがコンセプトとなっています (・∀・)イイネ。なお、愛称名で“ふたつ星”に続く“4047(よんまる よんなな)”とは、キハ40形・キハ47形の形式数字にちなんでいて、当車はもともと普通列車用の一般型気動車(ディーゼルカー)を種車に、観光列車用へと改造されたもの
(*`=´)┏━>∝∝∝∝ チュィィィィィン…(「はやとの風」や「いぶたま」、「或る列車」など、JR九州さんがお得意とするところよね)。
真っ白な車体にあしらわれた金色の帯などの装飾が、煌びやかでカッコいいなぁ 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。そんな「ふたつ星」に乗ってみたいところだけど、私が乗るのは贅沢な観光特急でなく、こっちの“よんなな”です ( ̄  ̄*)ヨンナナ 。


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いっぽうこの青いヤツは
まさに一般型そのまんまのキハ47形で、
長崎本線の肥前浜ゆき普通列車。
私にはこっちのほうがお似合い?
(。A。)アヒャ☆
▲22.9.23 長崎本線 長崎


エンジン音を響かせて入線してきた青い色のキハ47形は、長崎本線の普通列車。
長崎駅のホームは新幹線開業関連のイベントやブルーインパルス見物から帰る多くの人たちで溢れていましたが (´д`;)人大杉…、少し早めに乗車口へ並んでいた私はどうにかボックス席の一角を確保 ε-(´∇`*)ホッ。首都圏のラッシュなみの混雑となった肥前浜(ひぜんはま)ゆき下り普通列車は、およそ10分遅れで長崎を発車しました。
なお、乗客のほとんどは長崎近郊の諫早(いさはや)までに下車し、それ以降の車内に立ち客はなく、ローカル列車らしいまったりとした空気が漂います (´ー`)マターリ。


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現川(うつつがわ)で交換した下り列車は
おもに大村線への直通列車に使われる、
蓄電池搭載型ディーゼルエレクトリック車両
(ハイブリッド車両)のYC1系。
この形式記号の“YC”は
“やさしくて ちからもち”の略という
ユニークな由来です(笑)
ヤサシクテ p(`・∇・´)q チカラモチ!
▲22.9.23 長崎本線 現川(車窓から)

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諫早を過ぎて
湯江(ゆえ)のあたりから、
車窓の右手には有明海が広がります。
(´▽`*)ウミ♪
曇り空なのが惜しいね。
▲22.9.23 長崎本線 長里-小長井
(車窓から)


長崎本線は、鹿児島本線と接する佐賀県の鳥栖(とす)を起点に、佐賀、江北(こうほく、旧・肥前山口)、肥前鹿島(ひぜんかしま)、肥前浜、多良(たら)、諫早などを経て、長崎へと至る、西九州の主要幹線で (・o・*)ホホゥ、西九州新幹線が開業する以前・・・というか昨日までは、博多と長崎のあいだをダイレクトに結ぶ、特急「かもめ」が頻繁に運転されていましたが、西九州新幹線の並行在来線として扱われる江北~諫早のうちの肥前鹿島と諫早のあいだでは今日から、先出の観光特急「ふたつぼし4047」を除くと、ディーゼルカーによる普通列車のみの運行となっています ( ̄  ̄*)ヂーゼル


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海辺にある小長井(こながい)は
ホームから有明海が広く望めます。
さらに海越しには雲仙の普賢岳が
雲間からわずかにアタマを覗かせていました。
|∀・)チラッ
▲22.9.23 長崎本線 小長井(車窓から)


特急列車がほぼ廃止となり、一部区間では電化設備も撤去され、言い方は悪いけど“格下げ”感がどうしても否めない長崎本線(とくに肥前浜~諫早)σ(・∀・`)ウーン…。しかし、有明海に沿って走る列車の車窓風景は以前と変わらずに壮観な眺めで、西九州新幹線では味わえないような旅情あふれる魅力が感じられます (・∀・)イイネ。
新幹線「かもめ」は速いし、車内がきれいでたしかに快適だったけど、個人的にはこの普通列車のボックスシートに座って揺られるほうが気分的に落ち着くなぁ +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。(“18きっぱー気質”が沁みついておるw)。
けっして新幹線代をケチったわけでなく (¬д¬*)セコイ、長崎からの帰りとなる復路ではぜひとも、こちらの長崎本線に乗ってみたかったのでした (-`ω´-*)ウム。ちなみに私が当線の列車に乗るのは、2007年以来となる15年ぶり (*´∀`)ノ゙オヒサ。


1037.jpg
長崎との県境付近に位置し、
多良駅が所在する佐賀県の太良町は
「月の引力が見える町」?
(=゚ω゚=*)ンン!?
当町から望める有明海は
潮の満ち引き(満潮・干潮)の差が大きく、
それを通して間接的に月の引力を
感じることができるのだそうです。
(´ω`)ナルヘソ
▲22.9.23 長崎本線 多良(車窓から)

8484.jpg
多良と肥前大浦のあいだには
有明海を背景に長崎本線の列車が撮れる
有名な“撮り鉄スポット”(お立ち台)があり、
私も廃止間際の寝台特急「さくら」を撮りに
当地を一度だけ訪れたことがあります。
サクラ(´ω`)ナツカシス
ただ、このときの「さくら」は
遺憾にもヘッドマークが盗難にあったらしく、
装着されるのは隔日のみという状況。
残念ながら私が撮影した日は
“マークなし”のすっぴんですた・・・。
( ̄  ̄;)スッピン…
▲04.12 長崎本線 肥前大浦-多良

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そんな「さくら」を撮ったときのことを
思い出しながら、
現在の同地を列車で通過します。
その“お立ち台”(撮影ポイント)は
特急「かもめ」が廃止される間際の最近も
多くのファンで賑わったみたいですね。
▲22.9.23 長崎本線 多良-肥前大浦
(車窓から)

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肥前浜でディーゼルカーのキハ47形から
819系電車の江北ゆき普通列車に乗り継ぎ。
ノリカエ…((((o* ̄-)o
当駅隣の肥前鹿島まで
博多から特急列車が運行されている関係で、
肥前浜以東は電化設備が維持されています。
( ̄。 ̄)ヘー
▲22.9.23 長崎本線 肥前浜

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そしてさらに江北では
佐賀、鳥栖方面へ向かう
福間ゆき普通列車に乗り継ぎ。
こちらは811系でした。
ノリカエ…((((o* ̄-)o

なお、何度もお伝えしているように
当駅は本日より駅名が肥前山口から
町名由来(佐賀県江北町)の江北に
改称されています。
(゚ー゚*)コーホク
▲22.9.23 長崎本線 江北


車窓に迫る有明海の海景色を楽しみながら、長崎本線をのんびりと東進し ...(((o*・ω・)o、さらに肥前浜、江北で同線の上り列車を細かく乗り継ぎます ノリカエ…((((o* ̄-)o
江北からの列車は鹿児島本線に直通する福間(ふくま)ゆき。これに乗り続けていれば博多まで行くことができるので、今夜の宿泊地は昨日と同じく福岡の博多でしょうか σ(゚ー゚*)ハカタ?。いや、長崎ほどではないにせよ、連休初日の週末は繁華街の博多もやはり満室が多いし、宿代はふだんより高め。ちなみに前夜に泊まった博多駅近くのビジネスホテルは、今日だと同じ部屋のプランが“三割増し”となっていました
( ̄ヘ ̄)ウーン。なんともセコいようだけど、私は趣味にかけるお金はなるべく、節約できるところはそうしたいと考えています (`・ω・´)セツヤク!(宿代を少しでも安く済ませて、そのぶんを飲み代にまわしたい(笑))。
んじゃ、きょうの私はいったいどこに泊まるのかというと、列車を降りたのは福岡との県境に近い、佐賀県の鳥栖 ( ̄  ̄*)トス。


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鹿児島本線と接する鳥栖に到着。
(・ω・)トーチャコ
当駅は長崎本線の起点なので
いちおう端から端(長崎~鳥栖)まで
乗り通したことになります
(市布経由の新線だけど)。
▲22.9.23 鹿児島本線 鳥栖


鳥栖はメジャーな繁華街や観光地のような街ではないけど、サッカーJリーグの「サガン鳥栖」のホームタウン(本拠地)で、駅のすぐ目の前には大きなスタジアム(競技場)も所在 (゚ー゚*)サガントス。そこで当地にはサッカー観戦客(とくにアウェーチーム)の利用を見込んだホテルが多くあり、なおかつ試合の開催日でなければたいていは満室にならず、比較的リーズナブルな価格で泊まることができるのです (*-∀-)ホゥ
また、鉄ちゃん的に見れば鳥栖は、鹿児島本線と長崎本線が分岐する鉄路の要衝。そんな街で泊まるのもまた、趣味的に面白いじゃないですか (・∀・)イイネ。すると、到着してさっそく私は、当駅で嬉しい出会いに恵まれることとなります。改札を出ずに少しばかりホームで待っていると、そこにやってきたのは・・・(*゚ロ゚)ハッ!


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とっぷりと日が暮れた夜空のもと、
ホームの照明を受けて光り輝く
銀色の電気機関車。
EF81形303号機、見参!
(*`・ω・´)キリッ!
▲22.9.23 鹿児島本線 鳥栖


銀ガマ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
夜の駅の明かりに照らされて、どこか妖艶な雰囲気を漂わせる、銀色・・・というか、ステンレス無塗装の電気機関車が、コンテナを積載した貨物列車を牽いて入線してきました (=゚ω゚)ノ゙ヤア。
このちょっと変わった出で立ちの電気機関車はもともと、関門トンネル区間(下関~門司)の通過用として製造されたEF81形300番台で、海水が常に滴下する高湿度環境の同トンネルに対応するため、車体外板に腐食しにくいステンレスを用いているのが最大の特徴 (・o・*)ホホゥ。しかし関門トンネル対策としてはのちに、耐塩害措置を一般の鋼製車体機(EF81形400番台など)に施すことで通過が可能となったため、ステンレス仕様の300番台が製造されたのはわずかに4機のみ(301~304)( ̄。 ̄)ヘー。そしていまも現役で残っているのは、この303号機だけという、電気機関車ファン垂涎のとても貴重な機体です 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
そんな303号機は現在、関門トンネル区間の運用を離れ、九州内の鹿児島本線や日豊本線などで貨物列車の牽引に就いているのですが、鳥栖へ着く前に私はちょいとその運用をSNSなどで探ってみたところ []o(・_・*)ドレドレ、当機が先頭に立つ貨物列車(臨8056レ)が熊本を夕方に発車し、鹿児島本線を博多方面へ上っているとの目撃情報を得ることができました (゚∀゚)オッ!。それが鳥栖を通るのはだいたい19時半ごろだと思われ、タイミングよく19時前に長崎本線の普通列車で鳥栖へと着く私は、ためしに当駅のホームで待ち伏せしてみたのです (`・v・´*)ドキドキ。
九州を訪れたなら個人的に、どんな形でもいいから一目見たいと思っていた、“銀ガマ”ことEF81形303号機 ε-(°ω°*)ギンガマ!。当機にここで会えたのはとてもラッキーで、これは宿泊地を鳥栖に選んだのは大正解だったのかもしれません(笑)ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ。


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佐賀県鳥栖市の中心駅、鳥栖。
明治22年(1889年)に
鹿児島本線の前身である九州鉄道が、
博多と筑後川仮停車場のあいだに
九州で初めての鉄道を開通させた際、
その中間駅のひとつとして設置された、
歴史の古い駅です。
(・o・*)ホホゥ
暗さで全容がちょっと分かりづらいですが
三角の小さな庇が印象的な木造駅舎は
明治44年(1911年)に改築した二代目。
▲22.9.23 鹿児島本線 鳥栖


長崎1540-(長崎2148D)-肥前浜1714~1719-(2868M)-江北1741~1752-(2870M)-鳥栖1846

西九州新幹線の開業日という、鉄道史に残る一日となった今日 (*゚▽゚)/゚・:*【祝・開業】*:・゚\(゚▽゚*)。
今旅の私の目的はその西九州新幹線にいち早く乗ることで、それを叶えることはできましたが、行程をみれば博多から長崎まで特急「リレーかもめ」と新幹線「かもめ」を乗り継いで行き、帰りは長崎本線で鳥栖まで戻ってくるだけという単純なもので ...(((o*・ω・)o、できればもう少し凝った経路を考えたかったところ (´~` )ウーン…。けっきょく、大村線や島原鉄道へ行くこともなかったし。
それでも、武雄温泉での新幹線「かもめ」の出発式や、初乗りの列車に手を振ってくれた沿線の人たちの姿、そしてブルーインパルスの祝賀飛行を新幹線と絡めて撮れたなど、開業日ならではのシーンをいくつか記録することができて
(^_[◎]oパチリ、あいにくの空模様だったものの、個人的に満足度の高い充実した一日となりました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
そして今旅はどちらかというと“乗り鉄”のほうがメインであり、“撮り鉄”の成果はあまり期待していなかったのですが σ(゚・゚*)ンー…、“九州の雄”ともいうべき“銀ガマ”(EF81 303)と鳥栖で遭遇できたことは、撮り鉄として大きな収穫のとても嬉しい一枚でした ヽ(´▽`)ノワーイ♪。その興奮が冷めやらぬまま、私は鳥栖駅前のビジネスホテルにチェックインします。

さ、ひと息ついたら、鳥栖の街へ飲みに繰り出すとしますか(笑)


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コレは本日の長崎駅などかき集めた、
西九州新幹線の開業にちなんだモノの数々。
チラシなどの他愛もないものばかりですが、
鉄ちゃんにとっては(というか私にとっては)、
どれも貴重なお宝です。
(*゚∀゚)=3ハァハァ!
こんなのをホテルの部屋に広げて、
ニヤニヤと眺めながらビールを飲むのがまた、
マニア的にはたまらないひと時。
(*-∀-)ニヒヒ




九州の鉄旅、もうちょっと続きます。




京都鉄道博物館・・・オヤ31 見学記 [鉄道写真撮影記]

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2022.08.03 京都鉄道博物館 
おやおや?“オイラン車”!?
建築限界測定車 オヤ31形 見学
 
 
夏休み(夏期休暇)の鉄道旅、前回からの続きです。

JR全線の普通列車と快速列車が“一日じゅう乗り放題”となる、おなじみの「青春18きっぷ」(一枚で5回まで使用可)をおもに使い (*・∀・)つ[18]、旅の初日(一日目)は東京から岡山県までの移動に充て …(((o*・ω・)o、二日目は伯備線(はくび)の沿線で特急「やくも」などを撮影 (^_[◎]oパチリ。その後、瀬戸大橋を経て四国に渡り、三日目は徳島県の阿佐海岸鉄道(あさかいがんてつどう)を訪れて、バスと鉄道がモードチェンジできる「デュアル・モード・ビークル(通称「DMV」)」に乗車 バス?(゚д゚≡゚д゚)テツ?。徳島からは鳴門線(なるとせん)の列車と、淡路島や明石海峡大橋を通って本州の兵庫県に向かう高速バスを利用して、神戸市内の兵庫へ (゚ー゚*)ヒョーゴ。
そして四日目は、兵庫と和田岬(わだみさき)のあいだを結ぶ山陽本線の支線、和田岬線を訪れます ( ̄  ̄*)ワダミサキ。当線には、かつて首都圏や関西圏などの通勤電車に使われた、いわゆる「国電」として馴染みのあった103系が今なお現役で残っており (゚∀゚*)オオッ!、それを歴史的な趣のある旋回橋(せんかいきょう)の鉄橋や、街なかの踏切を通過するシーンなど、沿線を歩きながら撮影 (^_[◎]oパチリ。和田岬からは当系の乗車も愉しんで、個人的に懐かしみながら兵庫へと戻りました。

兵庫でJR神戸線(山陽本線)の上り普通列車に乗り、次駅の神戸より速達列車の新快速に乗り継ぎます ...(((o*・ω・)o。


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神戸で乗り換えた草津ゆきの新快速は
225系(と223系の併結編成)。
京阪神地区のJR駅でよく見かける
ロープが昇降するタイプのホームドア(?)が
関東人の私にとってはちょっと新鮮です。
(゚ー゚*)ロープ
▲22.8.3 東海道本線 神戸

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ちなみに路線愛称では
大阪〜姫路がJR神戸線ですが、
正式な路線区分では神戸を境にして
東が東海道本線(の終点)、
西が山陽本線(の起点)です。
( ̄。 ̄)ヘー
東京までの距離は589.34キロ。
▲22.8.3 東海道本線 神戸


和田岬線での撮影を終えたのは8時ごろで、大阪方面に向かう上りの新快速はちょうど朝の通勤ラッシュのピークタイム ( ̄  ̄;)ラッシュ。混雑を覚悟の上で旅行カバンを抱えながら乗り込みますが、ラッキーにも神戸の次に停車した三ノ宮で前に座られていた方が下車し、私はすぐに着席できました (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。そして大阪では車内の客が入れ替わるような人の流れ(乗り降り)があったけれど、私は降りずにそのまま乗り続けます。


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新快速を降りたのは京都。
9時半に着いて、
これから京都観光でしょうか?
σ(゚・゚*)キョート…
▲22.8.3 東海道本線 京都

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いや、京都では改札を出ずに乗り換え。
ノリカエ…((((o* ̄-)o
大きな数字の33番線に停車している223系は
嵯峨野線の亀岡ゆき普通列車。
▲22.8.3 東海道本線 京都


兵庫から普通列車と新快速を乗り継ぎ、およそ二時間で京都。ここでさらに嵯峨野線(山陰本線)の亀岡ゆき下り普通列車に乗り換えて一駅、私は梅小路京都西(うめこうじきょうとにし)で下車しました (・ω・)トーチャコ。
鉄ちゃんならこの駅名を聞けばもう、次の私の目的地がお分かりのことでしょう。そう、改札を出て2分、駅のまん前にあるのは「京都鉄道博物館」です (゚ー゚*)テッパク。


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京都の次駅、梅小路京都西に到着。
京都市下京区に所在する当駅は
近隣にある梅小路公園や京都水族館、
京都鉄道博物館への最寄駅として
三年前の2019年に設けられた新しい駅です。
▲22.8.3 山陰本線 梅小路京都西


和田岬0747-(和田岬線528M)-兵庫0752~0808-(山陽4582C)-神戸0811~0823-(東海道3426M新快速)-京都0926~0953-(山陰1231M)-梅小路京都西0956


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鉄道の博物館ながら、
どこか紙飛行機のようなデザインをした
京都鉄道博物館のエントランス。
開館時刻の直前に着いたので、
入館待ちの列が伸びていますが、
オープンするとすぐに中へ入れました。
入館料は1200円。


京都鉄道博物館(京都鉄博)はその名称どおり、京都の梅小路(下京区)にある西日本最大の鉄道博物館で、収蔵・展示されている鉄道車両はおもに国鉄時代からJR西日本で活躍したものなどを中心として50両あまりにおよび(2022年現在)、東日本の大宮(さいたま市)にある鉄道博物館と、東西で対をなす存在となっています ( ̄。 ̄)ヘー。鉄道好きの“鉄ちゃん”はもちろんのこと、子供も楽しめる家族連れに人気の高い文化施設で、ここは一日いても飽きることがないでしょう ヽ(=´▽`=)ノワーイ♪。


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館内のメインフロアに揃うのは、
北陸本線などで特急列車に使われた
長いボンネットが特徴の489系(右)や
山陽本線の寝台特急などで活躍した581系、
そして左はシャープなスタイルが印象的な
東海道・山陽新幹線の500系。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。

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こちらには初代新幹線の0系(左)や
山陰本線で寝台特急「出雲」などを牽いた
DD54形ディーゼル機関車とともに、
和田岬線でご紹介したばかりの103系も
大阪環状線のオレンジ色が展示されています。
(゚ー゚*)コクデソ
関東人の私にとってこの色の103系は
中央快速線・・・いや、
武蔵野線や青梅線のイメージが強いかな
(中央線は103系より101系や201系のイメージ)


入館した私を迎えてくれたのは、どれも“名車”として知られる貴重な車両たち w(*゚o゚*)wオオー!。
そのなかで、国鉄特急型の489系に塗られた色を見れば、一昨日に伯備線の「やくも」で撮った同色の381系を連想するし、高度経済成長期を支えた通勤型電車の代表として展示されている103系など、さっき和田岬線で色違いの同系を見てきたばかり σ(゚・゚*)ンー…。なんとなく展示車両と今旅で出会った列車の印象を重ね合わせながら順路を進みます ...(((o*・ω・)o。


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かつて特急「つばめ」などを牽いた
EF58形電気機関車(左)と、
寝台特急「トワイライトエクスプレス」の
牽引を務めた専用色のEF81形電気機関車。
電気機関車好きにはたまらない並べ方です。
(*゚∀゚)=3ハァハァ!


そんな京都鉄博を私が見学に訪れるのはこれが三度目。
当館に常設展示されている静態保存の車両(一部の蒸気機関車などは動態保存)は2016年の開館以来、基本的に入れ替えなく変わらないラインナップなのですが(ただし489系を一時的に国鉄色から「白山色」にするなど、時おりちょっとした“変化”はあるけどw)、常設展示が行われている本館の最奥には、当館に隣接する車両基地の梅小路運転所と繋がる引込線(留置線)が設けられていて、そこに現役の車両などを招いて特別展示、公開することも可能となっており、それが当館の大きな特徴となっています (・o・*)ホホゥ。
三度目の再訪となった今回の目的は、その引込線で行われる期間限定の特別展示で、本館を奥のほうへ進んでゆくと見えてきたのは、なにやらチョコレートのような物体!? (=゚ω゚=*)ンン!?


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本館一階の展示フロアの奥には
検修庫のような雰囲気のスペースがあり、
二本の引込線が敷かれています。
(・o・*)ホホゥ
そこには茶色い車両が留められていますが、
これはいったい・・・。


オイラン車、イタ━━━━m9( ゚∀゚)━━━━ッ!!
いかにも古めかしい見た目の茶色い車両が一両、展示用の引込線にぽつんと佇んでいます (=゚ω゚)ノ゙ヤア。これはむかしの客車列車などに使われていた旧型客車、いわゆる“旧客”の一種でしょうか ( ̄  ̄*)キューキャク?。でも近づいてよく見ると、これがふつうの客車ではない、当車ならではの驚くべき特徴がわかります (*゚ロ゚)ハッ!。


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謎のトゲトゲ客車(?)。
( ̄  ̄;)トゲトゲ…
その車体からは無数の針のようなものが
左右と上部の三方に突き出てきます。
触るとなんだか痛そう!?
(・・・って、見学していた子供が言ってたw)


うわっ、なんだこのトゲトゲした針のようなものは!Σ(`Д´*ノ)ノヌォ!
まるで怒らせたハリネズミか、ハリセンボンか、客車の車体からは無数の針のようなものが飛び出しているではありませんか ( ̄  ̄;)トゲトゲ。こんな変な車両、見たことない・・・ですよね ヘ(゚д゚)ノ ナニコレ?。
このインパクトある“トゲトゲ客車”の正体は、旅客用ではない事業用車両の「建築限界測定用試験車」、オヤ31形です (゚ー゚?)オヤ?。


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正面(妻面)から見るオヤ31形。
針というより、
毛が生えているようにも見える!?
(゚∀゚)アヒャ☆


建築限界測定車とは、新たに路線を開通させるときや、電化工事が行われた際、線路のまわりにあるさまざまな設備(信号機や踏切、架線柱、標識、プラットホーム、トンネル、橋桁など)が、そこを通過する車両と接触しない範囲(建築限界)にちゃんと収まっているかを確認するための試験車両で チェック(`・ω・)σ、車体から突き出した木製の針は“矢羽根”と呼ばれ、実際に検査走行して建築限界に収まらない障害物が矢羽根に触れることにより、それを感知する仕組みとなっています ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。なお、矢羽根は収納式となっていて、検査走行で使用するとき以外は、車体に折りたたまれる構造。


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今回の展示では車内も公開された
建築限界測定車のオヤ31形。
車外に突き出た矢羽根の先端(二枚目)は
車内側の矢羽根(三枚目)と連動しており、
ナンバリングされた矢羽根が障害物に触れると
測定器(四枚目)にその数字が灯るという
アナログチックな仕組み。
(*・`o´・*)ホ─


また、このオヤ31形31号車(オヤ31 31)は、はじめから建築限界測定車として製造されたものでなく、その経歴もかなり興味深い。
1937年(昭和12年)に一般客車(旅客用)のスハフ34形(スハフ34 525)として製造された当車は、1941年(昭和6年)の称号規定改正に伴いスハフ32形(スハフ32 224)に形式変更。戦後は進駐軍に接収されて軍務車への改造を受け、軍用に日用品を運ぶ酒保車のオミ35形(オミ35 11)、さらには料理部隊用の簡易調理車オシ33形(オシ33 104)となり、接収が解かれて国鉄へ返還された1957年(昭和32年)に建築限界測定車オヤ31形(オヤ31 31)へ再改造を受けて現在に至ります ( ̄。 ̄)ヘー。
スハフ34形として新製された1937年から数えて今年で85年! w( ̄▽ ̄;)wワオッ!。稼働機会は少ないものの、いちおう今もJR西日本の網干総合車両所宮原支所(旧・宮原総合運転所)に車籍を置き、本線走行が可能な現役車両です ((´ж`*))フォッフォッフォッ。


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車体の妻面に貼られているのは
波乱の経歴を表す四枚の銘板
(製造銘板や改造銘板など)。


そんな建築限界測定車のオヤ31形は、事業用車両として鉄路の安全を影で支える“裏方さん”のような存在で、しかも新幹線の“ドクターイエロー”みたいに定期的な検測が行われるわけではなく、その姿は滅多に見られるものではありません d(Oωo)b マボロシ-ィ!


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この写真は私が以前に撮影した、
オヤ31形を中間に組み込んだ試験列車の回送
(JR東日本に所属していたオヤ31 13)。
このときは成田空港線(成田線空港支線)の
成田〜成田空港の開業を控えて、
オヤ31を用いた建築限界測定が行われました。
牽引はDE10形とDD51形の両ディーゼル機が
両端で挟む形のプッシュプル形態
(今だったら激パになりそうなネタだけど、
当時は誰もいなかったような・・・^^;)。
▲91.2 成田線 成田

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これは電化を控えた相模線での検測
(だったと思う)
を終えたオヤ31 13の回送。
EF65形電気機関車に牽かれて東北本線を下り、
所属していた仙台の基地へ帰るところです。
なお、このJR東日本のオヤ31 13は
“レーザー照射式建築限界測定車”の
マヤ50形(マヤ50 5001)に置き換えられ、
2010年に廃車となりました。
▲90.11 東北本線 東大宮-蓮田


私は過去に数回だけ、本線上で動くオヤ31形(今はなき、JR東日本所属のオヤ31 13)を撮影しているものの (^_[◎]oパチリ、それは検測を実際に行っているところでなく回送列車を撮ったもので、オヤ31形の最大の特徴である矢羽根は閉じられた状態 σ(・∀・`)ウーン…(遠目に検測を見た京葉線のときは、開いていたのかなぁ?)。いつかは車体から矢羽根がパッと開いた状態のオヤ31形を見たみたいと思っており、今回の京都鉄博ではまさにその願いが叶った特別展示でした (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
ちなみに、矢羽根が開いた状態のオヤ31形を、私は先ほど“怒ったハリネズミか、ハリセンボンか”と表現していますが ( ̄  ̄;)トゲトゲ、この矢羽根がたくさんの簪(かんざし)を頭に挿した花魁(おいらん)のように見えることから、“オイラン車”という風流な俗称でも呼ばれます (´ω`)オイラン。“京都の梅小路で花魁観賞”とは、なんとも粋じゃないですか(笑)


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何本もの簪(矢羽根)を挿した、
“オイラン車”。
車齢が高いだけに老朽化が懸念され、
その去就が気がかりなところです。

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なお、こちらは今旅の途中に
岡山でたまたま見かけた、
JR西日本の新しい総合検測車両
DEC741形。
当形には複数のカメラなどを用いた
電気設備や線路設備の診断システムが
搭載されているそうで、
これが従来の建築限界測定に代わるものと
言われています。
▲22.8.1 山陽本線 岡山


お目当てのオヤ31形、その矢羽根が開いたところを間近にじっくりと眺められ (^_[◎]oパチリ、さらには車内の様子も見学することができて φ(゚ー゚*)フムフム、充実した展示に大満足。ホント、いいものを見させていただきました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
もしもこれが車両基地など現場での有料公開だったら、今の相場(?)だと京都鉄博の入館料(1,200円)の10倍くらいの金額を取られても、おかしくない気がします(あくまでもJR東日本の有料イベントを参考にした個人的な印象ね)(。A。)アヒャ☆。


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京都鉄博の屋外に備えられ、
おもに蒸気機関車が展示されている扇形車庫。
そこにはSLのD51形や9600形などとともに、
一等展望車マイテ49形(マイテ49 2)の
姿がありました。
(゚ー゚*)マイテ


そしてもうひとつ、オヤ31形の特別展示に合わせて、いっしょに京都鉄博(梅小路運転所)へ送り込まれていたのは、かつて東海道本線の花形特急「つばめ」や「富士」の最後部に連結された、一等展望車であるマイテ49形客車(マイテ49 2)(゚∀゚)オッ!。
こちらの車両も戦前の1938年(昭和13年)に製造された、鉄道史的にとても貴重な車両なのですが(人によってはオヤ31形より、コッチのほうが関心が高いかも)(*・`o´・*)ホ─、私はついオヤ31形の見学や記録に時間を使いすぎてしまったため、マイテ49形のほうはサクッと手短に撮影を済ませて【◎】]ω・)パチャ、慌ただしくも入館から二時間ほどで京都鉄博を退館しました。


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ホームドアでお顔が隠れているけど、
京都ゆきの嵯峨野線は
個人的に乗るのが久しぶりな221系。
▲22.8.3 山陰本線 梅小路京都西


梅小路京都西から嵯峨野線の上り普通列車で一駅、京都に戻ってきました。あとはもうここから東海道線の上り列車を乗り継いでいって、東京に向かうだけ カエロ…((((o* ̄-)o。
仮に新幹線を利用すれば、もっと京都鉄博でゆっくりと見学ができただろうし、おまけに少しは京都観光をしたり、名物を食べたりできたのかもしれないけど σ(゚・゚*)ンー…、時間をかけてでも在来線(東海道線)にこだわって帰る。それが「青春18きっぷ」を使った今旅のスタイルです (*・∀・)つ[18]。


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新快速の近江塩津ゆきに乗って
京都をあとにします。
一路、東へ。
(/*´∀`)o レッツラゴー♪
▲22.8.3 東海道本線 京都

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米原で313系の大垣ゆきに乗り継ぎ。
この先の東海道線はJR東海の管轄となり、
JR西日本の青い駅名標もここまでです。
▲22.8.3 東海道本線 米原


夏期休暇に3泊4日の日程でお出かけした鉄道旅。
国鉄特急型の381系が使われている「やくも」やEF64形電気機関車の貨物列車が走る伯備線の撮影に始まり、たまたまながら四国で二度も乗車できた国鉄型気動車のキハ40形、兵庫の和田岬線で撮影した国電の青い103系、そして京都鉄道博物館で見学した特別展示のオヤ31形など、まさに私の趣味・趣向がそのまま表れた、今なお現役で残る古い国鉄型車両をめぐるような旅となりましたが (´∀`*)マニアック、そのなかにあって三日目に訪れた阿佐海岸鉄道の「デュアル・モード・ビークル(DMV)」は、列車とバスをモードチェンジするという斬新な運行形態もさることながら、旅に変化を付けてくれたいいアクセントだったように思います (・∀・)イイネ。
ちなみに、今旅の計画を立てて休暇を申請したのはひと月前のことで、この時点ではもちろん旅行当日の天候状態などまったく分からず、とくに阿佐海岸鉄道がある徳島南部(高知の室戸岬近く)は時節柄、台風が接近しやしないかと気を揉んでいたのですが (´・д・`;)ハラハラ…、実際の旅行中は初日の移動日も含めてずっと、雨はおろかほとんど曇られることもなく(伯備線でいちばん最初に撮った「やくも4号」だけがマンダーラだったっけw)、快晴のいいお天気に恵まれました (´▽`*)イイテンキ♪。


1036.jpg
関ヶ原をこえて大垣着。
ここで新快速の豊橋ゆきに乗り継ぎます。
大垣から豊橋までは一時間半。
▲22.8.3 東海道本線 大垣

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豊橋から掛川ゆき(右)に乗り、
途中の浜松で熱海ゆき(左)に乗り換え。
ε=┌(*゚д゚)┘ノリカエ!
“東海道リレー”は順調に
バトンをつないでゆきます。
▲22.8.3 東海道本線 浜松


そしてお伝えしてきたように、今旅のメインに使用した乗車券は、JR全線の普通・快速列車が一日乗り放題の「青春18きっぷ」(*・∀・)つ[18]。決して新幹線や飛行機に乗れないほど、旅費を節制しなくてはならないわけではないのですが、私の場合は目的地へ行くだけでなく、いろいろな列車に乗ることも旅の楽しみであり (*´v`*)ワクワク♪、今回はとくに新幹線などを使う必要性をあまり感じなかったため、“在来線縛り”というゲーム感覚で「18きっぷ」を活用してみました (・∀・)ゲーム。なお、縛りが固すぎるとそれはそれで楽しめないので、所々で特急やバスなどを使って適当に綱を緩めています(笑) (o ̄∇ ̄o)ユルユル。
参考までに、今旅の移動にかかった交通費は・・・
「青春18きっぷ」4回分換算、2,410円×4=9,640円。
日南町営バス 原公会堂前〜生山駅、200円。
特急「やくも」生山〜新見、乗車券590円、特急券760円。
DMV 阿波海南〜道の駅宍喰温泉 700円。
DMV 宍喰〜阿波海南文化村 600円。
高速バス 鳴門〜舞子、2,550円。
以上の合計で13,820円 (´艸`*)オトク♪。
通常の普通乗車券を使った場合と比べれば驚くべき破格値ですが、低コストに抑えられたことよりも、この旅程を考えて実践したという充実感と満足感のほうが大きかった、そんな印象の旅でした (´w`*)ドツカレサン。


1038.jpg
今旅のラストランナーはE231系。
東海道線から上野東京ラインに直通する
宇都宮ゆき普通列車です。
車内で缶ビールを開けて打ち上げ。
カンパイ♪(〃゚∇゚)ノ[★]
▲22.8.3 東海道本線 熱海


梅小路京都西1141-(山陰1234M)-京都1144~1200-(東海道3448M新快速)-米原1253~1300-(218F)-大垣1335~1341-(2336F新快速)-豊橋1510~1525-(976M)-浜松1558~1610-(450M)-熱海1843~1855-(1662E)-東京2048



和田岬線・・・103系 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2022.08.03 和田岬線 
青い国電、今なお健在!
103系 撮影
 
 
夏休み(夏期休暇)の鉄道旅、前回からの続きです。

JR全線の普通列車と快速列車が“一日じゅう乗り放題”となる、おなじみの「青春18きっぷ」(一枚で5回まで使用可)をおもに使って (*・∀・)つ[18]、旅の初日(一日目)は東京から岡山県の新見まで、東海道本線、山陽本線、伯備線(はくびせん)の列車を乗り継いで移動 ...(((o*・ω・)o。二日目は伯備線の沿線にて、寝台特急「サンライズ出雲」“国鉄特急色”が復刻された特急「やくも」などを撮影 (^_[◎]oパチリ。その後、伯備線と瀬戸大橋線を乗り継いで四国へと渡り、高松からは高徳線(こうとくせん)で徳島へ ( ̄  ̄*)トクシマ。
三日目は牟岐線(むぎせん)の下り列車で徳島県を南下して、阿波海南(あわかいなん)で接続する阿佐海岸鉄道の阿佐東線(あさとうせん)を訪れます (゚ー゚*)アサテツ。当線の列車に使われるのは一般的な鉄道車両でなく、道路と線路を走ることができる“二刀流”のバス型車両(というか見た目はほぼマイクロバス)で、営業運転としては“世界初”の導入となる「デュアル・モード・ビークル」、通称「DMV」(*・`o´・*)ホ─。バスから鉄道へのモードチェンジに始まり、線路の上をバス(DMV)が走行するという、なんとも不思議な感覚の乗り心地を楽しむことができました ヽ(´▽`*)ノワーイ♪。

そして、DMVの乗り鉄(乗車)と撮り鉄(撮影)を存分に満喫した私は、阿波海南から牟岐線の上り列車で来た道を辿るようにして、朝に出発した徳島へ再び戻ります (=゚ω゚)ノ゙タライマ。
ここまで乗ってきた牟岐線のほか、高徳線、徳島線、鳴門線(なるとせん)の列車が発着する徳島で、次に乗り継いだのは鳴門線の鳴門(なると)ゆき上り普通列車 ナルト(*Ξ`。´Ξ)ダッテバヨ。
お!国鉄型のキハ40系(キハ40+キハ47)じゃん (゚∀゚)オッ!。


0001.jpg
徳島で顔を並べた徳島線の1500形(左)と
鳴門線のキハ40系(右)。
国鉄型が好きな私はふらふらっと無意識に
右の列車へと乗り込んだ!?
o〜((((〜´∀`)〜フラフラ〜
▲22.8.2 高徳線 徳島


鳴門線は、徳島から高徳線で上り方向(高松方向)へ4駅ほど進んだ池谷(いけのたに)で分岐し、立道(たつみち)、金比羅前(こんぴらまえ)、撫養(むや)などを経て、徳島県鳴門市の鳴門へといたる、8.5キロの非電化ローカル線(地方交通線)。正式な路線区間は池谷〜鳴門ですが、大半の列車は池谷を介して高徳線に乗り入れて徳島を起終点としているため、一般的には徳島と鳴門をむすぶ路線として認知されています (´ω`)ナルヘソ。
鳴門線が向かう鳴門市は、四国八十八か所霊場めぐりの出発点となる第一番札所・霊山寺が所在し、“うず潮”で知られる鳴門海峡の遊覧や大塚国際美術館などで有名な観光地でもあり、また、四国側から淡路島へ渡るアクセス拠点となる街ですが (・o・*)ホホゥ、そこへの観光客は徳島の中心街(徳島駅など)から高速バスの利用が主流となっていて、鳴門線は通勤通学客などの地域輸送を中心に、普通列車のみが運行されています ( ̄。 ̄)ヘー。


0002.jpg
徳島の次駅、佐古(さこ)を出ると
鳴門ゆきの列車が鉄橋で渡るのは、
四国を代表する大河、吉野川。
ただしこの区間はまだ鳴門線でなく
高徳線です。
▲22.8.2 高徳線 佐古-吉成(車窓から)

0003.jpg
鳴門線の正式な起点は
構内で高徳線と分岐する池谷。
(゚ー゚*)イケノタニ
列車が停まっているのは鳴門線ホームで、
この写真だとちょっと解りづらいですが、
左にちらっと見える線路が高徳線(のホーム)。
そしてその間(写真の中央付近)にある
茶色い瓦屋根の民家みたいな建物が
池谷の駅舎です。
(列車交換待ちの5分停車で撮影)
▲22.8.2 高徳線 池谷

0004.jpg
池谷の駅名標を見ると、
鳴門線を表す“N”は
高徳線を表す“T”とともに“04”。
ナンバリングはここを“N01”とせず、
徳島からの通しで付けられていますね。
( ̄、 ̄*)ナルヘソ
▲22.8.2 高徳線 池谷(車窓から)


そんな鳴門線の鳴門ゆき普通列車はてっきり、近年の当線で主力となっているJR型の1200形1500形ディーゼルカーだろうと思っていたら、徳島のホームに入ってきた当該列車(968D)はなんと、国鉄型気動車のキハ40系じゃありませんか (゚∀゚)オッ!。国鉄型好きの私にとってこれは嬉しいサプライズです・・・って、なんだか既視感を覚える展開ですが σ(゚・゚*)デジャヴ?、昨日(前記事)に高松から徳島まで乗った高徳線の普通列車(361D)と同じようにここでもまた、数を減らしつつある貴重なキハ40系の運用にたまたま当たりました ( ̄▽ ̄)キハ。
起点から終点までの路線距離が10キロ未満(8.5キロ)と短い鳴門線、これはどこかの駅で途中下車をして、鳴門から徳島ゆきの下り列車(973D)になって折り返してくるこのキハ40系を、沿線の撮影ポイントで狙いたいところ (・∀・)イイネ・・・ですが、実は私が鳴門線に乗ったのは次の目的地へ向かうための経路の一部であり、途中下車して折り返し列車を撮影をするような時間的な余裕はないのです (´・ω`・)エッ?。
う〜ん、この列車の運用が1500形などでなくキハ40系だということが、もしもあらかじめ分かっていたなら、どうにか当系が撮れる計画を立てられたかも知れないなぁ・・・(・ε・`)チェ。事前の下調べ不足をちょっと反省 ヾ(_ _;)ハンセイ・・・。


0005.jpg
鳴門は全国有数のレンコンの産地で、
沿線には青々とした大きな葉が印象的な
蓮畑が広がっています。
できればこのあたりで
キハ40系を撮りたかったなぁ・・・。
((o(・∀・`)o))ウズウズ
▲22.8.2 鳴門線 池谷-阿波大谷
(車窓から)

0006.jpg
バス停のようなシンプルな駅名の教会前。
駅の近くに天理教の教会があることが
駅名の由来だそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲22.8.2 鳴門線 教会前
(車窓から)

0007_1.jpg
教会前からわずか0.8キロしか離れていない
次駅は金比羅前(こんぴらまえ)。
やはり駅の近くに金刀比羅神社があることが
駅名の由来。
( ̄。 ̄)ホー
▲22.8.2 鳴門線 金比羅前
(車窓から)


田園や蓮畑が広がっているものの、このあたりは徳島市に近い通勤圏のため、住宅地や商業施設なども適度にあって、のどかなローカル線というよりは郊外路線っぽさも感じるような景色を列車は走り、徳島から40分で鳴門に到着 (・ω・)トーチャコ。
惜しくも沿線での走行シーンを撮ることはできなかったけど、国鉄型キハの乗り心地を味わえただけでも、マニア的にはラッキーだったと思おう (-`ω´-*)ウム。


0007.jpg
0008.jpg
鳴門まで乗ってきたキハ40系をパチリ。
(^_[◎]oパチリ
ホームの上に立てられた柱には
「なると金時のまち」と書かれています。
“なると金時”は鳴門名産のサツマイモで、
鳴門海峡の潮風が吹く砂畑で育てられた芋は
金時豆みたいな紅色に染まることから
そう呼ばれるのだとか。
( ̄  ̄*)イモ
▲22.8.2 鳴門線 鳴門

0009.jpg
鳴門は徳島県北東部に位置する
鳴門市の中心駅。
コンクリート造り平屋建ての駅舎には
元・みどりの窓口だった場所に
鳴門市の観光案内所が併設されています。
ナルト(*Ξ`。´Ξ)ダッテバヨ
▲22.8.2 鳴門線 鳴門


阿波海南1208-(牟岐4552D)-徳島1411~1500-(鳴門968D)-鳴門1540

さて、鳴門線は次の目的地へ向かうための“経路の一部”だと先述しましたが、終点の鳴門は当線の列車のみが発着する単独駅で、ここから他に接続する鉄道路線はありません ( ̄△ ̄;)エ?。
んじゃ、この先は何を使って、どこへ行くのかというと・・・とりあえず、ちょっと足早に東へ向かって歩きます コッチ…((((o* ̄-)o。


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駅を出て歩くのは閑静な住宅街。
家々の向こうのほうに見えるのは高架橋?
σ(゚・゚*)ンー…


駅から15分くらい進んだところで住宅街の先に見えてきたのは、無機質なコンクリ造りの高架線のようなもの (=゚ω゚=*)ンン!?。そこには鉄道の線路が敷かれていて、列車が走っている (°∀°*)デンシャ!?・・・のか!?
いえいえ、これは鉄道路線でなく ヾノ・∀・`)イヤイヤ、“神戸淡路鳴門自動車道”という高速道路の高架橋。私が鳴門の駅から歩いて目指していたのは、この高架線上に設置された高速路線バスの高速鳴門停留所で、そこから高速バスに乗車します ( ̄  ̄*)バス。
ちなみに、鳴門線で鳴門駅に着いたのは15時40分、そこから高速バスの高速鳴門停留所までの地図を検索すると徒歩17分と表示され、これなら16時ちょうどに停留所を発車する便に間に合うか・・・σ(゚・゚*)ンー… と、私は事前にバスの指定乗車券をネットで購入していたのですが \_ヘヘ(- ̄*)カタカタ、実際は20分間の乗り継ぎだとかなりタイトで、道のりの最後のほうはバス停のある案内所まで走って何とかギリギリ間に合いました ε=┌(;゚д゚)┘アセアセ。


0011.jpg
神戸淡路鳴門自動車道にある
高速鳴門停留所から高速バスに乗車。
事前に購入しておいた指定席に座りますが、
車内は空いていました。
▲22.8.2 徳島バス徳島神戸線 高速鳴門

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鳴門をあとにしたバスはしばらくすると、
大鳴門橋を渡って淡路島へ入ります。
私にとって淡路島を通るのはこれが初めて。
(゚∀゚)オッ!
この島には鉄道がないから、
なかなか行く機会がないのよね・・・。
(^^;)ゞポリポリ


私が乗車したのは、鳴門から淡路島を通過して明石海峡大橋を渡り、兵庫県の神戸方面に向かう、新神戸ゆきの高速バス。
徳島から神戸へ行く場合に鉄道だと、最短の経路でも高松と岡山を経由しなくてはならず σ(゚・゚*)ンー…、特急列車と新幹線を乗り継いでおよそ三時間。ましてや「18きっぷ」を使って普通列車と快速列車だけを乗り継いだら6時間以上もかかります ( ̄  ̄;)ロクジカン…。たとえそんな非効率であっても鉄道を選ぶのが“真の鉄ちゃん”なのかもしれませんが、このルート(徳島〜高松〜岡山〜神戸)は今旅で私が通ってきた往路とほぼ被るため、来た道を単純に戻るのは興味が薄まり、とくに鉄道だけでの移動にこだわる意味はないと判断 σ(・∀・`)ウーン。それよりもここは時間的な効率を優先し、徳島と神戸を二時間程度で結ぶ高速バスに乗ることを選びました ( ̄  ̄*)バス。
なお、このバスの始発(出発地)は徳島駅前で、もちろんそこから乗車することもできたのですが、少しでも「18きっぷ」を活用しようというセコい考え・・・いや、久しぶりに鳴門線へ乗ってみたかったので、今回の私は鳴門からバスを利用しています(徳島駅から乗るより、運賃が550円安いw (´∀`;)セコイ)。


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淡路島を縦断するように通り抜け、
今度は明石海峡大橋を渡って本州へ。
...(((o*・ω・)o
大鳴門橋も、明石海峡大橋も、
美しい姿の立派な海峡大橋ですが、
鉄ちゃん(鉄道好き)の私としてはやはり、
この橋にも瀬戸大橋のように
鉄道が併設されていたらなぁ・・・なんて
つい思っちゃいます。
σ(・∀・`)ウーン…
(ここを通る四国新幹線計画があったのよね)


鉄道路線ではないけど、大鳴門橋を渡るのも、淡路島を通るのも、そして明石海峡大橋を渡るのも、私にとってこれが初めての経験 (*゚v゚*)ワクワク♪。その新鮮な眺めを楽しみながらバスに揺られて、わずか一時間ほどで着いたのは明石海峡大橋の本州側に位置する高速舞子(こうそくまいこ)停留所 ( ̄▽ ̄)マイコージャクソン。
先ほどの鳴門駅と高速鳴門停留所はちょっと離れていましたが、ここ高速舞子停留所は高速道路の高架を下りたすぐのところにJR神戸線(山陽本線)の舞子(まいこ)駅と山陽電鉄の舞子公園駅があり、どちらへも楽に乗り継ぐことができます (´ー`)ラクチン。
「18きっぷ」を持っている私はもちろんJRの駅へ (*・∀・)つ[18]。


0016.jpg
バスを降りたのは神戸でなく、
その手前の舞子にある高速舞子停留所。
( ̄▽ ̄)マイコートミオカ
ここまでの運賃は2,550円でした。
▲22.8.2 徳島バス徳島神戸線 高速舞子


高速鳴門1600-(徳島バス徳島神戸線11便)-高速舞子1659


0017.jpg
神戸市垂水区に所在する
JR神戸線の舞子は
明石海峡大橋のたもとにあります。
(「゚ー゚)ドレドレ
駅横のデッキから望んでみたら
なかなかいい感じに
橋と列車を絡めて撮ることができました。
(^_[◎]oパチリ
▲22.8.2 山陽本線 舞子

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7000.jpg
舞子からJR神戸線の普通列車に乗って、
次に下りたのは兵庫。
車両は207系でした。
▲▲22.8.2 山陽本線 舞子
▲22.8.2 山陽本線 兵庫


舞子1724-(山陽4690C)-兵庫1740

舞子からJR神戸線の上り普通列車に乗って15分、私がやってきたのは神戸の一駅手前に位置する兵庫(ひょうご)(゚ー゚*)ヒョーゴ。神戸や三宮でなく兵庫とはまたシブいところですが、ここが今日の宿泊地です (´w`*)ドツカレサン。
到着したのは18時前で、夏場の今(8/2現在)は日没前でまだまだ明るく、これだったら鳴門線の沿線で下車してキハ40系を撮り、鳴門を一、二時間あとに発車する高速バスに乗ってもよかったなぁ σ(・∀・`)ウーン…・・・と未練がましく思うも、キハ40系の運用など知らなくて、時間を指定したバスの乗車券をすでにネットで発券しちゃっていたため、そこまでの機転が利きませんでした(もし乗り遅れたとしたら、後発便に振り替えができたのかな?)。
今宵はそのへんのことを反省しながら(?)、元町あたりで飲むとしますか (。A。)アヒャ☆。


8月3日(水)


0020.jpg
現在の山陽本線の前身である
山陽鉄道(現在の山陽電鉄とは別)の起点として
1888年(明治21年)に開駅した兵庫。
(゚ー゚*)ヒョーゴ
現駅舎は高架化の際に改築された二代目ですが、
それでも1930年(昭和5年)に建造の
歴史あるものです。
▲22.8.3 山陽本線 兵庫


兵庫県の兵庫で迎えた、旅の四日目 ('-'*)オハヨ。
今日も朝からさっそく駅へ行き、そこから列車に・・・は乗らず、私は駅を背に南のほうへ向かって歩き進みます ...(((o*・ω・)o。
兵庫駅のある神戸市兵庫区は、県名にもなっている“兵庫”が堂々と付いた街ですが、このあたりは住宅地や工場、倉庫などが多く建ち並び、賑やかな繁華街の神戸や三宮に比べると、どこかあか抜けない印象 σ(゚・゚*)ンー…。まあそのぶん当地での宿泊費は繁華街よりリーズナブルだったけど(笑)。
そんな下町っぽい雰囲気の住宅街を通り抜けて、工場地帯へとさしかかるところで渡るのが、この地域を流れる兵庫運河。


0022.jpg
兵庫の駅から歩いて15分ほど、
私がやってきたのはこんなところ。
(「゚ー゚)ドレドレ
快晴の空を映す青い水面は
兵庫運河です。


その運河に架けられた道路橋の歩道が私の目的地で、そこから西のほうを望むと、少し離れた位置に並行する鉄道の鉄橋が確認できます (「゚ー゚)ドレドレ。これは何線の鉄橋なのか・・・と、路線を明かす前に、まずはその鉄橋をよく見ていただきたい (=゚ω゚=*)ンン!?。


0023.jpg
兵庫運河に架かる鉄道の鉄橋は、
橋桁が短いガーダー橋で、
円筒形の橋脚がこの橋の大きな特徴。
(・o・*)ホホゥ
いい撮影ポイントなんだけど、
左のほうに掲げられた注意喚起の横断幕が
ちょっと目立つね・・・。


運河をまたぐ鉄橋の部分、一見するとただの短いガーダー橋(上路式プレートガーダー橋)に思えますが ( ̄  ̄*)ガーダー、実はこの橋梁は真ん中の円筒形をした橋脚を軸にして、橋桁が90度まわる仕組みの“旋回橋(せんかいきょう)”と呼ばれる可動橋で σ(゚ー゚*)センカイ?、かつてはこの兵庫運河を水路として行き交っていた木材運搬船などが通る際に、鉄橋が妨げとならぬように橋桁を回転させ、船の通り道を開けていました (*・`o´・*)ホ─。
ただし、大きな船の航行が無くなった現在、当橋は可動機構を撤去して固定され(もう回らない)、ふつうの鉄橋と変わらぬ使われ方をしています ( ̄  ̄)マワラナイ。それでも(回らなくても)、明治32年(1899年)に竣工した当橋は、現存するなかで日本最古かつ唯一の鉄道用旋回橋であり、土木遺産にも認定されているとても貴重なもの。煉瓦積みの橋脚などにも長い歴史の趣が感じられ、これは一見の価値があるでしょう (-`ω´-*)ウム。
そんな兵庫運河の旋回橋こと“和田旋回橋(わだせんかいきょう)”、この鉄橋は今もちゃんと列車が走っている路線にあるもので、そこを通過するのが・・・(*゚ロ゚)ハッ!


0024.jpg
明治時代に造られた旋回橋を
昭和の面影を残す“国電”が渡りゆく。
令和のいま、兵庫で見られる日常風景。
▲22.8.3 山陽本線(和田岬線)兵庫-和田岬


イチマルサン、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
私には聞き覚えのある、あの甲高い独特なモーター音を響かせて橋上に姿を現したのは、車体を青一色(青22号・スカイブルー)に塗られた、飾り気のないシンプルなカタチの箱形電車 ( ̄  ̄*)ハコ。これは国鉄時代の通勤型車両、いわゆる“国電”の代名詞的な存在であり、かつてはオレンジや黄緑などいろいろな色に塗り分けて、首都圏や関西圏などの通勤路線でおもに使われていた、103系じゃありませんか!(゚∀゚*)オオッ!


0025.jpg
青く晴れ渡った夏空のもと、
水のある街の風景に溶け込むような
スカイブルーの103系。
スカイ(´▽`*)ブルー♪
ヨコ位置のアングルで引いてみたけど、
やっぱりあの横断幕が
ちょっと煩わしいか・・・。

▲22.8.3 山陽本線(和田岬線)兵庫-和田岬


いや〜、なつかしいなぁ (ノ∀`)ナツカシス・・・と感じるのは、あくまでも関東人の私が久しぶりに見た個人的な印象であり、ここでは今なお103系が現役で毎日のように走っているのです エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?。
この“青い国電”が使われているのは、山陽本線の兵庫と和田岬(わだみさき)の一駅間をむすぶ、わずか2.7キロの支線で、通称・和田岬線 (゚ー゚*)ワダミサキ。
元来の当線は山陽本線の前身である山陽鉄道の建設資材を神戸港から運ぶための貨物線として1888年(明治21年)に敷設されたものですが、港湾地区への通勤輸送のため1911年(明治44年)に旅客化 (・o・*)ホホゥ。現在も港湾施設や周辺工場の通勤需要に特化した運行形態に一貫しており、列車の運転は朝夕の通勤・退勤時間帯のみで日中は設定されず(9時半から16時半の間は列車が一本も運転されない)( ̄△ ̄;)エッ、休日にいたっては朝の7時台と夕方の17時台に各一往復(計二往復)だけとなっています Σ(゚∇゚;)マジカッ!。
そのため、私のような関東在住者にとって和田岬線は、乗車、撮影ともにしづらい路線なのですが (-ω-;*)ウゥム…(逆に関西の同好者にとっては、同じような運行形態である鶴見線の大川支線が、乗車や撮影をしにくいだろうな・・・)、今旅は個人的な夏季休暇を利用して来たので、一般的に今日は休日でなく平日の水曜日 ( ̄  ̄*)ヘージツ。そこでこの機会に兵庫で宿泊して朝の和田岬線を訪れ、いまやホントに貴重な存在となった国電の103系を記録しようと計画したのでした (´ω`)ナルヘソ。


0026.jpg
平日朝の通勤時間帯に
短い距離の単線を忙しくピストン運転する
和田岬線の103系。
その働く姿が運河の水面に映ります。
▲22.8.3 山陽本線(和田岬線)兵庫-和田岬


そんな和田岬線は距離が短いうえ、線路際まで住宅や工場などの建物が迫っているようなところが多いのですが (゚ペ)ウーン…、そのなかにあって引き画の景色が撮れる兵庫運河の和田旋回橋は、当線のお立ち台的な撮影ポイントです (・∀・)イイネ。
駄菓子菓子(だがしかし)、事前に撮影の参考としてネットなどで見た当地の写真にはなかったのに、実際の現地には鉄橋の左のほうに水上バイクに対する注意喚起の横断幕が掲げられているではありませんか (=゚ω゚=;)ンン!?。もちろんこれは安全を守るために必要なものなのだろうけど、あくまでも絵的に見ると無粋で煩わしい・・・(´〜`;)ウーン。できればあれを避けるべくアングルで試行錯誤し、最初はタテ位置で、次はヨコ位置で、どうにか横断幕が入らないような構図にまとめてみました【◎】]ω・)パチャ。
アングルにちょっと制約があったのは想定外だったものの、歴史ある旋回橋を渡りゆく国電の103系という和田岬線らしい情景を、晴天の好条件でいい感じに撮ることができて満足です ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。水辺の景色に似合うスカイブルーの103系は和田岬線のイメージにぴったりだけど 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。、関東人の私にとってこの色の103系はやっぱり、京浜東北線か京葉線の印象が強いな(笑)。

さて、いちばん押さえておきたかった和田旋回橋での103系は記録できましたが ε-(´∇`*)ホッ、せっかく朝の運行時間帯の和田岬線を訪れているので、別の場所に移動してもう少し撮影を続けてみようと思います ...(((o*・ω・)o。


0029.jpg
街路樹の緑を横目に見て、
青い103系が踏切を通過してゆきます。
通勤型の国電は街なかの情景がよく似合う。
(o ̄∇ ̄o)コクデソ
▲22.8.3 山陽本線(和田岬線)兵庫-和田岬

0030.jpg
シンプルなお顔(前面)のなかで目を引く
オデコの“ブタ鼻ライト”を灯して、
単線の和田岬線を進む103系。
( ̄(oo) ̄)ブタバナ
ちなみに低運転台で0番台のオリジナル二灯は
関西の103系に多かった顔で、
関東ではちょっと珍しい存在でした
(個人的には188を思い出すなぁ・・・)。
▲22.8.3 山陽本線(和田岬線)兵庫-和田岬

0031.jpg
和田岬から兵庫に向かう103系の後ろ姿。
その先にそびえる山は
六甲山系の高取山(標高328m)です。
(゚ー゚*)ロッコー
▲22.8.3 山陽本線(和田岬線)兵庫-和田岬
(開いた踏切から後追いで撮影)


兵庫運河を渡って線路沿いの道を和田岬方向へ歩き進むと、和田岬線には道幅によって大小の踏切が何か所か設けられており、そこでもカメラを構えて列車を狙ってみます (^_[◎]oパチリ。
先述のとおり、引き画が撮れるような撮影ポイントは兵庫運河の他にほとんどないけれど、建物に囲まれた窮屈な単線を走るところなども和田岬線らしく、通勤型電車の103系にはしっくりとマッチするエモい情景で、これはこれで悪くない写真が撮れました (・∀・)イイネ。


0032.jpg
兵庫と同じく神戸市兵庫区内に所在する
和田岬線の和田岬。
(゚ー゚*)ワダミサキ
基本的に朝夕しか列車が発着しない当駅は
ホームが一面のみの簡素な造りで、
2009年までは終端部に駅舎がありましたが
現在は撤去されています。
なお、当駅は和田岬線のほか、
隣接する地下にも駅が設けられており、
神戸市営地下鉄の海岸線が発着。
もちろんこちらの地下鉄は朝夕だけでなく、
日中もふつうに運行されています。
▲22.8.3 山陽本線(和田岬線)和田岬

0033.jpg
ちなみにこの写真は
私が初めて和田岬線を乗りに訪れたとき
撮影したもので、
当時はまだ電化されておらず、
DE10形が旧型客車を牽いて(PP牽引)
運転されていました。
和田岬線はJRの定期列車に旧客が使われた
最後の路線だったんですよね。
(*´ω`*)ナツカシス
▲88.10 山陽本線(和田岬線)和田岬


路線距離が2.7キロの和田岬線、兵庫運河の鉄橋はそのほぼ中間点(起点から1.5キロ地点)にあり、所々で写真を撮りながら適当に下り方向へふらふらと散歩気分で進んでいけば、容易に和田岬の駅へと到達 (・ω・)トーチャコ。
帰りはここから和田岬線に乗って兵庫へ戻ることとしましょう。


0035.jpg
和田岬から乗る和田岬線の兵庫ゆき。
車両はもちろん103系で、
久しぶりの乗車にテンションが上がります。
(*´∀`)ノ゙オヒサ
▲22.8.3 山陽本線(和田岬線)和田岬


ちなみに和田岬は駅員のいない無人駅で、なおかつ乗車券の券売機やICカードの読み取り機なども設置されておらず、利用する際には直接列車へ乗り込みますが、車内でもとくに運賃は徴収されません ( ̄△ ̄;)エ?。
んじゃ、お金はどこで払って、きっぷはどうやって買うのかというと σ(゚・゚*)ンー…、基本的に和田岬線の利用者はすべて兵庫駅を通ることになるため、兵庫の和田岬線ホームの入口(乗換口)に当線専用の改札(中間改札)が設けられており、そこで兵庫〜和田岬の運賃を徴収、または和田岬からの乗車券を発券、IC乗車券の入場(出場)を記録するといったシステムになっています (´ω`)ナルヘソ。例えるなら関東でいうところの“東武大師線システム”ですね(笑)


0036.jpg
外見もさることながら、
車内もまた懐かしさを覚える103系。
腐食防止のため戸袋窓は埋められているものの、
国鉄時代とほぼ変わらない内装です。
(ノ∀`)ナツカシス
朝の時間帯に兵庫へ向かう上り列車は、
通勤ラッシュと逆方向となるため、
ガラっガラに空いています。
車内を撮るには好都合。
(^_[◎]oパチリ

0037.jpg
線内の途中で分岐するのは、
鉄道車両メーカー(川崎車両)の
工場に繋がる専用線。
当工場で落成した新製車両などは、
ここを介して各地へ輸送されます
(車両工場は撮影禁止の場合が多いので、
ここでは分岐点だけをお見せします)。
▲22.8.3 山陽本線(和田岬線)和田岬-兵庫
(車窓から)


かつては山手線や中央線、大阪環状線や阪和線など、大都市圏の通勤路線で忙しく活躍し、最盛期には3,400両を越える大所帯だった国鉄通勤型電車の103系 (゚ー゚*)イチマルサン。現在はこの和田岬線のほか、同じくJR西日本の加古川線(かこがわせん)や播但線(ばんたんせん)、JR九州の筑肥線(ちくひせん)で使われていますが、そのなかでも和田岬線の103系は0番台でもっともオリジナルに近い姿を保っており、まさに昭和時代の“国電”を今に伝える生き字引的な存在 ((´ж`*))フォッフォッフォッ。そんな当系が余生を送るのに、朝夕の限られた時間帯にしか列車が運行されない和田岬線は、ちょうど合っているのかもしれませんね (´ー`)マターリ。
JR西日本の103系といえば今春、奈良線で使用されていた黄緑色(ウグイス色)の当系が、とくに事前の告知など行われずに突然引退(いわゆる“サイレント引退”)してしまって、ファンに衝撃を与えました (´・ω・`)ショボーン。昨今の状況(コロナ禍やファンのマナー問題等)を考えると“サイレント引退”もやむなしと納得できますが、そうなる前に撮りたいものがあれば、しっかりと記録を残しておきたいところ (-`ω´-*)ウム。
はたして和田岬線の103系がいつまで走ってくれるのか、私にはわかりませんが、今回は和田旋回橋を渡るところや街なかの踏切を通過するシーンなどが撮れて、とりあえず個人的な記録としてはいい成果が得られたと思っています。


0038.jpg
兵庫の手前で左に見えてきた高架線は
山陽本線の本線(JR神戸線)。
正式には山陽本線の支線の和田岬線ですが、
本線と直通する営業列車は設定されていません。
▲22.8.3 山陽本線(和田岬線)和田岬-兵庫
(車窓から)

0039.jpg
兵庫に到着した和田岬線。
私が乗車した上り列車はガラガラでしたが、
折り返しの和田岬ゆき下り列車は
通勤で多くの方が利用されます。
おつとめ、ご苦労様です。
(´w`*)ドツカレサン
▲22.8.3 山陽本線 兵庫

0040.jpg
兵庫の和田岬線ホームは、
JR神戸線のホームと少し離れており、
写真の左側が和田岬線、
右に見える高架上がJR神戸線です。
▲22.8.3 山陽本線 兵庫

0042.jpg
そして本文でも触れたとおり、
兵庫の構内(JR神戸線との乗換口)には
和田岬線の専用改札が設けられていて、
ここで和田岬からの乗車券の購入や
IC乗車券の入場(出場)が記録されます。
(´ω`)ナルヘソ
ちなみに「18きっぷ」を使っている私は
ちょっと駅のかたにお手数をかけるのですが、
インターホン越しにその旨を申告して
改札を通していただきました。
シモシモ~>(´▽`[]ゝ
▲22.8.3 山陽本線 兵庫


和田岬から一駅、わずか5分間の乗車でしたが、住宅や工場に囲まれた沿線風景を車窓に眺めつつ、空いた車内に響く103系の豪快なモーターの唸りをしみじみと味わって (´ー`)シミジミ、私は歩いて出発した兵庫にふたたび戻ってきました (=゚ω゚)ノ゙タライマ。
和田岬線の撮影が朝の通勤時間帯だったことで、いまの時刻はまだ8時です。
さて、これからどこに行こうかな・・・σ(゚・゚*)ンー…。


0044.jpg
兵庫で和田岬線から乗り換えたのは
JR神戸線の普通列車。
207系がホームに入ってきました。
▲22.8.3 山陽本線 兵庫



夏休みの鉄旅、もうちょっと続きます ( ̄(oo) ̄)ブヒ。



伯備線・・・381系 特急「やくも」 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2022.08.01 伯備線 
夏景色を走る国鉄特急型!
381系 特急「やくも」 撮影
 
 
おはようございます ('-'*)オハヨ。
8月1日の朝5時半、私が今いるのは、岡山県北部の新見(にいみ)駅です。


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中国山地の南麓に位置し、
北は鳥取県、西は広島県と接する、
岡山県の新見市。
市の中心にある新見駅は
赤い瓦屋根が印象的な駅舎です。
▲22.8.1 伯備線 新見


毎年の事ですが、業務の都合でお盆の時期に仕事を休めない私は、今年も皆さんよりちょっと早く、7月の末から8月のアタマにかけて数日間の夏季休暇を取得 (´▽`*)ナツヤスミ♪。鉄道好きの“鉄ちゃん”としてはこの休みを利用して、どこかへ“鉄旅”(鉄道旅行)に出かけたいところです (・∀・)イイネ。
コロナの陽性者数が全国的に多い状況なのが気がかりではありますが (゚ペ)ウーン、今夏は今のところとくに行動制限などが要請されておらず、事前に行った簡易検査で自身の陰性が確認できたことから、私はかねてより考えていた旅行計画を実行することとしました (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


7月31日(日)

旅の初日(一日目)は、ほぼ移動のみ。
シーズン限定でJR全線の普通列車と快速列車が“一日じゅう乗り放題”となる、おなじみの「青春18きっぷ」を手にした私は (*・∀・)つ[18]、東京から東海道本線、山陽本線の列車をいくつも乗り継いで、ひたすらに西へ西へと向かいます ...((((o* ̄∀)oニンニキニキニキニンニン。


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旅のスタートは
東京を早朝の5時20分に発車する
東海道線の沼津ゆき普通列車。
(*´O)ゞフワァァ…
▲22.7.31 東海道本線 東京

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三島、静岡、浜松で列車を乗り継ぎ、
“しぞ〜か大陸”(静岡県)を横断。
最近話題の313系8000番台
(元・セントラルライナー)
に当たるのをちょっと期待したけど、
いずれもノーマルな313系ですた。
▲22.7.31 東海道本線 静岡

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大垣で米原ゆきに乗り継いで、
関ヶ原越え。
▲▲22.7.31 東海道本線 大垣
▲22.7.31 東海道本線 関ヶ原(車窓から)

0006.jpg
米原からは“韋駄天”の新快速に乗車。
京都も、大阪も、神戸も素通りし、
一気に姫路まで行きます。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
▲22.7.31 東海道本線 米原

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姫路の待ち時間でお昼ゴハン。
食べるのはもちろん
当駅名物「まねきのえきそば」。
和風だしに中華麺を組み合わせた、
独特な駅蕎麦です。
≠( ̄ε ̄*)ズルルッ

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相生で乗り継いだ山陽本線の三原ゆきは
国鉄型車両の115系(右)。
(゚ー゚*)マッキイロ
JR東日本の当系は退役しましたが、
西日本ではまだまだ現役です。
▲22.7.31 山陽本線 相生

0010.jpg
そして岡山で乗り換えた
伯備線の新見ゆき。
こちらも黄色い115系でした。
途中駅の豪渓で
特急「やくも」の通過待ち。
▲22.7.31 伯備線 豪渓

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高梁川に沿って走る伯備線。
車窓からその川景色が望めます。
(・∀・)イイネ
▲22.7.31 伯備線 美袋-備中広瀬
(車窓から)

0012.jpg
陽が落ちた19時半、
目的地の新見に到着しました。
初日の行程はここまでです。
(・ω・)トーチャコ
▲22.7.31 伯備線 新見


岡山で山陽本線から伯備線(はくびせん)に乗り換えて、高梁川(たかはしがわ)に沿って北上 ...(((o*・ω・)o。東京からの移動距離813キロ、14時間かけて新見へとやってきました。初日は当地で宿泊します (´w`*)ドツカレサン。
まるまる一日かけての長旅だったけど、列車に乗ることが好きな私にとってはさほどツラくは感じないし(むしろ楽しいw)、学生が夏休みの期間中ではありますが、どの列車もとくに混雑することなく余裕で着席でき、快適に移動できました (´ー`)マターリ。
ちなみに東京都区内から新見まで、普通乗車券ならば片道11,330円かかるところ(なお、東京から岡山まで新幹線「のぞみ」を使った場合は +5,930円)、今回は「青春18きっぷ」一回分の2,410円換算なので(18きっぷは一枚12,050円で、5回まで使用できます)、実に“77%オフ”ということになります (´艸`*)オトク♪。一日(一回分)でほぼ「18きっぷ」一枚(5回分)の元が取れちゃった (゚∀゚)アヒャ☆。

東京0520-(東海道321M)-三島0721~0729-(741M)-静岡0829~0831-(5739M)-浜松0941~0943-(5117F特別快速)-大垣1147~1212-(3213F)-米原1246~1250-(3267M新快速)-姫路1518~1534-(山陽971M)-相生1553~1556-(1325M)-岡山1703~1744-(伯備1975M)-新見1936


8月1日(月)

そして旅の二日目の朝、冒頭でご挨拶したように、私は新見の駅前に立っております (゚ー゚*)ニーミ。
一日じゅう列車に揺られていただけ(?)の昨日は、新見へ“前乗り”(前泊)するための移動だったようなものなので、今日があらためて旅の初日といった気分。
ここ新見は中国地方の東部における鉄道の要衝で、岡山と鳥取の米子をむすぶ伯備線、兵庫の姫路と当駅(新見)を津山経由でむすぶ姫新線(きしんせん)、広島と当駅を三次経由でむすぶ芸備線(げいびせん)の三路線が集まります (・o・*)ホホゥ。赤字路線で廃止危機に直面している芸備線も鉄ちゃんとしては気がかりな存在ですが (゚ペ)ウーン…、今回の私の目的路線は伯備線です コッチ…((((o* ̄-)o。
新見始発の米子ゆき下り普通列車に乗り込むと、定刻の5時46分に発車しました。


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新見から乗る伯備線の米子ゆきは
昨日に乗ったのと同じ黄色い115系。
(゚ー゚*)マッキイロ
国鉄型らしいボックスシートが
旅情を誘います。
(´ω`*)シブイ
▲22.8.1 伯備線 新見

0015.jpg
本来は駅の改札で捺してもらう
「18きっぷ」の使用印(入鋏)ですが、
新見駅の有人時間(窓口が開く時間)は
午前8時からとなっていたため、
使用印は乗車する列車の乗務員さん
(今回はワンマン列車だったので運転士さん)に
手書きで入れていただきました。
(o゚ェ゚)φ゙カキカキ


伯備線は山陽本線と接する岡山の倉敷を起点に、総社(そうじゃ)、備中高梁(びっちゅうたかはし)、新見、生山(しょうやま)、根雨(ねう)などを経て中国地方の東部を縦断し、山陰本線と接する鳥取の伯耆大山(ほうきだいせん)にいたる、全長138.4キロの直流電化幹線 (・o・*)ホホゥ。なお、当線の正式な路線区間は倉敷〜伯耆大山ですが、倉敷〜岡山は山陽本線に、伯耆大山〜米子は山陰本線にそれぞれ直通し、一般的には岡山〜米子をむすぶ路線として知られます ( ̄、 ̄*)ナルヘソ。


0016.jpg
備中神代(びっちゅうこうじろ)で見かけた
芸備線のキハ120形。
( ̄  ̄*)キハ
伯備線に乗り入れて新見を起終点とする
芸備線の列車ですが、
分岐駅は新見から二駅目の備中神代です。
▲22.8.1 伯備線 備中神代(車窓から)


中国山地を越えて山陽地方(瀬戸内側)と山陰地方(日本海側)を縦断する、いわゆる「陰陽連絡線」のなかにおいて伯備線は、大きな峠越えなどがないために比較的線形がよく、全線にわたって電化されていることから、普通列車のほかに特急列車の「やくも」や「サンライズ出雲」、また、貨物列車の運行も設定されており、陰陽連絡の最も主要な路線として位置づけられています ( ̄。 ̄)ヘー。


0017.jpg
高梁川の支流、西川に沿って走る伯備線。
ちなみにくねくねと蛇行する西川を伯備線は
新見から新郷までの4駅間(18キロ)で
実に23回も鉄橋を渡ります
(第一橋梁から第二十三橋梁まであるw)。
w( ̄▽ ̄;)wワオッ!
▲22.8.1 伯備線 足立-新郷
(車窓から)


そんな伯備線を走る列車は、いまの私が乗っている普通列車の115系をはじめ、特急「やくも」の381系、貨物列車を牽引するEF64形電気機関車など、今もそのほとんどが昭和の国鉄時代に製造された、“国鉄型車両”を使用しており (゚∀゚*)オオッ!、シブ好み(?)の国鉄型ファンにとっては、まさに“聖地”といっても過言ではありません (*゚∀゚)=3ハァハァ!。かくいう私もその国鉄型車両を撮影することが目的で、今旅は伯備線を訪れました (-`ω´-*)ウム。
新見から下り列車で北へ進むこと30分。私が下車したのは県境を越えて鳥取県に入った最初の駅である、上石見(かみいわみ)。


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鳥取県南部の日南町に所在し、
「にちなん高原の駅」の愛称を持つ
上石見。
三角屋根が印象的な駅舎には
食堂が併設されています。
早朝の今はもちろん開いてないけど。
▲22.8.1 伯備線 上石見


新見0546-(伯備821M)-上石見0619


0020.jpg
日南町は小説家の井上靖が
戦時中に家族を疎開させ、
自身も幾度となく訪れたゆかりの地。
当地を舞台とした作品もあるそうです。
( ̄。 ̄)ヘー


夏の西日本は東日本に比べて、暑さが猛烈でハンパないというイメージがある私(昨今は東日本も大して変わらないキビシさだけど)、今旅もそれを覚悟してきたのですが ( ̄  ̄;)アツイ?、上石見の駅に降り立つと風が心地よくて意外と涼しい (゚ー゚?)オヨ?。
それは当駅が伯備線のなかでいちばん標高が高く(標高450m)、「にちなん高原の駅」という愛称が付けられている高原だからということもありますが、実は昨日まで西日本の南西側を台風(からの温帯低気圧)がかすめていて、中国地方に直接的な影響はなかったものの、その名残で今日も風がけっこう強く吹いているのです 彡(*´ー)スズシィ彡。
ちなみに今日の当地(岡山県北部および鳥取県南部)は“晴れ時々曇り”の予報。台風が離れたことで雨の心配はなさそうだけど、強い風に雲が流れる状況での“撮り鉄”は、雲影に気をもみそうだなぁ・・・ σ(・∀・`)ウーン…。


0021.jpg
雲間から青空が覗く空模様。
多少は暑くなってもいいから、
お目当ての列車を撮るときには
スッキリと晴れてほしいものです。
八(゚- ゚)ハレテ


上石見の駅から線路に沿った県道を、下り方向(米子方向)へ歩き進むことおよそ30分 ...(((o*・ω・)o。熱中症対策を意識してきたものの、薄晴れで日差しは弱く、涼しい風が吹き、また、道も緩やかな下り気味だったことで、ほとんど暑さを感じることなく汗もかかずに、目的地となる撮影ポイントへ到達 (・ω・)トーチャコ。


0022.jpg
やってきたのはこんなところ。
(「゚ー゚)ドレドレ
田んぼが広がるのどかな風景のなかに
カーブする伯備線の線路が望めます。
うはっ、雲影で“まんだーら”だ。


ここは広大な田園風景のなかで大きくカーブする伯備線の線路を、並行する県道のあたりから少し高い目線で望める撮影ポイントで、撮り鉄からは“上石見の大カーブ”などと呼ばれるお立ち台的な有名撮影地です (・∀・)イイネ。
ちなみに伯備線といえば、高梁川や西川、日野川など、川辺や渓谷を走る姿が印象的なのですが σ(゚・゚*)ンー…、今回の私は撮りたい列車が通過する時間帯の日当たり条件や、駅から歩いて移動する“徒歩鉄”でも無理せず効率よく撮影できる行動計画を踏まえて、この場所を撮影ポイントに選んでみました (-`ω´-*)ウム。
・・・が、晴れれば列車の側面へいい感じに日が当たるハズなのに、私が現地に着いて最初に通過した特急「やくも4号」は、流れ雲の影によって見事なまでの“まんだーら”(陰影のまだら模様)マソダ~ラ♪ヽ(・ω・。ヽ)(ノ。・ω・)ノマソダ~ラ♪ 。


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山陽と山陰をむすぶ“陰陽連絡”を担う
伯備線の特急「やくも」ですが、
雲の悪戯によって車体も“陰と陽”に!?
ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ
▲22.8.1 伯備線 生山-上石見


国鉄特急型381系、今なお健在っ!∠(・`_´・ ) ビシッ!
名車として名高い485系583系などの流れを汲む、先頭車の屋根上ともいうべき高い位置に運転台を備えたこのスタイル(“電気釜”なんて呼ばれたよね)、カラーリング(車体色)はリニューアルされているものの、これぞまさしく純粋な(?)国鉄特急型車両ではありませんか (゚∀゚*)オオッ!!。
国鉄特急型のなかでもこの381系は、曲線が多い路線での運転に対応した特殊機構(いわゆる“振り子方式”)を持つことから、首都圏発着の特急列車には使用されず(最盛期には中央西線の「しなの」や、紀勢本線の「くろしお」、そして伯備線の「やくも」などで活躍)、ぶっちゃけ個人的には馴染みの薄い形式なのですが σ(゚・゚*)ンー…、それでも国鉄特急型の生き残りに会えたという嬉しさがこみ上げます (ノ∀`)ウレシス。昨年に東海道本線の特急「踊り子」から185系が退役したことで、定期運用で国鉄特急型電車が使われるのは、この「やくも」が最後の列車となってしまいました(なお、国鉄特急型の気動車(ディーゼル特急)は、北海道のキハ183系や四国のキハ185系などが存在)。
そんな特急「やくも」、撮影の一本目となる「4号」はタイミング悪く“まんだーら”となってしまったけど、当列車はおおむね一時間に一本の運転頻度なので(一日12往復、そのすべてが381系で運行)、焦らずにまた次のチャンスを狙いましょう (´ω`)ウン。

それよりも、このあとにやってくる貨物列車は、私がここにいられる時間帯では一本しか通過しないため(上りの3082レ)、そちらはどうにかいい日差しを望みたいところ 八(゚- ゚)ハレテ。
あいかわらず上空の雲は流れが速く、短いスパンで晴れたり翳ったりを落ち着きなく繰り返すなか ハレル?(゚∀゚≡゚Д゚)クモル?、やがて里山に響く電気機関車の重厚なブロア音(モーターの音)が聞こえてきました ε-(°ω°*)キタッ!。


0024.jpg
国鉄型電気機関車のEF64形を先頭に
コンテナを満載した貨物列車が、
大きく弧を描いて上石見のカーブを力走。
その様子を朝日が照らしてくれました。
▲22.8.1 伯備線 生山-上石見


ロクヨンカモレが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
国鉄色(直流一般色)の青いEF64形(EF64 1037)に牽かれた貨物列車は、11両のコンテナ車(コキ104形)を連ねた編成が長くて迫力あり、撮影名所の大カーブをゆく姿も絵になります 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
ヒヤヒヤドキドキだった雲の流れは (`・v・´;)ドキドキ、通過のタイミングでウマい具合に雲が切れた“晴れスポット”にハマり、いい感じに列車へ日が当たってくれました (つ▽≦*)マブシッ!。ちなみに背景の暗部は雲影でなく山影で、この影落ちは納得の想定内です。
国鉄型機関車のEF64形もいつ、EF210形の300番台あたりに置き換えられてもおかしくはないので(桃が伯備線を走れるのか知らんけど)、伯備線をゆく姿が好条件できっちりと記録できたことは嬉しい ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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山陽本線、伯備線、山陰本線を直通し、
岡山と島根県の出雲市をむすぶ
特急「やくも」。
その愛称(列車名)は出雲にかかる枕詞の
「八雲(やくも)立つ」にちなんでいます。
(゚ー゚*)ヤクモ
また現行色の白と赤のカラーリングは
大山の冠雪(白)と出雲大社の巫女(赤)を
イメージしたものだそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲22.8.1 伯備線 生山-上石見


続いて、381系の特急「やくも」が、清々しい青空のもとを高速で駆け抜けてゆきます。
さっきの「やくも4号」は“まんだーら”で撃沈だったけど、そのあとの「6号」はきれいに日が当たりました ъ(゚Д゚)ナイス。時間が経つにつれて青空が優勢となり、雲の流れが少し落ち着いてきたかな?σ(゚・゚*)ンー…
そしてこの上り列車の「やくも6号」と上石見の駅で交換(行き違い)をして、すぐにやってくる下り列車が次なる“ターゲット”。集中を切らさずに迎えます (*`・ω・´)-3フンス!。


0026.jpg
寝台特急「サンライズ出雲」見参。
ここではもうだいぶ陽が高くなりましたが、
その「SUNRISE=日の出」という愛称どおりに
眩しい朝日を車体いっぱいに浴びて、
一路、出雲の国(出雲市)を目指します。
▲22.8.1 伯備線 生山-上石見(後追い)


サンライズが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
朝焼けをイメージした赤と、朝もやをイメージしたベージュの上品なカラーリング、そして独特な側窓が目を引くこの列車は、前夜に東京を発ってきた寝台特急の「サンライズ出雲」(゚ー゚*)ハンライズ。全国的に夜行列車が衰退して、その存在が“風前の灯火”となるなか、今も定期運行を続ける貴重な寝台特急です (*・`o´・*)ホ─。
当列車に使われる285系は国鉄型の車両ではないし、東京を発着する「サンライズ出雲(+サンライズ瀬戸)」は首都圏近郊でも撮影できる列車だけど、機会があればロケーションのよい伯備線の沿線で撮りたいとかねてから思っていました (・∀・)イイネ。
貨物列車に続いてこちらも日差しに恵まれてよかった (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。


0027.jpg
特急列車(寝台特急)や貨物列車に
つい注目しがちですが、
もちろん115系の普通列車も撮ります。
(^_[◎]oパチリ
のどかな田園風景をコトコト走りゆく
二両編成の黄色い電車がかわいい。
(´▽`*)カワエエ♪
▲22.8.1 伯備線 上石見-生山


少しアングルを変える程度で、ほぼ同じ場所からの撮影を飽きもせずに続けていますが【◎】]ω・)パチャ、私にはここでもうひとつ狙いたい列車があります。それは次の上り特急列車「やくも8号」(゚ー゚*)ヤクモ。
え?「やくも」なら、もうすでに何本か撮っているし、このあと場所を移動してもすぐに次の同列車がやってくるじゃないかって? (´・ω`・)エッ?。たしかに一時間に一本の「やくも」は、普通列車より運転本数が多いくらいなのですが、そのなかでも次の「8号」は“ちょっと特別なもの”でして、場所を移動しているあいだに撮り逃すなんてことがあってはなりません (-`ω´-*)ウム。そして私のほかにも、その通過時刻に合わせるように、クルマでお二人の同業者のかた(鉄ちゃん)が当地に駆けつけました (*・ω・)ノ゙チワッス。
今までとは違う「やくも」、それはいったい・・・(;・`д・´)ゴクリ…。


0028.jpg
緑濃い夏景色のなか、
カーブを切って颯爽と現れたのは
伝統の国鉄特急色を纏った
381系の特急「やくも」。
令和の伯備線に
昭和の“エル特急”が帰ってきた!
ヽ(=´▽`=)ノオカエリ〜♪
▲22.8.1 伯備線 生山-上石見


国鉄色、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
次にやってきた「やくも8号」の381系はなんと、かつての国鉄時代を彷彿とさせる“クリームと赤のツートンカラー”に塗られた、懐かしの「国鉄特急色」ではありませんか!w(゚0゚*)w オォー!!。その姿を目にした私は一気にテンションが上がり、もう大興奮です ε-(°ω°*)ムフーッ!。
この国鉄色は、特急「やくも」の“運行開始50周年記念”として、381系の一本(6両固定編成)に復刻され、今年の3月より一日二往復の「やくも」(やくも8号、9号、24号、25号)にて限定運行されているもの (*・`o´・*)ホ─。
国鉄特急型の381系が今なお、第一線の特急列車として現役なだけでもスゴいことなのに、往年の国鉄色が現代に復刻されるなんて、もう感謝感激雨あられ(死語?)ワーイ♪ヽ(∇⌒ヽ)(ノ⌒∇)ノワーイ♪。しかもこれがまた、自然豊かな里山の風景にしっくりとマッチして、色が映えるんだよなぁ・・・+。:.(´ー`)シミジミ.:。+゚。
ここで撮った数々の列車のなかでも、とくにいちばんのお目当てだった国鉄特急色の「やくも8号」。当列車も無事に日差しが遮られることなく、満足のいく結果が得られました ε-(´∇`*)ホッ。


0029.jpg
ああ、美しき国鉄特急色。
地域によって車種や形式は異なれど、
北は北海道から南は鹿児島まで
かつては全国各地でこの色の特急列車が
見られたものでした。
(ノ∀`)ナツカシス
▲22.8.1 伯備線 生山-上石見


先出の貨物列車(3082レ)、「サンライズ出雲」、そして国鉄色の「やくも8号」。午前の早い時間に集中して通過するこれらの列車を、日当たり条件のよい上石見のカーブで撮りたいために、私は昨日の一日をまるまる移動日に充てて、新見に前泊したのでした (´ω`)ナルヘソ。これは「18きっぷ」を使って、はるばるここまで来た甲斐があったというものです ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪(新幹線や飛行機を使えば、もっと効率がいいのに・・・なんて、無粋なことを言っちゃあいけませんw)。


0030.jpg
お目当てだった“朝の三列車”を
いずれもいい条件で撮れてホッと一息。
ε-(´∇`*)ホッ
ビール・・・でなく、
熱中症対策に持参したお水で乾杯(笑)


さて、「やくも8号」まで撮れたことで、そろそろ別の場所へ移動しようと思うのですが σ(゚・゚*)ンー…、県境をまたぐこのあたりの伯備線は日中に運行される普通列車が少なく、カーブの撮影ポイントを9時過ぎに通過する「やくも8号」を撮ってから、朝に下車した上石見の駅に戻るとすると、次の下り(米子方面)は11時25分、上り(新見方面)は12時33分で(いずれも普通列車)、しばらく列車はありません ( ̄△ ̄;)エッ…。
列車に乗って別の駅へ移動できれば、また違った沿線風景の撮影ポイントにも行くことができるけど、無いものは仕方がないので (・ε・`)シャーナイ、それならばもう少し、私はこの上石見界隈で撮影を続けることとしました (^_[◎]oパチリ。普通列車の本数は少ないけど、先述したとおり特急「やくも」は一時間に一本くらいの頻度で通過します (゚ー゚*)ヤクモ。


0031.jpg
車体を傾斜させ、
青田の絨毯を滑るように走る、
パノラマスタイルの381系。
さっきまで撮影していた大カーブの
反対側(下り寄り)はこんな感じで撮れました。
(^_[◎]oパチリ
「やくも3号」の先頭車(クロ380)は
前面窓が大きな「パノラマグリーン車」で、
これは国鉄時代にはなく、
JRになってから改造で誕生したスタイルです。
(o ̄∇ ̄o)パノクロ
▲22.8.1 伯備線 上石見-生山

0032.jpg
歩いていた県道沿いに建てられていたのは、
社殿の落ち着いた佇まいに趣を感じる
石見神社。
祭神が“牛頭天王”であることから
お宮は“天王さん”と呼ばれているそうです。
(゚ー゚*)スサノヲノミコト?

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お参りしたら団扇をいただきました。
これであおぐと厄災が祓えそう?
“コロナ祓い”っ!
"Q(・ω・´)パタパタ

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石見神社の近くのサルスベリが
ピンク色の花をきれいに咲かせていたので、
「やくも」と絡めてパチリ。
(・∀・)イイネ
▲22.8.1 伯備線 上石見-生山

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夏空を意識して
「やくも」を狙ってみましたが、
風が強かったこの日は雲が流れて、
もくもくとした形のよい入道雲には
なりませんでした。
σ(・∀・`)ウーン…
▲22.8.1 伯備線 上石見-生山

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特急より貴重な(?)
普通列車(827M)が通過。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
背景に写る集落の赤い屋根瓦は、
島根や鳥取など山陰地方でよく見られる、
石州瓦(せきしゅうがわら)です。
▲22.8.1 伯備線 上石見-生山


事前に調べてきた撮影ポイントは、お立ち台として有名な“上石見の大カーブ”だけだったので、あとはためしに沿線の県道や脇道を歩いてみて良さげなところで足を止め ...(((o*・ω・)o、列車が通過するタイミングでカメラを構えるという、適当な“撮り歩きスタイル”でしたが (^_[◎]oパチリ、思いのほかいいアングルが多くて楽しめます (・∀・)イイネ。「しばらくは来ない」と言っていたハズの普通列車も、駅に戻って乗ることなく、沿線で撮影しちゃいました (。A。)アヒャ☆。
そんななか、そろそろ例の「国鉄色」がふたたび、下りの「やくも9号」として戻ってくるころです (゚∀゚)オッ!。それをこの“撮り歩き鉄”のシメとしましょうか。


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やってきたのはこんなところ。
下石見信号場の直線を陸橋から眺めていると
ちょうど上りの普通列車(824M)が
通過してゆきました。
でも、今の時間の上り方はド逆光か・・・。
σ(・∀・`)ウーン…
▲22.8.1 伯備線 上石見-生山(下石見信号場)

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んじゃ、
橋の反対側(下り方)はどうでしょ。
(「゚ー゚)ドレドレ
こちらは列車に日が当たりそうですね。


さらにてれてれと歩いてたどり着いたのは、上石見と生山の駅間に設置されている、列車交換設備の「下石見(しもいわみ)信号場」。このあたりの線路はスッキリとした直線で、それをまたぐ陸橋の上から広く望めます (「゚ー゚)ドレドレ。
駄菓子菓子(だがしかし)、直線が伸びる上り方(新見方向)は今の時間だと逆光で、下り列車の「やくも9号」を正面から撮ると日が当たらずに、せっかくの国鉄色が黒く潰れてしまいそう(いま撮った普通列車のように)( ̄  ̄;)マックロクロスケ。正午過ぎの12時半ごろに通過する「9号」は、この付近のどこで撮っても光線状態がビミョーなんですよね・・・(両サイドのどちらにも光が回りにくい)( ̄ヘ ̄)ウーン。それならば、列車の方向は後ろから撮ることになるけど、直線側とは逆の下り方(米子方向)を向いてカメラを構えてみるか コッチ…((((o* ̄-)o。


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夏山の緑に映える石州瓦の民家と
穏やかな小川の流れ。
山里の集落を走りゆく国鉄特急には、
田舎のおばあちゃん家へ向かっているような
そんな郷愁感を覚えます。
▲22.8.1 伯備線 生山-上石見(後追い)


も一度、国鉄色が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワーイ♪
列車の進む向き(正面から)にこだわらず、光線状態を優先して“後追い”で撮った、国鉄色381系の「やくも9号」(^_[◎]oパチリ。狙いどおりに列車の顔(というか、後ろの最後尾だからお尻かw)には日が当たり、懐かしき国鉄特急色の美しさを際立たせてくれました。う〜ん、シブカッコいい 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
それにしても、上り方が広大な田園風景を突っ切るような直線なのに対し、下り方はのどかな山里集落を背景にした緩やかなインカーブ。同じ陸橋の上から別の方を向いただけで、こんなに景色の見えかたが違うのは面白いものです ストレート(゚д゚≡゚д゚)カーブ。前者のほうはスッキリとした絵が撮れるけど、個人的に後者のほうがどこか伯備線の沿線風景らしい印象を受けます (・∀・)イイネ。適当な撮り歩きで見つけた場所にしては意外と悪くなく、後追いでもじゅうぶん満足できる一枚となりました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

これで伯備線の撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


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朝は涼しかったですが、
撮影を終えた昼過ぎには
33℃まで気温が上がりました。
晴れてくれたのはありがたいけど
やっぱり暑っちい・・・。
。゚p(;′□`A)アチィィ…


ところで、撮り歩きだなんて調子に乗って、だいぶ道を進んできてしまった私 ...(((o*・ω・)o。来るときに下車した上石見へ戻るか、もしくは隣駅の生山へ向かうにしても、スマホの地図アプリによるとけっこうな距離があります ( ̄  ̄;)トオイ…(「9号」を撮った陸橋から、上石見は5.5キロで徒歩一時間、生山は3.5キロで徒歩40分)。朝は風が涼しかったけど、いまは気温がかなり上がって、これからさらに炎天下で何キロも歩くのはキツいなぁ・・・"o(-ω-;*)ウゥム…。
でも実は、そんな“徒歩鉄”を助けてくれる、強い味方がいるのです (・A・*)ミカタ?。それは県道を走る日南町営の路線バス(石見線)(°∀°)バスッ!。「やくも9号」を撮った陸橋のすぐ近くに停留所(原公会堂前)があり、どうやらそこから生山の駅までバスが運転されている模様 (゚∀゚*)オオッ!。しかし問題は運行本数で、停留所に掲げられた時刻表を見ると、バスは一日にわずか4便。そのうちの一本は事前予約制の「デマンドバス」なので、実質一日に3便しかありません Σ(゚∇゚;ノ)ノ スクナッ!。では、はたして次のバスの時刻はというと・・・なんと20分後の13時01分!? エッ!(゚Д゚≡゚∀゚)マジ!?


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下石見信号場に架かる陸橋の近くに置かれた
日南町営バスの原公会堂前停留所。
お!生山方面ゆきのバス(第3便)が
もうすぐ来るじゃん!
(o ̄∇ ̄o)ラキー♪
▲22.8.1 日南町営バス 原公会堂前


「やくも9号」が下石見信号場を通過したのが12時36分(生山12時40分着)なので、このバス(第3便)のタイミングは奇跡的に絶妙ではありませんか! ъ(゚Д゚)ナイス。まるで「国鉄色を撮ってから、どうぞ乗ってください」と言っているようなもの!?(違うw)。何にしても、これはホントに助かるなぁ 人-∀-*)アリガタヤ、アリガタヤ。
ちなみにこの路線バスは、上石見駅と生山駅のあいだを県道経由でむすんでおり(運行区間は下花口〜日南中学校前)、私が歩きながら立ち寄った、大カーブや石見神社、石州瓦の撮影ポイントなども、それぞれ近くの停留所から利用することができます。
陸橋から生山駅まで、歩くと40分かかるところを、バスはたったの7分で到着。冷房が効いていて快適でした (´ー`)ラクチン♪。


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遅れることなく定刻にやってきた
生山方面ゆきの日南町営バス。
後払いなので整理券方式かと思ったら、
全区間200円の均一料金でした。
(*´ω`)つ○ チャリーン
▲22.8.1 日南町営バス 原公会堂前


原公会堂前1301-(日南町営バス石見線)-生山駅前1308


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上石見と同じく、
鳥取県日南町に所在する生山。
(゚ー゚*)ショーヤマ
当駅は町の中心駅で
特急「やくも」も数本が停車します。
近年に建て替えられた
木造民家のような駅舎には
地域交流施設が併設されています。
▲22.8.1 伯備線 生山

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バス停などにもデザインされていて
ちょっと気になっていた
日南町のゆるキャラ(公式キャラクター)は
当町で見られるという
“オオサンショウオ”をモチーフにした、
「オッサンショウオ」(笑)
( ̄▽ ̄;)オッサン…

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駅前に食堂があったので
ここでお昼ゴハンを・・・と思ったら、
コロナ対策で店内営業はお休み中。
テイクアウトのお弁当を買って、
誰もいなかった駅の待合室でいただきます。
≠( ̄〜 ̄*)モグモグ
春巻きや鯖焼き、野菜の煮物、中華春雨、
ナポリタン・・・など、おかずが豊富で、
とくにご当地の名物料理ではないけど、
これで550円はお値打ちのお弁当でした。
(゚д゚)ウマー!


さて、上石見でなく生山のほうの駅に着いたことは、バスで楽に移動できただけでなく、実はもうひとつメリットがあります。それは生山に停車する特急「やくも」に乗れること(上石見に「やくも」は停まらない)(゚ー゚*)ヤクモ。
私が手にしている「青春18きっぷ」で特急列車を利用することはできませんが(特急や急行に乗る場合は基本的に乗車券としての使用も不可)、この先の旅程を考えた場合、別途にあらためて乗車券と特急券を購入してでも、ここで「やくも」を使う価値があるのです (-`ω´-*)ウム。
東京からずっと鈍行旅を続けてきた“18きっぱー”(18きっぷ愛好者)として、特急に乗っちゃうのはちょっと惜しい気もするけど σ(・∀・`)ウーン…、貴重な国鉄特急形の381系に乗れるのは素直に嬉しい (*゚v゚*)ワクワク♪。ただし、乗るのは一区間(次の停車駅まで)だけどね (゚∀゚)アヒャ☆。


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生山のホームに入ってきた、
岡山ゆきの特急「やくも18号」。
国鉄型の特急に乗るなんて、
久しぶりだなぁ。
ヽ(=´▽`=)ノワーイ♪
▲22.8.1 伯備線 生山

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「18きっぷ」で特急列車には乗れず、
生山であらためて乗車券と特急券を購入したうえで
「やくも」を利用します。
(*・∀・)つ[キップ]

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朝に下車した上石見を
「やくも」はあっさりと通過。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
もし、生山へ行くバスがなかったら、
このホームで「やくも」が走り去るのを
見送っていたかも?
▲22.8.1 伯備線 上石見(車窓から)

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新見で「やくも」を降りて、
213系の岡山ゆき普通列車に乗り換え。
ノリカエ…((((o* ̄-)o
ここからはまた「18きっぷ」を使います。
▲22.8.1 伯備線 新見


特急「やくも」をはじめとした、国鉄型車両を撮りに訪れた伯備線。
国鉄特急型の381系が使用されている特急「やくも」は、もはや車体色に関係なく貴重な存在となっていたので、新型車両への置き換え(2024年度に投入予定)が行われる前に、実は数年前から撮影に行きたいと考えていたのですが σ(゚・゚*)ンー…、しかしここ数年のコロナ禍によって、その撮影計画は見合わせが続いていました (-ω-;*)コロナ…。そんななか、「やくも」の運転開始50周年の記念企画で、今年の春に国鉄特急色が復刻 (゚∀゚)オッ!。“待てば甘露の日和あり”というワケではありませんが、まさに満を持して伯備線の撮影を決行した今旅は、いいタイミングだったのかも知れません ъ(゚Д゚)ナイス。
撮影地最寄りの上石見に着いたときは上空に雲が多く、雲影に悩まされるのはないかと懸念したものの ( ̄  ̄;)マンダーラ…、お目当てとなる“朝の三列車(貨物、サンライズ、国鉄色)が通過するころには日差しが安定し、いずれも嬉しい結果を残すことができました ヽ(´▽`*)ノワーイ♪。また先述したように、国鉄色でない現行色であってもその存在が貴重な381系を、“撮り歩き”しながらいろいろなアングルで記録できたのも大きな収穫だったと思います (・∀・)イイネ。里山や青田の緑が印象的な夏の伯備線での撮影は存分に満喫できました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


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車窓に高梁川を見ながら、
伯備線を南下。
また当線に訪れる機会があれば
今度はこのあたりの川景色で
特急「やくも」などを撮ってみたいものです。
(・∀・)イイネ
▲22.8.1 伯備線 方谷-備中川面
(車窓から)

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清流として名高い高梁川が流れ、
備中松山城の城下町として栄えた備中高梁は、
その風情から“備中の小京都”と呼ばれる
伯備線沿線随一の観光地。
( ̄。 ̄)ヘー
いまは観光キャンペーン
(岡山デスティネーションキャンペーン)
行なわれていることもあって、
当駅から多くの観光客が列車に乗られてきました。
▲22.8.1 伯備線 備中高梁(車窓から)


生山から乗った岡山ゆきの特急「やくも」を新見で降り、そこで上り普通列車に乗り換えて終点の岡山を目指します ...(((o*・ω・)o。
え?岡山に行くんだったら、そのまま「やくも」へ乗っていればいいのに・・・と思うかもしれませんが σ(゚・゚*)ンー…、仮に「やくも」を生山から岡山まで利用した場合は、乗車券1,980円と自由席特急券1,860円で合計3,840円かかります。しかし「やくも」を生山から新見までにすると、乗車券590円と自由席特急券760円の合計1,350円。伯備線の普通列車は新見以北(生山〜新見を含む、米子〜新見)に比べて、新見以南(新見〜岡山)では運行本数が多くなり、普通列車でも効率よく移動ができるため、新見から先は「青春18きっぷ」で普通列車を使おうという、これはなんともセコい・・・いや、なるべく「18きっぷ」を活用した移動術なのです (´∀`;)セコイ。


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伯備線の上り列車は
倉敷から山陽本線に直通して、
終点の岡山に到着しました。
(・ω・)トーチャコ
▲22.8.1 山陽本線 岡山


山から特急と普通列車を乗り継いで二時間ちょっと、県都の岡山にやってきました ( ̄  ̄*)オカヤマ。
山陽新幹線や山陽本線、瀬戸大橋線、津山線、桃太郎線(吉備線ね)など、いくつもの路線の列車が集結し、東西南北の各方面へ鉄路が伸びる当駅。さてここから私はどこへ向かうのでしょうか σ(゚・゚*)ンー…。


夏休みの鉄旅、次回に続きます ...(((o*・ω・)



宇都宮線・・・185系「新幹線リレー号」 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2022.07.02 宇都宮線
東北新幹線 開業40周年記念
185系「新幹線リレー号」 撮影
 
 
2022年の今年は、鉄道のメモリアルイヤー(節目の記念年)がいくつか重なっているようで (゚ー゚*)メモリアル、もっとも注目度が高まる大きなものでは、先日の拙ブログでも少し触れた、「日本の鉄道開業150周年」(1872年10月14日開業)(・o・*)ホホゥ。

そして、それに次ぐ規模の記念年ではないかと思われるのが、「東北新幹線の開業40周年」(大宮〜盛岡・1982年6月開業)ならびに「上越新幹線の開業40周年」(大宮〜新潟・1982年11月開業)、「山形新幹線の開業30周年」(福島〜山形・1992年7月標準軌化)、また、「秋田新幹線の開業25周年」(盛岡〜秋田・1998年3月標準軌化)、「北陸新幹線(旧・長野新幹線)の開業25周年」(高崎〜長野・1998年10月開業)がそろっており (゚∀゚*)オオッ!、それらの各新幹線を受け持つJR東日本では、「新幹線YEAR2022」として様々なイベントが企画されています (・∀・)イイネ。
(ちなみに会社は違うけど、今年は9月に西九州新幹線(九州新幹線・西九州ルート)の武雄温泉〜長崎も開業予定ですね。)

そのイベントのひとつとして実施されるのが、「東北新幹線40周年記念ツアー」( ̄  ̄*)ツアー。
このツアーは単に新幹線を記念列車として特別運行するだけでなく、東北新幹線が大宮と盛岡のあいだで初開業した時代をイメージして、なんと上野と大宮のあいだでは都心から新幹線への連絡・接続を担っていた「新幹線リレー号」を国鉄特急型の185系で (゚∀゚)オッ!、大宮と盛岡のあいだでは昔の色を再現した新幹線の「東北新幹線40周年記念号」で (゚∀゚*)オオッ!、盛岡と青森のあいだでは当時運行されていた特急「はつかり」を国鉄特急色のE653系で (*゚∀゚*)オオオッ!、それぞれ復刻運転するという、できるかぎり往時を再現した凝った内容の胸熱な企画となっているではありませんか (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
さすがに私は盛岡〜青森の「はつかり」までは撮りに行けないけど(E653系でなく、もし583系や485系が残っていたとしたら、遠征したかなぁ?w)、上野〜大宮の「新幹線リレー号」や、大宮発となる東北新幹線の「40周年記念号」が、自分なりに少しでも記録できればと思います (*゚v゚*)ワクワク♪。


7月2日(土)

記録的な早さで関東の梅雨明けが発表(6/27)された週の週末 ( ̄∀ ̄*)ツユアケ。今日も朝から太陽がギンギンに元気な晴天となり (つ▽≦*)マブシッ!、本来であれば列車に日当たりが期待できる嬉しい天候条件なのですが、このところの異常な猛暑を考えると素直に喜べない気もします σ(・∀・`)ウーン…。
夏場の撮り鉄は“鉄分”ばかりに気をとられず、こまめな水分・塩分の補給をしっかり意識し、熱中症にならないよう注意しなければいけませんね (-`ω´-*)ウム。


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JR山手線、京浜東北線、常磐線のほか、
京成線と日暮里舎人ライナーが発着する日暮里。
高架の上に見える舎人ライナーの電車が
夏の日差しを受けてキラッ☆
▲東北本線 日暮里


私が自宅の最寄駅から中央線と山手線の“E電”を乗り継いでやってきたのは、都内の荒川区に所在する日暮里(にっぽり)( ̄  ̄*)ニッポリ。
JRの日暮里駅には山手線、京浜東北線、常磐線の三路線が停車しますが、ホームの無い構内を東北本線(宇都宮線、高崎線)も通過しており(そもそも日暮里は本来、東北本線に所属する駅)、当駅の界隈は宇都宮線や常磐線などを走る列車が手軽に撮れる撮影スポットが点在しています (・o・*)ホホゥ。
そのなかで私が撮影場所に選んだのは、通称・“日暮里階段” (゚ー゚*)ウラメシヤ。日暮里といえば、下町風情が色濃く感じられる谷中(やなか)商店街にほど近く、その谷中のランドマーク的な存在として、「夕やけだんだん」と呼ばれる階段がひとつの名所となっていますが(“夕やけニャンニャン”じゃないですよw)(o ̄∇ ̄o)ダンダン、“日暮里階段”はそれとは違い、日暮里駅の南側に架かる跨線橋(歩道橋)の階段。ここはおもに東北本線の上り列車が狙える撮影地として昔から知られ、鉄ちゃんにとっては「夕やけだんだん」以上の名所といえるかもしれません(笑)(゚∀゚)アヒャ☆。
私が訪れた時点での先客は10人くらい。都内の有名撮影ポイントなので、このくらいの数は想定内です (-`ω´-*)ウム。階段の中腹付近から前段の方の頭越しに、また、後段の方のアングルに写り込まない位置でカメラを構えさせていただきます シャキッ( >_o)r┬=≡]。


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日暮里駅から歩いて10分ほど、
私がやってきたのは“夕やけだんだん”ならぬ
“日暮里だんだん”!?(日暮里階段)。
(o ̄∇ ̄o)ダンダン

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先客さんは多数だったけど、
階段の段差を活かしてどうにか撮影できそう。
スキマから望遠レンズで抜きます。
シャキッ( >_o)r┬=≡]
いくつもの線路が敷かれているなか、
宇都宮線の上り線を通過してゆくのは、
E231系の普通列車。
▲東北本線 尾久-上野
(日暮里付近)


東北新幹線の開業40周年を記念して復刻運行される「新幹線リレー号」、列車の詳細は後述しますが、その営業運転が行われるのは上野と大宮のあいだの短い距離(26.9キロ)で、しかもその沿線はひらけた場所が少ない住宅密集地。線路脇に設置された防護柵も背丈以上に高いものが多くて、撮影できる場所を探すのにけっこう苦労します (゚ペ)ウーン…。高台の公園や公共の展望施設などから引き画を撮るのもひとつの手なのですが、今回の当該列車には往年の表示幕や国鉄時代のロゴマークが再現されるため、できればそれが分かるように寄り画で撮りたい σ(゚・゚*)ンー…。そこで思い浮かんだのが、階段の高さを活かして線路際の柵がかわせる、日暮里階段でした (・∀・)イイネ。
私がここを訪れるのは、いつ以来かわからないくらい久しぶり。昔はよくブルートレインなどを撮りに足を運んだっけなぁ・・・(´ー`)トオイメ。


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これは今から30年くらい前に
日暮里階段で撮影した列車たち。
上から順に
EF65 501+12系和式客車「くつろぎ」、
485系の特急「ひたち」(の回送)、
EF64 1053+24系の寝台特急「鳥海」、
485系の特急「あいづ」、
EF81 95+24系の寝台特急「エルム」。
(ノ∀`)ナツカシス
ちなみに写真を見てふと気づいたのですが、
ここに写っている三機の電気機関車は
いずれも今なお現役ですね。
▲91.8 東北本線 尾久-上野
(日暮里付近)


30年くらい前に当地で撮った写真(モノクロのネガフィルム)を引っ張り出してみると、どうやらこのときのお目当てはEF65形501号機が牽く高崎の和式客車「くつろぎ」(一枚目)だったようですが ( ̄  ̄*)タカビー(早朝でシャッタースピードが稼げなかったせいか、被写体ブレしてるけどw)、それ以外にもEF64形の「鳥海」やEF81形の「エルム」(しかも95)、485系の「ひたち」や「あいづ」(しかも四つ目の1500)など、一本のスリーブ(フィルム)にたくさんの懐かしい列車が写っていました (ノ∀`)ナツカシス。
そしてこのほかにもちろん、115系の普通列車185系の特急列車(いや、“新特急”かw)も定期列車でバンバン走っていたハズだけど、当時はフィルムの消費がもったいなくて、シャッターを切らずにスルーしていたんですよね (´σД`)イラネ。そんなぞんざいな扱いだった185系が本日の“主役”になるのですから、当系を貴重なものとした30年という時の流れの面白さを覚えます (。A。)アヒャ☆。
手前の線路を走る常磐線とカブらないか気を揉みながら待つことしばし (`・v・´;)ドキドキ、やがて手前から4本目にあたる宇都宮線の線路上に、懐かしい表示幕(ステッカー式)を掲出した185系の姿が見えてきました ε-(°ω°*)キタ!。


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開業当初の東北・上越新幹線を支えた
「新幹線リレー号」が、
40周年のメモリアルイヤーを
復刻運転という形でお祝いします。
梅雨明けの眩しい日差しが
185系の晴れ姿をきれいに照らしてくれました。
▲東北本線 尾久-上野
(日暮里付近)


イッパゴのリレー号が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ〜イ♪
令和の時代の宇都宮線に復活した「新幹線リレー号」。現役時代のものを忠実に再現した「上野⇔大宮 新幹線連絡専用」というシンプルな表示が、実際に「リレー号」として使われていた185系の顔にしっくりと収まります 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
おそらく拙ブログにお付き合いいただいている鉄ちゃんならば、もう誰もがご存知の歴史だと思われますが、1982年6月に初めて東北新幹線が開業した区間は、埼玉県の大宮と岩手県の盛岡のあいだで、当時は東京都心が発着駅(起終点)ではありませんでした(同年の11月に開業した上越新幹線も同様)( ̄。 ̄)ヘー。これは都内と大宮のあいだが住宅密集地であり、建設用地取得の難航や騒音を懸念した住民の反対運動などで当区間の工期が遅れたことが主な理由。そのため初開業から都心へ乗り入れる(上野延伸開業)までの約3年間(1982年〜85年)は、在来線の東北本線(現在の通称・宇都宮線)経由で、新幹線の乗客のための連絡列車が上野と大宮のあいだを繋いでいました (・o・*)ホホゥ。それが当時デビューしたばかりの185系を使った「新幹線リレー号」です (´ω`)ナルヘソ。


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これは83年に上野で撮った
現役時代の「新幹線リレー号」。
当時の185系はおもに
横帯の編成が使われていました
(ストライプのリレー号も実績あり)。
ホームを隔てた奥のほうには
455系の急行列車の姿も見えますね
(「ときわ」か「まつしま」あたりかな?)。
(ノ∀`)ナツカシス
▲83.8 東北本線 上野


なお、車体側面の大胆な斜めストライプ(踊り子色)が特徴的かつ印象的な185系ですが、「新幹線リレー号」でおもに使われていた当系(200番台)は緑色の細い横帯が施されており(リレー号色とか、新特急色とも呼ばれた)、少しイメージが異なるものでした (゚ー゚*)ヨコオビ。
今回はその塗り分けこそ再現されなかったものの、かつて「リレー号」として活躍した185系200番台が今もかろうじて現役で、40年後にこうやって同列車の復刻運転をすることに感慨深いものがあります +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。


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正面の表示幕だけでなく、
先頭車の車体側面には国鉄を表すJNR
(Japanese National Railways)
のシャープなロゴマークも再現。
そう、200番台のJNRマークはこの位置なのよね
(0番台は乗務員室扉の前方にあった)。
( ̄▽ ̄)コクテツ


そんな懐かしさを覚える、185系の「新幹線リレー号」。
日暮里階段は昔も今も変わらず、列車の編成を串差すような架線柱の存在にちょっとアングルを悩まされる、ぶっちゃけ“B級”の撮影ポイントだけど σ(・∀・`)ウーン…、午前の上り列車(もしくは下り列車の後追い)は光線状態が良好であること、また、わずかながらアウトカーブ気味(緩やかなS字カーブ)の線形をしているため、正面の表示幕とともに車体側面へ復刻された国鉄時代の“JNRマーク”も確認できるように撮れて、個人的に満足のいく一枚となりました (+`゚∀´)=b OK牧場!。

ちなみに、実はいま通過した上り列車は営業運転の前に上野へと送り込む回送列車(回9550M)で、本来の「新幹線リレー号(ツアー)」はこれから上野発の大宮ゆき(9551M)として運行されます。
日暮里は上野に近いので(山手線・京浜東北線で二駅、常磐線なら一駅)、ちょっくら発車の様子を見にいってみましょうか ...(((o*・ω・)o。


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日暮里から上野に駆けつけると、
185系の「新幹線リレー号」は
地平ホームの17番線に停車していました。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア
上野駅らしい賑やかな乗換案内板を
いっしょに写し込んでみます。
▲東北本線 上野

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たくさんの鉄ちゃんに囲まれる、
人気者の185系。
私も人垣のスキマから一枚パチリ。
(^_[◎]oパチリ
復刻された「リレー号」の表示も
停車中にじっくりと見ることができました。
▲東北本線 上野


沿線での走行シーンは、日暮里階段で撮れたものがあればじゅうぶんなので(ぶっちゃけ、「リレー号」の復刻は5年前にも沿線で撮ってるし)、次は「新幹線リレー号」が連絡列車として発着していた時代に思いを馳せて、上野駅で当列車を撮ってみようかな・・・と考えます σ(゚・゚*)ンー…。
「リレー号」が停車しているホームは、やはり多くのお仲間(鉄ちゃん)で賑わっており、人垣のスキマから列車の顔(正面)を撮るのが精一杯でしたが (´д`;)人大杉…、数ある上野駅のホーム(在来線は1〜17番線)のうち、「リレー号」の発車が“17番線”であることを確認すると ( ̄  ̄*)トーナナバン、私はすぐにホームを離れ、公園口改札を出て上野駅の北側に架かる跨線橋へと向かいます コッチ…((((o* ̄-)o。
「両大師橋」と付けられたその橋の上は、上野駅の構内が広く一望できる“トレインビュースポット”で (・∀・)イイネ、「カシオペア紀行」や「トランスイート四季島」といった臨時列車がよく使用する“トオサンバン(13番線)”などは高架ホームの影に隠れて見えないけど、構内の東端に位置する“トオナナバン(17番線)”は列車もスッキリと望めるハズ (「゚ー゚)ドレドレ。


0014.jpg
都内屈指のターミナルで、
かつてはおもに東北・上信越方面の
長距離列車が発着していたことから、
“北の玄関口”と呼ばれた上野駅。
(゚ー゚*)ウヘノ
いくつかある当駅の改札口のうち、
こちらの公園口は文字どおり、
上野公園や上野動物園に近い出口です。
▲東北本線 上野

0015.jpg
公園口から歩いて数分ほど。
私がやってきたのは
上野駅の北側に位置して
構内を大きく跨ぐように架けられた
陸橋の「両大師橋」。
上野駅を発着するいくつもの列車が
歩道から安全に眺められる
“トレインビュースポット”です。
はたしてそこから見る「リレー号」は・・・
(「゚ー゚)ドレドレ

0016.jpg
上野の“トオナナバン”にて、
発車の刻を待つ「新幹線リレー号」。
表示幕を掲出してホームに停車する姿もまた、
かつての現役時代を彷佛とさせる
懐かしい雰囲気です。
▲東北本線 上野


お!いいじゃん、いいじゃん (゚∀゚*)オオッ!。
車両の正面に架線柱がかからず、建物の影も落ちず、なおかつ光線状態は良好。これは思っていた以上に絶妙な停止位置ではありませんか ъ(゚Д゚)ナイス。もしも発車が13番線や14番線だったらこのアングルは諦めたけど、今回の「リレー号」はここから見える条件がもっとも良い、17番線でよかった (o ̄∇ ̄o)ラキー♪(現役当時の「リレー号」に17番線発があったのかどうかは知らんけどw)。
ちなみに橋上には、やはり同じ狙いの同業者が数人ほどおられましたが、ホームの喧噪に比べたらまったりと落ち着いています (´ー`)マターリ。


0017.jpg
令和4年(2022年)の上野駅で
その一角に佇む185系の「リレー号」。
17番線だけ昭和の国鉄時代に
タイムスリップした感じです。
ホームには撮り鉄・・・
いや、“カメラ小僧”(死語?)も
いっぱい見えますね(笑)
(´∀`;)カメコ
▲東北本線 上野


上野駅構内の様子が分かるように引き画でも一枚。
実は橋上から私が撮りたかった本命のカットはこちらで、今回の「リレー号」のように過去の列車の復刻運転はどうしても、現役当時の状況に寄せて撮りたくなるものですが、逆にむしろ現代の上野駅らしさが表れた情景に「リレー号」組み込んでみるのも面白いかと思い、あえて現行形式の電車(車両)がなるべく多く写り込むタイミングを見計らって、シャッターを切ってみました (^_[◎]oパチリ。
103系はE231系に、115系はE233系に、401系はE531系に(右端にチラッと写ってるw)・・・ここにいる車両み〜んな、ギラギラのステンレス車になっちまったけど、いつの時代も電車がたくさん集まるシーンは見ていて楽しいものがあります ヽ(=´▽`=)ノワーイ♪。これぞ上野駅 (-`ω´-*)ウム。
梅雨明け後の晴天にも恵まれて、いい記録が残せました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。


0020.jpg
上野を発車する「新幹線リレー号」。
“新幹線連絡専用列車”の任務を託されて、
東北新幹線の待つ大宮へ
185系がノンストップで乗客を運びます。
バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ
▲東北本線 上野(後追い)


定刻の8時26分、警笛を高らかに響かせた185系の「新幹線リレー号」は、ゆっくりと動き出して上野をあとにしました。その後ろ姿を橋上から見送って、ここでの撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。
それにしてもわずかな滞在時間ながら、日差しを遮るものがない跨線橋での撮影は暑っつかったなぁ。今日の気温も猛暑日(35℃越え)になりそう p(;′□`A)アチィィ・・・。


0021.jpg
撮影後に駅へ戻って、
タイミングよくホームに入ってきた
高崎線の下り快速列車に乗車します。
▲東北本線 上野

0022.jpg
ボックスシートに座れたなら、
缶ビールをプシュッ・・・でなく、
熱中症対策にお水をゴクリ。
今の時期はホント大事です。
(* ̄O)yゴクゴク

0023.jpg
先ほど撮影していた
“日暮里階段”を車窓から見ると
こんな感じ。
今も数人のお仲間さんが
撮影されていますね。
▲東北本線 上野-尾久(車窓から)

0024.jpg
冷房の効いた車内が涼しいと
降りたくなくなっちゃいますが、
上野から30分の大宮で下車。
(・ω・)トーチャコ
▲東北本線 大宮


上野0835-(高崎3920E 快速アーバン)-大宮0902

上野から高崎線の下り快速列車に乗り、先行した「新幹線リレー号」のあとを追うようにして、私がやってきたのは大宮 (゚ー゚*)オーミヤ。・・・ということは、上野と同様に大宮でも、当駅らしさを表したイメージで「リレー号」を撮るのでしょうか σ(゚・゚*)ンー…。
いや、そうではなく、大宮には「リレー号」とは別の目的があります(そもそも「リレー号」は私が大宮に着いたのとほぼ同時に、回送列車(回9552M)として発車していった)。それは今日明日(7/2、3)の二日間に大宮駅で数量限定販売される、「東北新幹線開業40周年記念弁当」(東北新幹線開業40周年記念限定版 大宮辨富)を買うこと (o ̄∇ ̄o)オベント。
8時26分に上野駅で「リレー号」を見送り(撮影し)、同35分に発車する高崎線の快速列車に乗って大宮着は9時02分。記念弁当は9時から販売開始となっていたので、なかなかナイスなスケジューリングじゃありませんか ъ(゚Д゚)ナイス。もちろん、販売開始前からお弁当を買い求める行列ができていると思われますが、さすがに数分で完売とはならないでしょう。目論見どおり、30分ほど列に並んだところで、お目当ての記念弁当を無事に購入することができました ε-(´∇`*)ホッ。
「リレー号」の回送列車を撮るよりも、駅弁を買うことを選ぶなんて、撮り鉄としてそれでいいのか? (´・ω`・)エッ?・・・これでいいのだ (-`ω´-*)イイノダ。


0025.jpg
東北新幹線40周年イベントの一環として、
大宮駅のコンコースで催されていた
「駅弁まつり」。
オマツリ♪ヘ(゚ω゚ヘ)(ノ ゚ω゚)ノオマツリ♪
各地から取り寄せられた駅弁が並ぶなか、
私のお目当てはもちろん
“東北新幹線開業40周年記念限定版”の
「大宮辨富」です。
(゚¬゚)ジュルリ

0026.jpg
そのほか同コンコースでは
東北新幹線の歴史を写真で振り返る展示や・・・
(*・`o´・*)ホ─

0027.jpg
貴重な車両部品
(て、“鉄道工芸品”ですと!?)の
オークションなども行なわれていました。
「踊り子」などで活躍した
185系のヘッドマークや行先表示機、
車番が記されたプレートなど、
いったい“おいくらまんえん”で
落札されたのだろうか・・・。
オーホッホッホ(* ̄Oノ ̄*)オイクラカシラ?


さて、記念弁当を買うことが目的でやってきた大宮ですが、このあと当駅の新幹線ホームでは、さきほどの「新幹線リレー号」から乗り継ぐツアー客を乗せて、「東北新幹線開業40周年記念号」が10時半ごろに盛岡へ向けて発車する予定となっており(10時33分発)、せっかく大宮で下車したのなら新幹線ホームに入るための入場券を買って、ちょっとその記念列車も眺めていこうかと思います (・∀・)イイネ。
仙台(の車両基地)から送り込まれる回送列車の到着時間は分からないけど、あわよくば大宮のホームで入線シーンくらいは撮れるかな・・・σ(゚・゚*)ンー… と、買った駅弁を手にぶら下げて、適当に新幹線ホームへと向かってみたところ ...(((o*・ω・)o、記念列車として運転される新幹線は、発車の40分前ですでにホームに待機(回送が到着)していました。あら、もう来てたのね ( ̄▽ ̄;)アラ。


0202.jpg
大宮の新幹線ホームに停車していた、
「東北新幹線40周年記念号」に使われる
E2系新幹線(J66編成)。
その色にちょっと懐かしさを覚えます。
(゚∀゚)オッ!
▲東北新幹線 大宮


緑のシンカンセン、イタ━━━━m9( ゚∀゚)━━━━ッ!
件の「東北新幹線開業40周年記念号」に使われるのは、東北・上越新幹線で通常に運用される現行形式のE2系ですが、その車体色は東北・上越新幹線開業時の200系新幹線をイメージした、クリーム地にグリーン(緑)の帯という懐かしいカラーリングじゃありませんか (゚∀゚*)オオッ!!。そうこれも「東北新幹線開業40周年記念」をはじめとした「新幹線YEAR2022」(ならびに「鉄道開業150周年記念」)の一環で再現された“復刻色”です (*´ω`*)ナツカシス。
ずんぐりとした“団子っ鼻”の200系に比べたらスマートなスタイルのE2系だけど、この“200系カラー”は当系になかなか似合っていて、懐かしさとともに新鮮な印象も受けます 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。


0031.jpg
ホームに立てられていた
【祝 東北新幹線 開業40周年】
の記念ボード。
ほほう、出発式が行われるのか。
(-∀-*)ホゥ…


そんな復刻色の新幹線の傍らには、簡易的なレッドカーペットが敷かれ、【祝 東北新幹線 開業40周年】と書かれた記念ボードも立てられています (=゚ω゚=*)ンン!?。どうやら「記念号」の発車前にはここで出発式が行われるようで、しばらくすると報道陣のための撮影エリアとして、ロープによる区画整理が始まりました。
報道陣でない私のようなパンピー(一般人ねw)は、出発式を見れないのかな・・・σ(・∀・`)ウーン… と思いきや、係の駅社員さんの案内だと「一般の方はこのロープを越えないでくださいね〜」とのこと ━─━─━─( ̄  ̄*)ロープ─━─━─━。んじゃ、ロープを越えなければこの場所にいてもいいのかしら? (*・∀・)オケ?(ちなみにここは臨時ホーム(15・16番線)で、この時間帯に通常の定期列車は発着せず、旅客利用者の妨げにはなりません)。まあ、ダメだと言われたら素直にどけばいいか・・・。そう思っているうちに、報道陣がロープの内側でテレビカメラなどをセッティングし、やがて大宮駅の駅長さんやさいたま市の市長さんなどがカーペット上に現れると、とくに私が排除されることなく出発式が開始されました (゚∀゚)オッ!。
ふらっと適当に立ち止まったけど、なんだか意外といい位置をキープできちゃっているんじゃない? ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ


0032.jpg
大宮駅長さん(写真右)の
ご挨拶で記念号の出発式が始まります。
(* ̄0 ̄)θ<エー…
まん中のお方も白い駅長服姿ですが、
さいたま市の市長さん。
そして左のお方は司会進行役で、
本業はご当地ラジオ(NACK5ね)の
パーソナリティだそうです。
▲東北新幹線 大宮

0033.jpg
挨拶を終えたお二人が敬礼っ。
∠(・`_´・ ) ビッ!
▲東北新幹線 大宮

0034.jpg
今度は白制服が勢ぞろいして敬礼っ。
∠(・`_´・ ) ビッ!
大宮支社管内の駅長さんたちだそうです。
▲東北新幹線 大宮

0035.jpg
こちらは大宮駅の構内や隣接する店舗の
商工会議所の方々。
記念の横断幕を掲げてくださいました。
(*゚▽゚)/【祝・オメデ㌧】\(゚▽゚*)
▲東北新幹線 大宮

0036.jpg
ゆるキャラ、キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!
駅長さんをまん中に写真の向かって右は
安全を守る戦隊「新幹線トレインジャー」
(`・∀・´ノ)ノトレインジャー!
そして左は大宮駅のマスコットキャラで
豆の“まめお”と“まめこ”。
( ̄▽ ̄;)マメ…
なんで大宮で豆なのかというと、
当駅の構内には天に向かって伸びる
豆の木をモチーフにしたオブジェがあり、
待ち合わせスポットとして
利用者に親しまれているとのこと。
それが由来で豆のゆるキャラね。
(´ω`)ナルヘソ
▲東北新幹線 大宮

0037.jpg
そしてふたたび
駅長さんと市長さんが並び、
ぴっと垂直に手を挙げて
出発進行の合図。
\(`・ω・´*)ピシッ!
それに応えて新幹線が警笛を鳴らし、
ゆっくりと動き始めます。
(Y○uTubeにニュース映像がアップされてました)

▲東北新幹線 大宮

0038.jpg
最後は盛岡へ向けて走り去る
「東北新幹線開業40周年記念号」に
手を降ってお見送り。
イッテラ~(´∀`*)ノシ
▲東北新幹線 大宮


東北新幹線開業40周年、おめでとー!
(*゚▽゚)/゚・:*【祝 40ネソ】*:・゚\(゚▽゚*)
ロープ際の最前列という特等席で眺めることができた「東北新幹線開業40周年記念号」の出発式 m(・∀・)m カブリツキ。とくに芸能人などの有名人が参列したわけではありませんが、大宮駅長さん(とさいたま市長さん)のありがたい(?)ご挨拶が聞けたし ( *゚ェ゚))フムフム(撮影に夢中であまり話の内容を覚えてないけどw)、「新幹線トレインジャー」や「まめおとまめこ」のゆるキャラも見れたし (´▽`*)ワーイ♪(ゆるキャラ好きの私w)、出発進行の合図と絡めて復刻色のE2系新幹線も撮れたことで (^_[◎]oパチリ、東北新幹線開業40周年のメモリアルにふさわしい、いい記録を残すことができました (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。

記念駅弁を持って新幹線ホームに立っていると、このまま「やまびこ」(東北新幹線)や「とき」(上越新幹線)などの自由席につい飛び乗りたくなるけど ((o(゙ε゙)o))ウズウズ、入場券しか持っていない私はおとなしく改札口へと戻ります カエロ…((((o* ̄-)o。


0039.jpg
これは別日に撮影した、
“200系復刻色”のE2系新幹線(J66編成)。
。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。
当編成はこのカラーで定期列車としても運転され、
運行スケジュールはJR東日本のホームページ、
「新幹線YEAR2022」専用サイトにて
公表されています。

▲22.6.25 東北新幹線 大宮-上野

0621.jpg
東北・上越新幹線の開業から40年。
いまでは山形、秋田、北海道、北陸と、
東日本の新幹線ネットワークが広がりました
(新在直通列車を含む)。
▲22.6.21 東北新幹線 上野


東北新幹線の開業40周年を記念して運転された、185系の「新幹線リレー号」や復刻色E2系の「東北新幹線40周年記念号」。
実は「新幹線リレー号」は本日、上野と大宮のあいだを一日で3本(午前2本、午後1本)も運行(営業運転)され、回送列車を含めると三往復で6本 w(*゚o゚*)wオオー!。運転区間は短かったものの、185系のファンは存分に撮影を満喫できたのではないでしょうか (*゚∀゚)=3ハァハァ!。私はそのうちの一往復・・・というか、走行シーンはいちばんはじめの回送列車のみで、あとは上野駅での停車や発車をサクッと撮った程度 (^_[◎]oパチリ。それでも、日暮里階段での撮影はいい光線状態で満足できたし、現代の上野駅で常磐線のE231系や宇都宮線のE233系などと絡めて撮れたカットは、自分なりに面白い記録ができたと思います (+`゚∀´)=b OK牧場!。また、「リレー号」の撮影を差し置いて(?)購入列に並んだ“記念駅弁”と、その流れで覗いてみた新幹線ホームでは「記念号」の出発式も見ることができて、結果的にいろいろな視点から東北新幹線40周年の記念イベントを楽しむことができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
「新幹線YEAR2022」、本年の11月には上越新幹線のほうも40周年を迎え、そちらでもどんな魅力的なイベントが行われるのか、ちょっと期待しちゃいます(また「リレー号」の運転が行なわれて、今度は復刻された「あさひ」と大宮で接続かな?w)。


0041.jpg
「東北新幹線開業40周年記念号」を見送ったあと、
私は宇都宮線で大宮から帰ります。
さ、おウチで記念駅弁を食べよっと。
▲東北本線 大宮


大宮1052-(東北1861E)-赤羽1108~1111-(埼京1016F)-新宿1126



☆オマケはもちろん・・・(*´艸`*)


内房線・・・12系「房総西線 客車列車の旅」 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2022.06.11 内房線
梅雨空の港町をゆく青い客車
「房総西線 客車列車の旅」 撮影
 
 
6月は水無月、雨の季節 @(o・ェ・)@ ウキ。
早々に梅雨入りが宣言された関東地方は、お天気が曇りがちでスッキリとせず 、ヽ`┐( ̄  ̄ )アメ、晴天での“撮り鉄”を好む私としては、なかなか撮影意欲が上がらないところですが σ(・∀・`)ウーン…、だからと言って家に籠って梅雨が明けるのを待っていては根が生えてしまう ( ̄  ̄)ネ。やはり撮り鉄は出かけてなんぼ。撮影に行かなきゃ何も得られません (-`ω´-*)ウム。

そんな梅雨時ではあるものの、前記事の「ONE-shot」でご紹介した185系の「鉄道開業150周年記念号」(および「品川駅仮開業記念号」)や、豪華ツアー列車の「カシオペア紀行」といった、私の撮影意欲を掻き立てる魅力的な列車が週末には多く設定されていて (・∀・)イイネ、梅雨で下がり気味なテンションを引き上げてくれます \( '-'\*)アゲ。今回の目的となる「内房線 蘇我〜姉ケ崎駅間 開業110周年記念号」(ツアー列車)もそのひとつ (゚∀゚)オッ!。
事前に確認した天気予報によると、当該列車が走る週末の千葉県は“曇りのち雨”となっていて、晴天はとても期待できない状況ですが (゚ペ)ウーン…、国鉄型ディーゼル機関車のDE10形が12系客車を牽いて房総半島の内房線へ入線するのは滅多にない貴重な機会で (゚ー゚*)デーテン(今回の運転に先がけて試運転は行われたけど、内房線で12系客車が営業運転するのは14年ぶりだとか)、「あの時代をもう一度、房総西線客車列車の旅」なんてツアーパンフのキャッチフレーズを見たら、こりゃ撮りに行かないわけにはいきません (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
幸い、予報だと雨が降り出すのは昼過ぎからのようで、午前中に運転される往路の下り列車くらいは、濡れずに撮れるかな?σ(゚・゚*)ンー…。 いちおう折り畳み傘やレインジャケットなどの持参で雨対策を万全にして、私は撮影へと向かいました ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!。


6月11日(土)


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総武本線、成田線、内房線、外房線など
房総各線の発着拠点となる千葉でならぶ、
房総ローカル(普通列車)の主力、209系。
( ̄  ̄*)マルキュー
▲総武本線 千葉


都内から総武線の快速列車(総武快速線)でまずは千葉へ行き、そこで内房線の木更津(きさらづ)ゆき下り普通列車に乗り換えます ノリカエ…((((o* ̄-)o。上りのラッシュ対策で増結された8両編成の下り列車は空いていて、私はボックスシートの窓側に座ることができました (o ̄∇ ̄o)ラキー♪。
その車窓から空を見上げると天気予報のとおり、どんよりとした鉛色の雲が広がる曇天 ( ̄  ̄;)ドングモリ。やはり晴天ほどテンションは上がらないけど、それでも列車に揺られて車窓を眺めるのは、鉄ちゃんとして楽しいひと時です (´ー`)マターリ。


0002.jpg
今日の千葉は梅雨らしい曇り空ですが
まだ雨は降っていません。
( ̄  ̄;)ドングモリ
ちなみに列車はただいま
蘇我に隣接する千葉機関区のあたりを通過中で
駐機しているEF210やEF65の姿が見えます。
▲内房線 蘇我-浜野(車窓から)

0003.jpg
車内のモニターで見た今日の天気。
“曇りのち雨”の予報で、
午後には雷雨になるかも!?
ヒィィィ(i|!゜Д゚i|!)ィィィィ
お目当ての記念列車を撮るまでは
雨が降らないといいなぁ・・・。
σ(・∀・`)ウーン…
(なお、これは千葉まで乗ってきた、
総武快速線のE235系の車内ディスプレイ)


首都圏近郊の路線で、私も気軽にちょくちょく“乗り鉄”や“撮り鉄”へ訪れている内房線は、外房線と分岐する蘇我(そが)を起点に、房総半島の西岸(いわゆる内房)を東京湾沿いに南下し、五井(ごい)、木更津、君津(きみつ)、浜金谷(はまかなや)、館山(たてやま)、千倉(ちくら)などを経て、ふたたび外房線と接する安房鴨川(あわかもがわ)に至る、119.4キロの電化路線 (゚ー゚*)ウチボー。
現在は「内房線」の路線名が定着していますが、1912年(明治45年)に蘇我と姉ケ崎(あねがさき)の間で初開業した当初は「木更津線」、1919年(大正8年)に安房北条(あわほうじょう・現在の館山)まで延伸されたときには「北条線」、そして1925年(大正14年)に安房鴨川まで全通したのち、外房側で建設されていた「房総線(現在の外房線)」が1929年(昭和4年)に千葉から安房鴨川まで到達すると北条線は房総線に編入され、房総半島を一周するひとつの路線(千葉〜蘇我〜勝浦〜安房鴨川〜安房北条〜木更津〜蘇我)となりました。しかし1933年(昭和8年)にはふたたび安房鴨川を境に房総線は路線が分割され、もともと北条線だった蘇我〜木更津〜安房鴨川は「房総西線」となり(いっぽうの勝浦まわりは「房総東線」)、さらに1972年(昭和47年)には房総東線の電化完成による東西の完全電化を機に(西線の電化完成は前年の1971年)、房総西線は現在の内房線へと改称されています(房総東線は外房線に) ( ̄。 ̄)ヘー。
そんな度重なる改称の歴史を持つ内房線のうち、最初に「木更津線」として開業した蘇我〜姉ケ崎が今年(2022年)で110周年を迎えるにあたり、非電化路線だった時代の「房総西線」をイメージしたディーゼル機関車(DL)の牽く客車列車が本日、千葉と館山のあいだ(もちろん木更津まわり)を記念列車として運転されることになったのです (´ω`)ナルヘソ(ちなみに開業当時の木更津線をイメージしたものだと、SL(蒸気機関車)にしなきゃ時代的に合わないので、DL牽引は「房総西線の旅」としたのかな?)。


9004.jpg
木更津で接続した
館山経由の上総一ノ宮ゆきは
ワンマン仕様のE131系。
( ̄  ̄*)ワソマソ
短い2両編成は混んでいましたが、
私はロングシートの一角に
座ることができました。
▲内房線 木更津


木更津よりさらに先へ進むために乗り継いだ下り普通列車は、館山、安房鴨川経由で外房線に直通する上総一ノ宮(かずさいちのみや)ゆき ノリカエ…((((o* ̄-)o。
内房・外房線のなかで比較的利用者が少ない、房総半島の閑散区間(内房線の君津以南、外房線の上総一ノ宮以南)における運用の効率化をおもな目的に、昨年からワンマン仕様のE131系で運転されているこの普通列車は、内房線と外房線を直通して房総半島の南部をぐるりとまわるような運行形態となっており(木更津~安房鴨川~上総一ノ宮)、かつてひとつの路線だったという“房総線”の時代を思わせます (´ω`)シミジミ。
ちなみに、東京近郊区間に含まれる内房線と外房線は、“一筆書きの大回り乗車”が可能な路線なので(経路が重複・往復しなければ、ルートを自由に選べる大都市近郊区間の特例。ただし途中下車は不可)、短距離のきっぷで木更津から上総一ノ宮まで(もしくはその逆)、この“房総周遊普通列車”(直通列車)をずっと乗り通してみるのも面白そうですね
(・∀・)イイネ。
でも今日の私は、木更津から5駅目の上総湊(かずさみなと)で列車を降ります (・ω・)トーチャコ。


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木更津から30分の上総湊で下車。
当駅の駅舎は木造瓦屋根の平屋造りという
温暖な房総らしい佇まいです。
▲内房線 上総湊


東京0724-(総武快速693F)-千葉0814~0824-(内房145M)-長浦0852~0911-(2639F)-木更津0921~0931-(3129M)-上総湊1000

房総半島の中腹に位置する富津(ふっつ)市の上総湊は、小さな港のある素朴な漁師町で、当地の名産は“はかりめ”と呼ばれるアナゴや東京湾で養殖される生海苔だとか ( ̄  ̄*)ノリ。また、東京湾へ繰り出す釣り船の拠点としても知られており、ところどころで船宿の看板が目につきます ( ̄  ̄*)フネ。
そんな上総湊の町に流れているのが駅名の由来にもなった湊川(みなとがわ)で、そこに架かる内房線の湊川橋梁はガーダーとトラスを組み合わせた形の鉄橋で見栄えがよく、当線屈指の“お立ち台”的な有名撮影ポイント (・∀・)イイネ。私もここへは過去に何度か撮影に訪れていて、ひと昔前の113系183系から、最近では185系の臨時列車やE257系の特急「新宿さざなみ」など、いろんな角度からこの鉄橋を渡る列車を撮影しています (^_[◎]oパチリ。


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上総湊の駅から南のほうへ
徒歩で15分ほどのところにある湊川。
海に近い河口付近に見える水色の鉄橋が
内房線の湊川橋梁です。
(゚ー゚*)テッキョー


川の流れが海へと注ぐ、河口付近に架けられたこの鉄橋は、上流側からカメラを構えると奥のほうに東京湾が望めて、それがひとつの定番アングルとなっているのですが、あいにく今日のような曇天では海景色を撮ってもあまりいい絵にならなそう (゚ペ)ウーン…。それならば今回は海バックの撮影ポイントでなく、何艘かの漁船や釣り船が停留している港のほうに行ってみることとしました ...(((o*・ω・)o。
それにしても冴えない空模様だなぁ・・・。まあ、梅雨だからしゃーないし、それを承知で撮影に来ているんだけどさ (^^;)ゞポリポリ。


0008.jpg
川沿いの道を進んで鉄橋の下をくぐり、
港の一角にある波止場にやってきました。
このあたりには釣り人も多く見られ、
港への立ち入りは
とくに規制されていないようです。

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港に浮かぶお船と絡めて
鉄橋を渡るE131系の普通列車をパチリ。
年季を感じる使い込まれた漁船が
味わい深くてシブいなぁ。
(´ω`*)エモイ
▲内房線 竹岡-上総湊


港の一角に立って海側から山側(川の上流)のほうを向くと (「゚ー゚)ドレドレ、港内に停留する漁船と鉄橋を渡る列車がいい感じにフレームへ収まり、房総半島を走る内房線らしい情景を演出してくれます (・∀・)イイネ。曇天であることには変わりないけど、荒波に揉まれたワイルドさが滲み出ている無骨な漁船には、今日のようなモノトーンの空色もけっこう合っているように思えて、意外と悪くない雰囲気じゃないですか (´ω`*)エモイ。こういうのはモノクロフイルムを使うと面白く撮れるかもしれませんね(デジタル画像をモノクロには変換しないけど)。
ただ、船のビジュアルに頼りすぎると列車の存在感が薄れてしまうので、もう少し船と列車のバランスをウマく整えたいところ σ(゚・゚*)ンー…。


0012.jpg
E257系の特急「新宿さざなみ」が
湊川橋梁を渡りゆく。
(゚ー゚*)ニゴナナ
内房線が房総西線から改称された1972年に
運転を開始した特急「さざなみ」
(当時は183系を使用)。
外房線の特急「わかしお」とともに、

今年の7月で50周年を迎えます
▲内房線 上総湊-竹岡

0013.jpg
ステンレス車体が港の風景に溶け込む、
元祖「走ルンです」。
(o ̄∇ ̄o)ハシルンデス
日中の上総湊以南の普通列車は
E131系によるワンマン運転が多いなか、
上りの160Mは4連の209系でした。
▲内房線 上総湊-竹岡


はじめに船を大きく入れてE131系の普通列車を撮った位置から、もう少し引き画で撮れるような場所へと移動し コッチ…((((o* ̄-)o、E257系の特急「新宿さざなみ」と209系の普通列車をそれぞれアングルを変えて撮ってみます (^_[◎]oパチリ。もし晴れていればE257系のような構図で、空を大きく入れたいところですが、どんよりとした曇天ならばいっそ空を切って、209系のような構図がいいかもしれない (-`ω´-*)ウム。
私の場合、明るい晴天が好ましい条件なのは確かだけど、晴れたら晴れたで流れ雲が日差しを遮らないかヤキモキするもの (´・д・`;)ハラハラ…。先日の大糸線で撮影した「あずさ」など、晴れるか翳るかドキドキハラハラしながら列車を待ったのに、けっきょく翳られたっけ (´д`;)アウ…。その点、空模様にほとんど変化がなくずっと曇っている今日は皮肉にも、落ち着いた気分でお目当ての列車を迎えることができます (´ー`)マターリ。
そろそろ来るころかと耳を澄ませば、防波堤に打ちつける波の音やカモメの鳴き声とともに聞こえてきたのは、ディーゼル機関車のエンジン音と客車のジョイント音 ε-(°ω°*)キタッ!。


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鉄橋を渡る際に“ピィー”っと高らかと鳴らす
汽笛一声を港に響かせて、
かつての房総西線をイメージした客車列車が
初開業から110年を迎える内房線を走りゆく。
▲内房線 上総湊-竹岡


内房線で客レ(客車列車)が撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ〜イ♪
波止場に係留する漁船の向こうを横切って、築堤から鉄橋へとさしかかる、DE10形機関車と12系客車の一行。港の風景にしっくりと馴染む青い客車の列車にはノスタルジックな風情が感じられて、これはいい雰囲気じゃないですか (*´ω`*)エモイ。今回のツアーは内房線の前身である、かつての房総西線をイメージしたものだとのことですが、個人的にこの情景はひと昔前の山陰本線で海沿いを走っていた、ローカル客レ(客車の普通列車)を思い起こさせるものがあります (゚ー゚*)キャクレ(山陰線客レの晩年は、帯無しの通勤用12系が使われていましたね)。
何艘もの漁船に立てられたポールやロープ、線路脇の架線柱など無数の障害物(?)が、見方によってはちょっと煩わしくも感じるけれど ( ̄  ̄*)カオス、そんなごちゃごちゃっとしたアングルのなかでも、列車の先頭に立つ朱色のディーゼル機関車はしっかりと存在感を示してくれました 。゜+.(o´∀`o)カコイイ!゜+.゜。


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厚い雲に覆われた梅雨空のもと、
湊川橋梁を渡って房総半島を南下し、
一路、館山を目指す“110周年記念号”。
DE10形が牽く5両の12系という編成が
橋上にぴったりと収まりました。
ъ(゚Д゚)ナイス
▲内房線 上総湊-竹岡


列車を追うようにカメラの向きを少し変えて、もう一枚パチリ (^_[◎]oパチリ。引いたアングルのほうでもシャッターを切る余裕がありました。
どんよりとした曇り空はあまり入れたくない・・・なんて考えていたけど、あらためて見るとそれほど悪くないようにも思えます。今は梅雨の時期、鈍色の空もまた季節を表すものですよね (-`ω´-*)ウム(もちろん、晴れてくれたほうが嬉しかったけど  (。A。)アヒャ☆)。
ちなみに、先ほどの「新宿さざなみ」や209系の普通列車を撮ったときは落ち着いていた湾内の水面が、記念列車のときには大きく波打っています (≡∀≡;)ボワボワ…。これはいきなり風が強まったからではなく、実は直前に出港した船(クルーザーだったかな?)の航跡によるもの ( ̄  ̄)フネ。今回は海面の水鏡をそれほど意識していたわけではないけど、列車の通過と船の出港が重なってしまったのは、ちょっとアンラッキーなタイミングでした (ノO`)アチャー。ホント撮り鉄って、列車が通過し終えるまで何があるかわからないものです (^^;)ゞポリポリ。それでも、貴重な客車列車を港の情景で漁船と絡めて撮れたことは大きな収穫で、個人的にじゅうぶん満足のいく嬉しい成果となりました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。

鉄橋を渡って去りゆく列車の後ろ姿を見送って、撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。
当列車はこのあと館山まで運転されたのち、夕方には千葉へと戻る上り列車が設定されているのですが、その復路が館山を発車する時刻は17時半。日が長い時期なので天気がよければ夕暮れのいい雰囲気で撮れそうだけど、曇天の今日は夕日を期待するのがちょっとキビシいように思います σ(・∀・`)ウーン…。そして先述したように午後は雨の心配もあるので、私はこれにて切り上げることとしました。
さ、お昼ゴハンをサクッと食べてから、雨が降り出す前に帰ろうっと カエロ…((((o* ̄-)o。


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港町で漁船を撮ったのなら、
お昼はやっぱりご当地の魚料理・・・
と言いたいところですが、
今回は来る途中で買ってきた
こちらのお弁当をいただきます
(どこで買ってきたのか、
記事内にヒント(?)が隠されていますw)
(o ̄∇ ̄o)オベント
ゴハン(白米)の上にずらっと敷き詰められた
飴色の厚切りチャーシューが食欲をそそる
としまや弁当さんの「チャーシュー弁当」。
(゚
¬゚*)ジュルリ
ちなみに以前に拙ブログでちょろっとご紹介した
浜屋さん「バーベキュー弁当」とは
「バー弁」「チャー弁」と呼ばれて双璧をなす
房総(おもに内房)のソウルフードです。
チャー弁のほうは久しぶりに食べたけど、
秘伝のタレが染みていて、やっぱウマいなぁ。
(゚д゚)ウマー!


“木更津線”の開業110周年を記念し、“房総西線”の時代をイメージして、現代の“内房線”で運行された、DE10形機関車と12系客車による記念列車 (*゚▽゚)/゚・:*【祝 110ネソ】*:・゚\(゚▽゚*)。
梅雨の時期なので晴天の青空はあまり期待できず、実際にどんよりとした曇り空での撮影となりましたが ( ̄  ̄;)ドングモリ、海バックでなく漁船を絡めた港の風景とすることで、客車列車のシブい編成がいっそうノスタルジックに見えるような、落ち着いた雰囲気で撮る事ができました (^_[◎]oパチリ。“曇りのち雨”という天気予報を見てテンションが上がらず、今朝起きて家を出るギリギリまで行こうかやめようか迷ったけれど、結果的にやっぱり撮影へきてよかったと思います ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。また、撮影し終えるまで一滴も雨に降られなかったのは助かりました ε-(´∇`*)ホッ。


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お目当ての記念列車を撮影し、
お昼ゴハンには美味しいお弁当も食べて、
存分に楽しんだ上総湊をあとにします。
上りの木更津ゆき普通列車は
E131系を二本つないだ4両編成でした。
▲内房線 上総湊


上総湊1224-(内房2130M)-君津1246~1250-(総武快速1240F)-東京1422

ところで、今回のようなディーゼル機関車が客車を牽引するイベント列車というと、以前はDD51形もよく使われていたのですが、最近はDE10形の登板が多いように感じます σ(゚・゚*)ンー…。DD51形に比べてDE10形のほうが低燃費で汎用性はありそうですが、贅沢を承知で言わせていただくと個人的にはやっぱり、“ディーゼル機関車の雄”といっても過言ではない、迫力あるDD51形が牽く客車列車も見たいところ ( ̄  ̄*)デデゴ(内房線には軸重の関係で、もともと入線できないのかもしれないけど)。
でも、もうJR東日本のDD51形(ぐんま車両センター所属の842号機、895号機)が営業運転(臨時列車やツアー列車など)で使われるのは、SLの代わり(?)に時おり運行される、信越線の「DLよこかわ」や上越線の「DLみなかみ」くらいで、他線に出張することはないのかなぁ・・・。
(ちなみにDD51形842号機の有料撮影会の参加費が、51,842円だってさ (。A。)アヒャ☆)



氷見線・・・キハ40系 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2022.05.03 氷見線
雨のち晴れの“雨晴”?
国鉄型気動車キハ40系 撮影
 
 
GWの鉄旅、前回からの続きです。

事前に細かな行動計画などを立てていたわけでなく、「今日から数日は晴れる」という天気予報を見て、ふらふらっと出かけた“撮り鉄旅”(鉄道旅)...(((o*・ω・)o。
旅の初日に向かった、信州は安曇野(あずみの)の大糸線(おおいとせん)では、北アルプス山脈の雄大な眺めに期待するも (*゚v゚*)ワクワク♪、あいにく山には雲がかかっていてスッキリとせず(かろうじて爺が岳の一山は見えたけど)、さらに列車の通過するタイミングで日差しが翳ってしまい、なんともしょっぱい結果に・・・(´д`;)アウ…。これに納得できなかった私は、大糸線を終点の糸魚川(いといがわ)まで乗り通したのち、別の路線での“撮り鉄”を模索します σ(゚・゚*)ンー…。
当初は「えちごトキめき鉄道(トキ鉄)」で運行されている413系の「観光急行」を撮ろうかと考えるも、当線沿線の宿泊施設はネットで検索した限りどこも満室で断念 (・ε・`)チェ。ほかに夕方の糸魚川から無理なく到達できる街で、宿泊施設に空きがあり(できればリーズナブルな価格でw)、なおかつ私の趣向に合った車両の“撮り鉄”ができるようなところ・・・そんなワガママな条件をクリアしてくれたのは、富山県の高岡(たかおか)でした (゚ー゚*)タカオカ。
高岡を起点とする非電化ローカル線の城端線(じょうはなせん)と氷見線(ひみせん)には、昭和の国鉄時代に製造された古いディーゼルカー(国鉄型気動車)のキハ40系(キハ40形・キハ47形)が今なお現役で使われており、それが高岡を宿泊地に選んだ私の狙いです (´ω`)ナルヘソ。
翌二日目にはさっそく朝から、砺波(となみ)平野の田園風景が広がる城端線の沿線に繰り出し、水が張られた田んぼの反射を活かした撮り方、いわゆる“水鏡(みずかがみ)”にトライしてみると (^_[◎]oパチリ 、風がおさまった水面には朝日を受けた“タラコ色(朱色)”のキハ40系がクッキリと映り込み、狙い通り・・・いや、それ以上の成果にテンションは上昇 ヽ(=´▽`=)ノワ〜イ♪。大糸線で不完全燃焼だった鬱憤が、少し解消された気分でした。


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“タラコ色”に塗られた
城端線のキハ40形に乗って、
高岡に戻ってきました。
さて、次はどこへ?
σ(゚・゚*)ンー…
▲22.5.3 城端線 高岡


城端線の撮影を終えて、越中山田(えっちゅうやまだ)から上り列車に乗り、高岡へ戻ってきたのは9時過ぎ (=゚ω゚)ノ゙タライマ。ここから先の行動は二つのプランでちょっと迷っています σ(゚・゚*)ンー…。
ひとつは、城端線と同じく高岡を起点とする非電化ローカル線、氷見線を訪線する案 ( ̄  ̄*)ヒミコ。城端線と氷見線はどちらも路線距離が30キロ未満とさほど長くなく(城端線29.9キロ、氷見線16.5キロ)気軽に往復できることから、高岡を拠点にしてその両線をあわせて巡るのは、鉄旅の“定番コース”と言えます (´ω`)ナルヘソ。ちなみに4年前(2018年)の私も、城端線を撮ったあと氷見線に行きました。
いっぽう、もうひとつは、高岡から「あいの風とやま鉄道」の下り列車に乗って、昨日のルートを戻るような形で糸魚川方面へ東上し、いちどは諦めたトキ鉄の413系(観光急行)を撮影する案 ( ̄  ̄*)トキテツ。午前中に「妙高はねうまライン」で一往復運転される快速列車(直江津〜妙高高原)は、沿線で前泊しないと時間的に撮るのが難しいけど、昼前から午後にかけて「日本海ひすいライン」で二往復運転される急行列車(直江津〜市振・糸魚川)には、いまから駆けつけてもじゅうぶん間に合います (・o・*)ホホゥ。それを親不知(おやしらず)あたりで撮るのもアリかな・・・(・∀・)イイネ。
でもやっぱり、高岡のキハ(城端線・氷見線)とトキ鉄の413系を慌ただしく掛け持ちするのでなく、トキ鉄はまた日をあらためて“はねうまライン”と“ひすいライン”の両線を一日かけてじっくりと巡ろうと思い、今旅の私は定石どおり氷見線に向かうこととしました コッチ…((((o* ̄-)o。


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高岡の氷見線ホームで発車を待つ
氷見ゆき普通列車。
城端線と氷見線はともに
キハ40系列(キハ40形・キハ47形)による
共通運用です。
(゚ー゚*)タラコ
▲22.5.3 氷見線 高岡


氷見線は高岡を出ると北のほうへ進路を取り、高岡市郊外の能町(のうまち)や工場地帯の伏木(ふしき)、富山湾沿いの雨晴(あまはらし)などを経て、能登半島の付け根(富山湾西岸)に位置する港町の氷見(ひみ)へといたる、16.5キロの非電化ローカル線(地方交通線)。
砺波平野の広大な田園風景を走る城端線に対し、こちらの氷見線の魅力は何といっても、日本海の富山湾沿いを進む列車の車窓に広がる海景色で (=゚ω゚=*)ウミ、冬場の空気が澄んだ時など条件がよければ海越しに立山連峰も望め、越中国分(えっちゅうこくぶ)と雨晴のわずかひと駅の間ながら、これは全国で屈指の“絶景車窓”といっても過言ではありません (゚∀゚*)オオッ!。
あいにく立山連峰には雲がかかっているものの、朝から晴れている今日は、さぞかし良好な状態で車窓からの海景色を楽しませてくれることでしょう (*゚v゚*)ワクワク♪。

駄菓子菓子(だがしかし)・・・( ̄△ ̄;)エッ…


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氷見線に乗るなら、
下り列車(氷見ゆき)の進行に向かって
右側のボックス席に座るのがおススメ。
越中国分を過ぎると列車の車窓には
富山湾の海景色がぱーっと広がります。
でも・・・
▲22.5.3 氷見線 越中国分-雨晴

(車窓から)



どんぐもり・・・( ̄_ ̄|||)ドヨーン。
高岡を発車してからしばらくは、列車に眩しい日差しが照り付けていたのに (つ▽≦*)マブシッ!、北のほうへ進むにつれてだんだんと雲が多くなり (=゚ω゚=;)ンン!?、いちばんの見せ場となる海沿いを走るところでは、空が鉛色の雲に覆われてしまいました (´д`;)アウ…。う〜ん、晴天のもとに広がる青い海の景色を期待していたのになぁ・・・。城端線の水鏡で上がった私のテンションは、ここで一気にだだ下がり ε-(´∞`;)ハァ…。
撮影意欲が萎えるところですが、それでも氷見線に乗ってここまで来ちゃったら、もうほかに撮り鉄としての選択肢は思い浮かばないので σ(・ω・`)ウーン…、とりあえず、撮影ポイントとして考えていた、雨晴で列車を降ります (・ω・)トーチャコ。


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高岡からキハに揺られて20分ほど、
雨晴海岸の脇にある雨晴で下車。
(・ω・)トーチャコ
潮風に晒される立地だからか、
素朴な作りに感じる木造駅舎です。
ちなみにこの写真をよく見ると
駅舎の左隅にタラコ色の顔がちらり。
|д゚)チラッ
▲22.5.3 氷見線 雨晴


高岡0840-(氷見531D)-雨晴0904


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私が乗ってきた下り列車と雨晴で交換した
高岡ゆきの上り列車を駅近くでパチリ。
【◎】]ω・)パチャ
小雨が降っていて、
運転席のワイパーが動いています。
▲22.5.3 氷見線 雨晴


駅名にもなっている雨晴(あまはらし)という面白い地名は (゚ー゚*)アマハラシ、そのむかし源義経が兄の頼朝に追放されて京都から北陸路を経て奥州へと向かう際、ここを通りかかったときににわか雨にあい、浜辺の岩陰で晴れるのを待ったことに由来するのだそうで、今ではその雨宿りをしたとされる岩は“義経岩(または雨晴岩)”の名で祀られ、観光スポットのひとつになっています ( ̄。 ̄)ヘー。
そんな伝説のある雨晴で私が駅を出ると、雨宿りをしなきゃならないほど強くはないものの、ぽつぽつと雨粒が頬に当たります 、ヽ`┐( ̄  ̄;)アメ。おっかしいなぁ・・・今日の天気は予報だと、一日を通して“晴れ”となっていたのに、曇っただけでなく雨が降り出すとは思いもしませんでした。どういうこっちゃ "o(-"-;*)ウゥム。


0006.jpg
スマホで見る天気予報アプリだと、
今日の当地(高岡市)は
晴れを表すお日さまマークが
ズラリとならんでいるんだけど・・・
σ(゚ー゚*)ハレ

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0007.jpg
空に広がる黒い雲が
小雨を降らしています。
、ヽ`┐( ̄  ̄;)アメ
向こうのほうは晴れているので、
一時的なものかなぁ・・・?
ちなみに下の一枚はこの時にスマホで見た、
雨雲レーダーの画面。


0009.jpg
その昔、義経さんがここで
弁慶とともに雨宿りをしたと云われている
義経岩”。
どうか今日の天気が回復しますよう
お参りしていきましょう。
(-人-)ハレテ…

0010.jpg
んで、やってきたのはこんなところ。
(「゚ー゚)ドレドレ
線路と並行する道路の歩道から
海をバックに氷見線を撮ることができます

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ちなみに天候条件が良ければ
ここからは海越しに立山連峰が望めます。
今日は雲が湧いていてスッキリとしませんが
わずかに山脈のようなもの(?)が
確認できました。


傘をさすほどではないくらいの弱い雨が落ちるなか、駅から線路沿いの道を南のほうへ歩いて15分ほど ...(((o*・ω・)o。私がやってきたのは、少し高台になったところから海沿いに敷かれた氷見線の線路が見下ろせる、当線定番の“お立ち台”的な撮影ポイント (「゚ー゚)ドレドレ。手軽にいい絵が撮れるような人気の撮影ポイントを俗に“お立ち台”と称するのですが、このスッキリとしない空模様では他に同業者の姿はありません (・ω・)ポツン…。
日中の運転間隔は、おおむね一時間〜一時間半に一本の氷見線。次の列車(533D)を待つあいだに雨はやんだけど、上空の雲はなかなか流れていかず、お日さまは隠されたまま σ(・ω・`)ウーン…。


0012.jpg
海に浮かぶ雨晴のシンボル
女岩を横目に見て進みゆく
タラコ色のディーゼルカー。
ちなみに男岩も近くに存在します。
▲22.5.3 氷見線 雨晴-越中国分
(後追い)


男岩(おいわ)や女岩(めいわ)の名を持つ、形の良い小島が遠浅の海に浮かぶ小粋な風情から、趣ある景勝地として名高い雨晴海岸ですが、日が差さない曇天の海景色は寒々しくて、海辺を走りゆくタラコ(キハ47形)も色が冴えません (-ω-lll)ドヨーン。“雨晴”という地なのに、雨でも晴れでもなく曇りとは、何とも中途ハンパだなぁ・・・。いや、雨に降られるのは困るんだけどさ(苦笑)(^^;)ゞポリポリ。
これだったら高岡で迷ったときに、トキ鉄のほうを選べばよかったかと思っちゃうけど (・∀・`)トキテツ…、逆にトキ鉄で曇ったら氷見線へ行けばよかったとなるものですから、どっちが正解というより、コレばっかりはホントに運任せなんですよね (-`ω´-*)ウム。
そんなモヤモヤっとした気分の状況ですが、空を見上げると灰色の雲間にわずかながら青空が覗いているので σ(゚・゚*)ンー…、いまだ強気に(?)“晴れマーク”を出し続ける天気アプリの予報を信じ、このあと日差しが回復してくれることを願いつつ、また一時間後に来る次の列車を粘り強く待ってみましょう (゚- ゚)マツワ。
“晴れ運”、カモーン!щ(゚Д゚щ)カモーン!


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列車を待つあいだに立ち寄ったのは、
白い船をイメージしたようなデザインの
「道の駅・雨晴」

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道の駅の3階にある展望デッキからも
海景色と氷見線が望めます。
ここから列車を撮るのも良さそう。
(・∀・)イイネ

0015.jpg
春霞の立山連峰を背にして
波穏やかな富山湾に沿う、
氷見線の普通列車。
▲22.5.3 氷見線 越中国分-雨晴


お!晴れてきた (゚∀゚)オッ!。
撮影ポイントのすぐ近くにある道の駅(道の駅・雨晴)で、しばらく時間を潰していると、上空を覆っていた雲は徐々に東のほうへ流れつつあり、日の差す時間が長くなってきた気がします。これはイケるか? ( ゚ー゚)ハレル?
そこで、ためしに道の駅の展望デッキから下り列車(氷見ゆき・535D)を狙ってみると (^_[◎]oパチリ、列車の正面には光がまわらないものの、通過時にはあたり一帯に日差しが照り付け、海越しに霞む立山連峰を背にして向かってくるキハ47形が、なかなかいい感じに撮れました (・∀・)イイネ。立山連峰は山肌がう〜っすらと見える程度ですが、まあ日中の気温が上がる今の時期はこんなものでしょう (≡∀≡*)ウッスラ…。もっと立山連峰がクッキリと見える好条件で氷見線を撮ろうとするならば、やはり空気が澄んだ冬場に訪れるべきで、それも機会があればいつかはトライしてみたいもの σ(゚・゚*)ンー…。でも今旅では立山連峰がクッキリでなくとも、穏やかな初夏の海景色で氷見線のタラコが撮れたら、それでじゅうぶん (-`ω´-*)ウム。
先ほどよりは空模様が安定してきたようなので、私はふたたび女岩が望めるほうの撮影ポイントに戻り ...(((o*・ω・)o、次の上り列車(高岡ゆき・534D)を狙います (*`・ω・´)-3フンス!。


0017.jpg
潮風を受けて海辺を快走する、
二連のキハ47形。
陽の光をいっぱいに浴びたタラコ色が
富山湾の青い海に映えます。
これぞ氷見線。
▲22.5.3 氷見線 雨晴-越中国分


青い海でタラコが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ〜イ♪
爽やかな空色を映す透明感のある海と、その佳景に躍り出たタラコ色の国鉄型キハ(ディーゼルカー)。これよこれ、氷見線らしいこの絵が私は欲しかった +。:.(´ω`)シミジミ.:。+゚。同じ場所からの撮影でも、最初に撮った曇天のときとはこんなにも印象が変わるのですから、やっぱりお日さまの力は偉大です (-`ω´-*)ウム。
そしてこの素晴らしいロケーションにある氷見線で、今でもイベント列車などでなく日常的にタラコ色の国鉄型気動車が普通列車として使われているのが、私のようなオールドファンにとっては嬉しいところ (o ̄∇ ̄o)タラコ。城端線の田園風景もよかったけど、氷見線の海景色もまた、タラコはいい感じにマッチするなぁ (・∀・)イイネ。黒く煤けたキハ47形の屋根がエモくて萌えるっ (*゚∀゚)=3ハァハァ!。
“雨晴”という名の地で、奇しくも天候に翻弄されたような展開となりましたが、日差しの回復を粘った甲斐があって、満足のいく一枚を残すことができました ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
これにて撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。


0016.jpg
上空に雲は多かったけど
先ほどのような鉛色でなく、
白い雲が浮かんでいました。
列車が雲影で翳られなくてよかった。
ε-(´∇`*)ホッ


結局なんだかんだと雨晴に三時間もいたことで、気がつけば時刻はもうお昼時 (›´ω`‹ )ハラヘタ。道の駅でも軽食などはいただけるけど、ここまで来たら氷見線に乗って、港がある氷見の街まで行ってみましょうか ...(((o*・ω・)o。


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すっかり晴れた空のもと、
雨晴のホームに入ってきた、
氷見ゆきの下り列車。
珍しく枕木方向に設置された駅名標には
雨晴海岸から望む女岩と立山連峰が
デザインされています。
(・o・*)ホホゥ
▲22.5.3 氷見線 雨晴

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雨晴を出ると、
車窓から海は離れてしまいます。
海が間近に望めるのは
越中国分と雨晴の一駅間だけ。
(ちなみにこの写真は
以前に乗ったとき撮影したもの)
▲18.4.30 氷見線 雨晴-島尾
(車窓から)

0019.jpg
雨晴から10分足らずで氷見に到着。
(・ω・)トーチャコ
起点の高岡から乗っても
終点の氷見までは30分程度です。
▲22.5.3 氷見線 氷見

0020.jpg
構内に観光案内所が併設された
氷見市の玄関、氷見駅。
(゚ー゚*)ヒミ
黒くて立派な瓦屋根が印象的
・・・に見えますが、
これは駅舎の屋根でなく、
その手前のロータリーの歩道に
設置してあるものです。
▲22.5.3 氷見線 氷見


雨晴1224-(氷見537D)-氷見1232

氷見駅は氷見線の終点であるとともに、北陸地方屈指の港町として栄える氷見市の玄関口ですが、港や街の中心(繁華街)からは少し離れた位置に所在します σ(゚・゚*)ンー…。これは氷見線を建設する際(1912年・大正元年に開業)、鉄道が街なかを横断することに町民から異論が噴出し(当時は煙を吐く蒸気機関車の列車だったからかな?)、紆余曲折あったのち氷見駅は街中から外れた現在の地に落ち着いたのだそうな ( ̄。 ̄)ヘー。


0021.jpg
駅を出て、街中の通りを進むと、
その道しるべ(案内標)に施されていたのは
「忍者ハットリくん」などのキャラクター。
「喪黒福造のスマイルベンチ」とな?
(=゚ω゚=*)ンン!?

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おや?コッチには「怪物くん」。
(=゚ω゚)ノ゙ヤア


そんな経緯により、駅から街中へ行くには少しばかり歩かなくてはならないのですが(観光案内の地図によると、徒歩で25分、バスで10分)...(((o*・ω・)o、その道すがら、あちこちで目に留まるのが「忍者ハットリくん」や「怪物くん」など、見覚えのあるキャラクターたち (=゚ω゚=*)ンン!?。
前記事でも城端線のラッピング車両のところでちょろっと触れていますが、元・コンビ漫画家の藤子不二雄両氏(ともに故人)は、高岡と氷見がそれぞれの出身地で フジコ( ̄  ̄*)フジオ、おもに「ドラえもん」や「パーマン」などを手がけた藤子・F・不二雄氏が高岡の出身、おもに「ハットリくん」や「怪物くん」などを手がけた藤子不二雄A氏が氷見の出身であることから、後者の作品のキャラが氷見の街に見られるのです (´ω`)ナルヘソ。


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ポストの上にはハットリくんと
弟のシンちゃん(シンゾウ)。
(o ̄∇ ̄o)ニンニン

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「ココロの隙間、お埋めします」
このベンチで喪黒さんの横に座って
つい悩みを漏らしたら、
結果的に大変なことになりそう(笑)
m9(▼Д▼)どーーーん!


これはなかなか楽しいもの・・・だけど、藤子不二雄A氏といえば、つい先月(4月)にお亡くなりになったばかり。その哀悼という意識はとくになかったものの、私が子どものころに馴染みのあったキャラの像などを眺めていると、少し感慨深いものがありました (´ω`)シミジミ。


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こちらは「ハットリくん」のカラクリ時計。
あらかじめ決まった時間になると、
お馴染みのキャラクターが現れて、
「ハットリくんVSケムマキくん」の
寸劇が行なわれます。
ニンニン(@・д・@)/-=≡(((卍 シュッ!!

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そんな氷見で食べるお昼ゴハンは
ブリ刺しと白エビの天ぷら、
そして“氷見うどん”がセットになった
名物づくしの定食。
(〃゚¬゚〃)ジュルリ
氷見うどん
そうめんのような手延べ製法で作られ、

上品で滑らかな舌触りと
しっかりとした歯応えが特徴の
ご当地うどんです。

≠( ̄ε ̄*)ズルルッ
ブリや白エビは昨夜に高岡でもいただいたけど、
やっぱり氷見に来たらブリを食べなきゃね。
ブリ(゚д゚)ウマー!


国鉄型気動車のキハ40系を撮ることが目的で、城端線に続いて訪れた氷見線の旅。
予想外のドン曇り(曇天)と、なかなか安定しない空模様にヤキモキさせられたけど (´・д・`;)ハラハラ…、雨が上がるのを岩陰で待つ義経のごとく(?)、焦れずに雲が流れるまで粘ったことにより ジー(`ω´*)ーッ…、どうにか晴天の海景色という望みどおりの好条件でタラコ色のキハが撮れて、結果的に大満足 ヽ(´▽`*)ノワ〜イ♪。
そしてお昼ゴハンを食べに向かった氷見の街では、ご当地の美味しい名物料理が味わえただけでなく (゚д゚)ウマー!、個人的に懐かしさを感じるようなキャラクターたちにも会えて、わずかな時間ながら面白い散策となりました (*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
わずか16.5キロの短い路線距離に、ノスタルジックな国鉄型ディーゼルカー、海を望む車窓風景、美味しい名物が味わえる港町・・・など、魅力がぎゅっと凝縮されている氷見線。今回も存分に堪能できたけど
(´ー`)マンゾク、いつかは空気が澄んだ真冬の時期に再訪して、雨晴海岸から海越しの立山連峰を望み、氷見の街では“絶品”といわれる冬季限定(11月~2月ごろ)の“寒ブリ”をいただいてみたいものです (-`ω´-*)ウム。


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上りの高岡ゆきに乗って、
氷見をあとにします。
列車はもちろんタラコ色のキハ。
(゚ー゚*)タラ
▲22.5.3 氷見線 氷見

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車窓から見る雨晴の女岩。
上り列車に乗るなら進行方向の
左側に座るのがオススメです(笑)
午前の曇り空は何だったんだ・・・
と思っちゃうくらい、
午後はスッキリと晴れますた。
(。A。)アヒャ☆
▲22.5.3 氷見線 雨晴-越中国分
(車窓から)

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城端線に続いて氷見線でも
国鉄型気動車の乗り心地を味わって、
ふたたび高岡に戻ってきました。
(=゚ω゚)ノ゙タライマ
▲22.5.3 氷見線 高岡


氷見1424-(氷見538D)-高岡1455


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た〜らこ〜、た〜らこ〜、
た〜っぷり、た〜らこ〜♪ (・o・*)
高岡の車両基地に集う
タラコ色のキハ40形やキハ47形。
これは壮観な眺めじゃないですか。
ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ
▲22.5.3 城端線 高岡


さて、昼食後に氷見から氷見線に乗って、ふたたび高岡に戻ってきたのは、おやつタイム(?)の15時 (=゚ω゚)ノ゙タライマ。
今旅の往きは中央本線や大糸線、トキ鉄など、適当に普通列車を乗り継いで来ましたが ...(((o*・ω・)o、帰りはもうこの時間だと普通列車だけで今日中に高岡から東京へはたどり着けません ヾノ・∀・`)ムリムリ。そこで復路は割り切って、新高岡から東京まで一気に“ばびゅーん”と北陸新幹線を利用することとしました バビューン!!-=≡Σ(((⊃゚∀゚)つ。
そうすると少しだけ滞在時間に余裕ができるので、もうちょっと高岡の街をぶらついて、お土産などを買ってから、おウチに帰りましょうか。


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高岡駅から10分ほどのところにある
大佛寺の「高岡大仏」
高さ約16メートル、青銅製の阿弥陀如来坐像で
日本三大佛のひとつ(ほかは奈良、鎌倉)
に数えられます。
( ̄▽ ̄)ダイブツ
高岡大仏は1221年(鎌倉時代の承久3年)
源義勝によって二上山の麓に建立された
約4.8mの木造大仏がはじまり。
その後は幾度もの焼失に見舞われて
現在の大仏さまは1933年(昭和8年)に再建された
4代目だそうです。
( ̄。 ̄)ヘー

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そんな大仏さまをかたどった
“大仏焼き”を
3時のおやつにいただきます。
(´▽`*)オヤツ♪
高岡大仏の特徴である円光背
(えんこうはい・背中の輪っか)も
ちゃんと再現されています。
焼きたてが香ばしくて美味しい。
(゚д゚)ウマー!


GWにふらっと(?)出かけた鉄旅。
晴れ予報をみて、思い立ったが吉日 ε=┌(*゚д゚)┘イクゼ!・・・と、そうウマくはいかず、初日の大糸線では運悪く撮影時に日が翳られてしまうし、翌日にトキ鉄の413系を撮ろうとするも宿を確保できずに断念 "o(-ω-;*)ウゥム…。なんだか流れの悪さを感じる展開でしたが、宿に空きがあったことで向かった高岡には、城端線と氷見線の両線で国鉄型気動車のキハ40系が今なお健在 ε-(°ω°*)キハ!。水鏡を狙った城端線ではわずかな微風に気を揉み (`・v・´;)ドキドキ、海景色を望む氷見線では雲の流れに翻弄されたけど (´・д・`;)ハラハラ…、どちらの路線でもどうにか願っていたような好条件に恵まれて、結果的に水鏡も海景色も満足のいく成果を残すことができました ε-(´∇`*)ホッ。また、連休前に慌ただしかった仕事の疲れも、たくさんの列車に揺られたことでいい気分転換となったように思います ヨカッタ♪(*⌒∇⌒*)ヨカッタ♪。
ただ、鉄旅の行程としてはあまり捻りがなく、城端線では“リベンジ”などという言葉を使ったけど、4年前に高岡を訪れたときのものをなぞるような形となってしまい、ちょっと面白味に欠けたことも否めません σ(・∀・`)ウーン…。やはり事前にしっかりと計画を立てて、それに合った宿泊施設もちゃんと確保すべきだと、そんな当たり前のことを反省した旅でした ヾ(_ _*)ハンセイ・・・。


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北陸新幹線が発着する新高岡は
高岡から城端線でひと駅。
ここで乗る城端ゆきの下り列車は・・・
ハットリくん(ラッピング)
キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
▲22.5.3 城端線 高岡

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高岡からわずか4分で新高岡。
当駅は北陸新幹線の金沢延伸とともに
2015年に開業しました。
勝手に今風(?)とすれば
「シン・タカオカ」?
(゚∀゚)アヒャ☆
▲22.5.3 城端線 新高岡

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新高岡のホームに入ってきたE7系は
北陸新幹線の「はくたか」。
当駅は速達タイプの「かがやき」は通過し、
「はくたか」と「つるぎ」のみが停車します。
▲22.5.3 北陸新幹線 新高岡


高岡1643-(城端347D)-新高岡1647~1705-(北陸新幹線 はくたか527号)-東京2000



城端線・・・キハ40系 撮影記 [鉄道写真撮影記]

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2022.05.03 城端線
鏡の中のタラコ!?
国鉄型気動車キハ40系 撮影
 
 
GWの鉄旅、前回からの続きです。

事前に細かな行動計画などを立てていたわけでなく、「今日から数日は晴れる」という天気予報を見て、ふらふらっと出かけた鉄旅(鉄道旅)...(((o*・ω・)o。
とりあえず都内から中央本線を下って甲信地方へ向かってみると、快晴の青空のもとにそびえる南アルプスの山々八ヶ岳連山が車窓にクッキリと映し出されており (゚∀゚)オッ!、これはその先に控える北アルプスの眺望にも期待が高まるところですが (*゚v゚*)ワクワク♪、松本で乗り継いだ大糸線(おおいとせん)から見る北アルプスには雲がかかっていて、あまりスッキリとしません σ(・ω・`)ウーン…。途中下車して特急「あずさ」や普通列車などを沿線で撮ってみたものの【◎】]ω・)パチャ、その結果は“日光の手前”(今市=イマイチね)"o(-ω-;*)ウゥム…。
豊かな自然のなかをのんびりと進む大糸線の車窓風景には“乗り鉄”として気分が癒されたけど (´ー`)マターリ、望んでいたような絵(写真)が撮れずに“撮り鉄”としては不完全燃焼だった私は (≡"≡;*)モヤモヤ…、大糸線の列車が終点の糸魚川(いといがわ)に到着したあと、さらに別の路線へ向かうこととします (*`・ω・´)-3フンス!。


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新潟県の西部に位置する糸魚川は
北陸新幹線、大糸線、
えちごトキめき鉄道 日本海ひすいライン
(元・北陸本線)
の各列車が発着する鉄路の要衝。
(・o・*)ホホゥ
前回はアルプス口(南口)からの
駅舎をご覧いただきましたが、
こちらは日本海口(北口)から見た駅舎。
糸魚川は良質なヒスイ(翡翠)の産地として知られ、
駅の横にはそれを紹介、販売する観光案内施設、
「ヒスイ王国館」が併設されています。
(゚ー゚*)オーコク…
▲22.5.2 えちごトキめき鉄道 糸魚川

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そんな糸魚川から次に乗るのは、
路線名に“ひすい”が付けられた、
えちごトキめき鉄道・日本海ひすいライン。
ET122形の普通列車は
単行(一両)のディーゼルカーです。
イーティー((Θ)_(Θ)σ
▲22.5.2 えちごトキめき鉄道 糸魚川


糸魚川から私が次に乗るのは、元・北陸本線を引き継いだ、新潟県の第三セクター鉄道(三セク鉄道)「えちごトキめき鉄道(トキ鉄)・日本海ひすいライン」 (゚ー゚*)トキテツ。
国鉄時代に製造された古い車両、いわゆる“国鉄型車両”が好きな私が当線を訪れたなら、おそらく次の目的は“アレ”かと予想される人もいらっしゃるでしょう ( ̄  ̄*)アレ。


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その路線名どおり日本海沿いを進む
日本海ひすいラインの普通列車。
車窓に海景色が広がります。
(´▽`*)ウミ♪
▲22.5.2 えちごトキめき鉄道 青海-親不知
(車窓から)


トキ鉄ではJRから譲渡された国鉄型車両の413系(クハ455形を含む)を、「観光急行」(速達性を求める急行列車でなく、おもに鉄道好きをターゲットとした観光列車)として土休日を中心に運行しており、マニア(鉄ちゃん)の注目を集める存在となっています (*゚∀゚)=3ハァハァ!。私も昨年の秋に撮影へ訪れて、日本海ひすいラインの沿線で海をバックに当列車を撮りました (^_[◎]oパチリ。
そこで今回は、前回の訪問時に行けなかったもうひとつのトキ鉄の路線、「妙高はねうまライン」(元・信越本線)のほうで、妙高山を背景に413系の急行列車(当該区間は快速列車だけど)を撮ろうかと画策し σ(゚・゚*)ンー…、今日は当線沿線で新潟県上越市の直江津(なおえつ)や高田(たかだ)、新井(あらい)あたりに宿泊して、明日の撮影に備えよう (・∀・)イイネ
・・・と、考えたのですが、駄菓子菓子(だがしかし)ネットで宿泊施設の空室検索をするも []o(・_・*)ドレドレ、その界隈はどこも満室、満室、満室で、まったく部屋に空きがありません ( ̄△ ̄;)エッ…。ええっ!?これは一体どういうことだ・・・って、そりゃGWまっただ中の当日予約ですから、当然といえば当然か (。A。)アヒャ☆。糸魚川で一時間近くもスマホで検索し続けたけど空室は見つけられず、仕方なく今旅でトキ鉄の急行を撮るのは断念 (・ε・`)チェ。

んじゃ、ほかにどこか、私の趣向に合った“撮り鉄”が楽しめる路線の沿線で、宿泊施設に今夜の空きがあり(できればリーズナブルだと嬉しい)、なおかつ今いる糸魚川から手軽に移動ができる、そんな都合のよい適当な場所がないかしらん? σ(・∀・`)ウーン…。
その結果、私が糸魚川から乗った日本海ひすいラインは、上越とは逆の西のほうへ向かう、泊(とまり)ゆきの上り普通列車でした コッチ…((((o* ̄-)o。


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泊でトキ鉄から乗り継いだのは、
同じく三セク路線のあいの風とやま鉄道。
高岡ゆき普通列車は521系です。
(゚ー゚*)アイテツ
▲22.5.2 あいの風とやま鉄道 泊

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あいの風とやま鉄道の車窓からは
天候条件がよければ
立山連峰の山々が望めるのですが、
やはり今日はこんな感じで雲が多く、
スッキリとしません。
(≡"≡;*)モヤモヤ…
▲22.5.2 あいの風とやま鉄道 西入善-生地
(車窓から)

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滑川のあたりではタイミングよく、
富山のローカル私鉄、
富山地方鉄道の列車と並走。
(゚ー゚*)チテツ
“雷鳥色”と呼ばれるオリジナルカラーの
14760形がシブいっ。
(≧∀≦)シブイ
▲22.5.2 あいの風とやま鉄道 滑川-水橋
(車窓から)

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富山操車場跡地の再開発として
今年の3月に開業したばかりの新駅、
「新富山口(しんとやまぐち)」。
場所は違うけど“富山口”というと
ライトレールへの移行に伴って廃止された、
元・JR富山港線の駅を思い出します。
σ(゚・゚*)ンー…
▲22.5.2 あいの風とやま鉄道 新富山口
(車窓から)

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高岡に到着。
あいの風とやま鉄道はこの先、
石川との県境である
倶利伽羅(くりから)までが路線区間ですが
(倶利伽羅から先はIRいしかわ鉄道の区間)、
この列車は高岡止まりです。
(・ω・)トーチャコ
▲22.5.2 あいの風とやま鉄道 高岡


新潟と富山の県境に近い泊でさらに、やはり元・北陸本線だった富山県の三セク鉄道、「あいの風とやま鉄道」の高岡(たかおか)ゆきに乗り継いで、夕暮れ時の富山平野を西進 ...(((o*・ω・)o。県都の富山を通り過ぎて、私は高岡へとやってきました (゚ー゚*)タカオカサキ。
糸魚川から普通列車で二時間弱、何かとわがままな(?)条件をクリアしたこの地で、今宵は宿泊します。ちなみに富山のホテルはほとんど満室でしたが(料金がすんごくお高いお部屋には空きがあったけど)、ここ高岡ではリーズナブルなビジネスホテル(素泊まり4,200円)の一室を確保することができました ε-(´∇`*)ホッ。
高岡は日本海の海の幸など食べ物は美味しいし、私の趣向に合った“撮り鉄”の拠点としても、なかなかいいチョイスじゃないっすか (・∀・)イイネ。


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富山県第二の都市、高岡市。
その中心駅となる高岡は
近年に大規模なリニューアルが施され、
きれいな橋上駅舎となりました。
なお、北陸新幹線は当駅に乗り入れず、
隣駅の新高岡に発着します。
▲22.5.2 あいの風とやま鉄道 高岡


糸魚川1657-(トキ鉄ひすいライン1646D)-泊1729~1731-(あい鉄568M)-高岡1843


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無事に宿泊地として落ち着いた高岡にて、
ホタルイカや白えびといった富山名物や、
旬のタケノコなどを摘まみながら一杯。
カンパイ♪(〃゚∇゚)ノC凵☆
贅沢にも二人前の刺身盛りを
ひとりでいただいちゃいました。
富山といえばやっぱりブリがウマいっ!
ブリ(゚д゚)ウマー!




5月3日(火・祝)

高岡で迎えた旅の二日目 ('-'*)オハヨ。
起き抜けに見たテレビの天気予報によると、今日の富山は「おおむね晴れるでしょう」とのこと (゚∀゚)オッ!。
富山県にいて晴れると聞いたら気になるのが、高岡の街から見て東のほうにそびえたつ、雄大な立山連峰の山々 (゚ー゚*)タテヤマ。はたしてその見え具合はどうか、さっそくホテルをチェックアウトして駅へと向かい ...(((o*・ω・)o、見晴らしのよいコンコースの窓から望んでみたのですが・・・(「゚ー゚)ドレドレ


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高岡駅のコンコースには
東側に大きな窓が備えられており、
条件がよければ立山連峰が望めます
駄菓子菓子(だがしかし)、
今日の立山は雲隠れ・・・。


う〜ん、上空は晴れているものの、立山連峰には雲がべったりとまとわりついていて、山脈はほとんど見えません (≡”≡;*)ミエナイ。昨日の大糸線からの北アルプスといい、今旅の私はあまり“山運”にツキがないようですね (・ε・`)チェ。
それでも、せめて天気は予報通りに晴れることを願って、きっぷ(普通乗車券)を片手に高岡の改札を入ります (*・ω・)つ[キップ] 。ホームでは“カラカラカラ・・・”というアイドル音を鳴らして、この車両が発車を待っていました ( ̄  ̄*)カラカラ。


0012.jpg
うっすらとした朝日を浴びて
高岡のホームにて待機する、
タラコ色の国鉄型ディーゼルカー。
(゚ー゚*)タラコ
▲22.5.3 城端線 高岡


タラちゃん、イタ━━━━m9( ゚∀゚)━━━━ッ!
高岡は昨日の私がここまで乗ってきた、三セク路線のあいの風とやま鉄道(あい鉄)のほか、JRの城端線(じょうはなせん)と氷見線(ひみせん)が発着します (・o・*)ホホゥ(また、駅の北側(古城公園口)に隣接した高岡駅停留所には、路面電車の万葉線(まんようせん)も発着)。
JRの両線はどちらも非電化のローカル線(地方交通線)で、運行にはディーゼルカー(気動車)が使われるのですが (゚ー゚*)キハ、ここでは今なお昭和の国鉄時代に製造された、国鉄型気動車のキハ40系列(キハ40形やキハ47形)が定期の普通列車として現役を続けており、ふだん使いの沿線利用者は古臭ささを感じているかもしれないけど ( ̄д ̄)ボロイ、私のようなオールドファンにとっては嬉しいところ (*゚∀゚)=3ハァハァ!。


0013.jpg
いかにも国鉄型気動車らしい
昔ながらのボックスシートが並ぶ
キハ47形の車内。
朝イチの下り列車は乗客が私一人で
貸し切り状態です。
(・ω・)ポツン


高岡から南進して内陸のほうへ向かう城端線と、北進して日本海のほうへ向かう氷見線。それぞれに違った魅力のある両線のうち、今回の私が選んだのは城端線でした コッチ…((((o* ̄-)o。
本日の下り初発列車となる城端ゆき普通列車(321D)は、定刻の5時27分にディーゼルエンジンを震わせて高岡を発車 (/*´∀`)o レッツラゴー♪。


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高岡を出た城端線の列車はすぐに、
国宝で知られる瑞龍寺の真裏を通ります。
(・o・*)ホホゥ
車窓からそのお堂がチラリとでも
見えるかと意識していたのですが、
木々に阻まれてよく分かりませんですた。
( ̄  ̄;)ミエナイ
▲22.5.3 城端線 高岡-新高岡(車窓から)


城端線は高岡を起点に、北陸新幹線と接続する新高岡や、全国屈指のチューリップの産地として有名な砺波(となみ)などを経て、五箇山のふもとに位置する南砺市(なんとし)の城端へといたる、29.9キロのローカル線 (゚ー゚*)ジョーハナセソ。
世界遺産である白川郷・五箇山の合掌造り集落へのアクセスとして(城端で路線バスに接続)、また「となみチューリップフェア」の開催時期(毎年GW)には、観光客の利用も見られますが、基本的に通勤通学などの地域輸送が主体の路線です。


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チューリップの栽培で有名な砺波。
毎年GWには市内のチューリップ公園にて
「となみチューリップフェア」が開催され、
300品種300万本の色鮮やかなチューリップが
会場となる公園に咲きそろうそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲22.5.3 城端線 砺波(車窓から)


散居村(さんきょそん=広大な農地に民家が点々と散らばっている集落の形態)で知られる、砺波平野の田園風景のなかを淡々と走る城端線は、日本海沿いの氷見線に比べてちょっと地味な印象を受けますが ( ̄ω ̄ )ジミコ、田植えが始まる今の時期は田んぼにぴしっと水が張られていて、朝日を受けた水田が鏡のようにキラキラと輝いています (゚∀゚)オッ!。
私が氷見線でなく、城端線のほうを選んだ狙いはまさにそれ (゚ー゚*)ソレ?。


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沿線にのどかな田園風景が広がる
城端線の車窓。
お、田んぼに水が張られていますね。
(゚∀゚)オッ!
▲22.5.3 城端線 高義-福野(車窓から)


拙ブログに長くお付き合いいただいている方のなかにはひょっとしたら、高岡に宿泊して朝イチの城端線に乗るという今回の行程には、既視感があるかもしれません σ(゚・゚*)ンー…。というのも実は、いまから4年前の2018年のGWにも私は高岡を訪れ、朝から城端線の列車を撮影しています。
そして今回と同時期だったその時も、沿線各所の田んぼには水がきれいに張られていて、私は田んぼの水面に列車の姿を反射させて撮るという、いわゆる“水鏡”を狙ってみたのですが (^_[◎]oパチリ、時間的に三回(列車三本)あった撮影チャンスのうち、二回は風が吹いて水面が滲み (´д`;)アウ…、一回はかろうじて水鏡に列車が映り込んだものの、「忍者ハットリくん」のラッピングが施された車両でした ( ̄  ̄;)ニンニン…。


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これは今から4年前の同時期にトライした、
田んぼの水鏡に姿を映す城端線のキハ40系。
かろうじて車体が分かる程度には
水面に反射しているけど、
二両編成のうち、後ろ(左)の一両は
「忍者ハットリくん」ラッピングでした。
なお、これは作者が高岡市の出身にちなんだもの。
ニンニン(@・д・@)/-=≡(((卍 シュッ!!
▲18.4.30 城端線 城端-越中山田


個人的に「ハットリくん」は別にキライじゃないけど、でも国鉄型好きの“撮り鉄”としてみればやはり、キハ40系列の標準色である朱色(朱色5号・首都圏色)、通称「タラコ」色のほうがローカル線の素朴な風景にマッチして望ましい σ(・∀・`)ウーン…。
東京に住む私にとって、富山の城端線は気軽に行けるような距離ではなく、当線の水鏡を積極的に撮り直したいとまでは思っていなかったけど、今旅では新潟の上越で宿が取れずにトキ鉄の急行の撮影を諦め、ほかのプランを思案してたどり着いた高岡 σ(゚・゚*)タカオカ…。これは4年前のリベンジを果たすのに、絶好の機会ではありませんか (*゚ロ゚)ハッ!。しかも今の私が乗っている城端ゆきの下り列車は、二両編成のどちらもタラコ色のキハ47形で、この編成の折り返しとなる上り列車を狙えば間違いなくタラコ色を撮ることができます タ~ラコ~♪(・o・*)タ~ラコ~♪。
そこで私は4年前と同様、駅の近くに広大な田園風景がひろがる、越中山田(えっちゅうやまだ)で列車を降りました (・ω・)トーチャコ。


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高岡からキハに揺られて50分。
終点の城端のひとつ手前に位置する
越中山田で下車。
エッチュー(゚ー゚*)ヤマダ
ホーム上に待合室があるだけの無人駅
・・・ですが、
おや?4年前と比べてみたら
待合室が新しく建て直されていますね。
*.+(0゚・∀・)オニュー+.*
▲22.5.3 城端線 越中山田


高岡0527-(城端321D)-越中山田0618


0018.jpg
前に来たときと同じ道を歩いて
撮影ポイントへ向かいます。
...(((o*・ω・)o
あれからもう4年も経ったのか・・・
同じところに再訪すると、
月日の流れがはやく感じるものですよね。
とくに歳を重ねると。
(´ω`)シミジミ

0019.jpg
やってきたのはこんなところ。
(「゚ー゚)ドレドレ
広い田園地帯を横断するように
城端線の線路が敷かれているのですが・・・
パッと見、設備が簡素な非電化路線だと、
どこに線路があるのか分かりませんね(笑)
<(゚-゚=)キョロキョロ(=゚-゚)ゞ
ひとつ先の田んぼの畝には
お一人の先客がいらっしゃいました。
んじゃ、私は手前の田んぼで撮ろう。


駅から撮影ポイントまでは徒歩で15分程度の近い距離 ...(((o*・ω・)o。4年前の記憶を頼りに歩いたら、すんなりと目的地に着くことができました (・ω・)トーチャコ。
4月の末だった前回より今回は数日ほど遅いので、もう田植えが済んじゃっているかな?とも思いましたが σ(゚・゚*)ンー…、線路脇の田んぼにまだ苗はなく、水が張られただけの状態。これは水鏡を狙うのに好都合です (・∀・)イイネ。あとはその水面が風で滲まないことを願うだけですが、いまのところ断続的に吹く微風で水面がわずかに揺れているものの、どうにか風景を反射させた“水鏡”が見られています (゚∀゚*)オオッ!。
昨日の大糸線では列車が来る直前に日が翳り、さらには風が吹いて水田の水鏡がぼやけてしまい (´д`;)アウ、なんともしょっぱい結果になってしまったけど、はたして今回はどうか (`・v・´;)ドキドキ。

「テクマクマヤコン、テクマクマヤコン(わかる人にはわかる鏡のおまじないw)、水田よタラコを映す鏡になぁれ」 エイッ!(∩'∀')⊃━☆゜.*。


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田植え前のひと時だけ見られる鏡のなかに
朝日を浴びた二連のタラコが収まります。
写真右側の先頭が片運転台のキハ47形、
後方が両運転台のキハ40形。
(326D)
▲22.5.3 城端線 城端-越中山田


水鏡でタラコが撮れました〜!ヽ(´▽`*)ノワ〜イ♪
合掌造りの里として知られる五箇山のほうにそびえたつ、三方山(さんぽうやま)や袴腰山(はかまごしやま)の端正な山容とともに、鏡と化した水田に姿を落とすキハ40系の普通列車 (゚ー゚*)キハ。城端線らしいのどかな山里の風景にタラコ色の車体が映えて、いい雰囲気じゃないですか (・∀・)イイネ。通過の直前に流れ雲が日差しを遮り、昨日のこともあって一瞬ヒヤリとさせられましたが (-“-;)ムムッ、列車が現れたときには雲が抜けて、きれいに日が当たってくれました ε-(´∇`*)ホッ。
惜しくも微風がおさまらずに少しぼやっとしている水鏡、このくらい列車の姿が反射していれば個人的には許容範囲だけど σ(゚・゚*)ンー…、もうちょい風がおさまることを期待して、次の列車も同様に狙ってみましょうか d( ̄  ̄*)モウイッチョ。日中の運転間隔はおおむね一時間〜一時間半に一本の城端線ですが、朝の通勤・通学時間帯の今は30分間隔で列車がやってきます。


0022.jpg
この列車も一本前と同じ
二連のタラコ(キハ40系)ですが、
今度は片運転台のキハ47形同士を
背中合わせで組成しています。
(8328D)
その列車の背景に見える山は、
写真の右が三方山(標高1,142m)で
左が袴腰山(同1,165m)。
特徴的な台形の山容をした袴腰山は
袴の腰にあたる部分の
「袴腰(はかまごし)」に似ていることから
その名が付けられたそうです。
( ̄。 ̄)ヘー
▲22.5.3 城端線 城端-越中山田


お!さっきよりも少しだけ水鏡がハッキリした・・・か!? (゚∀゚)オッ!
いや、希望的な錯覚ではなく、水面に映ったほうの列車の足回り(車輪や台車などの床下機器)をみると、あきらかに一本目(の列車)より二本目のほうがいい状態で映り込んでいます (・∀・)イイネ。いいじゃん、いいじゃん、これぞ“水鏡”の面白さ。ここまできたら、さらに30分後に逆方向から来る下り列車(327D)も狙ってみよう (/*´∀`)o ツギイッテミヨー。
一本目より二本目がよかったので、きっと三本目はもっとよくなる・・・なんて、期待しちゃうけど ((o(´∀`)o))ワクワク♪、あくまでも風という自然現象が相手なので、粘ったからと言って必ずしもいい結果が得られるわけでなく、列車が通過するタイミングで風が吹くか止むかはまさに運次第 (-`ω´-*)ウム。そしてこういう場合、得てして「やっぱりさっきのほうがよかったか・・・(・∀・`)」となりがちなのですが、さあ、どうなるか σ(゚・゚*)ンー…。


0023.jpg
タタン、タタン・・・と
リズミカルなジョイント音を里山に響かせて、
軽快に駆けてゆく単行のキハ40形。
鏡のなかの列車もいっしょに並走します。
▲22.5.3 城端線 城端-越中山田
(後追い)


おおおおお!タラコがクッキリ!(ノ゚Д゚)ノ オオオオォォォォォォ━━━!!
ほとんど滲みのない鏡となった水田には、向こうの世界(?)のキハ40形や背景の山々がきれいに浮かび上がりました (☆∀☆)クキーリ!。今度はたった一両の単行列車というのも、先の二本とはまた違った趣があって、いいじゃないですか (o ̄∇ ̄o)タンコロ。この情景におさまった単行列車は、個人的にけっこう好きかも (・∀・)イイネ。
同じ場所から同じアングルで、同じような列車ばかりを、飽きもせずに撮り続けた一時間半 ( ̄▽ ̄;)オンナジ…、これはもう自己満足以外の何ものでもないけれど ヒャヒャヒャ(゚∀゚≡゚∀゚)ヒャヒャヒャ、よく見ればたまたま三列車とも編成の組成がそれぞれ異なるのがマニア的に興味深いし (*・`o´・*)ホ─、三度目の正直・・・というか、どんどん状況がよくなってくれた水鏡は、たとえ同じ画でも撮っていて楽しいものがありました (^_[◎]oパチリ。


0024.jpg
城端へ向かって走り去ってゆくキハ40形。
日に照らされて鮮やかに発色したタラコは、
単行でも存在感が抜群です。
▲22.5.3 城端線 城端-越中山田
(後追い)


三本目の列車がここまでクッキリと水鏡に映ってくれたのですから、さすがにもうじゅうぶん満足 (+`゚∀´)=b OK牧場!。さらにしつこく粘ったら、鏡の世界に引きずり込まれそう(?)なので ( ̄ ̄;)コワイヨ…、これにて撮影は終了です (´w`*)ドツカレサン。
あぜ道で農作業の準備をされていた地主さんに軽くお礼を言って (*'∀'*)アリガ㌧、越中山田の駅に戻ります。


0025.jpg
越中山田のホームに入ってきた
高岡ゆき上り列車は
三本目に撮影した単行のキハ40形が
城端から折り返してきたもの。
▲22.5.3 城端線 越中山田


GWの当日予約でもホテルの部屋に空きがあった高岡に泊まったことで、4年ぶりに撮影へ訪れてみた城端線 (*´∀`)ノ゙オヒサ。
いい条件で撮ることができた水鏡に映るタラコ色のキハ40系は、図らずも4年前のリベンジを果たせただけでなく (*`・ω・´)リベンジ!、昨日の大糸線であまりいい結果が残せなかった今旅においても大きな収穫で、その成果(水鏡のタラコ)自体が嬉しかったのはもちろんのこと、旅に出たことが無意味でなかったという安堵感を覚えるものがありました  ε-(´∀`*)ホッ。これによって旅の気分にも少し余裕がうまれるように思います。
んじゃ、次はどこへ行こっかな・・・ここまで来たらやっぱ、“あの路線”も? σ(゚・゚*)ンー…


0026.jpg
国鉄型キハの乗り心地を味わって、
朝スタートした高岡へと帰ってきました。
(=゚ω゚)ノ゙タライマ
往時を偲ばせる長いホームに
単行列車がぽつん。

▲22.5.3 城端線 高岡


越中山田0841-(城端330D)-高岡0931


GWの鉄旅、次回に続きます ニンニン(@・д・@)/-=≡(((卍 シュッ!!。


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